JPS6338830Y2 - - Google Patents

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JPS6338830Y2
JPS6338830Y2 JP10302083U JP10302083U JPS6338830Y2 JP S6338830 Y2 JPS6338830 Y2 JP S6338830Y2 JP 10302083 U JP10302083 U JP 10302083U JP 10302083 U JP10302083 U JP 10302083U JP S6338830 Y2 JPS6338830 Y2 JP S6338830Y2
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JP
Japan
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cover
cutout
handle
brushing
toothbrush
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JP10302083U
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JPS6010534U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は歯ブラシに関し、歯のブラツシングにか
けた時間を簡単に知りうるようにして、歯のブラ
ツシングを十分に行えるようにした歯ブラシに関
する。
〔従来の技術〕
歯ブラシによる歯のブラツシング時間は歯ブラ
シの使用者の判断のみできめられているが、歯の
各部を十分にブラツシングするためにはある程度
の時間ブラツシングすることを要する。しかし、
実際のブラツシングにおいては、その時間が短か
いために、ブラツシングが不十分になることが多
いのが現状である。このような問題を解決するた
めに、歯ブラシのハンドルの一部に熱硬化型の液
晶を埋め込み状に取り付け、それを使用者の体温
で変色または退色させることで、ブラツシングに
かけた時間を客観的に判断することができる歯ブ
ラシの開発が提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、この歯ブラシには液晶インキと称さ
れるものを用いるのであるが、液晶インキはマイ
クロカプセル化された液晶を使用したものである
から加圧に弱く、したがつて、液晶インキを歯ブ
ラシのハンドルに取付ける際に、先ず成形された
歯ブラシのハンドル表面の一部に液晶インキを塗
布し、塗布後のハンドルを再度成形金型に内装す
るとともに液晶インキが塗布された部分の表面に
透明若しくは半透明の合成樹脂製のカバーを高圧
をかけて成形するという手順をとると、カバーの
成形時の高圧で、カプセル化された液晶が破損す
るなどの問題が生じる。したがつて、従来は液晶
インキを塗布した部分の表面に形成するカバーを
予め他の成形金型を用いて別体成形しておき、こ
れを接着剤等を用いてハンドルに取付ける等して
おり、このために多くの手間を必要としているの
が現状である。又、上記歯ブラシで知りうるブラ
ツシング時間は、単にブラツシング時間が一定時
間に達したか否かを知り得るのみであり、ブラツ
シング時間の長短の程度を段階的に知ることはで
きないという難点もある。
〔問題点を解決する為の手段〕
本案はかかる現況に鑑みてなされたものであ
り、ブラツシング時間の認識が可能な歯ブラシで
あつて、且つ製造も容易な歯ブラシを提供するこ
とを目的とし、加えて、ブラツシング時間の長短
の程度をも段階的に知ることができる歯ブラシを
提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本案では熱を感
知する物質として加圧に弱い液晶インキを使用せ
ず、加圧に強い熱変色性樹脂を用い、且つ熱変色
性樹脂の上に取付ける透明若しくは半透明の合成
樹脂製のカバーとしては、その厚さをハンドルの
厚さ方向において変化させたものを用いた。
このような本案歯ブラシの要旨は、合成樹脂製
などのハンドル本体の表面部に欠除部を形成し、
該欠除部には透明若しくは半透明の合成樹脂製等
であつて欠除部に適合した形状のカバー部が固着
され、且つカバー部の厚さはハンドル本体の厚さ
方向において変化させてあり、前記欠除部表面と
カバー部内面間には熱変色性樹脂層を介在させた
ことを要旨とする。
(作用) このような構成の歯ブラシを用いて、ブラツシ
ングを行えば、ハンドル本体を握つた掌の体温が
徐々にカバー部を介して熱変色性樹脂に伝達され
て熱変色性樹脂は変色するので、ブラツシング時
間を視覚的に把握することができる。しかもカバ
ー部はハンドルの厚さ方向にその厚さを変化させ
ているから、ブラツシング時間の長短を段階的に
知ることもできる。又、本案では熱感知体として
加圧に強い熱変色性樹脂を用いている為、ハンド
ル本体に形成された欠除部表面に熱変色性樹脂を
取付けた後、その上にカバー部を高圧下で直接成
形することができ、製造工程を簡易にできる。
〔実施例〕
次に本案の歯ブラシを図面の実施例について説
明すると、1は棒状に形成された合成樹脂製のハ
ンドルである。これは棒状のハンドル本体2に、
該ハンドル本体2の長さ方向両側に欠除部3を設
け、該欠除部3に透明若しくは半透明の合成樹脂
製のカバー部4を取付け、欠除部3表面とカバー
部4内面との間に熱変色性樹脂7を介在させた構
成としている。そしてカバー部4はハンドル1の
厚さ方向においてその厚さを変化させることによ
りブラツシング時の掌からの体温の伝達時間に差
をもたせている。5はハンドル1の一端に連続し
て形成された植毛部で、これに合成繊維などから
なる毛6が立植されている。
欠除部3の態様としては他のものも採用でき
る。例えば、第2図の例では、棒状の本体2の四
隅部のそれぞれに階段状に形成し、又第3図の例
では第2図と同様に棒状の本体2の四隅部にそれ
ぞれに形成しているが、この例では欠除部3の表
面はそれぞれ直線状に形成している。そして、各
欠除部3に設けられたカバー部4は透明または半
透明の合成樹脂から形成され、かつカバー部4の
厚さは、ハンドルの周囲方向において変化を与え
ている。第2〜3図における各カバー部4の厚み
は、その両端が薄く、中央部が肉厚になつている
が、この構成については任意で、厚さの薄い部分
と厚い部分とが存在すればよい。
第4図は更に他の例で、ハンドル1の巾方向の
中央部に、断面円弧状の欠除部3が形成され、該
欠除部3に、両端部が薄く且つ中央部を厚く形成
したカバー部4を充填状に取りつけている。
欠除部3とカバー部4の相対した面間に介在さ
せられた熱変色性樹脂層7としては液状の熱変色
性樹脂を塗布するか、あるいは印刷するか、また
は熱変色性樹脂製のテープなどを貼布したものな
どが採用できる。そして、この熱変色性樹脂は、
加熱されることで、ある色であつたものが無色に
なつたり、ある色から他の色に変色するもので、
温度が低下すると元の色に復帰する。したがつ
て、熱変色性樹脂層7は人の体温またはその近く
の温度で変色し、それ以下の温度、例えば気温で
は変色しないように温度設定されたものが使用さ
れている。
本案の歯ブラシは例えば次のようにして作成さ
れる。
先る金型内で欠除部3を有するハンドル本体2
を成形し、成形されたハンドル本体2を金型内か
ら取り出すとともに、該ハンドル本体2の欠除部
3表面に熱変色性樹脂層7を固着し、次いでハン
ドル本体2を再度成形用金型内に内装して、欠除
部3に間に熱変色性樹脂層7を介在させた状態で
透明若しくは半透明の合成樹脂製のカバー4を高
圧下で圧入成形するものである。しかし、あらか
じめ成形したカバー部4を欠除部3に接着剤等で
固着してもよい。カバー部4は透明または半透明
であるから、それを介して樹脂層7の色を見るこ
とが可能である。
尚、欠除部3をこの例ではハンドル1のほぼ全
長にわたつて形成しているが、ハンドル1におい
て手で握られる部分のみに成形することもでき
る。
本歯ブラシは、その使用については、公知の歯
ブラシと同じで、そのハンドル1を手で握つて使
用する。そしてブラツシングをしている間に、手
で握られたハンドル1の部分が手の熱で加熱され
るから、ある程度の時間ブラツシングを継続する
と、カバー部4の温度が体温に近い温度になり、
その熱で熱変色性樹脂層7が加熱され、その温度
が変色の設定温度に達すると有色であつた樹脂層
7が無色になつたり、または他の色に変化するこ
とにより時間が経過したことを表わす。したがつ
て、ブラツシングが終り、カバー4を介して樹脂
層7を見た場合に、その色の変化が少なかつたと
きは、ハンドル1を握つていた時間、換言すれ
ば、ブラツシングの時間が短かかつたために、熱
変色性樹脂層7の加熱が不十分であつたと判断で
き、又逆に、樹脂層7の変色が十分であつた場合
は、ブラツシング時間が長かつたために、樹脂層
7が十分に加熱されたと判断できる。このよう
に、熱変色性樹脂層7の色の変化で、ブラツシン
グをした時間を視覚的に確認することが可能であ
る。
したがつて、カバー部7の厚みを適宜調整して
ブラツシング時にカバー部7を介して伝達される
体温で熱変色性樹脂層7が変色するのに要する時
間と、歯の全部位をブラツシングするのに要する
時間とをほぼ一致させておけば、樹脂層7の変色
の状態を見るだけでブラツシング時間が不十分で
あつたか、ほぼ十分であつたかを容易に認識する
ことができる。
しかも、本案は、カバー4の厚さが、ハンドル
1の周囲方向において変えてあるから、カバー4
の薄肉部分の加熱が早く進み、厚肉部分の加熱が
遅れるから、樹脂層7の変色状態もカバー4の厚
さに応じて異なる。したがつて、樹脂層7の変色
の状態に応じて、例えば、ブラツシング時間が短
かい、ほぼ十分、十分であるなどと、ブラツシン
グをした時間をより細かく段階的に表示すること
が可能で、使用者は樹脂層7の変色状態により、
自分のブラツシングをより明瞭に判断することが
できる。
特に第2図の例のように欠除部3の表面を階段
状となし、カバー部4も欠除部3の表面に対応さ
せて内面を階段状に成形して、その厚さを変えて
おけば、カバー4の厚さの差による温度上昇の差
には比較的明瞭な差が生じ、熱変色性樹脂層7の
変色状態も欠除部3の各段部において明瞭な差が
生じるから、時間経過の長短をどの段部までが変
色したかによつて詳しく知ることができ、ブラツ
シング時間の長短の判断がより容易となる。
そして本案の熱変色性樹脂層7は加圧などによ
つてもその性状に変化は生じないから、前記のよ
うに合成樹脂カバー4の固着を、それの成形と同
時に行うことが可能で、カバー4の成形と固着の
能率をよくしうる、とともに、カバー4と樹脂層
7の全面を確実に密着させることができるから、
カバーを別体成形して重ねて置いた場合に比し、
樹脂層7の色をより鮮明に表示でき、それに装飾
をも兼ねさせることが可能であるから、商品価値
の向上にも寄与しうる。
〔考案の効果〕
本考案にかかる歯ブラシは、以上のような構成
としたので、ブラツシングに要した時間を熱変色
性樹脂の変色状態を見ることで容易に知ることが
できる。しかもカバー部はハンドルの厚さ方向に
その厚さを変化させているから、ブラツシング時
間の長短を段階的に知ることも可能である。又、
熱感知体として加圧に強に熱変色性樹脂を用いて
いる為、歯ブラシの製造に際しては、ハンドル本
体に形成された欠除部表面に熱変色性樹脂を取付
けた後、その上にカバー部を高圧下で直接成形す
ることができ、製造工程を簡易にできる為、本歯
ブラシを安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の実施例を示し、第1図は正面図、
第2図、第3図、第4図はそれぞれ異なつた例の
断面図、第5図は要部の拡大断面図である。 1:ハンドル、2:ハンドル本体、3:欠除
部、4:カバー部、7:熱変色性樹脂層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 合成樹脂製などのハンドル本体の表面部に欠
    除部が形成され、該欠除部には透明若しくは半
    透明の合成樹脂製等であつて欠除部に適合した
    形状のカバー部が固着され、且つカバー部の厚
    さはハンドル本体の厚さ方向において変化させ
    てあり、前記欠除部表面とカバー部内面間には
    熱変色性樹脂層が介在させられた歯ブラシ。 (2) 欠除部表面とそれと相対したカバー部の内面
    が階段状になつている実用新案登録請求の範囲
    第1項の歯ブラシ。
JP10302083U 1983-07-01 1983-07-01 歯ブラシ Granted JPS6010534U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10302083U JPS6010534U (ja) 1983-07-01 1983-07-01 歯ブラシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10302083U JPS6010534U (ja) 1983-07-01 1983-07-01 歯ブラシ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6010534U JPS6010534U (ja) 1985-01-24
JPS6338830Y2 true JPS6338830Y2 (ja) 1988-10-13

Family

ID=30242555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10302083U Granted JPS6010534U (ja) 1983-07-01 1983-07-01 歯ブラシ

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JP (1) JPS6010534U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH088654Y2 (ja) * 1987-06-11 1996-03-13 鐘紡株式会社 歯ブラシ
JP4632608B2 (ja) * 2001-11-28 2011-02-16 花王株式会社 歯ブラシの製造方法
JP5736734B2 (ja) * 2010-11-09 2015-06-17 サンスター株式会社 歯ブラシ
EP3164036A1 (en) * 2014-07-02 2017-05-10 Modern Packaging LLC Overmolded cutlery articles

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6010534U (ja) 1985-01-24

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