JPS6336074Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野、従来の技術 特願昭59−52932（特開昭60−195245号）に示す
如き構造物の接合素地調整材料は、布地の様な材
料に素地調整液を塗布又は含浸させるのである
が、この種方法及び材料は世上に知られてはいな
い。従つて本考案の如き浸透均らし具もまた本考
案者は世に知られているという事を知らない。即
ち本考案はこの種繊維質布地に浸み込ませた材料
素地調整液をむらのない様に均一に分布させる為
の道具である。

(ロ) 考案が解決しようとする問題点 上述に於て布地に浸み込ませた液の分布に斑が
あつては接合が不充分となるので簡単に迅速に平
均化しなければならない。

(ハ) 問題解決の手段 上記の平均化を図る為に、平行な線材部間に挾
みしごく事により、部分的に片寄つた液の部分を
押し漬しつつ移動させ液の少い部分へ押しやり均
一化を達成する。

(ニ) 実施例及び作用 ６は調整材料で布地の如きものに調整液を含ま
せたものである。含ませるために塗布又は含浸さ
せるが、部分的に斑がある。そこで本考案具の柄
部５を握り、調整材料６の一端を片手に持ち、線
部１，１間の隙間２に開口端３から調整材料６を
挾み込み一方へ移動させる様にしてしごけば、液
の片寄りは均一化される。４，４は線部１，１の
対向端をハ字状に拡げて開口させた先端である。

(ホ) 効果 従つて本考案を用いる事により素地調整材料の
液は平均化が容易であり且つ迅速であるし、この
材料を鋼材面に貼付して鋼材面の接合部分の摩擦
抵抗を増加させるに当り、均一に作用し抵抗面積
を増大させる効果があり、特に粘度の高い調整液
の場合に均一化に大なる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例の正面図第２図は使用状
態の斜面図である。 １…線部、２…隙間、３…開口端、４…先端、
５…柄部、６…調整材料。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 柄部の先に平行な線部を出しその先端をハ形に
   拡げて成る浸透布均らし具。