JPS6333521B2 - - Google Patents

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JPS6333521B2
JPS6333521B2 JP9496782A JP9496782A JPS6333521B2 JP S6333521 B2 JPS6333521 B2 JP S6333521B2 JP 9496782 A JP9496782 A JP 9496782A JP 9496782 A JP9496782 A JP 9496782A JP S6333521 B2 JPS6333521 B2 JP S6333521B2
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JP
Japan
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rail
axial force
sensor
track
temperature
Prior art date
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Expired
Application number
JP9496782A
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English (en)
Other versions
JPS58213903A (ja
Inventor
Osao Saegusa
Hitoshi Ieda
Yoichi Yamamoto
Tooru Sugyama
Makoto Ito
Satoru Kishimoto
Kensaku Takahashi
Masayuki Ito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Hitachi Ltd
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute, Hitachi Ltd, Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Railway Technical Research Institute
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は磁気異方性センサを用いてレールの
内部応力を測定するレール軸力検出装置に関する
ものである。
鉄道線路を構成する軌道の構造は、第1図aに
示すような路盤1、道床2、枕木3およびレール
4を主体として構成されている。レール4は通常
25M長のものが継目板5を用い所定の空隙6を設
けて締結されている。
このような構造の軌道の力学状態は枕木3とレ
ール4による構造物の強度に、路盤1に対して道
床抵抗が組合されたものであつて、列車が与える
動荷重に耐えて力学的平衡を保つているものであ
る。
さて、軌道、殊にレールの温度変化は外気温の
それを上廻る場合があり、これによる軌道の力学
的平衡への影響には大きいものがある。すなわ
ち、レールは温度変化により伸縮力が生ずるが、
枕木、道床などにより伸縮が自由でないので、内
部応力として潜在する。しかしこれが軌道抵抗な
どに打勝つときは、継目部のボルトの折損、レー
ル自身の切断ないしはレールと枕木による構造物
の横すべり現象が発生する。これがいわゆる線路
の座屈現象であり、これらはいづれも重大な列車
事故の原因となるものである。
軌道の力学的平衡状態を最適とするために、温
度25℃を標準として軌道整備設定が行なわれてい
る。すなわち、該温度においてレール4を所定の
位置におき、空隙6を規定値として、レール4が
枕木3に固定されるものである。この場合気温が
25℃に満たないときはレールを加熱して25℃とし
た上で上述の設定作業がなされる。
しかしながら、このように設定された軌道であ
つても、路盤1、道床2などの変化により軌道の
力学的状態に変動を来すことがあり、これに上記
の温度変化が重なるときレール軸力の異常状態が
発生するわけである。さらに最近においては、電
気運転のための電車電流によるレールの温度上昇
が上記応力発生の一因として取上げられる状況に
ある。
列車の安全運転の基礎として軌道の安定のた
め、レール軸力を測定し軌道の力学的平衡状態を
把握することが望まれる所以である。これに対し
て、軌道応力を検出する手段として次に述べる手
方が考えられる。
磁性体に外力を加えると、該磁性体の磁気特性
が変化するが、その際方向によつて磁気特性(例
えば磁気抵抗)が異なるいわゆる磁気異方性が伴
なうことはすでによく知られている。最近この磁
気異方性を検出するセンサ(以下単に異方性セン
サという)が開発されている。第2図aはこの異
方性センサ7の構造を示すもので2個のU字コア
8a,8bにそれぞれ励振コイルE1,E2および
検出コイルD1,D2を巻き、第2図bに示すよう
に前記励磁コイルE1,E2を結線する。このよう
な異方性センサ7を磁気異方性を有する磁性体9
に接近させて、軸Cのまわりに回転するときは、
検出コイルD1,D2の両端の検出電圧νdは、第2
図cのパタンを描く。第2図cにおいて軸Aは異
方性磁界の磁化容易軸(概ね外力の方向と一致す
る)である。
さて、外力すなわち内部応力による磁気異方性
の程度は、応力の大きさにより変るものであるか
ら、したがつて検出電圧νdも変化するわけであ
り、第2図cに示した検出電圧νdのパタンは応力
の大きさに応じて、実線から点線へと相似的に変
化する。
一方、前記したように外気温または電車電流に
より、レール内部に生じた応力(レール軸力)も
また磁気異方性の程度を変化させるものであるか
ら、逆三段論法により、異方性センサによる検出
電圧値の変化量より、レールに生じた応力を推定
できる可能性がある。上記発明の要点は実にその
点にあり、予め現地軌道について標準設定状態に
おけるレールについて、異方性センサによる検出
電圧を測定して特性を承知しておき、後刻必要に
より検出電圧およびレール温度を測定して、軌道
応力の平衡性ないしその当否を判定する方式を構
成しているものである。
しかしながら、上記手方においては各軌道の標
準状態に対して、検出電圧νdを予め測定すること
が必要であり、その根本理由はレール毎に若干異
なる残留応力(レール製造時の外力の残留分)が
存在するからである。したがつて、各レールにつ
いて標準状態に対する検出電圧νdを測定すること
が必要となるが、これは実行上難点となる可能性
が大きい。
そこで、残留応力に無関係に温度変化による磁
気異方性の程度ないしは状態変化を捉えて、内部
応力の値を推定することが問題を解く鍵である。
この発明は上記した軌道応力を測定する手方を
一歩進めて、信頼性がより大きく、実用上より効
率的な異方性センサを用いたレール軸力検出装置
を提供することを目的とするものである。
第3図a〜dはこの発明のレール軸力検測装置
を実施する端緒となつたレールに外力を加えた場
合の異方性センサの検出電圧の位相特性を示すも
ので第3図aにおいて、レール4はその軸を鉛直
方向として荷重試験機10にかける。異方性セン
サ7を例えば第3図bに示すように、レール4の
側面に接着する。なお、第3図cに示すように励
振コイルE1,E2の面と、磁化容易軸A(圧力の方
向と一致するものとする)とがなす角θを0゜より
180゜に亘つて変化し、なお圧力Pをパラメータと
して変える。
このような実験によりえられた角度θに対する
検出電圧値のデータグラフの1例が第3図dであ
る。図において重要な点は、θ=0゜においてはP
の値に拘らず、同一の電圧νd0から出発するが、
Pの増加により、θ=90゜付近の電圧νd=0の点
のθは慚次大きくなる。すなわち、νdの零点を与
えるθの値が推移することが見られる。この位相
推移量Δθは第3図cに示すように、圧縮力Pに
対してほぼ直線的である。
上述した位相推移の事実は新しい知見であつ
て、同一種類のレールに限り、測定点をレール表
面上の一定位置に限れば、多くのレールについて
大凡の標準特性が見出しうる。そこで、そのよう
な標準特性を予め作成しておけば、任意のレール
の位相特性を測定することにより、内部応力値が
推定できる。ただし温度條件を考慮に入れるこ
と、レール種類毎に行なうなどが必要であること
は勿論である。
この発明は上述したところに根拠をおき、検出
電圧の位相特性を測定し、レールの内部応力を算
出出力せんとするものである。
第4図a,bはこの発明によるレール軸力検出
装置に用いるレール軸力検出センサ11の実施例
における構造並びにレール4への取付手段を説明
するもので、レール軸力検出センサ11の内部に
は、第2図a,bで示した異方性センサ7が軸C
を中心に360゜回転自由の状態で組込まれており、
かつその回転角度θは第4図bに示したポテンシ
ヨメータ12が異方性センサ7に直結されてい
て、角度θの情報信号が端子13より出力できる
ものである。レール軸力検出センサ11、温度計
14はともに取付板15に図示のように配設さ
れ、取付板15は例えば蝶ねぢ16または適当な
取付装置でレール4の特定の位置に固着される。
第5図はこの発明によるレール軸力検出装置の
全体ブロツク構成の実施例で、前記異方性センサ
7の検出電圧νdは同期検波器17において同期整
流されて、直流の検出電圧νdとなる。異方性セン
サ7の回転により角θが0〜360゜に亘り変化する
と、電圧Vdは擬SIN曲線を描き、4個の零点を
示す。零点検出器19は電圧Vd=0のとき、零
点パルスを発生してシフトレジスタ21をシフト
する。一方、回転角θの値はポテンシヨメータ1
2から連続してアナログ量で出力されており、
A/D回路20を経て前記シフトレジスタ21
に、上記零点パルス毎に取込まれる。前記したシ
フトレジスタ21の出力側に接続されている減算
器22により、相隣れる零点間のθの値が計算さ
れる。これより90゜を差引けば位相推移量Δθがえ
られる。ただしθ=0〜360゜のうちにΔθの値は
4個えられるので、演算回路23において、これ
ら4個のデータの絶対値平均を計算する。次に、
予めレールの実測により定めた応力P対位相推移
量Δθの換算テーブルにより、上記Δθに対応する
応力Pを出力するものである。この場合、上記4
個のデータのうちの最初のデータの符号の正、負
に応じて応力Pが、それぞれ圧縮力または引張力
である旨を記憶演算回路23で判定し出力する。
なお、温度計14よりの温度情報により、上記応
力値は温度換算回路24において25℃の値に換算
される。
以上の説明より明らかなように、この発明によ
るレール軸力検出装置は、稼動中の任意のレール
に適用することができ、外気温度変化ないしは電
車電流に基因するレールの応力の増加量を簡易な
取扱いで検出測定できるものであり、レールの破
損、軌道の座屈現象などの重大事故を未然に防止
するために利用することができ、その効果は極め
て顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は軌道構造図、第2図a,b,cは磁気
異方性センサの構造、結線および特性図、第3図
a,b,cはレールに磁気異方性センサを適用し
た試験方法の説明図、第3図d,eは試験データ
を示す図、第4図a,bはこの発明によるレール
軸力検出センサの一実施例における構造およびレ
ールへの取付図、第5図はこの発明によるレール
軸力検出装置の一実施例における全体ブロツク系
統図を示す。 1……路盤、2……道床、3……枕木、4……
レール、5……継目板、6……空隙、7……異方
性センサ、8……コア、9……磁性体、10……
荷重試験機、11……レール軸力検出センサ、1
2……ポテンシヨメータ、13……端子、14…
…温度計、15……取付板、16……蝶ねぢ、1
7……同期検波器、18……発振器、19……零
点検出器、20……A/D回路、21……シフト
レジスタ、22……減算器、23……記憶演算回
路、24……温度換算回路、25……D/A回
路、26……表示記録器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 軌道を構成しているレールの表面に接着して
    0゜〜360゜の範囲に回転できかつ該回転角度を示す
    情報信号を出力できる磁気異方性センサを有する
    レール軸力検出センサと、該磁気異方性センサの
    検出信号の角度θに対する零点を検出してその点
    の角度の位相推移量を算出できる零点検出器とシ
    フトレジスタおよび減算器よりなる信号処理回路
    と、上記レール軸力検出センサが有する温度計と
    を備え前記温度計によりえられるレール温度信号
    により温度補正されたレール軸力の値を出力でき
    るようにしたことを特徴とするレール軸力検出装
    置。
JP9496782A 1982-06-04 1982-06-04 レ−ル軸力検出装置 Granted JPS58213903A (ja)

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JP9496782A JPS58213903A (ja) 1982-06-04 1982-06-04 レ−ル軸力検出装置

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JP9496782A JPS58213903A (ja) 1982-06-04 1982-06-04 レ−ル軸力検出装置

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JPS58213903A JPS58213903A (ja) 1983-12-13
JPS6333521B2 true JPS6333521B2 (ja) 1988-07-06

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2849038B2 (ja) * 1994-04-08 1999-01-20 新日本製鐵株式会社 レール軸力測定方法および軸力測定可能なレール
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JPS58213903A (ja) 1983-12-13

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