JPS633328Y2 - - Google Patents

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JPS633328Y2
JPS633328Y2 JP1981042586U JP4258681U JPS633328Y2 JP S633328 Y2 JPS633328 Y2 JP S633328Y2 JP 1981042586 U JP1981042586 U JP 1981042586U JP 4258681 U JP4258681 U JP 4258681U JP S633328 Y2 JPS633328 Y2 JP S633328Y2
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JP
Japan
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vehicle
compression
resistant material
seat
door
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JP1981042586U
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JPS57154547U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車用側面衝突時の乗員保護装
置に関する。
従来、自動車用側面衝突時の乗員保護装置とし
ては、例えば、実開昭48−83519号公報に示され
た考案がある。この考案は、第1図および第2図
に示すように、ドア1の内面に車室内に突出する
緩衝材2を設け、車両側面衝突時に緩衝材2によ
つてドア1の乗員への当たりを柔らかくしてい
る。しかしながら、この考案では、側方荷重によ
りドア1が変形して緩衝材2がシートクツシヨン
3およびシートバツク4に当たつても弾性変形し
てしまうため、緩衝材2によつてドア1を支えて
車室内への侵入を防止することはできなかつた。
そのため、側面衝突によりドア等の車体パネルが
変形して車室内へ侵入してきたときに、乗員の生
存空間を充分に確保することができないという問
題点があつた。
本考案は上記のような問題点に着目してなされ
たもので、ドア等の車体パネルの車室内側に突出
するように固着された耐圧縮材と、シートフレー
ム等車室内の乗員近傍に配置された強度部材と、
前記耐圧縮材の車室内側に面する側を覆う衝撃吸
収部材とより構成され、前記耐圧縮材は前記車室
内の強度部材と隣接する位置に配設されていて、
側面衝突時には耐圧縮材がシートフレーム等車室
内の強度部材に当接して側方衝撃荷重をこのシー
トフレームを介して車体フロアに伝達させて、車
体パネルの変形による車室内への侵入を防止して
乗員の生存空間を充分に確保するとともに、衝撃
吸収材により乗員への当たりを柔らかくできるよ
うにした自動車用側面衝突時の乗員保護装置を提
供することを目的とする。
以下図面に基づいて本考案を説明する。
第3図および第4図は本考案の第1の実施例を
示し、図において、1が自動車の車体パネルたる
ドア、2がこのドア1の内側すなわちインナパネ
ル1aに固着された緩衝部材、3がシートスライ
ド5,5により車体フロア6上に前後摺動可能に
装着されたシートクツシヨン、4がリクライニン
グデバイス7を介して上記シートクツシヨン3に
回動可能に取り付けられたシートバツクである。
そして、3aがシートクツシヨンフレーム、4a
がシートバツクフレーム、7がシートクツシヨン
フレーム3aに対してシートバツクフレームを回
動可能に取り付けたリクライニングデバイスであ
つて、この実施例ではシートクツシヨンフレーム
3a、シートバツクフレーム4aおよびリクライ
ニングデバイス7によつてシートフレームFが構
成されている。
一方、2aはドアインナパネル1aの車室内側
に突出するように固着された断面チヤンネル状の
剛性の高い耐圧縮材、2bは耐圧縮材2aの車室
内側に面する側を覆う衝撃吸収材で、耐圧縮材2
aと衝撃吸収材2bとにより緩衝部材2が構成さ
れており、衝撃吸収材2bは弾性の大きな材料を
用いると共に、第3図および第4図に示すよう
に、乗員と隣接する部分を厚く形成してあるか
ら、衝突の反動により、乗員が車体パネルの内側
に向かつて動かされても安全である。耐圧縮材2
aはこの実施例ではシートクツシヨンフレーム3
aとシートバツクフレーム4aの接合部付近に隣
接して配設されている。なお、上記耐圧縮材2a
は、シートSをスライドさせた場合を考慮して第
4図のごとく車体前後方向に長く形成してある。
次に上記のごとく構成された本考案乗員保護装
置の作用を説明する。車が側面より衝突される
と、その衝撃力によつてドア1が変形され、緩衝
部材2が車室内に侵入する。すると、耐圧縮材2
aがシートクツシヨンフレーム3aとシートバツ
クフレーム4aの接合部付近に当接し、衝撃荷重
の一部がシートフレームFに入力され、シートス
ライド5,5を介して車体フロア6に分散して伝
達されて、受け止められる。このように、本考案
乗員保護装置によれば、シートフフレームFと車
体フロア6とによつて、側面からの衝撃荷重を支
えることになるので、ドア1の侵入を阻止して乗
員の生存空間を確保できるのである。すなわち、
従来は第5図に示すように、ドア1がLという距
離だけ車室内に侵入したときにシートフレーム等
に当接されて荷重を受けていたが、本考案ではl
という短い距離だけドア1が侵入すると耐圧縮材
2aがシートフレーム3a,4aに当接するの
で、ドアの車室内への侵入量を軽減することがで
きる。
第7図は、車両の側面衝突時に、耐圧縮材2a
がシートフレームFと当接し、それ以上のドア1
の変形を阻止するため、車体パネルの車室内側と
乗員との間に、乗員の生存空間として斜線を施し
た部分が確保されること示す。
次に、第6図は本考案の他の実施例を示すもの
で、この実施例では、シートバツクフレーム4a
の上部に対向して、車体パネルたるセンタピラー
10に、衝撃吸収材2b内に耐圧縮材2aを内蔵
させてなる緩衝部材2を装着し、側面荷重をシー
トバツクフレーム4aで受けて、車体フロア6へ
伝達させるように構成してある。
以上説明したごとく本考案による自動車用側面
衝突時の乗員保護装置は、ドア等の車体パネルの
車室内側に突出するように固着された耐圧縮材
と、シートフレーム等車室内の乗員近傍に配置さ
れた強度部材と、前記耐圧縮材の車室内側に面す
る側を覆う衝撃吸収部材とより構成され、前記耐
圧縮材は前記車室内の強度部材と隣接する位置に
配設されているので、次に列記する効果を有す
る。
側面衝突時にその衝撃荷重は、ドアパネルの
内側に固着された耐圧縮材から、隣接したシー
トフレーム等車室内の強度部材に伝えられ、更
にシートフレームから車体フロアに分散して伝
達されるので、受け止めることができる。
ドアパネルの内側に耐圧縮材を固着し、衝撃
荷重を耐圧縮材で受けてシートフレームに伝え
るようにしたので、ドアパネルの補強になると
共に、衝撃荷重を確実にシートフレームの所定
の個所へ伝えることができる。
耐圧縮材は車室内側に突出するように固着さ
れ、耐圧縮材とシートフレームは隣接している
ので、ドアパネルが少し変形しただけで耐圧縮
材がシートフレームに当接するので、これ以上
のドアパネルの車室内への侵入を防止できるた
め、乗員の充分な生存空間を確保することがで
きる。
衝突の反動により、乗員が車体パネルの内側
に向かつて動かされても、車体パネルの内側に
は緩衝部材が配設されているので、安全であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動車用側面衝突時の乗員保護
装置を示す斜視図、第2図はその要部断面正面
図、第3図は本考案の一実施例を示す要部断面正
面図、第4図はその要部断面平面図、第5図は要
部拡大断面図、第6図は他の実施例を示す要部断
面正面図、第7図は側面衝突時に、車体パネルの
車室内側と乗員との間に確保される乗員の生存空
間を示す図である。 1……ドア、2……緩衝部材、2a……耐圧縮
材、2b……衝撃吸収材、3a……シートクツシ
ヨンフレーム、4a……シートバツクフレーム、
5……シートスライド、6……車体フロア、10
……センタピラー、F……シートフレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車の車体パネルの車室内側に突出するよう
    に固着された耐圧縮材と、シートフレーム等車室
    内の乗員近傍に配置された強度部材と、前記耐圧
    縮材の車室内側に面する側を覆う衝撃吸収部材と
    より構成され、前記耐圧縮材は前記車室内の強度
    部材と隣接する位置に配設されていることを特徴
    とする自動車用側面衝突時の乗員保護装置。
JP1981042586U 1981-03-26 1981-03-26 Expired JPS633328Y2 (ja)

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JP1981042586U JPS633328Y2 (ja) 1981-03-26 1981-03-26

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JP1981042586U JPS633328Y2 (ja) 1981-03-26 1981-03-26

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JPS57154547U JPS57154547U (ja) 1982-09-28
JPS633328Y2 true JPS633328Y2 (ja) 1988-01-27

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ID=29839614

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005254872A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Toyota Boshoku Corp 車輌用安全構造
JP5066738B2 (ja) * 2007-04-26 2012-11-07 トヨタ自動車東日本株式会社 自動車の衝撃吸収構造

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JPS53128817A (en) * 1977-04-14 1978-11-10 Volvo Ab Impact protector system of each side panel for automobile
JPS53147323A (en) * 1977-05-27 1978-12-22 Daimler Benz Ag Side frame protector of automobile

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JPS57154547U (ja) 1982-09-28

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