JPS6332272A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPS6332272A
JPS6332272A JP17538186A JP17538186A JPS6332272A JP S6332272 A JPS6332272 A JP S6332272A JP 17538186 A JP17538186 A JP 17538186A JP 17538186 A JP17538186 A JP 17538186A JP S6332272 A JPS6332272 A JP S6332272A
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浩 宮本
木沢 敏浩
三根 博史
孝之 杉本
信雄 鈴木
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は冷凍装置に関するもので、特に循環冷媒量の
ガス欠状態を判別する機能を有する冷凍装置に関する。
(従来の技術) 循環冷媒量のガス欠状態の判定に関する従来例としては
、例えば本出願人の先の出願(特願昭60−40741
号)を挙げることができる。この装置について、本願発
明の実施例である第2図に基づいて説明すると、この装
置は図のように、1台の室外ユニットXに複数台の室内
ユニットA−Dを接続した構成のもので、各室内熱交換
器18は、流側支管15・・15とガス側支管17・・
17との間に接続されている。また第1液管10と第2
液管12との間には、受液器11が介設されているが、
この受液器11は、キャピラリーチューブ21及び配管
20を介して圧縮tJ311の吸込配管4に接続されて
いる。なお上記第1液管10には第1電動膨張弁13が
、また各流側支管15・・15には第2電動膨張弁16
・・16がそれぞれ介設されている。また上記配管20
には第1温度センサー31が、また圧縮tillの吸込
配管4には第2温度セン+−32が、さらにガス側支管
17には第4温度センサー34がそれぞれ取着されてい
る。
上記第1温度センサー31は、低圧ガス冷媒の圧力相当
飽和温度T1を検出するためのものである。
そして上記した装置においては、冷房運転時には、蒸発
器となる室内熱交換器18・・18の出口での蒸発冷媒
の温度を上記第4温度センサー34にて検出すると共に
、この検出温度T4と上記第1温度センサー31の検出
温度T1とから蒸発冷媒の過熱度を求め、この過熱度が
基準過熱度に近づくように各第2電動膨張弁16・・1
6の開度制御を行なうのである。一方、暖房運転時には
、上記第2温度センサー32での検出温度T2と、上記
第1温度センサー31での検出温度T1とから過熱度を
求め、上記同様に第1電動膨張弁13の開度制御を行な
う。そして、基準過熱度よりも検出される過熱度の方が
大きい場合には、各電動膨張弁】6、j3は、流通冷媒
量を増加させるために開側に作動されるが、この開側作
動を継続していっても検出される過熱度が低下せず、各
電動膨張弁16.13において、設定上限開度以上の状
態が一定時間継続した場合には、異常乾き判定、さらに
はガス欠と判断して、異常信号を出力するようになされ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記装置においては、各電動膨張弁16.1
3を初期開度に初期設定して運転開始し、その後に逐次
過熱度を求めて上記電動膨張弁16.13の開度制御を
行なうときに、−回当りの追加開度に制限を設けている
ので、例えば装置停止中に冷媒配管からの漏れが生じて
おり、このことにより多量のガス欠状態となっているよ
うな場合には、このガス欠状態に応する前記設定上限開
度に達する迄に長時間を要し、加えてその状態が一定時
間経過後にガス欠判別がなされるので、この間に圧縮機
のコイル焼損等のトラブルが発生するという問題点があ
った。さらに、液管10.12中の冷媒が液化されない
状態、或いは液化が不充分であるような多大のガス欠状
態の場合には、第1温度センサー31では圧力相当飽和
温度としての温度を検出できなくなり、したがって、過
熱度検出による上記開度制御がなし得なくなるので、ガ
ス欠状態の異常検出ができな(なるという問題がある。
また、一般には圧縮機の吐出配管に付設しである温度セ
ンサー30は、このようなガス欠状態における圧縮機内
の異常昇温の防止をも目的として設けられているもので
あるが、この温度検出に当たっては、圧縮機内で発生す
る熱量を内部循環する冷媒によって吐出配管に伝達する
というように冷媒からの熱伝達による圧縮機内部と吐出
配管との温度相関を前提としているものであり、したが
って、循環冷媒量が大幅に減少し、上記温度相関が得ら
れなくなるような、多大なガス欠状態、特に、起動時よ
り多大なガス欠状態となっている場合には、これを自動
検出することができないという問題を有していた。
この発明は上記従来の問題点を解決するためになされた
ものであって、大幅なガス欠状態が生じた場合にもこれ
を判別して、未然に圧縮機のコイル焼損等のトラブルの
発生を防止し得る冷凍装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの発明の冷凍装置は、第1図に示すように、利
用側熱交換器18例の要求負荷に応じた圧縮能力で能力
制御される圧縮機1を有する冷凍装置であって、上記圧
縮機1への入力量を検出する入力量検出手段48と、圧
縮能力に応じた基準入力量を予め記憶する記憶手段52
と、上記において検出した入力量が圧縮能力に応じた基
準入力量以下である状態が所定時間継続したときに、循
環冷媒量をガス欠状態と判定する判定手段50と、上記
判定手段50の出力を受けて異常信号を出力する異常信
号出力手段51とを設けている。
(作用) 上記装置においては、要求される圧縮能力を与えるよう
に駆動される圧縮機1において、正常作動時の流通冷媒
に対して、必要とされる圧縮仕事に見合う入力量を含ん
だ正常時の合計入力量をもとに設定した基準入力量が、
予め記憶手段52に記憶されている。一方、ガス欠時に
おいては、上記と同一の圧縮能力を与えるように駆動さ
れる圧縮機1において、正常時より少量の流通冷媒量に
対する圧縮仕事に要する入力量は正常時よりも小さくな
る。そこで、実際の運転時の入力量と基準入力量とを比
較することにより、ガス欠状態の判別が可能である。特
に、上記においては、ガス欠状態が過大である程、正常
入力量とガス欠時の入力量との差が大きくなり、したが
って、完全ガス欠状態であっても判別が可能となる性格
のものである。そこで、入力量検出手段4Bと、上記検
出入力量と基準入力量とを比較・判定する判定手段50
と異常信号出力手段51とを設けることにより、特に過
大なガス欠状態においても自動検出が可能となり、圧縮
機1のコイル焼損等のトラブルの発生を防止することが
できる。
(実施例) 次にこの発明の冷凍装置について、空気調和機を例にし
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず第2図には、4台の室内ユニットを備えたマルチ型
式の空気調和機の冷媒回路図を示すが、図において、X
は室外ユニットを、A−Dは第1〜第4室内ユニツトを
それぞれ示している。上記室外ユニットXは、圧縮機1
を有しているが、この圧縮機1はインバータ2によって
能力制御されるものであって、その吐出配管3と吸込配
管4とは、四路切換弁5に接続されている。上記四路切
換弁5には、第1ガス管6と第2ガス管7とがそれぞれ
接続され、第2ガス管7には室外熱交換器8が接続され
ている。なお上記室外熱交換器8には室外ファン9が付
設されている。また上記室外熱交換器8には、第1液管
10、受液器11、第2液管12が順次接続されており
、上記第1液管10には第1電動膨張弁13が介設され
ている。
上記第2液管12はヘッダー14に接続されているが、
このヘッダー14からは複数の、図の場合には4本の流
側支管15・・15が分岐しており、各流側支管15・
・15にはそれぞれ第2電動膨張弁16・・16が介設
されている。一方上記第1ガス管6からも上記に対応し
て4本のガス側支管17・・17が分岐しており、上記
各支管15.17の間に、利用側熱交換器となる室内熱
交換器18・・18が接続されている。なお各室内熱交
換器18には室内ファン19が付設され、両者18.1
9によって室内ユニットA−Dが構成されている。また
上記受液器11と、上記圧縮機1の吸込配管4との間は
、配管20によって接続され、この配管20にはキャピ
ラリーチューブ21が介設されている。なお同図におい
て、22はガス閉鎖弁、23は液閉鎖弁、24.25は
マフラー、26はアキュームレータをそれぞれ示してい
る。
上記空気調和機においては、図中実線矢印で示すように
、圧縮機1から吐出された冷媒を、凝縮器となる室外熱
交換器8から蒸発器となる室内熱交換器18・・18へ
と回流させることによって冷房運転を行ない、これとは
逆に圧縮機1から吐出された冷媒を、凝縮器となる室内
熱交換器18から蒸発器となる室外熱交換器8へと回流
させることによって暖房運転を行なうのである(図中破
線矢印)。
そして上記冷媒回路においては、上記キャピラリーチュ
ーブ21の出口側の位置に、第1温度センサー31が取
着されているが、この第1温度センサー31は、低圧ガ
ス冷媒の圧力相当飽和温度T1を検出するためのもので
ある。また圧縮機1の吸込配管4には、第2温度センサ
ー32が、一方上記各液側支管15・・15には第3温
度センサー33・・33が、さらに上記各ガス側支管1
6・・16には第4温度センサー34・・34が、また
圧縮tJ311の吐出配管3には第5温度センサー30
がそれぞれ取着されているが、これら各温度センサーの
機能については後述する。
第3図には上記空気調和機の制御系のブロック図を示す
。図のように室外ユニソ)Xは室外制御装置35を、ま
た各室内ユニソ)A−Dは室内制御装置36をそれぞれ
有している。上記室内制御装置36には、運転スイッチ
37と室内サーモ38とがそれぞれ接続されており、室
内制御装置3Gから室外制御装置35に対して次の3つ
の信号、すなわち■運転スイッチ37がONであり、か
つ室温が設定温度に達していないときに発せられる運転
指令信号、■検出室温と設定温度との温度差に対応する
ΔT倍信号■機種コード信号がそれぞれ出力されるよう
になっている。
一方上記室外制御装置35は、上記運転指令のある室内
ユニソ)A−Dの合計負荷容量値ΣSを把握する負荷容
量値把握部39と、運転指令のある室内ユニットA−D
のΔT倍信号積算してΣΔTを求める温度差検出部40
と、上記ΣSとΣΔTとに基づいて運転周波数指令信号
を発する周波数制御部41と、この指令信号を受けて、
圧縮機1の駆動モータ1aが接続されているインバータ
2を制御するインバータ制御部43とを有している。
また上記室外制御装置35はさらに、上記第1〜第4温
度センサー31〜34の検出温度に基づいて第1及び第
2電動膨張弁13.16・・16の開度を制御する弁制
御部42を有している。さらに、上記室外制御装置35
は、後述するように、流通冷媒量のガス欠状態を判別す
る機能を有する流通冷媒状態判別部46と吐出管温度監
視部47と判定部50とを有している。
上記構成の制御回路において、初めに圧縮機1の圧縮能
力、すなわちインバータ周波数の制御について説明する
上記室外制御装置35においては上記のように、各室内
制御装置36・・36から出力される機種コード信号に
基づき、負荷容量把握部39にて、運転指令のある室内
ユニッ)A−Dの合計負荷容量ΣSを把握するようなさ
れているが、それは以下のような手順によって行なわれ
ている。まず室内制御装置36・・36から出力される
機種コード信号は、各室内熱交換器18例の容量に対応
して定められたものであって、例えば2240kcal
/ hの容量に対してはrooo Jのコードが、28
00kcal/hにはroll Jが、3550kca
l/ hにはrolo Jが、また4500kcal 
/ hにはroll Jというようにそれぞれ定められ
ており、これらコードが各室内ユニットA−D毎に記憶
されている。また負荷容量把握部39においては、記憶
部44に、上記機種コードに対応した負荷容量値Sが記
憶されている。コ(7)負荷容量値Sは、容量2240
kcal/ h (tJM種コードrooo J )を
基準値「1」とし、2800kcal/h(機種コード
r001 J )をrl、25Jに、3550kcal
/ h (機種コードro10 J )をrl、5 J
に、4500kcal/ h (機種コードroll 
J )を「2」としてそれぞれ設定したものであって、
負荷容量把握回路45においては、運転指令のある室内
ユニットA−D毎に上記負荷容量値Sを読出すと共に、
これらの合計ΣSを演算するのである。
上記室外制御装置35においては、上記のように運転指
令のある室内ユニットA−Dの合計負荷容量値ΣSが把
握される訳であるが、これと室内号−モ38による室温
と設定温度との差に対応した信号ΣΔTとに基づいて周
波数制御部41により圧縮機1の周波数が制御される。
すなわち、上記ΣSとΣΔTとに対応した初期設定周波
数を記憶しておき、運転開始時、運転部屋数増加時には
上記初期設定周波数での運転を行なうと共に、所定時間
経過後はΣΔTに基づいて、P制御、PID制御等によ
って周波数を変更していくのである。
したがって、例えば運転指令のある室内ユニットA−D
の台数が多い場合には、総じて合計負荷容量値ΣSは大
きくなり、このときには高い周波数で圧縮機1を駆動し
、これにより空調能力を増加させて、各室を要求に見合
った能力で同時に空調するのである。
次に上記弁制御部42による上記第1及び第2電動膨張
弁13.16・・16の制御方法につき説明する。まず
冷房運転時には、第1電動膨張弁13を全開に維持する
と共に、各第2電動膨張弁16・・16の開度制御を行
ない、各室内熱交換器18・・18内で蒸発するガス冷
媒の過熱度が略一定になるように制御する。この場合、
上記第1温度センサー31にて検出した低圧相当飽和温
度T1と第4温度センサリ4にて検出した蒸り冷媒i度
T4・・↑4との差、つまり検出過熱度(T4−TI)
と、基準過熱度SHOとの偏差E= (T4−TI)−
SHOに比例する開度P=C−E(Cは正の定数)だけ
各第2電動膨張弁16・・16の開度を増減(P〉0は
開、p<oは閉)する、いわゆるP制御を行なうのであ
る。
一方、暖房運転時には、室外熱交換器8内で蒸発する冷
媒の過熱度を第1電動膨張弁13にてPID制御し、蓋
た各第2電動膨張弁16・・16においては、運転中の
各室内熱交換器18・・18の出口での凝縮冷媒温度を
互いに等しくするような制御(Frl制御という)を行
なう。前者は、第1温度センサー31にて検出した低圧
相当飽和温度T1と、第2温度センサー32にて検出し
た蒸発冷媒温度T2との差、つまり検出過熱度(T2−
 TI ’)を求めると共に、この検出過熱度(T2−
 TI )と基準過熱度5IIOトノ偏差E= (TI
−T1.)−5t(0を所定のサンプリング時間毎に求
め、各サンプリング毎の偏差EO1E1、[!2、・・
・に基づいて、以下の式にて第1電動膨張弁13の開度
を制御する方式のものである。
P =KO−EO+に1・ (EO−El、)+に2・
 (EO−2El + E2)(ただし、KO,Kl、
K2は定数) すなわちP〉0ならばPパルスだけ第1電動膨張弁13
を開弁し、一方p<oならばP(絶対値)パルスだけ閉
弁するような制御を行なうのである。
また各第2電動膨張弁16・・16によるFrl制御は
、各第3温度センサー33・・33で、運転中の室内熱
交換器18・・18の出口での凝縮冷媒温度T3・・T
3を検出すると共に、これら検出温度T3・・T3の平
均温度Tl11を求め、上記各第2電動膨張弁16・・
16の開度を、上記平均温度Tl11と検出温度T3・
・T3との温度差(Tm−73)に比例する量P−D・
(Tm−T3)  (ただし、Dは正の定数)だけ増減
(P〉0は開、P〈0は閉)することによって行なうの
である。
上記のような各電動膨張弁13.16の開度制御信号は
、また、異常湿り運転、又は異常乾き運転を判定する流
通冷媒状態判別部46にも入力されている。そして、例
えば暖房時に第1電動膨張弁13の開度がその設定上限
値以上の状態が20分以上継続した場合、一方冷房時に
は運転室における各第2電動膨張弁16の開度が、同様
に設定上限値以上の状態が20分以上継続した場合には
、これをガス欠状態と判定して、上記流通冷媒状態判別
部46より周波数制御部41に異常信号が入力され、周
波数制御部41より、圧縮機1を停止する信号が出力さ
れるようになされている。
さらに、圧縮機1の吐出配管3に取着されている前記第
5温度センサー30の検出温度信号は、吐出管監視部4
7に入力されており、検出温度が例えば120℃を越え
る場合には、上記吐出管温度監視部47より実状信号が
出力され、この異常信号により、周波数制御部41から
周波数強制低下指令信号、或いはこの処理によっても、
異状信号が解除されない場合には、圧縮機1停止信号が
出力されるようになされている。
上記の流通冷媒状態判別部46によって、液管10.1
2中の流通冷媒が液状にあり、したがっ□て配管20を
通して圧力相当飽和温度の検出が可能な範囲での低度の
ガス欠状態の判別が可能である。また、圧縮機1内を流
通する冷媒によって、圧縮機】内の温度と、吐□出配管
に取着されている第5温度センサー30とで検出される
温度とが、略比例関係を有する範囲での中度のガス欠状
態は、上記吐出管温度監視部47によって自動”検出が
可能である。しかしながら、さらに過大なガス欠状態、
すなわち液管10.12中の流通冷媒状態が液状でなく
なり、したがって圧力相当飽和温度の検出ができず、ま
た、圧縮機1内部の発生熱量を奪ってこれを吐出配管3
へと伝達して、両者の温度相関性を維持し得る流通冷媒
量以下となったようなガス欠状態においては、前記流通
冷媒状態判別部46、吐出管温度監視部47においては
、これを判別することはできなくなる。そこでこの空気
調和機においては、上記過大ガス欠状態においても、こ
れを自動的に検出するために、インバータ2への圧縮機
1駆動用電源ラインにその供給電流値■iを検出するた
めに設けであるカレントトランス(すなわち、入力量検
出手段)48の検出値をA/i)変換器49を介してデ
ィジタル信号に変換し、この信号によりガス欠状態を判
定する判定部(すなわち、判定手段)50と、この判定
部50の出力を受けて異常信号を上記周波数制御部41
に入力する異常信号出力部(すなわち、異常信号出力手
段)51と、圧縮機1の圧縮能力に応じた基準電流値を
予め記憶させた記憶部(すなわち、記憶手段)52とを
設け、第4図のフローチャートに示すような制御を行な
っている。
まず、運転開始後、後述するように、インバータ2への
入力電流値Hが設定値以下の状態の継続時間を計数する
タイマTをリセットしくステップS1)、以下のガス欠
判定ステップを実行する。すなわちステップS2におい
て、入力電流値Ii;t−検出し、次にこの時の、周波
数制御部41からインバータ制御部43へ出力される指
令周波数を読み取る。そして、ステップS4において、
記憶部44より上記指令周波数に対する基準入力電流値
11を読み出すのである。上記記憶部44には、第5図
に示すグラフに基づいて、周波数と下限電流値Ilとの
関係データがデータテーブルとして入力されている。第
5図において、横軸は圧縮機駆動周波数であり、縦軸は
インバータ入力電流値である。
同図で、斜線部は正常運転時の変動範囲を見込んだ正常
動作範囲であり、その中心基準線は0.IF+0.6 
 (A)  (Fは周波数)として設けられている。同
図のように、周波数が大きくなる程、圧縮能力は大とな
り、したがって入力電流も大となる。
ここで、ガス欠が生じている場合には圧縮機での圧縮仕
事が低下し、したがって、消費電力、すなわち、定電圧
駆動時には入力電流値が上記正常時よりも小さくなるこ
ととなり、そこで、上記正常動作範囲より低電流側にガ
ス欠の判定ラインI7!を設けている。この判定ライン
Il!は55)+2を下限判定周波数としており、55
Hz以上で判定をしようとするものである。これは、低
周波数時には正常動作範囲に上記INラインが近接し、
したがって誤判定を生ずる恐れがあるからである。一方
、周波数が大となる程、圧縮機の全消費電力中に、流通
冷媒の圧縮に要する仕事量の割合が増加し、したがって
、入力電流値の差異によるガス欠判定が明確に行なえる
ようになる。そして、圧縮機は利用側熱交換器側からの
要求負荷に見合った周波数制御がなされることから、低
周波数を初期値として運転が開始されたとしても、ガス
欠時には、利用側熱交換器側の要求が満足されず、した
がって周波数を増加させる方向で周波数制御がなされる
こととなる。このことから、誤判定を生し易い低周波側
での判定ラインIlをカントしても、ガス欠時には必然
的に制御周波数は増加していくものであるので、同図の
ような判定範囲の設定により、誤判定を生ずることのな
い確実な判定が可能となる。
上記のような判定ラインIJに基づいて、第4図におけ
るステップS4においては、ステップS3で検出される
その時の指令周波数に対応した基準電流値II!が記憶
部52から読み出されるのである。
そして、その時のインバータ2への入力電流値Ifと上
記rI!とを比較しくステップ55) 、Ifが■lを
越えていれば正常と判断してステップS1に戻り、上記
の監視ステップ82〜S5を継続する。そして、ステッ
プS5でIiがIn以下であればステップS6に移行し
、前記タイマTの計時カウントを開始する。
このタイマTは、上記ガス欠相当の低電流入力状態が一
定時間Tc継続するか否かを判別するために設けられて
おり、例えば運転部屋数追加時等の過渡的な状態変化に
よる一時的な現象をガス欠と判断することを防止するた
めに設けられているものである。上記実施例では、この
Tcは、完全ガス欠時の圧縮機1のコイル焼損に至る時
間を基に、24分の値を設定している。したがって、ス
テップS7において、Tのカウント値がTcを越える迄
はステップS2に戻り、改めてステップS2〜S5のI
tとIJの状態判別が繰り返される。そして、ステップ
S7でタイマTの計時値がTcを越えた場合には、ステ
ップS8に移行し、異常信号出力部51から異常信号が
周波数制御部41に出力され、この信号により圧縮機1
は停止されることとなる。なお、上記低電流入力状態の
継続判定ステップ中において、ItがINを越えた場合
には、入力電流値1iの低下が前述した一時的な過渡現
象と判断してステップS5よりステップS1に移行し、
それ迄のタイマTの計時値をリセットして、改めてガス
欠の監視ステップを実行していくこととなる。
上記のように、圧縮機1の周波数制御運転と共に、第4
図に示したようなインバータ2への入力電流値の監視を
並行して行なっていくことによって、ガス欠状態を判定
することができ、このため圧縮機1のコイル焼損等のト
ラブルの発生を未然に防止することが可能となる。
なお、上記では、インバータ式のマルチ型空気調和機に
て実施した例を示したが、1台の室内ユニットのみを有
する空気調和機や、他の構成の圧縮能力制御方式を有す
る冷凍装置においても実施可能である。また上記実施例
では、圧縮機1への入力量を入力電流値とし、その検出
手段をカレントトランスで構成した例を示したが、その
抽圧縮機の圧縮仕事量に応じて変化する量、例えば入力
電力量や、また電圧制御構成の能力可変圧縮機において
は入力電圧値等を検出する構成とすることも可能であり
、これらの場合には入力電力量や入力電圧値等の入力量
に対応した検出手段を設ける構成とすればよい。
(発明の効果) 以上の説明のように、この発明の冷凍装置では、正常作
動時における冷媒流通量が存在するときに、要求される
圧縮能力を与えるために必要な入力量をもとにした基準
入力量と、実際に検出される入力量とを比較することに
より、検出入力量が基準入力量よりも小さい状態が継続
する場合には、ガス欠状態と判定する判定手段を設けて
いるので、特に過大なガス欠状態が発生する場合におい
ても、これを自動的に検出することが可能となり、圧縮
機のコイル焼損等のトラブルを未然に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の冷凍装置の実施例を示すもので、第1図
は機能系統図、第2図は冷媒回路図、第3図は運転制御
系のブロック図、第4図はガス欠判定のフローチャート
図、第5図はインバータ周波数と入力電流値との関係を
示すグラフである。 1・・・圧縮機、18・・・室内熱交換器(利用側熱交
換器)、48・・・カレントトランス(入力量検出手段
)、50・・・判定部(判定手段)、51・・・異常信
号出力部(異常信号出力手段)、52・・・記憶部(記
憶手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、利用側熱交換器(18)側の要求負荷に応じた圧縮
    能力で能力制御される圧縮機(1)を有する冷凍装置で
    あって、上記圧縮機(1)への入力量を検出する入力量
    検出手段(48)と、圧縮能力に応じた基準入力量を予
    め記憶する記憶手段(52)と、上記において検出した
    入力量が圧縮能力に応じた基準入力量以下である状態が
    所定時間継続したときに、循環冷媒量をガス欠状態と判
    定する判定手段(50)と、上記判定手段(50)の出
    力を受けて異常信号を出力する異常信号出力手段(51
    )とを設けていることを特徴とする冷凍装置。
JP17538186A 1986-07-24 1986-07-24 冷凍装置 Granted JPS6332272A (ja)

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