JPH0682113A - 多室型空気調和機 - Google Patents
多室型空気調和機Info
- Publication number
- JPH0682113A JPH0682113A JP4238008A JP23800892A JPH0682113A JP H0682113 A JPH0682113 A JP H0682113A JP 4238008 A JP4238008 A JP 4238008A JP 23800892 A JP23800892 A JP 23800892A JP H0682113 A JPH0682113 A JP H0682113A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure gas
- opening
- gas pipe
- pipe
- high pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は多室型空気調和機において、各室内
機毎に自由に冷暖房が選択可能な多室型空気調和機の冷
凍サイクルに関するもので、システムの冷媒不足による
サイクルの異常になりそうな場合でも、安価な仕様でシ
ステムの冷媒不足を解消し、そのサイクルでの最適冷媒
量で運転される為、常に所望の冷暖房能力を確保できる
とともにシステムの安定な運転を確保できる多室型空気
調和機を提供することを目的としたものである。 【構成】 吐出温度を検出する吐出温度検出手段23を
設け、吐出温度により開閉装置6を開閉動作させる開閉
装置制御手段24を備えた構成とする。
機毎に自由に冷暖房が選択可能な多室型空気調和機の冷
凍サイクルに関するもので、システムの冷媒不足による
サイクルの異常になりそうな場合でも、安価な仕様でシ
ステムの冷媒不足を解消し、そのサイクルでの最適冷媒
量で運転される為、常に所望の冷暖房能力を確保できる
とともにシステムの安定な運転を確保できる多室型空気
調和機を提供することを目的としたものである。 【構成】 吐出温度を検出する吐出温度検出手段23を
設け、吐出温度により開閉装置6を開閉動作させる開閉
装置制御手段24を備えた構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多室型空気調和機に係わ
り、特に各室内機毎に自由に冷暖房が選択可能な多室型
空気調和機の冷凍サイクルに関する。
り、特に各室内機毎に自由に冷暖房が選択可能な多室型
空気調和機の冷凍サイクルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多室型空気調和機とし
て、例えば、特開平3−63467号公報に掲載された
ものがある。
て、例えば、特開平3−63467号公報に掲載された
ものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら上述した公報の
従来の多室型空気調和機について説明する。
従来の多室型空気調和機について説明する。
【0004】図4において、1は多室型空気調和機の室
外機であり、圧縮機2、三方切換機構としての三方弁
3、室外側熱交換器4、室外側膨張弁5、開閉装置6、
流量調整装置7、レシ−バタンク8、バイパス配管9か
ら成っている。10は室内機であり、室内側膨張弁1
1、室内側熱交換器12、高圧側二方弁13、低圧側二
方弁14から成っている。
外機であり、圧縮機2、三方切換機構としての三方弁
3、室外側熱交換器4、室外側膨張弁5、開閉装置6、
流量調整装置7、レシ−バタンク8、バイパス配管9か
ら成っている。10は室内機であり、室内側膨張弁1
1、室内側熱交換器12、高圧側二方弁13、低圧側二
方弁14から成っている。
【0005】そして室内側熱交換器12の一方は、高圧
側二方弁13を介して室外機1の高圧側と室内機10を
接続する高圧ガス管15と連通するとともに、低圧側二
方弁14を介して室外機1の低圧側と室内機10を接続
する低圧ガス管16と連通しており、高圧側二方弁13
と低圧側二方弁14の開閉により、室内側熱交換器12
の一方は、高圧ガス管15または低圧ガス管16と切替
可能に接続されている。
側二方弁13を介して室外機1の高圧側と室内機10を
接続する高圧ガス管15と連通するとともに、低圧側二
方弁14を介して室外機1の低圧側と室内機10を接続
する低圧ガス管16と連通しており、高圧側二方弁13
と低圧側二方弁14の開閉により、室内側熱交換器12
の一方は、高圧ガス管15または低圧ガス管16と切替
可能に接続されている。
【0006】また室内側熱交換器12の他方は、室内側
膨張弁11を介して室外機1の液管部と室内機10を接
続する液管17に連通している。
膨張弁11を介して室外機1の液管部と室内機10を接
続する液管17に連通している。
【0007】さらに高圧ガス管15と液管17に介設さ
れたレシ−バタンク8との間を開閉装置6及び流量調整
装置7を介したバイパス配管9で接続されている。18
は室外コントロ−ラであり、外気温検出手段19、開閉
装置制御手段20とから成っている。尚、室内機6は本
従来例では3台接続されており、区別する場合は添字
a、b、cを付けることにする。
れたレシ−バタンク8との間を開閉装置6及び流量調整
装置7を介したバイパス配管9で接続されている。18
は室外コントロ−ラであり、外気温検出手段19、開閉
装置制御手段20とから成っている。尚、室内機6は本
従来例では3台接続されており、区別する場合は添字
a、b、cを付けることにする。
【0008】図7は、従来の多室型空気調和機のブロッ
ク図、図8は、開閉装置6の制御フロ−チャ−トであ
る。
ク図、図8は、開閉装置6の制御フロ−チャ−トであ
る。
【0009】次に、開閉装置6の制御について図7、図
8を用いて説明する。まず、圧縮機2が運転を開始し
(ステップ1)、冷房運転もしくは暖房運転のどちらが
運転されているか判断され(ステップ2)、冷房運転の
場合まず外気温検出手段19により外気温が検出され、
予め設定された所定温度以下であるか判断され(ステッ
プ3)、予め設定された所定温度以下の場合開閉装置制
御手段20により開閉装置6は開状態となる(ステップ
4)。また、予め設定された所定温度より高い場合開閉
装置制御手段20により開閉装置6は閉状態となる(ス
テップ5)。
8を用いて説明する。まず、圧縮機2が運転を開始し
(ステップ1)、冷房運転もしくは暖房運転のどちらが
運転されているか判断され(ステップ2)、冷房運転の
場合まず外気温検出手段19により外気温が検出され、
予め設定された所定温度以下であるか判断され(ステッ
プ3)、予め設定された所定温度以下の場合開閉装置制
御手段20により開閉装置6は開状態となる(ステップ
4)。また、予め設定された所定温度より高い場合開閉
装置制御手段20により開閉装置6は閉状態となる(ス
テップ5)。
【0010】次に上記構成の多室型空気調和機の動作に
ついて説明する。まず冷房運転のみの場合について説明
する。この場合の冷媒の流れは実線矢印で表わし、各弁
の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁13
は閉、低圧側二方弁14は開、各室内側膨張弁11は各
室内負荷に応じた開度である。
ついて説明する。まず冷房運転のみの場合について説明
する。この場合の冷媒の流れは実線矢印で表わし、各弁
の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁13
は閉、低圧側二方弁14は開、各室内側膨張弁11は各
室内負荷に応じた開度である。
【0011】圧縮機2より吐出された冷媒は、三方弁3
を介し室外側熱交換器4で凝縮液化され、室外側膨張弁
5を通って液管17に導かれる。そして室内側膨張弁1
1を通って各室内側熱交換器12に流入し、それぞれ蒸
発気化したあと、低圧側二方弁14を経て低圧ガス管1
6に導かれる。その後圧縮機2に戻り、冷房運転を行な
う。
を介し室外側熱交換器4で凝縮液化され、室外側膨張弁
5を通って液管17に導かれる。そして室内側膨張弁1
1を通って各室内側熱交換器12に流入し、それぞれ蒸
発気化したあと、低圧側二方弁14を経て低圧ガス管1
6に導かれる。その後圧縮機2に戻り、冷房運転を行な
う。
【0012】外気温が低い場合、室外側膨張弁5の開度
を小さくし、高圧圧力を上昇させている。そして、室外
側膨張弁5の開度を小さくすることにより、液冷媒圧力
が低下することになるが、外気温は外気温検出手段19
で検出され、予め設定された所定温度以下になると、開
閉装置制御手段20により開閉装置6が開動作し、高圧
ガス冷媒が高圧ガス管15よりレシ−バタンク8に導か
れ、液冷媒圧力が所定値に保持される。その結果、室内
側膨張弁11前後の差圧は充分となり、充分な冷媒循環
量を確保でき、常に所定の冷房能力を確保できる。
を小さくし、高圧圧力を上昇させている。そして、室外
側膨張弁5の開度を小さくすることにより、液冷媒圧力
が低下することになるが、外気温は外気温検出手段19
で検出され、予め設定された所定温度以下になると、開
閉装置制御手段20により開閉装置6が開動作し、高圧
ガス冷媒が高圧ガス管15よりレシ−バタンク8に導か
れ、液冷媒圧力が所定値に保持される。その結果、室内
側膨張弁11前後の差圧は充分となり、充分な冷媒循環
量を確保でき、常に所定の冷房能力を確保できる。
【0013】次に暖房運転のみの場合について説明す
る。この場合の冷媒の流れは破線矢印で表わし、各弁の
開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁13は
開、低圧側二方弁14は閉、各室内側膨張弁11は各室
内負荷に応じた開度である。
る。この場合の冷媒の流れは破線矢印で表わし、各弁の
開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁13は
開、低圧側二方弁14は閉、各室内側膨張弁11は各室
内負荷に応じた開度である。
【0014】圧縮機2より吐出された冷媒は、高圧ガス
管15、高圧側二方弁13を介して各室内側熱交換器1
2に導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁11を介
して液管17に流入し、室外側膨張弁5で低圧二相状態
まで減圧され、室外側熱交換器4に入り蒸発気化する。
その後三方弁3を介して低圧ガス管16に流入し、圧縮
機2に戻り、暖房運転を行なう。
管15、高圧側二方弁13を介して各室内側熱交換器1
2に導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁11を介
して液管17に流入し、室外側膨張弁5で低圧二相状態
まで減圧され、室外側熱交換器4に入り蒸発気化する。
その後三方弁3を介して低圧ガス管16に流入し、圧縮
機2に戻り、暖房運転を行なう。
【0015】次に冷房主体での冷暖同時運転(以下冷房
主体運転という)の場合について図5を用いて説明す
る。ここで各室内機10の運転状態は、室内機10a,
10b…冷房、室内機10c…暖房とし、各弁の開閉状
態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁13a,13
bは閉、高圧側二方弁13cは開、低圧側二方弁14
a,14bは開、低圧側二方弁14cは閉、各室内側膨
張弁11は各室内負荷に応じた開度である。
主体運転という)の場合について図5を用いて説明す
る。ここで各室内機10の運転状態は、室内機10a,
10b…冷房、室内機10c…暖房とし、各弁の開閉状
態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁13a,13
bは閉、高圧側二方弁13cは開、低圧側二方弁14
a,14bは開、低圧側二方弁14cは閉、各室内側膨
張弁11は各室内負荷に応じた開度である。
【0016】圧縮機2より吐出された冷媒は、三方弁3
を介し室外側熱交換器4で凝縮液化され、室外側膨張弁
5を通って液管17に導かれる。また残りの冷媒は、高
圧ガス管15、高圧側二方弁13cを介して室内側熱交
換器12cに導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁
11cを介して液管17に流入し、室外側熱交換器4を
通ってきた冷媒と合流する。そして室内側膨張弁11
a,11bを通って室内側熱交換器12a,12bに流
入し、それぞれ蒸発気化したあと、低圧側二方弁14
a,14bを経て低圧ガス管16に導かれる。その後、
圧縮機2に戻り、冷房主体運転を行なう。
を介し室外側熱交換器4で凝縮液化され、室外側膨張弁
5を通って液管17に導かれる。また残りの冷媒は、高
圧ガス管15、高圧側二方弁13cを介して室内側熱交
換器12cに導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁
11cを介して液管17に流入し、室外側熱交換器4を
通ってきた冷媒と合流する。そして室内側膨張弁11
a,11bを通って室内側熱交換器12a,12bに流
入し、それぞれ蒸発気化したあと、低圧側二方弁14
a,14bを経て低圧ガス管16に導かれる。その後、
圧縮機2に戻り、冷房主体運転を行なう。
【0017】外気温が低い場合、室外側膨張弁5の開度
を小さくし、高圧圧力を上昇させている。そして、室外
側膨張弁5の開度を小さくすることにより、液冷媒圧力
が低下することになるが、外気温は外気温検出手段19
で検出され、予め設定された所定温度以下になると、開
閉装置制御手段20により開閉装置6が開動作し、高圧
ガス冷媒が高圧ガス管15よりレシ−バタンク8に導か
れ、液冷媒圧力が所定値に保持される。その結果、室内
側膨張弁11前後の差圧は充分となり、充分な冷媒循環
量を確保でき、常に所定の冷房能力を確保できる。
を小さくし、高圧圧力を上昇させている。そして、室外
側膨張弁5の開度を小さくすることにより、液冷媒圧力
が低下することになるが、外気温は外気温検出手段19
で検出され、予め設定された所定温度以下になると、開
閉装置制御手段20により開閉装置6が開動作し、高圧
ガス冷媒が高圧ガス管15よりレシ−バタンク8に導か
れ、液冷媒圧力が所定値に保持される。その結果、室内
側膨張弁11前後の差圧は充分となり、充分な冷媒循環
量を確保でき、常に所定の冷房能力を確保できる。
【0018】次に暖房主体での冷暖同時運転(以下暖房
主体運転という)の場合について図6を用いて説明す
る。ここで各室内機10の運転状態は、室内機10a,
10b…暖房、室内機10c…冷房とし、各弁の開閉状
態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁13a,13
bは開、高圧側二方弁13cは閉、低圧側二方弁14
a,14bは閉、低圧側二方弁14cは開、各室内側膨
張弁11は各室内負荷に応じた開度である。
主体運転という)の場合について図6を用いて説明す
る。ここで各室内機10の運転状態は、室内機10a,
10b…暖房、室内機10c…冷房とし、各弁の開閉状
態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁13a,13
bは開、高圧側二方弁13cは閉、低圧側二方弁14
a,14bは閉、低圧側二方弁14cは開、各室内側膨
張弁11は各室内負荷に応じた開度である。
【0019】圧縮機2より吐出された冷媒は、高圧ガス
管15、高圧側二方弁13a,13bを介して室内側熱
交換器12a,12bに導かれ、ここで凝縮液化して室
内側膨張弁11a,11bを介して液管17に流入す
る。液管17の一部の冷媒は、室内側膨張弁11cを通
って室内側熱交換器12cに流入し、それぞれ蒸発気化
したあと、低圧側二方弁14cを経て低圧ガス管16に
流入する。残りの冷媒は、室外側膨張弁5で低圧二相状
態まで減圧され、室外側熱交換器4に入り蒸発気化す
る。その後、三方弁3を介し低圧ガス管16に流入し、
低圧側二方弁14cを通った冷媒と合流した後、圧縮機
2に戻り、暖房主体運転を行なう。
管15、高圧側二方弁13a,13bを介して室内側熱
交換器12a,12bに導かれ、ここで凝縮液化して室
内側膨張弁11a,11bを介して液管17に流入す
る。液管17の一部の冷媒は、室内側膨張弁11cを通
って室内側熱交換器12cに流入し、それぞれ蒸発気化
したあと、低圧側二方弁14cを経て低圧ガス管16に
流入する。残りの冷媒は、室外側膨張弁5で低圧二相状
態まで減圧され、室外側熱交換器4に入り蒸発気化す
る。その後、三方弁3を介し低圧ガス管16に流入し、
低圧側二方弁14cを通った冷媒と合流した後、圧縮機
2に戻り、暖房主体運転を行なう。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、冷房運転時、外気温を検知して予め設定
された所定温度以下の場合、レシ−バタンクの開閉装置
を開動作させ冷房能力の確保を行っていたが、外気温が
予め設定された所定温度より高い場合でも、例えば、冷
房運転室内機の容量が小さい場合または冷房主体運転時
で冷房運転室内機と暖房運転室内機の容量の差が小さい
場合、室外側熱交換器の能力を小さくするため室外側膨
張弁開度を小さくする。
うな構成では、冷房運転時、外気温を検知して予め設定
された所定温度以下の場合、レシ−バタンクの開閉装置
を開動作させ冷房能力の確保を行っていたが、外気温が
予め設定された所定温度より高い場合でも、例えば、冷
房運転室内機の容量が小さい場合または冷房主体運転時
で冷房運転室内機と暖房運転室内機の容量の差が小さい
場合、室外側熱交換器の能力を小さくするため室外側膨
張弁開度を小さくする。
【0021】そのため、室外側熱交換器内に液冷媒が溜
まり込むことによるシステムの冷媒不足現象といった問
題が生じ、外気温を検知するだけでは、この問題を解消
できずシステムの安定な運転を確保することができない
という欠点を有していた。
まり込むことによるシステムの冷媒不足現象といった問
題が生じ、外気温を検知するだけでは、この問題を解消
できずシステムの安定な運転を確保することができない
という欠点を有していた。
【0022】また、暖房運転時で暖房運転室内機の容量
が大きい場合または暖房主体運転時で暖房運転室内機と
冷房運転室内機の容量の差が大きい場合で、暖房運転室
内機の設定温度と室温との差が小さくなると、暖房運転
室内機の室内側膨張弁開度は小さくなる。
が大きい場合または暖房主体運転時で暖房運転室内機と
冷房運転室内機の容量の差が大きい場合で、暖房運転室
内機の設定温度と室温との差が小さくなると、暖房運転
室内機の室内側膨張弁開度は小さくなる。
【0023】そのため、室内側熱交換器内に液冷媒が溜
まり込むことによるシステムの冷媒不足現象といった問
題が生じる。しかし、従来例では暖房運転時または暖房
主体運転時については特に記載されておらず、このよう
な場合も、システムの安定な運転を確保することができ
ないという欠点を有していた。
まり込むことによるシステムの冷媒不足現象といった問
題が生じる。しかし、従来例では暖房運転時または暖房
主体運転時については特に記載されておらず、このよう
な場合も、システムの安定な運転を確保することができ
ないという欠点を有していた。
【0024】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
室外側または室内側膨張弁開度を小さくすることによる
システムの冷媒不足の場合、冷媒循環量が減り、吸入温
度または吐出温度が急に上昇する。この事に注目し、シ
ステムの冷媒不足現象やサイクルの異常を検知する手段
として吐出温度を採用し、吐出温度上昇時には、レシ−
バタンクの開閉装置は開状態とし、いままでレシ−バタ
ンク内に溜まっていた冷媒は吐き出され、システムの冷
媒不足現象は解消され、そのサイクルでの最適冷媒量で
常に運転される為、システムの運転が停止するといった
現象を避けるとともに、各室内機毎に自由に冷暖房がで
きる多室型空気調和機を提供するものである。
室外側または室内側膨張弁開度を小さくすることによる
システムの冷媒不足の場合、冷媒循環量が減り、吸入温
度または吐出温度が急に上昇する。この事に注目し、シ
ステムの冷媒不足現象やサイクルの異常を検知する手段
として吐出温度を採用し、吐出温度上昇時には、レシ−
バタンクの開閉装置は開状態とし、いままでレシ−バタ
ンク内に溜まっていた冷媒は吐き出され、システムの冷
媒不足現象は解消され、そのサイクルでの最適冷媒量で
常に運転される為、システムの運転が停止するといった
現象を避けるとともに、各室内機毎に自由に冷暖房がで
きる多室型空気調和機を提供するものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の多室型空気調和機は、吐出温度を検出する吐
出温度検出手段を設け、吐出温度により前記開閉装置を
開閉動作させる開閉装置制御手段を備えた構成とするも
のである。
に本発明の多室型空気調和機は、吐出温度を検出する吐
出温度検出手段を設け、吐出温度により前記開閉装置を
開閉動作させる開閉装置制御手段を備えた構成とするも
のである。
【0026】
【作用】本発明の多室型空気調和機は上記した構成によ
って、冷房運転、冷房主体運転暖房運転、暖房主体運転
すべてにおいて、吐出温度を検知しレシ−バタンクの開
閉装置を開状態とし、いままでレシ−バタンク内に溜ま
っていた冷媒は吐き出させることによりシステムの冷媒
不足現象を解消するものである。
って、冷房運転、冷房主体運転暖房運転、暖房主体運転
すべてにおいて、吐出温度を検知しレシ−バタンクの開
閉装置を開状態とし、いままでレシ−バタンク内に溜ま
っていた冷媒は吐き出させることによりシステムの冷媒
不足現象を解消するものである。
【0027】
【実施例】以下本発明の多室型空気調和機の一実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。尚、従来と同一部
分については同一符号を付しその詳細な説明を省略す
る。
ついて図面を参照しながら説明する。尚、従来と同一部
分については同一符号を付しその詳細な説明を省略す
る。
【0028】図1において、21は室外機、22は室外
コントロ−ラであり、吐出温度検出手段である吐出温度
センサ−23、開閉装置制御手段24とから成ってい
る。
コントロ−ラであり、吐出温度検出手段である吐出温度
センサ−23、開閉装置制御手段24とから成ってい
る。
【0029】また、高圧ガス管15と液管17の分岐管
に設置したレシ−バタンク8との間を開閉装置6及び流
量調整装置7を介したバイパス配管9で接続している。
に設置したレシ−バタンク8との間を開閉装置6及び流
量調整装置7を介したバイパス配管9で接続している。
【0030】このような構成においての動作は従来と同
じであるためここでは省略し、制御についてのみ説明す
る。
じであるためここでは省略し、制御についてのみ説明す
る。
【0031】図2は、本発明の多室型空気調和機のブロ
ック図、図3は、開閉装置6の制御フロ−チャ−トであ
る。
ック図、図3は、開閉装置6の制御フロ−チャ−トであ
る。
【0032】次に、開閉装置6の制御について図2、図
3を用いて説明する。まず、圧縮機2が運転を開始し
(ステップ1)、まず吐出温度センサ−23により吐出
温度が検出され、予め設定された所定温度(例えば80
℃)以上であるか判断され(ステップ2)、吐出温度が
80℃以上の場合開閉装置制御手段24により開閉装置
6は開状態となる(ステップ3)。さらにまた、吐出温
度センサ−23により吐出温度が検出され、予め設定さ
れた所定温度(例えば70℃)以下であるか判断され
(ステップ4)、吐出温度が70℃以下の場合開閉装置
制御手段24により開閉装置6は閉状態となる(ステッ
プ5)。また、ステップ2で吐出温度が80℃未満であ
ると判断された場合開閉装置制御手段24により開閉装
置6は閉状態となる(ステップ6)。
3を用いて説明する。まず、圧縮機2が運転を開始し
(ステップ1)、まず吐出温度センサ−23により吐出
温度が検出され、予め設定された所定温度(例えば80
℃)以上であるか判断され(ステップ2)、吐出温度が
80℃以上の場合開閉装置制御手段24により開閉装置
6は開状態となる(ステップ3)。さらにまた、吐出温
度センサ−23により吐出温度が検出され、予め設定さ
れた所定温度(例えば70℃)以下であるか判断され
(ステップ4)、吐出温度が70℃以下の場合開閉装置
制御手段24により開閉装置6は閉状態となる(ステッ
プ5)。また、ステップ2で吐出温度が80℃未満であ
ると判断された場合開閉装置制御手段24により開閉装
置6は閉状態となる(ステップ6)。
【0033】すなわち、冷房、冷房主体、暖房、暖房主
体運転すべてにおいて、システムの冷媒不足現象による
サイクルの異常の場合、吐出温度は上昇する。しかし、
吐出温度は吐出温度センサ−23により常時監視されて
いる為、予め設定された所定温度(例えば80℃)以上
になると開閉装置制御手段24によりレシ−バタンク8
の開閉装置6は開状態となり、いままでレシ−バタンク
内に溜まっていた冷媒は吐き出され、システムの冷媒不
足現象は解消され、そのサイクルでの最適冷媒量で常に
運転される為、システムの運転が停止するといった現象
を避け、システムの安定な運転を確保することができ
る。
体運転すべてにおいて、システムの冷媒不足現象による
サイクルの異常の場合、吐出温度は上昇する。しかし、
吐出温度は吐出温度センサ−23により常時監視されて
いる為、予め設定された所定温度(例えば80℃)以上
になると開閉装置制御手段24によりレシ−バタンク8
の開閉装置6は開状態となり、いままでレシ−バタンク
内に溜まっていた冷媒は吐き出され、システムの冷媒不
足現象は解消され、そのサイクルでの最適冷媒量で常に
運転される為、システムの運転が停止するといった現象
を避け、システムの安定な運転を確保することができ
る。
【0034】また、吐出温度が予め設定された所定温度
以上になるとレシ−バタンク8の開閉装置6を開動作さ
せる制御となっているが、冷房、冷房主体運転時、この
所定温度を従来の予め設定された外気温での吐出温度に
設定することにより、従来同様、開閉装置制御手段24
により開閉装置6が開動作し、高圧ガス冷媒が高圧ガス
管15よりレシ−バタンク8に導かれ、液冷媒圧力が所
定値に保持される。その結果、室内側膨張弁11前後の
差圧は充分となり、充分な冷媒循環量を確保でき、常に
所定の冷房能力を確保できる。
以上になるとレシ−バタンク8の開閉装置6を開動作さ
せる制御となっているが、冷房、冷房主体運転時、この
所定温度を従来の予め設定された外気温での吐出温度に
設定することにより、従来同様、開閉装置制御手段24
により開閉装置6が開動作し、高圧ガス冷媒が高圧ガス
管15よりレシ−バタンク8に導かれ、液冷媒圧力が所
定値に保持される。その結果、室内側膨張弁11前後の
差圧は充分となり、充分な冷媒循環量を確保でき、常に
所定の冷房能力を確保できる。
【0035】尚、本実施例において、高圧ガス管15と
液管17との間を開閉装置6、流量調整装置7及びレシ
−バタンク8を介してバイパス配管9で接続されている
が、従来同様、高圧ガス管15と液管17に介設された
レシ−バタンク8との間を開閉装置6及び流量調整装置
7を介してバイパス配管9で接続してもよい。
液管17との間を開閉装置6、流量調整装置7及びレシ
−バタンク8を介してバイパス配管9で接続されている
が、従来同様、高圧ガス管15と液管17に介設された
レシ−バタンク8との間を開閉装置6及び流量調整装置
7を介してバイパス配管9で接続してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、吐出温度を検出する吐出温度検出手段を設け、吐出
温度により前記開閉装置を開閉動作させる開閉装置制御
手段を備えた構成とするものである。
は、吐出温度を検出する吐出温度検出手段を設け、吐出
温度により前記開閉装置を開閉動作させる開閉装置制御
手段を備えた構成とするものである。
【0037】そのため本発明の多室型空気調和機は、冷
房、冷房主体、暖房、暖房主体運転すべてにおいて、シ
ステムの冷媒不足によるサイクルの異常になりそうな場
合でも、吐出温度を検知して、レシ−バタンクの開閉装
置は開状態となり、いままでレシ−バタンク内に溜まっ
ていた冷媒は吐き出され、システムの冷媒不足現象は解
消され、そのサイクルでの最適冷媒量で常に運転される
為、常に所望の冷暖房能力を確保できるとともにシステ
ムの運転が停止するといった現象を避け、システムの安
定な運転を確保することができる。
房、冷房主体、暖房、暖房主体運転すべてにおいて、シ
ステムの冷媒不足によるサイクルの異常になりそうな場
合でも、吐出温度を検知して、レシ−バタンクの開閉装
置は開状態となり、いままでレシ−バタンク内に溜まっ
ていた冷媒は吐き出され、システムの冷媒不足現象は解
消され、そのサイクルでの最適冷媒量で常に運転される
為、常に所望の冷暖房能力を確保できるとともにシステ
ムの運転が停止するといった現象を避け、システムの安
定な運転を確保することができる。
【図1】本発明の一実施例における多室型空気調和機の
冷凍サイクル図
冷凍サイクル図
【図2】同実施例の多室型空気調和機のブロック図
【図3】同実施例の多室型空気調和機の開閉装置の制御
フロ−チャ−ト
フロ−チャ−ト
【図4】従来の多室型空気調和機の冷凍サイクル図
【図5】従来の多室型空気調和機の冷房主体運転状態を
示す冷凍サイクル図
示す冷凍サイクル図
【図6】従来の多室型空気調和機の暖房主体運転状態を
示す冷凍サイクル図
示す冷凍サイクル図
【図7】従来の多室型空気調和機のブロック図
【図8】従来の多室型空気調和機の開閉装置の制御フロ
−チャ−ト
−チャ−ト
2 圧縮機 3 三方弁 4 室外側熱交換器 5 室外側膨張弁 6 開閉装置 7 流量調整装置 8 レシ−バタンク 9 バイパス配管 10 室内機 11 室内側膨張弁 12 室内側熱交換器 13 高圧側二方弁 14 低圧側二方弁 15 高圧ガス管 16 低圧ガス管 17 液管 21 室外機 22 室外コントロ−ラ 23 吐出温度センサ− 24 開閉装置制御手段 2 圧縮機 12 室内側熱交換器 3 三方弁 13 高圧側二方弁 4 室外側熱交換器 14 低圧側二方弁 5 室外側膨張弁 15 高圧ガス管 6 開閉装置 16 低圧ガス管 7 流量調整装置 17 液管 8 レシ−バタンク 21 室外機 9 バイパス配管 22 室外コントロ−ラ 10 室内機 23 吐出温度センサ− 11 室内側膨張弁 24 開閉装置制御手段
Claims (1)
- 【請求項1】 圧縮機、三方切換機構、室外側熱交換
器、室外側膨張弁、開閉装置、流量調整装置、レシ−バ
タンクから成る室外機と、室内側膨張弁、室内側熱交換
器から成る複数の室内機とを、高圧ガス管、低圧ガス管
及び液管を介して並列に接続し、前記高圧ガス管と、前
記液管の分岐管に設置した前記レシ−バタンクまたは前
記液管に介設された前記レシ−バタンクとの間を、前記
開閉装置及び前記流量調整装置を介したバイパス配管で
接続し、前記室内側熱交換器の一方は前記高圧ガス管ま
たは前記低圧ガス管と高圧側二方弁及び低圧側二方弁の
開閉により切替可能に接続し、前記室内側熱交換器の他
の一方は前記室内側膨張弁を介して前記液管に接続し、
吐出温度を検出する吐出温度検出手段を設け、吐出温度
により前記開閉装置を開閉動作させる開閉装置制御手段
を備えた多室型空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4238008A JPH0682113A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 多室型空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4238008A JPH0682113A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 多室型空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682113A true JPH0682113A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17023775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4238008A Pending JPH0682113A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 多室型空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0682113A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6241947B1 (en) | 1998-01-27 | 2001-06-05 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Chemical analysis system and blood filtering unit |
JP2002340436A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Fujitsu General Ltd | 多室形空気調和機 |
US7182911B1 (en) | 1998-01-27 | 2007-02-27 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Chemical analysis system |
US7247231B2 (en) | 2000-04-07 | 2007-07-24 | Arkray, Inc. | Analyzer and method of testing analyzer |
JP2012197958A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Fujitsu General Ltd | 空気調和装置 |
CN111947336A (zh) * | 2020-08-24 | 2020-11-17 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种制冷循环***及其控制方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02118364A (ja) * | 1988-10-27 | 1990-05-02 | Toshiba Corp | 空気調和機 |
JPH0350466A (ja) * | 1989-07-14 | 1991-03-05 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷暖房装置 |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP4238008A patent/JPH0682113A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02118364A (ja) * | 1988-10-27 | 1990-05-02 | Toshiba Corp | 空気調和機 |
JPH0350466A (ja) * | 1989-07-14 | 1991-03-05 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷暖房装置 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6241947B1 (en) | 1998-01-27 | 2001-06-05 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Chemical analysis system and blood filtering unit |
US7182911B1 (en) | 1998-01-27 | 2007-02-27 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Chemical analysis system |
US7247231B2 (en) | 2000-04-07 | 2007-07-24 | Arkray, Inc. | Analyzer and method of testing analyzer |
JP2002340436A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Fujitsu General Ltd | 多室形空気調和機 |
JP2012197958A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Fujitsu General Ltd | 空気調和装置 |
CN111947336A (zh) * | 2020-08-24 | 2020-11-17 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种制冷循环***及其控制方法 |
CN111947336B (zh) * | 2020-08-24 | 2024-05-07 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种制冷循环***及其控制方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1659348B1 (en) | Freezing apparatus | |
JP2002081767A (ja) | 空気調和装置 | |
KR101723689B1 (ko) | 공기 조화기 | |
JPH0682113A (ja) | 多室型空気調和機 | |
JPH11173628A (ja) | 空気調和装置 | |
JPH04190062A (ja) | 空調機の冷凍サイクル制御装置 | |
JP3082560B2 (ja) | 二元冷却装置 | |
JPH06317360A (ja) | 多室型空気調和機 | |
JP3304866B2 (ja) | 蓄熱式空気調和機 | |
JPH0763429A (ja) | 多室型空気調和機 | |
JP2765970B2 (ja) | 空気調和装置 | |
EP2137467A1 (en) | Multi-unit air conditioning system and controlling method for the same | |
JP3748620B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JPH05240522A (ja) | 空気調和装置 | |
JPH03122460A (ja) | 冷凍装置の運転制御装置 | |
JPH10132406A (ja) | 冷凍装置 | |
JPH05302765A (ja) | 多室型空気調和機 | |
JPH05172418A (ja) | 多室型空気調和機 | |
JPH04222354A (ja) | 冷凍装置の運転制御装置 | |
JP2522371B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JPH04327770A (ja) | 多室形空気調和機の除霜装置 | |
JPH08296913A (ja) | 多室型空気調和機 | |
JP3301828B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JPH03158664A (ja) | 空気調和装置 | |
JPH07294041A (ja) | 冷凍装置 |