JPS633170B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS633170B2
JPS633170B2 JP57198825A JP19882582A JPS633170B2 JP S633170 B2 JPS633170 B2 JP S633170B2 JP 57198825 A JP57198825 A JP 57198825A JP 19882582 A JP19882582 A JP 19882582A JP S633170 B2 JPS633170 B2 JP S633170B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
hub flange
fixed
auxiliary
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57198825A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58128534A (ja
Inventor
Baanaado Ritoru Jon
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Automotive Products PLC
Original Assignee
Automotive Products PLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Automotive Products PLC filed Critical Automotive Products PLC
Publication of JPS58128534A publication Critical patent/JPS58128534A/ja
Publication of JPS633170B2 publication Critical patent/JPS633170B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/1202Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the damping action being at least partially controlled by centrifugal masses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本発明は摩擦クラツチの被駆動板に関し、特
に、限定的ではないが、自動車用摩擦クラツチの
被駆動板に関する。
ロ 従来の技術 摩擦クラツチの被駆動板においては、ハブ上に
摩擦面を取付けて前記ハブと相対的に回転するよ
うにし、そのような回転に抵抗するために前記ハ
ブと摩擦面キヤリヤとの間にばねを作用させるこ
とが普通である。さらに仏国特許第1501465にお
いては、前記被駆動板に対してばね係数の小さな
ねじりダンピングばねを設け、ギヤボツクスが中
立状態にある時のギヤボツクスのがたつきをなく
すために、小さな負荷による振動を緩衝させ、ま
た駆動負荷による振動を緩衝させるためにより強
いばねを設けることが知られている。
この型の被駆動板の欠点は、自動車が駆動走行
中、即ち、運転者がその足をアクセルにのせてい
て、次にアクセルを離した時に、摩擦面とハブと
の間のトルク伝達が方向を突然変え、即ち、その
方向が逆になり、被駆動板が過速状態になること
である。このために、ギヤボツクスのがたつきを
緩衝するための小トルクばねが大トルク負荷の方
向の突然変化に対処することができず、ノツキン
グ現象を起こし、また、クラツチ中心は強さの強
いばねに対して一時的に休止してしまうようにが
たついてしまう。そのために、ギヤボツクスのが
たつきを緩衝するための小トルクばねに対する要
求と、トルクが駆動走行状態から過速状態へ変化
した時に自由な相対的回転を最少化するための要
求との間には矛盾が生じる。
英国特許出願第2044396および第2044397におい
ては、遠心力に応答し、かつ被駆動板が所定の回
転速度以上の過速状態にある時には、小ばね定数
のねじりダンピングばねの作動を防ぐためのロツ
ク装置が説明されている。従つて、前記小ばね定
数のばねはアイドリング時に機能して、自動車の
一般走行中には機能しない。上述した2つの特許
出願において示されているロツク装置において
は、複雑なばねとレバーとの配置によつた接触装
置が提供されている。この複雑さのために高価格
となり、耐久性が小さくなる。
ハ 発明の目的 本発明は、過速状態にある間は小ばね定数のば
ねの作動を防ぎ、かつ上述した先行技術による被
駆動板よりも簡単な構造になつた別構造の被駆動
板を提供しようとするものである。
ニ 発明の構成 本発明による摩擦クラツチ被駆動板は、ハブ
と、該ハブに固着された固定ハブフランジと、該
固定ハブフランジの一面側において、前記ハブに
回転自在に装架された摩擦面キヤリヤ板と、前記
固定ハブフランジの他面側において、前記ハブに
回転自在に装架された補助ハブフランジと、前記
摩擦面キヤリヤ板と前記両フランジとの間の相対
回転角度を限定するストツプ装置にして、前記固
定ハブフランジの外周縁に形成された開口と、前
記補助ハブフランジの外周縁に形成された開口
と、前記摩擦面キヤリヤ板から軸方向に延在し、
前記両開口を貫通しているストツパピンとから成
るストツプ装置と、前記固定ハブフランジと、前
記摩擦面キヤリヤ板と、前記補助ハブフランジと
に形成された協働する複数のダンピングばね用窓
孔にして、少なくとも補助ハブフランジの窓孔の
いくつかが対応する固定ハブフランジの窓孔より
短くされている窓孔と、複数のダンピング用ばね
にして、それぞれが前記窓孔の対応する窓孔内に
収容されたダンピング用ばねと、被駆動板が所定
速度以上で回転している時、前記補助ハブフラン
ジの前記ハブに対する回転を阻止するロツク装置
にして、前記固定及び補助ハブフランジの一方に
配置された遠心力で作動するばね復帰式のボブウ
エイトと、前記固定及び補助ハブフランジの内の
他方のハブフランジに形成され、前記ボブウエイ
トがその内部に延在しており、該ボブウエイトが
遠心力によつて変位され前記固定及び補助ハブフ
ランジの相対回転を阻止する部分を有したT字形
開孔とを有したロツク装置とを有している。
都合のよいことに前記ロツク装置は1つのハブ
フランジの中で半径方向に運動され、かつ他のハ
ブフランジの中の開孔と協働するボブウエイトを
有しており、前記ボブウエイトは、前記1つのハ
ブフランジ内の半径方向に細長くなつた開孔の中
で移動することができ、前記他のハブフランジに
おける開孔は半径方向にのびた部分と円周方向に
のびた部分とを有したほぼT字形になつており、
前記ロツク装置は前記半径方向にのびた部分が前
記1つのハブフランジにおける開孔と整列された
時に作動状態となる。
ホ 実施例 添付図面を参照しながら、本発明を例示的に説
明する。
添付図面の第1図から第4図までを参照する
と、自動車用クラツチの摩擦クラツチの被動板は
ハブ11を有しており、前記ハブは相互係合する
スプラインおよび既知のかしめ法によつてハブに
取付けられた固定ハブフランジ12を有してい
る。固定ハブフランジ12の片面側に位置してい
て、かつ半径方向内側へハブ11に向かつてのび
ている摩擦面キヤリヤ板14上に、1対の摩擦面
13が取付けられている。摩擦面キヤリヤ板14
は、サポート板15によつて、固定ハブフランジ
12から離れたところに支持されており、サポー
ト板15に対しては3個のストツパピン17によ
つて固定されていて、ストツパピンの各々は、固
定ハブフランジ12の外周縁における円周方向に
細長くなつた開口18をそれぞれ軸方向に貫通し
ている。摩擦面キヤリヤ板14のサポート板側と
は反対側にはリテーナ板16が位置していて、ス
トツパピン17によつて固定されている。摩擦面
キヤリヤ板14と、サポート板15と、リテーナ
板16とはハブ11に対しては相対的に回転可能
であり、そのような回転作用はストツパピン17
とそれぞれの開口18の半径方向エツヂとの接触
によつて限定されている。
ハブ11の上には、固定ハブフランジ12とリ
テーナ板16との間に補助ハブフランジ41が位
置していて、ハブ11に対して相対的に回転可能
となつている。この補助ハブフランジ41の外周
縁にはストツパピン17を通すための円周方向に
細長くなつた開口48が設けられている。前記補
助フランジ41の、固定フランジ12とは反対側
には、摩擦ワツシヤ21が位置している。リテー
ナ板16と軸方向に可動的なワツシヤ23との間
でばねワツシヤ19が作用して、補助ハブフラン
ジ41に対して摩擦ワツシヤ21に力をかけ、さ
らに固定ハブフランジ12に対して補助ハブフラ
ンジ41を押付けている。前記軸方向に可動的な
ワツシヤ23は、リテーナ板16内のノツチ22
と協働する舌状物20によつて、リテーナ板16
に対して相対的に回転しないようになつている。
ハブ11に対する摩擦面キヤリヤ板14の相対
的な回転運動は、6個のダンピング用ばね25,
26,27,28,29および30によつて抵抗
され、前記ダンピング用ばねの各々は、摩擦面キ
ヤリヤ板14、サポート板15、固定ハブフラン
ジ12、補助ハブフランジ41およびリテーナ板
16にそれぞれ設けられた、整合されたばね用窓
孔35,36,37,38,39および40の中
に位置している。1つの窓孔の組の中での特定の
窓孔を特定するために、サポート板15の窓孔に
は添字Aを、摩擦面キヤリヤ板14の窓孔には添
字Bを、固定ハブフランジ12の窓孔には添字C
を、補助ハブフランジ41の窓孔には添字Dを、
またリテーナ板16の窓孔には添字Eをそれぞれ
付けて示してある。1個のばね25はギヤボツク
スのがたつきを緩衝するために比較的小さなばね
定数を有しており、それぞれの窓孔35の組の中
にぴつたり組込まれていて、従つて摩擦面キヤリ
ヤ板14とハブ11との間に少しでも回転運動が
生じると前記ばね定数の小さなばね25は圧縮さ
れることになる。残りの5個のばね26,27,
28,29および30は駆動荷重における振動を
緩衝するための主ダンピングばねであり、サポー
ト板、摩擦面キヤリヤ板およびリテーナ板のそれ
ぞれの窓孔36A,36B,36E;37A,3
7B,37E;38A,38B,38E;39
A,39B,39E;40A,40B,40Eの
中に収容されている。固定ハブフランジ12の窓
孔36C,37C,38C,39Cおよび40C
の中では幾らかの端部クリアランスを有してい
て、主ダンピングばねの内のいずれか1個が作動
状態になる前に、摩擦面キヤリヤ板14がハブ1
1の周りで、両方向へ、所定の量だけ回転するこ
とができるようになつている。ここでの特定の場
合においては、3個のばね26,28および30
は中間のばね定数を有し、それぞれの固定ハブフ
ランジ12の窓孔36C,38Cおよび39Cに
おいて同一の端部クリアランスを持つように各々
が配置されており、他の2個のばね27および2
9よりも前に作動状態になり、前記2個のばねの
各々は、それぞれの固定ハブフランジ12の窓孔
37Cおよび39Cにおいて、同一の、しかも他
のばねより大きな端部クリアランスを有してい
る。これらの他の2個のばね27および29は比
較的大きなばね定数を有している。
補助ハブフランジ41におけるばね用窓孔35
D,36D,37D,38D,39Dおよび40
Dは、前述したように、小ばね定数のばね25は
その関連する窓孔35Dの中にぴつたり組込まれ
ているが、他の窓孔36Dから40Dまではそれ
ぞれの協働する固定ハブフランジ12の窓孔36
Cから40Cまでよりも短くなつて配置されてい
る(第4図参照)。補助ハブフランジ41の窓孔
36Dから40Dの各長さは、固定ハブフランジ
の窓孔36Cから40Dの各長さと比べて同じ長
さだけ短くなつている。同様に、補助ハブフラン
ジ41におけるストツパピン用の開口48は固定
ハブフランジ12におけるストツパピン用の開口
18よりも短い。
被駆動板が所定の速度以上の速度で回転してい
る時に、補助ハブフランジ41がハブ11に対し
て相対的に回転するのを防ぐためのばね復帰式の
ロツク装置は、3個のボブウエイト43を有して
いる。各々のボブウエイトは固定ハブフランジ1
2における3つの半径方向に細長くなつた開孔4
4のそれぞれによつて半径方向運動をさせられて
おり、またそれぞれの戻しばね45によつてそれ
ぞれの開孔44の半径方向内端に対して押付けら
れている。補助ハブフランジ41はその中に3つ
のT字形開孔46を有しており、その各々はハブ
フランジ12における開孔44と整合した半径方
向にのびた部分47と、この半径方向部分47の
半径方向内端において円周方向にのびた部分49
とを有している。各開孔の半径方向にのびた部分
47の側部は、半径方向外側へ向かつて若干巾が
細くなつており、またボブウエイト43の接触し
ている横腹部分にもそれと対応して傾斜がついて
いる。
次に、第5図をさらに参照しながら、被駆動板
の作動について説明する。ハブ11が静止してい
て、摩擦面13に回転負荷が加えられた時には、
被駆動板は次のように作動する。
(i) 被駆動板が低速回転、即ち毎分900回転以下
の速さで回転していて、摩擦面13に駆動負荷
がかかつていて摩擦面キヤリヤ板14をハブ1
1に対して時計方向(第1図の矢印A方向)に
駆動しているような状態の場合には、次のよう
なシーケンスが生じる。
(a) 摩擦面キヤリヤ板14が小ばね定数のばね
25の力に抗して時計方向に回転し、補助ハ
ブフランジ41はばねワツシヤ19の力によ
つて誘起される固定ハブフランジ12との接
触面の間に生じる摩擦によつて、固定ハブフ
ランジ12に対して相対的に静止状態に保持
されている。この状態は中間ばね定数のばね
26,28および30がそれぞれの補助ハブ
フランジ41の窓孔36D,38Dおよび4
0Dの端部と接触するまで継続する。次に補
助ハブフランジ41は、これらのばね26,
28および30がそれぞれの固定ハブフラン
ジ12の窓孔36C,38Cおよび40Cの
端部と接触するまで、摩擦面キヤリヤ板14
とともに回転する。これは曲線のX部分の
ことである。固定ハブフランジ12に対する
補助ハブフランジ41の相対的な回転運動
は、ボブウエイト43の相対的な円周方向転
移を許す前記開孔46の円周方向にのびた部
分49によつて制御される。
(b) さらに摩擦面キヤリヤ板14の時計方向回
転が、小ばね定数のばねおよび中間ばね定数
のばね25,26,28および30の力に抗
して行われ、このことは大ばね定数のばね2
7および29がそれぞれの固定ハブフランジ
12の窓孔37Cおよび39Cの端部に接触
するまで継続するであろう。補助ハブフラン
ジ41は大ばね定数のばね27および29が
この位置に到達するまで、摩擦面キヤリヤ板
14とともに運動するであろう。これは曲線
のY部分のことである。
(c) さらに摩擦面キヤリヤ板14の時計方向回
転が、全てのダンピング用ばね25,26,
27,28,29および30の力に抗して行
われる。これらのばねの端部はそれぞれの固
定ハブフランジ12のばね用窓孔35C,3
6C,37C,38C,39Cおよび40C
に保持されているので、補助ハブフランジ4
1は今度は固定ハブフランジ12に対して相
対的に静止した状態になるであろう。この運
動部分は、ストツパピン17の各々がそれぞ
れの固定ハブフランジの開口18の半径方向
端部と当接するまで継続するであろう。これ
は曲線のZ部分のことである。
もし摩擦面にかかる負荷が減少してくると、
今まで述べてたことは逆のシーケンスが生じ、
被駆動板はゼロ位置にまで戻る。
もし摩擦面に対して過速負荷がかかると、摩
擦面キヤリヤ板14はハブ11に対して相対的
に反時計方向に運動する。前述したような完全
な曲線(−)を提供するためのパラグラフ
(a),(b)および(c)におけると同様のシーケンスが
生じる。
(ii) 被駆動板が毎分950回転以上の速さで回転し
ている状態の場合には、各ボブウエイト43は
遠心力によつてその戻しばね45の力に抗して
半径方向外側へ移動され、補助ハブフランジ4
1におけるそれぞれの開孔46の半径方向にの
びた部分47の中へ入り込み、補助ハブフラン
ジ41を固定ハブフランジ12に対して回転的
にロツクするようになるであろう。補助ハブフ
ランジ41が固定ハブフランジ12に対して相
対的にロツクされると、ばね用窓孔35Dから
40Dまでは固定ハブフランジの窓孔35Cか
ら40Dまでと整合し、従つてダンピング用ば
ね25から30までの運動は補助ハブフランジ
41におけるそれぞれのばね用窓孔35Dから
40Dまでによつて限定されることになる。
前述したように、固定ハブフランジ12および
補助ハブフランジ41における窓孔35Cおよび
35Dは同じ長さをしているが、他の補助ハブフ
ランジ41の窓孔36Dから40Dは、対応する
固定ハブフランジ12の窓孔36Cから40Cよ
り短くなつている。
このことは、中間ばね定数のばねおよび大ばね
定数のばね26,27,28,29および30が
作動する前の摩擦面キヤリヤ板14とハブ11と
の間に生じる相対的な回転の量を減少させる効果
を有している。もし摩擦面キヤリヤ板14に対し
て、上述のパラグラフ(a),(b),(c)に記載されたご
とく駆動負荷がかかると、中間ばね定数のばね2
6,28,30、次いで大ばね定数のばね27,
29がより早く作動するという点を除いては、同
様のシーケンスが生じることになる。また、全体
的な回転運動はストツパピン17が補助ハブフラ
ンジ41における開口48の半径方向端部に対し
て接触することによつて減少される。
固定ハブフランジ12および補助ハブフランジ
41がロツクされている時の被駆動板の作動は第
5図の曲線(−)によつて示される。曲線
(−)の部分Y′とZ′とは曲線(−)のY
部分とZ部分とに対してほぼ正確に対応するが、
小ばね定数のばね25のみが作用している時の
X′部分は曲線(−)のX部分に比べて減少
している。このことは、駆動負荷が逆転して板に
過速負荷がかかつた時に、小ばね定数のばね25
のみの作動によるバツクラツシがほとんどなくな
ることを意味している。
被駆動板の回転速度が約毎分850回転にまで低
下すると補助ハブフランジ41とハブ11との間
の遠心力に制御されたロツク装置は再び作動しな
くなり、ボブウエイト43は戻しばね45によつ
て半径方向内側へ移動され補助ハブフランジ41
における開孔46の円周方向にのびた部分49と
整合されるようになる。開孔部分47の先細り側
部とボブウエイトの傾斜のついた横腹部分とは、
ボブウエイトが摩擦のために開孔部分47の中で
ロツクされたままの状態になる傾向をなくすのに
役立つている。
遠心力制御のロツク装置が作動していない状態
における被駆動板の全角度範囲の作動について説
明してきたが、通常の状態の場合には、毎分950
回転以下において被駆動板にかかる駆動トルクは
殆んど認められず、普通は曲線(−)のX部
分(およびその対応逆トルク部分)のみを適用す
ることができることがわかるであろう。
固定ハブフランジ12と補助ハブフランジ41
とにおける開孔44と46とは入れ換えることも
できる。
固定ハブフランジ12と補助ハブフランジ41
とにおける開孔44と46とは入れ換えることも
できる。
固定ハブフランジ12と補助ハブフランジ41
とが摩擦係合していることによつて、ギヤボツク
スが中立状態にある時のこれらの構成要素間に不
必要なシヤフリング移動が生じることを防いでお
り、従つてボブウエイト43の摩耗を最少限に維
持することができる。さらに付加的な摩擦力は、
補助ハブフランジ41とワツシヤ23との間の摩
擦ワツシヤ21によつて与えられる。しかしなが
ら、この摩擦力によつて生じるヒステリシスにつ
いては、明確を期するために第5図には示されて
いない。
ヘ 発明の効果 本発明によれば、被駆動板が所定の回転速度以
上の過速状態にある時は、小ばね定数のダンピン
グばねの作動を防止する、構造簡単で安価なロツ
ク装置を備えた被駆動板が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるクラツチの被駆動板の側
面図で、その補助ハブフランジとロツク装置とを
示すために部分的に切りとつてあり、第2図は第
1図の線―に沿つてみた断面図、第3図は第
1図のハブと固定ハブフランジの側面図、第4図
は第2図の補助ハブフランジの側面図で、対応す
る固定ハブフランジのばね用の窓孔の位置を点線
で概略的に示しており、第5図は第1図に示した
型の被駆動板に関するねじり負荷Tと角度変位と
の関係を示すグラフである。 図において、11…ハブ、12…固定ハブフラ
ンジ、14…摩擦面キヤリヤ板、25〜30…ダ
ンピング用ばね、35B〜40B…キヤリヤ板の
窓孔、35C〜40C…固定ハブフランジの窓
孔、35D〜40D…補助ハブフランジの窓孔、
41…補助ハブフランジ、43…ロツク装置、4
6…T字形開孔、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハブ11と、 該ハブに固着された固定ハブフランジ12と、 該固定ハブフランジの一面側において、前記ハ
    ブに回転自在に装架された摩擦面キヤリヤ板14
    と、 前記固定ハブフランジの他面側において、前記
    ハブに回転自在に装架された補助ハブフランジ4
    1と、 前記摩擦面キヤリヤ板と前記両フランジとの間
    の相対回転角度を限定するストツプ装置にして、
    前記固定ハブフランジの外周縁に形成された開口
    18と、前記補助ハブフランジの外周縁に形成さ
    れた開口48と、前記摩擦面キヤリヤ板から軸方
    向に延在し、前記両開口を貫通しているストツパ
    ピン17とから成るストツプ装置17,18,4
    8と、 前記固定ハブフランジと、前記摩擦面キヤリヤ
    板と、前記補助ハブフランジとに形成された協働
    する複数のダンピングばね用窓孔35C,36
    C,37C,38C,39C,40C;35B,
    36B,37B,38B,39B,40B;35
    D,36D,37D,38D,39D,40Dに
    して、少なくとも補助ハブフランジの窓孔のいく
    つかが対応する固定ハブフランジの窓孔より短く
    されている窓孔と、 複数のダンピング用ばねにして、それぞれが前
    記窓孔の対応する窓孔内に収容されたダンピング
    用ばね25,26,27,28,29,30と、 被駆動板が所定速度以上で回転している時、前
    記補助ハブフランジの前記ハブに対する回転を阻
    止するロツク装置にして、前記固定及び補助ハブ
    フランジの一方に配置された遠心力で作動するば
    ね復帰式のボブウエイト43と、前記固定及び補
    助ハブフランジの内の他方のハブフランジに形成
    され、前記ボブウエイトがその内部に延在してお
    り、該ボブウエイトが遠心力によつて変位され前
    記固定及び補助ハブフランジの相対回転を阻止す
    る部分を有したT字形開孔46とを有したロツク
    装置とを有していることを特徴とする摩擦クラツ
    チ被駆動板。
JP57198825A 1981-11-14 1982-11-12 摩擦クラツチ被駆動板 Granted JPS58128534A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8134380 1981-11-14
GB8134380 1981-11-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58128534A JPS58128534A (ja) 1983-08-01
JPS633170B2 true JPS633170B2 (ja) 1988-01-22

Family

ID=10525899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57198825A Granted JPS58128534A (ja) 1981-11-14 1982-11-12 摩擦クラツチ被駆動板

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4548308A (ja)
EP (1) EP0079727B1 (ja)
JP (1) JPS58128534A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991001455A1 (en) * 1989-07-14 1991-02-07 Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho Device for controlling twisting of damper disc

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3409869A1 (de) * 1984-03-17 1985-09-19 Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt Kupplungsscheibe
DE3564728D1 (en) * 1984-06-22 1988-10-06 Valeo Torsional damping device, in particular a clutch friction plate, especially for a motor vehicle
FR2582765B2 (fr) * 1985-05-31 1987-08-21 Valeo Dispositif amortisseur de torsion, en particulier friction d'embrayage, notamment pour vehicule automobile
FR2576652B1 (fr) * 1985-01-25 1987-04-24 Valeo Dispositif amortisseur de torsion a verrouillage par galet(s), en particulier friction d'embrayage, notamment pour vehicule automobile
SU1644259A1 (ru) * 1988-07-18 1991-04-23 Всесоюзный научно-исследовательский аккумуляторный институт Бипол рный электрод электрического аккумул тора
FR2648883B1 (fr) * 1989-06-27 1993-01-22 Valeo Dispositif amortisseur de torsion, notamment friction d'embrayage pour vehicules automobiles
JP3052212B2 (ja) * 1991-02-05 2000-06-12 アイシン精機株式会社 クラッチディスク
US7342741B1 (en) 2000-02-10 2008-03-11 Esgw Holdings Limited Disk drive with variable track density
USD934764S1 (en) * 2020-02-24 2021-11-02 Action Clutch, Inc. Clutch retainer plate

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2745268A (en) * 1952-07-01 1956-05-15 Borg Warner Clutch driven plate
FR1411155A (fr) * 1964-08-04 1965-09-17 Ferodo Sa Perfectionnements aux frictions d'embrayage à moyeu amortisseur
DE1680669A1 (de) * 1965-11-20 1970-07-09 Fichtel & Sachs Ag Kupplungsscheibe mit Schwingungsdaempfer
DE2430160C2 (de) * 1974-06-24 1975-09-25 Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart Kupplungsscheibe für Kraftfahrzeug-Hauptkupplungen
SU843782A3 (ru) * 1974-07-27 1981-06-30 Люк Ламеллен Унд Купплюнгсбау Гмбх (Фирма) Диск сцеплени
IT8052854V0 (it) * 1979-01-23 1980-01-22 Fichtel & Sachs Ag Disposizione di smorzatore delle oscillazioni torsionali particolarmente per innesti a frizione di autoveicoli
FR2449828A1 (fr) * 1979-02-23 1980-09-19 Ferodo Sa Dispositif amortisseur de torsion, en particulier friction d'embrayage, notamment pour vehicule automobile
FR2456264A1 (fr) * 1979-05-11 1980-12-05 Ferodo Sa Dispositif amortisseur de torsion, en particulier friction d'embrayage, notamment pour vehicule automobile
JPS55163324A (en) * 1979-06-01 1980-12-19 Toyota Motor Corp Constant velocity ball joint
DE2932531A1 (de) * 1979-08-10 1981-02-26 Luk Lamellen & Kupplungsbau Kupplungsscheibe
JPS56113845A (en) * 1980-02-06 1981-09-08 Daikin Mfg Co Ltd Damper disk
FR2489910A1 (fr) * 1980-09-10 1982-03-12 Automotive Prod France Disque mene d'embrayage a friction

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991001455A1 (en) * 1989-07-14 1991-02-07 Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho Device for controlling twisting of damper disc

Also Published As

Publication number Publication date
EP0079727A1 (en) 1983-05-25
US4548308A (en) 1985-10-22
JPS58128534A (ja) 1983-08-01
EP0079727B1 (en) 1985-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3839874B2 (ja) フライホイール組立体
JP2787929B2 (ja) 回転衝撃を吸収若しくは補償するための減衰装置
US4433770A (en) Torsional dampers
US4714449A (en) Apparatus for reducing vehicle drive train vibrations
GB2171174A (en) Damping device for absorbing rotary impulses
JPS6117722A (ja) ねじれ減衰装置
JPS633170B2 (ja)
US7195111B2 (en) Clutch device having a clutch damper and dual-mass flywheel assembly
KR20010105175A (ko) 소형 로킹 차동장치
JPH1068446A (ja) フライホイール組立体
EP0498772B1 (en) Clutch disk assembly
US6488139B1 (en) Damper mechanism
EP0083859B1 (en) Friction clutch driven plate
EP0189249B1 (en) Torsional vibration damper
GB2109898A (en) Friction clutch driven plate
US6619455B2 (en) Clutch disk
US5588518A (en) Clutch disc with a reinforced hub
JPH0643559Y2 (ja) トルク変動吸収装置
GB2339267A (en) Torsional vibration damper
EP0545402B1 (en) Clutch disc assembly
JPH0676812B2 (ja) クラツチデイスク
JPH0545877Y2 (ja)
GB2234323A (en) Friction clutch driven plates
JP2020125806A (ja) ダンパ装置
GB2234322A (en) Friction clutch driven plates