JPH0676812B2 - クラツチデイスク - Google Patents

クラツチデイスク

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JPH0676812B2
JPH0676812B2 JP2919886A JP2919886A JPH0676812B2 JP H0676812 B2 JPH0676812 B2 JP H0676812B2 JP 2919886 A JP2919886 A JP 2919886A JP 2919886 A JP2919886 A JP 2919886A JP H0676812 B2 JPH0676812 B2 JP H0676812B2
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hub
outer hub
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clutch disc
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茂孝 相木
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はダンパを有するハブ分割式のクラッチディスク
に関するものであり,特に走行条件に応じてクラッチデ
ィスク捩れ角を変化させることの出来る自動車等のクラ
ッチディスクに関する。
(従来技術) 一般にハブ分割式のクラッチディスクにおいては,エン
ジンアイドリング時の騒音防止のため1段目の捩れ特性
θを所定の大きさに設定してあるが,このθがあまり大
きく採ってあるときには車輌の走行時のアクセルのオン
・オフの際に,いわゆるしゃくり現象が発生する虞れが
ある。このため,車輌の走行時において,一段目のダン
パを不作動とし,クラッチディスク捩れ角を変化させ,
このようなしゃくり現象を防止する必要があった。
この種の従来のハブ分割式のクラッチディスクとして
は,米国特許第4,433,770号公報に記載の可変角タイプ
のものが掲げられる。
この従来のスラッチディスクは,ハブに対して回転可能
なディスク(外ハブ)の側方部に中間部材がその一橋部
を枢支されており,その一部が,所定の回転枢になる迄
ハブに一体的に取り付けられたフランジ(ロック部材)
の突出部と係合することによって,前記ディスクとハブ
とが一体的に回転されるようになっており,回転数が所
定の回転数を越えると,前記中間部材の他端部に発生す
る遠心力によって,他端部が可撓性のストッパと係合す
るまで回動され,これによって中間部材の一端部と前記
フランジの突出部との係合が外れ,二段のダンパが構成
されるようになっていた。
そしてさらに回転数が増加すると,その遠心力によって
前記中間部材の他端部とストッパとの係合が外れ,中間
部材がさらに回動されることによって,その一端部と前
記フランジの突出部とが係合して再び前記ディスク(外
ハブ)とハブとが一体的に回転されるようになり,これ
によってクラッチディスクの捩りトルク特性を変換する
ようになっているものであった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしこの従来のクラッチディスクは,ディスク(外ハ
ブ)とハブとを一体的に係合させるための中間部材およ
びフランジ(ロック部材)が,クラッチディスクのトー
ション部とほ別体に設けられているために,軸方向の幅
が大きくなり,フライホィールやクラッチカバーの取付
スペースが非常に制限されるという欠点を有していた。
またこのクラッチディスクは,中速回転時において中間
部材が単に可撓性のストッパと係合して保持されている
のみであるので,僅かな回転の変化によってストッパと
の係合が外れ易く,ロック位置が不安定で,そのため捩
りトルク特性が不必要に変換されてしまうといった欠点
があり,また部品点数も多くなってしまっていた。
この発明は上記従来のクラッチディスクの有する欠点を
解消することを目的とする。より詳しくは,本発明は,
ディスクの軸方向の幅のコンパクト化を図ることが出
来,さらにロック位置の精度が高く,安定した捩りトル
ク特性の変換を行うことの出来るクラッチディスクを提
供しようとするものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明は,上記目的を達成するために,外ハブと内ハ
ブが回転方向に所定の隙間を介してスプライン連結さ
れ,外ハブと内ハブの間にプリダンパ用の弾性部材が介
装されているハブ分割式のクラッチディスクにおいて,
前記外ハブの側方位置に近接して平行にかつ相対回転可
能に配され,外ハブと同様にそのスプライン歯が内ハブ
のスプライン歯と所定の隙間を介して連結されているロ
ック部材と,外ハブのロック部材側の側面に一端部が枢
支されて半径方向に回動可能なロックアームと,外ハブ
とロックアームとの間に介装されてロックアームの他端
をハブの中心方向の付勢する弾性部材と,前記ロック部
材に一体に設けられ前記ロックアームの他端が係合可能
なアーム部とを具えているものである。
外ハブとしては,通例外ハブフランジが軸方向スペース
節約のため用いられるが,本発明において外ハブの形状
は必ずしもフランジタイプのものに限定されない。
(作用) 上記クラッチディスクは,クラッチディスクの低速回転
時には,内ハブのスプライン歯と外ハブおよびロック部
材の各々のスプライン歯との間に前記所定の隙間が保持
されてプリダンパ用の弾性部材の作動が許容され,高速
回転時には,遠心力によってロックアームが前記弾性部
材の付勢力に抗して回動されロックアームの他端がロッ
ク部材のアームを押圧することによりロック部材が外ハ
ブに対して相対回転されて,外ハブとロック部材の両ス
プライン歯により内ハブのスプライン歯を挟持すること
によって外ハブを内ハブにロックして,プリダンパ用の
弾性部材の作動を停止させる。
(実施例) 以下この発明を,図面に示す実施例に基づいてさらに詳
細に説明を行う。
第1および2図において,ピン1によって互いに連結さ
れたディスクプレート2およびサブプレート3がハブ4
に対して回転自在に取り付けられており,このディスク
プレート2とサブプレート3の間に外ハブフランジ5が
配置されている。この外ハブフランジ5と,ハブ4と一
体となっている内ハブ6とは,それぞれのスプライン歯
5a,6aが回転方向の前後に所定の隙間を介して嵌合され
ることにより,互いに相対回転可能に連結されている。
そして外ハブフランジ5と内ハブ6との間には,プリダ
ンパスプリング7が介装されていて,第1段目のダンパ
が構成されている。
またディスクプレート2およびサブプレート3と外ハブ
フランジ5との間にはメインダンパスプリング8が介装
されていて,第2段目のダンパが構成されており,以上
の構成については従来のクラッチディスクとほぼ同様で
ある。
外ハブフランジ5の側方位置に,ロック部材9が配置さ
れており,外ハブフランジ5と同様そのスプライン歯9a
が所定の前記隙間を介して相対回転可能に連結されてい
る。そしてこのロック部材9は,その本体外周部が外ハ
ブフランジ5の側面に形成された段部5bに嵌合されて,
センタリングが為されている。また外ハブフランジ5と
ロック部材9間には,低摩擦のスラスト材10が介装され
て一定の間隔が保たれており,さらにサブプレート3と
ロック部材9との間にはスライト部11が設けられてい
る。
外ハブフランジ5のロック部材9側の側面に,ロックア
ーム12がその一端をピン13によって回動自在に枢支され
ており,かつこのロックアーム12と外ハブフランジ5間
に介装されたつる巻ばね14によって,他端部12aがロッ
ク部材9の外周面に当接する方向に付勢されている。こ
のロックアーム12は他端部12a側に重心が偏っており,
外ハブフランジ5の回転による遠心力によって,つる巻
ばね14の付勢方向と反対方向に回動し易いようになって
いる。
このロックアーム12の回動軌跡側に,ロックアーム12の
他端部12aと当接するようにロック部材9のアーム15が
配されている。
なお図面においては,一組のロックアーム12およびロッ
ク部材のアーム15が設けられている場合を示したが,第
3図に示すように,二組が対称となるように配置しても
よく,さらには三組以上を設けるようにしてもよい。
次に上記クラッチディスクの作動を説明すると,アイド
リング時には,つる巻ばね14の付勢力がロックアーム12
に作用する遠心力に打ち勝って,第1図で示すようにロ
ックアーム12の他端部12aはロック部材9の本体外周面
上に位置されており,このとき,外ハブフランジ5のス
プライン歯5aとロック部材9のスプライン歯9a重り合っ
ていて,内ハブ6のスプライン歯6aとの間に隙間(θ)
が保たれている。
この結果,プリダンパ用スプリング7およびメインダン
パ用スプリング8によって第1段および第2段のダンパ
が構成され,第4図のA−A線で示すような捩りトルク
特性を呈する。
次に走行状態となりスラッチディスクが高速回転を始め
ると,ロックアーム12に作用する遠心力がつる巻ばね14
の付勢力,スラスト材10およびスラスト部11の摩擦力に
打ち勝って,ロックアーム12が外ハブラシジ5の外周方
向(第1図の矢印A方向)に回動される。そしてロック
アーム12の他端部12aはロック部材のアーム15の先端部
に係止され,これに伴ってロック部材のアーム15を第1
図の矢印B方向に押圧する。
この結果,第3図に示すように外ハブフランジ5とロッ
ク部材9とが互いに反対方向に相対的に回転して,外ハ
ブフランジ5のスプライン歯5aとロック部材9のスプラ
イン歯9aとで内ハブ6のスプライン歯6aが挟持され,こ
れによって外ハブフランジ5と内ハブ6とが一体となる
ようにロックされる。
このようにして,外ハブフランジ5と内ハブ6とが一体
的に連結されてプリダンパ用スプリング7の機能が停止
されることにより,ダンパはメインダンパ用スプリング
8のみとなり,第4図のB−A線で示すような捩りトル
ク特性を呈することとなる。
なおこの状態で,ロック部材9に回転方向と反対方向に
力が働いた場合でも,ロックアーム12は接線方向に配さ
れており,第5図に示すように,ロックアーム12とロッ
ク部材のアーム15間において互いに作用する力P1,P2
合力P3の方向は半径方向外側向きとなり,ロックアーム
12がつる巻ばね14の付勢方向に回動されて,ロックが外
れるようなことはない。
この高速回転状態からアイドリング状態に戻ると,つる
巻ばね14の付勢力によってロックアーム12が第1図の元
の位置に復帰され,外ハブフランジ5と内ハブ6とのロ
ック状態が解除される。
なおアイドリング時の回転数は通常600〜800rpm,最高10
00rpmであり,上記実施例においては,1500rpm以上にお
いてロックアームが作動するように設定すれば大きな効
果を得ることが出来るものである。
[発明の効果] 以上のようにこの発明は,クラッチディスクの低速回転
時には,外ハブフランジと内ハブとの相対回転が許容さ
れてプリダンパ用の弾性部材が機能し,高速回転時には
外ハブフランジと内ハブとが一体となるようにロックさ
れるので,走行条件に応じてクラッチディスク捩れ角が
変化され,振動騒音を低減することが出来るとともに高
速回転時におけるいわゆるしゃくり現象を有効に防止す
ることが出来るものであり,さらに外ハブフランジと内
ハブとをロックする部材が外ハブフランジと近接して配
されているために,ラッチディスクの軸方向の幅を従来
のものに比べて大幅に短縮することが出来,部品点数も
少なく,また精度の高いロック位置を設定することが出
来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す正面図,第2図は第
1図のII−II線における断面図,第3図は同実施例にお
ける高速回転時の作動状態を示す説明図,第4図は同実
施例における捩りトルク特性を示すグラフ,第5図は同
実施例のロック時の状態をす説明図である。 5……外ハブフランジ、5a……スプライン歯 6……内ハブ、6a……スプライン歯 7……プリダンパスプリング 9……ロック部材、9a……スプライン歯 10……スラスト材、12……ロックアーム 14……つる巻ばね 15……ロック部材のアーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外ハブと内ハブが回転方向に所定の隙間を
    介してスプライン連結され,外ハブと内ハブの間にプリ
    ダンパ用の弾性部材が介装されているハブ分割式のクラ
    ッチディスクにおいて, 前記外ハブの側方位置に近接して平行にかつ相対回転可
    能に配され,外ハブと同様にそのスプライン歯が内ハブ
    のスプライン歯と所定の隙間を介して連結されているロ
    ック部材と, 外ハブのロック部材側の側面に一端部が枢支されて半径
    方向に回動可能なロックアームと, 外ハブとロックアームとの間に介装されてロックアーム
    の他端をハブの中心方向に付勢する弾性部材と, 前記ロック部材に一体に設けられ前記ロックアームの他
    端が係合可能なアーム部とを具え, クラッチディスクの低速回転時には,内ハブのスプライ
    ン歯と外ハブおよびロック部材の各々のスプライン歯と
    の間に前記所定の隙間が保持されてプリダンパ用の弾性
    部材の作動が許容され,高速回転時には,遠心力によっ
    てロックアームが前記弾性部材の付勢力に抗して回動さ
    れロックアームの他端がロック部材のアームを押圧する
    ことによりロック部材が外ハブに対して相対回転され
    て,外ハブとロック部材の両スプライン歯により内ハブ
    のスプライン歯を挟持することによって外ハブを内ハブ
    にロックすることを特徴とするクラッチディスク。
  2. 【請求項2】外ハブとロック部材の間に摩擦部材を介装
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のクラ
    ッチディスク。
  3. 【請求項3】外ハブがフランジであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項および第2項記載のクラッチディ
    スク。
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