JPS6331380A - 磁気録画再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気録画再生装置（以下、ＶＴＲと記す）
に関し、特に既に記録済テープの記録情報を実用上保存
しつつ該テープにさらに別のビデオ信号を記録できるよ
うに構成されたＶＴＲにおいて、後から記録するビデオ
信号に付随するオーディオ信号の記録に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

一般に家庭用ＶＴＲの録画においては、ＶＴＲが録画モ
ードになったとき、装着されている磁気テープが既記縁
あるいは未記録にかかわらず、全幅消去ヘッドによって
当該磁気テープを消去された状態とする。そして次に一
方のビデオへラドＡによってビデオ信号の第１フイール
ドがヘッドＡ軌跡として磁気テープ上の記録トラックＡ
に記録され、また他方のビデオＢによってビデオ信号の
第２フイールドがヘッドＢｔＩｔ跡として上記記録トラ
ックＡの隣接トラックＢに記録される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、既に記録したプログラムを再生鑑賞中に別の
プログラムを記録したい場合があるが、従来のＶＴＲで
は１台の装置でそれを実現することは不可能である。

そこで本件出願人は、１台のＶＴＲで、既記縁情報を実
用上保存しつつ該既記録済テープにさらに別のビデオ信
号を記録できるようにしたものを開発した。以下、この
ＶＴＲについて第４図〜第８図を用いて説明する。

第４図において、２１はビデオ信号入力端子、２２は最
大１フイ一ルド期間の遅延時間を有する同期合わせ回路
であり、入力ビデオ信号の垂直同期信号と後述するＶＴ
Ｒ２４からの再生ビデオ信号のそれとを合わせるための
ものである。２３は上記同期合わせ回路２２の出力を１
フイールドおきに取り出す第１のスイッチ回路、２４は
該第１のスイフチ２３の出力信号を記録し、又はテープ
上のビデオ信号を再生するＶＴＲ部、２５は該ＶＴＲ部
２４の出力を１フイ一ルド期間遅延する１フイールド遅
延回路、２６はＶＴＲＴＲ部外４力とこれを１フイール
ド遅延した出力とを切り換えて出力する第２のスイッチ
回路、２７はビデオ信号出力端子、２８はヘッド切り換
え信号である。

第５図は上記ＶＴＲの回転ドラム内のヘッド配置を示す
図であり、図において、２９は回転ドラム、３０．３１
は１８０°の角間隔で設けられたビデオヘラドＡ、ビデ
オヘッドＢ１３２は記録トラック幅と略同−のヘッド幅
を有する回転消去ヘッド（フライングイレーズヘッド）
、３３は磁気テープである。また第６図＋ａ＋〜（Ｃ１
は磁気テープ上にビデオ信号が記録されていく様子を示
す図であり、３５．３６はビデオトラック、３４は記録
済コントロール信号である。

次に第７図に示す記録時のタイミングチャートに従って
動作について説明する。

ＶＴＲ２４には既にビデオＡ信号が記録されている磁気
テープが装着されているとする。この状態で新たなビデ
オＢ信号入力がビデオ入力端子２１に入力し、このビデ
オＢ信号を既にビデオＡ信号が書き込まれている磁気テ
ープに書き込む場合、既記縁情報を保存するため、全幅
消去ヘッド（図示せず）が作動しないようにＶＴＲは再
生モードで動作させる。従って、キャプスタンサーボや
ドラムサーボは再生モードの制御方法で行う、ここで、
ヘッドＡ、Ｂは互いにアジマス角が異なるため、ヘッド
Ａで記録されたトラック３５はヘッドＡで、ヘッドＢで
記録されたトラック３６はヘッドＢで再生するように制
御され、さらにこれらのヘッド出力は、例えば第７図（
ａ）に示すヘッド切り換え信号がハイレベルのときはへ
ラドＡの信号が、又ローレベルのときはヘッドＢの信号
がＶＴＲＴＲ部外４出力されるよう制御される。そして
通常再生時には、第７図（ｂ）のような再生ビデオ信号
が得られる。

この状態で記録したい入力ビデオ信号（第７図（Ｃ））
が入力したとき、一般には再生ビデオＡ信号の垂直同期
信号と入力ビデオＢ信号の垂直信号とはタイミングが合
っていない、そこで、例えばヘッド切り換え信号は垂直
同期信号と一定の関係にあるから、これを基準にして入
力ビデオＢ信号を同期合わせ回路２２で遅らせてタイミ
ングを再生ビデオ信号Ａと合わせる（第７図（ｄ））。

この同期合わせ回路２２は遅延時間が可変のビデオ遅延
回路であればよく、最大１垂直同期期間（１フイ一ルド
期間又はＩＶ期間と記す）遅らせられるものであればよ
い。

次にこの信号を例えばヘッドＢで記録されたトラックに
記録するため、第１のスイッチ回路２３でヘッド切り換
え信号がローレベルであるときのみ取り出すく第７図（
ｅ））、この信号を記録のための信号処理回路及び記録
アンプ（図示せず）を経てヘッドに印加することにより
、ちょうどヘッドＢがトラックをトレースし始めたとこ
ろからビデオ信号を記録することができる。この場合、
既記録済信号をそのままにしておくと重ね書きになりビ
ート妨害が発生するので、このヘッドＢに先行して、フ
ライングイレーズヘッド３２をヘッド８Ｍ跡のトラック
３６のみをトレースさせ、該トラック３６の情報のみを
消去する。このとき、もし消去ヘッド３２のヘッド幅が
トラック幅に比べて広すぎたり、あるいは逆に狭すぎた
りすると、既に書きこまれているビデオ信号の隣のトラ
ックまで消去したり、あるいは消し残ったりするので、
フライングイレーズヘッド３２のヘッド幅は記録トラッ
ク幅と略同−にする必要がある。このようにしてテープ
上に記録されていく様子を第６図（ｂｌに示し、その結
果としてのテープ記録状態を同図（Ｃ１に示す。

即ちこのＶＴＲによれば、既記縁のビデオＡの情報につ
いてはその第１フイールドの情報が１フイールドおきに
保存され、そのビデオＡの記ｉｔ　トラックの間に新た
に入力されたビデオＢの情報（この例では第１フイール
ドの情報）が１フイールドおきに記録されることとなる
。

次に再生時の動作を説明する。

再生時は第８図に示すようにビデオＡ信号とビデオＢ信
号の再生出力が１フイールド毎に並んだビデオ出力ｆが
ＶＴＲ２４から得られる。この信号ｆを直接第２のスイ
ッチ回路２６へ導く一方、これを１フイールド遅延回路
２５で１ｖ期間遅らせてなる１フイールドディレィ出力
ｇを第２のスイッチ回路２６へ導く、また、スイッチ回
路２６は１ｖ期間毎にビデオ信号の垂直同期に基づいた
ヘッド切り換え信号２８により、ＶＴＲ２４からの直接
のビデオ出力信号ｆと１フイールド遅延した信号ｇとを
１フイールド毎に所定のタイミングで選択するように制
御されており、例えばヘッド切り換え信号２８に基づき
作成したスイッチ制御信号りによって直接ビデオＡ信号
と１ｖ遅延されたビデオＡ信号とが交互に並んだ完全な
１フレ一ムビデオＡ信号ｔ−ｎ酎−−柱を出力する。こ
こで、ビデオＡ信号は出力信号ｆではフィールドスキッ
プで記録されているから、上記のように１ｖ遅延した信
号ｇで次のフィールドを補い、完全な１フレ一ムビデオ
信号にしてビデオ出力端子２７に取り出すことができる
。このとき、スイッチ回路２６でスイッチングタイミン
グを先程のスイッチングタイミングと１８０°ずらせる
と、スイッチ制御信号ｊにより直接ビデオ信号とディレ
ィビデオＢ信号とからなる完全な１フレ一ムビデオ信号
ｋが得られ、後に記録したプログラムを見ることができ
る。

ところで、上記のように１つの磁気テープに２つのビデ
オ信号を記録できるようにした場合、それらのビデオ信
号に付随するオーディオ信号を、その品質をｍなうこと
なくどこに記録するかが問題となる。即ち、ビデオ信号
についてはその第１フイールドと第２フイールドとはあ
まり変化がないので上記のようにフィールドスキップで
記録再生し、一方のフィールドのビデオ信号を他方の信
号で補償することが可能であるが、オーディオ信号につ
いては連続性を保持しなければ実用性がなく、ビデオ信
号と同様に考えることはできない。

この発明はかかる点に鑑みてなされたもので、既に記録
されているビデオ信号付随のオーディオ信号には何ら損
傷を与えることなく、あとから記録するビデオ信号のオ
ーディオ信号を高品質に記録できる磁気録画再生装置を
得ることを目的とする。

ここで、ビデオ信号に付随するオーディオ信号について
は、一般のＶＨＳ方式やβ方式ではテープ端部に設けら
れたオーディオトラックに記録されるようになっている
が、このオーディオトラックに記録するとともに、さら
にビデオ信号との周波数多重によってビデオトラックに
記録するものや、深層記録のような空間多重による周波
数変調されたオーディオ信号トラックに記録するものが
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る磁気録画再生装置は、記録したいオーデ
ィオ信号を、オーディオ信号記録用に設けられた２つの
周波数変調記録チャンネル（トラック）のうちの片方の
チャンネル（トラック）に記録するとともに、該オーデ
ィオ信号を１垂直同期信号期間（１フイ一ルド期間）遅
延させた信号を他方のチャンネル（トラック）に記録す
るようにしたものである。

〔作用〕

この発明においては、フィールドスキップされて記録さ
れないビデオ信号に付随するオーディオ信号については
該オーディオ信号を１フイ一ルド期間遅延させて記録を
行い、これにより再生時に欠落したオーディオ信号を補
償する。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例によるＶＴＲのオーディオ信
号記録系を示し、図において、１はオーディオ信号入力
端子、２ａ、２ｂはオーディオ信号処理回路、３ａ、３
ｂはそれぞれキャリア周波数が異なる周波数変調（ＦＭ
）回路、４は入力オーディオ信号を１フイ一ルド期間遅
延する遅延回路、５は２つの周波数変調回路を合成する
合成回路、６はヘッドに記録するのに必要な電流を流す
ための記録アンプ、７は後から記録するビデオ信号に付
随するオーディオ信号の記録する期間を制御するための
スイッチ回路（記録期間制御手段）、８ａ、９ｂはオー
ディオ記録専用の回転オーディオヘッド、９はヘッドス
イッチング信号入力端子である。

第３図はＶＴＲのＦＭオーディオ信号の記録周波数配置
の一例を示す図であり、図中上部に示すのがビデオ信号
の周波数配置、下部に示すのがＦＭオーディオ信号の周
波数配置であり、オーディオ信号記録用として、２つの
深層チャンネルが設けられている。

次に第２図のタイミングチャートに従って作用効果につ
いて説明する。ここで、本実施例においては、上記のよ
うに、深層記録によってオーディオ用の２つのチャンネ
ルを形成する場合について説明する。

オーディオ入力端子ｌには、第２図ｔａ＋に示すような
入力オーディオ信号が加えられる。ここで説明の便宜の
ために、入力オーディオ信号に対し、該オーディオ信号
に付随したビデオ信号の垂直同期信号毎に（フィールド
毎に）番号■、■、■。

■、■、■、−・−を付す。この信号を遅延回路４で１
フイ一ルド期間遅延した信号は第２図中）に示すように
なり、元信号の■のフィールド期間には■が、■のフィ
ールド期間には■が位置するというように、同一フィー
ルド期間には１フイールドずつずれた２つの信号が存在
することとなる。この２つの信号はそれぞれオーディオ
信号処理回路２ａ、２ｂに入力され、ここでエンファシ
スがかけられたり、ノイズリダクションのエンコード処
理がされたりする。そしてその信号処理されたオーディ
オ信号は周波数変調回路３ａ、３ｂに入力されて周波数
変調される。このとき第３図に示すように、例えば遅延
していない方のオーディオ信号をキャリアｆ１に、遅延
した方のオーディオ信号をｆ２に割り当てる。なおこれ
は逆でもよい。このようにして得られたＦＭ変調オーデ
ィオ信号を合成回路５で合成し、記録アンプ６で電流増
幅した後、スイッチ回路７を介してヘッド１３ａ、３ｂ
に供給する。

ところで、本ＶＴＲは既記縁情報を実用的に保存する必
要があるから、このまま記録すると、１フイールドおき
に残っているビデオトラックをヘッド３ａ、３ｂのどち
らかのヘッドが記録モードでトレースしてしまい、既記
縁ビデオ信号が消去されて損傷を受ける。そこで、第２
図ｔｃ＋に示すようなヘッドスイッチング信号をヘッド
スイッチング信号入力端子９に印加して、あとから記録
するビデオ信号のフィールドに合わせてその期間だけ上
記ＦＭ変調オーディオ信号が記録されるように、スイッ
チ回路７で制御する。

このようにして第２図ｆｄｌに示すような信号がテープ
上の深層チャンネルに１フイールドおきに記録される。

なお、既記縁のビデオ信号に付随するオーディオ信号は
、一般の規格に従ってテープ端部の通常のオーディオト
ラックに記録されている。

再生時には、第２図（ｄｉに示された信号かられかるよ
うに、第１チヤンネルから再生される信号を１フイ一ル
ド期間遅延させ、これと第２チヤンネルから再生される
信号とを合成すると、■、■。

■、■、・・・のように、連続したオーディオ信号が得
られる。この再生時に必要な１フイ一ルド期間遅延回路
は、記録時に用いられる遅延回路と同様の機能のもので
あり、記録と再生とを同時に使用することはないから、
これらを共用することにより、回路構成を経済的にする
ことが可能となる。

なお、上記実施例ではスイッチは記録アンプのあとに設
けたものを示したが、これは回路構成上この位置に限定
されるものではなく、例えば周波数変調を止めたり、記
録アンプの電源を止めたりといったことにより実現して
もよい。

また、上記実施例では深層記録のような空間多重された
ＦＭオーディオチャンネルを有するＶＴＲで説明したが
、ビデオ信号と周波数多重する方式のＦＭオーディオチ
ャンネルを有するＶＴＲでも同様に本発明を通用するこ
とができる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、既記縁の磁気テープ
に該既記縁のビデオ信号を保存しつつさらに別のビデオ
信号を記録できるようにしたＶＴＲにおいて、あとから
記録するビデオ信号に付随するオーディオ信号を２つの
周波数変調記録チャンネルに時間制御して記録するよう
にしたので、テープの端部に設けられたオーディオトラ
ックに記録された既記縁ビデオ信号のオーディオ信号に
は損傷を与えることなく、上記後のオーディオ信号を高
品質で記録することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるＶＴＲのオーディオ記
録回路のブロック図、第２図はその動作を説明するため
のタイミングチャート図、第３図は上記ＶＴＲのＦＭオ
ーディオ信号の記録周波数配置の一例を示す図、第４図
ないし第８図は本件出願人が既に開発したＶＴＲを説明
するための図であり、第４図はそのブロック図、第５図
はその回転ドラム内のヘッド配置を示す図、第６図は該
ＶＴＲにおいて磁気テープ上にビデオ信号が記録されて
いく様子を示す図、第７図はその記録時の動作を説明す
るためのタイミングチャート図、第８図はその再生時の
動作を説明するためのタイミングチャート図である。 ２ａ、２ｂ・・・オーディオ信号処理回路、３ａ。 ３ｂ・・・周波数変調回路、４・・・１フイ一ルド期間
遅延回路、５・・・合成回路、７・・・スイッチ回路。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）既記録済みの磁気テープのビデオ信号を実用上保
   存しつつ別のビデオ信号を該磁気テープの記録トラック
   に１本おきに記録するよう構成され、かつビデオ信号と
   の周波数多重チャンネル又は深層記録チャンネルにオー
   ディオ信号を周波数変調して記録するようにして該オー
   ディオ信号記録用として２つのチャンネルが設けられた
   磁気録画再生装置において、 上記別のビデオ信号に付随するオーディオ信号を周波数
   変調して第１のＦＭ変調オーディオ信号とする第１のオ
   ーディオ信号処理系と、 上記別のビデオ信号に付随するオーディオ信号を１垂直
   同期信号期間遅延するとともに該遅延オーディオ信号を
   上記第１のオーディオ信号処理系のキャリア周波数とは
   異なるキャリア周波数を周波数変調して第２のＦＭ変調
   オーディオ信号とする第２のオーディオ信号処理系と、 上記第１、第２のオーディオ信号処理系の出力信号を合
   成する合成回路と、 該合成回路の出力を受けて上記別のビデオ信号を記録す
   るフィールド期間のみ上記合成回路の出力信号を記録す
   る記録期間制御手段とを備え、上記非遅延オーディオ信
   号を上記２つのオーディオ信号記録用チャンネルのうち
   の一方のチャンネルに、上記遅延オーディオ信号を他方
   のチャンネルに記録するようにしたことを特徴とする磁
   気録画再生装置。