JPS6329125Y2 - - Google Patents

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JPS6329125Y2
JPS6329125Y2 JP1982095422U JP9542282U JPS6329125Y2 JP S6329125 Y2 JPS6329125 Y2 JP S6329125Y2 JP 1982095422 U JP1982095422 U JP 1982095422U JP 9542282 U JP9542282 U JP 9542282U JP S6329125 Y2 JPS6329125 Y2 JP S6329125Y2
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JP
Japan
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valve
cam follower
cam
adjusting
tip
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JP1982095422U
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JPS59507U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は四サイクル内燃機関の動弁装置におけ
る弁間隙調整装置に関するものである。
一般に四サイクル内燃機関の開閉弁(吸気弁お
よび排気弁)の動弁装置は、該機関運転時にその
状態に応じて熱変形する。そこでその熱変形によ
つて開閉弁が閉じなくなるのを防ぐために該装置
の動弁カムと開閉弁とを連動する機構にガタ、す
なわち弁間隙を設けるようにしているが、前記弁
間隙が過大になると、機関運動時の騒音が増し、
また弁間隙が過小になると、機関運転中に開閉弁
の気密不良を招くので、前記弁間隙を調整するた
めの調整装置が設けられる。従来の前記調整装置
は第5図に示すように動弁カム012と開閉弁0
4とを連係するカムフオロアー09の先端にアジ
ヤストスクリユー015を螺着し、このアジヤス
トスクリユー015の調整によつて弁間隙を調す
るようにしているが、このものでは動弁カム01
2と開閉弁04の頭部間の間隙を第5図に示す状
態よりさらに縮めようとすると、アジヤストスク
リユー015が動弁カム012と干渉してしまう
ので、その短縮調整に限界があり、また前記干渉
を避けるために動弁カム012と開閉弁04の頭
部間の間隔を拡げると動弁装置全体が大きくな
り、その結果機関全体の大型化を招いて好ましく
ない。また前記カムフオロアー09はできるだけ
短く、かつ軽量に形成して動弁装置のコンパクト
化と往復動質量の軽減を図ることが望ましいが、
このようにするとカムフオロアー09の揺動支点
と開閉弁04とが近づくことになり当然に動弁カ
ム12と開閉弁04の頭部とが接近し、前述のよ
うにアジヤストスクリユー015が動弁カム01
2と干渉するようになる。
そこで本考案は動弁カムと開閉弁間の距離を短
縮してもアジヤストスクリユーが動弁カムに干渉
することがなく自由な弁間隙の調整を行うことが
できて動弁装置の小型軽量化を図ることができる
ようにし、しかも上記弁間隙調整作業を簡単的確
に行うことができる、内燃機関の動弁装置におけ
る弁間隙調整装置を提供することを主な目的とす
る。
そして上記目的を達成するために本考案は、弁
ばねにより閉弁方向に付勢される開閉弁の上端に
揺動可能なカムフオロアーの先端を連接し、その
カムフオロアー上面のスリツパ面に動弁カムを接
触させ、前記動弁カムの回転と弁ばねの弾発力と
の協働により前記開閉弁を作動するようにした内
燃機関の動弁装置において、前記カムフオロアー
の先端には、そのカムフオロアーの揺動方向と略
直交する方向にアジヤストスクリユーを設け、こ
のアジヤストスクリユーによりカムフオロアーの
先端に偏心輪等のアジヤストピースを、前記開閉
弁の作動方向に位置調整できるように固定すると
共に、そのアジヤストピースの外周面を開閉弁の
頭部端面に当接し、さらに前記アジヤストピース
の外周面には、該アジヤストピースを前記位置調
整する際に工具を係合し得る係合溝を凹設したこ
とを特徴とする。
以下、第1〜4図により本考案の一実施例につ
いて説明する。
機関本体Eのシリンダヘツド1には、燃焼室2
に通じる弁口3が開口されるとともにこの弁口3
を開閉する開閉弁4(吸気弁もしくは排気弁)が
ガイド5を介して上下に摺動自在に嵌挿される。
シリンダヘツド1上には、前記開閉弁4を開閉
するための動弁装置Vが設けられる。
シリンダヘツド1に形成される弁座面6と、開
閉弁4との間には弁ばね7,8が縮設され、これ
ら弁ばね7,8の弾発力は開閉弁4を閉弁方向に
偏倚させる。
開閉弁4の側方において、シリンダヘツド1に
はカムフオロアー9がピポツト軸10をもつて上
下に揺動自在に支承される。カムフオロアー9の
上方には動弁カム12が配設され、該カム12の
カム面12aはカムフオロアー9の上面に形成し
たスリツパ13に当接される。
カムフオロアー9の先端には後に詳述する弁間
隙調整装置Aを介して開閉弁4に連接される。
次に前記弁間隙調整装置Aの構造を説明する
と、カムフオロアー9は、その先端に横断面コ字
状のフオーク部9aが形成され、このフオーク部
9aにはアジヤストピース、すなわち偏心輪14
が密に嵌合され、この偏心輪14は、前記フオー
ク部9aにカムフオロアー9の揺動方向と略直交
する方向に設けられるアジヤストスクリユー15
によつて回転可能に支持される。そして偏心輪1
4の中心o1と、偏心輪14の主軸の中心o2間に
は、偏心距離eが存在する。アジヤストスクリユ
ー15の先端にはナツト17が螺締され、これに
より偏心輪はカムフオロアー9の先端に固定され
る。偏心輪14の外周面には前記開閉弁4の頭部
端面が当接される。アジヤストピースすなわち偏
心輪14の外周には、数個の係合溝16が形成さ
れ、前記アジヤストスクリユー15を緩めたのち
この係合溝16にドライバ等の工具を差し込むこ
とにより偏心輪14を回動調整することができ、
この場合偏心輪14はその中心o1を中心に偏心回
転することができ、その外周面と開閉弁4の上端
との接点位置を上下に調整する。
而して機関の組立時には、弁間隙の調整は次の
ように行う。開閉弁4と偏心輪14間に所望の弁
間隙に等しい厚さを有するシムを挟み、動弁カム
12とカムフオロアー9のスリツパ13間の隙間
が零になるように偏心輪14を回動調整した後、
ナツト17を締付けてこれを固定する。
また機関運転後の弁間隙調整はアジヤストスク
リユー15を緩めた後ドライバ等の工具を係合溝
16に係合して偏心輪14を回動調整する。
以上のように本考案によれば、カムフオロアー
の先端に、そのカムフオロアーの揺動方向と略直
交する方向にアジヤストスクリユーを設け、この
アジヤストスクリユーにより、カムフオロアーの
先端に偏心輪等のアジヤストピースを開閉弁の作
動方向に位置調整できるように固定し、アジヤス
トピースを開閉弁の頭部端面に当接したので、動
弁カムを開閉弁の直上付近に位置させることがで
き、動弁カムと開閉弁間の距離を短縮して動弁装
置全体のコンパクト化と軽量化とが可能となり、
その結果機関全体のコンパクト化、軽量化を図る
ことができ、さらに動弁装置の往復動質量が小さ
くなり機関の高速性能を向上させることができ
る。
さらに前記アジヤストピースの外周面には、該
アジヤストピースを前記位置調整する際に工具を
係合し得る係合溝を凹設したので、弁間隙の調整
を行うに際しては、アジヤストスクリユーを緩め
た状態で工具を前記係合溝に係合させてアジヤス
トピースにトルクを付与するだけで、アジヤスト
ピースを所望の調整位置まで簡単に回動させるこ
とができ、しかもその回動後は工具を前記係合溝
に係合させたままアジヤストスクリユーを締込む
だけで、アジヤストピースを該スクリユーに共回
りさせることなく強固に締付けることができて同
アジヤストピースを上記調整位置に確実に固定す
ることができ、従つて全体として弁間隙の調整を
頗る簡単且つ的確に行うことができる。しかも、
アジヤストピース外周面に凹設される前記係合溝
は、その外周面を流下しようとする潤滑油の一部
を一時的に保持する機能も発揮し得るから、特に
アジヤストピースと開閉弁頭部との当接部への潤
滑効果を高める上で有効であり、その上、前記係
合溝の特設によりそれだけアジヤストピースの重
量が軽減されるから、動弁系の慣性重量軽減に寄
与し得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案装置の一実施例を示すもの
で、第1図はその側面図、第2図はその平面図、
第3図は第2図−線縦断面図、第4図は第1
図−線横断面図、第5図は従来装置の側面図
である。 4…開閉弁、7,8…弁ばね、9…カムフオロ
アー、12…動弁カム、12a…カム面、13…
スリツパ、14…アジヤストピースとしての偏心
輪、15…アジヤストスクリユー、16…係合
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁ばね7,8により閉弁方向に付勢される開閉
    弁4の上端に揺動可能なカムフオロアー9の先端
    を連接し、そのカムフオロアー9上面のスリツパ
    面13に動弁カム12を接触させ、前記動弁カム
    12の回転と弁ばね7,8の弾発力との協働によ
    り前記開閉弁4を作動するようにした内燃機関の
    動弁装置において、前記カムフオロアー9の先端
    には、そのカムフオロアー9の揺動方向と略直交
    する方向にアジヤストスクリユー15を設け、こ
    のアジヤストスクリユー15によりカムフオロア
    ー9の先端に偏心輪14等のアジヤストピース
    を、前記開閉弁4の作動方向に位置調節できるよ
    うに固定すると共に、そのアジヤストピースの外
    周面を開閉弁4の頭部端面に当接し、さらに前記
    アジヤストピースの外周面には、該アジヤストピ
    ースを前記位置調節する際に工具を係合し得る係
    合溝16を凹設してなる、内燃機関の動弁装置に
    おける弁間隙調整装置。
JP9542282U 1982-06-25 1982-06-25 内燃機関の動弁装置における弁間隙調整装置 Granted JPS59507U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9542282U JPS59507U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 内燃機関の動弁装置における弁間隙調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9542282U JPS59507U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 内燃機関の動弁装置における弁間隙調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59507U JPS59507U (ja) 1984-01-05
JPS6329125Y2 true JPS6329125Y2 (ja) 1988-08-05

Family

ID=30227881

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9542282U Granted JPS59507U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 内燃機関の動弁装置における弁間隙調整装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5370212A (en) * 1976-12-02 1978-06-22 Bayerische Motoren Werke Ag Valve operation lever

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5370212A (en) * 1976-12-02 1978-06-22 Bayerische Motoren Werke Ag Valve operation lever

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Publication number Publication date
JPS59507U (ja) 1984-01-05

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