JPS6328639A - 吸液性複合体及びその製造方法 - Google Patents

吸液性複合体及びその製造方法

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JPS6328639A
JPS6328639A JP61173260A JP17326086A JPS6328639A JP S6328639 A JPS6328639 A JP S6328639A JP 61173260 A JP61173260 A JP 61173260A JP 17326086 A JP17326086 A JP 17326086A JP S6328639 A JPS6328639 A JP S6328639A
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liquid
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polymer
absorbing
water
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JP61173260A
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久記 渡辺
善平 明和
小林 隆俊
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、基材と吸液性ポリマーとの複合体及びその製
造方法に関するものであり、更に詳しくはポリマーの脱
落がなく、自由な形状をとらせることが可能な吸液性複
合体及びその製造方法に関するものである。
本発明の吸液性複合体は生理用ナプキン、使いすておむ
つ、包帯などの衛生、医療用品、並びに野菜、魚などの
鮮度保持材、保水材などの忌林水産業分野や、保水、保
水養生、吸水養生材料、ブリージング吸水材等の土木業
分野等、吸液及び吸液した液体の保持が必要とされる用
途に好適に利用できる。
〔従来の技術およびその問題点] 近年、自重の数十倍から数百倍の水を吸収するいわゆる
吸液性ポリマーが開発され、生理用ナプキンや紙おむつ
等の衛生用品をはじめとして農林業分野、土木業分野等
の保水、吸水材料に利用されている。
用いられている吸液性ポリマーとしては、−般的に顆粒
状のものでありその形態が顆粒状であるがゆえに実使用
する場合の多くは紙やパルプとの複合化を行いシート状
やフィルム状等の形状に変えて用いられている。
例えば生理用ナプキンなどの場合、二枚の紙の間に顆粒
状のポリマーを挟み込んだポリマーシートを用いている
。しかしながら、これらの複合化方法では吸液性能は良
好なものの祇の上に均一に顆粒状ポリマーの散布を行い
、更にポリマーに粘着性を持たせるため水散布を行うな
ど複合化工程が複雑になる欠点を有している。
また、液による膨潤時には、祇とポリマーの接着力が弱
いためポリマーの脱落を生じる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記の状況のもとで吸液性に優れ、膨潤時
にもポリマーの脱落がなく複合化工程の簡単な吸液材に
ついて鋭意検討を重ねた結果、繊維状基材に水溶性のエ
チレン性不飽和モノマー、ラジカル重合開始剤、必要に
応じ水溶性の架橋剤を含む水溶液を付着させ、特定の雰
囲気下でモノマーの重合を行い、更に反応後のポリマー
をバインダーとして作用させることにより他の基材と接
着できることを見い出し、その結果、吸液性に優れ、膨
潤した際にもポリマーの脱落がなく、複合化工程の簡単
な風合いの良い吸液性複合体が得られることを発見し、
本発明を完成した。
即ち、本発明は、少なくとも一部が疎水性繊維で構成さ
れている繊維状基材と他の基材との間に吸液性ポリマー
を保持している貼り合わせ体からなる吸液性複合体であ
って、咳貼り合わせが、少なくとも一部が疎水性繊維で
構成されでいる繊維状基材に施された水溶性のエチレン
性不飽和モノマーを重合させて得られた含水率30%以
上の吸液性ポリマーを介してなされたものであることを
特徴とする吸液性複合体を提供するものであり、更に、
本発明は少なくとも一部が疎水性繊維で構成されている
繊維状基材に、水溶性のエチレン性不飽和モノマー及び
ラジカル重合開始剤を含む固型分60重量%未溝の水溶
液を施し、重合不活性且つ温度50゛C以上、且つ相対
湿度(以下、湿度と略) 15oA以上の雰囲気下にて
該モノマーを重合せしめ、次いで、重合後の吸液性ポリ
マーが含水率30%以上の状態において該ポリマーをバ
インダーとして他の基材を接着させることを特徴とする
吸液性複合体の製造方法を提供するものである。
本発明に於いて使用される水溶性のエチレン性不飽和モ
ノマーとしては、一般に吸液性を有するポリマーに転換
しうるちのであればいずれでも良い。このような性能を
与える水溶性のモノマーとしては、官能基としてカルボ
ン酸又は/及びその塩、リン酸又は/及びその塩、スル
ホン酸又は/及びその塩や、ヒドロキシル基、アミド基
を有するエチレン性不飽和モノマーが挙げられる。例え
ば(メタ)アクリル酸(塩)、イクコン酸(塩)、ビニ
ルスルホン酸(eX)、ビニルホスホン酸(塩)、ポリ
エチレングリコール(メタ)アクリレート、アクリルア
ミド等を挙げることができる。これらは単独又は2種以
上の併用も可能であり、被吸液の性状により選択できる
。好ましくはカルボン酸(塩)官能基を有する水溶性の
エチレン性不飽和七ツマ−であり、更に好ましくは、ア
クリル酸及び/又はその塩である。
ラジカル重合開始剤としては、例えば過酸化物、ハイド
ロパーオキシド、あるいはアゾ化合物等が既知の量で用
いられる。これらの重合開始剤は、2種以上を混合して
使用することも可能であり、更には、クロムイオン、亜
硫H塩、ヒドロキシルアミン、ヒドラジン等を加えてレ
ドックス系重合開始剤として使用することも可能である
上記のモノマーに加え、更に、吸液性の向上のため、架
橋剤や添加剤を加えることも可能である。架橋剤として
はメチレンビスアクリルアミドやエチレングリコールジ
アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)了ク
リレート、ポリグリセロールポリ (メタ)アクリレー
ト等の多官能の水溶性エチレン性の不飽和上ツマ−や、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレ
ングリコールジグリうノジルエーテル、ソルビトールポ
リグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジ
ルエーテル等のポリグリシジルエーテル、グリセリンや
ペンタエリスリトール等のポリオール、及びエチレンジ
7ミン、ポリエチレンイミン等のポリアミン類等が好適
に使用しうる。一般的にその添加量はモノマー100重
量部に対し0.01〜10重量部であり、10重量部を
越えると架橋密度が大きくなりすぎ吸液量は低下してし
まう。又、0.01重量部未満では架橋の効果を十分発
現できない。
添加剤としては、タルク、クレー、珪藻上等の粉砕した
フィラーを例示できる。
本発明ではモノマー及びラジカル重合開始剤、必要によ
り架橋剤を含んだモノマー水溶液のン;度は固形分60
重量%未満、好ましくは55重量%未′満である。
本発明において上述の七ツマー水溶液を付着する繊維状
基材は、その少な(とも一部が疎水性繊維で構成されて
いることが必要である。
繊維状基材ウェブに疎水性繊維を混ぜることにより繊維
状基材が疎水性を示し、モノマー水溶液を繊維状基材に
塗布した場合、繊維が疎水性であるがゆえに、水の表面
張力も手伝って、繊維基材上に不連続に七ツマー水溶液
が付着した状態を作ることが可能となる。このような形
態にし得る繊維状基材としては、疎水性繊維を5重量%
以上含有するものであればよい。
用いられる疎水性繊維としては、ポリエステル、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン−ポリプロピレン複合繊維等が
挙げられ、これら疎水性繊維が主体となるものが良い。
又、上記疎水性繊維以外でもレーヨン等の親水性繊維の
表面をロジン系あるいはアルキルケテンダイマー系のサ
イズ剤やカチオン系の界面活性剤等で疎水化させたもの
でも良い。
上記のような形態とした繊維状基材の上にモノマー水溶
液を塗布し、次いで重合させ、次いで重合後の吸液性ポ
リマーが含水率30%以上の状態において酸ポリマーを
バインダーとして他の基材を接着させることにより、ポ
リマーが膨潤した時でさえ、繊維状基材からのポリマー
の脱落がほとんどない吸液性複合体が得られる。
不連続に繊維状基材上にポリマーが分布することはポリ
マーの質量光たりの表面積も大きくなり、更には繊維間
に面状のポリマーが連続的に存在しないことより、吸液
性物品としてポリマーの吸液性を十分に発揮せしめるこ
とが可能となり、それだけ高い吸液性を与えることが可
能である。
モノマー水溶液を繊維状基材に塗布する方法としては、
例えばスクリーン印刷、グラビア印刷等の公知の印刷方
法や、スプレーを用いての噴霧や吹き付は等の方法で可
能である。塗布の効率を高めるために重合不活性な粘度
調整剤や起泡剤の使用も可能である。又、吸液性複合体
に使用時に適したパターン印刷を施しても良い。
このようにしてモノマー及びラジカル重合開始剤、必要
により架橋剤を含んだモノマー水溶液の付着した繊維状
基材を重合するにあたり、本発明では加湿の条件を必須
としている。即ち、重合反応を遅滞なく進行させ、しか
も重合反応後のポリマーが含水状態にあり、更に吸液物
性の優れた吸液体を得るため、重合反応を阻害しない重
合不活性な雰囲気にしておくこと及び七ツマー水溶液の
水分揮散を抑制するため加湿状態にしてお(ことが必要
である。
重合温度はラジカル重合開始剤の種類及び量、千ツマ−
の種類にもより異なるが、50℃未満では重合開始及び
重合完結が不確実になり易く好ましくない。一般にレド
ックス系の開始剤を用いる場合には、室温以下で、過酸
化物を用いる場合にはその分解温度以上で行うのが好ま
しい。
吸液物性の点から、過酸化物もしくはアゾ系開始剤が好
ましく、最も好ましいのは過酸化物系開始剤である。従
って好ましい重合温度としては80℃以上ごある。
本発明においては、モノマー水溶液を、加湿下に重合せ
しめることを特徴としていることは先に述べた。加湿の
条件は、モノマーの重合時間、重合温度により異なるが
、温度50℃以上で且つ湿度15%以上であることが必
要である。好ましい湿度は40%以上である。湿度が1
5%より低くなると、重合中のモノマー水溶液の水分が
揮散してしまい、吸液体として満足の得られるものでな
く、本発明の意図するところではない。
このようにして得られた含水状態のポリマーに該ポリマ
ーをバインダーとして他の基材の接着を行う。
接着する基材としては、紙、バルブシート、親水性繊維
を用いた織布、不織布等、疎水性繊維を用いた織布、不
織布等及び用途に応じて親木性−疎水性混合繊布、不織
布並びに合成フィルムなどがある。親木性繊維基材とし
ては例えばTCP (二相化学)、ベンリーゼ(旭化成
)、4Cクロス(クラレ)等、疎水性繊維基材としては
ソンタラ(東し・デュポン) 、AIEL (旭化成)
、ルトラビル(日本バイリーン)等、合成フィルムとし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルな
ど公知のものが挙げられる。好ましくは、繊維状基材或
いは合成フィルムで、特に好ましくは親水性の繊維状基
材であり、該繊維の一部がバインダーとして用いられて
いる吸液性ポリマー中にはいり込むことにより基材との
接着力をより高めることができる。
接着する方法としてはロール圧縮など公知の方法が用い
られる。
本発明において、吸液性ポリマーの含量は吸液性複合体
の固形分重量に基づいて通常10〜90重量%、好まし
くは20〜80重量%である。ポリマーの含量が10重
量%未満では複合体の吸収量が小さく好ましくなく、又
、90重量%以上では吸液時にポリマーが脱落し、本発
明の目的を達しない。
このようにして得られた吸液性複合体を乾燥して、最終
吸液体にするが、その乾燥方法として、熱風、マイクロ
波、赤外線等の手段が挙げられる。
又、乾燥前に吸液性の改良として、疎水性繊維の被吸液
物とのぬれを向上すべ(、改質剤を塗布することも望ま
しい。改質剤としては非イオン活性剤等が例示できる。
〔実施例〕
以下に、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説
明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定される
ものではない。
なお、飽和吸収量、吸収速度、ポリマーの脱落性及びポ
リマー含水率は、下記の方法にて評価した。
(1)飽和吸収量 乾燥した吸液性複合体を十分な量の生理食塩水に浸漬し
、1時間放置した。その後80メソシユの金網で水滴が
落ちなくなるまで放置し、重量を測定した。同様の操作
をポリマーのない同一面積の基材で行い重量を測定した
これらより以下に示す式によりポリマーの吸収量を求め
た。
讐 :ポリマーの付着量(g) W、:吸水後の吸収性物品の重量(g)讐。:吸水後の
基材の重量(g) (2)吸収速度 乾燥した吸液性複合体を十分な量の生理食塩水に3分間
浸漬し、その後直ちに吸引濾過し、繊維間並びに粒子間
に含まれる間隙水を分離し、重量を測定した。
同様の操作をポリマーのない同一面積の基材で行い重量
を測定した。これらより以下に示す式によりポリマーの
吸収速度を求めた。
−゛ 讐” :ポリマーの付着量(g) 1゛:吸水した後の吸液性複合体の重i(g)臀。゛:
吸水した後の基材の重量(g)(3)  ポリマーの脱
落性 サンプルを多量の生理食塩水中に投じ、ポリマーを十分
に膨潤させた後、5分間攪拌を行い、その後基材から脱
落したポリマーの重量を測定し、下式により脱落量を算
出した。
(4)ポリマー含水率 重合直後の吸液性複合体を3時間、105°Cで減圧乾
燥を行った。乾燥後の重量を測定し、以下に示す式によ
りポリマー含水率を求めた。
W″ W” 二重合直後の吸液性複合体のポリマー付着量(g
) 1” :乾燥後の吸液性複合体のポリマー付着量(g) 実施例1 固形分40重量%の70モル%中和されたアクリル酸ソ
ーダ水溶液を調整した。この溶液に過硫酸ナトリウムを
0.4重量%(対モノマー固形分)、及びポリエチレン
グリコールジアクリレート(平均オキシエチレン鎖14
モル、商品名NKエステルA −600,新中村化学■
製)を750ppm (対モノマー固形分)を溶解し、
その後、窒素ガスを吹き込み溶存酸素を除去した上記溶
液を、坪量が35g/m2のポリエチレン−ポリプロピ
レンの複合繊維(ES繊維)からなる疎水性繊維ウェブ
の上にスプレーで150g/m”となるように均一に噴
71塗布した。
このモノマーを塗布したウェブを、窒素で完全に置換さ
れた100℃、75%湿度のオープンに5分間放置し、
重合させた。この時のポリマー含水率は40%であった
。その後この複合体のポリマー面に坪量が20g/m”
のレーヨンからなる繊維ウェブを載せ、圧縮ロール間を
通した後、100℃にて減圧乾燥させ、吸液性複合体を
得た。
実施例2 実施例1に準じて行った。但し、モノマーを塗布する繊
維ウェブとして、坪ff135g/m2のポリエチレン
−ポリプロピレンの複合繊維(ES繊維)に代えてポリ
エチレン−ポリプロピレンの複合繊維(ES繊維)とレ
ーヨンからなる繊維ウェブ(坪ff135g/m2)を
用いた。重合終了時のポリマー含水率は47%であった
実施例3 実施例1に準じて行った。但し、七ツマー水溶液を繊維
ウェブに付着する方法としてスプレーに代わりグラビア
印刷手法を用い、上記水溶液を70g/m2の量塗布し
、90”C,90%湿度のオーブンにて10分間放置し
、重合させた。この時のポリマー含水率は45%であっ
た。乾燥は熱乾燥の代わりにマイクロ波にて乾燥した。
実施例4 実施例1に卓じて行った。但し、重合後、接着する基材
としてレーヨンからなる繊維ウェブの代わりに厚さ20
−のポリエチレンフィルムを用いた。
実施例5 実施例1に準じて行った。但し、アクリル酸ソーダの代
わりに100モル%中和された固形分20重量%のビニ
ルホスポン酸ソーダを用いた。
この時のポリマー含水率は50%であった。
実施例6 実施例3に準じて行った。但し、ポリエチレングリコー
ルジアクリレートの代わりにメチレンビスアクリルアミ
ドを500ppm (対モノマー固形分)用い、貼り合
わせる基材にTCP(二相化学)を用いた。
実施例7.8 実施例1に準じて行った。但し、ポリエチレングリコー
ルジアクリレートの代わりにエチレングリコールジグリ
シジルエーテル(商品名ブナ] −ルEX −810,
長瀬産業製)を750ppm (対モノマー固形分)を
用い、90”C,45%湿度(実施例7)、及び120
℃、45%湿度(実施例8)とし、5分間重合を行った
。この時のポリマー含水率は35%(実施例7)及び3
0%(実施例8)であった。
比較例1.2 実施例1に準じて行った。但し、重合時、100℃の温
度で10%湿度(比較例1)、120′cで加湿なしく
比較例2)の条件で重合を行った。
しかしながら重合後のポリマー含水率が20%のためポ
リマーに接着性がなく、レーヨンからなる繊維の接着が
行えなかった。
実施例1〜8及び比較例1.2で得られた吸液性複合体
の物性を表1に示す。
表      1 〔発明の効果〕 本発明の吸液性複合体は以下に示すような効果を有する
〈用途面〉 (1)ポリマーが基材に接着していることにより膨潤時
においてもポリマーの脱落がない。更に他の基材を貼り
合わせることにより、より一層接着力が高められる。
(2)ポリマーが使用目的物(マグロなど)に直接接す
ることがない。
(3)2枚の基材を貼り合わせることによりそれぞれの
特徴(疎水−親木)を発揮することが可能(例えばPE
T繊維繊維色材−ヨン基材の貼り合わせなど)。
(4)  ソート化されたことにより自由な形状が可能
(5)  シート化されたことにより自由な商品構成(
生理用ナプキンなど)が可能。
(6)用途により接着剤を使用できない物(マグロさし
み用トレイなど)に好適。
〈製造面〉 (1)連続重合が可能なことにより生産性が向上し、コ
ストを低下させることができる。
(2)  シート化する工程においてポリマー散布、水
散布などの複雑な工程が簡略化できる(圧縮のみ)。
本発明の吸液性複合体は上記の如き効果を有するため、
生理用ナプキン、紙おむつ、失禁者用パッド、母乳パッ
ド等の衛材、メディカル関係、冷凍魚や貝類のドリップ
防止材、鮮魚用ドリップ防止材等の用途に好適である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.少なくとも一部が疎水性繊維で構成されている繊維
    状基材と他の基材との間に吸液性ポリマーを保持してい
    る貼り合わせ体からなる吸液性複合体であって、該貼り
    合わせが、少なくとも一部が疎水性繊維で構成されてい
    る繊維状基材に施された水溶性のエチレン性不飽和モノ
    マーを重合させて得られた含水率30%以上の吸液性ポ
    リマーを介してなされたものであることを特徴とする吸
    液性複合体。
  2. 2.他の基材が繊維状基材である特許請求の範囲第1項
    記載の吸液性複合体。
  3. 3.他の基材が合成フィルムである特許請求の範囲第1
    項記載の吸液性複合体。
  4. 4.繊維状基材が親水性の繊維状基材である特許請求の
    範囲第2項記載の吸液性複合体。
  5. 5.吸液性ポリマーの含量が吸液性複合体の固形分重量
    に基づいて10〜90重量%である特許請求の範囲第1
    項記載の吸液性複合体。
  6. 6.少なくとも一部が疎水性繊維で構成されている繊維
    状基材に、水溶性のエチレン性不飽和モノマー及びラジ
    カル重合開始剤を含む固形分60重量%未満の水溶液を
    施し、重合不活性且つ温度50℃以上、且つ相対湿度1
    5%以上の雰囲気下にて該モノマーを重合せしめ、次い
    で、重合後の吸液性ポリマーが含水率30%以上の状態
    において該ポリマーをバインダーとして他の基材を接着
    させることを特徴とする吸液性複合体の製造方法。
  7. 7.相対湿度が40%以上である特許請求の範囲第6項
    記載の吸液性複合体の製造方法。
  8. 8.温度が80℃以上である特許請求の範囲第6項記載
    の吸液性複合体の製造方法。
  9. 9.水溶性のエチレン性不飽和モノマーがアクリル酸又
    はアクリル酸塩を主成分とするものである特許請求の範
    囲第6項記載の吸液性複合体の製造方法。
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