JPS63285369A - 磁性流体を利用したシ−ル装置 - Google Patents

磁性流体を利用したシ−ル装置

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JPS63285369A
JPS63285369A JP62119679A JP11967987A JPS63285369A JP S63285369 A JPS63285369 A JP S63285369A JP 62119679 A JP62119679 A JP 62119679A JP 11967987 A JP11967987 A JP 11967987A JP S63285369 A JPS63285369 A JP S63285369A
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JP
Japan
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annular
annular magnet
magnetic fluid
magnetic
magnet body
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JP62119679A
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Takeo Yamaguchi
山口 建夫
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は磁性流体を利用したシール装置に関するもの
で、特に防塵シール、真空シール等に好適なシール装置
に関するものである。
(従来の技術) 磁性流体は、粒径100人程度の強磁性体の粒子、例え
ばマグネタイト粒子を表面活性剤を介してベース溶媒に
懸濁させて成る流体である。この強磁性体粒子は、ラン
ダムな熱運動をするベース溶媒内の分子と衝突すること
によって懸濁液中に浮遊すると共に、安定剤の作用によ
り永続的にその凝集が防止され、そのため磁性流体は安
定した均一なコロイド状の液体となっている。この磁性
流体は、公知のように、外部磁場の磁力によって、その
位置をコントロールし得る特性を有している。
このような磁性流体を利用したシール装置の従来例を第
6図に示す。同図において、21は環状磁石体であって
、この環状磁石体21の両面に、磁性体より成る環状ポ
ールピース22.22が重ね合わされ、これらによって
シール体23が構成されている。このシール体23の中
心孔24内に、回転駆動されるシャフト25が挿入され
、各環状ポールピース22.22の内側周端面とシャフ
ト25の外周面との間に磁性流体26.26が介設され
ている。このシール装置においては、環状ポースピース
22.22とシャフト25との間に磁束が生じ、上記磁
性流体26.26はこの磁束によって保持され、シール
機能を奏し得るようなされているのである。
(発明が解決しようとする問題点) ところで上記した従来のシール装置には次のような欠点
がある。まずその第1の欠点は、シール体23を、2枚
の環状ポールピース22.22と1枚の環状磁石体21
とで構成しているために、その厚さが大となり、コンパ
クトに構成し得ないとうことである。殊に、第6図に示
す従来のものは、環状磁石体21として、厚さ方向に異
極を配置した構成のものを使用しているため、環状磁石
体21の薄肉化にも自ずと限度があり、このことがシー
ル体23をコンパクトに構成し得ない大きな原因となっ
ている。またその第2の欠点は、磁性流体26を保持す
る磁気回路の一部に、シャフト25を利用する構造であ
るために、シャフト25が磁性体である場合にしか適用
し得ないということである。
そこで、内周側と外周側とを異極にした環状磁石体を採
用し、複数の環状磁石体を、相隣接する環状磁石体の磁
極が互いに異極となるよう重ね合わせることによってシ
ール体を構成し、上記各欠点を解決することが考えられ
るが、この場合には、シール体の全てを環状磁石体で構
成することから、コストアップを招くという欠点が生ず
ることになる。
この発明は上記した従来の欠点を解決するためになされ
たものであって、その目的は、コンパクトに構成可能で
あると共に、シャフト等の作動部材が非磁性体である場
合にも適用可能であり、しかも安価に構成し得る磁性流
体を利用したシール装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの発明の磁性流体を利用したシール装置におい
ては、環状磁石体と、磁性体より成る環状ポールピース
とを重ね合わせてシール体を構成し、作動部材の周面に
上記シール体の周面を相対向して配置すると共に、両者
間に磁性流体を介設し、さらに上記環状磁石体において
は、その外周側と内周側とが異極になるよう構成してい
る。
−(作用) 上記シール装置においては、環状磁石体の周面と、環状
ポールピースの周面との間に形成される磁気回路によっ
て磁性流体が保持されることになるため、シャフト等の
作動部材が非磁性体である場合にも適用可能である。ま
た外周側と内周側とが異極になる環状磁石体を使用する
ことから、環状磁石体を薄肉にしてシール体をコンパク
トに構成可能であり、さらにはシール体を環状磁石体と
環状ポールピースとで構成することから、安価なシール
装置を提供することが可能である。
(実施例) 次にこの発明の磁性流体を利用したシール装置の実施例
について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図に第1実施例を示すが、同図において、■は環状
磁石体、2は環状ポールピースをそれぞれ示しており、
両者によってシール体3が形成されている。上記環状磁
石体1と環状ポールピース2とは、いずれも略同径の中
心孔4を有するドーナツ円板状のものであって、環状磁
石体lにおいては、その内周側と外周側とが異極になる
ように、すなわち図の例では内周側がN極に、外周側が
S極になるようなされており、一方上記環状ボールピー
ス2は磁性体にて形成されている。そして上記中心孔4
内に作動部材としてのシャフト5が配置され、シール体
3の内周面とシャフト5の外周面との間に磁性流体6が
介設されている。なお図示しないが、シャフト5は軸受
によって支承され、シール体3は軸受に隣接してハウジ
ング内に保持されているものとするが、シール体3の取
付位置等は特にこれに限られる訳ではない。またここで
留意する点は、環状磁石体1の内周面が、環状ポールピ
ース2側はど次第に径方向外方へと拡径するテーパ面7
となされていることであり、この結果、シール体3の内
周部においては、環状ポールピース2の側面と上記テー
パ面7との間に、断面略三角形の環状の溜溝8が形成さ
れているということである。なおこの溜溝8の機能につ
いては後述する。
上記シール装置においては、環状磁石体1のテーバ面7
と、環状ポールピース2の内周面9近傍との間に磁気回
路が形成される訳であるが、磁性流体6はこの部分の磁
束によって集合状態にて保持され、シール効果を奏する
ことになる。この場合、シャフト5を利用して磁気回路
を構成しているのではないため、シャフト5は磁性体で
あっても、非磁性体であってもよいことになる。またシ
ール体3を環状磁石体1と環状ポールピース2との2部
材で構成しているため、従来よりも部品点数を低減して
コンパクトな構成とすることが可能であると共に、さら
に環状磁石体lにおいては、内周側と外周側とが異極に
なるようにしであるので、従来よりも薄肉に形成するこ
とが可能であり、この点においても、シール体3をコン
パクトに構成可能となる。さらに、シール体3の全てを
環状磁石体Iにて形成する場合に比較して、そのコスト
を低減し得ることにもなる。しかも、上記のように溜溝
8を設けた場合には、シール装置の耐用期間を向上し得
るという利点が生ずることになるが、それは、次のよう
な理由による。すなわちまず第1には、シャフト5とシ
ール体3との間に介在させる磁性流体の量を、従来のよ
うにシール体3を厚肉にすることなく増加し得る、すな
わちシール体3が同一厚さの場合には、より一層多量の
磁性流体を保持し得るためである。また従来は、シール
体3を厚肉にして磁性流体量を増加した場合には、磁性
流体の外気接触面が軸方向に膨出し、表面積が大となり
、それに伴って蒸発量が大となっていたのに対し、上記
のように溜溝8を利用する場合には表面積の増加は生じ
ず、磁性流体の蒸発量を小さく抑えることが可能になる
ためである。
第2図〜第5図には第2〜第5実施例を示す。
第2図に示す第2実施例は、環状ポールピース2の外周
部を折曲し、環状磁石体lの外周面と上記折曲した内側
面とを接触させた構造のものであって、このような構造
を採用することにより、環状ポールピース2内を通過す
る磁束を増加し、これにより磁性流体6の保持力を強化
することが可能となる。第3図に示す第3実施例は、第
2実施例よりもシール体3を厚肉に形成し、これにより
外径寸法を小径化するようにしたものである。また第4
図に示す第4実施例は、環状磁石体1にテーバ面7を形
成せず、環状ポールピース2の内周側を折曲し、これに
より溜溝8を形成するようにしたものである。これら各
実施例においても、上記第1実施例と同様の作用、゛効
果を奏することが可能であり、そのため同一部分を同一
符号で示してその説明を省略する。なおこの発明の所期
の目的は、第5図に示す第5実施例のように、溜溝8を
形成しない場合においても達成可能である。
以上にこの発明の磁性流体を利用したシール装置の実施
例の説明をしたが、この発明のシール装置は、上記シャ
フト5が回転駆動される場合のみならず、軸方向に往復
駆動されるような場合にも同様に適用可能であり、また
その場合にはシャフト5は円形断面以外の角形断面であ
ってもよい。
また上記では、シール体3を単独構成した実施例を示し
ているが、複数のシール体3を多段に配置したり、ある
いは軸受用部材の一部を環状ポールピース2として利用
するような場合もある。
(発明の効果) 以上のように上記磁性流体を利用したシール装置におい
ては、環状磁石体の周面と、環状ポールピースの周面と
の間に形成される磁気回路によって磁性流体が保持され
ることになるため、シャフト等の作動部材が非磁性体で
ある場合にも適用可能であり、その応用範囲を拡大し得
ることになる。
また外周側と内周側とが異極になる環状磁石体を使用す
ることから、環状磁石体を薄肉にしてシール体をコンパ
クトに構成可能であり、さらにはシール体を環状磁石体
と環状ポールピースとで構成することから、部品点数を
減少しつつ、安価なシール装置を提供することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はそれぞれ、この発明の磁性流体を
利用したシール装置の第1ないし第5実施例を示す要部
の説明図、第6図は従来例の説明図である。 1・・・環状磁石体、2・・・環状ポールピース、3・
・・シール体、5・・・シャフト(作動部材)、6・・
・磁性流体、8・・・溜溝。 特許出願人          山 口 建 夫騙゛・
−4 代理人     西森正博1.′ (1、゛ (X−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、環状磁石体と、磁性体より成る環状ポールピースと
    を重ね合わせてシール体を構成し、作動部材の周面に上
    記シール体の周面を相対向して配置すると共に、両者間
    に磁性流体を介設して成るシール装置であって、上記環
    状磁石体においては、その外周側と内周側とが異極にな
    るよう構成されていることを特徴とする磁性流体を利用
    したシール装置。 2、上記環状磁石体と、上記環状ポールピースとの間に
    、溜溝が周設されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の磁性流体を利用したシール装置。
JP62119679A 1987-05-15 1987-05-15 磁性流体を利用したシ−ル装置 Pending JPS63285369A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0266376A (ja) * 1988-08-31 1990-03-06 Nippon Seiko Kk 磁性流体シール装置の組立方法
WO2000073837A1 (fr) * 1999-05-28 2000-12-07 Nok Corporation Structure anti-lumiere
US6830248B2 (en) 2000-06-21 2004-12-14 Nok Corporation Magnetic fluid sealer and method for mounting magnetic fluid sealer

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