JPS63284193A - 2’,3’−ジデオキシシチジン誘導体の製法 - Google Patents

2’,3’−ジデオキシシチジン誘導体の製法

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JPS63284193A
JPS63284193A JP62117924A JP11792487A JPS63284193A JP S63284193 A JPS63284193 A JP S63284193A JP 62117924 A JP62117924 A JP 62117924A JP 11792487 A JP11792487 A JP 11792487A JP S63284193 A JPS63284193 A JP S63284193A
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金子 正勝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目的〕 本発明は、エイズ治療薬として有用である2′。
3′−ジデオキシシチジン誘導体の優れた製法に関する
〈従来の技術〉 従来 2t、3t−ジデオキシシチジン誘導体を、りが
ヌクレオシP類から合成する方法としては、ホルピツツ
らの方法(ジャーナル・オブーオーガニツクーケミスト
リー、32,817(1969))が知られているが、
最終の還元工程において副生成物ができるため生成物の
単離が困難であり、大量合成に向いていない。
く当該発明が解決しようとする問題点〉本発明者らは、
リデヌクレオシr類を原料とした2′、3′−ジデオキ
シシチジン誘導体の合成について、長年に亘シ鋭意研究
を行った結果、本発明の方法が、収率性及び単離の簡便
性の面において、優れていることを見い出し、本発明を
完成した。
〔構成〕
本発明の27.3/−ジデオキシシチジン誘導体の製法
は、次式に示すように、 (1)            +If)(式中、R1
及びR2は同−又は異彦って、保護されていてもよい水
酸基又は置換された水酸基を示し、Xは一四ゲン原子を
示し、Yは保護されていてもよいアミノ基又は置換され
たアミノ基を示す、) 式(IJを有する化合物を、式■を有する化合物(式中
、Yは前記と同意義を示す、)と反応させ、所望により
、保護基を除去することを特徴とする式(n)で表わさ
れる2′、3′−ジデオキシシチジン誘導体の製法又は
、次式に示すように、([1)           
 (Ill(式中、 Hl 、 R2及びYは前記と同
意義を示す、)式(III)を有する化合物と、ノ〜ロ
ゲン化試薬とを反応させ、次いで、生成物を単離し、又
は単離することなく、式TH’i有する化合物(式中、
Yは前記と同意義を示す、)と反応させ、所望によ〕、
保護基を除去することt−特徴とする式(II)で表わ
される21.3/−ジデオキシシチジン誘導体の製法で
ある。
上記式中、 Xで定義された「ハロゲン原子」とは、弗素、塩素、臭
素又は沃素を示す。
R1及びR2で定義された「保護されていてもよい水酸
基」の保護基としては、反応における保護基を示し、例
えば、ホルミル、アセチル、プ四ピオニル、ブチリル、
イソブチリル、ペンタノイル、ピバロイル、バレリル、
インバレリル、オクタノイル、ラウロイル、ノ臂ルミト
イル、ステアルイルのようなアルキルカルボニル基、り
四ロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル
、トリフルオロアセチルの↓うな^ログン化アルキルカ
ルゴニル基、メトキシアセチルのような低級アルコキシ
アルキルカルボニル基、+1> −2−メチル−2−ブ
テノイルのような不飽和アルキルカルボニル基等の脂肪
族アシル基;ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフト
イルのようなアリールカルボニル基、2−ブロモベンゾ
イル、4−クロロベンゾイルのよりなハロゲン化アリー
ルカルデニル基、2,4.6−トリメチルベンゾイル、
4−トルオイルのような低級アルキル化アリールカルゴ
ニル基、4−アニソイルのような低級アルコキシ化アリ
ールカル?ニル基、4−ニトロベンソイル、2−ニトロ
ベンソイルのよりなニトロ化アリールカルデニル基、2
−(メトキシカルノニル)ベンゾイルのような低級アル
コキシカルがニル化アリールカルデニル基、4−フェニ
ルベンゾイルのような了り−ル化アリールカルゴニル基
等の芳香族アシル基;テトラヒドロピラン−2−イル、
3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル、4−メドキ
シテトラヒドロピラン−4−イル、テ′トラヒドロチオ
ピランー2−イル、4−メトキシテトラヒドロチオピラ
ン−4−イルのようなテトラヒドロピラニル又はテトラ
ヒドロチオピラニル基:テトラヒドロフラン−2−イル
、テトラヒドロチオ7ランー2−イルのようなテトラヒ
ドロフラニル又はテトラヒドロチオ7うニル基:)!j
メチルシリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチ
ルシリル、t−ジチルジメチルシリル、メチルジインプ
ロピルシリル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリイソ
プロピルシリルのようなトリ低級アルキルシリル基、ジ
フェニルメチルシリル、ジフェニルブチルシリル、ジフ
ェニルイソプロピルシリル、フェニルジイソプロピルシ
リルのような1乃至2個のアリール基で置換されたトリ
低級アルキルシリル基等のシリル基;メトキシメチル、
1,1−ジメチル−1−メトキシメチル、エトキシメチ
ル、プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、ブトキ
シメチル、t−ブトキシメチルのような低級アルコキシ
メチル基、2−メトキシエトキシメチルのような低級ア
ルコキシ化低級アルコキシメチル基、2,2.2−トリ
クロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ)メ
チルのような/%0ゲン化低級アルコキシメチル等のア
ルコキシメチル基;1−エトキシエチル、1−メチル−
1−メトキシエチル、1−(イソプロポキシ)エチルの
ような低級アルコキシ化エチル基、2.2.2−トリク
ロロ写チルのようなハロゲン化エチル基、2−(フェニ
ルゼレニル)エチルのような了り−ルゼレニル化エチル
基等の置mエテル基;ベンジル、フェネチル、3−フェ
ニルプロピル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチ
ル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフ
チルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのような
1乃至3個のアリール基で置換された低級アルキル基、
4−メチルベンジル、2.4.6− )リメチルベンジ
ル、3,4.5− )リメチルペンジル、4−メトキシ
ベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、2
−ニド、ロペンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロ
ベンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノペンノル、
4−シアノヘンゾルジフェニルメチル、ビス(2−ニト
ロフェニル)メチル、ビペロニルのような低級アルキル
、低級アルコキシ、ニトロ、ハロゲン、シアノ基でアリ
ール環が置換された1乃至3個のアリール基で置換され
た低級アルキル基等のアラルキル基;メトキシカルがニ
ル、エトキシカルボニル、t−ブトキシメルゲニル、イ
ンブトキシカルブニルのような低級アルコキシカルがニ
ル基、2,2゜2−)’Jクロ四エトキシカルがニル、
2−トリメチルシリルエトキシカルlニルのようなハロ
ゲン又はトリ低級アルキルシリル基で置換された低級ア
ルコキシカル−ニル基等のアルコキシカルぎニル基:ピ
ニルオキシカルゲニル、アリルオキシカル−ニルのよう
なアルケニルオキシカルがニル基:ベンジルオキシカル
ボニル、4−メトキシベンジルオキシカルゲニル、3.
4−ジメトキシペンジルオキシカルゲニル、2−二トp
ベンジルオキシカルゲニル、4−ニトロペンジルオキシ
カルボニルのような、1乃至2個の低級アル−キシ又は
ニトロ基でアリール環が置換されていてもよいアラルキ
ルオキシカル?ニル基のような反応における保護基を挙
げることができ、好適には、脂肪族アシル基及び芳香族
アシル基である。
R1及びR2で定義された「置換された水酸基」の置換
基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、8−ブチル、t−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシルのような炭素数1乃至6個の低
級アルキル基又はフェニル、4−トリル、4−メトキシ
7エ二ル、4−り四ロフェニル、α若シくはβ−ナフチ
ルのような低級アルキル、低級アルコキシ、−ロゲン原
子で置換されていてもよいアリール基を挙げることがで
きる。
Yで定義された「保膨されていてもよいアミノ基」とは
、下記の保護基が1又は2個アミノ基を保護していても
よい基を示し、該保護基としては、通常アミン基の保護
基として使用するものであれば限定はないが、好適には
、例えば、前記脂肪族アシル基;前記芳香族アシル基:
前記アルコキシカルがニル基;前記アルケニルオキシカ
ルゲニル基;前記「1乃至2個の低級アルコキシ又はニ
トロ基でアリール環が置換されていてもよいアラルキル
オキシカルゲニル基」;前記シリル基:前記アラルキル
基;又はN、N。
ジメチルアミノメチレン、ベンジリデン、4−メトキシ
ベンジリデン、4−ニトロベンジリデン、サリシリデン
、5−クロロサリシリデン、ジフェニルメチレン、(5
−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)フェニルメチレン
のようなシッフ塩基を形成する置換されたメチレン基全
挙げることができ、さらに好適にはアラルキル基である
Yで定義された「置換されたアミン基」とは、下記の置
換基が1又は2個アミノ基を置換している基を示し、該
置換基としては、例えば前記低級アルキル基;前記低級
アルコキシ基、2−メトキシエトキシのような低級アル
コキシ化低級アルコaシ基、2.2s2− )リクロロ
エトキシのようなハロゲン化低級アルコキシ基等のアル
コキシ基:ヘンジルオキシ、フェネチルオキシ、3−フ
ェニルプロポ中シ、α−ナフチルメトキシ、β−ナフチ
ルメトキシ、ジフェニルメトキシ、トリフェニルメトキ
シ、α−ナフチルジ7二二ルメトキシ、9−アンスリル
メトキシのような1乃至3個のアリール基で置換された
低級アルコキシ基、4−メチルベンジルオキシ、 2.
4.6−トリメチルベンジルオキシ、3.4.5−トリ
メチルベンジルオキシ、4−メトキシベンジルオキシ、
4−メトキシフェニルジフェニルメトキシ、2−ニトロ
ベンジルオキシ、4−ニトロベンジルオキシ、4−クロ
ロベンジルオキシ、4−ブロモベンジルオキシ、4−シ
アノベンジルオキシ、4−シアノベンジルジフェニルメ
トキシ、ビス(2−ニトロフェニル)メトキシ、ピペロ
ニルオキシのような低級アルキル、低級アルコキシ、ニ
ド寵、ハロゲン、シアノ基でアリール環が置換された1
乃至3個のアリール基で置換された低級アルコキシ基等
のアラルキルオキシ基:水酸基;ヒドロキシメチル、2
−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシエチルのようなヒ
ト四キシ置換低級アルキル基;2−アミノエチル、3−
アミノプロピルのよりなアミノ置換アルキル基又は前記
「低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンで置換され
ていてもよいアリール基」を挙げることができ、好適に
は低級アルキル基である。
「ハロゲン化試薬」とは、例えば、スルフェニルクロリ
ド、スルフェニルプロミド、スルフェニルアイオダイド
のようなスルフェニル^ライP類、スルホニルクロリド
、スルホニルブロミr1スルホニルアイオダイPのよう
なスルホニルハライド類、三塩化燐、三臭化燐、三沃化
燐のよりな三ハロゲン化燐類、五塩化燐、五臭化燐、五
沃化燐のような五ハロゲン化燐類又はオキシ塩化燐、オ
キシ臭化燐、オキシ沃化燐のようなオキシハロゲン化燐
類を挙げることができ、好適には、オキシーロゲン化燐
類である。
第1工程は、化合物(りとアミン化合物とを溶媒中で反
応させ、所望により、アミン基の保護基又は/及び水酸
基の保護基を除去することにより、4位のハロゲン原子
を、式Yを有する基に置換した化合物(II)を展進す
る工程である。
反応溶媒は、反応を阻害しないものであれば特に限定は
ないが、好適にはクロロホルム、ジクロルメタンのよう
なハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノールのよ
うな低級アルコール類、N、N−ジメチルホルムアミド
、N、N−ジメチルアセトアミドのようなアミド類又は
ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホロアミド、
トリエチルホスフェートのような極性溶媒類が用いられ
る。
反応温度は、用いる原料、溶媒及び試薬により異なるが
、通常は一10℃〜100℃で、好適にはO℃〜50℃
で実施される。
反応時間は、用いる原料、溶媒、試薬及び反応時間によ
り異なるが、通常1時間乃至4日間であり、好適には4
時間乃至3日間である。
所望の工程である保護基の除去反応はその種類によって
異なるが、一般にこの分野の技術において周知の方法に
よって以下の様に実施される。
水酸基又は/及びアミノ基の保護基が、シリル基である
場合は、保護基の除去は、弗化テトラブチルアンモニウ
ムのような弗素アニオンを生成する化合物で処理するこ
とによシ実施することができる。使用される溶媒として
は特に限定はないが、テトラヒドロフラン、ジオキサン
のようなエーテル類が好適である。反応は好適には、室
温付近において10乃至18時間処理することによって
行われる。
水酸基又は/及びアミノ基の保護基が、アラルキルオキ
シカル−ニル基又はアラルキル基である場合には、還元
剤と接触させることによシ除去することができる0例え
ば、/4ラジウム炭素、白金のような触媒を用い、常温
にて接触還元を行うか、または硫化ナトリウム、硫化カ
リウムのようなアルカリ金属硫化物を使用して実施され
る0反応は溶媒の存在下で行われ、使用される溶媒とし
ては本反応に関与しないものであれば特に限定はないが
、メタノール、エタノールのようなアルコール類、テト
ラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類または
酢酸のような脂肪数およびこれらの有機溶媒と水との混
合溶媒が好適である0反応温度は通常、0℃乃至室温付
近であり、反応時間は原料化合物および還元剤の種類に
よって異なるが、通常は5分乃至12時間である。
水酸基又は/及びアミノ基の保護基が、脂肪族アシル基
、芳香族アシル基又はアル;キシカルボニル基である場
合には、水性溶媒の存在下に塩基で処理することにかル
除去することができる。使用される溶媒としては通常の
加水分解反応に使用されるものであれば特に限定はなく
、水、メタノール、エタノール、n−7’ロノヤノール
のようなアルコール類、テトラヒドロ7ラン、゛  ジ
オキサンのよりなエーテル類又はこれらの混合溶媒が好
適である。塩基としては、2化合物の他の部分に影響を
与えないものであれば特に限定はないが、好適には炭酸
ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩
、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカリ
金属水酸化物、溶媒として用いたアルコールのアルカリ
金属アルコキシド類又は濃アンモニア−メタノールを用
いて実施される。好適な反応条件としては、アルコール
類中で当該アルコールのアルカリ金属塩と反応させるも
のである0反応温度は特に限定はないが、副反応を抑制
するために0℃乃至150℃付近が好適である。反応時
間は原料化合物の種類および反応温度などによシ異なる
が、通常5分乃至10時間である。
水酸基又は/及びアミノ基の保護基が、アルコキシメチ
ル基、テトラヒドロピラニル又はテトラヒドロチオピラ
ニル基、テトラヒドロ7ラニル又はテトラヒドロチオ7
ラニル基又は置換されたエチル基である場合には、溶媒
中、酸で処理することにより、除去することができる。
使用される酸としては、好適には塩酸、酢酸−硫酸、ト
シル酸などである。溶媒としては、本反応に関与しない
ものであれば特に限定はないが、メタノール、エタノー
ルのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンのようなエーテル類またはこれらの有機溶媒と水と
の混合溶媒が好適である0反応温度は通常0℃乃至50
℃で実施され、反応時間は原料化合物および酸の種類に
よって異なるが、通常10分乃至18時間である。
水酸基又は/及びアミノ基の保護基がアルケニルオキシ
カルブニル基である場合は、通常、前記水酸基の保護基
が低級脂肪族アシル基、芳香族アシル基またはアル−”
・−コ・・−1キシカルゴニル基である場合の除去反応
の条件と同様にして塩基と処理することにより脱離させ
ることができる。なおアリルオキシカルブニルの場合は
、特にノ々ラジウムおよOトリフェニルホスフィンある
いはニッケルテトラカルゲニルを使用して除去する方法
が簡便で、副反応が少な〈実施することができる。
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から
単離することができる0例えば、再結晶、分取用薄層ク
ロマトグラフィー、カラムクロマトグラフィー等により
精製して、純品を得ることができる。
第2工程は、本庄らの方法(ケミカル・7アーマシユー
テイカル・プルティン、18* 554(1970))
に従って製造されるZ/ 3/−ジデオキシウリジン化
合物CDI)と、溶媒の存在下又は非存在下に、脱酸剤
及びノーロゲン化試薬とを反応させ、次いで、生成物を
単離し、又は単離することなく、アミン化合物と反応さ
せ、所望により、第1工程の所望の工程の記載に準じて
脱保護することにより 2/、 3/−ジデオキシシチ
ジン銹導体+Illを製造する工程である。
溶媒を使用する場合の反応溶媒としては、反応を阻害し
ないものであれば特に限定はないが、好適には、酢酸エ
チル、プロピオン酸エチルのようなエステル類又はノク
ロルメタン、クロロホルムのようなノ・ロゲン化炭化水
素類である。
使用される脱酸剤としては、有機塩基であれば、特に限
定はないが、好適には、ジエチルアニリン、ジメチルア
ニリンのような芳香族第三級アミン類又はトリエチルア
ミンのようなトリ低級アルキルアミン類である。
反応温度は、原料、溶媒の有無、使用溶媒の種類及び使
用するハロゲン化試薬により異なるが、通常は30℃乃
至200℃で、好適には、反応液の沸点で行われる。
反応時間は、原料、溶媒の有無、使用溶媒の種類、使用
するハロゲン化試薬及び反応温度によシ異なるが、通常
、10分乃至5時間であり、好適には20分乃至4時間
である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って、反応
混合物から採取される0例えば、反応混合物に水と混和
しない有機溶媒を加え、水洗後、溶剤を留去することに
よって得られる。
得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶
、再沈殿又はクロマトグラフィー等によって更に精製で
きる。
以下に実施例をあげて、更に詳しく述べる。
オキシ塩化リン26.5Mに、ジエチルアニリン4.4
dを加え、還流5分後、放冷し、この溶液f 5’−o
−ベンゾイル−2/、 3/−シアオキシウリジン3.
02を酢酸エチル26.5dに懸濁した溶液に加えると
直ちに溶けた。還流23分後、溶媒を留去し、酢酸エチ
ル1100I、氷水1001を加えて溶かし、酢酸エチ
ル層を分取後、氷水1001で2回洗浄した。さらに氷
を含む5チ炭酸水素ナトリウム水溶液100反で洗浄後
、氷水1001で2回洗浄した後、酢酸エチル層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、戸去し、溶媒を留去して、
4−クロロ−5′−〇−ペンソイルー2′、3′−ゾデ
オキシクリジンを得た。上記化合物を乾燥クロロホルム
180mJに溶かし、−10〜−15℃に冷却し、乾燥
アンモニアガスを1時間導通した。密@をして室温に3
日間放置後、溶媒を留去すると、粗M5メー0−ベンゾ
イル−2/、3/−ジデオキシジチゾンが得られた。こ
の化合物をさらに、乾燥メタノール’iomtに溶かし
28チナトリウムメチラート溶液1.13m/i加えて
、10分間還流を行った。溶媒を留去して、酢酸エチル
5Qm/と水50m/に溶かし、水層を分取し、更に酢
酸エチル50m1で2回洗浄した。各酢酸エチル層を水
30dで順次逆抽出した後、水層を合せて、−規定塩酸
で−7,0とした後に、cHP20P (ハイデーラス
ポリマー75〜150μ:三菱ケミカル社製)300m
/を詰め九カラム圧通し、水で溶出した1表記化合物を
含む部分を濃縮し、凍結乾燥して1.11の表記化合物
を得た。(54,9%)エタノール60m1で再結晶す
ると0.876F(43,7悌)が得られた。さらに母
液を濃縮し、エタノール10dから結晶化させて第二結
晶として、0.17tを得、合せて1.046f (5
2,2%)の表記化合物を得た。なおここで得られた表
記目的化合物の諸性質は前記ホルビツツらの報告してい
る化合物に完全に一致した。
窒素気流下にオキシ塩化リンQ、93mとジエチルアニ
リン1.59M、酢酸エチル10−の混液に、5′−〇
−ベンゾイルー2′、3′−ジデオキシウリジン316
1+lvを加えて、加熱還流100分行った。溶媒を留
去し、残留物に酢酸エチル20−と氷水20 d f加
え、酢酸エチル層を分取後、氷を含む希塩酸水溶液、氷
を含む炭酸水素ナトリウム水溶液、氷水各15廐で順次
洗浄後、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後
、戸去して、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロ
マトで分離精製しく1%メタノール−塩化メチレン溶液
)、250η(74,51の表記化合物を得た。
、   THF UVスペクトル、λ   275 nm (sh)、2
84nmax (sh)、305nm、 314nm NMRスペクトル(δin CDCl2 ) : 7.
4〜8.3・(611!。
m、6−H,フェニル)、6.21(IEI、d、J=
7、Ocps 、 5−H)、6.00 (I Tl 
、 q 、 J=2.6゜1’−H)、4.3〜4.7
(3H,m、4’、5’−1)、1.7〜2.8 (4
H、m 、 2’、3’−H)実施例2の化合物250
Wqを乾燥クロロホルム201に溶かし、−10〜−1
5℃に冷却して、乾燥アンモニアガスを15分間導通し
た。@栓をして、室温に3日間放置した。溶媒を留去す
ると、粗製51−0−ベンゾイル−2/、3/−ジデオ
キシシチジンが得られた。この化合物を乾燥メタノール
10ゴに溶かし、28チナトリウムメチラート溶液0.
15Nを加え、10分間還還流性った。溶媒を留去して
、酢酸エチル101と水10ゴに溶かし、水層を分取し
、更に酢酸エチル10ばで2回洗浄した。各酢酸エチル
層を水51で、順次逆抽出した。水層を合せて、−規定
塩酸でpH7,0とした後に、CI’1P−20P 4
0プを詰めたカラムに通し、水で溶出した。表記化合物
を含む部分を濃縮し、凍結乾燥して1301q(82,
61)の表記化合物を得た。エタノール41Ltで結晶
化させ1091F(6−9,3%)が得られた。さらに
母液を濃縮してエタノール1rILtで結晶化させて第
二結晶として9wIfを得、合せて118w(75,3
1)の表記目的化合物を得た。
なおここに得られた表記目的化合物の諸性質は実施例1
で得られた化合物と一致した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Xはハロゲン原子を示し、R^1は保護されて
    いてもよい水酸基又は置換された水酸基を示す。)を有
    する化合物を、式YHを有する化合物(式中、Yは保護
    されていてもよいアミノ基又は置換されたアミノ基を示
    す。)と反応させ、所望により、保護基を除去すること
    を特徴とする 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Yは前記と同意義を示し、R^2はR^1と同
    様の基を示す。)で表わされる2′,3′−ジデオキシ
    シチジン誘導体の製法。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^1は保護されていてもよい水酸基又は置換
    された水酸基を示す。)を有する化合物と、ハロゲン化
    試薬とを反応させ、次いで、生成物を単離し、又は単離
    することなく、式YHを有する化合物(式中、Yは保護
    されていてもよいアミノ基又は置換されたアミノ基を示
    す。)と反応させ、所望により保護基を除去することを
    特徴とする 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Yは前記と同意義を示し、R^2はR^1と同
    様の基を示す。)で表わされる2′,3′−ジデオキシ
    シチジン誘導体の製法。
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