JPS63282769A - 静電転写式記録装置の転写ずれ防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、プリンタ・プロッタ・ファクシミリ・複写
機・印刷機など用紙を使用してそれに印字、作図１作表
、複写、印刷等の記録を行う静電転写式記録装置におけ
る転写ずれを防止する装置に関する。

従来技術 周知のとおり、静電転写方式の記録装置は、感光体ドラ
ムの表面に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像部で
顕像化してトナー像とした後、転写部で前記トナー像を
用紙へ転写し、熱定着して用紙への記録を行うものであ
る。

ところで、上記の記録装置においては、感光体ドラム表
面に形成されるトナー像が粉体のため物理的に非常に不
安定な状態にある。しかるに用紙への転写時に該用紙が
イレギュラーな動き等をして、感光体ドラムの周速（回
転速度）と用紙の線速く移送速度）とに多少でも差が生
ずると、転写ずれ、ジター等が発生する。

しかし、従来の記録装置では、転写時での感光体ドラム
の周速と用紙の線速との差から生じる転写ずれ、ジター
等に対しては特に配慮していないので、これらを防ぐこ
とができない問題点があった。

目　　　　　的 この発明の目的は、上述した静電転写式記録装置におい
て、そのような問題点を解消し、転写ずれ、ジター等を
防止することができる転写ずれ防止装置を提供すること
にある。

構　　　成 この発明による転写ずれ防止装置は、転写部の近傍に、
トナー像の用紙への転写時に該用紙を感光体ドラムに押
し付ける回転自在な押えローラを少なくとも１個設けた
ことを特徴とする。

そして、用紙への転写時に前記押えローラは用紙を感光
体ドラムへ押し付けながら回転するので、用紙の線速と
感光体ドラムの周速とに差が生ずることはなくなり、転
写ずれ、ジター等を防止できる。

以下、図面を参照しつつ、この発明の一実施例につき説
明する。

第３図はこの発明による転写ずれ防止装置を備えるレー
ザプリンタを示し、符号（１０）は機器本体を示す、そ
の機器本体（１０）には、給紙装置である給紙トレイ（
１１）から用紙（１２）を供給可能とする。

機器本体（１０）は、第３図に示すごとく、その外装ケ
ース（１３）内に、感光体ドラム（１４）、帯電チャー
ジャ（１５）、光書込み部（１６）、現像部（１７）、
転写チャージャ（１８）、定着部（１９）などを備えて
いる。

そして、感光体ドラム（１４）の回転にともないその表
面を帯電チャージャ（１５）で一様に帯電し、光書込み
部（１６）で外部から送られてきたビデオ信号を電子変
換し、レーザ光を用い露光走査して静ｆｆ１ＷＩ像を形
成し、この静電潜像を現像部（１７）で顕像化してトナ
ー像とする。他方、給紙トレイ（１１）内の用紙（１２
）は給紙ローラ（２０）で繰り出して搬送ローラ（２１
）により感光体ドラム（１４）へと送り出す。しかして
、転写チャージャ（１８）で上記トナー像を用紙（１２
）へと転写して分離部（図示省１１！８）で該用紙（１
２）を感光体ドラム（１４）から分離し、搬送して定着
部（１９）へと送り、その定着部（１９）で熱と圧力を
加え定着した後、排紙ローラ（２２）・（２３）により
排紙トレイ（図示省略）へと送り出してその上に積載す
る。なお、第３図において、（２４）はトナーカートリ
ッジ、（２５）はトナー補給ローラ、（２６）はアジテ
ータ、　（２７）は現像ローラ、（２８）は転写パワー
サプライ、（２９）は除電ランプ、（３０）はクリーニ
ング部、（３１）はトナー回収タンク、（３２）は加圧
ローラ、　（３３）はホットローラ、（３４）はヒータ
、（３５）は用紙のバスセレクタを示している。

第４図は上記レーザプリンタにおいて、給紙トレイから
繰り出す用紙に像が記録され、排紙されるまでの工程の
フローチャートを示したものである。

しかして、この発明による転写ずれ防止装置は、第１図
に示すように、転写チャージャ（１８）の近傍に、トナ
ー像の用紙（１２）への転写時に該用紙（１２）を感光
体ドラム（１４）に押し付ける回転自在な押えローラ（
３６）を設けた構成としている。

第２図は前記押えローラ（３６）の支持機構の一具体例
を示し、押えローラ（３６）の軸（３７）は揺動アーム
（３８）に回転自在に支持しである。揺動アーム（３８
）には引張りばね（３９）を連結し、その引張りばね（
３９）のばね力によって押えローラ（３５）を感光体ド
ラム（１４）に押し付ける方向の力が与えられている。

上記押えローラ（３６）は第１図では１本設けたが、必
要に応じて感光体ドラム（１４）のまわりに２本以上設
けることがある。

次に上記実施例の作用について説明する。用紙（１２）
への転写時に該用紙（１２）がイレギュラな動きをした
場合、従来例では感光体ドラム（１４）の周速と用紙（
１２）の線速とに差が生じ、転写ずれ、ジター等が発生
することになるが、この実施例では転写時に押えローラ
（３６）が用紙（１２）を感光体ドラム（１４）へ押し
付けながら回転するので、感光体ドラム（１４）の周速
と用紙（１２）の線速とに差が生じたりすることはなく
なり、転写ずれ、ジター等を防止できる。

また、上記レーザプリンタにおいては、厚さの異なる用
紙を使用することがあるが、前記押えローラ（３６）は
第２図に示したように揺動アーム（３８）に支持されて
いて、用紙の厚さに応じて位置が移動するので、どのよ
うな厚さの用紙に対しても対応できる。

効　　　果 この発明によれば、転写部の近傍に回転自在な押えロー
ラを設け、トナー像の用紙への転写時に前記押えローラ
により該用紙を感光体ドラムに押し付けるようにしたの
で、用紙の線速と感光体ドラムの周速とに差が生ずるこ
とはなくなり、転写ずれ、ジター等を防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の転写ずれ防止装置を備えたレーザプ
リン、りの内部機構の一部を示す図、第２図は第１図に
おける押えローラの支持機構の一例を示す構成図、第３
図は転写ずれ防止装置を使用するレーザプリンタの全体
概略構成図、第４図はそのレーザプリンタのフローチャ
ート図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成し、その静電
   潜像を現像部で顕像化してトナー像とした後、転写部で
   前記トナー像を用紙へ転写するようにして成る静電転写
   式記録装置において、前記転写部の近傍に、トナー像の
   用紙への転写時に該用紙を感光体ドラムに押し付ける回
   転自在な押えローラを少なくとも１個設けたことを特徴
   とする静電転写式記録装置の転写ずれ防止装置。 ２、前記押えローラの軸は揺動アームに支持され、その
   揺動アームはばねのばね力によって押えローラを感光体
   ドラムに押し付ける方向の力が与えられている、前記特
   許請求の範囲第１項に記載の静電転写式記録装置の転写
   ずれ防止装置。