JPS63267911A - レ−ザスキヤナ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レーザを用いる記録装置、いわゆるレーザプ
リンタ等に用いられるレーザスキャナ装置に関するもの
である。

〔発明の概要〕

本発明は、主走査の手段としてガルバノミラ−を用いる
構造のレーザスキャナ装置に関し、特にガルバノミラ−
の反射面を表裏両面使用することにより、従来よりも高
精度でかつ安価なレーザスキャナ装置を得ることができ
る。

〔従来の技術〕

従来のガルバノミラ−を用いたレーザスキャナ装置の実
施例について、第２図及び第３図ととも１に説明する。

走査ビームの働きは、感光板に所定のすｎ報を書き込む
ことであり、常時点滅を繰１）返している。

そして、その点滅を正確に発生させるメカニズムは以下
のような原理に基づいている。

第２図において、走査レーザダイオード２１から発生し
た走査ビームは、コリメータレンズ２２で平行光になり
、半透過ミラー２３を通過しガルバノミラ−２４に入射
する。更に前記ガルバノミラ−２４で反射走査された光
は、正弦波で振られるため、これを感光板２５上で均一
に走査レーザビームを絞られるように、逆サインレンズ
２６を通過し、前記感光板２５上に結像する。

そして、前記感光板に所定の作画をするべく、前記走査
ビームに所定の変調をかける訳であるが、その所定の変
調のタイミングをとる手段として、従来はタイミングビ
ームを発生させる別のレーザダイオードを使用するのが
一般的である。第２図及び第３図において、タイミング
レーザダイオード２７から発生したタイミングビームは
、コリメータレンズ２８で平行光になり、前記半透過ミ
ラー２３で反射し、前記走査ビームと同様にガルバノミ
ラ−２４、逆サインレンズ２６を通過する。そして、前
記タイミングビームは、感光板２５へ行かずに、タイミ
ング信号を発生させるべく、２色フィルタ２９を透過す
る。透過したタイミングビームは、格子３０で位置信号
をパルス状に発生し、集光レンズ３１を通過し光検知器
３２に、走査されたタイミングビームが集光し、発生し
たタイミング信号により、前記走査レーザダイオード２
１に所定の変調をかけることができる。

この時、例えば走査レーザダイオード２１の波長が７８
０ナノメータ、タイミングレーザダイオード２７の波長
が８３０ナノメータとすると２色フィルタ２９は、７８
０ナノメータの波長の光を反射させ、８３０ナノメータ
の波長の光を透過させる構造になっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前述のような構成において、通常レーザダイオードの入
手性から、それぞれのビームの波長として、７８０ナノ
メータ及び８３０ナノメータが使用されるが、これらの
波長間の差が５０ナノメータしかないため、この２本の
ビームを分離する２色フィルタの加工が非常に難しく手
間がかかるため、２色フィルタが高価になり、装置自体
の価格も上がり、商品価値が落ちてしまう。又、その２
色フィルタも光を完全に分離することは困難であるため
、両方向に各々の波長の光が漏れ込み、特に感光板に漏
れ込んだ光は、画質を劣化させ例えば低コントラスト、
かぶり現象の発生等を引き起こす原因となっていた。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、前述のような問題点を解決するために、２色
フィルタを使用せずに機能を満足する方ｉ法として、従
来片面しか使用していなかったガルバノミラ−を、表裏
両面使用することにした。

〔作用〕

上記のようにガルバノミラ−を両面使用する本発明の構
成において、前記ガルバノミラ−の片面は走査ビームだ
けを反射させ、別の面にはタイミングビームだけを反射
させる。このようにすれば、どちらのビームも同じミラ
ーで反射されているために、ミラーの動きに対し、両ビ
ームの動きは、あたかも従来と同じように、同一面で反
射したビームと同様の動きをするため所定のタイミング
信号も従来と同様に得られる。

〔実施例〕

以下図面と共に本発明の実施例について説明する。第１
図は本発明の一実施例を示す図であり、走査ビームを発
生させる。走査レーザダイオード１から発生した走査ビ
ームはコリメータレンズ２で平行光になり、両面に反射
面を持ったガルバノミラ−３に入射する。さらに前記ガ
ルバノミラ−３を反射した走査ビームは逆サインレンズ
４を通過し感光板５へ結像する。一方、タイミングレー
ザダイオード６から発生したタイミングビームは、凸レ
ンズ７を通過し、前記ガルバノミラ−３の反対の面に入
射する。更に前記ガルバノミラ−３で反射したタイミン
グビームは、格子８を通過することにより、位置信号を
パルス状に発生し、集光レンズ９を通過して光検知器１
０に走査されたタイミングビームが集光し、これにより
発生したタイミング信号で、前記走査レーザダイオード
１に所定の変調をかけることができる。

以上の結果、走査レーザビームと、タイミングレーザビ
ームは、全く別の光路を通過するため、相互干渉のない
状態にすることが可能になる。

又、前記走査レーザビームと、タイミングビームの波長
は、従来７８０ナノメータと、８３０ナノメ−夕という
ように異なった波長を使用していたが、本方式によれば
、例えば両レーザビームが共に７８０ナノメータという
ように、同し波長の光でもよいことは言うまでもない。

更に、本実施例によればタイミングレーザビームは、逆
サインレンズを通過していないが、凸レンズ７と、格子
８の仕様を調整することにより、例えば、格子８の間隔
を中央付近と両端で変えるとか、格子を円筒状にすると
いうようなことで、所定のタイミング信号が十分に得ら
れる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、ガルバノミラ−の
両面を反射鏡として、片面に走査レーザビームを入射さ
せ、別の片面にタイミングレーザビームを入射させるこ
とにより、従来必要であった２色フィルタを廃止するこ
とができ、レーザスキャナ装置のコストダウンに大きな
効果を与えることができる。更に、完全にレーザビーム
を分離させたため、走査レーザビームへのタイミングビ
ームの漏れ込みがな（なり、感光板における画質の劣化
を防止することが可能となり、その効果は大きい。そし
て更には、レーザダイオードも１種類で良くなり、メン
テナンス上も有利となる。これにより品質、コスト、ア
フターサービスとすべての面から優れたレーザスキャナ
装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるレーザスキャナ装置の概略図、
第２図は、従来のレーザスキャナ装置の概略平面図、第
３図は従来のレーザスキャナ装置の概略側面図である。 １・・・走査レーザダイオード ２・・・コリメークレンズ ３・・・ガルバノミラ− ４・・・逆サインレンズ ・　５・・・感光板 ６・・・タイミングレーザダイオード ７・・・凸レンズ ８・・・格子 ９・・・集光レンズ １０・・・光検知器 ２１・・・走査レーザダイオード ２３・・・半透過ミラー ２４・・・ガルバノミラ− ２７・・・タイミングレーザダイオード２９・・・２色
フィルタ 以上 出願人　セイコー電子工業株式会社 本亮明によるシー１−スキャナ裟１の、ａ賂図茅　１　
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 走査ビームを発生させる走査レーザダイオードと、前記
   走査ビームを感光板に走査させるガルバノミラーと、前
   記走査ビームを所定の光変調させるためのタイミングビ
   ームを発生させるタイミングレーザダイオードと、タイ
   ミング信号を発生させるための格子と、前記格子を通過
   したビームを検出する光検知器とからなるものにおいて
   、前記ガルバノミラーが、表裏両面に反射膜が形成され
   、一方のミラーに走査ビームを、他方のミラーにタイミ
   ングビームを反射させる構造であることを特徴とするレ
   ーザスキャナ装置。