JPS63267794A - 有機白金錯体及びこれを有効成分とする抗腫瘍剤 - Google Patents

有機白金錯体及びこれを有効成分とする抗腫瘍剤

Info

Publication number
JPS63267794A
JPS63267794A JP62098676A JP9867687A JPS63267794A JP S63267794 A JPS63267794 A JP S63267794A JP 62098676 A JP62098676 A JP 62098676A JP 9867687 A JP9867687 A JP 9867687A JP S63267794 A JPS63267794 A JP S63267794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platinum
trans
diamino
dimethyl
silacyclopentane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62098676A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatsune Kurono
昌庸 黒野
Ryoichi Unno
良一 海野
Koji Matsumoto
幸治 松本
Yasuaki Kondo
近藤 保昭
Takahiko Mitani
隆彦 三谷
Takahito Shiromori
孝仁 城森
Hisashi Doge
道下 久
Kiichi Sawai
喜一 澤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd filed Critical Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Priority to JP62098676A priority Critical patent/JPS63267794A/ja
Priority to US07/183,575 priority patent/US4870062A/en
Priority to EP88106214A priority patent/EP0288002A3/en
Publication of JPS63267794A publication Critical patent/JPS63267794A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F15/00Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table
    • C07F15/0006Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table compounds of the platinum group
    • C07F15/0086Platinum compounds
    • C07F15/0093Platinum compounds without a metal-carbon linkage
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な有機白金錯体及びこれを有効成分とする
抗腫瘍剤に係る。
(従来の技術) 成る種の有機白金鉛体が抗腫瘍作用を有していることは
既に周知である。卯ちシス−ジクロロジアミン白金ω)
(一般名「シスプラチン」)に抗腫瘍作用のあることが
B、Rosanb@rg等によシ報告[r Natur
a J第222巻第358頁(1969年)]されて以
来、有機白金錯体の研究開発及びこれを用いたJl[殊
に@5の化学療法に関する研究が盛んに行われ、その結
果例えば下記の有機白金錯体が提案されて来た。
轟)マロナト()、2−ジアミノシクロヘキサン)白金
(■)〔特開昭53−31648公報〕、b)  スル
ファト(1,、>−ジアミノシクロヘキサン〕白金(I
I) C%−昭54−44620公報〕、C)4−カル
ボキシフタラド(l、2−ジアミノシクロヘキサン)白
金(■)〔特島昭54−4eyst公報〕、 d)シス−ジクロロ−トランス−ジヒドロキシ−ビス(
イングロビルアミン)白金ω)〔特開昭57−7769
4公報〕 (発明が解決しようとする問題点及び発明の目的)従来
提案されて来た極々の有様白金錯体は抗腫瘍作用に優れ
、抗癌スペクトルの幅が広く且つ水溶性である点におい
て有利であるが、副作用も強い点に問題分有している。
例えば、従来の代表的有機白金錯体である上記のシスプ
ラチンは腎毒性が極めて強いのみならず、投与時に激し
い吐き気や嘔吐を伴なうことがあシ、又難聴をもたらす
場合がある点に欠陥を有している。
従って、これらの副作用、殊に腎毒性の発現を抑制し或
いは軽減するために、従来では、有機白金錯体例えばシ
スプラチンをマンニトール、デキストローズ等に混じた
シ、70セミド等の利尿剤と併用する等の投与法上の工
夫がなされて来た。
しかしながら、これらは極めて消極的な方策に過ぎず、
又患者における個体差もあって好ましいものとは云えな
い。
それ故に、本発明の目的は抗腫瘍活性が高く、しかもJ
ill1作用殊に腎毒性の低い新規な有機白金錯体を提
供し、又これを有効成分とする抗腫瘍剤を提供すること
にある。
(問題点を解決し、目的を達成する手段及び作用)本発
明によれば、含珪素ジアミンをリガンドとする下記一般
式で示される有機白金錯体によシ上記の問題点は解決さ
れ且つ上記の目的が達成される。
〔式中X及びYは同一であってハロゲン、オキシアニオ
ン又はカルボキシレートを意味し、又はX及びYは一緒
にてオキシアニオン又はジカルボキシレートを意味し、
L、及びR2は一緒にて式(式中R1,R2及びR3は
低級アルキル又はフェニル基を意味し、nは軒数O又は
lを意味する)にて示される含珪素ジアミン化合物を意
味する〕本発明による抗腫瘍剤は上記の有機白金錯体(
1)の少くとも1&類を有効成分としていることを特徴
としている。
本発明による上記の有機白金錯体(I)に関する定kに
おいて、ハロダンとは塩素、臭素及び沃素を意味し、オ
キシアニオンとはサルフェート、ナイトレート、セレニ
ー) 等t−を味L、カルボキシレートとはクロルアセ
テート、ピルベート、グルコレート等を意味し、ジヵル
ボキシレートトハオキザレート、マロネート、ヒドロキ
シマロネート、カルがキシフタレート、1,1−シクロ
ブタンジカルボキシレート等を意味し、又低級アルキル
とは炭素数1〜5の直鎖状又は枝鎖状のアルキル例えば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、ペンチル等を意味する。
本発明による有機白金錯体(1)の製造は自体公知の方
法を利用して行うことができ、例えば下記の諸方法によ
シ本発明の有機白金錯体を得る゛ことができる。
a)一般式I中のX及びYがハロゲンである鉛体 ハロダン化白金酸塩と化合物■、■又は■とを反応させ
ることによシ製造することができる。
この場合に用いられるハロゲン化白金散の塩としてはリ
チウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩等を挙げることが
できるが、カリウム塩が殊に好ましい。一方の反応関与
体である化合物■としてはトランス−1,2−ジアミノ
−4,4−ジメチル−4−シラシクロペンタン、トラン
ス−1,2−ジアミノ−4,4−ジメチル−4−シラシ
クロヘキサン等を挙げることができ、化合物■としては
トランス−1,2−ジアミノ−4−トリメチル、シリル
ペンタン、トランス−1,2−ジアミノ−4−トリメチ
ルシリルヘキサン等を挙げることができ、又化合物■と
してはビス(アミノメチル)ジメチルシラ7等を挙げる
ことができる。
b)一般式■中のX及びYがオキシアニオン、カル?キ
シレート又ハシカルがキシレートである錯体 上記a)方法によシ得られ、X及びYがハロゲンである
鉛体を相当する有機酸又は無機酸の銀塩と反応させるこ
とによシ製造することができ、又この方法で得られ、X
及びYが一緒にてサルフェートを意味する鉛体を水酸化
バリウムと反応させてジヒドロキシ白金(II)中間体
となし、更に相当する無機又は有機酸と反応させてもX
及びYがカル−キシレート又はジカルがキシレートであ
る錯体を製造することができる。銀塩試薬を用いる場合
には当然のことながら遮光下で反応を実施させるのが好
ましい。
上記の諸反応は水性溶媒中において行わせることができ
、これら反応は室温又は加温下で円滑に進行する0反応
終了後に、析出した結晶を戸数するか、反応溶液を濃縮
乾固させれば所望の錯体を得ることができる。得られる
錯体を更KN !Rする必要性は一般にないが、会長で
あれば常法によシ適轟な溶媒例えば水、エタノール等を
用い再結晶させることによjplI!i&することがで
きる。
本発明による有機白金錯体(1)製造用の原料物質にお
いて、化合物■に包含されるビス(アミノメチル)ジメ
チルシランは公知化合物でアシ、又r Z、Anorg
、Allgam、Ch@m、 J第317巻第41−5
3頁(1962年)に記載の方法によシ合成することも
できる。一方、化合物■及び■は文献末記載の新規化合
物であるが次の反応式に従って合成することができる。
H2 = (Vi)      (Vb)       (Vc)
(vd)                 (■及び
■)味し、R1,R2,R3及びnは前記の意味を有す
る) 上記の反応に用いられる原料化合物(Va)は公知でア
シ、又r J、Organom@t @ Chew a
 J第63巻第119−131頁(19’i3) 、同
第264巻第127−133頁(1984年)及びr 
Izv a Akad 、NaukSSSR,S@r、
Khlm J第1452−1953頁C1977年)に
記載の方法によシ製造することができる。化合物Va 
、 Vb及びVcは自体公知の方法によシ製造すること
ができ、例えば化合物vbはrJ、Ch・m。
Soc * Ch@m * Comm * J第560
−561頁(19tt。
年)に記載の方法に従って化合物Vaをアジリジン化す
ることによシ合成でき、化合物VCは「J。
Org、Ch@m、 J第32巻第511−51’1頁
(1967年)に記載の方法に従って化合物vbをアジ
ド化すること崖よシ合成でき、又化合物VdはrTat
rahed−ron Lett、 J第27巻第495
3−4963頁(1971年)に記載の方法に従って化
合物Vaをジアジド化することにより合成できる。
本発明による有機白金錯体の原料として使用される化合
物■及び■は化合物Ve又はVdを接触水素添加又は金
属水素化物で還元することによりs造することができる
(発明の効果) 本発明による有機白金錯体は抗腫瘍活性が高く且つ水溶
性であシ且り従来の有機白金錯体例えばシスプラチンに
関し問題とされて来た創作用(腎障害)が存在しない乃
至極めて低い。尚、本発明による有機白金錯体は水溶性
が高いので各独創型への製剤化が容易であわ、吸収性も
良好である。
(抗腫瘍剤とする場合の投与量) 投与量は本発明による有機白金錯体の種類、剤型、患者
の症状及び年令、腫瘍の種類等に依存するが、一般に有
機白金錯体として成人に対し1〜500η/に97日が
適自である。
(製造例等) 次に参考例、製造例、薬効薬理試験例及び製剤例に関連
して本発明を更に詳細に説明する。
参考例1 p−)ルエンスルホニルヒドロキシルアミン40、ON
 (0,212m0L)のジクロルメタン溶液5θθ−
中に1,1−ジメチル−1−シラシクロペンタ−3−エ
ン12.Og (0,106mot)を添加し、アルゴ
ンガス雰囲気下に4℃で64時間攪拌した。
反応混合物を減圧下にk lkaし、残渣に水100−
を添加して溶解させ、エーテル200−で抽出した。水
層を分取し、炭酸水素す) IJウムで中和した後にエ
ーテル抽出しく1θ0−N2回)、エーテル層を分取し
て水洗し、無水kaナトリウムで乾燥させた。
常圧下に溶媒を留去させ、残渣を減圧下に蒸留して所望
化合物を無色油状物として7.IJ g (収率52.
3チ)得た。
洟点:84−85℃(80隨Hg ) HRMSスペクトル(m/z): 127.0828(M” 、 06H,3NSi 。
計算127.0817) 126.0762 (M−H、C,H12NSi 。
計算726.07 s !? ) MSスペクトル(m/z):El/GC:127(M”
)、126(M−H)、112(M−Me。
ペースピーク) ’H−NMRス被りトル(CDC43) J ppm 
:0.03及びo、o e (各3 H、s 、、、 
S iMe 2IRスペクトル(? ”L4) on−
’  :ax 3340(NH)、3oOo、295o、291o(c
H)。
xsso(?VJH)、1zso、5ts(c−st 
)参考例2 参考例1で得た3、3−ジメチル−6−7デー3−シラ
ビシクロ〔3,1,o〕へキサニア 7,001 (5
5,1mmoA)、アジ化ナトリウム17.4911 
(o、zvemoA )及び塩化アンモニウム74.7
1 (o、zvemot)をエタノール−水(5:1)
360−中に懸濁させ、1時間還流加熱させた。
次いで反応混合物を冷却させ、氷水約1を中に注加し、
エーテル抽出しく5ootttXs回)、エーテル層を
分取して水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧
下に溶媒を留去させて所望化合物を淡黄色油状物として
7.7 s 9 (収率82.7%)得た。
MSスペクトル(m/ z ) : EI/GC:17
1oM−+1”)、1sscM−yre)、x4xcy
t−N2)。
115.87.74(ペースピーク) ’H−NMl’txペクトb (CDCt、 )δpp
m:o、os(6H,tr、ンSiMe2)J、6 s
 (JH、br 、 −JH2)IRスペクト/l/ 
(’1>ccL4) cm″″1 :ax 3400.3330CNH2)、2960.1900(
CH)。
xxoocN、)、ze2o(NI(2)、xzgo。
a45(C−at) 参考例3 4−シラシクロペンタン 水素化アルミニウムリチウムs、s s y (ss、
zmmoA)を無水エーテル100−中に懸濁させ、水
浴上で冷却させた。これに、参考例2で得九トランスー
1−アミノー2−アジド−4,4−ジメチル−4−シラ
シクロペンタンy、s o I (44,1m’mot
)の無水エーテル100m溶液をアルゴンガス雰囲気下
に5〜10℃で1.5時間かけ【滴加した0滴加完了後
、室温下に2時間攪拌し、反応混合物に15%水酸化ナ
トリウム溶液3.35−と水13.4−を緩徐に滴加し
、生成した白色沈澱を炉去した。F液を無水硫酸す) 
IJウムで乾燥させ、常圧蒸留してエーテルを留去させ
、残渣を減圧蒸留して所望化合物を無色油状物として5
.1 s i(収率s x、z % )得た。
沸点二120℃(406Hg ) HRMSスペクトル(m/z): 144.1064 (M” 、 C6H16N2St 
計算x44.xosz) MSスペクトル(m/ z ) : E I/GC:1
44(M”)、129(M−Me)、101.86(ペ
ースビーク) ’H−NMRスペクト/l/ (CD(’L3 )δp
pm :0@00(6H,温、ンSIM@2 )1@3
0(4H,@、−■2×2) 2.3−2.7(2N1m、〉CH−NH2×2)IR
スペクトル←ごeat )譚−1=ax 3340.3260.3180(JH2)、2940゜
zgso、xs4occH)、xeoo、zssocN
H2>。
zzso、ti4o(c−sl) 参考例4 4−トリメチルシリルシクロヘキセン1.241(6m
43 mmot) 、アジ化ナトリウム8.36 、I
f(J x smmot)、硫酸第一鉄s s、v I
 (J x smmot)及び硫酸亮二鉄124■をア
セトン−水(1:1)60−中に溶解させ、これに0〜
5℃で30%過酸化水素水3.94−を30分かけて滴
加し、滴加完了後に0〜5℃で1時間攪拌した。
反応混合物を水で稀釈し、エーテル抽出し、分取したエ
ーテル層を水、洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、
減圧下に溶媒を留去させることによシ所墾化合物を淡黄
色油状物として1.22.9 (収率7 x、s q6
 )得た。
MSスペクトル(m/ z ) : E I/GC;2
23(M”−cH,)、z54(M”−2N、)。
73(ベースピーク) ’H−NMRスペクトル(coct、 )δppm:0
−00 (9H、m * SiMe5 )0−6−2−
8 (7H* m 、 −CH2−X 3及び、CH−
>3−5−4−1 (2H、m 、 N3− CH< 
X 2 )IRスペクト/I/(i”” )m−’ :
ax 2930.2860CCH)、2090(N3)。
1;tvo(c−ss) 参考例6 水素化リチウムアルミニウム7 o o1r9(J s
、smmot)を乾燥エーテル1o−中に懸濁させ、こ
れに参考例4で得たトランス−1,2−ジアジド−4−
トリメチルシリルシクロヘキセンハ109(4,61m
mot)の乾燥エーテル1o−溶液を0〜5℃で30分
間かけて滴加し、次いで0〜5℃で1時間攪拌した。
反応混合物に15%水飯化す) IJウム溶液0.70
ゴ及び水2.80m1を緩徐に添加し、析出した沈澱を
炉去し、p液を熱水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に減
圧下で溶媒を留去させ、残渣を減圧蒸留して所望化合物
を無色油状物としてseomg(収率65.2チ)得た
沸点=155℃(s 5mmHg ) MSスペクトル(m/ z ) : EI/GC:rs
e(M”)、zx(M”−xs)、xzs(ベースビー
ク)1H−NMRスペクトル(CDCl2)δppff
l :0−00 (9He s t S iMe s 
)0.7−2−4 (7H、m 5−CH2−×3及び
、;CH−)1−52 (4Ht s p −NH2X
 2)j −5−2−J (2H# m# H2N −
C≦x2)IRス−(p)k(”y””L)m−’ :
m&x s3so、s:5o(NH)、;tsxo、xs4o(
cH)。
tzso(c−s+) 製造例1 金(II) 参考例3で得たトランス−1,2−ジアミノ−4,4−
ジメチル−4−シラシクロベンクンハ44g (J o
*o mmot)を蒸留水30ゴ中に溶解させ、塩化第
一白金酸カリウム4.2 s 、9 (i o、omm
ot)を添加し、25℃で18時間攪拌した。析出した
結晶を戸数し、蒸留水30−で水洗した後に減圧乾燥さ
せて所望錯体を黄色結晶として3.88 ji(収率9
4.6%)得た。
融点”、310−315℃(分解) IRスペクトル(¥”r)cIn−’  :ax 3440(br)、3260,3200(NI(2)、
2950゜2850(CH)、1630.1560(N
H2)、1250゜840(C−at) 元素分析(C,H,,0L2N2SiPtとして)計d
: C,17,56”、H,3,93’、N、6.83
実測: C,17,75”、H,3,95’、N、6.
68製造例2 金■ 製造例1で用いられたトランス−1,2−ジアミノ−4
,4−ジメチル−4−シラシクロペンタンの代りに、ト
ランス−1,2−ジアミノ−4,4−ジメチル−4−シ
ラシクロベンクンハ58 g(10,01nmoL )
を用いた以外は、fR造例1と全く同様に操作して所望
錯体を黄色結晶として:t、e 41 (収率85.9
%)得た。
融点:3θθ−310℃(分解) I Rスヘク) k (y”BT)cn−’ :ILx 3440.3264,3192(NH2)、2916(
CH)。
1555(NH2)、1254,845CC−8t)元
素分析(C7H18Ct2N2SIPtとして)計3;
4.: C,19,ljl;H,4,21J”、N、6
゜60実測: C,19,96:H,4,30;N、6
.22製造例3 4−トリメチルシリルシクロヘキサy)白金(ff)製
造例IKおけるトランス−1,2−ジアミノ−4,4−
ジメチル−4−シラシクロペンタンの代りに、参考例5
で得たトランス−1,2−ジアミノ−4−トリメチルシ
リルシクロヘキサンL、S 6 ji(x、o、o m
mot)を用いた以外は、製造例1と全く同様に操作し
て所望錯体を黄色結晶として3.32g(収率73.5
チ)得た。
融点:zso−:too℃(分解) IR)cペクト/l/(’)”” )m−’  :m&
X 3435.3255(NH)、3195,3105゜2
935.2855(CH)、225.?(C−8t)元
素分析(C,H22CL2N2SiPtとして)計算:
 C,23,89”、H,4,90”、N、6.19実
測: C,27,87”、H,5,61;N、6.06
製造例4 製造例1におけるトランス−1,2−ジアミノ−4,4
−ジメチル−4−シラシクロベンクンの代シにビス(ア
ミノメチル)ジメチルシラン1.18 g(10aOm
moL)を用いた以外は、製造例1と全く同様に操作し
て、所望錯体を黄色結晶としてs、z e 1! (収
率82.3 ’% )得た。
融点:270−300℃(分解) IRスペクトル(V   )I:In。
ax 3440.3236.3204(NH2)、2952゜
2888(CH)、1602(NH2)、1257゜8
50(C−8l) 元素分析(C4H14Ct2N2SIPtとして)計算
: C,12,50”、H,3,67:N、7.29実
測: C,12,46;H,3,71;N、7.11製
造例5 製造例1で得たシス−ジクロロ(トランス−1,2−ジ
アミノ−4,4−″)メチル−4−シラシクロペンタン
)白金(Ji>x、o s I (s、o o m m
oA )をテトラヒドロンラン100−中に懸濁させ、
この懸濁液に硫酸銀ハ561(5,00mmot)の水
溶液400−を添加し、遮光下に25℃で16時間攪拌
した。析出した塩化銀の沈澱を戸去し、F液を減圧濃縮
し、残渣にアセトンを添加した。生成した結晶なF取し
、アセトン洗浄した後に減圧乾燥して所望錯体を淡黄色
結晶としてz、o o 11 (収率y J、7 qb
 )得た。
融点”、215−225℃(分解) FAB−MSスペクトル(m/z ) :435(M”
、19’pt) 、436((M−H)−、”5pt)
437 ((M+、? )” 、 ”’Pt )IRス
ペクトル(’7”” )3−’ :ax 3430.3250.3200(NH2)、2956゜
2900(CH)、1620.1560(NH2)。
1120(S=0)、1254.848(C−8l)元
素分析(C6H16N204SSiPt・H2Oとして
)計算: C,15,89,H,4,00,N、6.1
8実測: C,15,9B、H,4,05,N、6.0
4製造例6 製造例5におけるシス−ジクロロ(トランス−1,2−
ジアミノ−4,4−ジメチル−4−シラシクロペンタン
)白金(IN)の代シに、製造例2で得たシス−ジクロ
ロ(トランス−1,2−ジアミノ−4,4−ジメチル−
4−シラシクロヘキサン)白金01)2.0911 (
5,00mmoA )を用いた以外は、製造例5と全く
同様に操作して、所望錯体を淡黄色結晶として2.o 
o & (収率90.6チ)得た。
融点”、240−250℃(分解) FAB−MSスペクトル(m/z): 449(M”、”’Pt) 、450[(M−)−J)
”、195Pt)。
451 ((M+、? )” 、 ”’Pt )IRス
ペクトル(YKBr)cm″″1:ax 3426.3184(NH2)、2946(CH)。
1627(NH2)、1255.845(C−8l)。
1119(S=0) 元素分析(C,)I、8N204SSiPtとして)計
算: C* 17−98 : He 4− J 1 :
 N t 5−99実測:C917,98;H94,0
8;N、5.67製造例7 製造例5におけるシス−ジクロロ(トランス−1,2−
ジアミノ−4,4−ジメチル−4−シラシクロペンタン
)白金ω)の代シK、製造例3で得たシス−ジクロロ(
トランス−1,2−ジアミノ−4−トリメチルシリルシ
クロヘキサン)白金aI)2.261(s*oommo
L)を用いた以外は、製造例5と全く同様に操作して、
所望錯体を淡黄色結晶としてJ、5 s Ji’ (収
率64.8%)得た。
融点”、235−245℃(分解) FAB−MSスペクトル(m/、): 4#(M”、”’Pt)、477((M+J)”、”5
Pt)。
478((M+j)、  Pt) IRスペクトル(2!1r)cfn−1:m&x 3430(NH)、3200.3080.2935゜2
860 (CH) 、 1250(C−81) 、 1
125(S=0)元素分析(C9H22N204SSI
Pt畠H20として)計算二C,2ハ81 :H,4,
118:N、 5.65実測: C,22,20”、H
,5,13;N、4.96製造例8 ラン〕白金((16) 製造例5におけるシス−ジクロロ(トランス−1,2−
ジアミノ−4,4−ジメチル−4−シラシクロインタン
)白金(II)の代シに、製造例4で得たシス−ジクロ
ロしビス(アミノメチル)ジメチルシラン〕白金(JJ
)1.y x i (s、o o mmot)を用いた
以外は、製造例5と全く同様に操作して所望錯体を淡黄
色結晶としてJ、8 s i (収率s 5.4 % 
)得た0 融点:xoo−xos℃(分解) FAB−MSスペクトル(m/z): 409 (M” 、 19’pt ) 、 41 o[
(M+J )” 、”5Pt〕。
4 J J C(M+2)” 、 ”’pt ]IRス
ペク) ル(’7”’ )c+++−’ :m&x 3474.3222(NH2)、2952,29Q2(
CH)。
1598(NH2)、1258,840(C−8l)。
ノ17 J (S=0) 元素分析(C4H14N204SSIPt−H2Oとし
て)計算: c、xl、z4;H,s、v7;N、e、
ss実側: C# 11− J 8 : H* J −
51* N s 15− J J製造例9 製造例5で得たスルファト(トランス−1,2−ジアミ
ツー4,4−ジメチル−4−シラシクロペンクン)白金
■J、1 s I (x、s o mmoL)を蒸留水
70−中に溶解させ、この溶液に水酸化バリウム8水和
物y s omt;)(x、s oramoL>を添加
して20℃で1時間攪拌した。析出した硫酸バリウムの
沈設を戸去し、p液に蓚酸2水和物315m9(xas
 o m rnot )を添加し、20℃で2時間攪拌
した。
反応混合物を減圧下に濃縮し、残渣にアセトンを添加し
、晶出する結晶を戸数し、アセトンで洗浄した後に減圧
転線させて所望錯体を無色結晶としてyzomg(収率
8 B、6 % )得た。
融点=275−283℃(分解) F A B −M S スペクトル(m/z ) :[
7(M”、”’Pt)、、r281:(M+1)、  
Pt)。
429C(M+2)”、”’pt) 工Rス<クトk (ゝ/”r)cm−’  :ax 343B、32;#(NH2)、2956.2905(
CH)。
1708.1660(C=0)、158B(NH2)。
1254.849(C−Sl) 元素分析(C8H16N204SIPt・1/2H20
として)計算: C,22,02”H,3,93”、N
、6.42実測: C,22,03;H,3,66;N
、6.38製造例10 ラン〕白金(It) 製造例9におけるスルファト(トランス−1,2−ジア
ミノ−4,4−ジメチル−4−シラシクロペンタン)白
金(It)の代シに、製造例8で得たスルファト〔ビス
(アミノメチル)ジメチルシラン〕白金(II)x、o
 y i (、?、5 ommot )を用いた以外は
、製造例9と全く同様に操作し所望錯体を790m9(
収率78.9%)得た。
融点’、210−230℃(分解) FAB−MSスペクト# (m/z ) :401(M
  、   Pt)、40.9[(M+4)  、  
 Pt]。
40 J C(M+2)+、 ”’Pt 、:IIRス
ペクトル(v>KIIr)crn−1=ax 3440.3216CNH2)、1696.1671(
C=o)。
計算: C,17,9,5’、H,3,52”、N、6
.98実測: C,18,29”、H,3,46”、N
、6.59製造例11 製造例9における作歌2水和物の代シに、1,1−シク
ロブタンジカルボン酸360m9(2,50mmat 
)を用いた以外は、製造例9と全く同様に操作して所望
錯体を無色結晶としてハ03g(収率85.2%)得た
融点:295−305℃(分解) FAB−MSスペクトル(m/z): 4111 (M” 、 19’Pt ) 、 4112
〔(M+1)”、 ”5Pt)。
4JJ[(M+j)、   Pt、l lRx4/)ル(Y°’ )m−’  :ax 3440 (br ) * 3200 (NN2 ) 
e J 954 (CH) *1ess 、1r;zs
(c=o)、xzsr;。
84a(C−st) 元素分析(C,2H2□N204SIPtとして)計7
4: c、ts、ys;H,4,gxHN、s、sz実
枳り :  C,29,65”、  H,4,41;N
、5.66装迄例12 1.1−シクロプタンジカルfW7酸360ダ(x、s
m mot)を用いた以外は、製造例10と全く同様に
操作して所望錯体を無色結晶としC8s omg(収率
17.3%)得た。
融点:280−soo℃(分解) FAB−MS スペクトル(m/z):イ66 (M”
 、”’Pt)、456〔(M+1)+、”5Pt〕。
457 ((M+2 )” 、 ”’Pt )IRスペ
クトル(ゾ”r)crll−’  :ax 3440(b r ) * J Z 40 (NN2)
 a 2950 (CH) #1625CC=0)、1
255.848(C−81)元素分析(c、。N2゜N
204SiPtとして)計算: C,26,37”、H
,4,43”、N、6.15実測:C926,58;H
,4,29;N、6.11製造例13 製造例9における蓚酸2水和物の代JIC、グリ;−ル
酸1901R9(2,50mmoL)を用いた以外は、
製造例9と全く同様に操作して所望錯体を無色結晶とし
てJ、□ r; I (収率98.4%)得た。
融点:xso−xos℃(分解) FAB−MSスペクトル(m/z): 41j (M+、”’Pt) 、414((M+J)”
、”’Pt)。
415 ((M+!’ )” 、 ”’Pt ]IRス
ペクトル(γ  )3−’ : ax s4xo、5sy4cNH2)ex9sts、xyos
(cH)。
1602(COO)、1253.847(C−Bi)元
素分析(08H,8N205SiPtとして)計算: 
C,23,24;H,4,39:N、6.18実測: 
C,23,52”、11,4.55;N、6.50製迄
1シリ14 ラン〕白金(10 製造例10における蓚酸2水和物の代シに、グリコール
&190m9(2,50mmot)を用いた以外は、製
造例10と全く同様に繰作して所望錯体を淡黄色結晶と
して7j5q(収率75.oチ)得た。
融点二185−205℃(分解) FAB−MSスペクトル(m/z): 3gy(M”、”’pi)、38g((M+z)”、”
5pt〕。
sssccM+2)  e  Pi) lR,x、ぺ/ )ル(”y”” )m−’ :ax stzo、sxso(wH2)、xsso、xsoo(
cH)。
7500(Coo)、1253.841(C−81)元
素分析(C6H,6N203SiPマー)−一計算: 
C,18,60;H,4,16’、N、7.23実測:
 C,is、ss;H,i、33:N、1.o。
製造例15 製造例9におけるB酸2水和物の代シに、硼酸1559
(2,501Hmot)を用いた以外は、製造例9と全
く同様に操作して所望錯体を無色結晶として865■(
収率86.7チ)得た。
融点”、190−200℃(分解) FAB−MSスペクトル(m/z): 367(M−32,19’PL)、36B(M−31、
”5Pt)。
s e s (M−s o 、 ”’pt )IRスペ
クトル(V”’ )cfn−’  :ax J4J(7、5txo(NN2) 、 zyso 、 
2sooccH>。
計ユニ C,15,29:H,5,35’、N、5.9
4実測: C,15,08”、H,5,25”、N、5
.95製造例16 白金(II) 製造例9における蓚酸2水和物の代シに、ノーブタン硼
素酸255m9(2,5Ommot)を用いた以外は、
製造例9と全く同様に操作して所望錯体を無色結晶とし
て760m9(収率e s、s % )得た。
融点:210−215℃(分解) IRスペクト/’ (Y”r)cnt−1:ax 3440.3194(NF2)、2950,2920゜
2864CCH)、1600(NF2)、1250゜8
40(C−81) 元素分析(C,。H25BN202SIPtとして)計
p : C,27,34:H,5,74;N、6.38
実測: C、27,24:H,6,61:N、 6.7
3製造例17 ソメテルー4−シラシクロペンタン)白金ω)製造例1
で得たシス−ジクロロ()ランス−1,2−ジアミノ−
4,4−ジメチル−4−シラシクロペンクン)白金(J
l)1.231 (3,0Ommot )をテトラヒド
ロ7ラン50ゴ中に懸濁させ、この懸濁液に硝散銀1.
o 2i (e、o o mmot )の水溶液150
−を添加して辿光下に25℃で16時間攪拌した。析出
した塩化銀の沈澱を戸去し、ν液にマロン敗二ナトリウ
ム444〜(,7,(7o m mat )を添加して
10−20℃で18時間Bf、拌した。
析出した結晶を戸数し、減圧乾媒して所望錯体を白色結
晶としてsxomy(収率e L4 % )得た。
融点二285−295℃(分解) FAB −MS y、ペクト# (m/z ) :44
1(M  、   Pt)、442((M+J)  e
   PtL44 s I: (M+、? )” 、 
”6Pt 〕IRスペクトル(デ!lr)副−1: m&x 3422 、3172 (NII2) 、 1670 
、1638(COO)。
1254.850(C−8i) 元素分析(09H18N204SiPtとして)計算:
 C,24,49”、H,4,11”、N、6.35実
′61:J : C、:x、os ;H,4,J o 
;N、 e、t。
製造例18 ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金ω)製造例5
における硫醗銀の代IL亜セレン酸銀ハフ 2f/ (
s、o Ommot)を用いた以外は、製造例5と全く
同様に操作して所望錯体を淡黄色結晶としてハ98g(
収″*ss、o%)得た。
融点:2oo−zzo℃(分解) IRスJり)ル(X?”’ )z−’  :ax 3428.3198(N112)、2956(CH)。
1s94(NF2)、xzss、54e(c−si)元
素分析(C6H16N203SeSiPt ” H2O
として)計算: C,14,88”、H,3,75;N
、5.78実測: C,14,59”、H,4,00”
、N、5.99製造例19 ン〕白金(II) 人造例18におけるシス−ジクロロ(トランス−1,2
−ジアミノ−4,4−ジメチル−4−シラシクロペンタ
ン)白金(II)の代シに、製造例4で得たシス−ジク
ロロ〔ビス(アミノメチル)ジメチルシラン〕白金印)
2.141 (5,Oo mmot)を用いた以外は、
製造例18と全く同様に操作して所望錯体を淡黄色結晶
としてハ82y(収率81.5%)得た。
融点:195−215℃(分解) KBy   −1。
IRスペクトル()crIt。
1LX 3430.3200(NF2)、2956(CH)。
1595CN)12)、1255.848CC−8i)
元素分析(C4H14N20,5eSiPいH2Oとし
て)計算: C、10,48:H,3,52;N、 6
.11実測:C,10,15;H2S、80;N、6.
33(L−x;tzo白血病に対する抗腫瘍効果)5週
令のCDF 1雄性マウス(1群4〜5匹)を実験動物
とし、lXIO3伽のL−12108m胞をLH内に移
植し、この担筋細胞移植の24時間後から5日間に亘9
1日1回宛で祉験薬物(9A造例にょる錯体及び公知錯
体であるシスプラチン)を腹腔内に投与して生存日数を
調べた。
評価は、被験薬物無投与の対照群と比較し、次式に基き
算出した値で表わした。
’r/c= −×100  (%) T:被数薬物投与群の平均生存日数 C:対照群の平均生存日数 結果は下記の表1に示される通シであシ、本発明による
錯体はシスプラチンに匹敵又はこれに優る薬理活性を有
していることが判朗した。
表   1 表   1 (続き) 表   1 (続き) 薬効薬理試験例2 (腎毒性) 本発明による有機白金錯体の腎毒性を、血液尿素窒素(
BUN)値に及)?l’す影響を測定することによシ調
べる。
BIJち、5週令のフィッシャー344雄性う、ト(1
群5匹)を実験動物とし、被験薬物を生理食塩水に溶解
させ尾静脈から投与し、投与から5日後にBUN値を測
定した。
結果は下記の表2に示される通シであシ、本発明による
有機白金錯体はシスプラチンと比較する場合にBUN値
が著るしく低く、薬物無投与群における場合と殆んど変
らず、従りて腎毒性が極めて低く使用安全性に優れてい
ることが判明した。
表   2 製剤例1 (注射剤) 下記側成分を配合し、常法によシ注射剤を製造した。
製造例9による錯体     1 o Crny)20
−レ◇々イアル 製剤例2 (カプセル剤) 下記諸成分を配合し、常法によシカプセル剤を製造した
製造例1による錯体      10(■)乳糖   
        50 パレイシ、澱粉        50 結晶セルロース     109 ステアリン酸マグネシウム      1220ノ号/
カグφ 製剤例3 (顆粒剤) 下記諸成分を配合し、常法により顆粒剤を製造した。
製造例2による錯体      1 o Cm9)乳糖
           550 トウモロコシ澱粉          330ヒドロキ
シプロピルセルロース    20910■h欽/デ 製剤例4 (錠剤) 下記諸成分を配合し、常法によシ錠剤を製造した。
製造例10による錯体      10(■)結晶セル
ロース       20 乳糖            41 トウ七口;シ澱粉           30ヒドロキ
シプロピAHシルロース           6ステ
アリン酸マグネシウム          3110■
/錠

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中X及びYは同一であってハロゲン、オキシアニオ
    ン又はカルボキシレートを意味し、又はX及びYは一緒
    にてオキシアニオン又はジカルボキシレートを意味し、
    L_1及びL_2は一緒にて式▲数式、化学式、表等が
    あります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中R_1、R_2及びR_3は低級アルキル又はフ
    ェニル基を意味し、nは整数0又は1を意味する) にて示される含珪素ジアミン化合物から選択された1種
    類の化合物を意味する〕 にて示される、有機白金錯体。
  2. (2)シス−ジクロロ(トランス−1,2−ジアミノ−
    4,4−ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(I
    I)であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に
    記載の有機白金錯体。
  3. (3)スルファト(トランス−1,2−ジアミノ−4,
    4−ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)で
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の
    有機白金錯体。
  4. (4)ボラト(トランス−1,2−ジアミノ−4,4−
    ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)である
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の有機
    白金錯体。
  5. (5)1−ブタンボラト(トランス−1,2−ジアミノ
    −4,4−ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(
    II)であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に
    記載の有機白金錯体。
  6. (6)オキザラト(トランス−1,2−ジアミノ−4,
    4−ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)で
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の
    有機白金錯体。
  7. (7)グリコラト(トランス−1,2−ジアミノ−4,
    4−ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)で
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の
    有機白金錯体。
  8. (8)1,1−シクロブタンジカルボキシラト(トラン
    ス−1,2−ジアミノ−4,4−ジメチル−4−シラシ
    クロペンタン)白金(II)であることを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項に記載の有機白金錯体。
  9. (9)マロナト(トランス−1,2−ジアミノ−4,4
    −ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)であ
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の有
    機白金錯体。
  10. (10)セレニト(トランス−1,2−ジアミノ−4,
    4−ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)で
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の
    有機白金錯体。
  11. (11)シス−ジクロロ(トランス−1,2−ジアミノ
    −4,4−ジメチル−4−シラシクロヘキサン)白金(
    II)であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に
    記載の有機白金錯体。
  12. (12)スルファト(トランス−1,2−ジアミノ−4
    ,4−ジメチル−4−シラシクロヘキサン)白金(II)
    であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載
    の有機白金錯体。
  13. (13)シス−ジクロロ(トランス−1,2−ジアミノ
    −4−トリメチルシリルシクロヘキサン)白金(II)で
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の
    有機白金錯体。
  14. (14)スルファト(トランス−1,2−ジアミノ−4
    −トリメチルシリルシクロヘキサン)白金(II)である
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の有機
    白金錯体。
  15. (15)シス−ジクロロ〔ビス(アミノメチル)ジメチ
    ルシラン〕白金(II)であることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項に記載の有機白金錯体。
  16. (16)スルファト〔ビス(アミノメチル)ジメチルシ
    ラン〕白金(II)であることを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項に記載の有機白金錯体。
  17. (17)オキザラト〔ビス(アミノメチル)ジメチルシ
    ラン〕白金(II)であることを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項に記載の有機白金錯体。
  18. (18)1,1−シクロブタンジカルボキシラト〔ビス
    (アミノメチル)ジメチルシラン〕白金(II)であるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の有機白
    金錯体。
  19. (19)グリコラト〔ビス(アミノメチル)ジメチルシ
    ラン〕白金(II)であることを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項に記載の有機白金錯体。
  20. (20)セレニト〔ビス(アミノメチル)ジメチルシラ
    ン〕白金(II)であることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項に記載の有機白金錯体。
  21. (21)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中X及びYは同一であってハロゲン、オキシアニオ
    ン又はカルボキシレートを意味し、又はX及びYは一緒
    にてオキシアニオン又はジカルボキシレートを意味し、
    L_1及びL_2は一緒にて式▲数式、化学式、表等が
    あります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 又は ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中R_1、R_2及びR_3は低級アルキル又はフ
    ェニル基を意味し、nは整数0又は1を意味する) にて示される含珪素ジアミン化合物から選択された1種
    類の化合物を意味する〕 にて示される、有機白金錯体の少くとも1種類を有効成
    分としていることを特徴とする、抗腫瘍剤。
  22. (22)有効成分が a)シス−ジクロロ(トランス−1,2−ジアミノ−4
    ,4−ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)
    、 b)スルファト(トランス−1,2−ジアミノ−4,4
    −ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)、 c)ボラト(トランス−1,2−ジアミノ−4,4−ジ
    メチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)、d)1
    −ブタンボラト(トランス−1,2−ジアミノ−4,4
    −ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)、 e)オキザラト(トランス−1,2−ジアミノ−4,4
    −ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)、 f)グリコラト(トランス−1,2−ジアミノ−4,4
    −ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)、 g)1,1−シクロブタンジカルボキシラト(トランス
    −1,2−ジアミノ−4,4−ジメチル−4−シラシク
    ロペンタン)白金(II)、 h)マロナト(トランス−1,2−ジアミノ−4,4−
    ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)、 i)セレニト(トランス−1,2−ジアミノ−4,4−
    ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)、j)
    シス−ジクロロ(トランス−1,2−ジアミノ−4,4
    −ジメチル−4−シラシクロペンタン)白金(II)、 k)スルファト(トランス−1,2−ジアミノ−4,4
    −ジメチル−4−シラシクロヘキサン)白金(II)、l
    )シス−ジクロロ(トランス−1,2−ジアミノ−4−
    トリメチルシリルシクロヘキサン)白金(II)、m)ス
    ルファト(トランス−1,2−ジアミノ−4−トリメチ
    ルシリルシクロヘキサン)白金(II)、n)シス−ジク
    ロロ〔ビス(アミノメチル)ジメチルシラン〕白金(I
    I)、 o)スルファト〔ビス(アミノメチル)ジメチルシラン
    〕白金(II)、 p)オキザラト〔ビス(アミノメチル)ジメチルシラン
    〕白金(II)、 q)1,1−シクロブタンジカルボキシラト〔ビス(ア
    ミノメチル)ジメチルシラン〕白金(II)、r)グルコ
    ラト〔ビス(アミノメチル)ジメチルシラン〕白金(I
    I)及び s)セレニト〔ビス(アミノメチル)ジメチルシラン〕
    白金(II) から選択された少くとも1種類の有機白金錯体であるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第21項に記載の抗腫
    瘍剤。
JP62098676A 1987-04-23 1987-04-23 有機白金錯体及びこれを有効成分とする抗腫瘍剤 Pending JPS63267794A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62098676A JPS63267794A (ja) 1987-04-23 1987-04-23 有機白金錯体及びこれを有効成分とする抗腫瘍剤
US07/183,575 US4870062A (en) 1987-04-23 1988-04-19 Organo-platinum complex and use thereof as anti-tumor agent
EP88106214A EP0288002A3 (en) 1987-04-23 1988-04-19 Organo-platinum complex and use thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62098676A JPS63267794A (ja) 1987-04-23 1987-04-23 有機白金錯体及びこれを有効成分とする抗腫瘍剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63267794A true JPS63267794A (ja) 1988-11-04

Family

ID=14226116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62098676A Pending JPS63267794A (ja) 1987-04-23 1987-04-23 有機白金錯体及びこれを有効成分とする抗腫瘍剤

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4870062A (ja)
EP (1) EP0288002A3 (ja)
JP (1) JPS63267794A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2008908A1 (en) * 1989-02-01 1990-08-01 Vitaly N. Girin Derivatives of platinum (ii) with polymethyl-siloxane, method for preparing same and antitumor agent based thereon
US4994591A (en) * 1989-06-02 1991-02-19 The Research Foundation Of State University Of Ny Platinum complexes derived from b-silyamines
GB9103191D0 (en) * 1991-02-14 1991-04-03 Dow Corning Platinum complexes and use thereof
RU2067099C1 (ru) * 1991-03-23 1996-09-27 Санкионг Индастриз Лтд. Комплексные соединения платины (ii), способ их получения, промежуточные соединения и способы их получения
US7138520B2 (en) * 2003-01-13 2006-11-21 Massachusetts Institute Of Technology Coordination complexes having tethered therapeutic agents and/or targeting moieties, and methods of making and using the same
JP5960321B1 (ja) * 2015-05-12 2016-08-02 田中貴金属工業株式会社 有機白金化合物からなる化学蒸着用原料及び該化学蒸着用原料を用いた化学蒸着法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4500465A (en) * 1982-06-28 1985-02-19 Engelhard Corporation Solubilized platinum (II) complexes
US4675336A (en) * 1985-06-26 1987-06-23 American Cyanamid Company Platinum complexes of amines with dibasic acids

Also Published As

Publication number Publication date
EP0288002A3 (en) 1990-08-16
US4870062A (en) 1989-09-26
EP0288002A2 (en) 1988-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1164882A (en) Compositions containing platinum
EP0219936B1 (en) Novel platinum complexes
CS239911B2 (en) Processing of complexed diamino platinum
HU210070A9 (en) Trans-pt (iv) compounds
WO2007139176A1 (ja) ホスフィン遷移金属錯体、その製造方法及び抗癌剤
US4234500A (en) Ethylenediamine platinum(II) and 1,2-diamino-cyclohexane platinum(II) pyrophosphate complexes
KR910009823B1 (ko) 백금착물(白金錯物)
JPH036156B2 (ja)
WO1991011450A1 (en) New cis-platinum complexes with chelating amines and sulphinyl carboxylates
HU188035B (en) Process for producing new plantinum-diamine complex
JPS63267794A (ja) 有機白金錯体及びこれを有効成分とする抗腫瘍剤
EP0115929A1 (en) Novel organic platinum complex and process for the preparation thereof
US20090156850A1 (en) Phosphine transition metal complex, method for producing the same, and antitumor agent containing the same
EP1082329B1 (en) Platinum complex, its preparation and therapeutic application
JPH0735390B2 (ja) 抗腫瘍性白金化合物
US4291027A (en) Method for treating tumors with ethylenediamine platinum (II) and 1,2-diaminocyclohexane-platinum (II) pyrophosphate complexes
EP0457921B1 (en) Novel platinum (ii) complex and drug for treating malignant tumor
JPH02108693A (ja) 白金(4)ジアミン錯体
US4831170A (en) Pharmaceutically active phospino-hydrocarbon-group VIII-metal complexes, antitumor compositions containing these complexes, and a process for preparing said compounds or antitumor compositions
GB2134103A (en) Novel organic platinum complex and process for the preparation thereof
EP0686640B1 (en) Platinum complex and malignant tumor treating drug containing the same
EP0720986B1 (en) Platinum complex and malignant tumor treating drug containing the same
JPS6157315B2 (ja)
JP2778043B2 (ja) 新規白金含有化合物および悪性腫瘍治療剤
JPS61267595A (ja) 新規白金錯体