JPS63262455A - 真空浸炭炉とその操業方法 - Google Patents

真空浸炭炉とその操業方法

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JPS63262455A
JPS63262455A JP9833887A JP9833887A JPS63262455A JP S63262455 A JPS63262455 A JP S63262455A JP 9833887 A JP9833887 A JP 9833887A JP 9833887 A JP9833887 A JP 9833887A JP S63262455 A JPS63262455 A JP S63262455A
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  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分針〉 本発明は、加熱室と冷却室との2室からなり浸炭処理を
行なう半連続式の真空浸炭炉とその操業方法に間する。
〈従来の技術〉 従来、この種の加熱室と冷却室の2室からなる真空浸炭
炉では、第2図に示す特開昭58−130270号公報
に記載されているものがある。
この真空浸炭炉1は、加熱室2が高温環境の真空中およ
び大気中において化学的・強度的に安定な発熱体2aお
よび断熱材2bから構成されるとともに、加熱室またび
油槽3aを備えた冷却N3が真空容器4で覆われ、加熱
室2と冷却室3とには共に真空排気源Vが接続されてい
る。また、加熱室2には浸炭ガス源C9冷却N3には冷
却室3内を大気圧以上に加圧可能な窒素ガス等の不活性
ガス源Gがそれぞれ接続されている。
なお、5は装入扉、6は中間真空扉、7は搬出扉、8は
内部移送装置、9は昇降台であり、さらに、5aは内部
装入i、6aは内部中間扉であるこの真空浸炭炉lの操
業について述べると、っぎのようである(第1表参照)
まず、予め加熱室2を大気圧状態で所定の温度に加熱し
ておく。
第1工程・・・装入扉5・5aを開放し、第1被熱物M
1を加熱室2に装入し、直ちに装入扉5・5aを閉鎖す
る。
第2工程・・・加熱室2を真空排気源Vによって真空排
気しながら、第1被熱物M1を所定温度まで真空加熱し
、その後、浸炭ガス源Cによって所定の浸炭処理をする
。そして再び真空にし拡散処理をし、さらに焼入温度ま
で降温均熱加熱する。なお、その間に冷却室3を真空排
気しておく。
第3工程・・・中間真空扉6・6aを開放し、内部移送
装置8によって被熱物M1を冷却室3の昇降台9に移送
し、直ちに中間真空扉6・6aを閉鎖する。
第4工程・・・不活性ガス源Gからのガスを供給して冷
却室3を大゛気圧以上に加圧しつつ、昇降台9を降下さ
せて第1被熱物M1を焼入処理する。その間に、高温の
加熱室2へ空気を導入して大気圧状態とし、さらに、装
入扉5・5aを開放して加熱室2に第2被熱物M2を装
入し、直ちに装入扉5・5aを閉鎖する。なお、冷却室
3を大気圧以上に加圧する理由は、加熱室2内に空気が
入り込む際その空気が冷却室3内に入り込まないように
するためである。
第5工程・・・昇降台9を上昇させ、搬出5i17を開
放して第1被熱物M1を炉i外へ搬出し、直ちに搬出扉
7を閉鎖して冷却室3を真空排気する。その間に、第2
被熱物M2を第2工程と同様に取扱う。
以下、定常状態では、第3・4・5工程が繰り返される
〈発明が解決しようとする問題点〉 従来の真空浸炭炉1は、被熱物M1・M2の加熱室2へ
の装入時、加熱室2を大気中にさらすことから、浸炭処
理中に発熱体1aや断熱材1bに付着する煤を焼除する
ことができ、加熱M2内を清浄化することに効果がある
しかし、従来の真空浸炭炉1では、加熱室2から冷却室
3へ被熱物Mを移送する際、被熱物Mを酸化させないよ
う、冷却N3を真空にしており、加熱室2ばかりでなく
冷却室3も真空構造にする必要がある。そのため、浸炭
処理に不可欠な油焼入の油槽3aを備えた大ぎな容積の
冷却室3も真空構造にする必要が生じ、種々の高強度の
外壁や真空シール材を備えた大きな真空容器4が必要と
なり、組付工数及びコストがかかる。
そしてまた、加熱室2から冷却室3への被熱物Mの移送
を真空状態で行なうことから、内部移送装置8や中間真
空扉6・6aの駆動装置を真空容器4内に配設する必要
が生じ、この種の駆動装置を特殊な機構や部品で構成し
“なければならず、上記問題を助長してしまう。
本発明は、上述の問題を解決するもので、被熱物の処理
に支障をきたすことなく、組付工数及゛びコストを低減
できる真空浸炭炉とその操業方法を提供することを目的
とする。
く問題点を解決するための手段〉 本発明に係る真空浸炭炉は、加熱室と冷却室との2室か
らなる真空浸炭炉であって、 加熱室が、高温環境の真空中及び大気中において化学的
・強度的に安定な発熱体及び断熱材から形成され、前部
に被熱物装入用の装入扉を備えるとともに後部に被熱物
搬出用の中間真空扉を備え、さらに真空排気源、浸炭ガ
ス源、及び不活性ガス源を接続させ、 冷却室が、中間真空扉を介して前部を加熱室に接続させ
、内部に油槽を備えるとともに後部に被熱物搬出用の搬
出扉を備え、さらに不活性ガス源を接続させ、 加熱室のみが真空容器に覆われている、ことを特徴とす
るものである。
また、本発明に係る真空浸炭炉の操業方法は、予め加熱
室を大気圧状態で所定温度に加熱しておくとともに、冷
却室を不活性ガスの供給により常時大気圧状態の不活性
ガス雰囲気としておぎ、下記第1〜5工程を行なうこと
を特徴とするものである。
■第1工程 装入扉を開放して第1被熱物を加熱室へ装入し、装入扉
を閉鎖する。
■第2工程 加熱室において第1被熱物を真空加熱し、その後、第1
被熱物を浸炭、拡散、及び昇温均熱加熱する。
■第3工程 加熱室を不活性ガスの供給により大気圧状態として中間
真空扉を開放し、第1被熱物を大気圧状態の不活性ガス
雰囲気に保たれた冷却室へ8送し、その後、中間真空扉
を閉鎖する。
■第4工程 第1被熱物な油焼入するとともに、装入扉を開放して第
2被熱物を加熱室へ装入し、その後、装入扉な閉鎖する
■第5工程 搬出扉を開放して油焼入した第1被熱物を冷却室から搬
出し、その後、搬出扉を閉鎖し、その間に後続の第2被
熱物を前記第2工程以降で処理する。
〈発明の作用・効果〉 本発明に係る真空浸炭炉とその操業方法では、被熱物の
加熱室から冷却室への移送時、加熱室と冷却室とが共に
大気圧状態の不活性ガス雰囲気になっていることから、
被熱物が酸化されず支障なく移送される。そして、被熱
物は、冷却室において大気圧状態の不活性ガス雰囲気で
油焼入され、その後炉外へ搬出されることとなり、支障
なく所定の浸炭処理が施される。
すなわち、本発明では、加熱室だけを真空容器で覆い、
冷却室を常時不活性ガスの供給によって大気圧状態の不
活性ガス雰囲気としておくだけでよく、冷却室を真空容
器で覆うような真空構造にすることが不要となる。
そのため、大台な容積の冷却室を高価な真空構造としな
くともよいことから、従来必要であった大ぎな真空容器
でなくともよく、真空浸炭炉の組付工数及びコストを低
減させることができる。
また、炉内での被熱物の移送手段や中間真空扉の駆動装
置を従来のような真空容器内に配設する必要がないこと
から、これらの装置を特殊なものでなく通常の機構の市
販品で構成することができ、炉の組付工数及びコストの
低減を助長できる。
特に、冷却室に不活性ガスを常時大気□圧状態で供給し
ていることから、炉内での被熱物の移送時、搬出扉や中
間真空扉を開け、冷却室側の炉外に配置する移送手段を
介して被熱物を移送できるように構成すれば、炉内に被
熱物の移送手段を配設しなくともよく、一層真空浸炭炉
の組付工数及びコストを低減させることができ、また移
送手段の保守点検も容易となる。
以上のように、本発明に係る真空浸炭炉とその操業方法
では、従来必要であった種々の構造・機構等を被熱物の
処理に支障をきたすことなく簡略化する己とができ、炉
の組付工数及びコストを著しく低減することができる。
また、本発明に係る真空浸炭炉では、常時加熱室及び冷
却室の炉内に浸炭ガスを供給するガス浸炭炉と相違し、
加熱室での浸炭処理時のみに浸炭ガスが供給されること
から、ガス浸炭炉のように爆発の危険性もない。
〈実tJt!4例〉 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示す実施例の真空浸炭炉1)は、加熱室12と
冷却室13との2室から4+’a成され、加熱室12だ
けが真空容器14に覆われている。
加熱室12は、真空客器14内に断熱材12bと発熱体
12aを配設させて構成されている。
発熱体12aは、高温強度が大で、高温状態で直接空気
に触れても酸化燃焼せず、また熱亀裂が生じなくて、高
温真空時でも蒸発しない抵抗発熱体を使用する。例えば
再結晶処理を施した炭化ケイ素系発熱体、またはその表
面にアルミナ溶射被覆層を形成させたもの、あるいは、
最高加熱温度が’1000℃以下、真空圧0.2ト一ル
程度ならばニッケル・クロム系合金発熱体、鉄・クロム
系合金発熱体などが使用できる。
断熱材12bは、熱伝導率が小さく、高温状態、で繰返
し真空→大気にさらされても化学的に安定な耐火材、例
えば高純度セラミックファイバーで構成したものを使用
する。
そして、加熱室12の前部(図中左側)には、被熱物M
装入用の装入扉15が配設されている。
この装入#15は、加熱室12と真空容器14との兼用
の扉であり、リンク機構15トガイドレール152を介
して炉1)に配置される図示しない駆動装置によって上
下方向で開閉されるように構成されている。
加熱室12の後部(図中右側)には、被熱物M搬出用の
中間真空5i1)6が配設されている。この中間真空5
i1)6は、装入mt5と同様に、加熱室12と真空容
器14との兼用の扉であり、リンク機構16トガイドレ
ール162・チェーン163・スプロケット164を介
し、一方のスプロケット164の釉に接続される炉1)
外の図示しない駆動装置によって、上下方向で開閉され
るように構成されている。
また、加熱室12には、真空ポンプ等から構成される真
空排気源Vが真空弁22を備えた管路21を介して接続
されるとともに、浸炭ガス源Cが電磁弁24及び流量調
整器25を備えた管路23を介して接続されている。さ
らに、加熱室12には不活性ガスとしての窒素ガスを供
給する窒素ガス源Gが電磁弁29を備える管路28を介
して接続されている。
なお、18は炉床レール、20は浸炭ガスを攪拌するフ
ァンである。
冷却室13は、中間真空扉16の部位で加熱室12後部
に接続され、内部に油焼入を行なう油槽13aを備えて
いる。
冷却室13の後部(図中右側)には、被熱物M搬出用の
搬出扉17が配設され、この搬出扉1フは、装入扉15
と同様に、リンク機構17トガイドレール172を介し
て炉1)外に配置される図示しない駆動装置によって上
下方向で開閉されるものである。
また、冷却室13内を常時大気圧状態で窒素ガス雰囲気
とするよう、冷却室13には、流N調整器31を備える
管路30を介して窒素ガス源Gが接続されている。ちな
みに、実施例の場合、炉1)の操業時には、冷却室13
内が常時大気圧状態を維持できるよう、大気圧より若干
加圧(約20am H20) L/て窒素ガスを流出さ
せるものであるそして、この冷却室13は、従来の冷却
室3のように操業時に真空状態を維持する必要がなく、
窒素ガス雰囲気の大気圧状態を維持できればよいため、
その外壁を高強度の構造にしたり、真空シール材等を利
用しなくともよい。
なお、19は、被熱物Mの油if@ 13 aへの没入
・引上げを行なう昇降台であり、冷却室13外に設けら
れたエアシンリダ34により駆動されるものである。3
2は、流量調整器33を備えた窒素ガスの廃棄用管路で
ある。
また、この炉1)の前方には、装入扉15の位置に対応
して被熱物Mの装入用コンベヤ35が配設され、炉1)
の後方には、搬出扉17の位置に対応して被熱物Mの搬
出用コンベヤ3フが配設されている。
そして、装入用コンベヤ35内には、装入扉15解放時
装入用コンベヤ35上の被熱物Mを加熱室12内の炉床
レール18上の所定位置に移送可能な押出ロッド36が
設けられている。また、搬出用コンベヤ37内には、先
端を冷却室13内に挿入させ、中間真空J7i1)6の
解放時に加熱室12内の被熱物Mを冷却室13内の昇降
台19上に移送させたり、また、排出扉17の解放時に
冷却室13内の被熱物M、を炉1)外へ搬出させたりす
る引出ロッド38が配設されている。
なお、押出ロッド36や引出ロッド38は、被熱物Mの
移送時、上面に被熱物Mをそれぞれ載置させているパレ
ットPを引掛け、このパレットPを介して被熱物Mの移
送を行なうものである。
つぎに、実施例の真空浸炭炉1)の操業について説明す
る(第2表参照)。
まず、予め、加熱室12を大気圧状態で所定の温度に加
熱しておくとともに、流量調整器31を調整して窒素ガ
ス源Gから冷却室13内へ所定流量の窒素ガスを供給し
、冷却室!3内を大気圧状態の窒素ガス雰囲気としてお
く。なお、各界15・16・17は閉鎖させておく。
第1工程 装入扉15を開放し、押出ロッド36を使用して装入用
コンベヤ35上の第1被熱物M1を炉床レール18上の
所定位置に移送し、第1被熱物M1を加熱室12へ装入
する。そして直ちに装入扉15を閉鎖する。
第2工程 電磁弁22を開いて加熱室12を真空状態に減圧すると
ともに、第1被熱物M1を所定の浸炭温度まで昇温均熱
加熱し、その後電磁弁22を閉じる。
そして、所定の浸炭温度を維持した状態で、電磁弁24
を開いて加熱室12内に浸炭ガスを所定流量で所定時間
併給し、′y%1被熱物M1を浸炭する。
その後、高温を維持した状態で、電磁弁24を閉じると
ともに、再び電磁弁22を開いて加熱室12内を真空状
態とし、浸炭された第1被熱物M1の表層部の炭素の芯
部への拡散を行なう。
そしてその後、第1被熱物M1を油焼入に最適な温度と
なるよう降温均熱加熱する。
第3工程 電磁弁22を閉じるとともに電磁弁29を開き、加熱室
12内に窒素ガスを供給して、加熱室12を冷却室13
と同様な大気圧状態の窒素ガス雰囲気とし、その後、中
間真空扉16を開放する。
そして、引出ロッド38を使用し、炉床レール18上の
第1被熱物M1を昇降台19上に移送して、第1被熱物
M1を冷却室13へ移送し、その後、中間真空扉16を
閉鎖する。ちなみに、この第1被熱物M1の移送時では
、加熱室12と冷却室13とが共に窒素ガス雰囲気とな
っていることから、第1被熱物M1は、酸化されること
がなく、支障なく移送される。
第4工程 エアシリンダ34を作動させて昇降台19を降下させ、
第1被熱物M1を油4i 13 a内に投入して油焼入
する。
これと同時に、装入扉15を開放し、押出ロッド36を
介して装入用コンベヤ35上の後続の第2被熱物M2を
加熱室12の炉床レール18上の所定位置に装入し、そ
の後直ちに装入扉15を閉鎖する。その際、加熱室12
内には空気が流入することから、発熱体12aや断熱材
12bに付着していた浸炭ガスの煤が焼除され、加熱室
12内の清浄化が図れる。
第5工程 エアシリンダ34を介して油槽13a中の昇降台19及
び第1被熱物M1を上昇させて元の位置に戻す。そして
、搬出扉17を開放し、引出ロッド38を介して昇降台
19上から搬出用コンベヤ37上(第1被熱物M1を移
送し、第1被熱物M1を冷却室13から撤出後、搬出5
i1)7を閉鎖する、また、加熱室12内では、第2工
程と同様に第2被熱物M2を処理する。
その後、定常状態では、第3・4・5工程が繰り返され
る。
したがって、この実施例では、冷却室13を真空状態と
しなくとも支障なく被熱物Mの処理が行なえることから
、既述の発明の作用・効果の欄で述べたと同様な効果を
奏する。
そしてまた、この実施例では、可動する装入扉15・中
間真空扉16・搬出扉17・昇降台19・炉1)内での
被熱物M移送用の押出・引出ロッド36・38等が全て
真空容器14内に配設されておらず、自動操業する場合
、各可動部品の位置確認用の検出センサを真空容器14
外に配置させることができ、自動操業時の機構を単純化
でき、自動操業時のハード及びソフトの面で好都合とな
る。
ちなみに、従来の炉1を自動操業させる場合には、真空
中で各種検出スイッチを作動させることがそれらの接点
の寿命を著しく短かくさせることから、各可動部品の位
置にカムやカムロッド等を配置させて、そのカムロッド
等の端部を真空容器外へ出し、その端部の動きを検出ス
イッチで検出するように構成する必要があり、複雑な機
構となっていた。
なお、実施例では常時冷却室13を大気圧状態の窒素ガ
ス雰囲気としておき、加熱室12から冷却室13への被
熱物Mの移送時、加熱室12も大気圧状態の窒素ガス雰
囲気とし、モして被熱物Mを移送させるものを示した。
しかし、実施例の場合、加熱室12から冷却室13へ移
送して被熱物Mを油焼入するまでの時間が比較的短かい
ことから、酸化させても支障がない被熱物を浸炭処理す
る場合には、冷却室13や加熱室12内を窒素ガス雰囲
気としなくともよい、すなわち、浸炭処理後、ショツト
ブラスト装置でパリ取り作業を行なうような場合には、
被熱物M表面に薄い酸化膜が形成されても、その後のパ
リ取り作業中に光輝肌を得ることがでるからである。
第1表 従来の真空浸炭炉の工程 第2工程(第5工程)は 浸炭、拡散、IA埋も含む 第2表 発明した真空浸炭炉の工程
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す真空浸炭炉の断面図、
第2図は従来の炉を示す断面図である。 1)・・・真空浸炭炉、 12・・・加熱室、 12a・・・発熱体、 12b・・・断熱材、 13・・・冷却室、 13a・・・油槽、 14・・・真空容器、 15・・・装入扉、 16・・・中間真空扉、 17・・・搬出扉、 M・・・被熱物、 ■・・・真空排気源、 C・・・浸炭ガス源、 G・・・(不活性ガス源)窒素ガス源。 第2図 自   発   補   正 手続補正書 1、事件の表示 昭和62年 特 許 願 第098338号2、発明の
名称 真空浸炭炉とその操業方法 3、補正をする者 事件との関係   特  許  出  願  人住所 氏 名        杉  山  道  生明細書の
「特許請求の範囲」及び「発明の詳細な説明」の各欄 (1)明細書の特許請求の範囲を別紙のとおり補正する
。 (2)明細書第6頁第9〜10行r・・・に不可欠な油
焼入の油槽3aを備えた大きな・・・」を「・・・に不
可欠な焼入を行なう油槽3a等を備えた大きな・・・」
と補正する。 (3)同第7頁第14行「・・・させ、内部に油槽を備
えるとともに・・・」を「・・・させ、内部に冷却手段
を備えるとともに」と補正する。 (4)同第8頁第18行「第1被熱物を油焼入するとと
もに、・・・」を「第1被熱物を冷却手段により焼入す
るとともに、・・・」と補正する。 (5)同第9頁第2行「搬出扉を開放して油焼入した第
1・・・」を「搬出扉を開放して焼入した第1・・・」
と補正する。 (6)同第9頁第12行「・・・の不活性ガス雰囲気で
油焼入され、」を「・・・の不活性ガス雰囲気で焼入さ
れ、」と補正する。 (7)同第13頁第15行「・・・に接続され、内部に
油焼入を行なう油槽」を「・・・に接続され、内部に焼
入を行なう冷却手段として油槽」と補正する(8)同第
17頁第7行「・・・、第1被熱物M1を油焼入に最適
」を「・・・、第1被熱物M1を焼入に最適」と補正す
る。 (9)同第20頁第19行の次の行に次の文を挿入する
。 「また、実施例では、被熱物を焼入する冷却手段として
、油槽13aを利用するものを示したが、他に、水や水
溶性冷却剤等の焼入液、あるいはガス冷却や流動層冷却
等の周知の冷却手段を利用してもよい。」 2、特許請求の範囲 (1)加熱室と冷却室との2室からなる真空浸炭炉であ
って、 前記加熱室が、高温環境の真空中及び大気中において化
学的・強度的に安定な発熱体及び断熱材から形成され、
前部に被熱物装入用の装入扉を備えるとともに後部に被
熱物搬出用の中間真空扉を備え、さらに真空排気源、浸
炭ガス源、及び不活性ガス源を接続させ、 前記冷却室が、前記中間真空扉を介して前部を前記加熱
室に接続させ、内部に血工土上を備えるとともに後部゛
に被熱物搬出用の搬出扉を備え、さらに不活性ガス源を
接続させ、 前記加熱室のみが真空容器に覆われている、ことを特徴
とする真空浸炭炉。 (2)予め加熱室を大気圧状態で所定温度に加熱してお
くとともに、冷却室を不活性ガスの供給により常時大気
圧状態の不活性ガス雰囲気としておき、下記第1〜5工
程を行なうことを特徴とする真空浸炭炉の操業方法。 ■第1工程 装入扉を開放して第1被熱物を加熱室へ装入し、装入扉
を閉鎖する。 ■第2工程 加熱室において第1被熱物を真空加熱し、その後、第1
被熱物を浸炭、拡散、及び降温均熱加熱する。 ■第3工程 加熱室を不活性ガスの供給により大気圧状態として中間
真空扉を開放し、第1被熱物を冷却室へ移送し、その後
、中間真空扉を閉鎖する。 ■第4工程 第1被熱物を土工王旦且主ユ焼入するとともに、装入扉
を開放し、て第2被熱物を加熱室へ装入し、その後、装
入扉を閉鎖する。 ■第5工程 搬出扉を開放し」大した第1被熱物な冷却室から搬出し
、その後、搬出扉を閉鎖し、その間に後続の第2被熱物
を第2工程以降で一理する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱室と冷却室との2室からなる真空浸炭炉であ
    つて、 前記加熱室が、高温環境の真空中及び大気中において化
    学的・強度的に安定な発熱体及び断熱材から形成され、
    前部に被熱物装入用の装入扉を備えるとともに後部に被
    熱物搬出用の中間真空扉を備え、さらに真空排気源、浸
    炭ガス源、及び不活性ガス源を接続させ、 前記冷却室が、前記中間真空扉を介して前部を前記加熱
    室に接続させ、内部に油槽を備えるとともに後部に被熱
    物搬出用の搬出扉を備え、さらに不活性ガス源を接続さ
    せ、 前記加熱室のみが真空容器に覆われている、ことを特徴
    とする真空浸炭炉。
  2. (2)予め加熱室を大気圧状態で所定温度に加熱してお
    くとともに、冷却室を不活性ガスの供給により常時大気
    圧状態の不活性ガス雰囲気としておき、下記第1〜5工
    程を行なうことを特徴とする真空浸炭炉の操業方法。 [1]第1工程 装入扉を開放して第1被熱物を加熱室へ装入し、装入扉
    を閉鎖する。 [2]第2工程 加熱室において第1被熱物を真空加熱し、その後、第1
    被熱物を浸炭、拡散、及び降温均熱加熱する。 [3]第3工程 加熱室を不活性ガスの供給により大気圧状態として中間
    真空扉を開放し、第1被熱物を冷却室へ移送し、その後
    、中間真空扉を閉鎖する。 [4]第4工程 第1被熱物を油焼入するとともに、装入扉を開放して第
    2被熱物を加熱室へ装入し、その後、装入扉を閉鎖する
    。 [5]第5工程 搬出扉を開放して油焼入した第1被熱物を冷却室から搬
    出し、その後、搬出扉を閉鎖し、その間に後続の第2被
    熱物を第2工程以降で処理する。
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KR100599256B1 (ko) * 2004-10-11 2006-07-18 동우열처리공업 주식회사 밀폐형 염욕실을 일체로 구비한 가스침탄 열처리로(爐)
JP2007127350A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Nachi Fujikoshi Corp 小形真空浸炭炉

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