JPS6325385Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6325385Y2 JPS6325385Y2 JP1983131784U JP13178483U JPS6325385Y2 JP S6325385 Y2 JPS6325385 Y2 JP S6325385Y2 JP 1983131784 U JP1983131784 U JP 1983131784U JP 13178483 U JP13178483 U JP 13178483U JP S6325385 Y2 JPS6325385 Y2 JP S6325385Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- insulator
- tip
- resin
- plate
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 29
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 17
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 17
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 3
- 239000010425 asbestos Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 229910052895 riebeckite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案はデイスクブレーキに使用される樹脂
ピストンの補強部材に関する。
ピストンの補強部材に関する。
従来、デイスクブレーキのパツドを押動する樹
脂ピストンは先端部より摩擦熱が伝達しにくいよ
うに、先端部にインシユレータを嵌合したものが
有るが、制動時の回転トルクの吸収に際し、樹脂
ピストン先端外周縁部にねじりモーメントが作用
し、クラツクの発生、またインシユレータとパツ
ド裏板の間に砂等が入り込んでインシユレータが
摩滅し、パツドの偏摩耗を生起する恐れがある。
脂ピストンは先端部より摩擦熱が伝達しにくいよ
うに、先端部にインシユレータを嵌合したものが
有るが、制動時の回転トルクの吸収に際し、樹脂
ピストン先端外周縁部にねじりモーメントが作用
し、クラツクの発生、またインシユレータとパツ
ド裏板の間に砂等が入り込んでインシユレータが
摩滅し、パツドの偏摩耗を生起する恐れがある。
〔考案の目的〕
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、樹脂
ピストンの先端部を補強し、制動時クラツクの生
じない樹脂ピストンを提供するにある。
ピストンの先端部を補強し、制動時クラツクの生
じない樹脂ピストンを提供するにある。
前記の目的を達成するため、本考案において
は、デイスク両面に対向して配置した一対の摩擦
パツドを跨ぐキヤリパの作動部に、先端部にピス
トン径より小径の嵌合溝部を形成してインシユレ
ータを嵌合した樹脂ピストンを備えた車両用デイ
スクブレーキ装置において、インシユレータ前面
に密着し、パツトの裏板に当接する板状のインシ
ユレータ保護部と、前記嵌合溝部よりピストン軸
方向でピストンシール前方まで延出し、かつピス
トン先端側外周部に密着嵌合する周状のピストン
補強部とを一体形成したことを特徴とする。
は、デイスク両面に対向して配置した一対の摩擦
パツドを跨ぐキヤリパの作動部に、先端部にピス
トン径より小径の嵌合溝部を形成してインシユレ
ータを嵌合した樹脂ピストンを備えた車両用デイ
スクブレーキ装置において、インシユレータ前面
に密着し、パツトの裏板に当接する板状のインシ
ユレータ保護部と、前記嵌合溝部よりピストン軸
方向でピストンシール前方まで延出し、かつピス
トン先端側外周部に密着嵌合する周状のピストン
補強部とを一体形成したことを特徴とする。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。デイスク1は車輪と一体に回転できるように
車軸に設けられており、このデイスク1をキヤリ
パ2が外周から跨いでいる。キヤリパ2はデイス
ク1の片側近傍で車体に固定されたブラケツト3
に、デイスク軸方向に螺着された一対の支持ボル
ト4にスリーブ5を介して摺動自在に設けられ、
デイスク軸方向に移動可能となつている。そして
デイスク1の両側にはパツド6,7が配置され、
このそれぞれの裏板6a,7aをキヤリパ2に設
けた一対のハンガーピン8に挿通し、デイスク軸
方向に移動可能に吊持されている。キヤリパ2は
このパツド6,7およびデイスク1を跨ぐブリツ
ジ部2aと、デイスク1の一側に配置されパツド
6を押動する樹脂ピストン9を収納した単一のシ
リンダ10を有する作動部2bと、デイスク1の
他側に配置されパツド7を押動する反力片2cを
有する反作動部2dとからなつている。
る。デイスク1は車輪と一体に回転できるように
車軸に設けられており、このデイスク1をキヤリ
パ2が外周から跨いでいる。キヤリパ2はデイス
ク1の片側近傍で車体に固定されたブラケツト3
に、デイスク軸方向に螺着された一対の支持ボル
ト4にスリーブ5を介して摺動自在に設けられ、
デイスク軸方向に移動可能となつている。そして
デイスク1の両側にはパツド6,7が配置され、
このそれぞれの裏板6a,7aをキヤリパ2に設
けた一対のハンガーピン8に挿通し、デイスク軸
方向に移動可能に吊持されている。キヤリパ2は
このパツド6,7およびデイスク1を跨ぐブリツ
ジ部2aと、デイスク1の一側に配置されパツド
6を押動する樹脂ピストン9を収納した単一のシ
リンダ10を有する作動部2bと、デイスク1の
他側に配置されパツド7を押動する反力片2cを
有する反作動部2dとからなつている。
前記樹脂ピストン9の先端内周に形成された嵌
合溝部11には、アスベスト系のインシユレータ
12が嵌合され、さらに、該ピストン9の先端に
補強部材13が嵌着されている。この補強部材1
3は、例えばステンレス等の合成を有する材料か
らなり、インシユレータ12の前面に密着する板
状のインシユレータ保護部14と、樹脂ピストン
9先端の外周縁部に、インシユレータ嵌合溝部よ
りピストン底部方向に形成した周溝15に密着嵌
合するインシユレータ保護部14より厚肉の周状
のピストン補強部16とを有し、インシユレータ
保護部14がパツド6の裏板6aに当接するよう
に設けられている。尚、ピストン補強部16より
ピストン底部方向のシリンダ10内周には、樹脂
ピストン9の外周面との間で油密を保持するた
め、ピストンシール17が取付けられている。
合溝部11には、アスベスト系のインシユレータ
12が嵌合され、さらに、該ピストン9の先端に
補強部材13が嵌着されている。この補強部材1
3は、例えばステンレス等の合成を有する材料か
らなり、インシユレータ12の前面に密着する板
状のインシユレータ保護部14と、樹脂ピストン
9先端の外周縁部に、インシユレータ嵌合溝部よ
りピストン底部方向に形成した周溝15に密着嵌
合するインシユレータ保護部14より厚肉の周状
のピストン補強部16とを有し、インシユレータ
保護部14がパツド6の裏板6aに当接するよう
に設けられている。尚、ピストン補強部16より
ピストン底部方向のシリンダ10内周には、樹脂
ピストン9の外周面との間で油密を保持するた
め、ピストンシール17が取付けられている。
本考案の補強部材13は以上のように構成され
ていて、制動時マスタシリンダ(図示せず)から
の圧油がシリンダ10内に導入され、樹脂ピスト
ン9が図において左方へ押動し、インシユレータ
12及び補強部材13を介してパツド6をデイス
ク1に摩擦係合させて制動作用を行うが、補強部
材13の周状のピストン補強部16にて樹脂ピス
トン9の先端外周縁部に作用するねじりモーメン
トを受けて、樹脂ピストン9への応力を小さく
し、ピストンシール17の機能を損うことなく、
樹脂ピストン9先端部のクラツクの発生を有効に
防止し得る。
ていて、制動時マスタシリンダ(図示せず)から
の圧油がシリンダ10内に導入され、樹脂ピスト
ン9が図において左方へ押動し、インシユレータ
12及び補強部材13を介してパツド6をデイス
ク1に摩擦係合させて制動作用を行うが、補強部
材13の周状のピストン補強部16にて樹脂ピス
トン9の先端外周縁部に作用するねじりモーメン
トを受けて、樹脂ピストン9への応力を小さく
し、ピストンシール17の機能を損うことなく、
樹脂ピストン9先端部のクラツクの発生を有効に
防止し得る。
また、インシユレータ12とパツド裏板6aの
間に補強部材13のインシユレータ保護部14が
インシユレータ12と密着して配設されるので、
砂等が入り込んでもインシユレータ12は摩滅す
ることがない。
間に補強部材13のインシユレータ保護部14が
インシユレータ12と密着して配設されるので、
砂等が入り込んでもインシユレータ12は摩滅す
ることがない。
本考案は、以上説明した如く、インシユレータ
を装着した樹脂ピストンにインシユレータ前面に
密着し、パツドの裏板に当接する板状のインシユ
レータ保護部と、インシユレータの嵌合溝部より
ピストン軸方向でピストンシール前方まで延出
し、かつピストン先端側外周部に密着嵌合する周
状のピストン補強部とを一体形成した補強部材を
取付けたので、制動時の回転トルクの吸収の際に
生ずるねじりモーメントに対する強度をアツプ
し、ピストンシール機能を損うことなく、樹脂ピ
ストン先端外周縁部にクラツクが発生するのを防
止するとともに、摩擦パツドの裏板背面とインシ
ユレータ間に砂等が侵入するのを防ぎ、インシユ
レータが摩滅することを防止している。
を装着した樹脂ピストンにインシユレータ前面に
密着し、パツドの裏板に当接する板状のインシユ
レータ保護部と、インシユレータの嵌合溝部より
ピストン軸方向でピストンシール前方まで延出
し、かつピストン先端側外周部に密着嵌合する周
状のピストン補強部とを一体形成した補強部材を
取付けたので、制動時の回転トルクの吸収の際に
生ずるねじりモーメントに対する強度をアツプ
し、ピストンシール機能を損うことなく、樹脂ピ
ストン先端外周縁部にクラツクが発生するのを防
止するとともに、摩擦パツドの裏板背面とインシ
ユレータ間に砂等が侵入するのを防ぎ、インシユ
レータが摩滅することを防止している。
図面は本考案の一実施例を示す断面正面図であ
る。 9は樹脂ピストン、12はインシユレータ、1
3は補強部材、14はインシユレータ保護部、1
6はピストン補強部である。
る。 9は樹脂ピストン、12はインシユレータ、1
3は補強部材、14はインシユレータ保護部、1
6はピストン補強部である。
Claims (1)
- デイスク両面に対向して配置した一対の摩擦パ
ツドを跨ぐキヤリパの作動部に、先端部にピスト
ン径より小径の嵌合溝部を形成してインシユレー
タを嵌合した樹脂ピストンを備えた車両用デイス
クブレーキ装置において、インシユレータ前面に
密着し、パツトの裏板に当接する板状のインシユ
レータ保護部と、前記嵌合溝部よりピストン軸方
向でピストンシール前方まで延出し、かつピスト
ン先端側外周部に密着嵌合する周状のピストン補
強部とを一体形成したことを特徴とするデイスク
ブレーキ用樹脂ピストンの補強部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13178483U JPS6038944U (ja) | 1983-08-26 | 1983-08-26 | デイスクブレ−キ用樹脂ピストンの補強部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13178483U JPS6038944U (ja) | 1983-08-26 | 1983-08-26 | デイスクブレ−キ用樹脂ピストンの補強部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6038944U JPS6038944U (ja) | 1985-03-18 |
JPS6325385Y2 true JPS6325385Y2 (ja) | 1988-07-11 |
Family
ID=30297822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13178483U Granted JPS6038944U (ja) | 1983-08-26 | 1983-08-26 | デイスクブレ−キ用樹脂ピストンの補強部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038944U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH071030Y2 (ja) * | 1989-01-20 | 1995-01-18 | 大和テープ株式会社 | 装飾材 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54152758A (en) * | 1978-05-23 | 1979-12-01 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Cylinder dust-proof structure of disc brake |
JPS5546856B2 (ja) * | 1973-08-15 | 1980-11-26 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5546856U (ja) * | 1978-09-21 | 1980-03-27 | ||
JPS5574839U (ja) * | 1978-11-20 | 1980-05-23 |
-
1983
- 1983-08-26 JP JP13178483U patent/JPS6038944U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5546856B2 (ja) * | 1973-08-15 | 1980-11-26 | ||
JPS54152758A (en) * | 1978-05-23 | 1979-12-01 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Cylinder dust-proof structure of disc brake |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6038944U (ja) | 1985-03-18 |
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