JPS63252873A - シ−ト堆積物の分離方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （Ａ）産業上の利用分野 本発明は、感光紙等シート状の製品を包装出荷する際、
前工程で出荷サイズに裁断され、大量に堆積された状態
の物を自動的に包装単位に分離し、包装する方法に関す
るものである。

（Ｂ）従来の技術と発明が解決しようとする問題点 感光紙等のシー１〜状製品の多くは、塗布工程やその他
の紙加工工程にて、長尺状でコアー上に巻取られた状態
から、シートカッターマシンにて裁断され、堆積装置（
レイボーイ）にて堆積される。

堆積装置では、作業効率を考慮して、出荷枚数単位より
も多量に堆積させることが通例で、後の工程で出荷枚数
に区分けされる。この区分は作業については、従来より
人手に頼っており、作業の便を図るため、堆積装置で堆
積するときに、出荷枚数毎に台紙と呼ばれる境界を示す
小片紙を挿入したり、製品と同サイズの異種シー１〜を
挿入していた。他の従来技術としては、堆積したあとで
、枚数計数機を使用して、単位枚数毎に前記台紙を挿入
したあと区分けをするという方法も採られいた。

これらの技術を改善し、自動化を目的とし発明が、特願
昭６０−２２１５２７’ｇ、同６１−３１２４６４号及
び同６２’−３８８８等に示され、一応の目的は達せら
れたものの、これらの方法は、分離は自動的に行われる
が、後工程の包装工程、特に内装工程と呼ばれる包装袋
への挿入・包装は人手で行う必要があり、はなはだ不合
理であった。

本発明は、一定枚数のワークを荷くずれを起こさず、且
つ安定的に、分離と包装を一連の動作で行うことを技術
的課題とする。

（Ｃ）問題点を解決するための手段 上記、技術的課題は、シート堆積物を所定枚数単位に分
離し、包装袋内へ供給する方法であって、前記シートと
同サイズで、前記シー１〜とは表面摩擦係数の異なる異
種シー１〜を所定枚数毎に１枚挿入した状態で堆積した
後、最上段の所定枚数堆積単位のみを、前記異種シー１
〜を境界にして、前記堆積単位の側面を平面板を用いて
押し出す機能を備えたハンドによって押し出すとともに
、一端を開口して保持された包装袋内へ供給することに
より、分離と包装を一連の動作で行なうことか可能とな
った。

（Ｄ）作用及び実施例 第１図は、本発明の一例を示す模式図である。

本発明の作用及び実施例についてラインの流れに従って
説明する。まずコアーに巻かれた長尺シー１〜をシート
カッターマシンで所定のサイズに裁断し、堆積装置に堆
積する時、後工程で分離すべき所定枚数毎に裁断品と同
サイズで、該シー１〜とは表面摩擦抵抗の異なる異種シ
ートを挿入しておく。次に適当量の堆積が済めば、次工
程に排出し、必要があれば、裁断機等を用いて、製品サ
イズに仕上げる等の処理を施す。

第１図に於て、１はこれから所定枚数単位にａ〜ｆ（ワ
ークａ〜ｆともいう）分離しようとするワークを示し、
前工程からコンベア装置等で、上昇台２に積載されたも
のである。これらのワークａ−ｆは各々異種シー１〜１
４によって区分されている。ワーク昇降装置３は、ワー
ク１の天面のレベルをＡの位置に移動させる動作をする
が、位置の制御については、光電センサー（図示ゼず）
等を用いることにより可能である。

＝　３　− 包装袋８は、あらかじめ何種類かの所定のサイズのもの
を準備し、開口端９をそろえて上昇台１７の上に堆積し
ておく。ワークサイズはイメージセンサ−等の手段を用
い検出し、前記ワークサイズにあった前記包装袋一つを
吸着把持するハンド１６を備えた包装袋供給装置１２を
使用して、受は台１０にセットする。受は台１０には、
吸着盤１１か組み込まれており、該吸着盤と包装袋供給
装置１２の吸着盤１３とが包装袋８を上下より真空吸着
し、且つワークａの挿入が可能となるように開［１する
。

一方、上昇台２に積載されたワーク１は、押し出し装置
７を作動させ、押し出し板６にて区分は単位ａの側面を
押し出して、受は台１０の上に前記、挿入可能な開口状
態に準備された包装袋８内へ挿入される。第２図に挿入
状態を示す。押し出し装置７には近接センサー１５が取
り付けられており、押し出し板６により、前記近接セン
サー１５が作動した信号で、包装袋内挿入完了を検知し
、押し出し板６を逆作動させ、元の位置に戻す。

ワークａの包装袋内の挿入か完了すれば、ハンド１６と
受【す台１０の吸着盤１１及び１３の吸着を解除し、包
装袋供給装置１２は次の包装袋をセットする。又包装袋
に挿入されたワークはコンベアー５で次工程へ搬送され
る。

以上のサイクルを繰り返すことにより、連続的に所定枚
数単位の分離と包装とが可能となる。

本実施例の他にワーク昇降装置３、包装袋供給装置４へ
の駆動制御と位置制御をそれぞれパルスモータ−、ロー
タリーエンコーダーに置き換え、更にそれらの設定値を
、ワークの品種及びサイズ毎に、中央制御装置から与え
ることにより、ワークのナイス、厚みの変化に対し、装
置の段取替えを不要にすることが可能である。

本発明に於ては、ワークの一部を分離する際、ワークの
一部をあらかじめ押し出すが、シート状をしたワーク同
志の表面摩擦抵抗と、ワークと異種シート間の表面摩擦
抵抗にある程度以上の差をもたせることが必要である。

一例として、坪量１５０ｇ／尻の両面ポリエチレンラミ
ネート紙の表面に感光乳剤を塗布して乾燥させ、裏面は
、ゼラチン水溶液を塗布して乾燥させた感光紙を３００
ｍ×５００ｍに裁断し、異種シートとして坪！１５０ｇ
／ｍのカレンダー処理済のコート紙を使用した。

この場合のワークのシート同志及びワークと異種シート
間の静止最大摩擦係数（μ）を測定した結果、前者が０
．３６、後者は０．２５であった。尚、静止最大摩擦係
数（μ）は、堆積されたシートを傾斜させ、滑りはじめ
る角度を測定して求めた。

本発明は、感光紙に限らずツー１〜紙やアート紙その他
一般紙又、シート状フィルム製品にも適用可能であり、
異種シートについても、前述したものに限らず、表面コ
ーティング等の処理を施し、ワークとの摩擦係数に差を
生じせしめれば、使用可能である。

（Ｆ）発明の効果 本発明により、従来人手にて所定枚数単位に区分けし、
包装袋内へ挿入していた作業の機械化、自動化が可能と
なり、多品種・少量生産にも迅速に対応できるようにな
った。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、本発明の一例を示す模式図で、第
１図は初期状態、第２図はワーク内装フィルムへの挿入
状態を示す。 １・・・・・・ワーク　　　　　１０・・・・・・受は
台２・・・・・・上昇台　　　　　１１・・・・・・吸
＠盤３・・・・・・ワーク昇降装置　１２・・・・・・
包装袋供給装置４・・・・・・包装袋昇降装置　１３・
・・・・・吸着盤５・・・・・・コンベアー　　　１４
・・・・・・異種シート６・・・・・・押し出し板　　
　１５・・・・・・近接センサー７・・・・・・押し出
し装置　　１６・・・・・・ハンド８・・・・・・包装
袋　　　　　１７・・・・・・上昇台９・・・・・・開
口喘

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シート堆積物を所定枚数単位に分離し包装袋内へ供給す
   る方法であつて、前記シートと同サイズで、前記シート
   とは表面摩擦係数の異なる異種シートを所定枚数毎に１
   枚挿入した状態で堆積した後、最上段の所定枚数堆積単
   位のみを、前記異種シートを境界にして、前記堆積単位
   の側面を平面板を用いて押し出す機能を備えたハンドに
   よって、押し出すとともに、一端を開口して保持された
   包装袋内へ供給することにより分離と包装を一連の動作
   で行うことを特徴とするシート堆積物の分離方法。