JPS63248444A - 炭化水素の水蒸気改質および/または部分酸化用触媒 - Google Patents

炭化水素の水蒸気改質および/または部分酸化用触媒

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JPS63248444A
JPS63248444A JP62081033A JP8103387A JPS63248444A JP S63248444 A JPS63248444 A JP S63248444A JP 62081033 A JP62081033 A JP 62081033A JP 8103387 A JP8103387 A JP 8103387A JP S63248444 A JPS63248444 A JP S63248444A
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JP
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catalyst
nickel
cobalt
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JP62081033A
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Inventor
Hidekazu Kikuchi
英一 菊地
Hideo Futami
英雄 二見
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、炭化水素の水蒸気改質および/または部分酸
化用触媒に関し、さらに詳しくは炭化水素を水蒸気改質
および/または部分酸化して、都市ガスなどの各種燃料
ガス、燃料電池用ガス、メタノール合成、オキソ合成、
アンモニア合成などの各種合成用原料ガス、還元製鉄用
ガス、高純度水素製造用ガス、などとして有用である、
水素、メタン、−酸化炭素および/または二酸化炭素を
主成分とする混合ガスの製造に好適な触媒に関する。
(従来の技術) 従来、天然ガスなどの低級炭化水素を主成分とするもの
からナフサなどの高級炭化水素を主成分とするものに及
ぶ炭化水素と水蒸気などとを反応させて、水素、メタン
、−酸化炭素および/または二酸化炭素を主成分とする
混合ガスを得るための触媒としては、活性成分としての
ニッケル、コバルト、ルテニウム、ロジウムなどの遷移
金属を、アルミナ、マグネシア、シリカ等の無機系酸化
物の担体に保持してなるものが提案され、実用化されて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) この種の触媒に対しては、従来(i)活性が高いこと、
(ii)活性が長期にわたって安定していること、すな
わち活性の持続性にすぐれていること、(iii )低
いスチーム/炭化水素比の条件下においても炭素の析出
を伴うことなく長期間反応を継続することができること
、すなわち耐炭素析出能力が大であること等が要求され
ているが、従来の触媒ではこのような諸要求を満足する
のに十分でないのが現状である。
しかして、この種の触媒の安定性、すなわち活性の持続
性を阻害する因子として、原料炭化水素中の硫黄化合物
による被毒、炭素の析出、活性成分としての金属のシン
タリング、およびニッケルまたはコバルトをアルミナ系
担体に担持してなる触媒を約700℃以上の高温で使用
した場合のニッケルスピネル ルCoA /l 20.の生成、同様にマグネシア系担
体に担持してなる触媒を使用した場合のニッケルまたは
コバルトとマグネシアとの固溶体の生成および同様にシ
リカ系担体に担持してなる触媒を使用した場合の珪酸ニ
ッケルまたは珪酸コバルトの生成等があげられる。上記
したスピネル、固溶体または珪酸塩の生成は、水素等に
よる還元を困難にし、触媒活性点の減少をもたらすこと
になる。なお、上記した触媒の安定性すなわち活性の持
続性の阻害因子としての炭素の析出は、スチーム/炭化
水素比の低い条件下に反応が行なわれる場合、触媒の耐
炭素析出能力が低い場合、原料炭化水素が重質化した場
合等に触媒表面上で発生するものであるが、これらのう
ち触媒の炭素析出能力を改善するために、従来カリウム
の添加、塩基性担体の使用等が行なわれているが、満足
すべき状態にない。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、炭化水素を水蒸気改質および/または部
分酸化して水素、メタン、−酸化炭素および/または二
酸化炭素を主成分とする混合ガスを得るための触媒につ
いて、活性が高く、活性の安定性、すなわち持続性がす
ぐれ、かつ耐炭素析出能力が大であって、低いスチーム
/炭化水素比の条件下においても炭素の析出を伴うこと
なく、長期間反応を継続することができる触媒を得るこ
とを目的として、鋭意研究の結果、ニッケルおよび/ま
たはコバルトを、アルミナ、マグネシア、シリカなどの
無機系゛担体に担持し、焼成して担持されたニッケルお
よび/またはコバルトを無機系担体と共に、従来、触媒
活性の安定性を阻害する因子とみなされている前記スピ
ネル、固溶体または珪酸塩からなる焼成生成物とし、次
いで白金族金属を担持してなるものは、従来の前記触媒
と異なり、水素含有ガス等により容易に金属ニッケルま
たはコバルトに還元されるため、そのものを水素含有ガ
ス等により還元して得られる触媒が、上記目的を達成し
うろことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ニッケルおよび/またはコバルト
を、アルミナ、マグネシア、シリカ、またはそれぞれを
主成分とする無機物質、あるいはそれらの混合物よりな
る無機系担体に担持し、焼成して担持されたニッケルお
よび/またはコバルトの少くとも大部分を該無機系担体
と共に焼成生成物とし、次いで白金族金属を担持してな
り、使用に際して該焼成生成物の少くとも1部が還元さ
れて金属状態のニッケルおよび/またはコバルトとなる
ことを特徴とする炭化水素の水蒸気改質および/または
部分酸化用触媒を提供するものである。
本発明の特徴は、ニッケルおよび/またはコバルトを、
アルミナ、マグネシア、シリカなどの無機系担体に担持
し、焼成して担持されたニッケルおよび/またはコバル
トの少くとも大部分を該無機系担体と共に焼成生成物、
すなわちアルミナ担体と共に形成されるニッケルスピネ
ルNiAβ204および/またはコバルトスピネルCo
Aj2.O,、マグネシア担体とニッケルおよび/また
はコバルトとの固溶体、またはシリカ担体と共に形成さ
れる珪酸ニッケルおよび/または珪酸コバルトとした後
、さらに白金族金属を担持したものを、水素含有ガス等
で還元して前記焼成生成物の少くとも1部を金属状態の
ニッケルおよび/またはコバルトとして用いられる触媒
を提供することにある。
本発明の触媒の存在下、水蒸気改質および/または部分
酸化される炭化水素としては、天然ガスなどの低級炭化
水素を主成分とするものからナフサなどの高級炭化水素
を主成分とするものが包含される。
本発明における無機系担体として用いられるアルミナ、
マグネシアおよびシリカの形態としては、低温の履歴し
か受けていないものの方が、より低温で前記焼成生成物
を形成し、その後の還元も容易となると共に触媒性能も
より優れたものとなる傾向がある。例えばα−アルミナ
よりもγ−またはη−アルミナの方がすぐれた性能を有
する触媒が得られる。
本発明において用いられるアルミナを主成分とする無機
物質としては、ゼオライト、無定形シリカ・アルミナ、
活性白土などがあげられる。
本発明において用いられるマグネシアを主成分とする無
機物質としては、マグネサイトやその焼成物、ドロマイ
トなどがあげられる。
本発明において用いられるシリカを主成分とする無機物
質としてはカオリン、ケイソウ土、ゼオライト、無定形
シリカ・アルミナ、活性白土などがあげられる。
本発明において、ニッケルおよび/またはコバルトを、
無機系担体に担持する方法としては、均密に担持される
限り特に制限はなく、従来公知の方法、例えば含浸法、
沈殿法、混合法等を適用することができる。
本発明において、無機系担体に担持されるニッケルおよ
び/またはコバルトの量は、使用される触媒重量当り金
属として1〜50重量%、好ましくは5〜301i量%
である。上記含有量が1重量%未満では、触媒性能が低
下して好ましくなく、50重型筒を超えると経済性の点
から好ましくない。
本発明において、焼成によって得られる焼成生成物は、
アルミナ系担体と共に形成されるニッケルスピネルNi
A 1.0.および/またはコバルトスピネルCoAf
204、マグネシア系担体とニッケルおよび/またはコ
バルトとの固溶体、またはシリカ系担体と共に形成され
る珪酸ニッケルおよび/または珪酸コバルトであり、7
00℃程度から生成が顕著になるが、その生成の難易は
、焼成温度、無機系担体の形態、活性成分としての金属
の担持状態等に依存する。焼成に際しては、担持された
ニッケルおよび/またはコバルトの大部分、通常50%
以上、好ましくは80%以上を前記焼成生成物とする必
要があり、それによって触媒性能、すなわち活性、活性
の持続性等が向上することになる。前記無機系担体に担
持されたニッケルおよび/またはコバルトは、例えば、
空気中700℃〜1500℃、好ましくは800℃〜1
200℃の温度で約1時間以上焼成される。上記焼成温
度が700℃未満のときは焼成生成物の生成が十分でな
く、1500℃を超えると表面積が減少し、かつ、ニッ
ケルおよび/またはコバルトへの還元が困難となり好ま
しくない。
次いで、焼成後、白金族金属、好ましくは白金、ルテニ
ウム、パラジウムまたはロジウムが浸漬法等の公知の方
法で担持される。担持される白金族金属の量は、使用さ
れる触媒重量当り、金属状態で0.01〜10重量%、
好ましくは0.02〜1重蓋%である。上記含有量が0
.01重量%未満では触媒性能が低下して好ましくなく
、10重量%を超えると経済性の点から好ましくない。
次いで、白金族金属が担持された後、水素含有ガス、原
料炭化水素ガスなどの雰囲気下、500℃以上、好まし
くは600℃〜800℃の温度で約1時間以上還元され
、前記焼成生成物の少くとも1部、好ましくは20−1
00%が金属状態のニッケルおよび/またはコバルトと
なった状態で触媒として使用される。アルミナ系担体お
よびシリカ系担体の場合はマグネシア系担体の場合に比
べて還元され易い。すなわち、アルミナ系担体およびシ
リカ系担体の場合には、金属状態のニッケルおよび/ま
たはコバルトへの還元率が100%に近いときに良好な
触媒性能が発現されるのに対し、マグネシア系担体の場
合には、上記還元率が低(50%以下であっても、極め
て高い活性と安定性を有する触媒が得られる。上記還元
温度が500℃未満の場合には、還元が実質上進行せず
、該還元温度が高すぎると、得られる触媒の活性が低下
し、かつ活性の経時低下が大となり、劣化が早まって好
ましくない。
本発明の触媒の存在下に行なわれる炭化水素の水蒸気改
質および/または部分酸化反応は、触媒を充填した反応
器に、原料炭化水素と水蒸気、酸素、空気、二酸化炭素
等の1種以上とを導入して、公知の方法、例えば反応圧
力常圧〜数10kg/cffl・G、反応温度350〜
約1000℃の条件下で行なわれ、水素、メタン、−酸
化゛炭素および/または二酸化炭素を主成分とする混合
ガスが得られる。反応装置としては、断熱型または外熱
型、あるいは連続式またはサイクリック式のものを有利
に用いることが可能である。
(発明の効果) 本発明によれば、前記白金族金属が担持されているため
に、前記焼成生成物の還元が容易になると共に、活性お
よび活性の安定性、すなわち持続性の著しく向上された
炭化水素の水蒸気改質および/または部分酸化用触媒が
提供される。
本発明によれば、耐炭素析出能力が大きく、低いスチー
ム/炭化水素比の条件下においても炭素の析出を伴うこ
となく長期間反応を継続することができる炭化水素の水
蒸気改質および/または部分酸化用触媒が提供される。
本発明によれば、したがって、炭素の析出が実質上なく
、長期にわたって反応をm続しうる最低のスチーム/炭
化水素比が大幅に低下され、運転費の低減が可能となる
と共に、触媒活性が高(、かつ活性の持続性がすぐれて
いるため、製造設備費が大幅に低減されることになる。
(実施例) 本発明を実施例および比較例により、具体的に説明する
実施例1 γ−アルミナ粉末を打錠機によりペレットに成型し60
0℃で3時間予備焼成し、次いで硝酸ニッケルの水溶液
に浸漬し、乾燥後、その1部をそれぞれ800℃、10
00℃および1200℃において、3時間空気中で焼成
した。焼成後のニッケルスピネルへの転化率は、それぞ
れ80%、100%および100%であった。次いで、
常温まで冷却した後、規定濃度の硝酸ルテニウムの水溶
液に浸漬し、120℃で乾燥し、それぞれ焼成温度の異
なる3種の触媒A、BおよびCを得た。
かくして得られた3種の触媒中のルテニウム含有量は何
れも0.1重量%であり、ニッケル含有量は何れも20
重量%であった。前記触媒Bにおけるニッケルの代りに
コバルトを用いて同様に触媒りを調製し、同様にほぼ等
量の硝酸ニッケルと硝酸コバルトとの混合溶液を用いて
触媒Eを調製した。
これら5種の触媒を10〜16メツシユに粉砕し、それ
ぞれ0.8gを、内径10flの反応管に、長さ20鶴
となるように石英ビーズで稀釈して充填した。これらの
反応管をそれぞれ電気炉に入れ、常圧、750℃の条件
下、水素を2時間流し、触媒の還元を行なった。次いで
、脱硫処理した液状ブタン100cc/hrと、それに
対してH,O/C= 2(モル1モル)となる純水とを
気化・混合して、常圧下、反応管に供給した。触媒層の
温度を600°Cになるよう電気炉の出力を調整しなが
ら反応を行ない、反応開始30分後における生成混合ガ
ス組成を測定し、その時のC8転化率を求め、さらに反
応開始24時間後における01転化率の反応開始後30
分のそれに対する低下量を求めた。得られた結果を第1
表に示す。ここに01転化率とは、メタン、−酸化炭素
および二酸化炭素のC8成分へのブタンの転化率を意味
し、下式によって表わされ、触媒活性の指標となるもの
である。
焼成生成物の金属状態のニッケルおよび/またはコバル
トへの還元率は、触媒Cについて約30%であったが、
触媒A、B、Dおよび已については何れもほぼ100%
であった。
実施例2 触媒Aについて、水素による還元を行なわないで、ブタ
ンと純水を気化、混合後導入して実施例1と同様な試験
を行なったところ、C0転化率は、反応開始直後には1
0%と低いものの、その後除徐に上昇し、反応開始3時
間後には約70%の定常値に達した。
実施例3 市販のマグネシア、シリカゲルおよび市販のマグネシア
に10重量%のアルミナセメントを添加したものをそれ
ぞれ無機系担体として用い、実施例1と同様に予備焼成
後硝酸ニッケルの水溶液に浸漬し、それぞれ800℃、
1000℃および800℃で焼成した。焼成生成物への
転化率は、何れもほぼ100%であった。次いで実施例
1と同様にして触媒F、GおよびHを得た。得られた上
記触媒中のルテニウム含有量は何れも0.05重量%で
あり、ニッケルの含有量は何れも20重量%であった。
次いで上記触媒を2時間還元後、実施例1と同様の触媒
性能試験を行なった。その結果を第1表に示す。第1表
に示される結果から明らかなように、特にマグネシア系
担体を用いた触媒がすぐれた性能を示し、反応開始30
分後の初期活性が高く、かつ活性の経時低下が少ない。
一方、金属状態のニッケルへの還元率は、触媒Gについ
ては100%であり、触媒FおよびHについては、それ
ぞれ41%および49%であった。
実施例4 前記触媒Fにおけるルテニウムに代えて、白金、パラジ
ウムおよびロジウムをそれぞれ0.05重量%担持した
触媒1.JおよびKを調製し、実施例1と同様にして触
媒性能試験を行なった。得られた結果を第1表に示す。
第1表に示される結果から明らかなように、触媒Jの反
応開始30分後における初期活性は、触媒IおよびKの
それに比べて多少劣るが、何れの触媒も活性の経時低下
が小さく、すぐれた活性の持続性を示している。
比較例1 ニッケル浸漬後の焼成温度を500℃とした以外、実施
例1の触媒Aと同様にして触媒りを調製した。金属状態
のニッケルへの還元率は100%であった。実施例1と
同様に行なった触媒性能試験の結果を第1表に示す。
比較例2 1000℃で焼成後、ルテニウムを担持しない以外、実
施例1の触媒Aと同様にして、触媒Mを調製した。金属
状態のニッケルへの還元率は84%であった。実施例1
と同様に行なった触媒性能試験の結果を第1表に示す。
比較例3 実施例1において予備焼成したT−アルミナを、10〜
16メツシユに粉砕した後、硝酸ルテニウム水溶液に浸
漬し、ルテニウムとして0.3重世%担持してなる触媒
Nを調製した。金属状態のルテニウムへの還元は、50
0℃で行なった。実施例1と同様に行なった触媒性能試
験の結果を第1表に示す。
実施例5 前記触媒Bにおけるペレットに代って、外径16鶴、内
径611および高さ16mのラシヒリング状に成型した
後、触媒Bと同様に触媒Oを調製した。触媒0を、内径
751mの反応管に、高さが2.5mとなるように11
j2充填した。この反応管の周囲に電気炉を設置し、反
応中は反応管の外壁温度が850℃前後となるよう加熱
した。触媒0の還元は、水素および窒素の混合気流中、
触媒層温度690〜770℃で、常圧下3時間行なった
還元終了後、脱硫処理した、最終沸点120℃の液状ナ
フサ131/Hrを加熱・気化しHzO/C=3 (モ
ル1モル)となる量の水蒸気と混合し、圧力3kg/c
d−Gで、反応管に導入した。反応温度については、触
媒層入口部で400℃となり、触媒層出口で710℃と
なった。
触媒性能試験として、反応剤がスチームの場合について
、反応開始100時間後、触媒層の温度分布を測定した
。その結果を第1図に示す。第1図の結果から明らかな
ように、触媒Oの場合は、触媒層の入口付近での温度上
昇がゆるやかで、吸熱反応が十分進行しており、触媒活
性が高いことを意味している。
また、触媒層入口より100鶴の位置において、反応開
始3時間後における01転化率および触媒層出口部にお
けるアプローチ温度を測定した。得られた結果を第2表
に示す。反応開始3時間後の初期活性は高く、かつ活性
の経時低下、すなわち劣化も極めて小さかった。
実施例6 液状ナフサの供給量を9°I!/Hrとし、水蒸気の供
給量をH2O,/C= 2 (モル1モル)となるよう
に減少せしめ、代りに炭酸ガス9 Nm3/Hrを供給
し、反応管の外壁温度の設定を変え、触媒層入口部の温
度を450℃とし、触媒層出口部の温度を約750℃と
した以外、実施例5と同様の触媒性能試験を行なった。
得られた結果を第2表に示す。
第2表の結果から明らかなように、この場合も反応開始
3時間後の初期活性は高く、活性の経時低下、すなわち
劣化も極めて小さかった。
実施例7 炭酸ガスの代りに空気を4.5Nm!/Hr供給した以
外、実施例6と同様にして触媒性能試験を行なった。得
られた結果を第2表に示す。第2表の結果から明らかな
ように、反応開始3時間後の初期活性は高く、活性の経
時低下も小さかった。
実施例8 触媒Hのルテニウムに代えて白金を使用し、かつペレッ
トに代えて外径16鶴、内径6龍、高さ161鳳のラシ
ヒリング状に成形した後、触媒Hと同様にして触媒p−
t−調製した。この触媒Pの1.21を、内径100m
の円径反応器に充填した。そのときの触媒層の高さは約
150nであった。次いで700℃で5時間、水素の存
在下に還元を行なった後、この反応器に、常圧下、予熱
したブタン1.2 Nm” / i(rと空気14.4
 Nn+3/llrとを供給した。触媒層出口部の温度
を約700℃に調節しながら反応を行なった。   − ブタンの転化率は100%であった。反応開始3時間後
における生成混合ガスの組成は下記の通りであった。
H2COCo□   CH4Nz 22.2 19.0  3.3  0.7 54.8 
(容量%)なお、触媒活性の経時低下も極めて小さかっ
た。
比較例4 触媒りにおけるペレットに代えて実施例5と同様のラシ
ヒリング状に成形した後、触媒りと同様にして触媒Qを
調製し、実施例5と同一条件下に触媒性能試験を行なっ
た。得られた結果を第2表に示す。何れの場合も触媒活
性の経時低下が大きく、運転は短時間で停止せざるを得
す、触媒上への炭素の析出も増大した。実施例5と同様
にして触媒層の温度分布を測定した。得られた結果を第
1図に示す。第1図において、触媒層入口付近での温度
上昇が速いほど反応による吸熱が小さく、触媒活性が低
いことを意味するものであって、触媒Qの活性が触媒0
のそれに比べて著しく低いことがわかる。
比較例5 触媒Qを用いた以外、実施例6と同様にして触媒性能試
験を行なった。得られた結果を第2表に示す。第2表の
結果から明らかなように、触媒Qは、その活性の経時低
下が著しく、劣化が大きいことがわかる。
上記した実施例および比較例における記載から、本発明
の触媒は、炭化水素の水蒸気改質および/または部分酸
化反応に用いた場合、従来の触媒に比べて、活性が高く
、かつ活性の持続性、すなわち耐久性にすぐれているこ
とがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の触媒Oおよび比較のための触媒Qに
ついての反応開始100時間後における触媒層内の温度
分布を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ニッケルおよび/またはコバルトを、アルミナ、マ
    グネシア、シリカ、またはそれぞれを主成分とする無機
    物質、あるいはそれらの混合物よりなる無機系担体に担
    持し、焼成して担持されたニッケルおよび/またはコバ
    ルトの少くとも大部分を該無機系担体と共に焼成生成物
    とし、次いで白金族金属を担持してなり、使用に際して
    該焼成生成物の少くとも1部が還元されて金属状態のニ
    ッケルおよび/またはコバルトとなることを特徴とする
    炭化水素の水蒸気改質および/または部分酸化用触媒。 2、ニッケルおよび/またはコバルトが、使用される触
    媒重量当り、金属として1〜50重量%となるように、
    無機系担体に担持される特許請求の範囲第1項記載の触
    媒。 3、該無機系担体に担持されたニッケルおよび/または
    コバルトが700℃〜1500℃の温度で焼成される特
    許請求の範囲第1項記載の触媒。 4、担持されたニッケルおよび/またはコバルトの50
    %〜100%が無機系担体と共に焼成生成物を形成する
    特許請求の範囲第1項記載の触媒。 5、担持されたニッケルおよび/またはコバルトの80
    %〜100%が無機系担体と共に焼成生成物を形成する
    特許請求の範囲第4項記載の触媒。 6、該焼成生成物が、アルミナと共に形成されるニッケ
    ルスピネルNiAl_2O_4またはコバルトスピネル
    CoAl_2O_4;マグネシアとニッケルまたはコバ
    ルトとの固溶体;またはシリカと共に形成される珪酸ニ
    ッケルまたは珪酸コバルトである特許請求の範囲第1項
    記載の触媒。 7、該白金族金属が、白金、ルテニウム、パラジウムま
    たはロジウムである特許請求の範囲第1項記載の触媒。 8、該白金族金属が、使用される触媒重量当り、金属と
    して0.01〜10重量%となるように担持される特許
    請求の範囲第1項記載の触媒。
JP62081033A 1987-04-03 1987-04-03 炭化水素の水蒸気改質および/または部分酸化用触媒 Pending JPS63248444A (ja)

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