JPS63246551A - 変速装置 - Google Patents

変速装置

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JPS63246551A
JPS63246551A JP7881887A JP7881887A JPS63246551A JP S63246551 A JPS63246551 A JP S63246551A JP 7881887 A JP7881887 A JP 7881887A JP 7881887 A JP7881887 A JP 7881887A JP S63246551 A JPS63246551 A JP S63246551A
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JP
Japan
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pulley
movable
fixed
belt
shave
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JP7881887A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Miyata
博文 宮田
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車や農業機械等において変速装置の一部
として使用される可変プーリ装置の改良に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来より、ベルト伝動を利用したペル1〜式変速装胃と
して、互いに平行に配置された1対の入出力軸の各々に
、該入出力軸の各々に対して回転一体にかつ摺動不能に
固定された固定シェイブと、各軸に可動シェイブとの間
にV字状のベルト溝を形成するように対向配置されて回
転一体にかつ摺動自在に支持された可動シェイブとから
なる可変プーリを設けるとともに、これら両可変プーリ
のベルト溝間にベルト部材を巻き掛け、各可変プーリの
可動シェイブを軸方向に移動させて固定シェイブに接離
させ、両シェイブ間のベルト溝に巻き掛けられるベルト
部材に対する有効半径を可変とすることにより、入出力
軸間の変速比を変えるようにしたものはよく知られてい
る。そして、通常、上記可変プーリにおける可動シェイ
ブに対する駆動制御を油圧を利用して行うようになされ
ている。
しかし、この油圧を利用する場合は、油圧配管等を必要
とし、しかも可動シェイブの駆動制御が複雑になるとと
もに、装置禍成が大掛かりになるという難があった。
ところで、こうした可変プーリにおける可動シェイブを
機械的に駆動するようにしたものとして、従来、例えば
特開昭59−62760号公報に示されるように、回転
軸に雄ねじ筒を1習動不能にかつ回転自在に支持する一
方、この雄ねじ筒に外嵌合されて螺合される雌ねじ筒を
回転軸上の可変プーリの可動シェイブに軸方向に移動一
体にかつ回転自在に取り付け、該雌ねじ筒を支持枠の案
内溝に遊嵌合し、サーボモータにより上記雄ねじ筒を回
転させて逝ねじ筒をねじ送りすることにより、可変プー
リにおける固定シェイブと可動シェイブとの間隔を変え
て可変プーリの有効半径を可変調整づるようにしたもの
が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、この提案のものでは、アクチュエータとしての
サーボモータの出力により雌ねじ筒をねじ送りしてプー
リの可動シェイブを駆動するため、サーボモータに対す
る作動制御および装置の構造がやはり複雑になるととも
に、高価なサーボモータを使用するのでコストアップす
るという問題がある。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その
目的は、回転軸との相対回転により可変プーリにおける
可動シェイブを回転軸に対して移動させる手段を講じる
ことにより、回転軸の回転力を効果的に利用して可動シ
ェイブを駆動するようにし、よって可動シーエイブに対
する駆動制御を簡易にかつ簡単で安価な耐久性のおる構
造でもって行い得るようにすることにおる。
(問題点を解決するだめの手段) この目的を達成するために、本発明の解決手段は、可変
プーリが設けられる回転軸に対して、可変プーリの可動
シェイブを軸方向に移動させるためのねじ部材等からな
る移動部材を設け、この移動部材を別個の可変プーリ機
構の利用により回転軸と相対回転させて可動シェイブを
軸方向に移動させるようにしたものである。
具体的には、本発明の構成は、互いに平行に配置された
1対の回転軸上にそれぞれ設けられ、各々、回転軸に回
転一体にかつ摺動不能に固定された固定シェイブと、回
転軸に軸方向に摺動自在にかつ回転一体に支持された可
動シェイブとからなる駆動および従動プーリと、該駆動
および従動プーリ間に巻き掛けられたベルト部材とを備
え、上記各プーリの可動シェイブを相対向する固定シェ
イブに対し接離させて各プーリのベルト部材に対する有
効半径を変化させることにより、両回転軸間の変速比を
変化させるようにした変速装置を前提とする。
そして、上記一方の回転軸上に支持され、該一方の回転
軸との相対回転によるねじ送り等により軸方向に移動し
て、一方の回転軸上のプーリの可動シェイブを固定シェ
イブに対して接離させる移動部材を設ける。
また、上記一方の回転軸上に回転一体に支持された第1
のプーリ部材と、他方の回転軸上に回転自在に支持され
た第2のプーリ部Hと、上記両プ二り部材間に巻き掛け
られた第1のベルトと、上記第2のプーリ部材と上記移
動部材との間に巻き掛けられた第2のベルトとを有し、
上記第1のプーリ部材の回転を第2のプーリ部材を介し
て変速しながら移動部材に伝達して、該移動部材を一方
の回転軸に対して相対回転させる可変プーリ機構を設け
る。
(作用) この構成により、本発明では、可変プーリ数構の作動に
より、一方の回転軸上の第1のプーリ部材の回転が第1
のベルト、他方の回転軸上の第2のプーリ部材および第
2のベルトを介して元の一方の回転軸子の移動部材に変
速されながら伝達され、この伝達経路での回転の変速作
用によって上記移動部材が一方の回転軸に対して相対回
転し、この相対回転に伴って移動部材はねじ送り等によ
り回転軸の軸方向に移動し、このことにより移動部材に
移動一体に連結されている可変プーリの可動シェイブが
移動して該プーリの有効半径が可変調整される。
したがって、こうして回転軸とそれに支持された移動部
材との相対回転により、可変プーリの可動シェイブを軸
方向に移動させるため、構造が極めて簡単になり、その
制御も容易になるとともに、サーボモータ等が不要であ
るので、安価に製作できるのである。
また、プーリおよびベルトを利用した可変プーリ機構に
より移動部材が回転軸に対して相対回転するので、変速
中に摩擦等による発熱部分が少なくなり、移動部材を回
転軸に対し確実にかつ小さな操作力で相対回転ざぜるこ
とができることとなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明覆る。
第1図おにび第2図は本発明の実施例に係るプーリ式変
速装置Aの全体構成を示しており、1は本発明でいう一
方の回転軸としての入力軸、2は該入力軸1と平行に配
設された他方の回転軸としての出力軸であって、上記入
力軸1上には駆動プーリ3が設けられている。この駆動
プーリ3は、入力軸1にキー等により回転一体にかっ摺
動不能に固定されたフランジ状の固定シェイブ4と、該
固定シェイブ4に対向するように入力軸1にボス部5a
にてキー等により摺動自在にかつ回転一体に結合された
フランジ状の可動シェイブ5とがらなり、これら両シェ
イブ4,5間には断面略V字状のベルト溝6が形成され
ている。
一方、上記出力軸2上には上記駆動プーリ3と同様の構
成を持つ従動プーリ7が設けられている。
すなわち、この従動プーリ7は、出力軸2にキー等によ
り回転一体にかつ摺動不能に固定されたフランジ状の固
定シェイブ8と、該固定シェイブ8に上記入力軸1上の
駆動プーリ3における固定シェイブ4に対する可動シェ
イブ5の対向方向と逆方向でもって対向するJ:うに出
力軸2にキー等により摺動自在にかつ回転一体に結合さ
れたフランジ状の可動シェイブ9とからなり、これら両
シェイブ8,9間には断面略V字状のベルト溝10が形
成されている。また、上記従動ブー97の可動シェイブ
9背面側の出力軸2にはスプリング受座(図示せず)が
回転一体に固定され、このスプリング受座と可動シェイ
ブ9背面との間には可動シェイブ9を固定シェイブ8側
に向かう方向(図で右方向)に付勢するスプリング11
が縮装さ°れている。そして、上記駆動プーリ3のベル
ト溝6と従動プーリ7のベルト溝]Oとの間にはベルト
部材としてのVベルト12が巻き掛けられており、駆動
プーリ3の可動シェイブ5を固定シェイブ4に対して接
離させて駆動プーリ3および従動プーリ7のVベルト1
2に対する有効半径を可変調整し、駆動プーリ3の可動
シェイブ5を固定シェイブ4に接近させたときには、駆
動プーリ3の有効半径を大にし、Vベルト12の張力に
より従動プーリ7の可動シェイブ9をスプリング11の
付勢力に抗して固定シェイブ8から離隔させて従動プー
リ7の有効半径を駆動プーリ3よりも小さくすることに
より、入出力軸1,2間の変速比を大きくする一方、駆
動プーリ3の可動シェイブ5を固定シェイブ4から離隔
させたときには、駆動プーリ3の有効半径を小にし、V
ベルト12の張力によって従動プーリ7の可動シェイブ
9をスプリング11の付勢力によって固定シェイブ8に
接近させて従動プーリ7の有効半径を駆動プーリ3より
も大きくすることにより、入出力軸1,2間の変速比を
小ざくするように構成されている。
ざらに、本発明の特徴として、上記駆動プーリ3におけ
る可動シェイブ5に対し固定シェイブ4と反対側の入力
@1には固定スリーブ13が回転一体にかつ1晋肋不能
に固定され、この固定スリーブ13の外周面には雄ねじ
部13aが形成され、該雄ねじ部13aには移動部材と
しての円筒状のねじ部材14が外嵌螺合され、該ねじ部
材14の駆動プーリ3側の端部にはフランジ状の歯(q
ブーリ部’!4aが形成されている。さらに、このねじ
部材14は上記駆動プーリ3における可動シェイブ5の
ボス部5aにベアリング15を介して相対回転自在、に
かつ軸方向に移動一体に連結されており、ねじ部材14
を入力軸1に対し相対回転さ゛せることにより、該ねじ
部材14を可動シェイブ5と共にねじ送りして入力@1
の軸方向に移動可能とし、例えばねじ都々Ji4を入力
軸1に対して減速方向に相対回転させたときには、該ね
じ部′+A14を可動シェイブ5が固定シェイブ4から
離れる方向(図で右方向)に移動させ、逆にねじ部材1
4を入力軸1に対して増速方向に相対回転させたときに
は、該ねじ部材14を可動シェイブ5が固定シェイブ4
に接近する方向(図で左方向)に移動させるように構成
されている。
上記ねじ部材14を入力軸1に対して相対回転させるた
めに可変プーリ前溝16が設けられている。この可変プ
ーリ機構16は、上記固定スリーブ13上に形成されて
入力軸1に対し回転一体の第1のプーリ部材としての可
変プーリ17を備えている。この可変プーリ17は、固
定スリーブ13に一体形成されかつ上記ねじ部材14周
囲に位置する円筒状ボス部18aを有する固定シェイブ
18と、該固定シェイブ18の円筒状ボス部18a上に
固定シェイブ18と対向するように回動自在にかつ回転
一体に支持されたフランジ状の可動シェイブ19とから
なり、これら両シェイブ18゜19間には断面路■字状
のベルト溝20が形成されている。そして、上記可動シ
ェイブ19のボス部19a上には駆動プーリ3側の端部
に傾斜状のカム面21aを有する円筒状の第1カム21
がベアリング23を介して回転自在にかつ摺動不能に外
嵌されて支持され、この第1カム21の外周には該カム
21を回動操作する操作レバー22が突設されている。
一方、上記ねじ部材14の中間部には、上記第1カム2
1のカム面21aに摺接しかつ軸方向に移動一体に係止
された傾斜カム面24aを有づる第2カム24がベアリ
ング25を介して回転自在にかつ摺動不能に支持され、
この第2カム24の外周には係止レバー26が突設され
、該係止レバー26はケーシング27に突設した規制レ
バー28により、入力@1に対して回転不能にかつ軸方
向に移動可能に係止されてあり、第1カム21をその操
作レバー22の操作により回動させて、ケーシング27
に係止された第2カム24にカム接触させることにより
、該第1カム21を入力軸1の軸方向に移動させ、第1
カム21に移動一体に係止された可変プーリ17の可動
シェイブ19を固定シェイブ18に対して接離させて、
該可変プーリ17の有効半径を可変調整覆るようになさ
れている。
また、上記上記従動プーリ7に対しスプリング受座と反
対側の出力軸2には第2のプーリ部材としての固定プー
リ29がベアリング30.30を介して回転自在に外嵌
支持されている。この固定プーリ29にはスプリング受
座と反対側の端部に上記可変プーリ17の有効半径の可
変範囲の中間値に相当する有効半径を有するVブーリ部
29aが形成され、この■ブーリ部29aと可変プーリ
17との間には第1のベルトとしてのVベルト31が巻
き掛けられている。一方、上記固定プーリ29のスプリ
ング受座側の端部には上記Vブーリ部29aと略同径の
有効半径を有する歯付プーリ部29bが形成され、この
歯付プーリ部29bと上記ねじ部材14の歯付プーリ部
14aとの間には第2のベルトとしての歯付タイミング
ベルト32が巻き掛けられており、以上のベルト伝動構
造によってねじ部材14を入力軸1と同方向に回転駆動
させながら、その回転速度を入力軸1の回転速度に対し
て増減調整することにより、ねじ部材14を入力軸1と
相対回転させるようになされている。
よって、第1カム21の操作レバー22の撮作によって
ねじ部材14を入力軸1に対して増速方向または減速方
向に相対回転させ、低速モードとするときには、第1図
に示すように、操作レバー22の操作により、例えば可
変プ〜り濾@16の可変プーリ17の有効半径を減少さ
せ、該可変プーリ17と出力軸2上の固定プーリ29に
おけるVブーリ部29aとの間で変速比を減速させて、
ねじ部材14を入力軸1に対し減速方向に相対回転さゼ
ることにより、該ねじ部材14をその入力軸1と一体の
固定スリーブ13の雄ねじ部13aとの螺合により駆動
プーリ3の可動シェイブ5が固定シェイブ4から離れる
方向にねじ送りして、駆動プーリ3の有効半径を減少さ
せる一方、第2図に示すように、高速モードに位置付け
たとぎには、入力軸1上の可変プーリ17の有効半径を
増大させ、該可変プーリ17と固定プーリ29のVブー
リ部29aとの変速比を増速ざゼて、ねじ部材14を入
力軸1に対して増速方向に相対回転させることにより、
ねじ部材14を可動シェイブ5が固定シエイフ4に向か
う方向にねじ送りして、駆動プーリ3の有効半径を増大
させるように構成されている。
尚、上記固定プーリ29の歯付プーリ部29bは、上記
ねじ部材14のねじ送りによりその歯付プーリ部14a
が軸方向に移動してもタイミングベルト32が外れない
ように外周のベル1へ巻掛は面が広い幅に設定されてい
る。
また、上記可変プーリ機@16にお【プる可変プーリ1
7と固定プーリ29の■ブーリ部29aとの間には、両
者間に巻き掛けられるVベルト31の緩み側31a(可
変プーリ17から固定プーリ29のVブーリ部29aに
移行する側)をその外側から該Vベルト31の張力が増
大するように押圧付勢するテンション機構33が配設さ
れ、このテンション殿@33により可変プーリ17の有
効半径の可変調整に伴うVベルト31の張力変化を吸収
するようになされている。該テンションtUt33は、
第3図にも示すように、上記Vベルト31の緩み側31
a外周面(背面)に接触可能な円柱状のテンションロー
ラ34と、上記入出力軸1゜2と平行に配置され、上記
テンションローラ34を回転自在に支承する支持軸35
と、該支持軸35の両端部に一体的に固定され、ローラ
34をケーシング27に対し入出力軸1,2を通る面と
略直交する方向に移動可能に支持する1対のロッド36
.36(一方のみ図示する)と、該各ロッド36の回り
に配置されてそのスプリング受座36aと上記ケーシン
グ27との間に縮装され、0−ラ34および支持軸35
をVベルト31の張力が増大する方向に付勢するスプリ
ング37とを備えてなり、この各スプリング37のばね
力によってテンションローラ34をVベルト31の外周
面に押し付けることにより、Vベルト31にその張力を
付与するようになされている。
次に、上記実施例の作動について説明する。
通常の状態では、変速プーリ機構16を構成する入力軸
1上の変速プーリ16はその有効半径が可変範囲の中間
値にあり、その可変プーリ17と出力軸2上の固定プー
リ29におけるVブーリ部29aとの間で変速が行われ
ず、該固定プーリ29にタイミングベルト32を介して
駆動連結されているねじ部材14は入力軸1と速度差な
しで一体的に回転する。このため、そのねじ部材14は
入力I!I11上をねじ送りされず、このことにより駆
!!!および従動プーリ3,7間つまり入出力軸1゜2
間の変速比が一定に保たれる。
この状態から、例えば入出力軸1,2間の変速比を減少
させて低速モードにするときには、第1図に示す如く、
第1カム21の操作レバー22を低速モードに位置付け
ると、この操作レバー22の切換操作に伴い、Vベルト
31に対づるテンション機構33の付勢力により上記可
変プーリ17の可動シェイブ19が図で左方向に移動し
て固定シェイブ18から離れ、可変プーリ17の有効半
径が可変範囲の最小値まで小さくなる。このことにより
、その可変プーリ17と固定プーリ29の■ブーリ部2
9aとの間で回転の減速が行われて、該固定プーリ29
にタイミングベルト32を介して駆動連結されているね
じ部材14は入力軸1よりも低い回転速度で回転し、こ
のねじ部材14の減速方向の相対回転により、ねじ部材
14は入力軸1上を図で右側にねじ送りされ、そのねじ
部材14にベアリング15を介して移動一体に連結され
ている駆動プーリ3の可動シェイブ5が固定シェイブ4
から離れる方向に移動して駆動プーリ3の有効半径が減
少する。そして、この駆動プーリ3の有効半径の減少に
伴い、Vベルト12がスプリング11の付勢力によって
全体的に従動プーリ7側に引き寄せられるとともに、こ
のVベルト12の移動により従動プーリ7の可動シェイ
ブ9が固定シェイブ8に接近し、従動プーリ7の有効半
径が増大する。その結果、駆動プーリ3の有効半径が従
動プーリ7よりも小さくなり、入力@1の回転が減速さ
れて出力軸2に伝達される。
また、上記ねじ部平114の図で右方向のねじ送りに伴
い、該ねじ部材14にベアリング25を介して移動一体
に支持されている第2カム24が上記第1カム21を押
圧してそれと一体の可変プーリ17の可動シェイブ19
を図で右方向に移動させ、このことにより該可変プーリ
17の有効半径が元の中間値に戻って、上記ねじ部材1
4のねじ送りが停止され、よって入出力軸1,2間の変
速比が上記低い値に一定に保たれる。
一方、逆に、入出力軸1,2間の変速比を増大させて高
速モードにするときには、第2図にボッように、上記操
作レバー22を高速モードに位置付けると、この操作レ
バー22の切換操作に伴い、上記可変プーリ17の可動
シェイブ19がテンション機@33の付勢力に抗して図
で右方向に移動して固定シェイブ18に接近し、可変プ
ーリ17の有効半径が可変範囲の最大値まで大きくなる
このことにより、その可変プーリ17と出力軸2上の固
定プーリ29におけるVブーリ部29aとの間で増速が
行われて、上記ねじ部材14は入力軸1よりも高い回転
速度で回転し、このねじ部材14の増速方向の相対回転
により、ねじ部材14は入力軸1上を図で左側にねじ送
りされ、そのねじ部材14に移動一体に連結されている
駆動プーリ3の可動シェイブ5が固定シェイブ4に近付
く方向に移動して駆動プーリ3の有効半径が増大する。
この駆動プーリ3の有効半径の増大に伴い、Vベルト1
2がスプリング11の付勢力に抗して全体的に駆動プー
リ3側に引き寄せられるとともに、このVベルト12の
移動により従動プーリ7の可動シェイブ9が固定シェイ
ブ8から離れ、従動プーリ7の有効半径が減少する。そ
の結果、駆動プーリ3の有効半径が従動プーリ7よりも
大きくなり、入力軸1の回転が増速されて出力軸2に伝
達される。
そして、これと並行して、上記ねじ部材14に移動一体
に支持されている第2カム24が該第2カム24に移動
一体に係止されている上記第1カム21と共に図で左方
向に移動し、このことにより上記可変プーリ17の可動
シェイブ19が固定シェイブ18から離れてその有効半
径が元の中間値に戻り、上記ねじ部材14のねじ送りが
停止され、このねじ送りの停止により入出力軸1,2間
の変速比が上記高い値に一定に保たれる。
したがって、この場合、入力軸1上の可変プーリ17と
出力軸2上の固定プーリ29における■ブーリ部29a
との間の変速作用により、入力軸1に螺合支持されたね
じ部材14を減速または増速させて入力軸1に対して相
対回転させ、この両者の相対回転により、駆動プーリ3
の可動シェイブ5を軸方向に移動させるため、可動シェ
イブ5に対する駆動構造が極めて簡単になり、その制御
も容易になる。しかも、ねじ部材14を可変プーリ機構
16による変速によって移動させるので、入出力軸1,
2間の変速を小さい操作力でスムーズに行うことができ
るとともに、変速中に発熱する部分が少なく、変速装置
Aの耐久性を向上させることができる。
さらに、入力軸1とそれに支持されたねじ部材14との
相対回転を利用して可動シェイブ5を移動させるので、
可動シェイブ5の駆動源として従来の如き高価なサーボ
モータ等が不要であり、にって安価に製作することがで
きる。
また、上記可変プーリ17の有効半径を該可変プーリ1
7の可動シェイブ19に移動一体に支持された第1カム
21と、ねじ部材14に移動一体に支持された第2カム
24とのカム接触によって駆動しているため、入出力軸
1,2間の変速比が第1カム21の移動量に対応した変
速比まで変化すると同時に、自動的にねじ部材14のね
じ送りを停止させて入出力軸1.2間の変速比をその変
速比に固定することができる。
尚、上記実施例における第1カム21の操作を自動的に
行うようにしてもよい。
また、上記実施例では、入力軸1上に設けられる駆動プ
ーリ3の可動シェイブ5をねじ部材14によって移動さ
せるようにしたが、逆に、出力軸2上の従動プーリ7に
おける可動シュ:イブ9をねじ送りして移動させるよう
にしてもよく、上記実施例と同様の作用効果を奏するこ
とができる。
さらに、上記実施例では、入力軸1上に可変プーリ@構
16の可変プーリ17を、出力lNl2上に固定プーリ
29をそれぞれ設けたが、これらプーリを逆に設けても
よい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によると、1対の回転軸上
にそれぞれ設けられた駆動および従動ブーりのうちの一
方のプーリの可動シェイブに軸方向に移動一体に連結さ
れ、回転軸との相対回転によりねじ送り等されて軸方向
に移動可能な移動部材を設けるとともに、この移動部材
を回転軸に対し相対回転させる可変プーリ機構を設け、
この可変プーリ機構による移動部材と回転軸との相対回
転により可動シェイブを軸方向に移動させて固定シェイ
ブに対し接離させ、両シェイブ間に巻き掛けられるベル
ト部材に対する有効半径を可変調整するようにしたこと
により、回転軸とそれに支持された移動部材との相対回
転を効果的に利用して可変プーリの可動シェイブを軸方
向に移動させることができ、可変プーリにおける可動シ
ェイブの駆動構造が極めて簡単になり、その制御も容易
になるとともに、従来のようなサーボモータ等が不要で
安価に製作することができ、ざらには変速装置の変速中
の発熱を抑制して、その耐久性を大幅に向上させること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は低速モー
ド時における変速装置の全体構成図、第2図は同高速モ
ード時の全体構成図、第3図は可変プーリ機構の変速時
におけるVベルトおよびテンション門構の状態を示す説
明図である。 A・・・変速装置、1・・・入力軸、2・・・出力軸、
訃・・駆動プーリ、7・・・従動プーリ、12・・・V
ベルト、14・・・ねじ部材、1’lla・・・歯付プ
ーリ部、16・・・可変プーリ機構、17・・・可変プ
ーリ、29・・・固定プーリ、29a・・・■ブーリ部
、29b・・・歯付プーリ部、31・・・Vベルト、3
2・・・タイミングベルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに平行に配置された1対の回転軸上にそれぞ
    れ設けられ、各々、回転軸に回転一体にかつ摺動不能に
    固定された固定シェイブと、回転軸に軸方向に摺動自在
    にかつ回転一体に支持された可動シェイブとからなる駆
    動および従動プーリと、該駆動および従動プーリ間に巻
    き掛けられたベルト部材とを備え、上記各プーリの可動
    シェイブを相対向する固定シェイブに対し接離させて各
    プーリのベルト部材に対する有効半径を変化させること
    により、両回転軸間の変速比を可変とした変速装置にお
    いて、上記一方の回転軸上に支持され、該一方の回転軸
    との相対回転によるねじ送り等により軸方向に移動して
    、一方の回転軸上のプーリの可動シェイブを固定シェイ
    ブに対して接離させる移動部材を設けるとともに、上記
    一方の回転軸上に回転一体に支持された第1のプーリ部
    材と、他方の回転軸上に回転自在に支持された第2のプ
    ーリ部材と、上記両プーリ部材間に巻き掛けられた第1
    のベルトと、上記第2のプーリ部材と上記移動部材との
    間に巻き掛けられた第2のベルトとを有し、上記第1の
    プーリ部材の回転を第2のプーリ部材を介して変速しな
    がら移動部材に伝達して、該移動部材を一方の回転軸に
    対して相対回転させる可変プーリ機構を設けたことを特
    徴とする変速装置。
JP7881887A 1987-03-31 1987-03-31 変速装置 Pending JPS63246551A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7881887A JPS63246551A (ja) 1987-03-31 1987-03-31 変速装置
CA000562744A CA1288261C (en) 1987-03-31 1988-03-29 Speed-shifting device
DE19883884251 DE3884251T2 (de) 1987-03-31 1988-03-30 Wechselgetriebe.
EP19880302865 EP0285407B1 (en) 1987-03-31 1988-03-30 A speed-shifting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7881887A JPS63246551A (ja) 1987-03-31 1987-03-31 変速装置

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JPS63246551A true JPS63246551A (ja) 1988-10-13

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JP7881887A Pending JPS63246551A (ja) 1987-03-31 1987-03-31 変速装置

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