JPS63243399A - 水溶性海藻系多糖類を主成分とする耐水性の優れた繊維シートの製造法 - Google Patents

水溶性海藻系多糖類を主成分とする耐水性の優れた繊維シートの製造法

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JPS63243399A
JPS63243399A JP27270086A JP27270086A JPS63243399A JP S63243399 A JPS63243399 A JP S63243399A JP 27270086 A JP27270086 A JP 27270086A JP 27270086 A JP27270086 A JP 27270086A JP S63243399 A JPS63243399 A JP S63243399A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水溶性海藻系多糖類を主成分とするIa、維
又はta維レシート製造法に関するものであり、詳しく
は水溶性海藻系多糖類を主成分とする耐水性のすぐれた
繊維又は繊維シートを酵素や生体に対して有害な手段を
用いることなく製造する方法に関する。
[従来の技術] 水溶性海藻系多糖類を不溶化して形成する繊維、特にア
ルギン酸(塩)からなる繊維は古くから知られており、
アルギン酸ナトリウムの水溶液をカルシウムなどの多価
金属の水溶性塩の溶液中で紡糸することによって水に不
溶性のアルギン酸繊維が得られている。(大有磯化学。
20巻、228〜229頁、昭和34年刊行)。更に、
この不溶性繊維を抄紙する前、あるいは抄紙後、アルカ
リ塩水溶液で処理して部分的に水溶化することにより繊
維間結合を形成させてアルギン酸紙が得られている(U
SP  2,600,504)。
これらのアルギン酸繊維又はyj、mシートは■吸湿、
吸水性が大きく、従って■急速な乾燥を行うとカール、
捩れが起こる。■乾燥時の引張強度、弾性率が低く、又
湿潤時の引張強度は著しく低い■耐候性が低くもろくな
る、などの欠点があることが知られている。(小林:蛋
白質核酸酵素、31(11)  1066〜1077)
一方、水溶性海藻系多糖類は、その特性である水溶性、
デル形成能、酵素や生体に対する無毒性を活用して従来
から微生物の培養基材、固定化酵素用担体として実用さ
れている。
最近、水溶性海藻系多糖類、特にアルギン酸類からなる
繊維又は繊維シートの生体適合性のある傷創被覆材、酵
素又は微生物の固定化担体、更にバイオセンサー、バイ
オチップなど新しい機能性材料としての用途が注目され
ている。(例えば、小林:化学と工業 39(7)52
1〜523.蛋白質核酸酵素 31(11)  106
6〜1077など)。
これらの新しい応用分野では、アルギン酸繊維又は繊維
シートを酵素や生体に対して有害な手段を用いることな
く、耐水化すること□水に対する不溶性の向上、湿潤強
度の向上あるいは湿潤時における繊維間結合の向上、即
ち湿潤強度の向上□が強く求められている。
従来、アルギン酸繊維自体を不溶化する方法としては、
カルシウムなどの多価金属イオンを含む水溶液で処理し
、不溶性の塩を形成する方法が知られているが、アルギ
ン酸繊維系シートにおける繊維間結合の強化方法につい
ては全く知られていない。
一般に、水溶性高分子の耐水化方法は、当該高分子に架
橋性を有する官能基を導入する方法、当該高分子に適合
した架橋剤を用いる方法などの化学的方法、並びに熱処
理、放射線処理、疎水性物質による表面処理などの物理
的方法など数多くの方法が知られている。
[発明が解決しようとする問題点1 しかしながら、アルギン酸繊Mtの耐水化に上記の多価
金属塩類を用いた場合には、水不溶性と力学的性質のバ
ランスが取りにくいこと、金属イオンの配位には限界が
あるという基本的な問題がある。即ち、水不溶性の向上
のために上記多価金属イオンの含有率を増していくと、
特に乾燥状態における繊維自体は硬くもろくなり、力学
的性質は低下すると同時に繊維間結合性も低下してシー
トの湿潤強度が低下する可能性がある。更に、乾燥後の
該繊維または繊維シートの着色が顕著であったり、不透
明化したり、金属の種類によっては酵素又は生体に対す
る毒性が問題となる場合もある。
又、一般の水溶性高分子の耐水化方法として知られてい
る架橋性を有する官能基を予めアルギン酸等にその水溶
性又は加工性を損なうことなく導入することは、容易で
なく、又仮に導入で島だとしても経時的に増粘又はゲル
化して加工性を損なうという難点があり、一方架橋剤を
用いて繊維又は繊維シートに形成後、耐水化する方法を
用いる場合、架橋のために特別の触媒又は熱処理等を必
要とし、これらの架橋剤、触媒、加熱処理が酵素や生体
にとって有害なことが多い、などの難点がある。
本発明の目的は、水溶性海藻系多糖類を主成分とする耐
水性のすぐれた繊維又はI&維レシート酵素や生体に対
して有害な手段を用いることなく、製造する方法を提供
することであり、本発明の他の目的は酵素や微生物を含
有する耐水性のすぐれた繊維又は繊維シートあるいは生
体に対して無害な繊維又は繊維シートを提供することで
ある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意研究を
重ねた結果、水溶性海藻系多糖類に水溶性のアセトアセ
チル化ポリビニルアルコール系樹脂を配合してなる組成
物を41維状又は繊維シート状に成形したのち、単に脱
水乾燥するだけで耐水性のすぐれたIa、維又は繊維シ
ートが得られること、又脱水乾燥に先行しであるいは脱
水乾燥の過程で活性光線処理を行うことによって、より
容易に耐水化効果、特に繊維シートにあっては繊維間結
合強度の向上効果が得られることを見出して、本発明を
完成するに到った。
[作  用] 本発明でいう水溶性海藻系多糖類とは、アルギン酸及び
その水溶性塩類、寒天、カラギーナン類及びこれらの2
種以上の混合物である。
これらの中では、アルギン酸(塩)類が繊維形成性にす
ぐれているため、特に有用性が高い。
本発明における水溶性のアセトアセチル化ポリビニルア
ルコール系樹脂は、例えば特公昭57−45761号公
報、特開昭55−137107号公報に記載の方法など
で製造されるが、これらの方法に限定されるものではな
く、例えば水溶性ポリビニルアルコール系樹脂にアセト
酢酸エステル類をエステル交換反応させることによって
も得られる。
水溶性のア七ドアセチル化ポリビニルアルコール系tj
f脂中のアセトアセチル基の含有率は、0.05モル%
以上で該樹脂の水溶性の限度の範囲で選択し得るが、通
常は0.1〜40モル%、なかんずく0.2〜20モル
%の範囲から選択することが好ましい。
アセトアセチル基含有率があまりに低いと、耐水化効果
が不足して、本発明の目的が達し得なくなり、又必要以
上に高くしても耐水化効果は向上せず、しかも水溶性の
範囲をはずれることが多くなる。  。
該アセトアセチル化ポリビニルアルコール系樹脂の好ま
しいケン化度は、70〜100モル%、又好ましい重合
度は300〜2,000である。
上記の水溶性アセトアセチル化ポリビニルアルコール系
樹脂の生体に対する毒性は低く、例えばアセトアセチル
基の含有率5モル%、ケン化度99モル%のアセトアセ
チル化ポリビニルアルコールについて急性毒性は、LD
so  8g/Kg以上(ラット)という値が得られて
いる。(生活科学研究所・試験成績書、昭和59年5月
10日付) 本発明において、水溶性海藻系多糖類に対する水溶性の
アセトアセチル化ポリビニルアルコール系樹脂の配合率
は、耐水化の目的に応じて適宜選択し得るが、特に好ま
しい配合率は、水溶性海藻系多糖類と水溶性アセトアセ
チル化ポリビニルアルコール系樹脂との乾燥固形分の合
計量に対するアセトアセチル基の含有率が3X10’〜
5 X 10’ m mol/gとなるように選択され
る。
組成物中のアセトアセチル基の含有率が低すぎると、充
分な耐水化効果が得られにくく、必要以上に高くしても
繊維の耐水化効果及び繊維シートの繊維間結合強度の向
上効果は得られず、水溶性海藻系多糖類の特性が失われ
てしまう。
紡糸用のドープは、使用するアルギン酸又はアセトアセ
チル化ポリビニルアルコール系樹脂の重合度によっても
異なるが、通常、上記配合物の固形分が0.1〜20重
量%の範囲に、又に一ブの粘度が500〜10,000
 cps/ 20℃の範囲に調整される。ドープの固形
分濃度が低すぎると紡出液の凝固力が不足して、紡糸が
困難となり、一方ドープの固形分濃度が高すぎると高粘
度となり、異物の濾過及び脱泡が困難となると共に曳糸
性を損なう。
ドープの安定性を維持するためにドープのp)Iは6〜
11の範囲に調整することが好ましい。
次いで、調整されたドープは濾過及び脱泡に供される。
r適用ア材としては、綿ネル、焼結金属など任意のもの
が使用し得る。脱泡装置としては、高真空下にドープを
薄膜状に流出させる瞬間脱泡機等公知の装置が用い得る
かくして足過・脱泡されたドープは、湿式紡糸磯に供給
され、紡糸用ノズルを通して凝固液中に紡出される。
凝固液としては、通常水銀、マグネシウムを除く多価金
属のイオンを0.01〜5g原子/I含有する水溶液が
利用可能であるが、なかんずく0.1〜1.Og原子/
ノの範囲が酵素や生体に対する毒性が小さい点で好適で
ある。
?迂回液中における紡糸液のドラフト比は、5〜50の
範囲から選択される。
凝固した繊維状物の表面に過剰に付着した凝固液を除去
したのち脱水乾燥を行う。この脱水乾燥には、特に加熱
を必要としないが、乾燥速度を上げるために熱風や減圧
を利用しても差支えない。
又本発明においては、乾燥に先行して、あるいは乾燥過
程において活性光線照射を行うことによって、より容易
に繊維自体の耐水化効果が得られる。この活性光線照射
は、被照射体の含水率が20重量%以上、好ましくは3
0重量%以上の状態で行うことが有効である。
活性光線の種類としては、電子線、a線、β線、γ線、
X線などの人工光線の他、太陽光も使用可能であるが、
通常は設備の簡易性、作業の安全性などから紫外線が用
いられろ。光源は任意のもので良く、低圧水銀灯、高圧
水銀灯、超高圧水銀灯、カーボンアーク灯、キャノン灯
等がいずれも利用可能である。
本発明の組成物の耐水化に要する照射量は、例えば10
0μmの厚さのシート状であれば、3×104〜3×1
05μW/5ec−c−2の光量で、0.5〜10秒間
程度とするが適当である。
上述の本発明の製造法によって得られた水溶性海藻系多
糖類を主成分とする繊維は、更に、小林らによってJo
urnal of Applied Polymer 
5cience、 31 、 1735〜1747  
(1986)、特開昭61−174499号公報等に発
表された方法に基づいてシート化することができる。
即ち、本発明の方法によって得られた繊維は、通常の天
然バルブの紙料調製法、特に叩解処理のような機械的処
理は必ずしも必要でなく、レーヨンや天然繊維の抄紙の
ようにステーブルファイバー状にし、その形状を繊維長
/繊維径、つまりアスペクト比を150以下とすること
によって水中に交絡することなく分散が可能であり、自
己接着して充分な乾燥及び湿潤強度を有するm維シート
が得られる。
尚、シート化に際しては使用目的に応じて、複数種の水
溶性海藻系多糖類繊維を混合してシート化することも可
能であり、更に、天然パルプ、レーヨン、ビニロン、ポ
リエステル、ナイロンなどの一般繊維、炭素繊維、チタ
ン繊維、ボロン繊維などの黒磯繊維又は金属繊維を混合
してシート化してもよい。
本発明の方法においては、本発明の製造法で得られた繊
維をシート化したのち、該シートの含水率が20重量%
、好ましくは30重量%以上の状態で先に詳述した活性
光線処理を行うことにより、繊維間結合強度の向上、即
ちシートの湿潤強度の向上効果はより容易に得られる。
[効  果[ 本発明の製造法によれば、水溶性海藻系多糖類とアセト
アセチル化ポリビニルアルコール系樹脂からなる組成物
が水溶性であり、酵素や微生物に対する毒性が低いこと
を利用して酵素、微生物、生化学的診断薬などの水溶性
ないし水分散性の機能性物質を該組成物の繊維形成時に
包括することができ、しかもこれらの包括された機能性
物質にほとんど影響を与えることなく耐水化できる。
本発明の製造法は、上述の如き各種機能性繊維又は機能
性繊維シートの製造の他、生体に対する毒性が低く、か
つ湿潤強度のすぐれたwLm又は繊維シートの製造法と
しても有用性が極めて高いものである。
[実施例] 次に実施例を挙げて、本発明の製造法を更に具体的に説
明する。以下、[部]又は「%」は特に断わりのない限
り重量基準で示すものとする。
尚、以下の実施例における本発明の「組成物の乾燥固形
分」は次の方法で求めたものである。
捗處〕の“燥固形分の測定法: 試料1〜3gを精秤しくAg)、110℃の熱風乾燥機
中で3時間乾燥後、シリカゲル中で放冷し、乾燥後の重
量(Bg)を測定して 乾燥固形分(%) =(B/A)X 100より算出す
る。
実施例1 アルギン酸ナトリウム(君津化学(株)製造タイプH)
に対して、アセトアセチル化度5モル%、ケン化度99
モル%、重合度1,100のアセトアセチル化ポリビニ
ルアルコールを配合した組成物(乾燥固形分比100:
10、乾燥固形分中のアセトアセチル基含有率0 、1
 m−mol/g)の乾燥固形分4%の水溶液を加圧ア
過磯、ア紙N0.60  (東洋科学産業製)を用いて
濾過したのち、湿式紡糸磯を用いて紡出速度13 、7
 ml/ winで0.11の口径を有する1 、OO
Oホールの口金から5%塩化カルシウム水溶液からなる
凝固液中に紡出し、?、1m/minの速度で巻き取り
ながら60°C″c乾燥して含水率30%、繊維径15
μm(風乾)のフィラメントを得た。
得られたフィラメントの一部を更に15時間真空乾燥し
て「乾燥ta維」とした。又、該フィラメントの池の1
部を3X10’μW/ see * ca+22秒間の
紫外線照射を行ったのち、15時間真空乾燥して「U■
照射繊維」を得た。 これらの[乾燥又は紫外線照射繊
維]を20’C。
65%RHで3日間調湿したのち、下記の方法で乾燥強
度及び湿潤強度を求めた。
繊維の乾燥強度及び湿潤強度の測定法:調湿後の繊維の
乾燥強度はそのまま、湿潤強度は試料を20°Cの水中
に30秒間浸漬したのち、テンシロンを用いてチャック
間距離100mm、引張スピード40mIII/min
で引張試験を行い、各々乾燥強度、湿潤強度を求めた。
尚、引張試験における測定のくり返し数+、t6とした
対照例1 実施例1においてアセトアセチル化ポリビニルアルコー
ルを配合しなかった他は、実施例1と同様にして得た「
乾燥又はUV照射」繊維の乾燥強度、湿潤強度を測定し
た。
以上の結果をまとめて第1表に示した。
実施例2 実施例1で得られた「乾燥繊維」をギロチンカッターで
繊維長3mmに切断し、更にスリット中6m1lの7ラ
ツトスクリーンを通過させて、結束した繊維を除去した
この短繊維を0.05%のポリエチレンオキサイVを含
む水に分散して0.2%の分散液とし、TAPPI標準
シートマシンを用いて坪量約50g/m2になるように
抄造した6 次いで、プレス脱水したのち、プレス下に105°C9
5分間の乾燥を行って坪量50g/ff12の「乾燥シ
ート」を得た。
又、別にプレス脱水した含水率50%のシート状物に3
 X 10 ’u W/ see−繊維2.2秒間の紫
外線照射を行ったのち、プレス下に105℃、5分間乾
燥して坪ZS Og/I02の「UV照射シート」を得
た。
これらのシートを20’C,65%RHで3時間湿潤し
たのち、下記の方法で乾燥強度及び湿潤強度を測定した
これらの結果をまとめて第2表に示す。
シートの乾燥強度及び湿潤強度の測 法:湿潤後のシー
トから測定用のテストピース (中151゜長さ200
mn+)を作成し、乾燥強度はそのまま、湿潤強度は該
テストピースを20℃の水中に30秒間浸漬したのち、
テンシロンを用いてチャック間距離150ma+、引張
スピード100 mrn/ minで引張強度を測定し
た。測定のくり返し数は6とした。
実施例3 実施例2において“実施例1で得られた「乾燥1&維」
”に替えて“実施例1で得られた「U■照射ta維」”
を用いた池は、実施例2と同様にして得られた「乾燥シ
ート」の乾燥強度及び湿潤強度の測定を行った。
この結果を第3表に示す。
対照例2 実施例2において“実施例1で得られた「乾燥Ni維」
”に替えて“対照例1で得られた「乾燥vJ、維」”を
用いた他は、実施例2と同様にして得た「乾燥シート」
及び「UV照射シート」の乾燥強度及び湿潤強度の測定
を行った。
この結果を第3表にまとめて示す。
実施例4〜7 実施例1においてアルギン酸ナトリウムに対するアセト
アセチル化ポリビニルアルコールの配合比を乾燥固形比
で100:2.100:20,100:40  に変え
た組成物、又はアルギン酸ナトリウムに対するアセトア
セチル化度10モル%、ケン化度99モル%、重合度1
,100のアセトアセチル化ポリビニルアルコールの配
合比を100:40とした組成物を用いて、実施例1と
同様の方法で各々のm酸物から「乾燥繊維」及び「U■
照射繊M目を得た。
これらの繊維から実施例2と同様の方法で得た「乾燥シ
ート」及び「UV照射シート」について乾燥強度及び湿
潤強度を測定した結果を第4表にまとめて示す。
(以下余白) 第  3  表 (単位: Kg) 第4表 2)実施例7のシートは、乾燥時もろく柔軟性が不足し
ていた。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水溶性海藻系多糖類に水溶性アセトアセチル化ポ
    リビニルアルコール系樹脂を配合してなる組成物を繊維
    状又は繊維シート状に成形することを特徴とする水溶性
    海藻系多糖類を主成分とする耐水性のすぐれた繊維又は
    繊維シートの製造法。
  2. (2)水溶性海藻系多糖類に水溶性アセトアセチル化ポ
    リビニルアルコール系樹脂を配合してなる組成物が、水
    溶性海藻系多糖類と水溶性アセトアセチル化ポリビニル
    アルコール系樹脂との乾燥固形分の合計量に対するアセ
    トアセチル基の含有率が3×10^−^2〜5×10^
    −^1mmol/gとなるように配合したものである特
    許請求の範囲第(1)項記載の製造法。
  3. (3)水溶性海藻系多糖類がアルギン酸及び/又はアル
    ギン酸アルカリ金属塩である特許請求の範囲第(1)項
    又は第(2)項記載の製造法。
  4. (4)水溶性海藻系多糖類に水溶性アセトアセチル化ポ
    リビニルアルコール系樹脂を配合してなる組成物を繊維
    状又は繊維シート状に成形したのち、活性光線を照射す
    ることを特徴とする水溶性海藻系多糖類を主成分とする
    耐水性のすぐれた繊維又は繊維シートの製造法。
  5. (5)成形された繊維状又は繊維シート状物の含水率が
    乾量基準で20重量%以上の状態で活性光線を照射する
    特許請求の範囲第(4)項記載の製造法。
  6. (6)水溶性海藻系多糖類に水溶性アセトアセチル化ポ
    リビニルアルコール系樹脂を配合してなる組成物が、水
    溶性海藻系多糖類と水溶性アセトアセチル化ポリビニル
    アルコール系樹脂との乾燥固形分の合計量に対するアセ
    トアセチル基の含有率が3×10^−^2〜5×10^
    −^1mmol/gとなるように配合されたものである
    特許請求の範囲第(4)項又は第(5)項記載の製造法
  7. (7)水溶性海藻系多糖類がアルギン酸及び/又はアル
    ギン酸アルカリ金属塩である特許請求の範囲第(4)項
    、第(5)項又は第(6)項記載の製造法。
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US7622019B2 (en) 2003-11-13 2009-11-24 Hack-Churl You Pulp and paper made from Rhodophyta and manufacturing method thereof

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