JPS63235502A

JPS63235502A - 吸収性物品

Info

Publication number: JPS63235502A
Application number: JP62068273A
Authority: JP
Inventors: 二宮　俊史
Original assignee: Daio Paper Corp
Current assignee: Daio Paper Corp
Priority date: 1987-03-23
Filing date: 1987-03-23
Publication date: 1988-09-30
Also published as: JPH0431274B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、弾性伸縮部材を有する紙おむつや生理用ナプ
キンなどの吸収性物品に関する。

〔従来の技術〕

近年、この種のおむつにおいて、その腰回り部分からの
漏れを防止することが重要であることが着目され、その
解決手段がいくつか提案されている。この代表例の１つ
は、特開昭６１−８３３６８号公報記載のように、おむ
つの腰周り部分に通常のゴムバンドに代えて、熱収縮性
弾性伸縮帯を設け、収縮に際しては、熱風を用いるもの
である。

他の１つは、実開昭６０−３０６号公報のように、腰周
り部分を疎水性接着剤にてトップシートとバックシート
とを接着するものである。

さらに、特開昭６０−１７１０１号公報のように、弾性
伸縮部材をその全体において紙おむつのシートに接着剤
を介して固着するものも知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、前記の第１構造のものでは、透水性のトップシ
ートを伝って尿がおむつの長手方向端までにじみ出るこ
とが多く、また弾性帯の伸縮に伴う小さな波状起伏の谷
から漏れることがある。

第２構造のものでは、弾性帯が存在しないので、着用者
の動きに伴って、着用者の肌とおむつの表面との間に隙
間ができ、尿が漏れてしまう。

このように、従来の個々の技術では、紙おむつの腰部か
らの漏れ、いわゆる前後漏れを防止することができなか
った。

一方、特開昭６０−１７１０１号公報などにおける腰周
りや脚周りに弾性伸縮部材を設ける場合、その全長にわ
たる接着剤によりトップシートおよび末たはバックシー
トに固着している。

しかし、弾性伸縮部材を全長にわたってシートに固着す
ると、弾性伸縮部材がシートと共に伸縮するので、収縮
したとき特にトップシートに小さな無数の鋭角のシワが
でき、このシワが着用者の肌に触れるため、肌ざわりを
悪化させる原因となっていた。また、ホントメルト接着
剤を弾性伸縮部材の全長に塗布すると、ホットメルト接
着剤の使用量が多くなりコスト的に不利になるし、さら
にその老化に伴う変色が全長にわたって現われ外観を損
う。

そこで、本発明の主たる目的は、肌に対する感触性に優
れ、しかも体液の漏れを防止し得る吸収性物品を提供す
ることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

前記問題点を解決するための本発明は、透液性トップシ
ートと非透液性バックシートとの間に体液吸収体が介在
され、吸収体の端より外方に延びた吸収体が存在しない
フラップ部を有する吸収性物品において；前記フラップ部のトップシートとバックシートとの間に
あって、少くともそれらの一方に対して、少くとも１本
の弾性伸縮部材をその長手方向両端部のみにおいて固着
したことを特徴とするものである。

Ｃ作　用〕本発明では、弾性伸縮部材をその両端部においてのみト
ップシートおよびまたはバックシートに固着するので、
中間部はフリーとなり、トップシートには、弾性伸縮部
材の収縮に伴う大きなヒダができるのみで、小さなシワ
は発生せず、もって感触性が良化される。

また、弾性伸縮部材のシートへの固着のための接着剤使
用量が削減されコスト低減を図ることができるとともに
、接着剤の老化による外観の低下部分が少くなる。

〔実施例〕

以下本発明を図面に示す吸収性物品として紙おむつであ
る実施例によってさらに詳述する。

第１図および第２図は第１実施例を示したもので、この
紙おむつは２０〜５０ｇ／ｍ”程度の不織布等からなる
透液性トップシート１とポリエチレンフィルム等からな
る非透液性バックシート２との間に綿状パルプ等からな
る体液吸収体３が介在されており、この吸収体３はシー
ト１．２より長手方向（第１図上下方向）および幅方向
（第１図左右方向）に共に短（なっており、これにより
長手方向両端および幅方向両端に吸収体３が存在しない
シート１．２のフラップ部が構成されている。

また、吸収体３の幅方向両側に隣接して脚周りの弾性伸
縮部材４．４が設けられ、他方吸収体３の長手方向両端
に隣接して腰周り用の長い背中側および短い腹側の弾性
伸縮部材５．６が設けられている。７は結合テープであ
る。

一方、第２図にても判るように、トップシートｌとバッ
クシート２との間にはこれら相互を固着し体液のにじみ
出しを防止するための１０〜１００ｇ　／　ｍ　”程度
のホントメルト薄膜８が設けられ、この薄膜８は紙おむ
つの長手方向全長および幅方向については弾性伸縮部材
４，４のある位置より側外方まで延在す４とともに、中
央部においてはトップシート１を介して吸収体３へ体液
を吸収させる窓８ａが形成され、したがって吸収体３の
トップシート１がね周縁部上面はホットメルト薄膜によ
り被覆されている。

さらに、弾性伸縮部材５の配設位置においては、ホント
メルト薄膜８が設けられていない。そして、弾性伸縮部
材５は紙おむつの幅方向両端部のみにおいてたとえばバ
ックシート２にホントメルト接着剤９により固着され、
中間部はホットメルト薄膜８にも非拘束で完全にフリー
となっている。

他方の弾性伸縮部材６は、その全体において、ホットメ
ルト薄膜８によりトップシート１に固着されるとともに
、必要によりバックシート２にもホントメルト接着剤（
図示せず）により固着され、したがって完全な拘束状態
となっている。

脚周りの弾性伸縮部材４については、その長手方向中間
部のみにホットメルト薄膜８が存在゛しない小窓が形成
され、また弾性伸縮部材４の長手方向両端部はそのバッ
クシート２がわにおいてバックシート２にホットメルト
接着剤１０によって固着されている。また、勿論、弾性
伸縮部材４の両端部のトップシート１がね表面はホット
メルト薄膜８の存在によってトップシート１とも固着さ
れている。

結合テープ７は、第８図をも参照すると、弾性伸縮部材
５と一部をラップする位置に配されている。これは、装
着時、結合テープ７を引っ張ったとき、弾性伸縮部材５
を好適に伸張されるべく力の作用点を工夫したものであ
る。

第３図はホットメルト薄膜８を弾性伸縮部材５上にも被
覆するが、その部分のみはクーリングロール等を用いて
溶融させず、したがって非接着した例である。第４図お
よび第５図は同様にして、２本の弾性伸縮部材５Ａ、５
Ｂを設けた例である。

勿論３本以上でもよい。なお、第４図例ではホントメル
ト薄膜８を部材５Ａ、５Ｂ間においてバックシート２へ
固着しであるが、第５図では非固着である。第６図およ
び第７図はホットメルト接着剤８を線状に形成した例で
ある。

ところで、本発明における弾性伸縮部材としては、ウレ
タンゴム、天然ゴム、合成ゴムのほか、８４０ｄ程度の
「スパンデックス」、３Ｍ社製のｒＫＥＲ−２２０７Ｊ
等の熱収縮性のものなどを用いることができ、着色がな
されたものであってもよい。その伸縮率は１１０〜２５
０％、特に１５０〜２００％が好ましく、弾性強度は５
０〜４００ｇ　、特に１００〜２００ｇが好ましい。

ホットメルト薄膜としては、新田ゼラチン社製ｒＨ６２
８５Ｊ、「ＨＢフーラー」またはマルコムココル社製［
ニコメルトＡＣＨ−Ｉ　Ｊ等を挙げることができる。

ホットメルト薄膜に代えて、プラスチックフィルムを上
記例と同様な態様で設けてもよい。

〔発明の効果〕

以上の通り、本発明によれば、弾性伸縮部材の存在によ
って漏れを防止するに当り、その部分の着用者への肌へ
の異和感を低減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の使い捨ておむつの一部破断乎面図、第
２図はｎ−ｎ線矢視断面図、第３図〜第７図は他の実施
例の断面図、第８図は結合テープ部分の断面図である。１・・・トップシート、２・・・バックシート、３・・
・吸収体、４・・・脚周り用弾性伸縮部材、５，６・・
・腰周り用弾性伸縮部材、８・・・ホットメルト薄膜、
９゜１０・・・ホットメルト接着剤。第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）透液性トップシートと非透液性バックシートとの
間に体液吸収体が介在され、吸収体の端より外方に延び
た吸収体が存在しないフラップ部を有する吸収性物品に
おいて；前記フラップ部のトップシートとバックシートとの間に
あって、少くともそれらの一方に対して、少くとも１本
の弾性伸縮部材をその長手方向両端部のみにおいて固着
したことを特徴とする吸収性物品。
（２）弾性伸縮部材は接着剤またはヒートシールによっ
て固着されている第１項記載の吸収物品。
（３）接着剤が非透液性薄膜である第２項記載の吸収性
物品。
（４）弾性伸縮部材が熱収縮性のものである第１項記載
の吸収性物品。