JPS63233334A - 音速測定方法およびその装置 - Google Patents

音速測定方法およびその装置

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JPS63233334A
JPS63233334A JP62066821A JP6682187A JPS63233334A JP S63233334 A JPS63233334 A JP S63233334A JP 62066821 A JP62066821 A JP 62066821A JP 6682187 A JP6682187 A JP 6682187A JP S63233334 A JPS63233334 A JP S63233334A
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Noritoshi Nakabachi
中鉢 憲賢
Ryohei Mogi
良平 茂木
Toshio Sato
敏夫 佐藤
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Tokyo Keiki Inc
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Tokyo Keiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、音速測定方法およびその装置に係り、とくに
漏洩波を利用して流動体等の音速をリモート計測し得る
ようにした音速測定方法およびその装置に関する。
〔従来の技術〕
超音波を利用した物体の音速測定又は物体の温度測定で
は、一方の超音波センサから出力される縦波超音波を被
測定媒体を介して他方の超音波センサへ直接伝播させる
という構成を採っている。
そして、この間に繰り返し授受される超音波の伝播時間
およびその変化により、音速又は温度およびこれらの変
化等を測定しようとするものが大多数を占めている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 高温流動体又は危険な状況下にある流動体の監視、或い
は液状危険物等に対する温度変化の監視に使用される超
音波センサは、これらの劣悪環境下でも充分耐えること
が必要とされている。
しかしながら、一般の超音波センサは、振動子と保護体
との複合体から成り、これらが接合材により一体化され
ているため、使用温度に上限(約400(t))があり
、500〜800(℃)の温度を定常的に連続測定する
ことが不可能に近い状況となっていた。また、振動子や
保護体は、化学的にも汚損され易いものが多く、特に温
度変化の激しい環境下では、劣化の進行が著しく早いと
いう不都合がある。
〔発明の目的〕
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、とく
に、流動体や軟質部材等の被測定物が例え有害物であり
或いは常時高温下におかれているものであっても、これ
ら被測定物の音速およびその変化を高精度にリモート測
定することができ、これによって当該被測定物の温度や
粘性およびそれらの変化等を高精度に測定することので
きる音速測定方法およびその装置を提供することを、そ
の目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明では、同一に形成された一対の超音波導
波路を一定距離をおいて相互に対向させるとともに、こ
れら超音波導波路の各他端部相互間に被測定媒体を介在
せしめ、その後、前記一方もしくは他方の超音波導波路
の使用超音波における位相速度Vqと群速度Vqとを測
定し、これらの測定に相前後して当該超音波導波路の一
端部から他端部に向けて超音波を伝播せしめるとともに
当該超音波導波路から漏洩した超音波が被測定媒体を介
して他方の超音波導波路の一端部で最初に受信されるま
での時間と、当該他方の超音波導波路から更に被測定媒
体内へ漏洩した超音波が前記一方の超音波導波路との間
を往復伝播して受信されるまでの時間との差Δtを求め
、これらの各測定値に基づいて下式、すなわち、 F+  (Vp 、Vp 、Δt、V)=0を演算する
ことにより被測定媒体の音速Vを特定する等の構成を採
り、これによって前記目的を達成しようとするものであ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第7図に基づい
て説明する。
第1図において、音速測定装置は、一定距離りを隔てて
配設された一対の板状(帯状でも可)の超音波導波路(
以下、単に「導波路」という)1゜2と、この各導波路
1.2の一端部に装備された超音波送受波器3.4とを
備えている。
導波路1,2は、本実施例ではステンレス製で同一長さ
のものが使用されている。この導波路1゜2の他端部は
、図に示すように被測定媒体5内に配設されるようにな
っている。
超音波送受波器3.4は、本実施例では一方の超音波送
受波器3が送波器として使用され、他方の超音波送受波
器4が受渡器として使用されている。この送波器3及び
受波器4の各々は、導波路1.2の一端部の側面に装着
されている。そして、送波器3から導波路1に対して超
音波(′#1波)が斜入射されるようになっている。受
波器4は送波器3の送信作用とほぼ同一条件で導波路2
から超音波を受信し得るようになっている。
IA、2A、IB、2Bは各々超音波反射手段としての
導波路1.2の端面を示す。
ここで、導波路1,2内を伝播する波動及び被測定媒体
5内の伝播状況について説明する。
導波路が液体又は固体に接すると、導波路中を伝搬する
音波エネルギの一部は液体又は固体の被接触媒体に漏洩
する性質がある。この性質を利用し、上記被接触媒体内
に一対の導波路を配置すると、一方を伝搬していた音波
のエネルギの一部は被接触媒体を介してもう一方の導波
路に伝播する。
この時、被接触媒体中を伝播するのに要する時間を測定
することにより、被接触媒体の音速を算定できる。
送波器3から導波路1に超音波が送信されると、この波
動は被測定媒体5の方向に向けて導波路l内を伝搬する
。この場合、超音波が導波路1中を伝搬する速度の内、
位相速度をv21群速度をVqとする。導波路1が被測
定媒体5に接し、この時の被測定媒体5の音速Vが、導
波路lの位相速度vpより小さい場合、導波路1中を伝
搬する超音波エネルギの一部は被測定媒体5内に放射さ
れる。そして、この時の放射角θは次式により決まる。
θ−5in −’ (V/Vq )         
・・・・・・■被測定媒体5に入った超音波は、導波路
2に到達し、この導波!a2に沿って伝搬する波と、こ
こで反射して媒体5側に戻る波とがある。導波路2に沿
って進んだ波は、その先端2Aで反射して、受渡器4に
到達する。
今、2つの導波路1.2の長さが等しい場合、導波路間
の間隔をDとすると、被測定媒体中経路がN行程の各受
信波の到達時間は、 tN−((2L−NDtanθ)/Vq)+(ND/V
cos θ〕+τ1+τ! ”” ””■ここで、τ1
.τ8は送受信の際の固定遅延量である。
次に、N−1,3の場合についてその差を求めると、 Δt=2D ((1/Vcos θ)−(tan θ/
Vl ) )・・・・・・■この式■及び前述した式■
より、被測定媒体5の音速■を求める式として次式を得
る。
F l (Vp 、Vp 、Δt、V)= (4D” 
+Vq冨Δtz)v4−(8D” Vl、Vq+Vq”
 Vq”Δt”)V”+4D” Vq” Vq” 一部               ・・・・・・■従
って、Δtを測定すれば、これと既知のD及び別に測定
するVq、Vqにより0式から被測定媒体5の音速Vが
求まる。
ここで、前記導波路1を伝播する超音波の位相速度Vq
と群速度Vqを求める場合の動作原理について説明する
まず、第4図に、超音波送受波器3のクサビ部材3Aと
超音波振動子3Bとを示す。このクサビ部材3Aは、断
面が台形状をなし、その一方の斜面3aに超音波振動子
3Bが固着されている。また、他方の斜面3cは、超音
波振動子3Bがら発信された超音波が入射面3bで反射
してクサビ部材3A内を伝播する場合の当該伝播経路に
直交する面を構成するようになっている。このため、ク
サビ部材3A内を伝播する内部反射波は、その一部が超
音波振動子3Bに戻るようになっている。
A’l+j’1′は、その場合の伝播経路及び距離を示
す。
従って、この時のクサビ部材3A内の超音波の全伝播時
間T0を測定することにより、クサビ部材3A内の音速
C2は次式によって算出し得る。
cp −2(z+ −1−J、 ’ ) /’re  
  ・・・・・・■また、クサビ部材3Aの音速C9と
導波路lを伝播する超音波の位相速度■、との間には、
次式の関係がある。
Vp   −Co   /sin   θ 五    
                    ・・・・・
・■但し、θ五 :入射角(第4図参照) さらに、第1図に示す如く、導波路1の長さをLとし、
超音波振動子3Bから発信された超音波が導波路1を伝
播してその先端で反射して超音波振動子3Bに到達する
場合の伝播時間をTとすると、導波路1を伝搬する超音
波の群速度Vqは、次式で表される。
Vq=2L/T            ・・・・・・
■となる。ここで、Lは固定値であることから、結局、
弐〇における全伝播時間Tを計時し当該式■を演算する
ことにより、必要とする導波路1の群速度を掻く容易に
算定することができる。
この群速度及び位相速度の演算は、後述する信号処理部
20の第1演算部13Bでとり行われる。
ここで、信号処理系について更に詳述すると、受信回路
部12で受信される信号は、信号選択手段13Aを介し
て計時手段13へ送られ、ここで伝播時間の°計時が行
われたのち信号処理部20にて所定の信号処理がなされ
る。この信号処理部20は、第1図に示すように第1の
メモリ14と。
時間差算定手段15と、記憶手段としての第2のメモリ
16と、第2演算部17とを有し、更に前記計時手段1
3と第2のメモリ16との間に第1演算部13Bを備え
た構成となっている。この信号処理部20では、導波路
1 (又は2)の位相速度V21群速度Vq及び被測定
媒体の音速■が演算される。この信号処理部20におけ
る演算結果は、表示手段18で表示されるようになって
いる。
信号処理部20及び前述した計時手段13等の各電気系
は、それぞれ主制御部30によって駆動制御されるよう
になっている。
この主制御部30は回路全体の動作のタイミングを一致
させるための全体的な駆動制御信号を出力するほか、測
定時の導波路1又は2における超音波位相速度を求める
第1の制御機能と、同じく導波路1又は2の超音波群速
度を求める第2の制御機能と、被測定媒体の音速を求め
る第3の制御機能とを有している。主制御部30のこれ
らの制御機能は、本実施例では測定条件設定部30Aを
用いてオペレータの外部指令によって切換えられるよう
になっている。
次に、上記実施例の全体的な動作について説明する。
まず最初に、被測定媒体に対して導波路1,2及び超音
波送受波器3,4を第1図の如く配設する。続いて、装
置全体を稼働させると、受信側では第2図又は第3図に
示す受信波形が得られる。
この内、第2図のものは、超音波送受波器4を電気的に
切り離して一方の超音波送受波器3だけで送信動作と受
信動作とを行わせた場合に得られる波形、すなわち導波
路2を反射部材として使用した場合に得られる波形を示
す。ここで、TRは送信波を又REば受信波を示す。受
信波REのうち、W、は超音波送受波器3内の反射面3
Cで反射されてきた受渡を、Wtは超音波送受波器3内
の反射面3Cで2回反射されてきた受渡を示す。
また、N−2は被測定媒体中経路を2行程通ってきた受
渡を、N=4は同様に4行程通ってきた受波を各々示す
。*印は、N=2の波が受波されてから導波路1を1往
復するのに要する時間分だけ遅れてきた受波を示す。
また、第3図のものは、超音波送受波器3を送波器とし
超音波送受波器4を受渡器とした場合に得られる波形を
示す。ここで、N=1は被測定媒体中経路を1行程だけ
通ってきた受波を、N=3は同様に3行程通ってきた受
波を各々示す。また、*印はN−1の波が受波されてか
ら導波路2を1往復するのに要する時間分だけ遅れたき
た受波を示す。
N=1の受信波については、次の二つの伝播経路が存在
する。第1の伝播経路は、導波路1を他端に向って伝播
中に漏洩した超音波が導波路2へ伝播し、当該導波路2
の他端で反射して超音波送受波器4に到達する場合がそ
れである。
第2の伝播経路は、導波路1の他端にて反射した超音波
が超音波送受波器3の方向へ戻る途中に被測定媒体中に
漏洩して導波路2へ伝播し超音波送受波器4に到達する
場合がそれである。
いづれの場合も伝播時間は同一である。
次に、主制御部30の第1の制御機能を稼働させ、回路
全体を測定時における導波路1 (又は2)部分の位相
速度Vqの測定状態(位相速度測定モード)に設定する
。回路全体がこの位相速度測定モードに設定されると、
他方の超音波送受波器4が送受信切換部10から電気的
に切離され、一方の超音波送受波器3だけで送信動作と
受信動作を行い得るように設定される(この場合、送受
波器3の代りに送受波器4を用いてもよい)。第5図は
この場合の送受信信号の伝送状態を示すもので、発信回
路部11から送信された送信信号TRは、超音波送受波
器3及び受信回路部12へ同時に送られ、また超音波送
受波器3からの内部反射波REも受信回路部12へ送ら
れる。この各信号TR及びREは、信号選択手段13A
を通過して計時手段13へ送られ、ここで前述した時間
T0(但し、7’0x j 、 −i t)が計時され
、その時間データが第1演算部13Bへ送られる。第1
演算部13Bでは、測定時間T0に基づいて弐〇及び弐
〇の演算が行われ、その結果が第2のメモリ16に記憶
されるとともに表示手段18に表示されるようになって
いる。
次にオペレータによって主制御部30の第2の制御機能
が稼働されると、回路全体が導波路1の群速度測定モー
ドに設定される。
この場合、本実施例では一方の超音波送受波器3が送信
動作をなし他方の超音波送受波器4が受信動作をなす。
すなわち、送信信号TRと受信信号REとは第6図の如
く伝送される。この各信号TR,REは、信号選択手段
13Aを通過(信号選択手段がN−1と*印の信号を選
択)して計時手段13Aへ送られ、ここで前述した時間
T(但し、T=t3)がN−1と*印の受信信号の到達
時間差として計時され、その時間データが第1演算部1
3Bへ送られる。第1演算部13Bでは、測定時間Tに
基づいて式■の演算が行われ、これにより求められた群
速度Vqが位相速度vpの時と同様に記憶され、同様に
表示手段18に表示されるようになっている。
続いて、オペレータによる入力指令によって主制御部3
0の第3の制御機能が稼働されると、回路全体が被測定
媒体の音速測定モードに設定される。この被測定媒体の
音速測定モードにおいては、信号選択手段13Aの働き
により第3図におけるN=1とN−3の受信波を通過せ
しめその伝搬時間が計時手段13で具体的に計測される
計時手段13では、二つの入力信号の伝播時間を計時し
た後その時間データを第1のメモリ14へ順次送り込む
。この第1のメモリ14は、N=3の時間データを入力
するとN−1の時間データとともにこれを時間差算定手
段15へ出力する。
この時間差算定手段15では、直ちに時間差Δt(但し
、Δ1−14)を算定し第2のメモリ16へ記憶させる
ようになっている。
第2のメモリ16では、このΔtが入力されると、これ
らとともに予め記憶されている導波路1の超音波の位相
速度Vq及び群速度Vqとを第2演算部17へ出力する
。この第2演算部17では、これらの入力情報に基づい
て式■を演算し、その結果得られる被測定媒体の音速■
をリアルタイムで表示手段18へ出力し表示する。
次に、上記実施例における具体的な実験結果を第8図な
いし第11図に基づいて説明する。
第8図に示す実験モデルにおいて、導波路1及び2とし
ては、それぞれ板厚0.95  (m)の鋼板を使用し
、超音波送受波器として周波数1 (MH,)の可変角
探触子33.34を使った。可変角探触子のクサビをア
クリル樹脂で形成し、入射角は31.5度に固定し、S
0モードの板波が被導波となるようにした。被測定媒体
として水道水(21〔℃〕)を用いた。従って、この場
合、被導波の群速度Vq及び位相速度■、は、被測定媒
体5内でもほぼS0モードに等しいと考えて良い(1,
^。
Viktrov、 rRayleigh and La
l1b Waves J P、117)。
印加した電気パルスは、200(V□〕の正弦2波であ
る。観測された受信波形の1例を第9図に示す。図中、
Tは送波器の波形を示し、Rは受波器の受信波形を示す
。N=1.3はそれぞれ水中経路が1行程及び3行程と
なる波を示す、水印はN−1の波がさらに導波路2を1
往復した波の受信波形を示す。本例では、Δt =75
.1 (#8)であった、*印の波とN−1の波の到達
時間差から当該使用超音波における導波路2の群速度が
実験的に求まり、v、=5200 (、/、) とfす
る。
また、アクリルの音速2720(、/、)と可変角探触
子の設定入射角31.5℃とから位相速度が計算でき、
Vj =5300 (、/、)であった。
一方、0式の関係を、導波路1及び2との間隔りを変え
て実測により確認した結果を第1o図に示す。これより
、Δt / D −1,26(n/ m)を得ることが
できた。先に求めたVq、Vqにより0式から水の音速
Vが算出できる。その結果を第11図に示す。温度は3
点をとって測定した。結果は、一般に公表されている値
と非常に良く一敗している。
このように、この実施例によると、導波路1及び2の長
さに無関係に被測定媒体5の音速Vを有効に求めること
ができ、受信波の内のN−1とN=3の受信時間差を検
出するとともに、これに前後して導波路1の位相速度v
2と群速度Vqとを同時に測定することができ、従って
超音波送受波器3,4を被測定媒体内に没入させること
なく直ちに当該被測定媒体5の音速■を求めることがで
き、導波路1及び2の長短には無関係であることから、
例えば高温流体又は危険性の高い流体に対し遠方からの
リモート計測が可能となり、従って超音波送受波器3と
して通常のものを使用しても、充分耐久性を確保するこ
とができるという利点がある。また、被測定媒体5に対
する導波路1及び2の挿入寸法を大きく設定すると受信
感度が大きくなるが測定精度には直接の関係がないこと
から、導波路1及び2の長さ及び被測定媒体5内への投
入寸法も特に厳密さを要求されず、従って取扱いがいた
って容易となるというリモート測定として優れた性質を
備えた超音波センサ装置を得ることができる。
また、被測定媒体5への挿入寸法がそのまま超音波送受
波器3で受信する超音波レベルの大小に直接関係するこ
とから、被測定媒体5の液面水位等も同時に検知するこ
とができるいう利点もある。
更に、上記実施例において導波路を板状部材により形成
した場合を例示したが、他の部材1例えば丸棒部材、適
当な針金部材、パイプ状部材などで導波路を形成したも
のであってもよい。
なお、上記実施例においては、導波路1の群速度Vqの
測定に際し、第3図で測定されるt、を使用する場合を
例示したが、第2図で測定されるt、を使用してもよい
、また、Δtの測定に際して、上記実施例では第3図の
場合について例示したが、第12図の如き構成のもとに
第2図の受信信号を得たのち、これに基づいて得られる
t4(但し、14=Δt)を用いてもよい。また、上記
実施例においては、とくに導波路1の超音波の位相速度
vpと群速度■、とをΔtの測定に先だって求める場合
を例示したが、これらは逆の順序であってもよい。
更に、上記実施例では、オペレータの入力指令によって
第1.第2および第3の制御機能が稼働する場合を例示
したが、これらの制御機能は、逐次、自動的に稼働する
ものであってもよい。また、液体の音速測定が高精度に
可能であることから、例えば水のように温度と音速の関
係が詳細に知られている場合は、これに対応する液体の
温度変化も高精度に測定することができる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成され機能するので、これによ
ると、導波路の長短には無関係に被測定媒体の音速を高
精度に測定することができ、こ耗がため、被測定媒体が
例えば高温流体又は危険性の高い流体であっても、遠方
からリモート計測が充分に可能となり、導波路の位相速
度及び群速度が不明であってもこれらを同時に測定する
ことがAき、従って演算に必要な変数のすべてをリアル
タイムで測定したのち音速の演算を行うことから温度補
正を全く不要とした高精度の音速測定を行うことができ
るという従来にない優れた音速測定方法およびその装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体的構成図、第2図
ないし第3図は各々第1図における送信波形および受信
波形の一例を示す説明図、第4図は第1図で使用される
超音波送受波器を示す一部省略した断面図、第5図ない
し第7図は各々第1図の動作説明図、第8図ないし第1
1図は各々−実験例を示す説明図、第12図は他の実施
例を示す全体的構成図である。 1.2・・・・・・超音波導波路、IA、2A、IB。 2B・・・・・・超音波反射手段、3,4・・・・・・
超音波送受波器、10・・・・・・送受信切換部、1■
・・・・・・発信回路部、12・・・・・・受信回路部
、13・・・・・・計時手段、13A・・・・・・信号
選択手段、15・・・・・・時間差算定手段、16・・
・・・・記憶手段としての第2のメモリ、17・・・・
・・音速演算手段としての第2演算部。 特許出願人  中 鉢 憲 賢(ばか1名)第1図 第2図 ― 第4図 第5図 第6図 第7図 第1O図
【μS】
第11図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、同一に形成された一対の超音波導波路を一定距
    離をおいて相互に対向させるとともに、これら超音波導
    波路の各他端部相互間に被測定媒体を介在せしめ、その
    後、前記一方もしくは他方の超音波導波路の使用超音波
    における位相速度V_pと群速度V_qとを測定し、こ
    れらの測定に相前後して当該超音波導波路の一端部から
    他端部に向けて超音波を伝播せしめるとともに、該超音
    波導波路から漏洩した超音波が被測定媒体を介して他方
    の超音波導波路の一端部で最初に受信されるまでの時間
    と、当該他方の超音波導波路から更に被測定媒体内へ漏
    洩した超音波が前記一方の超音波導波路との間を往復伝
    播して受信されるまでの時間との差Δtを求め、これら
    の各測定値に基づいて下式、すなわち、 F_1(V_p、V_q、Δt、V)=0 を演算し前記被測定媒体の音速Vを特定することを特徴
    とした音速測定方法。
  2. (2)、一端部に超音波送受波器を装備するとともに被
    測定媒体内に配設される他端部に超音波反射手段を備え
    た一対の超音波導波路と、前記各超音波送受波器の各々
    に発信回路部と受信回路部とを必要に応じて交互に切換
    接続する送受信切換部とを有し、 前記受信回路部に、前記各導波路の一方から他方へ漏洩
    する超音波が被測定媒体内を伝播して他方の超音波導波
    路の超音波送受波器に受信されるまでの時間と、当該他
    方の超音波導波路から更に被測定媒体内へ漏洩した超音
    波が前記一方の超音波導波路との間を往復伝播して受信
    されるまでの時間とをそれぞれ測定する計時手段と、こ
    の計時手段にて測定される二つの受信波の到達時間差を
    算定する時間差算定手段と、この時間差算定手段の出力
    を記憶する記憶手段とを併設し、 この記憶手段に、前記導波路の当該音速測定時における
    使用超音波の位相速度及び群速度を測定し記憶せしめる
    とともに、この記憶手段の出力情報に基づいて所定の演
    算を行い前記被測定媒体の音速を算定する音速演算手段
    を併設したことを特徴とする音速測定装置。
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