JPS63231940A - カラ−プリンタの印刷処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は、複数の印刷用ヘッドを備えたカラープリンタ
の印刷処理方式において、高速モードが設定された場合
、印刷しようとするイメージデータのドツトマトリクス
を、黒色用のヘッドで印刷するドツトと各色相のヘッド
で重ね印刷するドツトとの２種類に分配し、交互に印刷
させることにより、高速印刷処理を実現する技術を開示
するものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、各色に対応する複数の印刷用ヘッドを備えた
カラープリンタの印刷処理方式に関し、特に、高速モー
ドを設定した際の印刷処理方式に関する。

〔従来の技術〕

従来より、例えばインクジェット式や熱転写式のカラー
プリンタの一種で、各色に対応する数の印刷用ヘッドを
備え、それらの１色乃至複数色をドツトマトリクス上で
混合することによりカラー印刷を行うものがある。

第３図はそのようなインクジェット式のカラープリンタ
の一機構例を示す斜視図で、図（ａ）に示ス如くイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブランクの４色それぞれに専用
のへラド３１ａ、３１ｂ。

３１ｃ、３１ｄを備え、キャリッジ３２上に搭載し、軸
３３に沿って一体的にスキャンさせる。前記４色のイン
クはインク供給管３４からそれぞれのヘッドへ供給され
、プラテン３５に支持されている祇３６に噴射される。

各ヘッドは、図（ｂ）に示す如く、ドツトに応じた複数
のノズル３７を備え、前記インク供給管３４からインク
チャネル３８を介してインクを分配されている。各イン
クチャネル３８はそれぞれピエゾクリスタル３９により
加圧され、それらのピエゾクリスタル３９は印字データ
に基づく駆動パルス４０の点滴信号部分４０ａでインク
を噴射するように制御される。

第４図は、そのようなカラープリンタの制御系の一例を
示す構成図である。第４図において、印字データが入出
力バッファ４１に入力されると、コマンド認識部４２で
文字コードを取り出され、イメージ変換部４３で、その
文字コードに対応するイメージデータを文字パターン発
生部４４から読み出す０色データ分解部４５は、そのイ
メージデータを前記イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの４色に分解し、各ラインバッファ４６ａ〜４６ｄ
へ送り、ドライバ４７により、第３図に示すヘッド３１
ａ〜３１ｄを駆動する。制御部４８は、コマンド認識部
４２２色データ分解部４５゜ドライバ４７の各手段を制
御し、同期をとることにより色ズレを防ぐ。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上記の如きカラープリンタで、テスト用パター
ン等の白黒印刷を高速で行う場合、従来は、ブラック印
刷用ヘッドのみにより印刷し、他の色相のヘッドが遊ん
でしまうという無駄があって、スルーブツトが向上しな
かった。

例えば、文字等を試し打ちする場合は、黒色用ヘッドの
みにドラフトモードを使用して１ドツト置きに打ち、ヘ
ッドの周波数を変えず、キャリッジの速度のみを変えて
印字速度を速くするという方法がとられていた。第５図
は、そのような従来の方式でベタ打ちしたー印刷例を示
す見本図で、図中すべてのドツトは黒色用ヘッドで印刷
されている。色データ分解部４５は、イメージデータを
すべてブランクのラインバッファ４６ｄへ送り、イエロ
ー、マゼンタ、シアンの各ラインバッファ４６ａ〜４６
ｃへは何も送らない。１ドツト置きの印刷は高速化でき
るものの、印刷品位が劣化し、その間、他の色相のヘッ
ドが遊んで無駄となる。

本発明は、このような問題点に鑑みて創案されたもので
、多色用の複数ヘッドを利用し、目視で判読できるだけ
の印刷品位を維持しつつ、通常の印刷速度に比べて充分
に速い高速モードを簡単に得ることができるカラープリ
ンタの印刷処理方式を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明において、上記の問題点を解決するための手段は
、複数個の印刷用ヘッドを備えたカラープリンタの印刷
処理方式において、高速モードが設定された場合、第１
図にその原理を示す如（、印刷しようとするイメージデ
ータ１のドツトマトリクス（ｏｏ−ｍｎ）を、黒色印刷
用ヘッドで印刷するドラ）　（Ｂ）とその他の各色印刷
用ヘッドで重ね印刷するドツト（Ｂ′）との２種類に分
配し、それらを交互に印刷するカラープリンタの印刷処
理方式によるものとする。

〔作用〕

ブラック印刷用ヘッドは１個跳び千鳥状ドツトマトリク
スを印刷し、他の色相のヘッドで残りのドツトを印刷す
る。例えば、イエロー、マゼンタ及びシアンの３色を重
ねると淡い黒茶色になり、イメージデータは黒色と黒茶
色とで形成される。

〔実施例〕

以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明す
る。

第１図は、本発明の原理と共に１実施例を示す印刷見本
図でもある。第１図において、イメージデータ１は、複
数のドットマトリクス（ｏｏ−ｍｎ）で構成されている
。本発明では、このドットマトリクス（ｏｏ−ｍｎ）を
、第４図に示す色データ分解部４５で、各色毎のライン
バッファ４６ａ、４６ｂ、４６ｃ、４６ｄに展開する際
、ブランクのラインバッファ４６ｄには１個跳びの千鳥
状ドツトマトリクス（Ｂ）を与え、残りのドツトマトリ
クス（Ｂ′）はその他のラインバッファ４６ａ、４６ｂ
、４６ｃに重複して与える。そして、この２種類のドツ
トマトリクス（Ｂ及びＢ’）を交互に印刷させると、第
１図に示す２色（Ｂ及びＢ’）のドツトマトリクスで成
るイメージデータ１が得られる。例えば、カラープリン
タで一般的に用いられるイエロー、マゼンタ及びシアン
の３色を重ねると淡い黒茶色になり、イメージデータは
黒色と黒茶色とで形成され、はぼ同系統の色なので、印
刷品位は若干低下するが、テスト用パターンとしてイメ
ージを把握するのには支障なく、代りに従来の２倍の高
速が得られる利点がある。

第２図は、本発明の更に具体的な１実施例を示す見本図
である。本実施例において、イメージデータは、第２図
（ａ）に示す如くアルファベットの”Ａ”形状を構成す
るものであり、このドツトマトリクスを、第４図に示す
前記色データ分解部４５で、各色のラインバッファ４６
ａ、４６ｂ。

４６　ｃ、　　４６　ｄに展開する際に、交互に１つ置
きのドツトマトリクスに分けて２種類作成し、一方はイ
エローのラインバッファ４６ａ、マゼンタのラインバッ
ファ４６ｂ及びシアンのラインバッファ４６Ｃに、第２
図（ｂ）、　　（Ｃ）及び（ｄ）に示す如く、同一のデ
ータを重複して展開し、もう一方は、第２図（ｅ）に示
すように、ブラックのラインバッファ４６ｄのみにデー
タを展開する。

これらを各印刷用ヘッド３１ａ〜３１ｄが順次に印刷す
ると、図（ａ）に示したイメージデータが黒色と淡い黒
茶色とで得られる。

尚、上記の実施例では、一般的に色の種類を４種類とし
たが、本発明は複数種類であれば差支えなく、これを２
種類に分けることで２倍の高速化を得るものとする。

〔発明の効果〕

以上述べてきたように、本発明によれば、例えばイエロ
ー、マゼンタ及びシアンの３色を重ねた淡い黒茶色と黒
色との２色印刷になるが、試し打ちには充分で、従来の
２倍の印刷速度が得られるカラープリンタの印刷処理方
式を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理及び１実施例の見本図、第２図は
具体的な実施例の見本図、 第３図はカラープリンタの構造の斜視図、第４図はカラ
ープリンタの制御系の構成図、第５図は従来例の見本図
である。 ｏＯ〜ｍｎ；ドツトマトリクス、 １；イメージデータ、 ３１２〜３１ｄ：印刷へ７ド、 ４５；色データ分解部、 ４６ａ〜４６ｄ；ラインバッファ、 Ｂ；ブラック、 Ｙ；イエロー、 Ｍ；マゼンタ、 Ｃ；シアン、 Ｂｒ　；ダークブラウン。 ０　１　　２　　　　　、ｎ カラープリンタの制御糸 第４図 ０１２　　・　　　　ｎ 、１−１ １、ｌ °１１ 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数の印刷用ヘッド（３１ａ〜３１ｄ）を備えたカラー
   プリンタの印刷処理方式において、高速モードが設定さ
   れた場合に、 印刷しようとするイメージデータ（１）のドットマトリ
   クス（ｏｏ−ｍｎ）を、 黒色印刷用ヘッド（３１ｄ）で印刷するドット（Ｂ）と
   、 その他の各色印刷用ヘッド（３１ａ〜３１ｃ）で重ね印
   刷するドット（Ｂ′）との２種類に分配し、 それらを交互に印刷することを特徴とするカラープリン
   タの印刷処理方式。