JPS63230615A

JPS63230615A - 化粧料

Info

Publication number: JPS63230615A
Application number: JP6676787A
Authority: JP
Inventors: Shinichiro Funatsu; 船津　信一郎; Kazuhiko Shimizu; 和彦清水; Takeshi Yanagida; 威柳田; Hisayuki Komazaki; 駒崎　久幸; Reiji Miyahara; 令二宮原
Original assignee: Shiseido Co Ltd
Current assignee: Shiseido Co Ltd
Priority date: 1987-03-20
Filing date: 1987-03-20
Publication date: 1988-09-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕化粧料成分として配合することを特徴とし、皮膚に対し
ては、しっとりして滑らかでコクのある使用感を有し、
且つ、べたつきが少なく肌へのなじみが良く、保湿効果
が持続する化粧料を提供することを目的とするものであ
る。

〔従来の技術〕

従来、化粧料において、優れた保湿効果を持たせる為に
、アミノ酸類が配合されていたが、保湿効果を増す為に
、その配合量を増やすと、塗布時にべたついたり、塩析
効果の為、他の配合成分が析出したり、経時で変臭、変
色をおこす傾向があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明者はこうした事情にかんがみ、上記従来技術の欠
点を改良し、しっとりとして滑らかでコクのある感触を
有し、塗布時べたつきがな（て、肌へのなじみが良く、
保湿効果の持続する化粧量を得るべく鋭意研究を重ねた
結果、カルボキシメチルキチンとアミノ酸の１種又は２
種以上を組み合わせて配合することにより、アミノ酸の
配合量を増やすことなく、保湿効果が高くしかも、しっ
とりとして滑らかでコクのある感触を有し、塗布時べた
つきがなくて、肌へのなじみが良い化粧料を見い出し、
本発明を完成するに至った。

〔問題を解決するための手段〕

徴とする化粧料である。

以下、本発明の構成について詳述する。

本発明で用いるカルボキシメチルキチンはキチンの６位
ヒドロキシル基をカルボキシメチル化して水溶性とした
ものである。

このカルボキシメチルキチンの製造法としては特開昭５
９−１０６４０９に記載されている如く、市販のキチン
を粉砕機を用いて粉末化したものを４２％苛性ソーダ溶
液に浸漬させ、減圧下で約８時間放置後、２昼夜常圧下
室温に放置する。その後寒剤を用いて０℃以下に冷却し
ながら、細氷をゆっくり攪拌しながら添加する０次に４
Ｍモノクロル酢酸ソーダを少量づつ加え、室温で一夜攪
拌を継続し、反応終了後、セロファン膜を用いて、３日
間以上流水中で透析する。この透析時間を長くすれば、
−分量の不純物がとり除かれるのでより好ましい。

透析終了後、析出する不溶物を濾過して除去し、濾液を
減圧濃縮後、凍結乾燥して、白色粉末状のカルボキシメ
チルキチンを得る。

尚、害際に化粧料の製造に用いる際は減圧濃縮する前の
、カルボキシメチルキチンの水溶液を配合してもさしつ
かえない。

カルボキシメチルキチンの化粧料への配合量は化粧料全
量中の０．００１〜５重量％が好ましいが、化粧料とし
て、しっとりさ、べたつき等の弊害を有さない点で０．
００５〜１重量％配合が特に好ましい。

さらに本発明でカルボキシメチルキチンと組み合わせて
配合するアミノ酸は、グリシン、アラニン、バリン、ロ
イシン、インロイシン、セリン、トレオニン、フェニル
アラニン、チロシン、トリプトファン、シスチン、シス
ティン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、
ドーパ等の中性アミノ酸、アスパラギン酸、グルタミン
酸、アスパラギン、グルタミン、タウリン等の酸性アミ
ノ酸及びこれらのアルカリ金属塩、有機アミン塩および
塩基性アミノ酸塩、゛アルギニン、ヒスチジン、リジン
等の塩基性アミノ酸及びこれらの塩酸塩、などの中から
１種又は２種以上を組み合わせて配合することができ、
その配合量は、化粧料全量中の０．００１〜１０．０重
量％が好ましいが、化粧料として、しっとりさかあり、
ベタツキや他の配合成分の析出、経時による変臭、変色
をおこさない点で０．０１〜５．０重量％配合が特に好
ましい。

カルボキシメチルキチンとアミノ酸の配合比は重量％比
で５０／１〜１／２０が好ましく　１０／　１〜１１５
が特に好ましい。

本発明の化粧料には前記の必須成分に加えて、必要によ
り、化粧料のタイプに応じて、粉末、顔料、油分、保湿
剤、界面活性剤、酸化防止剤、増粘剤、有機溶剤、可塑
剤、防腐防黴剤、香料等、通常化粧料に用いられる成分
を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合できる。

本発明の化粧料の剤型は任意であり、溶液系１、可溶化
系、乳化系、粉末分散系、水−二層系、水−油一粉末三
層系等どのような剤型でも構わない。

また、本発明の化粧料のようと任意であり、化粧水、乳
液、クリーム、パック等のフェーシャル化粧料やヘアト
ニック、ヘアクリーム、シャンプー、ヘアリンス等の頭
髪化粧料、ファンデーション、口紅、アイシャドー等の
メーキャップ化粧料やボディー化粧料、クレンジングフ
オームなどの洗浄料、芳香化粧料等に用いることができ
る。

〔発明の効果〕

本発明の化粧料は、カルボキシメチルキチンとアミノ酸
の１種又は２種以上を組み合わせて配合することにより
、しっとりとして滑らかでコクのある感触を有し、塗布
時べたつきがなくて、しかも保湿効果が高い化粧料を提
供するものである。

〔実施例〕

次にカルボキシメチルキチンとアミノ酸の組合せ配合に
よる効果を、実施例および比較例をあげて、更に説明す
る。なお効果の測定は以下の評価法によった。配合量は
重量％である。

〈使用性の評価〉専門パネル１０名により調製した試料を実際に使用し、
官能試験を行った。評価項目は滑らかさ、肌への伸び、
コク、肌へのなじみ、しっとり感、べたつきのなさ、塗
布後２時間後の肌のしっとりさの持続の７項目である。

評価結果は、次の表示で表すことにする。

◎；１０名中８名取上が良好と回答した。

○；１０名中６各辺上が良好と回答した。

△；１０名中４各辺上が良好と回答した。

Ｘ’；　１０名各々名未満が良好と回答した。

く安定性の評価〉各試料を０℃、５０℃の恒温槽に１力月保存したものの
外観、色調、匂いについて０℃保存品に対する５０℃保
存品の変化の程度を次の表示で示す。

○　はとんど差なし △　わずかに差があるが許容範囲内 ×　劣化がひどい（以下余白）（ａＪ造法） ■〜■を室温にて攪拌溶解し、これに■に■■［相］を
熔解したものを加え、攪拌混合してローションを得る。

（以下：２白）実）ｌＪ６　　モイスチャーローション（重量％）Ａワセリン　　　　　　　　　　　　　　１．０流動パ
ラフイン　　　　　　　　　　２，０ＰＯＥ　　（２０
）オレイン酸　　　　　　　　１．０グリセリルモノオ
レエート　　　　　　１．０プロピルパラベン　　　　
　　　　　０．２香料　　　　　　　　　　　　　　　
０．１Ｂプロピレングリコール　　　　　　　１．０カ
ルボキシメチルキチン　　　　　　２．０ヒドロキシプ
ロリン　　　　　　　　０．１アスパラギン酸ソーダ　
　　　　　　０．３カルボキシビニルポリマー　　　　
　０．２苛性カリ　　　　　　　　　　　　　　０．０
５精製水　　　　　　　　　全体を１００とする量（製
造法）Ａに属する油相部の原料およびＢに属する水相部の原料
をそれぞれ７０℃に加熱し、完全熔解したのち、油相部
を水相部に混合し、乳化機にて乳化処理する。乳化物を
熱交換機にて終？ＩｊＬ３０℃まで冷却する。

実施例７　ナイトクリーム（重量％）Ａセタノール　　　　　　　　　　　　　　４．０ワセ
リン　　　　　　　　　　　　　　　７．０スクワラン
　　　　　　　　　　　　　２１．０グリセリン七ノ脂
肪酸エステル　　　　２．２Ｔｗｅｅｎ　６０　　　　
　　　　　　　　　　２．８イソプロピルミリステート
６．０エチルパラベン　　　　　　　　　　　　０．３香料　
　　　　　　　　　　　　　　　　０．２Ｂグリセリン
　　　　　　　　　　　　１０．０プロピレングリコー
ル　　　　　　　　５．０カルボキシメチルキチン　　
　　　　　　０．５ＤＬ−アラニン　　　　　　　　　
　　　５．ＯＬ−グルタミン酸モノナトリウム　　　　
１．０精製水　　　　　　　　　全体を１００とする量
（製造法）Ａに属する油相部の原料およびＢに属する水相部の原料
をそれぞれ又０℃に加熱し、完全溶解したのち、油相部
を水相部に混合し、乳化機にて乳化する。乳化物を熱交
換機にて終湯３０℃まで冷却したのち充てんを行なう。

実施例８　ファンデーション（重量％）Ａセタノール　　　　　　　　　　　　　３．５脱臭ラ
ノリン　　　　　　　　　　　　４．０ホホバ油　　　
　　　　　　　　　　　５．０ワセリン　　　　　　　
　　　　　　　　２．０スクワラン　　　　　　　　　
　　　６．０グリセリンモノ脂肪酸エステル　　　　２
．５ＰＯＥ　　（６０）硬化ヒマシ油　　　　　　　１
．５ＰＯＥ　　（２５）セチルエーテル　　　　　　１
．０エチルパラベン　　　　　　　　　　　０．３香料
　　　　　　　　　　　　　　　　　０．１Ｂグリセリ
ン　　　　　　　　　　　　２．０プロピレングリコー
ル　　　　　　　　５．０調合粉末　　　　　　　　　
　　　　１２．０タルク　　　　　　　６．２二酸化チタン　　　　５．０酸化鉄　Ｆｅ２０３　　０．３２〃Ｆｅ３　０４　　　　０．０８〃Ｉ’ｅＯ（Ｏｌｌ）　　　９．４カルボキシメチルキチン　　　　　　　０．０５グルタ
ミン酸モノナトリウム　　　　　１．ＯＬ−アルギニン
　　　　　　　　　　　０．１グリシン　　　　　　　
　　　　　　　０．５（製造法）Ａに屈する油相部の原料およびＢに属する水相部の原料
をそれぞれ７０℃に加熱し、完全溶解したのち、油相部
を水相部に混合し、乳化機にて乳化する。乳化物を熱交
換機にて終湯３０℃まで冷却してファンデーションを得
た。

Claims

【特許請求の範囲】

カルボキシメチルキチンとアミノ酸の１種又は２種以上
とを含有することを特徴とする化粧料。