JPS63229260A

JPS63229260A - 研削装置

Info

Publication number: JPS63229260A
Application number: JP6076087A
Authority: JP
Inventors: Yoshihiro Umeki; 梅木　義廣
Original assignee: Matsuda Seisakusho Co Ltd
Current assignee: Matsuda Seisakusho Co Ltd
Priority date: 1987-03-16
Filing date: 1987-03-16
Publication date: 1988-09-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、主として薄肉ワークの研削に使用する研削
装置に関する。

（従来の技術）従来この種研削装置は、例えば第６図に示したごとく、
搬送ベルト（Ｂ）の上部位置にホイール状の研削材（Ｋ
）を回転自由に支持して、前記搬送ベルト（Ｂ）による
ワーク（Ｗ）の搬送時で、該ワーク（Ｗ）が前記研削材
（Ｋ）を通過するときに、該研削材（Ｋ）で前記ワーク
（Ｗ）の上面側を研削するようにしている。

（発明が解決しようとする問題点）ところで以上のごとき研削材（Ｋ）を用いて前記ワーク
（Ｗ）の研削作業を行う場合には、第７図に示したごと
く、前記研削材（Ｋ）の前記ワーり（Ｗ）との接触部分
だけが重点的に摩滅されて、前記研削材（Ｋ）の外表面
が断面概略凹形状となるのであり、従って前記研削材（
Ｋ）の外表面を均一に型直しする必要があり、所謂前記
研削材（Ｋ）のツルーイングを行う必要があって、作業
性が悪い問題があったのである。

しかも以上の研削装置においては、特に薄肉のワーク（
Ｗ）を、前記搬送ベル）　（Ｂ）で前記研削材（Ｋ）側
に搬送して研削作業を行う場合には、この研削材（Ｋ）
と前記ワーク（Ｗ）とが線接触状態で研削されることか
ら、該ワーク（Ｗ）が前記研削材（Ｋ）の回転力によっ
て前記搬送ベルト（Ｂ）から外方に飛散したりすること
があって、作業者が非常に危険であるばかりか、前記ワ
ーク（Ｗ）の破損を招いたりしたのである。

そこで一般的には、前記搬送ベル）　（Ｂ）に前記ワー
ク（Ｗ）を固定保持する複数の保持具を取付け、該保持
具で前記ワーク（Ｗ）を前記搬送ベル）　（Ｂ）に固定
させた状態で前記研削材（Ｋ）に供給するようにしてい
たのであるが、斯くする場合には、研削作業を行うべき
前記ワーク（Ｗ）の種類や形状などに応じて、その都度
前記保持具の前記搬送ベル）　（Ｂ）に対する取付位置
を変更する必要があり、若しくは前記搬送ベル）　（Ｂ
）の全体を取替える必要があって、効率的な研削作業が
できないなどの問題もあったのである。

本発明は以上のごとき各種問題に鑑みて成したもので、
その目的は、前記ワークの研削時に直線状の研削面が得
られ易い無端状の研削ベルトを形成し、該研削ベルトを
前記ワークの搬送方向に対し直交状に配設して回行させ
ることにより、このワークが前記研削ベルトの全体に接
触されるようになし、該研削ベルトの前記ワークによる
摩滅を均一に行ってツルーイング作業を不要となし、し
かも該ワークを前記搬送ベルトと前記研削ベルトの直線
部位で保持し、つまり前記ワークを前記研削ベルトの直
線部位で面接触状態で保持して、この研削ベルトによる
研削時に前記ワークが外方に飛散したりするのを確実に
阻止して、安全で効率的な研削作業を行うことができる
研削装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段）本発明にかかる研削装置は、図面の実施例に示したごと
く、多数の研削パッド（１ａ）を長尺な支持部材（１ｂ
）に支持させて無端状の研削ベルト（１）を形成すると
共に、該研削ベルト（１）を、ワーク（Ｗ）を搬送する
搬送ベルト（２）の搬送方向に対して直交状に配設した
ことを特徴とするものである。

（作用）しかして以上の研削装置により研削作業を行う場合には
、多数個のワーク（Ｗ）を前記搬送ベルト（２）で前記
研削ベルト（１）側に搬送供給して、この研削ベルト（
１）で前記各ワーク（Ｗ）を研削するのであるが、この
とき前記研削ベルト（１）は前記搬送ベルト（２）に対
して直交方向に回行駆動され、該搬送ベルト（２）を介
して前記各ワーク（Ｗ）が前記研削ベルト（１）に形成
される直線部位側に搬送されるのであり、従って前記各
ワーク（Ｗ）が前記研削ベルト（１）を幅方向に通過さ
れ、換言すれば該研削ベルト（１）の全体が前記各ワー
ク（Ｗ）に接触され、前記研削ベルト（１）の前記各ワ
ーク（Ｗ）による摩滅が均一に行われるのである。

また、前記各ワーク（Ｗ）は、前記研削ベルト（１）の
直線部位と前記搬送ベルト（２）により保持された状態
で、つまり前記各ワーク（Ｗ）が前記研削ベルト（１）
の直線部位で面接触状態で保持されて、前記研削ベルト
（１）の直線部位で前記各ワーク（Ｗ）が研削されるの
であり、従って該各ワーク（Ｗ）の前記研削ベルト（１
）による研削時に、前記各ワーク（Ｗ）の外方への飛散
が確実に阻止されるのである。

（実施例）以下本発明にかかる研削装置を図面の実施例によって説
明する。

第１図及び第２図は研削装置の全体構造を示しており、
この研削装置は２組の研削ベルト（１）と搬送ベルト（
２）とを用いて、この搬送ベルト（２）で搬送されるワ
ーク（Ｗ）の両側面を一工程で研削可能としている。

前記搬送ベルト（２）は、水平方向に向けて縦向き状態
で配設される２つの第１及び第２縦送りベルト（２１）
（２２）と、この各縦送りベルト（２１）（２２）の下
部側に、水平方向に向けて横向き状態で配設される３つ
の第１〜第３横送りベルト（２３）（２４）（２５）と
から構成するのである。

前記各縦送りベルト（２１）（２２）は、長さ方向端部
が互いに重合されるごとく、所定間隔をあけて対向状に
配設し、この各対向面を前記ワーク（Ｗ）の搬送面（２
１ａ）（２２ａ）となすと共に、該缶搬送面（２１ａ）
（２２ａ）との対向部位に複数のピンチロール（２１ｂ
）（２２ｂ）をそれぞれ設けて、該各ピンチロール（２
ｌ　ｂ）（２２ｂ）と前記各搬送面（２１ａ）（２２ａ
）との間を前記ワーク（Ｗ）が縦向き状態で通過される
ごとくなすのである。

また前記各横送りベル）　（２３）（２４）（２５）は
、前記各縦送りベルト（２１）（２２）の下部位置に前
後方向に向けて配設し、前記各横送りベルト（２３）（
２４）（２５）のそれぞれ中間部位に、前記ワーク（Ｗ
）を受は止めて下方への落下を防止する受体（２Ｂ）（
２Ｂ）を設けて、これら各受体（２Ｂ）（２８）と前記
各横送りベルト（２３）（２４）（２５）を介して前記
ワーク（Ｗ）の底面を受は止め、前記各横送りベル）　
（２３）（２４）（２５）と前記縦送りベルト（２１）
（２２）との回転駆動により、前記ワーク（Ｗ）を縦向
き状態で搬送させるごとくなすのである。

更に、前記第１及び第２縦送りベルト（２１）（２２）
の長さ方向中間部位には、該各縦送りベルト（２１）（
２２）と対向状に前記２つの研削ベルト（１）を設ける
のである。

前記研削ベルト（１）は、前記ワーク（Ｗ）の研削時に
直線状の研削面（１１）が得られ易い無端状に形成する
のであり、即ち第３図に詳しく示したごとく、多数の研
削パッド（１ａ）を長尺な支持部材（１ｂ）に接着支持
させて無端状に形成するのである。

斯く形成した研削ベルト（１）は、第４図で明らかにし
たごとく、その直線状の研削面（１１）が、前記各縦送
りベルト（２１）（２２）の中間部位で、各搬送面（２
１ａ）（２２ａ）と対向するごとく支持させて、これら
各搬送面（２１ａ）（２２ａ）に対して前記研削ベルト
（１）が、直交状に上下方向に向けて回行駆動されるご
とくなし、つまり前記各搬送面（２１ａ）（２２ａ）で
搬送される前記ワーク（Ｗ）を、前記研削ベルト（１）
の直線状の研削面（１１）で研削するごとくなすのであ
る。

尚、前記各搬送面（２１ａ）（２２ａ）の背面側で、前
記研削ベルト（１）の研削面（１１）との対向部位には
、当て板（２７）を設けて、前記研削面（１１）による
前記ワーク（Ｗ）の研削時に、該ワーク（Ｗ）が前記研
削面（１１）と反対方向に逃げたりするのを前記当て板
（２７）で阻止して、前記ワーク（Ｗ）の前記研削面（
１１）による研削作業を確実に行うごと（なす。

また前記研削ベルト（１）を前記各縦送りベル）　（２
１）（２２）との対向部位に支持するにあたっては、例
えば第５図に示したごとく、支持台（３）に上方に向け
て延びる支持部材（４）を取付けて、この支持部材（４
）の上端部に水平方向に延びるヘッド（５）を支持する
と共に、該ヘッド（５）の長さ方向−側に、駆動プーリ
（６）を備えた駆動モータ（Ｍ）を、また長さ方向他側
には上下方向に延びる支持アーム（７）（７）を設ける
一方、この各支持アーム（７）の上下部位にそれぞれ従
動ブーＩＪ　（８）　　（９）を回転自由に支持して、
これら各従動ブーＵ　（８）（９）と前記駆動プーリ（
６）との外周部に、前記研削ベルト（１）を掛回させて
、前記モータ（Ｍ）の駆動に伴い前記駆動プーリ（６）
を介して前記研削ベル）　（１）、を無端状に回行させ
るごとくなす。

また前記ヘッド（５）の前記従動プーリ（８）（９）の
取付側端部には、前記研削ベルト（１）の背面側で前記
各縦送りベル）　（２１）（２２）との対向部位を押圧
する当て板（５１）を取付け、この当て板（５１）で前
記研削ベルト（１）を押圧することにより、該研削ベル
ト（１）の前記各縦送りベルト（２１）（２２）との対
向部位に、前述した直線状の研削面（１１）を確保する
ようにしている。

前記第５図の実施例では、前記支持台（３）の内部にモ
ータ（Ｍ）を設け、該モータ（Ｍ）で前記支持部材（４
）を上下動調節しで、前記研削ベルト（１）の研削面（
１１）を適性高さ位置に調節可能としており、また前記
支持部材（４）の高さ方向中間部位に、前記ヘッド（５
）を前後方向に調節する調節機構（４１）を介装すると
共に、この調節機構（４１）の近くにモータ（Ｍ）を設
けて、該モータ（Ｍ）の駆動により前記調節機構（４１
）を介して前記ヘッド（５）を前後方向に調節し、前記
ワーク（Ｗ）に対して前記研削ベルト（１）の研削面（
１１）を適性位置に調節可能としている。

更に前記ヘッド（５）の長さ方向中間部位には、該ヘッ
ド（５）を長さ方向に伸縮調節するエアシリンダなどを
介装させ、前記研削ベルト（１）が摩滅したようなとき
に、前記エアシリンダで前記ヘッド（５）を長さ方向に
伸縮調節することにより、前記研削ベルト（１）を常に
最適な状態として前記ワーク（Ｗ）に接触させ得るよう
にしている。

次に以上のごとく構成した研削装置による前記ワーク（
Ｗ）の研削作業について説明する。

先ず多数のワーク（Ｗ）をそれぞれ縦向き垂直状態とし
て、前記第１縦送りベルト（２１）の搬送面（２１ａ）
とピンチロール（２ｌ　ｂ）との中間部位で、前記第１
横送りベル）　（２３）上に供給するのであり、すると
前記各ワーク（Ｗ）が前記縦送りベルト（２１）と横送
りベル）　（２３）とにより順次後方側に搬送されて、
前記研削ベルト（１）に至ったときに、該研削ベルト（
１）の研削面（１１）で前記各ワーク（Ｗ）の−側面が
研削されるのである。

また前記研削ベルト（１）により前記各ワーク（Ｗ）の
−側面が研削された後に、この各ワーク（Ｗ）は前記第
２縦送りベル）　（２２）の搬送面（２２ａ）と前記ピ
ンチロール（２２ｂ）との間に受は渡されて、前記搬送
面（２２ａ）と前記第２及び第３横送りベル）　（２４
）（２５）とにより、さらに前記第２縦送りベルト（２
２）と対向配置された研削ベルト（１）に搬送供給され
て、この研削ベルト（１）の研削面（１１）により、前
記各ワーク（Ｗ）の他側面が研削されるのである。

即ち、以上の研削装置で前記各ワーク（Ｗ）の研削作業
を行うときには、この各ワーク（Ｗ）の両側面を一工程
でもって研削加工することができるのである。

また前記各ワーク（Ｗ）の研削作業時には、前記各縦送
りベル）　（，２１）（２２）と前記各横送りベルト（
２３）（２４）（２５）とにより、前記各ワーク（Ｗ）
が縦向き垂直姿勢で搬送され、また前記各研削ベルト（
１）が、前記各縦送りベル）　（２１）（２２）に対し
て直交方向に回行駆動されて、この各研削ベルト（１）
の直線状の研削面（１１）で前記各ワーク（Ｗ）が研削
されるのであり、従って前記各ワーク（Ｗ）が前記研削
ベルト（１）を幅方向に通過され、換言すれば該研削ベ
ルト（１）の全体が前記各ワーク（Ｗ）に接触されるこ
ととなって、前記研削ベルト（１）の前記各ワーク（Ｗ
）による摩滅が均一に行われ、従来必要としたツルーイ
ングなどが一切不要となるのである。

また、前記各ワーク（Ｗ）は、前記研削ベルト（１）の
研削面（１１）と、前記各縦送りベルト（２１）（２２
）とで保持された状態で、つまり前記各ワーク（Ｗ）が
前記研削ベルト（１）の直線状とされた研削面（１１）
で面接触状態で保持され、該研削面（１１）で前記各ワ
ーク（Ｗ）が研削されるのであり、従って該各ワーク（
Ｗ）の前記研削ベルト（１）による研削時に、前記各ワ
ーク（Ｗ）の外方への飛散が確実に阻止されて、安全で
効率的な研削作業が行われるのである。

（発明の効果）以上説明したごと（本発明にかかる研削装置では、多数
の研削パッド（１ａ）を長尺な支持部材（１ｂ）に支持
させて無端状の研削ベルト（１）を形成すると共に、こ
の研削ベルト（１）を、ワーク（Ｗ）を搬送する搬送ベ
ルト（２）の搬送方向に対して直交状に配設させたから
、前記研削ベルト（１）の前記ワーク（Ｗ）による摩滅
を均一に行うことができて、従来必要としたツルーイン
グ作業を不要となし得るのであり、しかも前記ワーク（
Ｗ）を前記搬送ベルト（２）と前記研削ベルト（１）の
直線状をなす研削面とで保持し、つまり前記ワーク（Ｗ
）を前記研削ベルト（１）の研削面で面接触状態で保持
して、この研削ベルト（１）による研削時に前記ワーク
（Ｗ）が外方に飛散したりするのを確実に阻止でき、安
全で効率的な研削作業を行い得るに至ったのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる研削装置の全体構造を示す正面
図、第２図は同平面図、第３図は研削ベルト一部の拡大
側面図、第４図は研削作業状態を示す縦断側面図、第５
図は研削ベルトの支持装置を示す側面図、第６図及び第
７図はそれぞれ従来例を説明する説明図である。（１）・・・・・・研削ベルト（１ａ）・・・・・研削パッド（１ｂ）・・・・・支持部材（２）・・・・・−搬送ベルト（Ｗ）・・拳・・・ワーク

Claims

【特許請求の範囲】

（１）多数の研削パッド（１ａ）を長尺な支持部材（１
ｂ）に支持させて無端状の研削ベルト（１）を形成する
と共に、この研削ベルト（１）を、ワーク（Ｗ）を搬送
する搬送ベルト（２）の搬送方向に対して直交状に配設
したことを特徴とする研削装置。
（２）前記ワーク（Ｗ）を前記搬送ベルト（２）を介し
て縦向きの垂直姿勢で搬送させるごとくなすと共に、前
記研削ベルト（１）を前記搬送ベルト（２）に対して直
交する方向に回行駆動させることを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の研削装置。
（３）前記研削ベルト（１）と搬送ベルト（２）との少
なくとも２組を用い、これら両ベルト（１）（２）を前
記ワーク（Ｗ）の搬送方向前後に配設して、該ワーク（
Ｗ）の両側面を一工程で研削可能としたことを特徴とす
る特許請求の範囲第１項又は第２項記載の研削装置。