JPS63227647A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPS63227647A
JPS63227647A JP6179987A JP6179987A JPS63227647A JP S63227647 A JPS63227647 A JP S63227647A JP 6179987 A JP6179987 A JP 6179987A JP 6179987 A JP6179987 A JP 6179987A JP S63227647 A JPS63227647 A JP S63227647A
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graft copolymer
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Katsuro Omura
大村 勝郎
Atsushi Ishida
石田 篤
Hisao Nagai
永井 久男
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Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、着色性の改良された耐熱性と成形熱安定性に
優れる熱可塑性樹脂組成物に係り、とくにエチレン−α
−オレフィン系ゴム質重合体の存在下に、芳香族ビニル
化合物とシアン化ビニル化合物を共重合して得られるグ
ラフト共重合体樹脂成分と、メタクリル酸エステル化合
物とα・β−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物および
これらと共重合可能なビニル化合物からなる単量体混合
物を重合して得られる共重合体樹脂成分とから成る着色
性の改良された耐熱性と成形熱安定性に優れる熱可塑性
樹脂組成物に関する。
b、従来の技術 エチレン−α−オレフィン系ゴム質重合体、例えばエチ
レン−プロピレン系ゴムに芳香族ビニル化合物とシアン
化ビニル化合物を主成分とする単量体混合物をグラフト
共重合して得られるグラフト共重合体(AES樹脂)、
または、該グラフト共重合体(AES樹脂)と芳香族ビ
ニル化合物とシアン化ビニル化合物の共重合体(^S樹
脂)とから構成される樹脂組成物(以下単にグラフト共
重合体樹脂と略記する)は成形性、成形外観、耐衝撃性
、耐熱性、機械的強度、耐薬品性などに優れ、かつ射出
成形、押出成形に適した樹脂であり、さらに該ゴム質重
合体の主鎖中に二重結合がないため、耐候性に優れてい
るといった大きな特徴事項がある。しかしながら、その
反面として着色性が劣るという問題を有している。
それ故、このグラフト共重合体樹脂の着色性を改良する
方法として、該グラフト共重合体樹脂にメタクリル酸エ
ステル化合物を主成分とする共重合体を配合する発明が
特開昭57−117557号明細書および特開昭61−
34045号明細書等によって開示されている。
ところが、このようなメタクリル酸エステル化合物を主
成分とする共重合体は耐熱性が低いといった欠点がある
。そこで耐熱性が高いことが樹脂の重要な選択基準とな
ることが多い今日では、着色性と耐熱性を同時に満足さ
せる必要があり、そのために、前記メタクリル酸エステ
ル化合物を主成分とした共重合体を耐熱性を有するもの
に改良することが必須となってきた。
従来グラフト共重合体樹脂の耐熱性を改良する方法とし
ては、スチレンの一部をα−メチルスチレン、p−メチ
ルスチレン等のスチレン誘導体に代えて共重合する方法
が知られている。
しかし、かかるメタクリル酸エステル化合物およびスチ
レン誘導体を含む共重合体は耐熱性を改良するために前
記スチレン誘導体量を増加すると成形熱安定性が悪化し
、また、スチレン誘導体の量を減少させると成形熱安定
性の良好な共重合体とはなるが耐熱性が悪化してしまう
C0発明が解決しようとする問題点 本発明者等はこうした点に鑑みて鋭意検討した結果、前
記(a)エチレン−α−オレフィン系ゴム質重合体の存
在下に芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物を主
成分する単量体混合物を共重合して得られるグラフト共
重合体樹脂成分と(R)メタクリル酸エステル化合物と
α、β−不飽和ジカルボン酸イミド化合物およびこれら
と共重合可能なビニル化合物からなる単量体混合物を重
合して得られる共重合体樹脂成分とを特定の割合で配合
することによって得られた熱可塑性樹脂組成物は着色性
が良好で、耐熱性と成形熱安定性を同時に改良できたも
のであることを認め本発明に至ったものである。
d8問題点を解決する手段 すなわち、本発明は(A)エチレン−α−オレフィン系
ゴム質重合体5〜65重量%の存在下に、芳香族ビニル
化合物とシアン化ビニル化合物の合計量95〜35重量
%を共重合して得られるグラフト共重合体樹脂成分95
〜20重量%と、(B)メタクリル酸エステル化合物3
5〜90重量%と、α、β−不飽和ジカルボン酸のイミ
ド化合物5〜50重量%およびこれらと共重合可能なビ
ニル化合物5〜60重量%からなる単量体混合物を重合
して得られる共重合体樹脂成分5〜80重量%、から成
る熱可塑性樹脂組成物である。
e0発明の詳細な説明 構成成分 (A)グラフト共重合体樹脂成分 本発明において用いられるグラフト共重合体樹脂成分と
しては、エチレン−プロピレン共重合体ゴムまたは、エ
チレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴムのよう
な、エチレン−α−オレフィン系ゴム質重合体の存在下
に、芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物を主成
分とする単量体混合物を共重合して得られるグラフト共
重合体(AES樹脂)、または、該グラフト共重合体と
芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物の共重合体
(AS樹脂)とから成る樹脂組成物が使用される。
前記ゴム質重合体として使用されるエチレン−α・オレ
フィン系ゴムとしては、エチレン−プロピレン共重合体
または、エチレン−プロピレン非共役ジエン共重合体を
使用することが好ましく、とくにプロピレン含量が、2
0〜55重量%、ムーニー粘度(ML++4100℃)
が15〜50、ヨウ素価がO〜20であるものが好まし
い。この範囲のゴム質重合体を使用すれば一段と優れた
物性のものが得られる。
また、前記単量体として用いられる芳香族ビニル化合物
としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチル
スチレンなどであり、シアン化ビニル化合物としては、
アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどが使用され
る。さらに、必要によりこれらと共重合可能なビニル化
合物、例えば、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル
等のアルキルアクリレート、アルキルメタアクリレート
などを若干量併用することも差し支えない。
上記グラフト共重合体樹脂成分の製造方法としては前記
ゴム質重合体の存在下に前記芳香族ビニル化合物とシア
ン化ビニル化合物とをラジカル重合してAES樹脂を製
造するか、あるいは、前記方法によって製造したAES
樹脂の一部を、別途製造した芳香族ビニル化合物とシア
ン化ビニル化合物をラジカル重合して製造したAS樹脂
に代替して混合することによって得られるAES樹脂と
AS樹脂との混合物をグラフト共重合体樹脂成分として
用いることもできる。
前記AES樹脂の一部として代替できるAS樹脂の量と
してはグラフト共重合体樹脂成分(A)中のゴム量と、
最終的な熱可塑性樹脂組成物中のゴム質重合体量から必
然的に、決定される。
グラフト共重合体樹脂成分中のゴム質重合体の含量は一
般に5〜65重量%が好ましく、特に10〜50重量%
とすることが好ましい。また、最終的な熱可塑性樹脂組
成物中のゴム質重合体の含量では一般に7〜35重量%
、特に10〜30重量%とすることが好ましい。
また、グラフト共重合体樹脂成分((A)成分からゴム
質重合体を除いたもの)中の芳香族ビニル化合物の含量
としては一般に50〜85重量%、好ましくは55〜8
0重量%とするのが良い。
さらに、グラフト共重合体樹脂成分中のビニルシアン化
合物の含量としては一般に15〜50重量%、好ましく
は20〜45重量%とするのが良い。
そしてグラフト共重合体樹脂成分中のマトリックス樹脂
(溶剤可溶分)の極限粘度〔η〕 (メチルエチルケト
ン、30℃)は、一般に0.25〜1、特に0.3〜0
.8の範囲のものが好ましい。
前記AES樹脂および^S樹脂を製造するラジカル重合
方法としては各種の方法、例えば、乳化重合法、塊状重
合法、懸濁重合法、溶液重合法などが適用できる。
また前記重合法によって使用される重合開始剤、分子量
調節剤、乳化剤、分散安定剤、溶媒などの重合用薬剤に
ついては一般に知られている重合用薬剤を使用すること
ができる。
これら重合用薬剤を具体的に示せば、重合開始剤として
は、乳化重合の場合グラフト反応に用いるラジカル重合
開始剤としては、クメンハイドロパーオキシド、ジイソ
プロピルベンゼンハイドロパーオキシド、パラメンタン
ハイドロパーオキシド等で代表される有機ハイドロパー
オキシド類と含糖ピロリン酸処方、スルホキシレート処
方等で代表される還元剤との組み合せによるレドックス
系あるいは過硫酸塩、アゾビスイソブチロニトリル、ベ
ンゾイルペルオキシドなどの過酸化物が使用される。
また溶液、塊状重合、懸濁重合では、例えばケトンパー
オキサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアシルパー
オキサイド、パーオキシエステル、ハイドロパーオキサ
イドなどの有機過酸化物が使用される。
分子量調節剤としては好ましくはノルマルオクチルメル
カプタン、ノルマルドデシルメルカプタン、ターシャリ
−ドデシルメルカプタン、メルカプトエタノール等のメ
ルカプタン頻タービノーレン、ジペンテン、t−テルピ
ネンおよび少量の他の環状テルペン類よりなるテルペン
類、及びクロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化
水素等を使用することができる。
乳化剤としては好ましくはロジン酸カリウム、ロジン酸
ナトリウム等のロジン酸塩、オレイン酸カリウム、ラウ
リン酸カリウム、ラウリン酸ナトリウム、ステアリン酸
ナトリウム、ステアリン酸カリウム等の脂肪酸のナトリ
ウム、カリウム塩およびラウリル硫酸ナトリウム等の脂
肪族アルコールの硫酸エステル塩、さらにドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルアリルスルホン
酸塩等である。
分散安定剤としては、第3リン酸カルシウムとドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルアリルスル
ホン酸塩との組合せたもの、またはポリビニルアルコー
ル等が用いられる。
溶剤としては、トルエン、エチルベンゼン、メチルエチ
ルケトンなどがある。
前記重合法における重合条件としては、乳化重合の場合
一般に5〜90℃、好ましくは50〜85℃の温度で、
また他の重合法では一般に50〜180℃、好ましくは
80〜150℃の温度で、一般に1〜15時間、好まし
くは2〜10時間程時間台を行なうことにより得られる
(B)共重合体樹脂成分 前記グラフト共重合体樹脂成分と組合わせて用いられる
共重合体樹脂成分(B)としては、メタクリル酸エステ
ル化合物35〜90重量%、α、β−不飽和ジカルボン
酸のイミド化合物5〜50重量%およびこれらと共重合
可能な、ビニル化合物5〜60重量%からなる単量体を
重合して得られるものが使用され、前記単量体の一構成
成分として用いられるメタクリル酸エステル化合物とし
ては、例えばメチルメタクリレート、エチルメタクリレ
ート、プロピルメタクリレート、ヒドロキシメチルメタ
クリレート、ヒドロキシエチルメタクJ)レート、グリ
シジルメタクリレートなどがある。これらの中でもメチ
ルメタクリレートを使用することが好ましく、共重合体
樹脂成分(B)中に35〜90重量%、好ましくは、4
0〜85重量%の範囲とする必要がある。この範囲より
少い場合は着色性は改良できず、また、この範囲より多
い場合は耐衝撃性が悪くなる。
前記共重合体樹脂成分の一構成成分として使用されるα
、β−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物としては次式 %式% (式中R1、R2、R3は水素、アルキル基、アルケニ
ル基、シクロアルキル基、フェニル基、フェニレン基、
アルキレン基などを示す。)で表わし得る。その具体的
な化合物の例としては、マレイミド、N−メチルマレイ
ミド、N−ブチルマレイミド、N−シクロへキシルマレ
イミド、N−フェニルマレイミド、N−(p−メチルフ
ェニル)マレイミド、N−(p−ヒドロキシフェニル)
マレイミド、N−(3,5−ジメチルフェニル)マレイ
ミド、N−(p−メトキシフェニル)マレイミド、N−
ベンジルマレイミド、N−(1−1−フチル)−マレイ
ミド、N−ヒドロキシエチルマレイミドなどがある。こ
れらは1種または2種以上で使用される。これら化合物
の中で好ましい化合物としては、N−フェニルマレイミ
ド、N−シクロへキシルマレイミドであり、特に好まし
くは成形外観上、N−シクロへキシルマレイミドである
該α、β−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物は共重合
体樹脂成分中に5〜50重量%、好ましくは5〜40重
量%の範囲内で含有させることが必要であり、この範囲
より少ないと、耐熱性の改良はできず、また多いと耐衝
撃性が悪くなる。
また、これら単量体と共重合可能なビニル化合物として
は、芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合物、アク
リル酸エステル化合物等がある。
前記共重合可能なビニル化合物中、芳香族ビニル化合物
の含有量は20〜80重量%が好ましく、さらに好まし
くは30〜70重量%であり、シアン化ビニル化合物の
含有量は好ましくは20〜80重量%、さらに好ましく
は30〜70重量%である。芳香族ビニル化合物の存在
により成形加工性、色調が向上し、シアン化ビニル化合
物の存在により衝撃強度が向上する。
前記芳香族ビニル化合物としては、スチレンが好ましく
、または、前記シアン化ビニル化合物としてはアクリロ
ニトリルが好ましい。これらビニル化合物は共重合体樹
脂成分中に5〜60重量%、好ましくは10〜55重量
%の範囲内とする必要があり、この範囲より少いと耐衝
撃性が低く、多いと着色性と耐熱性を同時に改良するこ
とは困難である。
上記共重合体樹脂成分の製造方法としては、前記グラフ
ト共重合体樹脂成分の製造方法と同様な重合法、すなわ
ち乳化重合法、懸濁重合法、塊状重合法などが適用され
、これらいずれの方法を用いても良い。
また、前記重合法によって使用される重合開始剤、分子
量調節剤、乳化剤、分散安定剤、溶媒などの重合用薬剤
については一般に知られている重合用薬剤を使用するこ
とができる。
具体的に示せば、重合開始剤としては 熱可塑性樹旨組 物の製造 本発明の熱可塑性樹脂組成物を製造するためには前記グ
ラフト共重合体樹脂成分(八)と共重合体樹脂成分(B
)の配合割合を重量比で95:5〜20 : 80、好
ましくは90 : 10〜30 : 70、さらに好ま
しくは85 F 15〜40 : 60とする必要があ
る。したがって、この範囲を越えて、グラフト共重合体
樹脂成分が多い場合には、本発明の特徴の1つである着
色性が殆ど改良されない。一方、この範囲よりもグラフ
ト共重合体樹脂成分が少ないと耐衝撃性が低くなり好ま
しくない。
グラフト共重合体樹脂成分と共重合体樹脂成分との混合
物は、重合終了後の、反応混合物である溶液−溶液また
は、溶液−ラテックス等の状態のままで、両者を混合し
た後、樹脂組成物の回収操作を行っても良いし、あるい
は、樹脂回収操作後の粉体−粉体、粉体−ペレット1、
ペレット−ペレット等の形態で両者を混合して本発明の
熱可塑性樹脂組成物を製造しても良い。
前記グラフト共重合体成分(A)と共重合体樹脂成分(
B)との混錬り方法としては、各種押出機、バンバリー
ミキサ−、ニーダ−、ロールなどが使用される。好まし
い混錬方法としては押出機を用いる方法である。
混合温度は混合するグラフト共重合体樹脂成分(A)と
共重合体樹脂成分(B)の融点以上の温度が必要であり
、一般に150〜300℃、特に200〜280°Cの
温度であることが好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物の使用に際して、ガラス繊
維、炭素繊維、金属繊維、ガラスピーズ、アラベスト、
ウォラスナイト、炭酸カルシウム、タルク、硫酸バリウ
ムなどの充填剤を、単独または併用して用いることがで
きる。これらの充填剤のうちガラス繊維、炭素繊維の形
状としては、6〜60μmの繊維径と30μm以上の繊
維長を有するものが好ましい。
これらの充填剤は、熱可塑性樹脂組成物100重量部に
対して5〜15重量部含有していることが好ましい。
また公知の難燃剤、酸化防止剤、可塑剤、着色剤、滑剤
などの添加物を添加して用いることもできる。
好ましい難燃剤および酸化防止剤は燐系化合物である。
さらに要求される性能に応じて他の重合体、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、BR,、NBR。
SBR、5−B−Sブロック共重合体、水添5−B−3
、ポリスチレン、HIPS、  ABS樹脂、ポリスル
ホン、ポリエーテルスルホン、NBS 、メタクリル酸
メチル−スチレン共重合体、54−Sブロソ共重合体ポ
リイミド、pps 、ポリエーテルエーテルケトン、フ
ッ化ビニリデン重合体などを適宜ブレンドすることもで
きる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、一般に射出成形、シー
ト押出、真空成形、異形成形、発泡成形などによって各
種成形品に成形される。
上記成形法によって得られた各種成形品は、その優れた
性質を利用して、自動車の外装、内装部材および電気・
電子機器関連の各種部品やハウジングなどに使用するこ
とができる。
f、実施例 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
これらはいずれも例示的なものであって本発明の内容を
限定するものではない。
以下の各側において、部および%はそれぞれ重量部およ
び重量%を示す。
なお、実施例に使用したグラフト共重合体樹脂成分およ
び共重合体樹脂成分は以下の方法により製造した。
グラフト計重ム 18  (八)の1゛1〈へES樹脂
〉 リボン型攪拌翼を備えた内容積50Aのステンレス製オ
ートクレーブに予め均一の溶液状態にしたヨウ素価15
、ムーニー粘度42、ジエン成分として5−エチリデン
−2−ノルボルネンを含むEr’DM (日本合成ゴム
■製 JSREP22) 35重量部、スチレン45.
5重量部、トルエン180重量部、ターシャリ−ドデシ
ルメルカプタン0.05重量部を仕込み攪拌しながら昇
温し、50℃にてアクリロニトリル19.5重量部、ベ
ンゾイルパーオキサイド0.5重量部、ジクミルパーオ
キサイド0.1重量部を添加し、さらに昇温し、80℃
に達した後は、80℃一定に制御しながら攪拌回転数1
100rpにて、重合反応を行なわせる。反応開始後6
時間目から1時間を要して120℃まで昇温し、さらに
2時間反応を行なって終了した。重合率は97%であっ
た。
100℃まで冷却した後、2,2′ −メチレン−ビス
(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)0.2重量
部を添加した後、反応混合物をオートクレーブより抜き
出し、水蒸気蒸留により大部分の未反応単量体と溶媒を
留去し、細かく粉砕した後、40璽■φベント押出機(
220°C〉700 m1g真空)にて実質的に揮発分
を留去するとともに重合体をペレットとして回収した。
〈へS樹脂〉 共重合体樹脂 分(B)の製造 く重合体陽1〉 リボン型攪拌翼を備えた内容積501のステンレス製オ
ートクレーブに予め均一溶液したメチルメタクリレート
55重量部1、N−シクロへキシルマレイミド20重量
部、スチレン18重量部、アクリロニトリル7重量部、
トルエン30重量部、ターシャリ−ドデシルメルカプタ
ン0.3重量部を仕込み、攪拌しながら昇温し、50℃
にてジクミルパーオキサイド0.1重量部を添加した。
さらに昇温しで120℃に達した後は、120℃一定に
制御しながら攪拌回転数1100rpにて、5時間反応
を行った。重合収率は90%であった。以後の処理は前
記AES樹脂の製造と同様の方法で行ない、重合体を得
た。
く重合体階2〉 攪拌機付ステンレス反応器内部を窒素で元分置換した後
、窒素気流中でイオン交換水200重量部、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部を添加して、攪拌
しながらメチルメタクリレート75重量部、N−シクロ
ヘキシルマレイミド10重量部、ステンレス10重量部
、アクリロニトリル5重量部、ターシャリ−ドデシルメ
ルカプタン0.2重量部、ホルムアルデヒドスルホン酸
ナトリウム三水塩0.4重量部、エチレンジアミンテト
ラ酢酸ナトリウム0.2重量部、硫酸第1鉄0.005
重量部およびクメンヒドロパーオキサイド0.3重量部
を加える。攪拌を続けながら、70℃で4時間重合反応
を行なった。この時の重合収率は96%であった。塩化
カルシウム水溶液を用いて凝固した後、脱水乾燥を行な
い重合体を得た。
〈重合体Na3.) メチルメタクリレート45重量部とN−シクロヘキシル
マレイミド10重量部、スチレン30重量部、アクリソ
ニトリル15重量部とした以外は、上記〈重合体隘2〉
と同様の方法で重合体を得た。
く重合体階4〉 メチルメタクリレート50重量部とN−シクロヘキシル
マレイミド35重量部、スチレン10重量部、アクリロ
ニトリル5部、とした以外は上記く重合体隘2〉と同様
の方法で重合体を得た。
〈重合体隘5〉 メチルメタクリレート55重量部とN−フェニルマレイ
ミド20重量部、スチレン18重量部、アクリロニトリ
ル7重量部、トルエン30重量部、ターシャリ−ドデシ
ルメルカプタン0.2重量部を仕込み昇温し、140℃
に達した後140℃一定に制御した以外は上記〈重合体
Il&ll>と同様の方法で重合体を得た。
く重合体隘6〉 メチルメタクリレート55重量部、N−シクロへキシル
マレイミド3重量部、アクリロニトリル13重量部、ス
チレン29重量部とした以外は、上記〈重合体隘1〉と
同様の方法で重合体を得た。
く重合体隘7〉 メチルメタクリレート25重量部、N−シクロへキシル
マレイミド20重量部、スチレン40重量部、アクロニ
トリル15重量部、とした以外は上記く重合体隘2〉と
同様の方法で重合体を得た。
く重合体11kL8) メチルメタクリレート80重量部、N−シクロへキシル
マレイミド20重量部とした以外は、上記〈重合体Na
2> と同様の方法で重合体を得た。
く重合体9〉 メチルメタクリレート25重量部、N−シクロへキシル
マレイミド60重量部、スチレン10重量部、アクリロ
ニトリル5重量部とした以外は、上記く重合体1111
12〉 と同様の方法で重合体を得た。
く重合体10〉 メチルメタクリレート55重量部、α−メチルスチレン
30重量部、スチレン10重量部、アクリロニトリル5
重量部とした以外は、上記く重合体2)と同様の方法で
重合体を得た。
く重合体11> メチルメタクリレート55重量部、スチレン25重量部
、アクリロニトリル20重量部とした以外は、上記〈重
合体トh2〉と同様の方法で重合体を得た。
実施例 上記の方法で得たへES樹脂へS樹脂ペレットと共重合
体(B)のベレットを表−1に示す組成により配合して
49mmφ押出機(250℃)にて、溶融混錬して表−
1の如き熱可塑性樹脂組成物を得た。
該熱可塑性樹脂組成物を用いて90TON射出成形機(
250°C)にて試験片を成形しその物性を測定した。
また得られた熱可塑性樹脂組成物を下記配合量にて配合
して、押出機を通して着色ベレットを得た。それをさら
に成形して色調評価プレートを得た。また、黒色配合物
の着色性については、色差計にて、明度を測定し、マン
セル色数値(値が大きい合着色性は悪い)で表わした。
他の着色配合については、彩度を目視で判定した。
黒色配合 樹脂        100カーボンブラン
ク   0.5 ステアリン酸Ca     O,3 赤色配合 樹脂        100ベンガラ   
     1.0 ステアリン酸Ca     O,5 青色配合 樹脂        100群青     
    1.0 ステアリン酸Ca     O,5 また、耐候性については、サンシャインウエザオメータ
ーで1000時間照射した後でアイゾツト衝撃値を測定
した。結果を表−1に示す。
表−1の物性は次の方法によって測定された。
MFII   :  八STM  D−1238240
’C10kg/cIAアイゾツト衝撃強度: ASTM
 D−256−56(断面1/4 X 1/2インチ、
ノツチ付)耐候性:サンシャインウェザオメーター条件
ブラックパネル温度  63°C 降雨サイクル     18分7120分アイゾツト衝
撃強度−ASTM D−256−56(断面1/8 X
i/2インチ、ノツチなし)■樹脂:スチレンーアクリ
ロニトリル共重合体三井東圧社製 LITAC−A I
20PCABS樹脂二日本合成ゴム■製 JSRABS
 10成形熱安定、性:3.5oz射出成形機260℃
×15分滞留後の成形品表 面のシルバーストリークの有無 実施例1〜6の配合による熱可塑性樹脂組成物では、比
較例9に示すABS樹脂単独のものと同程度の黒さおよ
び彩度のものが得られている。
比較例1は、α、β不飽和ジカルボン酸のイミド化合物
が少ないため耐熱性を改良することができない。また、
比較例−2は、メチルメタアクリレートの量が少ないた
め着色性が悪く、比較例−3は、メタクリル酸エステル
化合物とα、β−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物以
外のビニルモノマーを使用しないため衝撃強度が低い。
さらに、比較例−4は、α、β−不飽和ジカルボン酸の
イミド化合物量が多く、メタクリル酸エステル化合物が
少ないため、衝撃強度と着色性が悪い。また、比較例5
.6の熱可塑性樹脂組成物ではα、β−不飽和ジカルボ
ン酸のイミド化合物を使用しなければ着色性は良好であ
るが、耐熱性と成形熱安定性が低い。
g0発明の効果 本発明の熱可塑性樹脂組成物は前記実施例などにて明ら
かにした如く、着色性と耐熱性と成形熱安定性のバラン
スに優れた熱可塑性樹脂組成物であり、このように優れ
た材質である本発明の熱可塑性樹脂組成物は射出成形、
押出成形などによって各種成形品として成形され、自動
車の外装、内装部材および電気・電子機器関連の各種部
品やハウジングなどに使用することができ、工業的に極
めて有用なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)エチレン−α−オレフィン系ゴム質重合体5〜6
    5重量%の存在下に、芳香族ビニル化合物とシアン化ビ
    ニル化合物の合計量95〜35重量%を共重合して得ら
    れるグラフト共重合体樹脂成分95〜20重量%と、 (B)メタクリル酸エステル化合物30〜90重量%、
    α,β−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物5〜50重
    量%およびこれらと共重合可能なビニル化合物5〜60
    重量%からなる単量体混合物を重合して得られる共重合
    体樹脂成分(B)5〜80重量%、から成る熱可塑性樹
    脂組成物。
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