JPS63226265A - 緑色を呈する乾燥コンブの製造法 - Google Patents
緑色を呈する乾燥コンブの製造法Info
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- JPS63226265A JPS63226265A JP62060652A JP6065287A JPS63226265A JP S63226265 A JPS63226265 A JP S63226265A JP 62060652 A JP62060652 A JP 62060652A JP 6065287 A JP6065287 A JP 6065287A JP S63226265 A JPS63226265 A JP S63226265A
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Landscapes
- Edible Seaweed (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、食品加工に利用するのに適した緑色を呈する
乾燥コンブの製造法に関する。
乾燥コンブの製造法に関する。
技術的背景
コンブは、ヨード、リン、カルシウム等の無機塩類、及
びB群、A、E等のビタミン類に冨み、特に、近年、注
目されている水溶性植物繊維を含んでおり、その他健康
に有効な成分も含む滋養豊かな天然食品である。
びB群、A、E等のビタミン類に冨み、特に、近年、注
目されている水溶性植物繊維を含んでおり、その他健康
に有効な成分も含む滋養豊かな天然食品である。
しかし、従来、コンブは主として佃煮コンブ、とろろコ
ンブ、ダシコンブ、コンブ巻等として食用に供せられる
程度であって、食品加工上あまり利用されていない。
ンブ、ダシコンブ、コンブ巻等として食用に供せられる
程度であって、食品加工上あまり利用されていない。
従来、食用とするコンブは乾燥した褐色の乾燥葉体が原
料として用いられているが、この褐色を呈する乾燥コン
ブ葉体は、その色調の故に加工用途が制限され、また、
堅さがあるため加工に時間がかかるという欠点があり、
加うるに、特有の臭いを有するため人によっては嫌悪さ
れるという問題もあって、コンブの食品加工原料として
の利用範囲が限定される。
料として用いられているが、この褐色を呈する乾燥コン
ブ葉体は、その色調の故に加工用途が制限され、また、
堅さがあるため加工に時間がかかるという欠点があり、
加うるに、特有の臭いを有するため人によっては嫌悪さ
れるという問題もあって、コンブの食品加工原料として
の利用範囲が限定される。
発明が解決しようとする課題
本発明は、叙上の状況にかんがみ、滋養上優れた天然食
品であるコンブの食品加工分野での利用範囲を拡大する
目的でなされたものであって、食品加工原料として適す
る色彩の緑色を呈し、かつ比較的柔軟であって、臭いの
ない乾燥コンブを製造するための方法を提供することを
課題とする。
品であるコンブの食品加工分野での利用範囲を拡大する
目的でなされたものであって、食品加工原料として適す
る色彩の緑色を呈し、かつ比較的柔軟であって、臭いの
ない乾燥コンブを製造するための方法を提供することを
課題とする。
以下本発明の詳細な説明する。
尤貝■員底
本発明の特徴は、生コンブを、木灰の熱水抽出液の沸騰
液中で煮込むことにより、緑色の色調を ・発現させ、
次いで緑色化したコンブを上記液から直ちに取り出して
水洗して冷却した後、乾燥することにある。
液中で煮込むことにより、緑色の色調を ・発現させ、
次いで緑色化したコンブを上記液から直ちに取り出して
水洗して冷却した後、乾燥することにある。
課題を解決するための手段
本発明は、生コンブを、木灰の熱水抽出液の沸騰中で煮
込むことが重要であって、あらかじめナラ材、カシワ材
、クモ材等の堅木の新材を燃焼させて生じた木灰を晒布
袋などに詰めて、沸騰した熱水中で抽出して得られる木
灰の熱水抽出液を用いる。
込むことが重要であって、あらかじめナラ材、カシワ材
、クモ材等の堅木の新材を燃焼させて生じた木灰を晒布
袋などに詰めて、沸騰した熱水中で抽出して得られる木
灰の熱水抽出液を用いる。
この木灰の熱水抽出液を調製するに当っては、水IIl
に対して木灰70g程度を用いるのが好ましい。木灰の
割合が多くなりすぎると、上記煮込みにより得られるコ
ンブに所望の緑色が得られなくなる。
に対して木灰70g程度を用いるのが好ましい。木灰の
割合が多くなりすぎると、上記煮込みにより得られるコ
ンブに所望の緑色が得られなくなる。
また、このようにして調製した木灰熱水抽出液の沸騰中
での煮込みは、約25分程度行うのが好ましく、かつ最
初は強火で133分程、その後中火で7分程度、更に弱
火で5分程度三段階の火加減で調節して行うと、所望の
緑色を呈するコンブ葉体が得られる。因に、上記煮込み
のため加熱時間を長くすると乾燥時に腐敗し易くなり、
一方、加熱時間が短かすぎると、緑色と褐色のまだらの
色調のコンブとなり、場合によっては、時間の経過とと
もに、コンブの地色の褐色に戻る現象も起こるので留意
する必要がある。更に、上記煮込みに際し、強火の高温
熱水のみの加熱で行うと、コンブ葉体中心部に芯が存在
していて、それが基部から先端まで通じていて堅い肉厚
の部分となっており、芯の両側の部分は端まで徐々に肉
薄になっているので、肉薄部分が煮すぎた状態となって
、天日乾燥時にベトついて乾燥障害を起し、腐敗するよ
うになる。
での煮込みは、約25分程度行うのが好ましく、かつ最
初は強火で133分程、その後中火で7分程度、更に弱
火で5分程度三段階の火加減で調節して行うと、所望の
緑色を呈するコンブ葉体が得られる。因に、上記煮込み
のため加熱時間を長くすると乾燥時に腐敗し易くなり、
一方、加熱時間が短かすぎると、緑色と褐色のまだらの
色調のコンブとなり、場合によっては、時間の経過とと
もに、コンブの地色の褐色に戻る現象も起こるので留意
する必要がある。更に、上記煮込みに際し、強火の高温
熱水のみの加熱で行うと、コンブ葉体中心部に芯が存在
していて、それが基部から先端まで通じていて堅い肉厚
の部分となっており、芯の両側の部分は端まで徐々に肉
薄になっているので、肉薄部分が煮すぎた状態となって
、天日乾燥時にベトついて乾燥障害を起し、腐敗するよ
うになる。
また、弱火のみで煮込んだ場合には、葉体の芯に堅さが
残ると共に、煮えない部分が生じて腐敗の原因ともなる
。
残ると共に、煮えない部分が生じて腐敗の原因ともなる
。
本発明では、上述のごとくして生コンブを煮込むと均一
な緑色を呈するので、その緑色化コンブを手早く液中か
ら引き上げて直ちに水洗いを数回繰返して行い、冷却す
る。この場合、緑色化したコンブ葉体を直ちに水洗いで
冷却しないと、前述したように、葉体が煮すぎた状態と
なるので留意する必要がある。
な緑色を呈するので、その緑色化コンブを手早く液中か
ら引き上げて直ちに水洗いを数回繰返して行い、冷却す
る。この場合、緑色化したコンブ葉体を直ちに水洗いで
冷却しないと、前述したように、葉体が煮すぎた状態と
なるので留意する必要がある。
上記により、水洗して冷却した緑色化したコンブ葉体は
、天日乾燥もしくは機械乾燥により乾燥して製品とする
。天日乾燥の場合は数時間行うとよ<、機械乾燥では4
0〜50℃で行うとよい。
、天日乾燥もしくは機械乾燥により乾燥して製品とする
。天日乾燥の場合は数時間行うとよ<、機械乾燥では4
0〜50℃で行うとよい。
なお、上記水洗、冷却した緑色化コンブは、塩蔵保存し
ても、色調の変化や品質の劣化がみられないので、天候
が悪くて天日乾燥がすぐにできない場合でも問題がない
。
ても、色調の変化や品質の劣化がみられないので、天候
が悪くて天日乾燥がすぐにできない場合でも問題がない
。
以上述べたとおり、本発明に従って生コンブを木灰の熱
水抽出液の沸騰中で煮込むことにより、褐色を地色とす
るコンブの色調を緑色に変えることができ、加うるに、
葉体も軟化しかつ臭いも消失するので、それを乾燥して
得られる緑色コンブの葉体を微粉末化して種々の加工食
品の添加材として利用できる。
水抽出液の沸騰中で煮込むことにより、褐色を地色とす
るコンブの色調を緑色に変えることができ、加うるに、
葉体も軟化しかつ臭いも消失するので、それを乾燥して
得られる緑色コンブの葉体を微粉末化して種々の加工食
品の添加材として利用できる。
例えば、その緑色の色彩を活かして、黄粉、抹茶、緑茶
、羊かん、アイスクリーム、あん、せんべい、飴、もち
等に添加すると、栄養は勿論のこと保健上からも有効な
食品を提供できる。また、乾燥緑色コンブを微粉末にし
たもの自体を健康食品として提供することができ、更に
、乾燥緑色コンブ葉体を適当なサイズにカッティングし
て従来のように佃煮やコンブ巻等の用途に供することも
勿論可能である。
、羊かん、アイスクリーム、あん、せんべい、飴、もち
等に添加すると、栄養は勿論のこと保健上からも有効な
食品を提供できる。また、乾燥緑色コンブを微粉末にし
たもの自体を健康食品として提供することができ、更に
、乾燥緑色コンブ葉体を適当なサイズにカッティングし
て従来のように佃煮やコンブ巻等の用途に供することも
勿論可能である。
なお、本発明では、原料としての生コンブは、海中から
採取したものだけでなく海中岩面から自然に離脱流失し
て海岸に寄着したものや海浜に打寄せられた拾いコンブ
なども利用し得る利点もある。
採取したものだけでなく海中岩面から自然に離脱流失し
て海岸に寄着したものや海浜に打寄せられた拾いコンブ
なども利用し得る利点もある。
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。
実施例
ナラ材、カシワ材、クモ材等の堅木を燃焼させて得た木
灰70gを晒布袋に充填したものを、水IIlを100
℃に加熱して沸騰させた中に投入して木灰の熱水抽出液
を調製した。
灰70gを晒布袋に充填したものを、水IIlを100
℃に加熱して沸騰させた中に投入して木灰の熱水抽出液
を調製した。
この木灰の熱水抽出液の沸騰中に、生コンブ1kgを入
れ、強火で13分間、次いで中火で7分間、最後に弱火
で5分間、通算25分間煮込んだ。
れ、強火で13分間、次いで中火で7分間、最後に弱火
で5分間、通算25分間煮込んだ。
この煮込みにより、緑色の色調を呈した煮コンブが得ら
れた。次いで、この緑色他点コンブを直ちに沸騰抽出液
から取出し、水洗いを4回繰り返し行って冷却した後、
天日乾燥(4〜5時間)し、乾燥緑色コンブ70gを得
た。
れた。次いで、この緑色他点コンブを直ちに沸騰抽出液
から取出し、水洗いを4回繰り返し行って冷却した後、
天日乾燥(4〜5時間)し、乾燥緑色コンブ70gを得
た。
次に、このようにして得られた乾燥緑色コンブの利用の
態様を参考例として示す。
態様を参考例として示す。
参考例1
実施例1で得られた乾燥緑色コンブ葉体を火力で瞬時に
焼き、適当なサイズにカッティングしたものを常法によ
り佃煮又はコンブ巻の製造に用いる。
焼き、適当なサイズにカッティングしたものを常法によ
り佃煮又はコンブ巻の製造に用いる。
参考例2
実施例1で得られた乾燥緑色コンブ葉体を火力で瞬時に
焼き、粉砕機で微粉末となしたもの7 kgに砂1)!
14 kg、水飴5 kg、求肥もち10kgを混合し
、弱火で練りながら、約1時間30分程度経過した後、
火を止めて冷やし固まった状態で適当な大きさに切って
コンブもちとして食用に供する。
焼き、粉砕機で微粉末となしたもの7 kgに砂1)!
14 kg、水飴5 kg、求肥もち10kgを混合し
、弱火で練りながら、約1時間30分程度経過した後、
火を止めて冷やし固まった状態で適当な大きさに切って
コンブもちとして食用に供する。
参考例3
実施例1で得られた乾燥緑色コンブを粉砕機で微粉末に
したものに、水を加えて線上げ細めの簀の子に浅草のり
のように薄くひき延ばし7、天日乾燥を行って剥がし火
力で瞬時に焼き、焼きコンブを得る。
したものに、水を加えて線上げ細めの簀の子に浅草のり
のように薄くひき延ばし7、天日乾燥を行って剥がし火
力で瞬時に焼き、焼きコンブを得る。
上記参考例のほかに、微粉末にしたものを、羊かん、ア
イスクリーム、せんべい等の加工食品の製造原料に添加
すると、緑色の色彩を呈し、コンブの風味を有する食品
が得られる。
イスクリーム、せんべい等の加工食品の製造原料に添加
すると、緑色の色彩を呈し、コンブの風味を有する食品
が得られる。
Claims (4)
- (1)生コンブを、沸騰している木灰の熱水抽出液中で
煮込んで緑色の色調となし、次いで、緑色化コンブを上
記液から直ちに取り出して水洗し、冷却した後、乾燥す
ることを特徴とする緑色を呈する乾燥コンブの製造法。 - (2)木灰の熱水抽出液は、堅木の燃焼灰約70gを1
lの沸騰熱水中で抽出したものである特許請求の範囲第
(1)項記載の製造法。 - (3)生コンブを上記抽出液で約25分間煮込む特許請
求の範囲第(1)項記載の製造法。 - (4)乾燥を、天日乾燥により数時間行う特許請求の範
囲第(1)項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62060652A JPS63226265A (ja) | 1987-03-16 | 1987-03-16 | 緑色を呈する乾燥コンブの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62060652A JPS63226265A (ja) | 1987-03-16 | 1987-03-16 | 緑色を呈する乾燥コンブの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63226265A true JPS63226265A (ja) | 1988-09-20 |
Family
ID=13148478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62060652A Pending JPS63226265A (ja) | 1987-03-16 | 1987-03-16 | 緑色を呈する乾燥コンブの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63226265A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5411270A (en) * | 1977-06-27 | 1979-01-27 | Ariake Hamamoto | Treating of konbu and like to discolor |
JPS5955172A (ja) * | 1982-09-22 | 1984-03-30 | Yamagataya Noriten:Kk | 藻類を原料とする加工食品の製造方法 |
-
1987
- 1987-03-16 JP JP62060652A patent/JPS63226265A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5411270A (en) * | 1977-06-27 | 1979-01-27 | Ariake Hamamoto | Treating of konbu and like to discolor |
JPS5955172A (ja) * | 1982-09-22 | 1984-03-30 | Yamagataya Noriten:Kk | 藻類を原料とする加工食品の製造方法 |
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