JPS6321979A - カルボキシメチル化セルロ−ス繊維の抗菌剤 - Google Patents

カルボキシメチル化セルロ−ス繊維の抗菌剤

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JPS6321979A
JPS6321979A JP16085686A JP16085686A JPS6321979A JP S6321979 A JPS6321979 A JP S6321979A JP 16085686 A JP16085686 A JP 16085686A JP 16085686 A JP16085686 A JP 16085686A JP S6321979 A JPS6321979 A JP S6321979A
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JP
Japan
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antibacterial agent
fibers
cmc
cellulose fiber
soil
Prior art date
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Pending
Application number
JP16085686A
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English (en)
Inventor
江森 修一
英男 佐藤
須藤 和男
清行 江草
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Katayama Chemical Inc
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Katayama Chemical Inc
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、カルボキシメチル化セルロース繊維(以下
、CMC繊維と略称する)の抗菌剤に関する。さらに詳
しくは、CMC繊維を、その最も顕著な物性である吸水
性、保水性を利用して、各種の工業用途に使用するにあ
たり土壌菌による性状劣化を防止する薬剤に関する。
〔従来の技術〕
セルロース繊維をカルボキシメチル化して製造されるC
MC繊維は、近時、乾燥農地の保水剤、植物の活着剤や
道路法面の止水剤、トンネル工事用の止水剤及び断熱保
護材等、農業、土木、建築の分野にその用途が開発され
つつある。しかしながら、これらの用途開発は比較的新
しい技術に属し、その用途に対するC M Cm維に要
求される適性や性状の耐久性については未だ充分に解明
されていない。
前記用途分野における使用上の性能に関連してCMC繊
維が菌類に対してかなり劣化し易いということが知られ
ている。従来、カルボキシメチルセルロースは増粘剤、
糊剤等として水溶液状で用いられているが、この水溶液
の腐敗防止剤として、テトラクロルイソフタロニトリル
(特開昭56−46801号公報)、ヘキサヒドロ−1
,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−3−トリ
アジン、1.2−ベンズイソチアゾロン−3−オン、5
−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン
、及び2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(特
開昭56−57874号公報)、2−(チオシアノ)メ
チルチオベンゾチアゾール(特開昭56−76009号
公@)等の防腐防カビ剤が提案されている。しかし、C
MC繊維の土壌菌による劣化防止剤は未だ知られていな
い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
CMC繊維が、土木、農業用途資材として用いられるた
めには、繊維としての機械的物性と共にその特徴的な性
質である高度の吸水性、保水性が使用途上中維持される
ことが要求される。しかるに、CMC繊維は使用中に天
然氷、土壌に接触したとき、そこに存在する土壌菌によ
って前記の基本的性質が劣化し、CM C繊維本来の性
能が損われることを知った。前記の防腐、防カビ剤を含
め数多くの抗微生物化合物を適用し、CMC繊維の抗劣
化性付与活性を検討したところ、抗劣化性付与活性はあ
るが、CMC繊維の高吸水性機能を著しく)員うものが
あることがわかった。したがって、高吸水性能を損わず
に抗告化防止活性を示すCMC繊維用抗菌剤が要求され
ている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、反復単位が次式: (式中、X及びYは同一であるか又は異なり、それらに
よって結合された窒素原子の対の間に直接はさまれたX
およびYを一緒に合わせたそれらの合計炭素数が10〜
16である架橋基を示す。)で表わされる線状ビグアニ
ド重合体を有効成分とする抗菌剤により前記目的が達成
される。
本発明の抗菌剤としての線状ビグアニド重合体は、例え
ばポリペンタメチレンビグアニド塩酸塩、ポリヘキサメ
チレンビグアニド塩酸塩、ポリへブタメチレンビグアニ
ド塩酸塩、ポリオクタメチレンビグアニド塩酸塩等であ
る。これらのうち、特に1300〜2200の数平均分
子量を有するポリオクタメチレンビグアニド塩酸塩が土
壌菌に対する殺菌性と繊維の緒特性の劣化防止性につい
て有効に作用する好ましい化合物である。
CM CI!維の線状ビグアニド重合体による劣化防止
は、前記化合物の少くとも一種を、CMC繊維を膨潤さ
せることのない)8媒に溶解又は分散してなる液を用い
てスプレー法、浸漬法を適用して乾燥することによりC
MC繊維に付着せしめる事により達成される。CM C
繊維に対する線状ビグアニド重合体の適用量は、CMC
繊維の乾燥重量に対し0.01重量%以上、好ましくは
0.1重量%以上、特に好ましくは1.0重量%以上で
ある。これら有効適用量は、CMC繊維の劣化防止の期
待期間の長短に関係し、CMC繊維の使用場所及び環境
条件によって一種にいえないが下限適用量の増減によっ
てCMC繊維の諸性状を長期に維持保全することができ
る。
本発明でいうCMC繊維は、ナトリウム等の金属塩化さ
れたものやアンモニウム塩化されたものをいうが、公知
のセルロース繊維のモノクロル酢酸によるカルボキシメ
チル化反応により製造されるものであり、前記用途に関
していえば置換度で表わされるカルボキシメチル化度0
.2以上であって、飽和吸水倍率が30倍以上が好まし
いが、これらは用途によって異るので本発明はこれによ
り規制をうけるものでない。
〔発明の効果〕
本発明の抗菌剤を適用すれば、CMCWA維にその飽和
吸水倍率を低下させることなく土壌菌に対する抗告化性
を高めることができる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例に記載された特性データは、次に掲げる評価方法
により測定されたものである。
(評価方法) 〔1〕土壌菌に対する抗微生物評価 (1) ATP (アデノシン3リン酸)の測定ATP
バイオカウンター(Lumac製、バイオカウンターM
ODEL2010)により菌体細胞中のATP量“1を
下記の方法にて測定した。
まず供試々料として CMC繊維   2% 土壌液    25%”2 純水  73% の物を作成し、密栓付きの広口ビンに100gづつ分注
する。次に各種薬剤を0.1%になる1某に添加し、充
分に撹拌する。その後、27℃のフランキ内に試験体を
保持し、一定期間(10、20゜30日目)毎にサンプ
リングし、菌体細胞中のATP量の経口変化により殺菌
効果を評価し、1000以下を良好と判定した。なお1
0日毎のサンプリング終了後、土IR液より分離した菌
をあらかじめ培養して試験体に添加した。
土壌液より分離した菌の菌構成並びに菌数を第1表に示
す。
第1表 菌構成並びに菌数 *1 菌体細胞中のATP量:ATPは生きている細胞
エネルギの伝達物質として存在し細胞が死ぬとATPは
急速に?f4減するという特徴を持っている。細胞中に
一定量のATPが存在し、ATP1分子当り平均1フオ
トンの光子を発生する。従って発光量を光増幅装置によ
り積分すれば水中の総ATPilがわかり、それに比例
する総細菌数の判定が可能になる。
*2 土壌液: 2.5 kgの土壌を純水101に投
入して、充分撹拌し、−晩装置する。その後その上澄液
を51取りNO2濾紙で濾過し、次いでN05Cの濾紙
で吸引濾過して土壌中の土砂分を除去し、供試土壌液と
する。
(2)土壌埋設試験 各種供試薬剤のメタノール溶液にCMC繊維を浸漬後乾
燥した。但しCM C繊維への各種供試薬剤の付着量は
5重量%になる様に調整した。
次にこの薬剤処理CM C繊維(以後、処理CMC繊維
と呼称する)0.5gを20c+nXl0cmのガラス
板2枚にサンドインチ方式にはさみこみ、試験体とする
。その後この試験体を吸水性の良い屋外の花壇内の地下
10cmの所に埋設し3ケ月間保持する。3ケ月経過後
、試験体を取り出して処理CMC繊維の形状変化を観察
する。
効果判定 ○:形状の劣化なし X : CMC繊維の劣化が認められる状態XX:CM
C繊維が完全に劣化した状態(2)CMC繊維の物性に
関する評価 (1)飽和吸水倍率 ティーバッグ法により測定した。即ちナイロン不織布製
の長さ5印、巾5 cmの袋を用意し、その袋の中に試
料0.3gを挿入したものを複数個用意しそれを同時に
20゛Cの蒸留水中に浸し、経過時間毎に袋を1個ずつ
取出し、室温下で7分間空中に吊るして水切後、試料の
重量を測定し、吸水倍率を測定した。飽和吸水倍率は吸
水倍率が平衡になった時の吸水倍率とした。
飽和吸水倍率が抗菌剤なしでの値付返照み及びそれ以上
を良好と判定した。
(2)強伸度 テンシロンを使用し、引張破壊強伸度を下記の条件で測
定した。
試料:所定のフィラメント 把握長:5011 引張速度:50mm/分 測定室条件=20°C165%RH 抗菌剤なしの時のCMC繊維のドライ状態での強度、伸
度を各々100とし、各種抗菌剤処理したCMC繊維に
ついては下記の強度保持率、伸度保持率で評価し、保持
率90%以上を良好と判定した。
置換度で表わされるカルボキシメチル化率が0.3(飽
和吸水倍率で40倍)のキュプラアンモニウムレーヨン
フィラメント120d/75fifから成るカルボキシ
メチルエーテルのナトリウム塩化された繊維を用意した
。該繊維を抗菌剤濃度10重量%に調整したメタノール
溶液中に5分間常温で浸漬後説液して乾燥した。抗菌剤
の付着量は該繊維重量に対し5%であった。
この試料を使用して、ATP試験、土壌埋設試験、飽和
吸水倍率、強伸度の測定を行った。結果を第2表に示し
た。
第2表から明らかなごとく、線状ビグアニド線状体が有
効であることがわかる。
以下余白

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、反復単位が次式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、X及びYは同一であるか又は異なり、それらに
    よって結合された窒素原子の対の間に直接はさまれたX
    およびYを一緒に合わせたそれらの合計炭素数が10〜
    16である架橋基を示す。)で表わされる線状ビグアニ
    ド重合体を有効成分とするカルボキシメチル化セルロー
    ス繊維の抗菌剤。 2、ビグアニド重合体が1300〜2200の数平均分
    子量を有するポリヘキサメチレンビグアニド二塩酸塩の
    混合物である特許請求の範囲第1項記載のカルボキシメ
    チル化されたセルロース繊維の抗菌剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012503085A (ja) * 2008-09-19 2012-02-02 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー リガンドグラフト官能化基材
GB2591088A (en) * 2020-01-08 2021-07-21 Adv Med Solutions Ltd Antimicrobial fibres

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