JPS6321390Y2 - - Google Patents

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JPS6321390Y2
JPS6321390Y2 JP1981109530U JP10953081U JPS6321390Y2 JP S6321390 Y2 JPS6321390 Y2 JP S6321390Y2 JP 1981109530 U JP1981109530 U JP 1981109530U JP 10953081 U JP10953081 U JP 10953081U JP S6321390 Y2 JPS6321390 Y2 JP S6321390Y2
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JP
Japan
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gate
hole
molded
molding
main body
Prior art date
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JP1981109530U
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JPS5815029U (ja
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は多色成形品、特に美観を必要とする
多色成形品に関する。
一般に、いずれも外部に露出した面を有する少
なくとも2つの成形部を持つ多色成形品におい
て、その多色成形品のベースとなる第1の成形部
を成形した後、第1の成形部の上面あるいは内部
等の所定位置に第2の成形部が成形されている。
第1の成形部を成形する場合、ゲート位置を比較
的自由に選ぶことができるため美観を損うことの
ない位置にゲートを設定することができる。した
がつて、第1の成形部にゲート跡が残つた場合で
も美観を損うことは少ない。しかし、第2の成形
部を成形する場合、第1の成形部の所定位置に第
2の成形部を成形する必要があるためゲート位置
を自由に選ぶことができない。そのため、多色成
形品としての美観を損う位置、つまり外部に露出
する面のうち美観に影響する面にゲートを設定し
なければならないことがある。このような場合、
第2の成形部に残つたゲート跡により多色成形品
の美観を損ねてしまう欠点がある。
この考案はこの点に鑑みなされたもので、従来
技術の欠点を除去した多色成形品の提供を目的と
している。
上記の目的を達成するためこの考案によれば、
第1の成形部は、ゲートを収納可能な孔と第2の
成形部を成形するための成形領域とを有し、これ
らの孔および成形領域は互いに離間しているとと
もに第1の成形部の露出した面に開口している。
そして、第2の成形部は、上記孔に収納されたゲ
ートから注入され第1の成形部の一部の下方を通
つて上記成形領域に流入した樹脂により上記成形
領域内に形成されている。
以下図面を参照しながらこの考案の一実施例に
ついて詳細に説明する。
多色成形品としてカセツトハーフ10を成形す
る場合について説明すれば、第1図ないし第3図
に示すように、カセツトハーフ10は第1の成形
部に該当する本体12と第2の成形部に該当する
窓板14とを備えている。本体12は有色樹脂か
ら形成されている。また、本体12は、窓板14
のための形成領域としての窓孔16と、ゲート孔
18とを有し、これらの窓孔およびゲート孔は本
体の外面に開口しているとともに互いに離間して
位置している。これに対して窓板14は、カセツ
トハーフ10と他方のカセツトハーフ(図示しな
い)との間に収納された磁気テープ(図示しな
い)の走行量を外部から確認できるように、本体
12成形後透明樹脂から成形されている。つまり
窓板14は、本体12のゲート孔18内に収納さ
れたピンポイントゲートから樹脂が本体の一部の
下方をくぐつて窓孔16内に流入することによつ
て成形されている。
上記のようなカセツトハーフ10は例えば以下
のようにして生産される。第4図に示すように、
カセツトハーフ10成形用金型20は固定の上型
21と可動の下型22とを備えている。そして、
上型21の上方にランナープレート23、取付板
24が順次配設され、また下型22の下方に受け
板26が配設されている。湯口28,29が取付
板24の上部に形成され、それぞれの湯口に例え
ば、射出成形機のノズル(図示しない)が係合さ
れる。湯口28からスプルー30が下方にのび
て、サブマリンゲート32を有するランナー34
に連通している。このサブマリンゲート32は、
上型21と下型22との間に形成されたカセツト
ハーフ10の本体12用キヤビテイ36の側面に
連通している。また、湯口29からスプルー31
が下方にのびて、ピンポイントゲート40を有す
るランナー42に連通している。このピンポイン
トゲート40はキヤビテイ36内に形成されたゲ
ート孔18内に収納されている。一方、シリンダ
44が下型22に形成されこのシリンダ内にスラ
イドコア46が昇降自在に配設されている。ま
た、シリンダ44に連通しシリンダに加圧油を供
給する流路47が受け板26に形成され、スライ
ドコア46は加圧油の圧力を受けてその上昇位置
に位置している。ここで、スライドコア46の上
端部はキヤビテイ36内に突出し、スライドコア
の上面の一部は上型21の一部に当接して窓孔1
6とゲート孔18とのための空間への樹脂の流入
を防止している。スライドコア46の下端部外周
にOリング49が配設されている。また、シリン
ダ44と同心状に下型22にOリング50が配設
され、シリンダから下型と受け板26との境界面
への油の漏出を防止している。なお、シリンダ4
4に加圧油を供給し、スライドコア46を下降さ
せるための流路51が下型22に設けられてい
る。
このように構成された金型20によるカセツト
ハーフ10の成形は、例えば射出成形機のノズル
より湯口28を介して有色樹脂52を注入してい
る。注入された有色樹脂52は、スプルー30、
ランナー34およびサブマリンゲート32を介し
てキヤビテイ36内が流入され、キヤビテイ内に
カセツトハーフ10の本体12が成形される。本
体12の成形後、流路47内の加圧油をドレンさ
せるとともに流路51を介してシリンダ44内に
加圧油を供給すると、第5図に示すようにスライ
ドコア46は下降してその下面が受け板26に当
接する。スライドコアが下降することによりスラ
イドコアと上型21との間に窓板14用のキヤビ
テイ54が形成される。キヤビテイ54の形成
は、スライドコアの昇降動作を加圧油で制御する
ことにより簡単な構成で容易に形成することがで
きる。その後、射出成形機のノズルより湯口29
を介して透明樹脂56を注入する。注入された樹
脂56はスプルー31,ランナー42およびゲー
ト孔18内に収納されたピンポイントゲート4
0,を介してキヤビテイ54内に流入する。ピン
ポイントゲート40よりキヤビテイ54内に流入
した樹脂56は本体12の一部、つまり、ゲート
孔18と窓孔16との間に位置した部分19、の
下方をくぐつて窓孔16方向へ流出し透明の窓板
14が成形される。カセツトハーフ10の成形終
了後、下型22を下降させ、その後カセツトハー
フを下型より除去する。なお、第4図および第5
図において図面の複雑化をさけるため断面のハツ
チングは一部のみに用いている。
このように成形されたカセツトハーフ10は、
第1図ないし第3図に示すように、窓孔16とゲ
ート孔18とを有する有色の本体12を備えてい
る。そして、窓板14はゲート孔18から樹脂を
注入し、本体12の一部の下方をくぐらせて窓孔
16内に成形されている。そのため、窓板14の
外部に露出する面、つまり窓孔16内に突出した
面にゲート跡が残ることはない。したがつて、窓
板の機能、すなわちカセツトハーフ内の磁気テー
プ走行量の確認、を妨げることはなく美観を損う
こともない。また、ゲート孔18は非常に小さく
形成されているとともにゲート孔内に残つたゲー
ト跡も小さく、更にゲート跡が本体12表面に突
出していないため、二次加工の必要がなくかつカ
セツトハーフの美観を損うことはない。また、一
般にカセツトハーフ10にはラベル58がはめら
れているためゲート孔18はラベルによつてかく
され、ゲート孔18の存在はカセツトハーフの美
観を全く損うことはない。
ここで、従来のカセツトハーフについて述べる
と、従来のカセツトハーフは、本体と窓板とをそ
れぞれ別に成形した後、窓板を超音波溶着等によ
り本体に接着している。そのため、本体用金型と
窓板用金型とをそれぞれ別々に形成する必要があ
り、金型製作費が高くなる欠点がある。そして、
別個に成形された本体に窓板を接着する必要があ
り組立てが面倒であるとともに、窓板を超音波溶
着等により本体に接着する際窓板にキズが発生し
やすく不良率が高い欠点がある。
これに対して、前述した、この考案の多色成形
品として成形されたカセツトハーフは、本体と窓
板とが一体成形されているため金型は1組あれば
足り、従来のカセツトハーフに比べて安価に生産
することができる。また、窓板を本体に接着する
必要がないため組立てが容易であり、かつ窓板に
キズが発生することもない。
以上詳述したようにこの考案の多色成形品によ
れば、第1の成形部は、外部に露出した面に開口
しているとともにゲートを収納可能な孔と、上記
孔から離間して位置しているとともに上記露出し
た面に開口した形成領域と、を備え、第2の成形
部は、上記孔に収納されたゲートから注入され第
1の形成部の一部の下方をくぐつて上記形成領域
に流入した樹脂により形成領域内に形成されてい
る。そのため、それぞれの成形部の外部に露出し
た面にゲート跡がなく、美観を損うことのない多
色成形品を容易に提供することができる。
上述した実施例はこの考案を説明するためのも
のでありこの考案を何んら限定するものではな
く、この考案の技術範囲内で変形、改造等の施さ
れたものも全てこの考案に包含されることはいう
までもない。例えば、上記実施例ではカセツトハ
ーフに応用した場合を示したが他の多色成形品、
例えばVTR用のカセツトハーフにも応用できる
ことはいうまでもない。また、成形部が2つの成
形品、つまり2色成形品を示したが、必要に応じ
て3色以上にしても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図はカセツトハーフの平面図、第2図は第
1図に示すカセツトハーフの背面図、第3図は第
1図の−線に沿つた概略断面図、第4図およ
び第5図はカセツトハーフを生産するための金型
の第1成形部成形時と第2成形部成形時との動作
状態をそれぞれ示す概略断面図である。 10……カセツトハーフ、12……本体、14
……窓板、16……窓孔、18……孔、20……
金型、21……上型、22……下型、36……キ
ヤビテイ、40……ピンポイントゲート、46…
…スライドコア、52……有色樹脂、54……キ
ヤビテイ、56……透明樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. いずれも外部に露出した面を有する少なくとも
    2つの成形部を備えた多色成形において、上記露
    出した面に開口しているとともにゲートを収納可
    能な孔および上記孔から離間して位置していると
    ともに上記露出した面に開口した成形領域を有す
    る第1の成形部と、上記孔に収納されたゲートか
    ら注入され上記第1の成形部の一部の下方を通つ
    て上記成形領域に流入した樹脂により上記成形領
    域に形成された第2の成形部と、を備えているこ
    とを特徴とする多色成形品。
JP10953081U 1981-07-23 1981-07-23 多色成形品 Granted JPS5815029U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10953081U JPS5815029U (ja) 1981-07-23 1981-07-23 多色成形品

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JP10953081U JPS5815029U (ja) 1981-07-23 1981-07-23 多色成形品

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Publication Number Publication Date
JPS5815029U JPS5815029U (ja) 1983-01-29
JPS6321390Y2 true JPS6321390Y2 (ja) 1988-06-13

Family

ID=29903910

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10953081U Granted JPS5815029U (ja) 1981-07-23 1981-07-23 多色成形品

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07115385B2 (ja) * 1987-05-26 1995-12-13 三菱マテリアル株式会社 二層成形方法
JPH01304657A (ja) * 1988-05-31 1989-12-08 Miyagawa Kasei Ind Co Ltd 電解液状態監視用窓を有する蓄電池電槽の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS641049Y2 (ja) * 1981-06-19 1989-01-11

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