JPS63200932A - カルダン継手組立装置 - Google Patents

カルダン継手組立装置

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JPS63200932A
JPS63200932A JP3297287A JP3297287A JPS63200932A JP S63200932 A JPS63200932 A JP S63200932A JP 3297287 A JP3297287 A JP 3297287A JP 3297287 A JP3297287 A JP 3297287A JP S63200932 A JPS63200932 A JP S63200932A
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press
shaft
spider shaft
spider
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Toshio Matsumura
寿夫 松村
Tetsuhiko Nomura
野村 哲彦
Kunio Hayashi
邦夫 林
Hideaki Nishida
秀明 西田
Hitoshi Muto
仁志 武藤
Hitoshi Kamifukumoto
上福元 等
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Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd
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Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車のプロペラシャフトのジヨイント等
に用いられているカルダン継手の組立装置に関するもの
である。
従来の技術 自動車のプロペラシャフトのユニバーサルジヨイントと
して使われているカルダン継手は、例えば第7図および
第8図に示すように、二叉状のヨーク部1a、1aにそ
れぞれ軸受け孔1b、1bが形成され、基端にプロペラ
シャフトに連結するフランジ部ICを形成したフランジ
ヨーク1と、4本のシャフト2aを十字形に形成したス
パイダ−シャフト2と、このスパイダーシャフト2の各
シャフト2aの先端側に被着されるとともに、その内周
側にニードルローラベアリングとオイルシール(図示せ
ず)を備え、かつ予めグリースを充填しである軸受けカ
ップ3とから構成されており、前記スパイダーシャツ1
〜2は同一軸上の2つのシャフト2a、2aの各先端を
前記ヨーク1の軸受(ブ孔1b、1bにそれぞれ嵌挿す
るとともに、嵌挿した各シャフト2aの先端側に前記軸
受けカップ3が被着されており、この組付けられた状態
で前記フランジヨーク1のフランジ部1Cと、十字形の
スパイダーシャフト2の他の2つのシャフト2aとを、
入力軸あるいは出力軸4の端部にそれぞれ連結して、入
力軸の回転を回転軸方向変更可能に出力軸に伝達できる
ようになっている。
そして、前記軸受けカップ3はフランジヨーク1の軸受
け孔1bにシマリ嵌めとなっており、動力伝達時の継手
のガタつきを防止するとともに、軸受けカップ3自体の
俵けを防止している。この軸受けカップ3は、組立装置
の油圧シリンダ等により前記スパイダーシャフト2の各
シャフト2aの先端側にそれぞれ圧入されるが、この圧
入時に、前記ヨーク部1aの上部の耳部の剛性が小さい
ため圧入荷重により変形し易く、圧入時に変形すると組
(=fけ後に前記スパイダーシャフト2のシャフト端面
と軸受けカップ3の底との間に隙間0が形成されてガタ
付きを生じたり、また逆にスパイダーシャフト2の回転
トルクが重くなったりする等の不都合が生じるため、圧
入時に隙間qが生じないように組付ける装置が従来から
R案されている。
例えば特公昭61−14367号公報に記載されている
カルダン継手の組立装置は、二叉状のヨーク部に形成さ
れた軸受け孔内に、軸受けカップをこの軸受けカップの
底が、十字形のスパイダーシャフトのシャフト端面に接
触するまで圧入する機構と、この圧入の際に二叉状のヨ
ーク部が内方に弾性変形しないように、ヨークの自由端
部を支える保持フックを有している。
発明が解決しようとする問題点 カルダン継手の組付けを行なう場合に特に問題となるの
は、第8図においてフランジヨーク1の中心線A(フラ
ンジ部1Cに連結される入力軸または出力軸4の中心線
Cの延長線上となる)とスパイダーシャフト2の中心線
Bとの同心度であり、この雨中心線A、Bが同一線上に
揃わずにずれてしまい、同心度が低い場合には、この継
手の回転中に振動が生じ、自動車においては振動音や唸
り音を発生する原因となることが知られている。
しかし、前記した従来のカルダン継手の組立装置による
組付の場合には、前記中心線△と中心線Bとの同心度は
、第8図においてヨーク部内法のb1=b2.スパイダ
ーシャフトの全長のGl=02、スパイダーシャフト2
の先端から軸受けカップ3の端面までの距離のd、−d
2の各寸法精度によって決定されるが、この寸法精度を
車の振動音や唸り音が発生しない程度の高精度にするこ
とは、加工上困難であり、またヨーク部1aの耳部に押
付は力が加わるため隙間qがある程度形成され、ガタ付
きが発生するとともにスパイダーシャフト2の回転(〜
ルクが重くなる等の問題点かあった。
この発明は上記問題点に鑑みなされたもので、ヨークと
スパイダーシャフトの芯出し精度が高い組立てができる
カルダン継手組立装置の提供を目的としている。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための手段としてこの発明は、十
字形のスパイダーシャフトを、該スパイダーシャフトの
同一軸上の2つのシャフトをそれぞれヨークの軸受け孔
に嵌挿するとともに、スパイダーシャフトの端部側に軸
受けカップを被着してこのスパイダーシャフトをヨーク
に組付けるカルダン継手組立装置において、前記ヨーク
を位置決めして載せるワーク台と、このワーク台上に載
置されたヨークの軸受け孔に嵌挿されたスパイダーシャ
フトの一方のシャフトに軸受けカップを圧入する第1圧
入ユニットと、対向する他方のシャフトに軸受けカップ
を圧入する第2圧入ユニットと、前記スパイダーシャフ
トの位置決めを行なうとともに少なくとも前記第1圧入
ユニットによる圧入時にスパイダーシャフトに加わる負
荷を受けるスパイダーシャフト受け治具ユニットと、軸
受けカップの圧入時に各部品の加工誤差を吸収するとと
もにそれぞれ別個にスライドして前記ヨークに当接し、
圧入時にヨークに加わる負荷を受ける前記スパイダーシ
ャフト受け治具ユニットとヨーク受け治具ユニットとに
それぞれ加わる負荷を受け、かつ上下方向にスライド可
能に設けられた昇降基台とを備えていることを特徴とし
ている。
作   用 上記のように構成することにより、カルダン継手組立装
置のワーク台上にヨークを、該ヨークの中心線をワーク
台の中心線に位置合わせして載置し、このヨークの軸受
け孔に嵌挿してスパイク−シャフトを仮支持させて配設
する。昇降基台を下降させるとスパイダーシャフト受け
治具により前記スパイダーシャフトの位置が正しい位置
に修正されるとともに、ヨーク受け治具がヨークの二叉
部の菌内側に当接し、かつスパイダーシャフト受け治具
が十字形のスパイダーシャフトの直角方向の側面に当接
して、それぞれ圧入シリンダによる圧入時の側方からの
負荷を受圧可能に配置される。
そして先ず第1圧入ユニットによりスパイダーシャフト
の前記ヨークの軸受け孔に嵌挿されている2つのシャフ
トの一方に軸受けカップを、該軸受けカップの底がスパ
イダーシャフトの先端面に当接するまで押圧するととも
に該軸受けカップの外周面が軸受け孔の内周面に圧着す
るように圧入し、次いで同様に第2圧入ユニットにより
他方のシャフトに軸受けカップを圧入して組付けを完了
する。
したがって、スパイダーシャフト受け治具によりスパイ
ダーシャフトの中心線がヨークの中心線と一致するよう
に位置決めするので、両組付は部品の同心度が高く、ま
た、スパイダーシャフトをスパイダーシャフト受け治具
により、またヨークをヨーク受け治具によりそれぞれ当
接して、圧入荷重を受けるようにして圧入するので、圧
入時の負荷による変形が生じず、精度の高い組付けが達
成される。
実施例 以下、この発明に係るカルダン継手組立装置の実施例を
第1図ないし第6図に基づいて説明する。
なお、この実施例の装置により組立てられるカルダン継
手は、二叉状のヨーク部11a、11aと、各ヨーク部
1’laに形成された軸受け孔11bと、連結時に入力
軸または出力軸と同軸上に嵌合するように前記ヨーク部
1’laの反対側に円柱状に突出形成されたいんろう部
11cとを有するヨーク11と、このヨーク11の軸受
け孔11bに4本のうちの2本のシャフト12aを嵌挿
して支持された十字形のスパイダーシャフト12と、内
周部にニードルローラベアリングとオイルシールリング
を備え、前記スパイダーシャフト12のシャフト12a
に被着される有底円筒形の軸受けカップ13とで構成さ
れており、また前記スパイダーシャフト12の各シャフ
ト12aの外径の加工精度は、スパイダーシャフトとし
て必要とされる精度より精度が高く、加工誤差が数伽以
下に形成して組立時の基準とされる。
第1図ないし第5図において、カルダン継手組立装置1
5は、本体ベース16上のほぼ中央に水平に配設された
ワーク台17と、該ワーク台17の上方に配設された昇
降ユニット18と、前記ワーク台17を挾んで本体ベー
ス16上に対向配置された第1圧入ユニット19(第2
図において左側)と、第2圧入ユニット20とを有して
いる。
前記ワーク台17は、ヨーク11の円柱状のいんろう部
11cを嵌挿する円孔17aを中央に、圧入前の軸受け
カップ13をヨーク11の軸受け孔11bの高さに仮支
持するカップ受け部17b。
17bを両側にそれぞれ備え、また位置決め用シリンダ
21が、そのピストンロンドに同軸状に連結した位置決
めピン21aが垂直となるように前記本体ベース16側
に埋設されており、この位置決めピン21aを本体ベー
ス16の上面側に突出させることによりワーク台17が
位置決めされており、前記ヨーク11は、そのいんろう
部11Gをワーク台17の円孔17aG、:嵌合させる
ことによりワーク台17の中心に芯出しされて位置決め
されるとともに固定されている。
また、ワーク台17を挟んで対向配置された前記両圧入
ユニット19.20のうちの一方の第1圧入ユニット1
9は、ブレーキ22aを備えた駆動モータ22と、該駆
動モータ22のドライブシャフト22bを同軸状に連結
した減速ギヤと該減速ギヤに駆動されるねじ式シリンダ
とからなる減速ギヤユニット23と、該減速ギヤユニッ
ト23のねじ式シリンダに取付けられた圧入ヘッド24
を有し、また他方の第2圧入ユニット20は、油圧シリ
ンダ25と、該油圧シリンダ25のピストンロッド25
aに同軸状に連結された圧入ヘッド26とを有しており
、前記第1圧入ユニット19の圧入ヘッド24と第2圧
入ユニット20の圧入ヘッド26とは、両圧入ヘッド2
4.26のそれぞれの軸線が、前記ワーク台17上に位
置決めされ固定されたヨーク11の軸受け孔11bの中
心線と一致するように配設されている。
一方、前記ワーク台17の上方に配置された昇降ユニッ
ト18は、昇降可能かつ前記ワーク台17の−L面と平
行に配設された昇降基台27と、該昇降基台27の側面
に摺接して垂直方向の4降をガイドするガイド壁28と
、該ガイド壁28の上部から昇降基台27の上方へ張出
すようにブラケット29を介して取付けられ、その垂直
に配設されたピストンロッド30aの下端を前記昇降基
台27に接続してこの昇降基台27を脣降駆動する基台
昇降用シリンダ30とを有している。
また、前記昇降基台27の下面の中央には、それぞれ断
面はぼL字形の一対のヨーク受Gプ治具31.31が前
記ヨーク11の軸受け孔11bの中心線と平行に設けら
れたスライドレール32,32にスライドベアリング3
3.33を介して取付けられている。この両ヨーク受c
ノ泊具31.31は、昇降基台27の下方に対峙するワ
ーク台17上のヨーク11の二叉状のヨーク部11a、
11aの上部にそれぞれ係合させる係合部31a、31
aを備えており、前記昇降基台27を下降させた際にそ
の下方へ突出した係合部31a、31aが両ヨーク部1
1a、11aの上部の内側となるように配設されている
。そして、この両ヨーク受け治具31,31は、該両ヨ
ーク受け治具31゜31間にそれぞれ配設されたテーパ
治具34,34の斉降により駆動されて、互いに接近あ
るいは離隔する方向に移動可能に設けられている。
前記テーパ治具34,34は、テーパ面の傾きか、該テ
ーパ面の摩1察係以下の約7°に形成されており、昇降
基台27の上面にブラケット36を介して設(プられた
ヨーク受け治具用シリンダ35の下方へ垂直に配設され
たピストンロッド35aの下端に水平に取付けられたプ
レート35bにそれぞれの上部を上下方向摺動可能に挿
通するとともに、それぞれの下部を前記昇降基台27に
垂直に出通させて互いに平行に配設された一対のロッド
37,37の前記昇降基台27の下面側に延出したそれ
ぞれの下端に取付けられている。また各ロット37は上
部を挿通した前記プレート35bの下面とロッド37に
取付けたスプリングシート間に縮設したスプリング38
により常時下方へ付勢されている。そして両テーパ治具
34,34は前記ヨーク受け治具用シリンダ35により
駆動されて下降して前記両ヨーク受け治具31.31を
互いに離隔する方向に押動し、各ヨーク受け治具31.
31の各係合部31aをヨーク11の各]−り部11a
の上部内側に係合させて、軸受けカップ13の圧入時に
各ヨーク部11a、11’aに加わる負荷を受けるよう
に堅牢に構成されている。
ざらに、前記昇降基台27の下面のほぼ中央の前記ヨー
ク受け治具31.31の両側には、前記ヨーク11の軸
受け孔11b、11bに仮支持させたスパイダーシャフ
ト12の位置を修正す−るとともに、軸受けカップ13
の圧入時にスパイダーシャフト11に加わる負荷を受け
るスパイダーシャフト受けユニット39が設けられてい
る。
このスパイダーシャフト受けユニット39は、前記昇降
基台27の下面の前記第2圧入コニツト20側に、前記
ワーク台17上のヨーク11の軸受け孔11bの中心線
に対して直角に形成された垂直な支持面27aにそれぞ
れ付設された2つのスパイダーシャフト受け治具39a
、39aと、この各スパイダーシャツ1〜受け治具39
aにそれぞれ対向配置されスパイダーシャフト押え治具
39b、39bとで構成されており(第3図参照)、前
記各スパイダーシャフト押え治具39bは、それぞれの
上端を前記昇降基台27の下面に回動自在に支持される
とともに、それぞれの上端近傍と前記支持面27a間に
張設したコイルスプリング39Gにより、下端側を前記
各スパイダーシャフト受け治具39a方向に常時付勢さ
れており、前記昇降基台27か下降した際に、ワーク台
17上のヨーク11に仮支持されているスパイダーシャ
フト12の前記軸受け孔11bに嵌挿されていない方の
2本のシャフト12a、12aを、前記スパイダーシャ
ツ1へ受け治具39aとスパイダーシャフト押え治具3
9b間に挾持することによりこのスパイダーシャフト1
1の位置を修正するとともに、前記スパイダーシャフト
受(プ治具39aは第1圧入ユニット19による軸受け
カップ13の圧入時に加わる負荷を確実に受けられるよ
うに剛f生をもたせである。
次に上記のように構成されるこの実施例の装置の作用を
説明する。
先ず、カルダン継手のヨーク11かこのカルダン継手組
立装置15のワーク台17上に載置されると、該ワーク
台17の円孔17aに]−911の下面のいんろう部1
1Gを嵌合させることによりワーク台17の中心軸Cと
ヨーク11の中心軸Aとが芯合わせされ、またワーク台
′17は位置決めシリンダ21により該ワーク台17十
に突出させた位置決めピン21aを位置決め孔に係合さ
せることにより、中心軸Cをこのカルダン継手組立装置
15の作業中心線に位置合わせされる。
次に、ワーク台17上に位置決め固定された前記ヨーク
11の軸受け孔11b、11bにシトノド12a、12
aを遊嵌させてスパイダーシャフト12を仮支持させ、
また前記軸受け孔11b。
11bの外側に軸受けカップ13.13をカップ受け部
17b、17b上に、各軸受け孔11bの中心線に軸心
が一致するように仮支持させた後、基台昇降用シリンダ
30により昇降基台27を下降させる。
昇降基台27が下降すると、先ずスパイダーシャフト受
けユニット39のスパイダーシャフト押え治具39bの
先端側がスパイダーシキ・フト12の前記軸受け孔11
bに嵌挿されていない2本のシャフト’12a、12a
にそれぞれ接触し、該スパイダーシャフト12の位置が
ずれている場合には、スパイダーシャフト押え治具39
bがスプリング39Gの弾性力によりこのスパイダーシ
ャフト12をスパイダーシャフト受け治具39a側へ位
置を修正して、スパイダーシャフト12の中心軸Bが前
記ヨーク11の中心軸Aに一致するように芯出しする(
第5図(イ)参照)。
次に、昇降基台27がさらに下降すると、その下面に設
けられているヨーク受け治具31.3’1の下面か前記
ヨーク11の各ヨーク部11aの上端に当接するまで下
降し終ると、ヨーク受け軸用シリンダ35に駆動されて
一対のテーパ治具34゜34が下降し、両テーパ治具3
4,34は、前記ヨーク受治具31,31を互いに離れ
る方向に押動する。押動された各ヨーク受け治具31は
それぞれスライドレール32上をスライドベアリング3
3により水平方向にスライドして、各]−り受け治具3
1の係合部31aが前記各ヨーク部11aの上部内側に
当接するまで移動する。このとき、前記各テーパ治具3
4を下端に取付けているロッド37がそれぞれスプリン
グ38により下方へ付勢されるとともに、プレート35
bに対して上下方向I8動可能に支持されているため、
前記各ヨーク受け治具31の係合部31aとそれぞれ対
応する各ヨーク部11aとの距離が相違している場合に
は、各テーパ治具34に押動された各ヨーク受け治具3
1の係合部31aが、対向するヨーク部11aの上部に
当接して移動を規制された時点で、各スプリング38の
圧縮が開始されることにより、両ロンド37.37の下
降量がそれぞれ調節され、前記両像合部31a、31a
が両方ともヨーク部11aにスプリング38.38の弾
性力により圧接するようになっている(第5図(ロ)参
照)。
前記両ヨーク受け治具31,31かそれぞれスライドし
て各係合部31aがヨーク部11aの上部内側に当接す
ると、先ず、第1圧入ユニット19の圧入ヘッド24が
、駆動モータ22の回転を減速伝達されて前進方向(第
1図において右方向)へ駆動されて第1圧入ユニット1
9側に配設されている一方の軸受けカップ13を押圧し
て、この軸受けカップ13をヨーク11の軸受け孔11
b内に圧入するとともに同側のスパイダーシャフト12
のシャフト12aの先端側に被着する。このとき、前記
ヨーク部11aに加わる軸受けカップ13の圧入抵抗負
荷は、各ヨーク部11aの上部内側に当接させたヨーク
受け治具31の係合部31aに伝達されるため、各ヨー
ク部11aの圧入時の負荷による変形が有効に防止され
る。このとき、圧入抵抗負荷はヨーク受け治具31を介
してテーパ治具34に伝えられるが、テーパ治具34の
テーパ面が、このテーパ面の摩擦係数以下の約7°の傾
斜に形成されているので、前記スプリング38を圧縮し
て上方へ逃げることはない。
また、前記スパイダーシャフト12に加わる軸受けカッ
プ13の圧入抵抗負荷は、スパイダーシャフト12の前
記軸受け孔11bに嵌挿されていない2本のシャフト1
2a、12aの第1圧入ユニツ1〜20側の側面にそれ
ぞ当接しているスパイダーシャフト受け治具39a、3
9aが受持つため、スパイダーシャフト11の圧入時の
負荷による移動が有効に防止され、シャフト12aの先
端面に軸受けカップ13の底が当接して間隙が生じない
ように被着される(第5図(ハ)参照)。
そして、圧入される軸受けカップ13の底がシャフト1
2aの端面に当接すると、前記駆動モータ22が負荷の
増大を検知して停止するとともに、前記第1圧入ユニッ
ト19の圧入ヘッド24が前進位置で駆動モータ22が
ブレーキ22aによりロックされ、圧入ヘッド24の先
端面がシャフト12aの先端側に被着された前記軸受け
カップ13に当接している状態を維持する。
そして、第2圧入ユニット20に油圧が送られて圧入ヘ
ッド26が前進し、該圧入ヘット26の先端が、第2圧
入ユニット20側に配設されたもう一方の軸受けカップ
13を押圧して、この軸受けカップ]3をヨーク11の
軸受け孔’11b内に圧入するとともに同側のスパイダ
ーシャフト12のシャフト12aの先端側に被着する。
このとき、前記ヨーク部11aに加わる軸受けカップ1
3の圧入抵抗負荷は、前記の場合と同様にヨーク受け治
具31が受持つため、各ヨーク部11aの圧入時の負荷
による変形が有効に防止される。
また、スパイダーシャフト12に加わる圧入抵抗負荷は
、スパイダーシャフト12の対向側に被着された軸受け
カップ13に当接している前記第1圧入ユニット19の
圧入ヘッド24が受持つため、スパイダーシャフト12
の移動が防止され、ヨーク11の中心軸Aとスパイダー
シャフト12の中心l′111Bとが一致した状態で軸
受けカップ13が圧入されて、カルダン継手の組立が完
了する(第5図(ニ)参照)。
そして、組立が完了すると前記ブレーキ22aによるロ
ックが解除されて第1圧入ユニット19の圧入ヘッド2
4が後退するとともに、第2圧入ユニット20の圧入ヘ
ッド26も後退しく第5図(ホ)参照)、次いで前記両
ヨーク受け治具31゜31がスプリングの弾性力により
互いに接近する方向に移動してヨーク部11aから離れ
た後、昇降基台27が上昇し、組立てられたカルダン継
手が排出され、新たにヨーク11とスパイダーシャフト
12と軸受けカップ13とが供給されて(第5図(イ)
参照)、次の組立て工程が行なわれる。
したがって、上記実施例の装置においては、スパイダー
シャフト受けユニット39をスパイダーシャフト受け治
具39aと、このスパイダーシャフト受け治具39aに
接近する方向にスプリング39cで弾性付勢したスパイ
ダーシャフト押え冶具39bとで構成したので、ヨーク
部11aに仮支持されたスパイク−シャフト12の偏位
伍が比較的多い場合にもスパイダーシャフト12の位置
修正が可能である。
なおこの実施例の装置においては、第1圧入ヘツド24
を前進位置で固定するために、駆動モータ22をロック
するブレーキ22aを設けたが、他の法としては、第1
圧八ヘツド24をカム等により直接ロックする方法、あ
るいはテーパピンを挿入してロックする方法でもよい。
また、第6図はこの発明の別の実施例に係るカルダン継
手組立装置のスパイダーシャフト受けユニットの部分を
示すもので、昇降基台47の下面に形成された角溝47
8には、下方を開放した断面口字形の一対のスパイダー
シャフト受け治具49(一方は図示せず)がその平行な
二辺49a。
49aの内側面がそれぞれ垂直となるとともにその外側
面を前記角溝478の内側面に密接させ、かつその二辺
49a、49aの下端側を昇降基台47の下面から下方
へ若干延出するように前記角溝478に嵌合して設けら
れており、また下方へ延出した前記二辺49a、49a
のそれぞれの下端の内側には、対向するコーナ部をそれ
ぞれ切除してテーパ部49b、49bが形成されている
そして、昇降基台47が下降した際に、シャフトをヨー
ク部の軸受け孔に嵌挿して仮支持されたスパイダーシャ
フト12の嵌挿されていない残りのシャフトの部分を前
記一対のスパイダーシャフト受け治具49の二辺49a
、49a間に挾持してスパイダーシャツ1−12の位置
修正を行なうとともに、第1圧入ユニットにJ:る軸受
けカップ(図示せず)の圧入時には第6図において左り
からのスパイダーシャフト12に加わる圧入抵抗負荷を
スパイダーシャフト受け治具49の第6図において右側
の辺49aの垂直な内側面により受け、また第2圧入ユ
ニット20による軸受けカップの圧入時には、同様に第
6図において右方からスパイダーシャフト12に加わる
圧入抵抗負荷をスパイダーシャフト受け治具49の第6
図において左側の辺49aの垂直な内側面により受けで
スパイダーシャフト12の移動を防止する。
したがって、この実施例の装置においては、前述の前記
実施例の装@15の場合のように第1.子犬ユニット1
9の圧入ヘッド24を前進状態で[コックする機構が不
要で、前記第1圧入ユニツ1〜19の圧入ヘッド24と
第2圧入ユニツI−20の圧入ヘッド26とを同時に駆
動して、同時)J圧入づることができる。但し、前記ス
パイダーシャツ[・受け治具49の二辺498.498
間の距離を、スパイダーシャフト12の挟持される部分
の直径より若干大きくするため両者間に間隙fが形成さ
れるか、スパイダーシャツ1〜12のシャフト12aの
部分が高精度で必り高水準の品質精度のカルダン継手の
組立を達成できる。
発明の詳細 な説明したようにこの発明のカルダン継手組立装置は、
ヨークを位置決めして載せるワーク台と、このワーク台
」このヨークの軸受け孔に嵌挿されたスパイダーシャフ
トの一方のシャフトに軸受けカップを圧入する第1圧入
ユニットと、対向する他方のシャフトに軸受けカップを
圧入する第2圧入ユニツ1〜と、前記スパイダーシャフ
トの位置決めを行なうとともに少なくとも前記第1圧入
ユニットによる圧入時にスパイダーシャツ(〜に加わる
負荷を受けるスパイダーシャフト受け治具ユニットと、
圧入時に各部品の加工誤差を吸収するとともにそれぞれ
別個にスライドして前記ヨークに当接し、圧入時にヨー
クに加わる負荷を受けるヨーり受け治具ユニットと、前
記スバイグーシλ・フト受け治具ユニットとヨーク受け
治具ユニツ1〜とにそれぞれ加わる負荷を受(ブ、かつ
上下方向にスライド可能に設けられた昇降基台とを備え
ているので、軸受けカップ圧入時のスパイク−シャフト
の移動や、ヨークおよび軸受けカップの変形等が防止さ
れるとともに、組立て時に各部品の加工誤差が吸収され
、ヨークとスパイダーシャツj〜の芯出し粘度が高く、
使用回転時に振動や騒音が発生しない高精度のカルダン
継手を組立てることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明に係るカルクン継手組立
装置の一実施例を示し、第1図は装置全体を示す断面正
面図、第2図はスパイダーシャフトの位置修正時の状態
を示す要部断面正面図(第4図の■−■線断面図)、第
3図はスパイダーシャフト受けユニットを示す拡大正面
図、第4図〔よ第3図(7) IV −IV線断面図、
第5図(イ)(o )(ハ)(ニ)(ホ)はそれぞれカ
ルダン継手の組立工程を示す説明図、第6図は別の実施
例に係るカルダン継手組立装置のスパイダーシャフト受
けユニットの部分を示ず前実施例の第3図に相当する要
部正面図、第7図および第8図は従来例を示すもので、
第7図はカルダン継手の分解斜視図、第8図は従来の組
立装置により組立てた状態のカルダン継手を示す一部断
面正面図でおる。 11・・・ヨーク、  11a・・・ヨーク部、  1
1b・・・軸受け孔、 11G・・・いんろう部、 1
2・・・スパイダーシャフト、 12a・・・シャフト
、 13・・・軸受けカップ、 15・・・カルダン継
手組立装置、16・・・本体ベース、 17・・・ワー
ク台、 17a・・・円孔、 17b・・・カップ受け
部、 18・・・昇降ユニット、 19・・・第1圧入
ユニット、 20・・・第2圧入ユニット、 21・・
・位置決めシリンダ、21a・・・位置決めピン、 2
2・・・駆動モータ、23・・・減速キヤユニット、 
24・・・圧入ヘッド、25・・・油圧シリンダ、 2
6・・・圧入ヘッド、27・・・昇降基台、 30・・
・昇降用シリンダ、30a・・・ピストンロッド、 3
1・・・ヨーク受け冶具、 31a・・・係合部、 3
2・・・スライドレール、33・・・スライドベアリン
グ、 34・・・デーパ治具、35・・・ヨーク受け治
具用シリンダ、 37・・・ロッド、 38・・・スプ
リング、 39・・・スパイダーシャフト受け治具ユニ
ツ1〜、39a・・・スパイク−シャフト受け治具、 
39b・・・スパイダーシA・フト押え治具、 39G
・・・スプリング、 47・・・昇降基台、 47a・
・・角溝、 4つ・・・スパイダーシャフト受け治具。 出願人  トヨタ自動中株式会社 三井精機株式会社 代理人  弁理士 閣 1)武 久 (ほか1名) 第2図 第3図      第4図 第6図      第7図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 十字形のスパイダーシャフトを、該スパイダーシャフト
    の同一軸上の2つのシャフトをそれぞれヨークの軸受け
    孔に嵌挿するとともに、スパイダーシャフトの端部側に
    軸受けカップを被着してこのスパイダーシャフトをヨー
    クに組付けるカルダン継手組立装置において、前記ヨー
    クを位置決めして載せるワーク台と、このワーク台上に
    載置されたヨークの軸受け孔に嵌挿されたスパイダーシ
    ャフトの一方のシャフトに軸受けカップを圧入する第1
    圧入ユニットと、対向する他方のシャフトに軸受けカッ
    プを圧入する第2圧入ユニットと、前記スパイダーシャ
    フトの位置決めを行なうとともに少なくとも前記第1圧
    入ユニットによる圧入時にスパイダーシャフトに加わる
    負荷を受けるスパイダーシャフト受け治具ユニットと、
    軸受けカップの圧入時に各部品の加工誤差を吸収すると
    ともにそれぞれ別個にスライドして前記ヨークに当接し
    、圧入時にヨークに加わる負荷を受けるヨーク受け治具
    ユニットと、前記スパイダーシャフト受け治具ユニット
    とヨーク受け治具ユニットとにそれぞれ加わる負荷を受
    け、かつ上下方向にスライド可能に設けられた昇降基台
    とを備えていることを特徴とするカルダン継手組立装置
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