JPS6319591Y2 - - Google Patents

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JPS6319591Y2
JPS6319591Y2 JP15227080U JP15227080U JPS6319591Y2 JP S6319591 Y2 JPS6319591 Y2 JP S6319591Y2 JP 15227080 U JP15227080 U JP 15227080U JP 15227080 U JP15227080 U JP 15227080U JP S6319591 Y2 JPS6319591 Y2 JP S6319591Y2
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capacitor
thyristor
diode
voltage
resistor
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JP15227080U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は交流電源端子間に直列接続された共振
インダクタとサイリスタとダイオードと共振コン
デンサからなる直列インバータ回路を有する自励
式点火装置に関する。
この種の自励式点火装置として本考案者等は第
1図乃至第4図に示す如き回路を既に提案してい
た。第1図乃至第4図において交流電源1に直列
にチヨークコイル2とコンデンサ3が接続され、
このコンデンサ3と並列に共振インダクタ4とサ
イリスタ5とコンデンサ7からなる直列インバー
タ回路が設けられている。このコンデンサ7に並
列に点火コイル9の1次コイル9aが設けられ、
点火コイル9の2次コイル9bには火花電極10
が接続されている。上記点火コイル9はサイリス
タ5をトリガするための第3次巻線9cを有して
いる。
これらはすべてイグニシヨンコイルは第3次巻
線を必要としているので巻線工数が多くなるう
え、第1図の原理的なものを除いて自励発振継続
用回路が複雑であり、コストアツプの要因となつ
ていた。
本考案はこれら従来例のイグニシヨンコイルの
第3次巻線を必要とせず、簡単な回路構成で自励
発振を起こさせ低コストの回路を提供することを
目的とする。
本考案の自励式点火装置の特徴は、交流電源に
対し共振インダクタとサイリスタとダイオードと
共振コンデンサとを直列に接続し、上記ダイオー
ドと共振コンデンサとを有する直列回路と並列に
第2のコンデンサと第1の抵抗を設け、上記共振
コンデンサに並列に点火コイルの1次コイルを接
続し、該点火コイルの2次コイルに放電電極を設
け、また上記ダイオードを並列にサイリスタのゲ
ートに電圧を供給する素子を設け、さらに上記交
流電源から上記サイリスタに加わるのと略同相の
電圧が加えられる第3のコンデンサを設け、該第
3のコンデンサ端子電圧が上記サイリスタのゲー
トにスイツチング素子を介して加えられるように
スイツチング素子を配置し、該スイツチング素子
が導通することにより上記サイリスタを導通させ
るようにしたことである。
本考案は次のように作用する。第3のコンデン
サの充電電圧が高くなつたことによりスイツチン
グ素子が導通してサイリスタをトリガし、導通さ
せる。これにより共振コンデンサが充電される。
この充電々圧で点火の1次コイルに電流が供給さ
れ2次コイルに高電圧を発生する。第2のコンデ
ンサは第1の抵抗と直列回路を構成して共振コン
デンサとダイオードの直列回路の端子電圧を分圧
するため、第2コンデンサの充電々圧は小さく、
共振インダクタによる振動のため抵抗12側の電
圧が急激に減少するとサイリスタのカソード電圧
を減少させる。このとき共振インダクタ,サイリ
スタ第2コンデンサ、抵抗12の順で電圧が掛か
り、サイリスタのカソード電圧を急激に負に下げ
る。ダイオードと並列に設けられゲートに電圧を
供給しているのでサイリスタのゲートはカソード
より高くなり、サイリスタが再び導通する。
次に本考案の一実施例を説明する。
第5図において、交流電源1にチヨークコイル
2とコンデンサ3を直列に接続し、該コンデンサ
3には共振インダクタ4とサイリスタ5,ダイオ
ード6および共振コンデンサ7で構成されるサイ
リスタ直列インバータ回路8が並列に接続されて
いる。
そして共振コンデンサ7には負荷となるイグニ
シヨンコイル9の1次巻線9aが並列に接続さ
れ、2次巻線9bには放電々極10が接続されて
いる。
前記ダイオード6とコンデンサ7の直列回路に
並列にコンデンサ11と抵抗12の直列回路が接
続されている。
また、前記サイリスタのゲートに抵抗13とス
イツチング素子14を並列にして接続し、該抵抗
13の他端は前記ダイオード6のカソードに接続
され、該スイツチング素子14の他端にダイオー
ド15のカソードを接続し、該ダイオード15の
アノードと前記ダイオード6のカソード間にコン
デンサ16が接続されている。さらに、前記ダイ
オード15のアノードに抵抗17と抵抗18を並
列にして接続し、該抵抗17の他端は前記電源1
とチヨークコイル2の接続点に接続され、該抵抗
18の他端にはダイオード19のカソードが接続
され、該ダイオード19のカソードは前記サイリ
スタ5のアノードに接続されている。
第5図の回路構成を第6図の動作波形を用いて
説明する。交流電源1の端子aが正、端子bが負
の場合、サイリスタ5にはチヨークコイル2,共
振インダクタ4を通して順方向電圧がかかる。同
時にコンデンサ16は抵抗17を通じて充電さ
れ、充電々圧がスイツチング素子14のブレーク
オーバ電圧に達するとスイツチング素子14が導
通しコンデンサ16の充電々荷がダイオード1
5,スイツチング素子14を通じてサイリスタ5
のゲートに加えられる。これにより、サイリスタ
5がトリガされ、導通状態となる。
第6図イはサイリスタ5のアノードカソード間
に加わる電圧VAKの波形である。ロはサイリス
タ5のアノードを流れる電流である。
サイリスタ5が導通すると共振インダクタ4を
通じて共振コンデンサ7に充電々流が流れる。こ
の電流はサイリスタ5のアノード電流IAと等し
い。上記充電々流で共振コンデンサ7の電圧が上
昇するが共振インダクタ4と共振コンデンサ7の
共振により充電々流は振動的となり、電流の方向
が反転し、サイリスタ5が逆バイアスされてター
ンオフする。コンデンサ7の端子電圧は上記充電
電流に対し移相が遅れているためコンデンサ7は
電源電圧より高い電圧に充電されたまま切離され
てしまうので、負荷であるイグニシヨンコイル9
の1次巻線9aに放電し、2次巻線9bに高電圧
を発生させ、放電々極10に火花放電が生ずる。
この時の共振コンデンサ7の端子電圧極性は第6
図中に+,−で示す如く、ダイオード6側が正で
ある。またコンデンサ7の端子電圧波形を第6図
ハに示す。コンデンサ7の放電々流は1次巻線9
aのインダクタンスと共振してやはり振動的とな
り、半サイクル後極性が反転して第6図中に示す
(+)(−)極性になる。すなわちダイオード6側
が負になる。
ダイオード6とコンデンサ7の直列回路の端子
電圧はコンデンサ11と抵抗12で分圧されるの
でコンデンサ11の充電々圧は少い。またダイオ
ード6があるためコンデンサ7からの高電圧がダ
イオード6を介してコンデンサ11に加わること
もない。従つて共振インダクタ4による電圧振動
で抵抗12の電位が下がるとコンデンサ11全体
の電位が減少し、サイリスタのカソード電圧が更
に減少する。ダイオード6のカソードが略零であ
つても抵抗13からの供給電圧によりサイリスタ
5のゲートがカソード電位より高くなり、サイリ
スタ5は再び導通する。ことにより前述の動作を
繰返す。
サイリスタ5のアノード・カソード間電圧
VAK,アノード電流IA,共振コンデンサ7の端
子電圧VC7,コンデンサ11の充電々流IC11
および端子電圧VC11の時間的変化を第6図イ,
ロ,ハ,ニ,ホに示す。共振コンデンサ7の端子
電圧は交流電源1の極性が端子aが正,端子bが
負極性の半サイクル中連続的に振動しつづけ、イ
グニシヨンコイル9で昇圧された高電圧も振動し
つづけて放電々極10には連続した複数の火花が
飛ぶ。
抵抗17,コンデンサ16,ダイオード15,
スイツチング素子14より構成される起動回路
は、回路定数によつて決まる時定数で充放電を繰
返し、抵抗12,コンデンサ11による信号と無
関係にサイリスタ5のゲートにパルスを与え、動
作不安定になるのでサイリスタ5が導通するたび
にコンデンサ16の電荷を抵抗18,ダイオード
19を通して放出するようにして、最初サイリス
タ5をトリガすると、以後コンデンサ16の端子
電圧がスイツチング素子14のブレークオーバ電
圧に達しないようにしてある。
また、電源1に接続されているチヨークコイル
2とコンデンサ3は、サイリスタ5が導通した時
に、過大な突入電流が流れ、サイリスタ5を破壊
しないようにするために挿入してある。
以上の如く、本考案実施例は、共振インダクタ
4,サイリスタ5,ダイオード6,共振コンデン
サ7により直列インバータ回路8を構成し、サイ
リスタ5のカソードと、共振コンデンサ7と電源
1の接続点の間にコンデンサ11と抵抗12の直
列回路を接続し、サイリスタ5のカソードに負方
向の信号を加えてサイリスタ5をトリガすること
により、自励発振を行なわせるものであるから、
従来例の如くイグニシヨンコイル9に3次巻線
や、複雑な自励発振継続用の回路を必要とせず、
簡単な回路構成で、安価な自励サイリスタ直列イ
ンバータ式複数火花点火装置を実現することがで
きる。
なお、実施例において、抵抗17をチヨークコ
イルの電源側に接続したが、チヨークコイル2と
共振インダクタ4の接続点あるいはサイリスタ5
のアノードに接続してもよい場合もあり、さら
に、サイリスタ5のゲートとダイオード6のカソ
ード間に必要ならば抵抗13と並列にダイオー
ド、コンデンサ等を接続したり、誘導電圧を抑圧
し、ゲート電流調整のためのゲート直列抵抗を入
れるなどの補助的手段を用いることは自由であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は従来例の複数火花点火装置
の回路図、第5図は本考案実施例の複数火花点火
装置の回路図、第6図は本考案実施例の動作説明
線図である。 2……チヨークコイル、5……サイリスタ、6
……ダイオード、8……サイリスタ直列インバー
タ、9……イグニシヨンコイル、10……放電々
極、11……コンデンサ、12……抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交流電源1に対し共振インダクタ4とサイリス
    タ5とダイオード6と共振コンデンサ7とを直列
    に接続し、上記ダイオード6と共振コンデンサ7
    とを有する直列回路と並列に第2のコンデンサ1
    1と抵抗12を設け、上記共振コンデンサ7に並
    列に点火コイルの1次コイルを接続し、該点火コ
    イルの2次コイルに放電電極10を設け、また上
    記ダイオード6と並列にサイリスタ5のゲートに
    電圧供給素子を設け、さらに上記交流電源から上
    記サイリスタ5に加わるのと略同相の電圧が加え
    られる第3のコンデンサ16を設け、該第3のコ
    ンデンサ16端子電圧が上記サイリスタ5のゲー
    トにスイツチング素子を介して加えられるように
    スイツチング素子を配置し、該スイツチング素子
    が導通することにより上記サイリスタを導通させ
    るようにしたことを特徴とする自励式点火装置。
JP15227080U 1980-10-27 1980-10-27 Expired JPS6319591Y2 (ja)

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JP15227080U JPS6319591Y2 (ja) 1980-10-27 1980-10-27

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JP15227080U JPS6319591Y2 (ja) 1980-10-27 1980-10-27

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JPS5775176U JPS5775176U (ja) 1982-05-10
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ID=29511578

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JP15227080U Expired JPS6319591Y2 (ja) 1980-10-27 1980-10-27

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JP5429712B2 (ja) * 2009-12-03 2014-02-26 日立オートモティブシステムズ阪神株式会社 多気筒の内燃機関用点火装置

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JPS5775176U (ja) 1982-05-10

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