JPS63195314A - 水冷式エンジンの冷却装置 - Google Patents

水冷式エンジンの冷却装置

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JPS63195314A
JPS63195314A JP2694187A JP2694187A JPS63195314A JP S63195314 A JPS63195314 A JP S63195314A JP 2694187 A JP2694187 A JP 2694187A JP 2694187 A JP2694187 A JP 2694187A JP S63195314 A JPS63195314 A JP S63195314A
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radiator
cooling
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cylinder block
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謙二 樫山
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川野 為則
Noriyuki Iwata
典之 岩田
Takashige Munetou
宗藤 孝慈
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水冷式エンジンの冷却装置に関するものである
(従来技術) エンジンの燃焼室内におけるエンドガスの自発火に起因
するノッキングは、エンジンの全運転域の中でも特に低
速・高負荷域において発生し易く、またこのノッキング
を抑制するにはシリンダヘッドを効率良く冷却してエン
ジンのメカニカルオクタン価(即ち、メカニカルな面か
ら評価されるオクタン価)を高めることが有効であるこ
とが知られている。
ところが、従来一般の水冷式エンジンにおいては、シリ
ンダヘッドとシリンダブロックとを単一の冷却系により
冷却するようにしていたため、例えば、エンジンの運転
状態が熱負荷が最ら高く従ってエンジン側から冷却水側
への放熱量が最も多い高速・高負荷域からノッキングが
最も発生し易い低速・高負荷域へ移行した場合、高速・
高負荷域での運転により冷却水は既にその水温が非常に
高くなっているためこの冷却水をいくらラジエータにお
いて放熱させてもその水温は早急には低下せず、このた
め、低速・高負荷域におけるシリンダヘッドに対する冷
却能力が低くなり、結果的にノッキングの発生を十分に
抑えることができないという問題があった。
このような背景から、エンジンの冷却系を、シリンダヘ
ッドを重点的に冷却するヘッド側冷却系とシリンダブロ
ックを重点的に冷却するブロック側冷却系の相互に独立
した2つの系で構成しよりシリンダヘッドを効果的に冷
却しもってエンジンのメカニカルオクタン価を高めるよ
うにした技術として例えば、特開昭57−146010
号公報に開示されるもの(以下の説明においては便宜上
、第1の公知例という)とか特開昭59−224414
号公報に開示されるもの(以下の説明においては第2の
公知例という)とかが提案されている。
ところが、第1の公知例のものにおいては、ひとつのラ
ジェータをブロック側冷却系とヘッド側冷却系に共用す
る構成であるため、高速・高負荷域での運転により高温
とされた冷却水を低速・高山るためには、通常最も熱負
荷の高い高速・高貴4!η域における放熱量を基準にし
て設計されるラジェータ容量をさらに大きくする必要が
あり、エンジン格納スペースが制限される自動車11エ
ンジンにあってはその適用が困難である。
また、第2の公知例のものは、ヘッド側冷却系とブロッ
ク側冷却系にそれぞれ専用のラジェータを設けたもので
あり、・このためシリンダブロック側の熱負荷の影響を
受けずにシリンダヘッド側を効果的に冷却できるという
利点はあるものの、シリンダヘッドについてのみ考えれ
ばその冷却系の構成はエンジンの冷却系を単一の系で構
成した従来一般の冷却袋21(既述)と同様であり、従
って低速・高負荷域においてシリンダヘッドに対する冷
却性能を高めてエンジンのメカニカルオクタン価の向上
を図るということはラジェータの放熱容量(大きさ)と
の関係で限度がある。
一方、シリンダブロック側について考えれば、低速・高
負荷域においては高速・高負荷域はど熱負荷が高(ない
ため高速・高負荷域はど冷却能力は必要でないにもかか
わらず、この第2の公知例のものにおいてはエンジンの
全運転域を通じてブロック側冷却系により一様にシリン
ダブロックを冷却するようにしているため、低速・高負
荷域においては該シリンダブロックが逆1千過冷却状態
となり、潤滑オイルの油温低下によりその粘性が高くな
り、ピストン等の摺動部の摺動抵抗が増大するという不
具合の発生も考えられる。
(発明の目的) 本発明は上記従来技術の項で指摘した問題点を解決しよ
うとするもので、水冷式エンジンにおいて、ノッキング
の発生し易い運転領域でのメカニカルオクタン価を向上
させることとシリンダヘッドの過冷却に起因するエンジ
ンの摺動抵抗の増大を抑制し、もってエンジンの燃費効
率と出力性能の向上とを図ることを目的としてなされた
ものである。
(目的を達成するための手段) 本発明は上記の目的を達成するための手段として、エン
ジンのシリンダヘッドを冷却するヘッド側冷却系とシリ
ンダブロックを冷却するブロック側冷却系とを備えた水
冷式エンジンにおいて、第1のラジェータと第2のラジ
ェータとを設け、エンジンの高速・高負荷域においては
上記第1のラジェータのみを、エンジンの低速・高負荷
域においては上記第1のラジェータと第2のラジェータ
とを直列に接続し、該第1のラジェータと第2のラジェ
ータの双方全それぞれ通過した後の冷却水を上記シリン
ダヘッド側冷却系から上記ブロック側冷却系に向けて順
次流通せしめる如く構成したものである。
(作 用) 本発明では上記の手段により、 (1)ノッキングの最も発生し易い低速・高負荷域にお
いては2つのラジェータが直列に接続され、この2つの
ラジェータにより二段階に放熱冷却された冷却水が先ず
ヘッド側冷却系に供給されるため、ひとつのラジェータ
のみにより冷却水の放熱を行ないこれをヘッド側冷却系
に供給する場合に比してシリンダヘッドに対する冷却性
能が向上し、それだけエンジンのメカニカルオクタン価
が高められ、ノッキング発生が効果的に防止される、(
2)低速・高負荷域においてはヘッド側冷却系において
シリンダブロックの冷却を行なった後の比較的水温の高
い冷却水がブロック側冷却系に供給されこれによりシリ
ンダブロックの冷却が行なわれるため、該シリンダブロ
ックの過冷却が効果的に防止され、シリンダブロックの
過冷却に起因するエンジンの摺動部における摺動抵抗の
増大が効果的に抑制される、 笠の作用か得られることになる。
(実施例) 以下、第1図ないし第3図を参照して本発明の好適な実
施例を説明する。
(第1の実施例) 第1図には本発明の第1の実施例に係る自動車エンジン
の冷却装置が示されており、同図において符号1はシリ
ンダヘッド2とシリンダブロック3を備えたエンジンで
ある。
シリンダヘッド2の冷却水人口15にはウォータポンプ
6が取付けられている。このウォータポンプ6のサクシ
ジンボートには、第1のラジェータ4の流出側に連通ず
る第1の冷却水供給路21と、該第1の冷却水供給路2
1の途中から分岐し且つその゛中間部に第2のラジェー
タ5を備えた第2の冷却水供給路22の下流端とがそれ
ぞれ接続されている。この第1の冷却水供給路21と第
2の冷却水供給路22の分岐部には第1のバルブ9が取
付けられている。この第1のバルブ9は、エンジンのブ
ースト圧あるいは吸入空気量から検出されるエンジン負
荷と回転数センサ等により検出されるエンジン回転数と
に基いて制t211回路14により開閉制御される71
磁弁切換弁で構成されており、具体的には第3図におい
て領域aで示すエンジンの高速・高負荷域においては第
1のラジェータ4と第2のラジェータ5との接続を断っ
て該第1のラジェータ4のみをウォータポンプG側に連
通させ(第1の作動位置)、領域Cにおいては第1のラ
ジェータ4と第2のラジェータ5を直列に接続してこの
第1のラジェータ4と第2のラジェータ5をそれぞれ第
2の冷却水供給路22を介してウォータポンプ6側に連
通させる(第2の作動位g1)ようになっている。そし
て、領域すにおいてはエンジン負荷及びエンジン回転数
が一定の条件下にある場合にのみ第2の位置に設定され
る。即ち、エンジンの運転状態がまもなく領域Cから領
域aに移行するであろうということが想定される時、具
体的にはこの実施例ではエンジン負荷の低下方向におけ
る変化率が所定レベル以上でしかもエンジン回転数の低
下方向における変化率が所定レベル以上である時(冷却
系制御条件の成立時)には第2の作動位置に設定され、
それ以外の時(冷却系制御条件の不成立時)には第1の
作動位置に設定されるようにしている(即ち、この領域
すにおいては第1のバルブ9の予測制御が行なわれるわ
けである)。
一方、シリンダヘッド2の冷却水出口16は、第1の冷
却水戻り路23を介して第1のラジェータ4の吸入側に
接続されている。さらに、この第1の冷却水戻り路23
にはサーモスタット13が設けられている。このサーモ
スタット13は、冷却水の水温が60℃以上である時に
はシリンダヘッド2側からの冷却水を第1の冷却水戻り
路23を介して第1のラジェータ4側に還流させ、60
℃以下である場合にはこれをバイパス路24を介してウ
ォータポンプG側に還流させる如く作用する。
また、この装態の冷却水戻り路23は、サーモスタット
I3より下流位置において該装置の冷却水戻り路23か
ら分岐する分岐路25を介してシリンダブロック3の冷
却水入口17に接続されており、しかもこの第1の冷却
水戻り路23と分岐路25との分岐部には第2のバルブ
IOが取付けられている。第2のバルブ10は、シリン
ダブロック3側に設けた水温センサ19からの信号を受
けて開閉作動する電磁切換弁で構成されており、この実
施例ではシリンダブロック3側の冷却水の水温が80℃
以下であるときには分岐路25を閉じてシリンダヘッド
2の冷却水出口16を直接第1の冷却水戻り路23を介
して第1のラジェータ4側に連通させ(以下、第1の作
動位置という)、80℃以下である場合には分岐路25
を開いてシリンダヘッド2の冷却水出口16を分岐路2
5を介してシリンダブロック3の冷却水人口17に連通
させる′(第2の作動位v!り如く作用する。また、シ
リンダブロック3の冷却水出口18は、第2の冷却水戻
り路26を介して第1の冷却水戻り路23のしかも上記
第2のバルブ10取付位置より下流側位置に接続されて
いる。
このように構成されたこの実施例の冷却装置は次のよう
に作用する。
エンジンの運転状態が領域Cにある場合あるいは領域す
にあってしかも冷却系制御条件の不成立時、即ち、ノッ
キングが比較的起こりにくく、従ってシリンダヘッド2
をそれ程重点的に冷却する必要のない場合には、第1の
バルブ9が第1の作動位置に設定される。従って、第2
のラジェータ5へは冷却水は循環せず、該第2のラジェ
ータ5は休止状態とされている。この状態においては、
同図において実線矢印で示すように、第1のラジェータ
4から流出する冷却水は、第1の冷却水供給路21を通
って直接ウォータポンプ6に供給され、該ウォータポン
プ6からシリンダヘッド2のつ]・−タジャケット内に
導入される。このシリンダヘッド2のウォータジャケッ
ト内を流通する冷却水はシリンダヘッド2との間で熱交
換を行なった後、冷却水出口1.6からサーモスタット
t3側に流出される。この時、冷却水の水温が60℃以
下である場合にはサーモスタット13によりバイパス路
24が開かれ、冷却水は実線矢印で示す如く第1のラジ
ェータ4をバイパスしてそのままウォータポンプ6側に
還流され、エンジンの暖機を促進させる如く作用する。
これに対して、水温が60℃以上である場合には、サー
モスタット13によりバイパス路24が閉じられ冷却水
62は第1の冷却水戻り路23側に流れる。この時、シ
リンダブロック3のウォータジャケット内の冷却水の水
温が80℃以下である場合には第2のバルブ10が第1
の作動位置に設定され、冷却水はその全量がシリンダブ
ロック3のつ+−タジャケットへは流れることなく実線
矢印の如くそのまま第1のラジェータ4側に還流され、
シリンダブロック3は非冷却とされる。従って、この場
合にはシリンダブロック3の過冷却によるオイル粘度の
上昇及びこれに伴うピストン等の摺動部における摺動抵
抗の増大が抑制される。
一方、シリンダブロック3側の水温が80℃以上である
場合には第2のバルブIOにより分岐路25が開かれ、
シリンダヘラ12通過後の冷却水は破線矢印で示す如く
分岐路25からシリンダブロック3のウォータジャケッ
ト内に導入される。
従って、シリンダヘッド2の冷却と同時に、シリンダブ
ロック3も冷却されるわけであるが、この場合において
も冷却水がシリンダヘッド2を経た後シリンダブロック
3側へ流れる関係上、シリンダブロック3よりもシリン
ダヘッド2の方がより効果的に冷却される。
(領域a) 領域aあるいは領域すにあってしかも冷却系制御条件が
成立している場合、即ち、特にノッキングが発生し易い
領域でありシリンダヘッド2をより重点的に冷却する必
要のある場合には、第1のバルブ9が第2の作動位置に
設定される。従って、第1のラジェータ4と第2のラジ
ェータ5とが直列に接続され、冷却水は該第1のラジェ
ータ4を通過した後、一点鎖線矢印で示す如くそのまま
第2のラジェータ5に至り、該第1のラジェータ4と第
2のラジェータ5の2つのラジェータにおいて2段階に
放熱されて十分に冷却した後、ウォータポンプ6を介し
てシリンダヘッド2のウォータジャケット内に導入され
る。従って、領域Cの場合の如く第1のラジェータ4の
みの放熱作用しか利I11できない場合に比してシリン
ダヘッド2側へ導入される冷却水の水温がより低温とさ
れ、それだけシリンダヘッド2がより効果的に冷却され
、エンジンのメカニカルオクタン価が向上してノッキン
グの発生が可及的に防止される。さらに、この場合にも
、シリンダブロック3側の冷却水の水温が80℃以下の
場合にはシリンダブロック3側への冷却水導入は行なわ
れず、80℃以上である場合においてのみ冷却水による
シリンダブロック3の冷却が行なわれ、シリンダブロッ
ク3 (7)過冷却によるエンジンの摺動抵抗の増大が
抑制される。
尚、この第1の実施例においては、第Iのラジェータ4
のみあるいは第1のラジェータ4と第2のラジェータ5
からウォータポンプ6を経てシリンダヘッド2のウォー
タジャケットに至りさらに第1の冷却水戻り路23を経
て第1のラジェータ4に還流する一連の冷却水循環系で
ヘッド側冷却系Xが、また第1のラジェータ4のみある
いは第1のラジェータ4と第2のラジェータ5からウォ
ータポンプGを経てシリンダヘッド2のつ中−タジャケ
ットに至りさらに分岐路25からシリンダブロック3の
ウォータジャケットを経て第2の冷却水戻り路26及び
第1の冷却水戻り路23から第1のラジェータ4に至る
一連の冷却水循環系でブロック側冷却系Yがそれぞれ構
成されている。
(第2の実施例) 第2図には本発明の第2の実施例に係る自動車用エンジ
ンの冷却装置が示されている。この冷却装置は、上記第
1の実施例のものが2つのラジェータ4,5とひとつの
ウォータポンプ6でヘッド側冷却系Xとブ【1ツク側冷
却系Yとを構成していたのに対して、2つのラジェータ
4.5とそれぞれこれに対応する2つのウォータポンプ
7.8とでヘッド側冷却系Xとブロック側冷却系Yとを
構成している。具体的には、第1のラジェータ4とシリ
ンダヘッド2の冷却水人口15側に設けた第1のウォー
タポンプ7とを連通する第1の冷却水供給路21中に第
1のバルブ9(上記第1の実施例のものと同−構成であ
り同一作用をなす)を設けるとともに、シリンダヘッド
2の冷却水出口16と第Iのラジェータ4の流入側とを
接続する第1の冷却水戻り路23にサーモスタット13
と第2のバルブ10(第1の実施例における乙のと同一
構成であり同一作用をなす)を設け、さらに、第2のバ
ルブ10とシリンダブロック3の第重の冷却水人口17
Aとを分岐路25でまたシリンダブロック3の第1の冷
却水出口18Aと第1の冷却水戻り路23とを第2の冷
却水戻り路2Gでそれぞれ連結している。
従って、第1のバルブ9が第1の作動位置にあるとき、
即ち、エンジンの運転状態が領域C又は領域すでしかも
冷却系制御条件不成立時には、第1のウォータポンプ7
から吐出された冷却水は、シリンダブロック3側の冷却
水の水温が80℃以下の場合には実線矢印で示す如くシ
リンダヘッド2のつ中−タジャケットを流通してこれを
冷却した後、シリンダブロック3側を冷却することなく
そのまま第1の冷却水戻り路23を介して第1のラジェ
ータ4に還流する。これに対して、シリンダブロック3
側の冷却水水温が80℃以上の場合には、冷却水は破線
矢印で示す如くシリンダヘッド2のウォータジャケット
を流通検分岐路25を経てシリンダブロック3のウォー
タジャケット内に流入し該シリンダブロック3を冷却し
た後装2の冷却水戻り路26及び第1の冷却水戻り路2
3を介して第1のラジェータ4側に還流される。
また、第1のラジェータ4と第2のラジェータ5とを上
記第1のバルブ9を介して接続するラジェータ接続路3
1は、その中間から分岐する第3の冷却水戻り路32を
介してシリンダブロック3の第2の冷却水出口18Bに
接続されている。この第3の冷却水戻り路32には第3
のバルブ11が設けられている。この第3のバルブI目
よ、上記第1のバルブ9と同様にエンジン負荷とエンジ
ン回転数と(÷よりその作動が制御されるしのであり、
冷却系制御条件不成立時(即ち、第1のバルブ9が第1
の作動位置に設定され第1のラジェータ4が直接第1の
ウォータポンプ7に連通している時)には、開弁して第
3の冷却水戻り路32を開通させ(第1の作動位置)、
冷却系制御条件の成立時(即ち、第1のバルブ9が第2
の作動位置に設定され第1のラジェータ4と第2のラジ
ェータ5が直列に接続された時)には閉弁して第3の冷
却水戻り路32を閉塞するようにその作動形態が設定さ
れている。
さらに、第2のラジェータ5と第1のウォータポンプ7
とを接続する第2の冷却水供給路22は、その中間から
分岐する第3の冷却水供給路33を介してシリンダブロ
ック3の第2の冷却水入口17Bに接続されている。こ
の第3の冷却水供給路33には第2のつ中−タポンプ8
が設けられ、さらに該第2のウォータポンプ8より下流
側には第4のバルブ12が設けられている。この第4の
バルブ12も上記第1のバルブ9及び第3のバルブ11
と同様にエンジン負荷とエンジン回転数とに応じて制御
されるものであり、冷却系制御条件不成立時には第3の
冷却水供給路33を開口(第1の作動位置)し、冷却系
制御条件成立時には第3の冷却水供給路33を閉じ、て
(第2の作動位置)第2のつf−タボンプ8から吐出さ
れる冷却水を還流路35を介して再び第2のウォータポ
ンプ8側へ還流させる如く作用する。
従って、エンジンの運転状態が領域C又は領域すでしか
も冷却系制御条件不成立時には、第2のウォータポンプ
8から吐出される冷却水は、一点鎖線矢印で示すように
第3の冷却水供給路33からシリンダブロックのウォー
タジャケット内に入り、該シリンダブロック3を冷却し
た後、第3゛の冷却水戻り路32を介して第2のラジェ
ータ5側に還流される。
一方、エンジンの運転状態が領域aあるいは領域すでし
かも冷却系制御条件成立時即ち、シリンダヘッド2を重
点的に冷却する必要のあるときには、ラジェータ接続路
31が開路されるとともに第2の冷却水、戻り路32が
閉路され、しかも第4のバルブ!2により第3の冷却水
供給路33が閉路されるため、第2.のウォータポンプ
8から吐出される冷却水は二点鎖線矢印で示すように還
流路35内で循環され、シリンダブロック3側へは吐出
されない。これは、第2のウォータポンプ8が通常メカ
ニカルポンプで構成され、エンジンの運転中はその作動
の必要の有無にかかわらず回転しているためその作動を
無効とするとともに第1のラジェータ4及び第2のラジ
ェータ5通過後の冷えた冷却水が第3の冷却水供給路3
3側へ流入するのを阻止するために設けたものであり、
従って、この第2のつ中−タポンプ8を電気制御のポン
プで構成する場合には第4のバルブ12及び還流路35
は不要となる。
他方、第1のウォータポンプ7から吐出される冷却水は
、破線矢印で示すように、第2のラジェータ5を経て第
Xのウォータポンプ7に導入され、該第1のウォータポ
ンプ7からシリンダヘッド2のウォータジャケット側に
流入してこれを冷却し、さらにシリンダブロック3側の
水温が80℃以下である場合にはシリンダブロック3側
へは流れず直接第1の冷却水戻り路23側にへ、また8
0℃以上である場合にはシリンダブロック3のつ第一タ
ジャケットを流通してこれを冷却した後装2の冷却水戻
り路26を介して第1の冷却水戻り路23側へそれぞれ
流れ、第1のラジェータ4及び第2のラジェータ5を順
次通過してそれぞれ両者において放熱作用を行なったの
ち再び第2の冷却水供給路22から第1のウォータポン
プ7側に吸入される。即ち、この場合には、第1のラジ
ェータ4と第2のラジェータ5において2段階に放熱さ
れた冷却水がシリンダヘッド2のウォータジャケット内
に導入されるため、上記第1の実施例の場合と同様によ
り高水準のシリンダヘッド冷却効率が実現され、これに
よりエンジンのメカニカルオクタン価が向上し、ノブキ
ングの発生が可及的に防止されるものである。
尚、第1のウォータポンプ7と第2のウォータポンプ8
の間においては、第1のウォータポンプ7吐出量の方が
第2のウォータポンプ8のそれよりも大きく設定されて
いる。
尚、この実施例においては、第1のラジェータ4のみあ
るいは第1のラジェータ4から第2のラジェータ5を経
てシリンダヘッド2のウォータジャケットに至りさらに
第1の冷却水戻り路23から第1のラジェータ4側に還
流する一連の冷却水循環系でヘッド側冷却系Xが構成さ
れ、また第1のラジェータ4と第2のラジェータ5から
シリンダヘッド2のウォータジャケットを経てシリンダ
ブロック3のウォータジャケット内に至りさらに第2の
冷却水戻り路26及び第1の冷却水戻り路23を経て第
1のラジェータ4に至る冷却水循環系と第2のラジェー
タ5から第2のウォータポンプ8を経てシリンダブロッ
ク3のウォータジャケットに至りさらに第3の冷却水戻
り路32から第2のラジェータ5に還流される冷却水循
環系の2つの冷却水循環系によりブロック側冷却系Yが
構成されている。
(発明の効果) 本発明の水冷式エンジンの冷却装置は、エンジンのシリ
ンダヘッドを冷却するヘッド側冷却系とシリンダブロッ
クを冷却するブロック側冷却系とを備えた水冷式エンジ
ンにおいて、第1のラジェータと第2のラジェータとを
設け、エンジンの高速・高負荷域においては上記第1の
ラジェータのみを、エンジンの低速・高負荷域において
は上記第1のラジェータと第2のラジェータとを直列に
接続し、該第1のラジェータと第2のラジェータの双方
をそれぞれ通過した後の冷却水を上記シリンダヘッド側
冷却系から上記ブロック側冷却系に向けて順次流通せし
める如く構成したことを特徴とするものである。
従9て、本発明の水冷式エンジンの冷却装置によれば、 (りノッキングの最も発生し易い低速・高負荷域におい
ては2つのラジェータが直列に接続され、この2つのラ
ジェータにより二段階に放熱冷却された冷却水が先ずヘ
ッド側冷却系に供給されるため、ひとつのラジェータの
みにより冷却水の放熱を行ないこれをヘッド側冷却系に
供給ずろ場合に比してシリンダヘッドに対する冷却性能
が向上し、それだけエンジンのメカニカルオクタン価が
高められ、ノッキング発生が効果的に防止されろ、(2
)低速・高負荷域においてはヘッド側冷却系においてシ
リンダブロックの冷却を行なった後の比較的水温の高い
冷却水がブロック側冷却系に供給されこれによりシリン
ダブロックの冷却が行なわれるため、該シリンダブロッ
クの過冷却が効果的に防止され、シリンダブロックの過
冷却に起因するエンジンの摺動部における摺動抵抗の増
大が効果的に抑制される、 等のことから、エンジンの燃費効率と出力性能の向上が
図れるという効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る水冷式エンジンの
冷却装置の冷却系システム図、第2図は本発明の第2の
実施例に係る水冷式エンジンの冷却装置の冷却系システ
ム図、第3図は冷却装置の制御領域図である。 1・@拳・拳エンジン 2・・・・・シリンダヘッド 3・・・・・シリンダブロック 4・・・・・第1のラジェータ 5・・争・・第2のラジェータ 6.7.8・・・ウォータポンプ 9、10,11.12・バルブ 13・・・・サーモスタット 15・・・・冷却水入口 夏6・・・・冷却水出口 17A、17[3・・冷却水入口 18A、1813 ・−冷却水出口 I9・・・・水温センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、エンジンのシリンダヘッドを冷却するヘッド側冷却
    部系とシリンダブロックを冷却するブロック側冷却系と
    を備えた水冷式エンジンにおいて、第1のラジエータと
    第2のラジエータとが設けられ、エンジンの高速・高負
    荷域においては上記第1のラジエータのみを、エンジン
    の低速・高負荷域においては上記第1のラジエータと第
    2のラジエータとが直列に接続され且つ該第1のラジエ
    ータと第2のラジエータの双方をそれぞれ通過した後の
    冷却水が上記シリンダヘッド側冷却系から上記ブロック
    側冷却系に向けて順次流通せしめられる如く構成されて
    いることを特徴とする水冷式エンジンの冷却装置。
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