JPS63183637A - 光デイスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は新規な構造の光ディスクに関する。

〈従来技術〉 近年レーザ等を用いた光ヘッドによりディスク状の記録
媒体に記録、再生もしくは消去を行う所謂光ディスクの
開発が行なわれている。これらの光ディスクはガラス、
プラスチック、金属などの基板上に情報を記録、再生、
消去できるような媒体を設け、同心円状又は螺旋状に記
録領域を設けたものである。

ここで、上記螺旋状又は同心円状の記録領域（トラック
）の間隔はおよそ１〜２μｍ程度と極めて小さい。とこ
ろが通常モータ等でディスクを回転させると、機械的な
誤差のため、ディスクの芯ぶれが発生し、このため光ヘ
ッドからの光照射で記録、再生、消去する場合、正確に
トラックを追従できない。このため光ディスクを駆動す
るドライブシステムでは光ヘッドによってトラックから
の光ビームスポットのずれ量を何等かの方法で検出し、
それによって記録、再生、消去に用いる光スポットの位
置を変えて正確にトラック部分を追従できるようなサー
ボシステムを備えるのが普通である。

しかし、このサーボシステムの能力も完全ではなく、限
界があるため、この芯ぶれ量を限度内に管理して光ディ
スクを生産することが極めて重要となる。

このため、従来より第２図のような構造のディスクが一
例として機素されている。

即ち、光ディスクｌの中心部にセンターハブと呼ばれる
部材４を取り付け、そのセンターハブ４の中央の穴とモ
ータの回転中心のシャフト３を嵌合させて回転中心の基
準とする。センターハブ４には鉄などの強磁性材のプレ
ート５が取り付けられており、これがターンテーブル２
に設けられているマグネット７により吸着されている。

この場合、センターハブ４は第２図のようにディスクを
回転させた時、情報を記録、再生、消去を行うトラック
に対し、そのトラックの中心がセンターハブの中心と一
致するように設けられる。

このようにすることにより、ディスクの製作過程で生ず
る偏心等の寸法誤差をセンターハブを設けることにより
極めて小さくすることができる。又、この時モータの回
転部分のターンテーブル２はクランプ領域６により、光
ディスク１を支えている。

このようにすることにより、ディスクｌの面振れを増加
させることが無い。

さてこのような光デイスク装置に於いて一般的に要求さ
れる性能の１つとしてディスク回転の起動時間の短縮が
挙げられる。これは光ディスクを頻繁に使用する場合や
、又、多くの光ディスクを収納してその内の１つの光デ
ィスクを自動的に選び出し装着して記録、再生、消去を
行う、所謂ジュークボックス型の装置にとっては特に重
要である。

ところが第２図のような構成をとった場合、回転の起動
時間を短くしようとすると起動時に、ディスクｌとター
ンテーブル２の接触部分６ですべりが生じ、ターンテー
ブル２とディスクｌが空転してしまうというような状態
が生ずる場合がある。

ディスクｌの材料として例えばガラスを用いるとすると
、その重量はプラスチックに対してほぼ２倍の重量があ
るため、回転起動時にトルクもほぼ２〜３倍必要である
。しかしながらガラスの場合には表面の摩擦係数はプラ
スチック等に比して小さい。例えばガラス−金属の場合
その表面の静摩擦係数は０，１〜０．２程度であり、プ
ラスチック−金属の０．３〜０．５に比べて約２分の１
の大きさしか無い。このためガラスをディスク基板材料
として用いるとプラスチックを用いた場合に比して起動
時間を数倍長くし、ゆっくりと回転速度を上げて空転し
ないようにする必要があり、ンステムの動作の迅速化を
妨げる原因となっていた。

〈発明の目的〉 本発明の目的は回転起動時間を短くしてもディスクが空
転しないような構造をした光ディスクを提供することに
ある。

〈実施例〉 以下、第１図によって、本発明の光ディスクの１実施例
につき詳細に説明を行う。

第１図において光ディスク８　ａ、　８　ｂにセンター
ハブｌｌａ、ｌｌｂがそれぞれ設けられ、これがターン
テーブル９により支えられる。

この時、ターンテーブル９が光ディスク８ａと接するデ
ィスク８ａの面上の領域にはターンテーブル９を構成す
る材料に対して十分大きな摩擦係数を有する材料１３ａ
が接着されている。この材料としてはポリカーボネイト
、合成ゴム、ポリエチレン、ポリイミド等の合成樹脂材
料が１例として挙げられる。前述したようにこれらの樹
脂はディスク基板材料であるガラスに比して摩擦係数が
大きく、それだけ回転起動時のトルクを大きくして、起
動時間を短くすることができる。　又、この材料１３を
ディスク８に接着すると、ターンテーブル９からの高さ
が高くなり、ディスクの記録、再生を行う媒体面の高さ
が異なることになってしまうが、材料１３の厚さを０．
１ｍｍ程度の厚さにすることにより、実質的に問題なく
記録、再生、消去を行うことができる。なぜなら光ヘッ
ドの記録。

再生、消去を行う対物レンズの可動範囲はおおよそ数百
μｍであるため０．１ｍｍ程度なら十分その範囲に収ま
るからである。

〈発明の効果〉 以上の本発明によればターンテーブルとの接触部にター
ンテーブルに比して十分摩擦係数の大きな材料を設けた
ディスクを構成することにより、光ディスクの回転起動
時間を短くすることができ、システム動作の迅速化をは
かることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる光ディスクの１実施例を示す断
面図、第２図は従来の光ディスクの断面図である。 図中　１　ａ、　１　ｂ、　８　ａ、　８　ｂ：光デイ
スク基板２．９＝ターンテーブル ３．１０：モータ回転シャフト ４ａ、４ｂ、１１ａ、ｌ　Ｉｂ：センターハブ５．１２
ニブレート ６：接触部分 ７．１４：マグネット 代理人　弁理士　杉　山　殻　至（他１名）図面の浄書
（内２Ｊに変更なし） １８１図 第２図 手続補正書（カニ。 昭和６２年　４月ｌ１日 １、事件の表示 特願昭６２−１４４５３ ２、発明の名称 光ディスク ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　！５４５　　大阪市阿倍野区長池町２２番２２
号名　称　（５０４）　　ンヤープ株式会社代表者　辻
　　晴　　雄 ４、代　理　人 住　所　６５４５　　大阪市阿倍野区長池町２２番２２
号シャープ株式会社内 に変更なし）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、円盤状の記録媒体を回転させて情報の記録、再生を
   行う光ディスクにおいて、 基板の、ターンテーブルとの接触面に、ターンテーブル
   の材質に対して摩擦係数が十分大きな材料を装着したこ
   とを特徴とする光ディスク。