JPH0636253B2 - 光メモリ円板 - Google Patents

光メモリ円板

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JPH0636253B2
JPH0636253B2 JP58151009A JP15100983A JPH0636253B2 JP H0636253 B2 JPH0636253 B2 JP H0636253B2 JP 58151009 A JP58151009 A JP 58151009A JP 15100983 A JP15100983 A JP 15100983A JP H0636253 B2 JPH0636253 B2 JP H0636253B2
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尊夫 日向
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    • G11B7/26—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of record carriers
    • G—PHYSICS
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Description

【発明の詳細な説明】 〈技術分野〉 本発明はレーザ光等の光により情報の記録・再生・消去
等を行う光メモリ円板に関する。
〈従来技術〉 近年、光ディスクメモリは高密度・大容量のメモリとし
て将来性を期待され多方面で種々の研究開発が行なわれ
ている。光メモリシステムは一般的に第１図に示す構成
をとる。即ち光メモリ円板１と、その光メモリ円板１を
回転させるモータ２、レーザ光源、集光光学系、トラッ
ク・フォーカス等のサーボ系、光検出系の入った光ピッ
クアップ３、その光ピックアップ３を半径方向に動かす
トラック追跡機構４より成る。従来の上記光メモリ円板
１は、１枚当りの容量を多くするため第２図(a)に一部
切り欠き図として示すように両面貼合せディスクが多
く、又そのＡ部分の一部拡大断面図(b)に示す様に透明
な基板５に案内溝８を設けその案内溝８上に記録媒体６
を付けた記録板を接着剤７により貼り合わせ、両面ディ
スクとしているものが多い。上記案内溝８は、追加記録
や書き換えが可能な光ディスクメモリにおいて特に重要
である。上記案内溝８は、同心円もしくはらせん状に設
けられ、ピッチ1.5〜３μｍ、巾0.7〜１μｍ、深さ５０
０〜８００Å程度に設定される。情報の記録・再生ある
いは消去等の全てはこの案内溝８に沿って光ビームを走
査して行う。その時光ビームの追従特性は光ピックアッ
プそのものの性能にもよるが、円板回転時の案内溝８の
ふれまわりに大きく依存している。従って案内溝８とデ
ィスクの内円との同心度は出来るだけ良いことが望まし
い。既に案内溝８の形成方法として次の３通りの方法が
提案されている。
(1)、アクリル又はポリカーボネイト等を溝付きスタン
パ上に射出成型する方法。
(2)、溝付きスタンパと基板との間に紫外線硬化樹脂を
流し込み紫外線硬化させた後スタンパをとりはずすいわ
ゆる２Ｐ法。
(3)、ガラスディスクにレジストを塗布し、該レジスト
に案内溝を転写しておき、エッチングによりガラスディ
スクそのものに案内溝を形成する方法。
いずれの方式においても機械的な位置合せだけでは前述
の同心度を必要な精度内におさめることが困難であり、
光ディスク生産時の歩留り低下の大きな要因となってい
る。
そこで、この問題を解決するために特開昭５８−５０６
３６号にはディスクの内円部に中心位置決め用部材を設
ける方法が開示されている。しかし、単に中心位置決め
用部材を設けただけでは、光メモリ円板を記録再生装置
に取り付ける際に上下両方向からクランプしなければな
らず、装置の機構が複雑になるという問題があった。
〈目的〉 本発明は以上の従来技術の問題点を解消するためになさ
れたものであり光メモリ円板の構造に改良を加えること
により、光ディスクのふれまわりを少なくするととも
に、簡単な機構の記録再生装置でも確実にクランプする
ことが可能な構成を有する光メモリ円板を提供すること
を目的とするものである。
〈実施例〉 以下、本発明に係る光メモリ円板の一実施例について図
面を用いて詳細に説明する。第３図は本発明に係る光メ
モリ円板の一実施例の構造を示す一部切り欠き斜視図で
ある。９は第２図と同じ内部構造の光メモリ円板であ
り、１０は基板９ａ，９ｂに接着された心出し用治具で
ある。この治具１０は光メモリ円板９を略作成後、基板
越しに案内溝を観察しながら同心出しをして接着する。
たとえば第４図に示すように心出し用回転テーブル１１
上に心出し治具１０を置きガラス基板９ａ，９ｂの媒体
面１４に有る案内溝を対物レンズ１２を使い、光１３を
照射し目視観察する。ガラス基板９ａ，９ｂを回転テー
ブル１１と共に回転させ案内溝が動かないように基板９
ａ，９ｂを位置決めし、その位置決め状態を保ったまま
心出し治具１０と基板９ａ，９ｂを接着する。
上記心出し治具１０と基板９ａ，９ｂを接着する接着剤
として、例えば２液混合型のエポキシ系接着剤を使用す
る場合は、接着剤が硬化するまでに時間がかかるため予
め治具１０と基板９ａ，９ｂの間に接着剤を入れてお
き、心出し後固定硬化を待てば良い。又紫外線硬化の接
着剤を用いることも作業時間（硬化時間）を短縮できる
ため有効である。その場合は第５図に示すように心出し
治具１０に１５のような穴をあけこの部分は光を通るよ
うにしておき、基板９ａ，９ｂ越しに他の面の治具を接
着するようにすれば良い。即ち第６図に一部断面図とし
て示すように、心出し治具１０ａとガラス基板９ａを接
着する時は矢印１６ｂで示した方向から紫外線をあて、
心出し治具１０ｂとガラス基板９ｂを接着する場合は１
６ａの方向から紫外線を照射すれば良い。もちろんこの
場合９ａと９ｂの間にある記録媒体は少くとも紫外線１
６ａ、１６ｂが通過する範囲には付いていないことが必
要である。
ここで、第５図において心出し治具１０にあけた紫外線
通過用穴１５はもちろん第５図のごとく円形である必要
はなく、又数も４個に限定されるものではない。又、た
とえば穴がディスクメーカの社名等の文字，商標等の図
案形状であっても良い。尚、上記紫外線硬化樹脂は嫌気
性のものを使用すれば更に好都合である。即ち、紫外線
のあたらない部分は空気中の酸素をしゃ断することで除
々に硬化し、一定時間が経てば心出し治具とガラス基板
が完全に接着するタイプである。
本発明は光メモリ円板の基板がガラスで出来ている場合
は心出し用治具としての機能の外に円板端面を保護し、
円板の割れ等を除去できるので、プラスティックディス
クの場合に比してその必要性は更に高まることになる。
又本発明に用いる心出し治具の内穴直径は、光メモリ円
板の基板の内穴直径よりも小さいことが望ましい。さも
ないと基板の内穴と案内溝との同心度が出ていない場合
基板で内穴が決まってしまい心出し治具の意味がなくな
る。
本発明に用いる心出し治具は特にその材質を問う必要も
ないし、また、治具全体が均一な材質で作られている必
要もなく、光メモリ円板の接着法により種々の材質を選
ぶ事ができる。
さらに、心出し用治具を鉄等の強磁性体で構成し、記録
再生装置の光ディスク円板を載置するためのスピンドル
やターンテーブルに永久磁石を用いれば、特別なクラン
プ機構を用いなくても、磁力吸引によって光ディスク円
板を固定することができる。勿論、この場合には心出し
用治具のスピンドルやターンテーブルに直接当接する部
分が強磁性体であれば充分である。また、紫外線通過個
所は強磁性体部分に設けてもよいし、強磁性体以外の部
分に設けてもよい。
なお、強磁性体部分の表面のサビを防ぐために、Ｎｉや
Ｃｕ等他のサビにくい金属をメッキ等で付着させてもよ
い。
〈効果〉 本発明によれば光メモリ円板の案内溝と内穴との同心度
を容易に良くすることができるので光メモリ円板製造の
歩留りを上げることが出来ると共に光メモリシステムの
特に光ピックアップの設計を簡単なものにすることがで
きる。また、本発明によれば心出し用治具が鉄等の強磁
性体からなるので、記録再生装置のターンテーブル等に
永久磁石を設けるだけで、すなわち、特にディスクのク
ランプ機構を設けなくとも光メモリ円板を確実に載置、
固定することができるという特有の効果を奏するもので
ある。さらに、光メモリ円板の両側に夫々貼付される前
記強磁性体からなる心出し用治具は互いの紫外線通過用
穴の位置が異なるように配置されて紫外線が照射される
ので、メモリ円板と心出し用治具との接着を効果的に行
うことができるという特有の効果をも奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第１図は光ディスクメモリシステムの概略構成図、第２
図(a)は従来の光メモリ円板の一部切り欠き斜視図、同
図(b)はその一部拡大断面図、第３図は本発明に係る光
メモリ円板の一実施例の一部切り欠き斜視図、第４図は
本発明に係る心出し治具接着方法を説明する為の側面断
面図、第５図は心出し治具の一例の平面図、第６図は心
出し治具接着方法を説明する為の側面断面図である。 図中、１：光メモリ円板、２：モータ ３：光ピックアップ、４：トラック追跡機構 ５：基板、６：記録媒体 ７：接着剤、８：案内溝 ９：光メモリ円板、１０：心出し治具 １１：回転テーブル、１２：対物レンズ １３：光、１４：媒体面 １５：穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乾 哲也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内 (72)発明者 日向 尊夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内 (72)発明者 山岡 秀嘉 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−50636（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−164455（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−118584（ＪＰ，Ｕ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】紫外線通過用穴を有する強磁性体からなる
    ２枚の心出し用治具を、両面記録再生型の光メモリ円板
    の基板に形成された円形状の案内溝の中心と同心を有す
    る位置において、前記紫外線通過用穴が互いに異なる位
    置となるように配置して紫外線硬化型樹脂材を用いて前
    記基板の両面に接着したことを特徴とする光メモリ円
    板。
  2. 【請求項２】前記心出し用治具に形成された紫外線通過
    用穴の形状が文字、図形等の表示パターン形状を備えた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光メモリ
    円板。
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US06/638,674 US4634617A (en) 1983-08-18 1984-08-08 Optical memory disc
EP84305616A EP0136041B1 (en) 1983-08-18 1984-08-17 Optical memory disc
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