JPS63182633A - 信号形成装置 - Google Patents

信号形成装置

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JPS63182633A
JPS63182633A JP1347087A JP1347087A JPS63182633A JP S63182633 A JPS63182633 A JP S63182633A JP 1347087 A JP1347087 A JP 1347087A JP 1347087 A JP1347087 A JP 1347087A JP S63182633 A JPS63182633 A JP S63182633A
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gate
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Ryoichi Suzuki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] この発明はカメラ等の撮影機器に適用される測距装置に
関するものであり、更に詳細には、測距可能な距離に存
在する被写体が撮影視野の中心部領域にない場合であっ
ても短時間で迅速に該被写体までの距離を測定しつる、
新規な測距装置に関するものである。
[発明の背景] 最近のカメラでは自動合焦装置を搭載しているものが多
くなっており、その自動合焦装置の要部を構成する装置
として三角測量の原理を応用したアクティブ方式の赤外
光測距装置が知られている。
この赤外光測距装置は既によく知られているように、赤
外線を発光する赤外発光ダイオード等の投光素子と、該
投光素子から被写体に向って投射された赤外線の反射光
を受光して電気的出力を発生する受光素子と、を有して
おり、比較的精度の高い測距を行なうことができるとと
もに小型であることからカメラに適した測距装置として
多くのカメラに採用されている。
しかしながら従来のカメラに搭載されている公知の測距
装置では該投光素子から発射される光線が撮影視野の中
心部領域のみに投射されるように構成されていたので該
測距装置を搭載しているカメラでたとえば2人の人間が
撮影視野の中心部領域を挟んで互いに離れて立っている
写真を撮影した場合、該投光素子から発射された光線が
2人の人間の間を抜けて遠方位置(すなわち、測距不可
能な無限遠位置)の背景に投射される結果、被写体とす
べき2人の人間にはピントが合っていない、いわゆる゛
中抜け゛°現象によるビンぼけ写真ができてしまう欠点
があった。
そこで、このような欠点を排除し、中抜は現象が生じな
いようにするために、撮影視野の中心部領域に投光する
投光素子と撮影視野の周辺部領域に投光する少なくも1
個以上の投光素子とを装備した、いわゆる広視野測距装
置が提案されている。
この広視野測距装置では撮影視野内の複数の点に対して
測距を行ない、無限遠ではない被写体までの距離を測定
値として出力するので該装置を有した自動合焦装置によ
ってピント合せを行なった場合、中抜は現象によるビン
ぼけ写真が生じることはないが、この広視野測距装置を
実用化するためにはなお解決すべき課題が残されている
これまでに提案されている広視野測距装置として以下の
如き二種のものが知られているが、それぞれ次のような
欠点を有していた。
その第一のものは、複数個の投光素子を時分割的に駆動
するとともに受光素子に生ずる出力信号を時分割処理し
て各投光点の測距値を算出した後、所定のアルゴリズム
を用いて妥当な測距値を出力として発生させる形式の測
距装置である。この第一の形式の広視野測距装置によれ
ば最も適切な測距値が得られるが、この装置の欠点は回
路規模が従来の測距装置よりも著しく大きくなって装置
価格が非常に高価になるばかりでなく、長い演算時間を
要するので測距開始から撮影完了までに長い時間を必要
とすることである。
第二の形式の広視野測距装置は次のような測距動作を行
なうように構成されていた。すなわち、この測距装置で
は、まず、撮影視野の中心部領域もしくは周辺部領域の
いずれか一方の領域に対して精密測距を行って該領域の
測距値が無限遠であった時には該領域以外の他領域に対
して再びM密測距を行ない、該他領域の測距値が有限値
であれば該他領域の測距値を出力として発生するように
構成されていた。
この形式の広視野測距装置では上記第1のものより回路
規模は小さくなるが2回の精密測距を行わなければなら
ないので測距時間が従来の測距装置の2倍となって実用
には適しないという欠点があった。そしてこの装置の欠
点は信号処理回路に二重積分型の演算方式を採用してい
る測距装置において特に問題となる。すなわち、二重積
分動作による信号処理方式を採用している測距回路では
二重積分動作のためにかなり長い信号処理時間を必要と
するからである。
測距時間が長くなることは特にオートフォーカス装置付
きのコンパクトカメラにとっては以下のような理由によ
って好ましいことではない。
オートフォーカス装置付きコンパクトカメラではシャッ
ターレリーズボタンの第一押込み操作によって測距が行
われた後、測距値が測距回路に保持され、該シャターレ
リーズボタンの第二押込み操作が行われる前に該測距値
の表示をファインダー内に行っているので測距に要する
時間が長いとシャッターチャンスを逃すばかりでなくシ
ャターレリーズボタンの第一の押込み操作と第二押込み
操作との間の時間間隔が長くなり、その間に手振れを生
じる確率が大きくなって手振れによる誤測距を生じやす
くなる。
[発明の目的] この発明の目的は、前記した公知の広視野測距装置に内
在する欠点を排除した、新規な測距装置を提供すること
である。
[発明の概要] 本発明による測距装置は信号を投射し、その反射信号の
受信位置に応じて対象物までの距離を測定する測距装置
であって、上記反射信号を受信する受信器の複数出力の
割合が上記反射信号の受信位置に応じて変化し、その変
化状態を上記複数出力の上昇積分及び下降積分を行うこ
とにより検出して上記反射信号の受信位置を検知する測
距装置に於いて、上記信号を投射する投射手段と、上記
上昇積分に要する時間より短い所定時間を計時するタイ
マー手段と、該タイマー手段により計時される上記所定
時間内に上記受信手段により受信される上記反射信号の
量が所定レベルに達したか否かを検知する検知手段と、
視野内の中心領域又は周辺領域のいずれか一方へ上記投
射手段より信号を投射させ、上記所定時間内に上記反射
信号の量が上記所定レベルに達していないことを上記検
知手段が検知した場合には、上記信号を投射していない
方の領域に上記投射手段の信号を投射させその領域に対
する測距を行なわせるようにする切換手段とを備えたこ
とを特徴とする。
本発明装置によれば、公知の広視野測距装置よりも迅速
に測距を行うことができるとともに安価なコストの広視
野測距装置が提供される。
[発明の実施例] 以下に図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の測距装置の第一の実施例の主要部と該
主要部に関連する回路の一部を示した図である。
第1図において左上隅に描かれた回路1は後記の投光手
段及び受光手段並びに受光信号処理手段や制御手段等に
定電圧を供給するための電源部であり、該電源部には電
池10、カップリングコンデンサ11および14、トラ
ンジスタ12、カメラのレリーズボタンの第1ストロー
クで閉成されるスイッチ13、該スイッチ13の閉成時
に起動パルスPuGを出力として生ずる起動パルス発生
回路15、後記の各種回路部分に基準電圧■。及びKv
c (KVo〉■c)を供給する基準電圧発生回路16
、等が含まれている。
第1図の最上段中央部に描かれている回路2には、撮影
視野の中心部領域に赤外光等の信号を投射するための投
射手段としての投光素子52、該投光素子52に電流を
供給するためのトランジスタ51、該トランジスタ51
の制御手段となっている演算増幅器50(以下には演算
増幅器をOPアンプと略記する)、OPアンプ50の出
力をオンオフするためのトランジスタ49、投光素子5
2の両端の電圧を一定に保つための抵抗53及び54、
トランジスタ49を制御するためのNORゲート64及
びANDゲーチ65、等が含まれており、このうち、 
ANDゲート65は後述の切換手段の一部を構成してい
る。
第1図の最上段右隅に描かれている回路3は、撮影視野
の周辺部領域に赤外光等の信号を投射するための投射手
段としての投光素子57及び61と該投光素子の点灯を
制御するための回路素子を含んだ回路であり、該回路3
には、投光素子57及び61にそれぞれ駆動電流を供給
するためのトランジスタ56及び6o1該トランジスタ
56及び60を制御する。Pアンプ55、該投光素子5
7及び61の両端電圧を一定に保つための抵抗58及び
59並びに62及び63.OPアンプ55の出力をオ乙
禮制御するためのトランジスタ66、該トランジスタ6
6を制御するNANDゲート67、 NANDゲート6
7を制御するインバータ68が含まれている。このうち
ANDゲート65とNANDゲート67とインバータ6
8は後に明らかにされるように、へ無限遠領域判定操作
後に行われる測距に際して測距すべき領域の切換を行う
測距領域切換手段の一部を構成しており、ANDゲート
65とインバータ68は後述の無限遠領域判定操作時の
受光信号のレベル検知手段の出力に応動するようになっ
ている。
第1図の中段に左から右に渡って描かれた回路4は受光
素子17の出力信号を演算処理して測距値を求めるため
の受光信号処理手段としての回路網である。この回路4
には、入射光の位置に応じた出力電流を発生する受信手
段としての半導体装置検出素子(PSD)の如き受光素
子17、該受光素子17の2個の出力端子A及びBの間
に接続されたアナログスイッチ18、該出力端子Bと基
準電圧veとの間に設けられたアナログスイッチ19、
アナログスイッチ18を制御するインバータ89、アナ
ログスイッチ18及び19を制御するNORゲート88
、OPアンプ20とその反転入力端子の帰還路に設けら
れた周波数選択回路21とから成る電流−電圧変換器9
0、直流阻止コンデンサ22、OPアンプ23と外付は
抵抗24〜26とから成る非反転増幅器91、OPアン
プ33と外付は抵抗31及び32とから成る反転増幅器
92、OPアンプ38及びその反転入力端子の帰還路に
設けられたコンデンサ39並びにOPアンプ38の反転
入力端子に互いに並列に接続された抵抗29及び30と
抵抗36及び37によって構成された可変時定数の積分
回路93、該増幅器91及び92の出力信号をサンプリ
ングするとともに該積分回路93の時定数を変更する作
用をするアナログスイッチ27及び28とアナログスイ
ッチ34及び35、該積分回路93の作動及び非作動を
制御するアナログスイッチ40、該積分回路93の出力
端に接続された測距時の該積分回路93の出力信号のレ
ベルに応動する測距用のコンパレータ41、測距開始及
び測距終了のタイミングに応動するANDゲート42、
測距演算を行うカウンタ43、無限遠類域判定操作時に
受光信号のレベル(積分回路93において上昇積分が行
われている時の該積分回路出力)が所定位置に達するか
否かを判定するためのレベル検出手段としてコンパレー
タ94、無限遠領域判定操作の行われている間に該コン
パレータ94の出力に応動するANDゲート47、該コ
ンパレータ94の出力に応じて測距すべき領域を切換え
る測距領域切換手段の一部としてのR5−FF  (フ
リップフロップ)48、が設けられている。コンパレー
タ94はOPアンプ44と該OPアンプ44の反転入力
端子に並列接続された抵抗45及び46とから構成され
、該抵抗45及び46は2個の基準電圧源KVe及びv
cに接続されている。すなわちコンパレータとしてのO
Pアンプ44にはその基準値として抵抗45及び46で
基準電圧KVe及びvcを分圧した電圧が印加されてい
る。
なお、積分回路93においてOPアンプ38の入力端に
接続されている4個の抵抗29及び30と36及び37
のうち、抵抗29は抵抗30よりも低抵抗であり、また
抵抗36は抵抗37よりも低い抵抗値となるように設計
されている。低い抵抗値の抵抗29及び36は同一抵抗
値に設定されており、この両抵抗は後に明らかにされる
ように、先立って実施される無限遠領域判定操作の時に
は積分回路93の時定数を設定するための抵抗である。
一方、高い抵抗値の抵抗30及び37は同一抵抗値に設
定されており、この両抵抗はこの時に積分回路93の時
定数を設定するための抵抗である。これらの抵抗は各々
の抵抗の入力側に配置されたアナログスイッチ27.2
8,34.35がオンしている時に増幅器91及び92
出力端子に接続され、該アナログスイッチがオンしてい
る時に増幅器91及び92の出力端子から切離される。
回路4においては、電流−電圧変換器90、非反転増幅
器91、積分回路93までの部分は無限遠領域判定操作
とその後に行われる操作とに共通に用いられる部分であ
る。一方、コンパレータ94及びANDゲート47並び
にR5−FF 48から成る部分は無限遠領域判定操作
時の受光信号のレベル検知とその後に行われる測距領域
切換とのために用いられる。また、コンパレータ41及
びANDゲート42並びにカウンタ43は測距実行手段
の一部を構成している。
なお、無限遠領域判定操作に使用される手段及び測距実
効に使用される手段は上記の回路4の中の構成部分及び
後記の回路5の中の構成部分並びに前記の回路2及び3
の中のNORゲート64、ANDゲート65、NAND
ゲート67、インバータ68によって構成されている。
第1図で最下段に描かれている回路5は、受光信号処理
手段としての回路4と投光素子52及び57並びに61
とを制御するための制御手段としての回路であり、無限
遠領域判定操作のためのタイマー手段を含んでいる。該
回路5は、クロックパルスを発生する発振器70、クロ
ックパルスの極性を反転させるインバータ69、タイミ
ング信号T1〜TSを時系列的に発生するとともにタイ
マー手段を構成している分周器71、タイミング信号T
1〜T、にょってセットされるとともに起動パルス発生
回路15の出力信号PUCによってリセットされる5個
のR5−FF 72〜76、後に説明する無限遠領域判
定操作の定常終了時期を設定するとともに前記タイマー
手段に包含されているストップパルス発生器77、各R
5−FF 72〜76の出力に応じて作動するANDゲ
ート78及び8o並びに82.83.85及び86と、
ORゲート84及び87、インバータ79及び81、等
から構成されている。この回路5においてタイミング信
号T、〜T2を発生する部分と該タイミングT I−7
2に応動する部分が後述の無限遠領域判定操作を実行す
るための無限遠領域判定操作手段を構成しており、また
、タイミング信号T3〜T5を発生する部分とタイミン
グ信号T3〜T、に応動する部分が回路5における測距
実行手段を構成している。
次に、以上の如き構成を有する本実施例の測距装置の動
作について第1図乃至第3図を参照して説明する。
撮影に際して撮影者がカメラを構え、ファインダーをの
ぞいて撮影構図を定めた後、シャッターレリーズボタン
を第1ストロークまで押込み操作すると、スイッチ13
が閉じてトランジスタ12が導通し、電池10が起動パ
ルス発生回路15に接続される。このため該パルス発生
回路15から起動パルスPUcが発生し、該起動パルス
は分周器71のリセット入力端子に印加されるとともに
R5−FF 72〜76及びR5−FF48並びにカウ
ンタ43のリセット入力端子に印加されて分周器71及
びR5−FF 72〜76とR5−FF 48及びカウ
ンタ43が初期状態にリセットされる。
分周器71がリセットされると、発振器7゜から発生し
ているクロックパルスCLKが分周器71に取込まれて
適当な時系列のタイミングパルスに分周され、時刻t1
において第1の出力端子から第1のタイミング信号T、
が発生し、該信号T1がR5−FF 72のセット端子
に印加される。このためR5−FF 72がセットされ
てそのQ出力端子に“H”レベルの信号TILが発生し
、該信号TILはANDゲート78とANDゲート83
に印加される。この時、ANDゲート78の入力端に接
続されているインバータ79にはR5−FF 73の゛
′HHレベルの信号T2Lが印加されていないので、A
NDゲート78は導通状態となってANDゲート78の
出力端子にはクロックパルスCLKと同期したパルス信
号5PCI (第2図参照)が生じる。
一方、ANDゲート83は信号TIL及びインバータ7
9の出力1口並びにインバータ69の出力π「によって
導通状態となるように構成されているから、信号TIL
が印加されると導通状π「と同期する信号SPL 3を
発生する(第2図参照)。
そして、信号SPL 1は積分回路93中のアナログス
イッチ27に印加され、また、信号5PL3はアナログ
スイッチ34に印加される。このため、アナログスイッ
チ27は信号SPL 1のパルス周期に従ってオンオフ
動作を開始し、また、アナログスイッチ34は信号SP
L 3のパルス周期に従ってオンオフ動作を開始する。
従って、信号SPL 1が“H”レベルの時に抵抗29
が非反転増幅器91の出力端子に接続され、信号SPL
 3がH”レベルの時に抵抗36が反転増幅器92の出
力端子に接続されることになる。このため、積分回路9
3のOPアンプ38の反転入力端子には非反転増幅器9
1の出力端子と反転増幅器92の出力端子とがそれぞれ
抵抗29もしくは抵抗36を介して交互に接続されるこ
とになる。また、積分回路93の時定数抵抗29がOP
アンプ38に接続される時には抵抗29の抵抗値とコン
デンサ39の容量値との積で定まる時定数となり、抵抗
36がoPアンプ38に接続される時には抵抗36の抵
抗値とコンデンサ39の容量値との積で定まる時定数と
なるが、前記したように抵抗29と抵抗36とは同一抵
抗値に設計されているので、非反転増幅器91の出力と
反転増幅器92の出力とは同じ時定数に設定された積分
回路に印加されることになる。
なお、回路4における動作説明は後に行う。
ANDゲート78から発生した信号SPL 1は前記の
ようにアナログスイッチ27に印加されると同時に回路
2中のNORゲート64にも印加されるため、NORゲ
ート64は信号SPL 1のパルス周期に従ってオンオ
フ動作を始め(但し、極性は反転するのでSPL 1が
°゛H°゛の時に“L”となる)、その結果、トランジ
スタ49及びOPアンプ50並びにトランジスタ51が
NORゲート64の出力に同期してオンオフ動作を開始
するので撮影視野の中心領域に投光する投光素子52も
同じ周期で点滅動作を始める。投光素子52から投影視
野の中心領域に投射された赤外光は該領域に存在する物
体で反射して受光素子17に入射するので受光素子17
の出力端子A及びBには入射光の入射位置を表わす電流
出力が生じる。
ちなみに受光素子17に生ずる全電流をIとし、受光素
子17の二つの出力端子A及びBの間の距離を51人射
光の位置を端子Aの位置からXの距離の位置であったも
のと仮定すると、端子Aから生ずる電流IAはr A=
= L−x Iであし る。
この場合の投光素子の動作は本発明装置の特徴である無
限遠領域判定操作に属するものであり、投光素子52の
動作時間は通常の距離の時よりはるかに短かい時間に設
定されている。
なお、この時にはアナログスイッチ18はオン、アナロ
グスイッチ19はオフ、の状態に保持されているため、
受光素子17の2つの出力端子AおよびBはアナログス
イッチ18を介して接続され、出力端子A及びBの出力
電流(IA +IB )が電流−電圧変換器90に印加
される。
電流−電圧変換器90によって電圧に変換された受光素
子出力は直流阻止コンデンサ22によって直流分(すな
わち、受光素子17に印加されている基準電圧KVc 
)を取り除かれて交流分のみとなり、非反転増幅器91
に印加されて該増幅器91の抵抗24〜26によって決
まる増幅率で増幅される。
この時、前記信号SPL 1が既にアナログスイッチ2
7に印加されているのでアナログスイッチ27は信号S
PL 1のオンオフ動作に同期してオンオフ動作してお
り、信号SPL 1の“H”レベルの時には非反転増幅
器91の出力端子に低い抵抗値の抵抗29が接続された
状態となる。
一方、コンデサ39のバイパス路に設けられているアナ
ログスイッチ40がオフ状態となっているので積分が可
能な状態となっており、アナログスイッチ27のオンの
時には積分回路93の時定数は抵抗29の抵抗値とコン
デンサ4゜の静電容量値との積で定まる時定数に設定さ
れる。
それ故、非反転増幅器91の出力信号(これは、受光素
子17の出力端子AおよびBから生じた信号をそれぞれ
vA、VBとすると■6+■、となる)はアナログスイ
ッチ27のON時に抵抗29を介してOPアンプ38の
反転入力端子に印加され、その際にコンデンサ39に流
入する逆向きの電流によってコンデサ39が充電されて
ゆぎ、OPアンプ38の出力端子電圧が前記の時定数で
定まる傾斜で増大する。
一方、非反転増幅器91の出力は反転増幅器92に人力
されるため、反転増幅器92のOPアンプ33の出力端
子には非反転増幅器91の出力を極性反転した電圧が発
生する。この時、前記したように積分回路93内のアナ
ログスイッチ34が信号5PL3に同期してオンオフ動
作しているので、反転増幅器92の出力は信号SPL 
3の°“H”レベルの時にサンプリングされて抵抗36
を介してOPアンプ38の反転入力端子に印加される。
信号SPL 1と信号SPL 3とは第2図に示したよ
うに°“H”レベルとなる位相が互いにずれているので
積分回路93のOPアンプ38には非反転増幅器91の
出力と反転増幅器92の出力とが交互に印加されること
になる。なお、抵抗29の抵抗値と抵抗36の抵抗値と
は同一値であるため、積分回路93では非反転増幅器9
1の出力と反転増幅器92の出力を同じ時定数で積分す
る。
第2図に1)38で示した波形は積分回路93のOPア
ンプ38の出力電圧の変化を示したものである。OPア
ンプ38の出力端子の電圧は受光信号レベルの検知手段
となっているコンパレータ94に印加され、時刻t1か
ら時刻t2までの間の時間におけるOPアンプ38の出
力型45及び46で分圧した値となっている。
尚、OPアンプ38の出力端子の電圧は、コンパレータ
41にも印加されるが、その出力はアンドゲート42に
よって阻止される。(信号T5Lがまだ入力されていな
い為。) 本発明の測距装置では、測距動作に先立って、前記のよ
うに短時間投光を行うとともにその時の受光信号の上昇
積分を行う過程で受光信号のレベルが所定レベルに達し
ているか否かによって無限遠領域を判定することを特徴
としているが、受光信号のレベルの大小により回路動作
が相違してくるので、以下には、撮影視野の中心部領域
からの反射光のレベルが所定レベル以下の場合と所定レ
ベル以上の場合とに分けて説明する。
(i)第1図の実施例において、分周器71からタイミ
ング信号T、が生じた後、次のタイミング信号T2が生
じるまでの間に受光素子17の出力信号の上昇積分値が
コンパレータ94に設定されている基準値■、に達しな
い場合(第2図参照)。
時刻1.からt2 (タイミング信号T2の発生時刻)
までの間に積分回路93のOPアンプ38の出力電圧が
コンパレータ94に設定された基準値■、に達しないと
コンパレータ94のOPアンプ44の出力端子の電圧は
“L”レベルのままであるため、ANDゲート47の出
力電圧も“L” レベルであり、従って、R5−FF 
4 BのQ端子出力電圧も゛L′°レベルのままである
。従って、回路2及び3のANDゲート65に対する入
力とインバータ68に対する入力は変化しない。それ故
、時刻t2まで投光素子52は点滅し続け、また、Nへ
NDゲート67の出力電圧は°′H″ルベルであるから
トランジスタ66がON、OPアンプ55オフとなって
おり、投光素子57及び61は非動作状態に保たれる。
時刻t2になって分周器71からタイミング信号T2が
発生するとR5−FF 73がセットされ、R5−FF
 73のQ端子からT2L信号が発生し、T2L(8号
はストップパルス発生器77とインバータ79とに印加
される。このため、ストップパルス発生器77からスト
ップパルスT2LST  (第2図参照)が生じ、これ
が積分回路93のアナログスイッチ40に印加されて該
スイッチ40がONとなるので、コンデンサ39の両極
が短絡され、それまで一方の極板に充電されていた電荷
がアナログスイッチ4oを通って放電され、その結果、
OPアンプ38の出力端子の電圧はコンデンサ39と抵
抗29及び36とによって決る時定数で減少し、最終的
に初期電圧vcに戻る。
ストップパルスT2LSTはすぐに消失するのでアナロ
グスイッチ40は再びオフ状態に戻り、コンデンサ39
の短絡路は遮断され、積分回路93は再び初期状態にリ
セットされる。
一方、信号T2Lが印加されたインバータ79では、そ
の出力電圧が“L”レベルとなって信号子…が発生する
。 T2LがANDゲート78に印加されるとANDゲ
ート78はオフとなって信号SPL 1が消失し、その
結果、NORゲート64の出力電圧が″H″レベルに反
転するためトランジスタ49がONとなり、oPアンプ
5oは非作動状態に転換される。このため、トランジス
タ51がオフとなり、投光素子52も消灯される。
また、信号rはANDゲート83にも印加されるので、
それまで導通状態にあったANDゲート83が非導通と
なって信号SPL 3が消失する。その結果、信号SP
L 1及びSPL 3の消失により回路4中のアナログ
スイッチ27及び34はオフとなり、非反転増幅器91
及び反転増幅器92と積分回路93との接続が遮断され
る。
更に、信号■rがNORゲート88に入力されるのでN
0R88の出力電圧はH”レベルに転換し、その結果、
アナログスイッチ19がON、インバータ89の出力電
圧が“L”レベル、アナログスイッチ18がオフ、とな
る。
このため、受光素子17の出力端子Aのみが電流−電圧
変換器90の入力端子に接続される。
以上のように各回路が設定された状態で時刻t3になる
と、分周器71からタイミング信号T3がR5−FF 
74に印加され、R5−FF 74の状態端子Qから“
H″レベル信号T3Lが発生する。信号T3LはAND
ゲート80及びANDゲート85に印加されてANDゲ
ート80及び85を導通させる。その結果、ORゲート
84からSPL2信号が発生するとともにORゲート8
7からSPL 4信号が発生し、これらの信号SPL 
2及びSPL 4は回路4中のアナログスイッチ28と
アナログスイッチ35に別々に印加される。このため、
アナログスイッチ28は信号SPL 2のパルス周期に
従ってオンオフ動作を始め、アナログスイッチ35は信
号SPL 4の周期に従ってオンオフ動作を開始する。
なお、ANDゲート80に印加されるクロックパルスC
LにとANDゲート85に印加されるクロックパルス匡
「は符号反転をした関係にあるからアナログスイッチ2
8の時にはアナログスイッチ35はオフとなり、交互に
クロックパルスの周期でオンオフする。
また、T3L信号は投光素子の制御手段であるANDゲ
ート65にも印加されるが、この時にはR5−FF 4
 Bの出力電圧はL”レベルであるため、ANDゲート
65の出力電圧はH”レベルに反転せず、NORゲート
64に対する2つの入力は共に“L”レベルであるから
N0R64の出力電圧もH”レベルに保持される。従っ
てトランジスタ49も導通状態に保持されるため、OP
アンプ50も設地状態に保持され、投光素子52も非点
灯状態に保持される。
一方、T3L信号画NANDゲート67に印加されると
、インバータ68の出力が“H”レベルであるためNA
NDゲート67が導通状態となってNANDゲート67
の出力端子にはクロックパルスCLKの周期に等しいパ
ルス出力が生じ、トランジスタ66はT3L信号印加時
からクロックパルスの周期でオンオフ動作を始め、OP
アンブ55の出力電圧もクロックパルスの周期でオンオ
フし、トランジスタ56及び60も同じ周期でオンオフ
動作するため、撮影視野の周辺部領域に投光する2個の
投光素子57及び61も同じ周期で点滅動作を始める。
従って、撮影視野の周辺部領域に投射された赤外光が該
領域内の物体に反射して戻ってきた光線が受光素子17
に入射すると、受光素子17の出力端子に出力電流が生
じるが、この場合、前記したようにアナログスイッチ1
8が開いているため、出力端子Aから生ずる出力電流I
Aのみが電流−電圧変換器90の入力端子に流入するこ
とになる。電流IAが電流−電圧変換器90において電
圧vAに変換された後、直流阻止コンデンサ22におい
て直流分を除かれ、非反転増幅器91に信号分のみの電
圧VAとして印加される。非反転増幅器91において増
幅された信号は信号SPL 2の周期でオンオフ動作し
ているアナログスイッチ28によってサンプリングされ
て高抵抗値の抵抗30を介してOPアンプ38及びコン
デンサ39に印加される。また、非反転増幅器91の出
力は反転増幅器92に印加され、反転増幅器92の出力
はSPL 4個号の周期によってオンオフ動作している
アナログスイッチ35によってサンプリングされ、高抵
抗値の抵抗37(抵抗3oと抵抗37の抵抗値は等しい
)を介してoPアンプ38及びコンデンサ39に印加さ
れる。この時、コンデンサ39の短絡路のアナログスイ
ッチ4゜は開かれているので積分回路93では抵抗3゜
及び37の抵抗値とコンデンサ39の静電容量との積で
定まる時定数で積分動作が行われ、OPアンプ38の出
力端子の電圧v3aは時刻t3以後、第2図に示すよう
に上昇してゆく。
所定時刻t4になると分周器71からタイミング信号T
4が発生し、該タイミング信号T4によ−y テR5−
FF 75がセットされ、R5−FF 75のQ端子か
ら°゛H゛H゛レベルT4Lが発生する。このため、該
信号T4Lが印加されたインバ一タ81からは°゛L”
レベルの信号n「が生じ、その結果、ANDゲート8o
はオフとなってSPL 2個号の発生が停止する。また
、■「信号が印加されたANDゲート85もオフとなっ
て信号SPL 4の発生が停止する。このため、アナロ
グスイッチ28及び35が共に開かれるので非反転増幅
器91及び反転増幅器92と積分回路93との接続が断
たれ、その結果、コンデンサ39の端子電圧(すなわち
、OPアンプ38の出力電圧v、8)の上昇が停止し、
第2図に示すようにV311は一定値となる。
なお、積分回路93の出力電圧V3aが前記のように上
昇してゆく過程において該電圧V36はに無限遠領域判
定操作の時に受光信号レベルの検知手段として用いられ
たコンパレータ94にも印加され、該電圧Vaaがコン
パレータ94の基準値V、に等しくなった時にOPアン
プ44の出力電圧は°″L ”レベルから“H°゛レベ
ルに転換してANDゲート47に一つの入力が印加され
るが、この時(すなわち、時刻t2以後の時点)にはT
2L信号が“L ”レベル(第2図参照)なのでAND
ゲート47に出力は生ぜず、従って、R5−FF 4 
Bもセットされない。従って、投光素子52及び57並
びに61の制御手段となってし)るへNDゲート65及
びインバータ68並びにNANDゲート67の動作にも
変化が起こらず、その結果、投光素子57及び61は点
滅動作を続行している。
一方、測距用のコンパレータ41にも該電圧VSaが印
加されるが、コンパレータ41は入力電圧が基準電圧V
Cよりも大きい時には出力電圧が°゛H”レベルとなる
ように構成されているので、後に説明するように測距が
終了する時点tc以外ではコンパレータ41の出力電圧
は”H”レベルであり、上昇積分が行われている時も一
定である。
時刻t5になると、分周器71からタイミング信号T5
が発生し、R5−FF 76がセットされてR5−FF
 76のQ端子に信号T5Lが発生する。
この信号T5LはNORゲート88に印加されてNOR
ゲート88の出力電圧が“L ”レベルに転換されるた
め、アナログスイッチ19がオフとなって受光素子17
の出力端子Bは電源vcから遮断される。また、インバ
ータ89の出力電圧が“H°°レベルとなるためアナロ
グスイッチ18がオンとなって出力端子AとBとが接続
される。このため受光素子17の2個の出力端子A及び
Bに生ずる出力電流IAとIBとの和が電流−電圧変換
器90に人力されるように準備される。
信号T5LがANDゲート82に印加されることにより
、ANDゲート82の出力端子にはインバータ69から
の入力信号U「に同期したパルス信号SPL 2が生じ
るが、この信号SPL 2は時刻t3〜t4におけるS
PL 2信号とは逆位相の信号である。また、ANDゲ
ート86にも信号T5Lが印加されるため、ANDゲー
ト86からはクロックパルスCLKと同位相のパルス出
力が生じ、従って、ORゲート87からクロックパルス
CLKと同極性の信号SPL 4が発生する。この信号
SPL 4も時刻t3〜t4の間に発生された信号SP
L 4とは逆位相の信号である。
この信号SPL 2及びSPL 4がそれぞれアナログ
スイッチ28及び35に印加されると、アナログスイッ
チ28及び35は時刻t1〜t2の場合のオンオフ動作
とは逆のオンオフ動作を行って非反転増幅器91の出力
信号と反転増幅器92の出力信号をサンプリングして積
分回路93に印加する。この場合、非反転増幅器91の
出力電圧は(VA +V9 )、(VAは受光素子17
の出力端子Aからの出力電流■6に対応する電圧、VB
は受光素子17の出力端子Bから生じた出力電流IBに
対応する電圧)、反転増幅器92の出力電圧は−(VA
+VB)となる。
今回のサンプリング電圧は時刻t3〜t4におけるサン
プリング電圧とは逆極性になるため、アナログスイッチ
28及び35を介して非反転増幅器91及び反転増幅器
92から積分回路93に電圧が印加されると、時刻t、
〜t4の間にコンデンサ39に蓄積された電荷が放電さ
れ、その結果、時刻t5以後は積分回路93のopアン
プ38の出力電圧vsaは第2図に示すように入力電圧
と抵抗30(もしくは抵抗37)とコンデンサ39とに
よって決まる電流によりコンデンサ39が放電されてゆ
ぎ、いわゆる下降積分が行われる。
一方、信号T5Lが発生した時、信号T5LがANDゲ
ート42に印加されるので、ANDゲート42の出力端
子にはクロックパルスCLにと同じパルス信号が発生し
、該パルス信号がカウンタ43に入力信号として印加さ
れるのでカウンタ43は計数を開始する。
時刻t5以後に積分回路93の出力電圧V38が減少し
てゆき、該電圧V36がコンパレータ41の設定基準値
vcに達すると、コンパレータ41の出力電圧は“H”
レベルから°゛L”しベルに反転するため、ANDゲー
ト42の出力電圧レベルもL”レベルとなってカウンタ
43への入力信号が断たれ、カウンタ43はカウントを
停止する。この時の時刻tcにおけるカウンタ43の積
算値(すなわち、時刻t5から時刻tcまでの間にAN
Dゲート42から入力されたクロックパルスの積算値)
が被写体までの距離の測距値となる。
以上のように、本実施例の測距装置では、測距に先立っ
て撮影視野の中心部領域に短時間投光するとともにその
間に受光素子に生じる出力信号のレベルを判定し、その
出力レベルが所定レベルに達しない時には撮影視野の周
辺部領域に対して測距を実行するので、被写体が撮影視
野の中心部領域に存在しない場合でも短時間で被写体に
ピントを合せることができ、しかも、ピント外れの写真
を撮影してしまうこともなくなる。
次に、第1図の実施例で前記の無限遠領域判定操作にお
いて受光素子の出力信号のレベルが時刻t2までの間に
所定のレベルvrに達した場合(すなわち、撮影視野の
中心部領域に有限距離の物体が存在する場合)の回路動
作を第1図及び第3図を参照して説明する。
(if)  第1図の実施例において分周器71からタ
イミング信号TIが生じた後、次のタイミングT2が生
じるまでの間に受光素子17の出力信号の上昇積分値が
コンパレータ14の設定基準値Vrに達した場合(第3
図参照)。
時刻1.−1.の間に積分回路93の出力電圧V36が
コンパレータ94の設定基準値■。
に達スると、コンパレータ94の出力電圧が” L ”
 レベルが°゛H°°H°°レベルるのでANDゲート
47は導通状態となり、ANDゲート47の出力端子の
電圧レベルは“L ”から″H”に反転する。このため
、R3−FF 4 Bがセットされ、そのQ端子にはH
レベルの信号AEXTが生ずる。そして、このAEXT
信号が回路3内のインバータ68に印加されるため、イ
ンバータ68の出力電圧レベルはH″′からL”に変る
。しかしながら、この時点ではT3L信号が発生してい
ないのでNANDゲート67の出力電圧はそれまでと同
じく“H”レベルに保持されるので、トランジスタ66
はオン、OPアンプ55の出力電圧がH”、トランジス
タ56及び60がオフ、という状態が継続し、投光素子
57及び61は消灯状態に保持される。また、信号AE
XTはANDゲート65にも印加されるが、T3L信号
がANDゲート65に印加されていないため、投光素子
52は点滅を継続する。
時刻t2になると、前記(i)で説明したように信号S
PL 1及び5PL3がなくなるため、NORゲート6
4への入力信号も消滅し、従ってトランジスタ49は導
通状態となってoPアンベ50はオフとなり、トランジ
スタ51が非導通となって投光素子52は消灯される。
また、T2L信号が゛L゛ルベルに転換するため、AN
Dゲート47の出力レベルもL°°となるが、へEXT
信号はR5−FF 481.:より” H” レベルと
なっている。
なお、T2L信号による他の回路動作は前記(+)で説
明したので説明を省略する。
時刻t3になってT3L信号がR3−FF 74から発
生すると、ANDゲート65が導通状態となってクロッ
クパルスCLKがNORゲート64の入力端子に印加さ
れるので、NORゲート64の出力端の電圧はクロック
パルスに同期して変化し、トランジスタ49はクロック
パルスに同期してオンオフ動作する。このため、OPア
ンプ50の出力電圧も同じ変化をし、トランジスタ51
も同じ周期でオンオフするので投光素子52が再び点滅
動作を始める。
この場合、信号AEXTが発生しているので、インバー
タ68の出力はLレベルデアリ、従ってNANDゲート
67の出力は゛H′°レベルになり、よってトランジス
タ66はオンし、投光素子57及び61は消灯状態に保
持される。
その結果、この場合は前記(i)の場合とは異なって、
測距は撮影視野の中心部領域に対して本実施例では第1
図の実施例の回路構成と類似し且つ異なる部分には添字
Aを附して示しであるが、該部分以外の回路構成は第1
図の実施例の回路構成と同じであるから説明を省略する
第4図の実施例において、カメラのレリーズボタンを第
1ストロークまで押込み操作すると、スイッチ13が閉
じて起動パルス発生回路15から起動パルスPUCが生
じるとともに基準電圧発生回路16から基準電圧KVc
及びvcが回路各部に印加される。
起動パルスPUCが分周器71及び各R5−FF72〜
76に印加されて分周器71及びR5−FF72〜76
がリセットされた後、分周器71から発生する。タイミ
ング信号T1に応じて信号SPL 1及び信号SPL 
3が生じる回路動作は第1図の実施例と同じであるから
詳しい説明を省略する。
信号SPL 1がANDゲート78から発生し、該信号
SPL lが回路3AのNORゲート64Aに印加され
ると、NORゲート64Aが動作状態となり、NORゲ
ート64Aの出力端の電圧は信号SPL 1の“H″レ
ベル時に“L”レベル、SPL 1の“L″の時に“H
″となってトランジスタ66がSPL 1の周期に同期
してオンオフ動作を始め、OPアンプ55も同じ周期で
オンオフ動作を始める。このため、トランジスタ56及
び60も同じ周期でオンオフ動作を始め、投光素子57
及び61も同じ周期で点滅を始める。その結果、撮影視
野の周辺部領域に赤外光パルスが投射され、該領域内の
物体から反射した反射光が受光素子17に入射する。な
お、信号SPL 1及びSPL 3の発生に伴って回路
4中のアナログスイッチ27及び34に信号SPL 1
及びSPL 3が印加されてアナログスイッチ27及び
34がSPL 1及びSPL 3のオンオフ周期に応じ
てオンオフ動作を始めることは第1図の実施例と同じで
ある。
以下、受光素子17に生じた出力電流を電流−電圧変換
器90で電圧信号に変換した後1、非反転増幅器91及
び反転増幅器92の各々からアナログスイッチ27及び
34を介して積分回路93に印加し、該積分回路93で
時刻t、から時刻t2の間に上昇積分する過程も第1図
の実施例と同じである。
そして、時刻t、から時刻t2 (信号T2Lの発生時
)までに行われる上昇積分の値(すなわち、OPアンプ
38の出力電圧v38)が、受光素子出力信号のレベル
判定手段であるコンパレータ94の設定基準値vrに達
しなかった場合は、ANDゲート47の出力電圧は“L
”レベルを保ち、R5−FF48の出力信号^EXTが
生じないので、投光素子57及び61の制御手段である
ANDゲート65Aに対する入力信号が変化せず、また
、投光素子52の制御手段であるNANDゲート67A
に対する入力状態も変化しない。その結果、第1図の実
施例において説明したように、時刻t3になって信号T
3Lが発生して測距が開始される時には回路2Aのトラ
ンジスタ49がオフとなって投光素子52が駆動される
一方、回路3Aのトランジスタ66はオンとなって投光
素子57及び61は消灯状態は保持される。すなわち、
投光素子57及び61の最初の動作時に撮影視野の周辺
部領域から反射してきた光束のレベル判定を行うことに
よって該周辺部領域は測距可能な物体が存在しない領域
(無限遠領域)であると判定されたことにより、測距は
撮影視野の中心部領域に対して行われることになる。
一方、時刻t1からt2の間に行われた上昇積分の値が
コンパレータ94の設定基準値vrに達した場合は、O
Pアンプ44の出力電圧が“L”から“H″に反転する
のでANDゲート47の出力電圧も“L”から“H”に
判定し、その結果、R5−FF 4817) Q端子に
は信号AEXTが生じることになる。このため、アンド
ゲート65Aとインバータ68Aのそれぞれに信号AE
XTが入力されるので、時刻t3になって信号T3Lが
ANDゲート65AとNANDゲート67Aとに印加さ
れると、トランジスタ49がON、  トセンジスタ6
6がオフ、となって投光素子57Bおよび61が駆動さ
れる一方、投光素子52は非通電状態に保持される。
すなわち、この場合は投光素子57及び61の最初の動
作時に撮影視野の周辺部領域から反射してきた光束のレ
ベル判定を行うことによって該周辺部領域は測距可能な
物体が存在する領域であると判定されたことにより、測
距も該周辺部領域に対して行われることになる。
以上のように、第4図の実施例では、最初に周辺部領域
に対して無限遠領域判定操作を実施した後、無限遠領域
でないと判定された領域に対して測距を実行する。
なお、第4図の実施例では、無限遠領域判定操作に関連
する構成のみが第1図の実施例とは異なるので測距に関
する回路動作の説明は省略する。
第1図及び第4図に示した本発明の測距装置では、無限
遠領域判定操作時の上昇積分を行うために積分回路93
内に低い抵抗値の一対の抵抗29及び36を設けるとと
もに該抵抗29及び36をOPアンプ38の前段に投入
するための一対のアナログスイッチ27及び34を設け
ているが、このような回路構成の代りに第5図の如き回
路構成を採用してもよい。
第5図は第1図及び第4図の回路4に関する変形実施例
を示したものである。本実施例の回路4Aでは第1図及
び第4図の回路4にくらべて非反転増幅器91Aの構造
及び積分回路93Aの構造並びに積分回路入力端のアナ
ログスイッチの数、等の点で異なっており、第5図の回
路4Aでは無限遠領域判定操作の時の受光素子17の出
力信号は非反転増幅回路91Aのみを通して積分回路9
3Aに印加され、該非反転増幅路91Aに人力される信
号は無限遠領域判定操作の時には測距操作の時よりも大
館な増幅率で増幅される。
なお、第5図において、第1図及び第4図と同じ符号で
表示した部分は第1図及び第4図に示した実施例の装置
と同じ部分であるから、この同じ部分の説明を省略する
第5図に示す非反転増幅器91Aにおいては、OPアン
プ23の反転入力端子に互いに並列の抵抗24−1及び
24−2が接続され、該抵抗24−2と直列にアナログ
スイッチ95が接続されている。従って、アナログスイ
ッチ95の投入時にはopアンプ23の反転入力端子に
接続された抵抗の抵抗値は小さくなるので非反転増幅器
91Aの増幅率は大きくなり、逆にアナログスイッチ9
5の開放時には増幅率は小さくなる。すなわち、該非反
転増幅器91Aは可変増幅器として構成されている。
該アナログスイッチ95は信号■「によって投入される
ようにR5−FF 73(第1図参照)に接続されてお
り、従って、タイミング信号T2が発生するまで(時刻
t、〜t2)の間は該非反転増幅器91Aのゲインが大
きくなっているので受光素子17の出力信号が小さくて
も大きな増幅率で増幅することができ、該出力信号のレ
ベル判定を行いやすくなり、また、無限遠領域の判定を
短時間で行うことができる。
一方、第5図の回路4Aに設けられている積分回路93
Aは第1図の積分回路93にくらべてoPアンプの前置
抵抗の数が172になっており、該積分回路93Aは第
1図及び第4図の積分回路93から無限遠領域判定操作
の時に専用に使用する抵抗29及び34が除かれた構造
となっている。従って、該積分回路93Aではopアン
プ38の前置抵抗30が無限遠領域判定の時と測距時と
に共用されるので積分回路と非反転増幅器及び反転増幅
器とを接続するためのアナログスイッチも第1図の2個
(すなわち、アナログスイッチ28及び35)のみとな
っている。
なお、第5図の回路4Aを受光信号処理手段として採用
する場合は信号SPL 3の発生手段が不要となるため
、回路5の構成は第1図及び第4図の実施例よりは簡単
になる。
[発明の効果] 以上に説明したように本発明の測距方法では測距に先立
って測距必要時間よりも短い時間で撮影視野内の無限遠
領域の判定を行った後に無限遠領域でない領域に対して
測距を行うので、有限距離の被写体が撮影視野のどこに
存在している場合であっても短時間に測距を行うことが
できるとともにビンぼけ写真を撮影してしまう危険を完
全に除去することができる。
また、本発明によれば、公知の広視野測距装置よりも短
時間で測距することができるとともに公知の広視野測距
装置の如き回路の大規模化を招くことのない、製造コス
トの安価な測距装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による新規な測距装置の第一実施例を示
した図、第2図及び第3図は第1図の測距装置における
各部の信号波形を示した図、第4図は本発明による新規
な測距装置の第二実施例を示した図、第5図は第1図及
び第4図に示した測距装置の一部の変形実施例を示した
図である。 13・・・カメラのレリーズボタンに応動するスイッチ 15・・・起動パルス発生回路 16・・・基準電圧発生回路 17・・・受光素子 41・・・(測距用の)コンパレータ 43・・・カウンタ 52・・・(撮影視野中心部領域に投光する)投光素子 57及び61・・・(撮影視野周辺部領域に投光する)
投光素子 71・・・分周器 77・・・ストップパルス発生器 90・・・電流−電圧変換器 91・・・非反転増幅器 92・・・反転増幅器  93・・・積分回路94・・
・コンパレータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 信号を投射し、その反射信号の受信位置に応じて対象物
    までの距離を測定する測距装置であって、上記反射信号
    を信号する受信器の複合出力の割合が上記反射信号の受
    信位置に応じて変化し、その変化状態を上記複数出力の
    上昇積分及び下降積分を行うことにより検出して上記反
    射信号の受信位置を検知する測距装置に於いて、 上記信号を投射する投射手段と、上記上昇積分に要する
    時間より短い所定時間を計時するタイマー手段と、該タ
    イマー手段により計時される上記所定時間内に上記受信
    手段により受信される上記反射信号の量が所定レベルに
    達したか否かを検知する検知手段と、視野内の中心領域
    又は周辺領域のいずれかの一方へ上記投射手段より信号
    を投射させ、上記所定時間内に上記反射信号の量が上記
    所定レベルに達していないことを上記検知手段が検知し
    た場合には、上記信号を投射していない方の領域に上記
    投射手段の信号を投射させその領域に対する測距を行な
    わせるようにする切換手段とを備えたことを特徴とする
    測距装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02134608A (ja) * 1988-11-15 1990-05-23 Nikon Corp カメラの自動焦点調節装置

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