JPS6317791A - パネルの吊上げ搬送方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、住宅の２階床パネル等を、施工現場におい
て所定の設置位置まで吊上げかつ搬送するパネルの吊上
げ搬送方法に関するものである。

〔背景技術〕

従来、２階の床パネル等のプレキャストコンクリート板
からなるバふルを、施工現場で所定位置に吊上げて搬送
する作業は、第６図に示すようにして行っている。すな
わち、パネル４０の両端にワイヤロープ４２，４４を各
々巻き、クレーン（図示せず）にて吊上げて所定の設置
位置に搬送している。

しかし、このようなパネルの吊上げ搬送方法によると、
ワイヤロープ４２，４４は単にパネル４０に巻いである
だけなので、搬送中にパネル４０がずれて落下してしま
う危険性が多分にあった。

また、搬送後、パネル４０からワイヤロ５．−ブ４２゜
４４を抜取る作業が必要なため、パネル４０を直接所定
の設置位置に設置することができなかった。

すなわち、パネル４０を一旦設置位置の近くに仮置きし
、パネル４０を例えば梁上を滑らセてワイヤロープ４２
，４４から抜取り、設置位置へ移動する。このように、
パネル４０を直接設置位置へ搬送することができなかっ
たので、パネル４０の搬送作業に手間がかかるという問
題があった。

〔発明の目的〕

この発明の目的は、搬送中にパネルが落下する危険性が
なく、しかもパネルを直接設置位置へ搬送でき搬送作業
が容易に行えるパネルの吊上げ川送方法を提供すること
である。

〔発明の開示〕

この発明のパネルの吊上げ搬送方法は、支持具挿通孔を
存したパネルを準備し、前記パネルの下面に接するパネ
ル受けを有した支持具を前記支持具挿通孔に挿通し、前
記支持具に索材を取付けて吊上げ搬送手段で前記パネル
を吊上げて搬送する方法である。

この発明の構成によると、パネルに設けた支持具を通孔
に支持具を挿通してパネルの下面にパネル受けを接し、
支持具に索材を取付けて吊上げ搬送手段にてパネルを吊
上げて搬送するので、搬送中にパネルがずれて落下する
危険性がない、しかも、支持具はパネルの支持具挿通孔
に欅通しであるので、パネルを直接設置位置に設置した
後、支持具挿通孔から支持具を失敗ることができるので
、従来のように搬送後にパネルを移動する手間がかから
ず、パネルの搬送作業が容易に行える。

実施例 この発明の一実施例を第１図ないし第５図に基づいて説
明する。この実施例のパネルの吊上げ搬送方法は、第１
図に示すように、支持具挿通孔１２を有したパネル１０
を準備する工程と、前記パネル１０の下面１０′に接す
るパネル受け２６を有した支持具１４を前記支持具挿通
孔１２に挿通する工程と、前記支持具１４に索材１６を
取付けて吊上げ搬送手段１８で前記パネル１０を吊上げ
て搬送する工程とを含む方法である。

パネル１０は、プレキャストコンクリート製の大型の２
階床パネルであり、第２図に示すように、縦が８９５ｆ
ｌで横が３５９０ｍの大きさを有している。支持具挿通
孔１２はパネルＩＯに４箇所設けられており、２０ｎ＋
の直径を有している。

また、支持具１４は第３図に示すように、上端にリング
部２２を有し下端の外周にねじ溝２４を形成した直径１
６ｍｍのボルト２０と、このボルト２０に挿通しパネル
１０の下面１０′に接するパネル受け２６と、ボルト２
０に螺合したナンド２日、および第４図に示すようにボ
ルト２０のリング部２２に連結ビン３０を介して接続し
たシャックル３２とから構成されている。

次に、パネルｌＯの施工手順について説明する。

まず、第３図に示すように各支持具挿通孔１２にボルト
２０を挿通し、パネル１０の下面１０′に接するパネル
受け２６を挿通してナツト２８を螺合する。各支持具１
４のシャックル３２には、第４図に示すようにワイヤロ
ープからなる長さの等しい索材１６が取付けられている
。各索材１６は、第１図に示すように、クレーンからな
る吊上げ搬送手段１８のフック３４に引掛けてあり、吊
上げ搬送手段１８でパネル１０を設置位置まで吊上げて
搬送する。そして、パネル１０の両端を梁（図示せず）
の墨出しガイドに合せて掛は渡して載置し、ナツト２８
を外してボルト２０を支持具挿通孔１２から抜取る。パ
ネル１０には、第５図に示すように両側端に凸部３６と
凹部３８とが設けられており、隣合うパネル１０の凸部
３６と凹部３８が互いに嵌合するように敷込む、なお、
隣合うパネル１０間の目地幅は５ｆｌとなっている。

このように構成されたパネルの吊上げ搬送方法によると
、パネル受け２６をパネルｌＯの下面１０’に接して支
持具１４を支持具挿通孔１２に挿通したので、支持具１
４を索材１６で吊ってパネル１０を搬送する際に、パネ
ル１０がずれて落下する危険性がない。

また、支持具１４はパネル１０の支持具挿通孔１２に挿
通しであるので、パネル１０を直接設置位置に設置した
後、支持具挿通孔１２から支持具１４を簡単に抜取るこ
とができ、従来のように搬送後にパネルｌＯを移動する
手間がかからず、パネル１０の搬送作業が容易に行える
。

また、パネル１０の下面１０′に幅広のパネル受け２６
を接したので、搬送時にパネル１０の支持具挿通孔１２
部分が欠けたりしない。

さらに、搬送するパネルＩＯの重量や強度を考慮して支
持具１４を設計することで、全てのパネルの搬送が可能
となる。

なお、前記実施例では、支持具１４のボルト２０とパネ
ル受け２６とが別体であったが、支持具挿通孔１２に挿
通する挿通部とパネル受けとが一体で、パネル１０の下
方より支持具を支持具挿通孔１２に挿通し索材で吊上げ
るようにしてもよい。

〔発明の効果〕

この発明のパネルの吊上げ搬送方法によると、次の効果
が得られる。

パネルに設けた支持具挿通孔に支持具を挿通してパネル
の下面にパネル受けを接し、支持具に索材を取付けて吊
上げ搬送手段にてパネルを吊上げて搬送するので、搬送
中にパネルがずれて落下する危険性がない。

支持具はパネルの支持具挿通孔に挿通しであるので、パ
ネルを直接設置位置に設置した後、支持具挿通孔から支
持具を抜取ることができるので、従来のように搬送後に
パネルを移動する手間がかからず、パネルの搬送作業が
容易に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の断面図、第２図はそのパ
ネルの平面図、第３図はその部分断面図、第４図はその
支持具の部分斜視図、第５図はそのパネルの設置状態を
示す部分断面図、第６図は従来例の斜視図である。 １０・・・パネル、１０’・・・下面、１２・・・支持
具挿通孔、１４・・・支持具、１６・・・索材、１８・
・・吊上げ搬送手段、２６・・・パネル受け 、：阪゛：帆５ 第１図 第２図 第３図　　　　　　第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 支持具挿通孔を有したパネルを準備する工程と、前記パ
   ネルの下面に接するパネル受けを有した支持具を前記支
   持具挿通孔に挿通する工程と、前記支持具に索材を取付
   けて吊上げ搬送手段で前記パネルを吊上げて搬送する工
   程とを含むパネルの吊上げ搬送方法。