JPS63176675A - 容量可変型揺動式圧縮機 - Google Patents

容量可変型揺動式圧縮機

Info

Publication number
JPS63176675A
JPS63176675A JP62009295A JP929587A JPS63176675A JP S63176675 A JPS63176675 A JP S63176675A JP 62009295 A JP62009295 A JP 62009295A JP 929587 A JP929587 A JP 929587A JP S63176675 A JPS63176675 A JP S63176675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
pressure
valve mechanism
bellows
crank chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62009295A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiko Taguchi
幸彦 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
Priority to JP62009295A priority Critical patent/JPS63176675A/ja
Publication of JPS63176675A publication Critical patent/JPS63176675A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は容量可変型揺動式圧縮機に関し、特に自動車空
調装置に用いられる容量可変型揺動式圧縮機に関する。
〔従来の技術〕
従来から、主軸の回転運動を揺動板の揺動運動に変換し
、この揺動運動によりピストンを往復動させ、さらに揺
動板の主軸に対する傾斜角を変化させて、ピストンのス
トローク量を変化させ、圧縮容量(圧縮比)を変化させ
るようにした容量可変型揺動式圧縮機(以下単に揺動式
圧縮機と呼ぶ。)が知られている。例えば、米国特許第
3861829号が挙げられる。
この従来の揺動式圧縮機における揺動板の傾斜角の変化
は、吸入圧力を感知して、この吸入圧力が予め定められ
た設定値となるようにクランク室圧力を変化させて、す
なわち、ピストン背側に加わるガス圧力を調整すること
によって行なわれる。
ところでこのような従来の揺動式圧縮機にあって、ビス
トンストローク(換言すれば圧縮容量)を強制的に最小
に維持するようにしたものがある。
(例えば米国特許第4073603号)これの要旨は、
クランク室と吸入室とを連通ずる連通路に、吸入圧力を
感知しこの吸入圧力が予め定められた設定値となるよう
にクランク室圧力を変化させる制御弁機構と前記連通路
を開閉する電磁弁機構とを実質的に直列に配置し、前記
電磁弁で前記連通路を閉とすることにより、クランク室
と吸入室との連通を遮断し、クランク室を高い圧力に保
ち、揺動板の主軸に対する傾斜を最小に維持したという
ものである。
第7図を参照してこのような揺動式圧縮機について詳述
する。
円筒状ケーシング1の一端を閉塞するフロントハウジン
グ2と、他端を閉塞するシリンダーブロック3とでラジ
アルニードルベアリング5. O、,51によって回転
可能に支持された主軸22には、ロータ23が取り付け
られている。このロータ23にはヒンジ機構231を介
して斜板24が取り付けられ、斜板24はヒンジ機構2
31によって主軸22に対する傾斜角が変化できるよう
になっている。斜板24の斜面上にはスラストニードル
ベアリング241を介して揺動板6が配置されている。
揺動板6の端部は球連接によってピストンロッド7の一
端を連結している。ピストンロッド7の他端も同様に球
連接によって、シリンダ8内に配設されたビスI〜ン9
を連結している。
円筒状ケーシング1の内壁近傍にはフロントハウジング
2とシリンダブロック3とを掛は渡して固定されたガイ
ド棒11が配置されている。ガイド棒11には揺動板6
の径方向端部が、ガイド棒11に沿って摺動可能なよう
に係合している。シリンダブロック3には弁板12を介
して、隔壁によって吸入室14と吐出室15とを画成し
たシリンダヘッド13が取り付けられている。弁板12
のシリンダ8に対応する位置には吸入孔141及び吐出
孔151が穿設され、シリンダ8と吸入室14及び吐出
室15とを吸入弁、吐出弁(図示せず)を介してそれぞ
れ連通可能としている。
リングブロック3には室165が形成され、この中に制
御弁機構16が配設されている。さらに室165は通路
171によってフロントハウジング2とシリンダブロッ
ク3とで囲まれた空間であるクランク室10と連通ずる
とともに、シリンダヘッド13上に設けた後述する電磁
弁機構18と通路172によって連通している。
前記制御弁機構16は、函体の骨子がバネ部材(図示せ
ず)で内部を真空に近づけたベローズ161と、ベロー
ズ161との一方端部(第7図では左端部)に固着され
た弁162と、ベローズ161の浮遊を防止するバネ1
63とから成っており、ベローズ161の他方端部(第
7図では右端部)は弁板12に当接している。そして、
室165内のガス圧力が函体に及ぼす力と弁162上部
にかかるクランク室10内部の圧力による力とバネ16
3のバネ力との和が、前記ベローズ函体のバネ部材のバ
ネ力とバランスするように、弁162は通路171を開
閉している。
電磁弁機構18は電磁コイルと、電磁コイル磁界内で往
復動する弁部材とから成り、シリンダヘッド3上に取り
付けられている。そして前記通路172によって室16
5と、通路173によって吸入室14とそれぞれ連通し
ている。
従ってクランク室10と吸入室14との連通空間には制
御弁機構16と電磁弁機構18とが直列で配置される。
上記のような構成の制御弁機構16と電磁弁機構1日の
動作について以下で説明する。
まず電磁弁機構18の電磁弁が開き通路172と通路1
73とが連通している場合について述べる。この場合、
制御弁機構16のベローズ161は吸入圧力にさらされ
るので、制御弁機構16は吸入圧力に応答して動作する
ようになる。
従って、吸入圧力が予め定められた値より高くなると、
ベローズ161が収縮して弁162は第7図において右
方へ移動し通路171の室165側を開く。この結果ク
ランク室10と吸入室14とが連通し、クランク室圧力
すなわちピストン9の背圧が低下するので、揺動板6の
主軸22に対する傾斜角が大きくなり、ピストン9のス
トロークが長くなって圧縮容量が増大する。逆に吸入圧
力が予め定められた値より低くなると、ベローズ161
は伸長し、弁162は第7図において左方へ移動し通路
1710室165側を閉じる。この結果クランク室10
と吸入室14との連通が遮断され、クランク室圧力すな
わちピストン9の背圧が上昇するので、揺動板6の主軸
22に対する傾斜角が小さくなり、ピストン9のストロ
ークが短かくなって圧縮容量が減少する。
次に電磁弁機構18の電磁弁が閉じ通路172と通路1
73との連通が遮断されている場合について述べる。こ
の場合、制御弁機構16の弁162がどのような位置に
あろうと、クランク室1oと吸入室14との連通が阻止
されるので、シリンダ8からのブローバイガスによって
クランク室圧力すなわちピストン9の背圧は上昇し高い
状態に保たれる。この結果揺動板6の主軸22に対する
傾斜角つまりビストンストロークは、圧縮機の焼き付き
等の不具合が発生しない範囲で最小となるように維持さ
れる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような従来の揺動式圧縮機にあっては、制御弁機構
の他に、電磁弁などの弁機構を必要とするので、加工工
数が増加したり、コストが上昇したりするという問題点
を抱えていた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本発明では、クランク室に配
設され、主軸に対する傾斜角が変化し、しかも前記主軸
の回転によって揺動する揺動板と、該揺動板に連結され
該揺動板の揺動によって往復動し、吸入室からの冷媒を
圧縮して吐出室に吐出する複数のピストンとを備え、前
記クランク室の圧力を調整することにより前記揺動板の
傾斜角を変化させ、前記冷媒の圧縮比を変化させるよう
にした揺動式圧縮機であって、前記クランク室と吸入室
との連通を開閉制御する弁部と、前記弁部の開閉を制御
する圧力窓部とを備えた制御弁機構を有する揺動式圧縮
機において、前記揺動板の主軸に対する傾斜角を最小に
維持する手段として、前記制御弁機構の弁部を閉状態に
拘束することが可能なアクチェーターを前記制御弁機構
に設けたことを特徴とする容量可変型揺動式圧縮機を得
た。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
なお従来例の構造と変わらない部分については同符号を
用いた。
第1図は本発明の第1の実施例を示すもので、同筒状ケ
ーシング1の一端を閉塞するフロントハウジング2と、
他端を閉塞するシリンダブロック3とでラジアルニード
ルベアリング50.51によって回転可能に支持された
主軸22には、ロータ23が取り付けられている。この
ロータ23にはヒンジ機構231を介して斜板24が取
り付けられ、斜板24はヒンジ機構231によって主軸
22に対する傾斜角が変化できるようになっている。斜
板24の斜面上にはスラストニードルベアリング241
を介して揺動板6が配置されている。
揺動vi、6の端部は球連接によってピストンロッド7
の一端を連結している。ピストンロッド7の他端は同様
に球連接によって、シリンダ8内に配設されたピストン
9を連結している。
同筒状ケーシング1の内壁近傍にはフロントハウジング
2とシリンダブロック3とを掛は渡して固定されたガイ
ド棒11が配置されている。ガイド棒11には揺動板6
の径方向端部が、ガイド棒11に沿って摺動可能なよう
に係合している。
シリンダブロック3には弁板12を介して、隔壁によっ
て吸入室14と吐出室15とを画成したシリンダ8内ド
13が取り付けられている。弁板12のシリンダ8に対
応する位置には吸入孔141及び吐出孔151が穿設さ
れ、シリンダ8と吸入−10〜 室14及び吐出室15とを吸入弁、吐出弁(図示せず)
を介してそれぞれ連通可能としている。
制御弁機構35は後述するバキュームアクチェーター3
7部分を除いて吸入室14の中に配設されており、この
制御弁機構35の弁部は弁板12を穿ちさらにシリンダ
ブロック3を穿って主軸22に到達する通路36に面し
ている。それ故フロントハウジング2とシリンダブロッ
ク3とで囲まれた空間であるクランク室10からラジア
ルニードルベアリング51と主軸22の隙間及びシリン
ダブロック3と主軸22の隙間を経て通路36に到った
クランク室のガスは、前記弁部が開くことによって吸入
室へ流入することになる。
第2図は制御弁機構35の概略断面図を示したものであ
るが、これをも用いて制御弁機構35を詳述する。制御
弁機構35はケーシング351とケーシング351内に
配設され函体の骨子がハネ部材382で内部を真空に近
づけたベローズ352の上端に固着した弁353と、該
弁353に対応するようにケーシング351へ取り付け
られた弁座354と、ケーシング351のフランジ部3
60の内周にシール固着されるとともにベローズ352
の他端をシール固着したベローズ支持板355と、ケー
シング351の弁座354とは反対側端部にシール固着
されたバキュームアクチェーター37とから成っている
。このうちバキュームアクチェーター37はケーシング
351とによって372を画成するダイヤフラム371
と、該ダイヤフラム371とによって374を画成する
カバー373と、ダイヤフラム371を挟む2個のディ
ツシュ375.376と、該ディツシュ375,376
に下端が固着された出力シャフト377とから構成され
ており、該出力シャフト377はベローズ支持板355
に穿設された穴356を貫通してベローズ352内に遊
挿されている。また、ディツシュ376とベローズ支持
板355との間には出力シャフト377が遊貫するもう
一つのベローズ378が配設され、その両端部はディツ
シュ376とベローズ支持板355とにそれぞれシール
固着されている。さらに、ディツシュ376とベローズ
支持板355との間には前記ベローズ378の外側にバ
ネ379が配設され、ディツシュ375をカバー373
側へ付勢している。それから弁座354近傍およびフラ
ンジ部360近傍のケーシング351の外周にそれぞれ
溝部を設け、該溝部に○−リング部材390,391を
配設することによって通路3Gと吸入室14とのシール
遮断、および吸入室14と圧縮機外界とのシール遮断が
行われている。そして弁座354には通路36とベロー
ズ352が配設された室とを連通する連通孔357が穿
設され、ケーシング351の○−リング部材390,3
91を配設する二つの溝部の中間の位置には吸入室14
とベローズ352が配設された室395とを連通する連
通孔358が穿設されている。さらにケーシング351
のフランジ部360には室372へ負圧あるいは大気圧
を導入するための導入孔380が穿設され、カバー37
3には圧縮機外界から大気圧を導入する導入孔381が
穿設されている。
上述のような構成になる制御機構35の動作に13一 ついて以下で説明を行う。
まず室372に大気圧が導入されている場合について述
べる。
この場合、室374と室372の圧力は同等となるので
、バネ379の付勢力によりディツシュ375はカバー
373に当接するまで第2図中下方に移動する。従って
ディツシュ375,376に固着された出力シャフト3
77は下方に移動した状態で固定される。これにより出
力シャフト377の上端とベローズ352の上端内側と
の間には吸入圧力に応じてベローズ352が伸縮し弁3
53によって連通孔357を開閉するに充分な空間が現
出するから、制御弁機構35は吸入圧力に応じた制御動
作を行うことになる。
次に、室372に負圧が導入されている場合について述
べる。この場合、室374は室372と較べて高い圧力
となり、この圧力差によってダイヤフラム371にはバ
ネ379の付勢力と吸入圧力によるベローズ352の収
縮力とを併せたカを上まわる力が生じ、ディツシュ37
6は第2図中上方へ移動する。これにより出力シャフト
377の上端はベローズ352の上端内側を弁353が
弁座354に穿設された連通孔357を閉塞するように
押圧するので、クランク室10と吸入室14との連通が
遮断され、クランク室圧力が上昇し揺動板6の主軸22
に対する傾斜角つまりピストンスクロークは圧縮機の焼
き付き等の不具合が発生しない範囲で最小となるように
維持される。
第3図は本発明の第2の実施例の要部である制御弁機構
35を示すものでケーシング351とダイヤフラム37
1とで画成した室372に大気圧を導入すること、ダイ
ヤフラム371とカバー373とで画成した室374に
負圧あるいは大気圧を導入すること、ディツシュ375
とカバー373との間にバネ379を配設し、室372
と室374が両方とも大気圧のときバネ379の付勢力
によりシャフト377を上方に移動すること、以外を除
けば、第1の実施例と同じ構造である。
そして室374に大気圧が導入された場合はクランク室
10と吸入室14との連通は強制的に遮断されてビスト
ンストロークは最小に維持され、室374に負圧が導入
された場合は吸入圧力に応じた制御動作を行う。
第4図は本発明の第3の実施例の要部である制、御弁機
構35を示すもので、制御弁機構35のアクチェーター
として電磁アクチェーター40が用いられている他は第
1.第2の実施例と同様の構造であるので電磁アクチェ
ーター40部分についてのみ説明を行う。
電磁アクチェーター40はケーシング351の下端部に
その上端面を固着したベース402に固着されたコイル
ケーシング409と該コイルケーシング409内に配設
された電磁コイル401と、ベローズ支持板355を遊
貫した後ベローズ352内へ遊挿される出力シャフト4
o5と、該出力シャフト405の下端に固着するハブ4
04と一体形成のアーマチュア403と、前記各部品を
覆ってケーシング351の下端に固着するケース406
と、前記ハブ404を介して出力シャツ)405をケー
ス406側へ付勢するハブ404とベース402との間
に配設されたバネ407とから成っている。なおベロー
ズ支持板355の下端面に一端をシール固着するととも
、に他端を出力シャフト405にシール固着するベロー
ズ408を設けることでベローズ352は真空に近い状
態に維持される。
以下でこの第3の実施例の動作について説明する。
まず電磁コイル401に通電してない場合について述べ
る。この場合磁束が発生しないので、バネ407の付勢
力がハブ404を介して出力シャフト405を第4図中
下方へ移動させ、出力シャフト405の下端はケース4
06に当接しこの位置で固定される。これにより出力シ
ャフト405の上端とベローズ352の上端内側との間
には吸入圧力に応じてベローズ352が伸縮し弁353
によって連通孔357を開閉するに充分な空間が現出す
るから、制御弁機構35は吸入圧力に応じた制御動作を
行うことになる。
次に電磁コイル401に通電した場合について述べる。
この場合、磁束がハブ404、アーマチュア403に流
れ出力シャフト405はバネ407の付勢力及び吸入圧
力によるベローズ352の収縮力とを併せた力に抗して
第4図中上方へ移動し、出力シャフト405の上端はベ
ローズ352の上端内側を弁353が弁座354に穿設
された連通孔357を閉塞するように押圧するので、ク
ランク室10と吸入室14との連通が遮断され、クラン
ク室圧力が上昇し揺動板6の主軸22に対する傾斜角つ
まりビストンストロークは圧縮機の焼き付き等の不具合
が発生しない範囲で最小となるように維持される。
第5図は本発明の第4の実施例の要部である制御弁機構
35を示すもので、第2図で示す本発明の第1の実施例
とはベローズ378が無いところだけ異なっている。従
ってベローズ352の内部はベローズ支持板355に穿
設された穴356を貫通する出力シャフト377とベロ
ーズ支持板355の該穴356の内壁面との隙間によっ
て連通孔380を通じて大気圧(あるいは負圧)が導入
される室372と連通している。なお、第1の実施例で
は室374へは導入孔381を介して大気圧のみ導入さ
れるようになっているが、本実施例では大気圧および負
圧のうちからどちらか一方が選択されて導入されるよう
になっている。
以下でこの第4の実施例の動作について説明する。
まず室374に大気圧、室372に負圧を導入した場合
を述べる。この場合は第1の実施例において室372に
負圧が導入された時の動作と全く同じで、連通孔357
は強制的に閉塞されビストンストロークは最小に維持さ
れる。
次に室372,374の画室芸大気圧を窩大した場合お
よび両室共負圧を導入した場合について述べる。この場
合、室372と室374が同圧(大気圧あるいは負圧)
となり、バネ379の力によりディツシュ375はカバ
ー373に当接するまで第5図中下方に移動する。従っ
てディツシュ375. 37’76に固着された出力シ
ャフト377は下方に移動した状態で固定されるからベ
ローズ352の伸縮による制御弁機構35の制御動作が
行なわれることになる。そしてここまでは第1の実施例
において室372に大気圧が導入された時の動作と全く
同じである。ただ前述したように室372とベローズ3
52の内部が連通しているので、両室甚大気圧を導入し
た場合すなわちベローズ352内部に大気圧が存する場
合に較べ、両室共負圧を導入した場合すなわちベローズ
352内部に負圧が存する場合の方が負圧の分だけ低い
吸入圧力で容量制御の動作が開始されることになる。
つまり本実施例では両室甚大気圧を導入するか負圧を導
入するかを選択することで容量制御の動作点を変えるこ
とが可能となる。なお室374に負圧、室372に大気
圧を導入した場合については画室芸大気圧を導入した場
合と同じように取り扱えることは自明である。
ところで、これまで述べた第1、第2、第3および第4
の実施例ではベローズの伸縮を吸入圧力の大小に応じて
行なわせるようにしているが、本発明はこのことに限定
されるものでなく例えば第6図で示すようにベローズ3
52が配設された室395に吸入圧力が導かれないよう
に制御弁機構35を配置するとともにベローズ352が
配設された室395にクランク室圧力を導くように通路
38を穿設して、クランク室圧力の大小に応じてベロー
ズ352を伸縮させるようにしてもよい。
この場合であってもアクチェーターの動作によってクラ
ンク室10と吸入室14との連通が遮断され、揺動板の
主軸に対する傾斜角つまりビストンストロークが最小に
維持されることには変わりがない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、クランク室と吸入
室との連通制御に使用される弁と、揺動板の主軸tこ対
する傾斜角つまりビストンストロークを最小に維持する
ためにクランク室と吸入室との連通を遮断するのに使用
される弁とが一つで共用できるから、従来例のように二
つの弁機構を設ける必要がなくなり、従来例に較べて構
造が単純になりコストが低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す揺動式圧縮機の断
面図、第2図は第1図の要部である制御弁機構の概略断
面図、第3図は本発明の第2の実施例の要部である制御
弁機構の概略断面図、第4図は本発明の第3の実施例の
要部である制御弁機構の概略断面図、第5図は本発明の
第4の実施例の要部である制御弁機構の概略断面図、第
6図は本発明のその他の実施例を示す揺動式圧縮機の断
面図、第7図は従来例を示す揺動式圧縮機の断面図。 1・・・円筒状ケーシング 2・・・フロントハウジング  3・・・シリンダブロ
ック6・・・揺動板  9・・・ピストン  10・・
・クランク室14・・・吸入室  15・・・吐出室 
 22・・・主軸23・・・ロータ 24・・・斜板 37・・・バキュームアクチェーター 36.38・・・通路  35・・・制御弁機構351
・・・ケーシング  352・・・ベローズ371・・
・ダイヤフラム 375.376・・・ディツシュ 377・・・出力シャフト 390.391・・・0−リング部材 第2図 第3区 56(J 第4図 第6図 手続補正書 昭和62年6月26日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 2、発明の名称 ろ、補正をする者 事件との関係  特許出願人 電話(0270) 24−1211 4、補正命令の日付 自    発 6、補正の内容 (1)  別紙のとおり。 (2)■ 明細書の第5頁9行口中に記載の「リングブ
ロック3」を[シリンダブロック3」と改めます。 ■ 明細書の第6頁10行口中に記載の「シリンダヘッ
ド3」を「シリンダヘッド13」と改めます。 ■ 明細書の第11頁15行口中に記載の[・・・これ
をも用いて制御弁機構35を」を「・・・これを用いて
制御弁機構35を」と改めます。 ■ 明細書の第12頁7行口中に記載のr372 Jを
「室372」と改めます。 ■ 明細書の第12頁9行口中に記載のr374 Jを
「室374」と改めます。 ■ 明細書の第13頁10行口中に記載の「室」を「室
395」と改めます。 (3)■ 第6図中の参照番号36を38に改めます。 (添付した図面に朱書きで訂正) ■ 第7図を添付のものと差し替えます。 2、特許請求の範囲 (1)  クランク室に配設され、主軸に対する傾斜角
が変化し、しかも前記主軸の回転によって揺動する揺動
板と、該揺動板に連結され、該揺動板の揺動によって往
復動し、吸入室からの冷媒を圧縮して吐出室に吐出する
複数のピストンとを備え、前記クランク室の圧力を調整
することにより前記揺動板の傾斜角を変化させ、前記冷
媒の圧縮比を変化させるようにした揺動式圧縮機であっ
て、前記クランク室と吸入室との走通を開閉制御する弁
部と、前記弁部の開閉を制御する圧力感部とを有する制
御弁機構を備えた揺動式圧縮機において、前記圧力感部
内に遊挿され前記弁部の移動を規制し前記クランク室と
吸入室との挿通を閉状態に抱束することが可能な出力伝
導桿を有するアクチェーターを前記制御弁機構に設けた
ことを特徴とする容量可変形揺動式圧縮機。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クランク室に配設され、主軸に対する傾斜角が変
    化し、しかも前記主軸の回転によって揺動する揺動板と
    、該揺動板に連結され、該揺動板の揺動によって往復動
    し、吸入室からの冷媒を圧縮して吐出室に吐出する複数
    のピストンとを備え、前記クランク室の圧力を調整する
    ことにより前記揺動板の傾斜角を変化させ、前記冷媒の
    圧縮比を変化させるようにした揺動式圧縮機であって、
    前記クランク室と吸入室との通連を開閉制御する弁部と
    、前記弁部の開閉を制御する圧力感部とを有する制御弁
    機構を備えた揺動式圧縮機において、前記圧力感部内に
    遊挿され前記弁部の移動を規制し前記クランク室と吸入
    室との連通を閉状態に抱束することが可能な出力伝導桿
    を有するアクチェーターを前記制御弁機構に設けたこと
    を特徴とする容量可変型揺動式圧縮機。
  2. (2)前記アクチェーターは負圧によって動作するバキ
    ュームアクチェーターであることを特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項記載の容量可変型揺動式圧縮機。
  3. (3)前記アクチェーターは外部電気信号により動作す
    る電磁アクチェーターであることを特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項記載の容量可変型揺動式圧縮機。
JP62009295A 1987-01-19 1987-01-19 容量可変型揺動式圧縮機 Pending JPS63176675A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62009295A JPS63176675A (ja) 1987-01-19 1987-01-19 容量可変型揺動式圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62009295A JPS63176675A (ja) 1987-01-19 1987-01-19 容量可変型揺動式圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63176675A true JPS63176675A (ja) 1988-07-20

Family

ID=11716480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62009295A Pending JPS63176675A (ja) 1987-01-19 1987-01-19 容量可変型揺動式圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63176675A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5380161A (en) * 1992-12-11 1995-01-10 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Variable capacity swash-plate compressor with electromagnetic clutch

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5380161A (en) * 1992-12-11 1995-01-10 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Variable capacity swash-plate compressor with electromagnetic clutch

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960000089B1 (ko) 용량 가변기구를 구비한 요동판식 압축기
US6010312A (en) Control valve unit with independently operable valve mechanisms for variable displacement compressor
US4580950A (en) Sliding-vane rotary compressor for automotive air conditioner
US5486098A (en) Swash plate type variable displacement compressor
KR950010405B1 (ko) 용량 가변 기구를 구비한 요동판식 압축기
US7726949B2 (en) Variable displacement compressor
US5165863A (en) Slant plate type compressor with variable capacity control mechanism
KR100325789B1 (ko) 가변 용량 압축기 및 가변 용량 압축기에 사용되는 제어밸브
JP4436295B2 (ja) 可変容量圧縮機
WO2014091975A1 (ja) 容量制御弁
JPH0312674B2 (ja)
JPH05288150A (ja) 電磁式制御弁
US5145325A (en) Slant plate type compressor with variable displacement mechanism
US5240388A (en) Scroll type compressor with variable displacement mechanism
US6102668A (en) Electromagnetic control valve
JP2511056B2 (ja) 容量可変型斜板式圧縮機
JP4195633B2 (ja) 容量制御弁を有する可変容量圧縮機
JP2017031834A (ja) 容量制御弁
US5857402A (en) Variable displacement compressor method and apparatus
JPH0343685A (ja) 容量可変型揺動式圧縮機
JPH037583Y2 (ja)
JPS63176675A (ja) 容量可変型揺動式圧縮機
CN113661324B (zh) 容量控制阀
JP3398965B2 (ja) 可変容量圧縮機
JP2003301771A (ja) 可変容量圧縮機