JP4195633B2 - 容量制御弁を有する可変容量圧縮機 - Google Patents

容量制御弁を有する可変容量圧縮機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容量制御弁を有する可変容量圧縮機に関し、一例として自動車用空調装置に使用される。
【0002】
【従来の技術】
従来の可変容量型揺動板式圧縮機の容量制御弁について説明する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図5に示されるように、シリンダブロック101の嵌装孔101aには、可変オリフィスを構成する圧力応動弁104が設置される。圧力応動弁104は、4個のポート105a,105b,105c,105dが穿設されたケーシング105を有し、ケーシング105は、嵌装孔101a内にはめ込まれる。第1ポート105aはバルブプレート102の連通孔102aを介して低圧室122に連通し、第2ポート105bは第1連通路111を介して低圧室122に連通し、第3ポート105cは第2連通路112を介してクランク室121内に連通し、第4ポート105dは第3連通路113を介して高圧室123に連通する。
【0004】
ケーシング105内には、内外二重構造のベローズ106,107が設置される。ベローズ106,107の各一端はケーシング105の一端内面に固定され、各他端は杆状弁体108の軸方向略中間部分に突設されたフランジ状部材109に固定される。ベローズ106,107の間に位置するフランジ状部材109の部分とケーシング105の一端内面との間には、コイルばね110が介装される。ベローズ106,107は、伸長方向にコイルばね110によって付勢される。内側ベローズ106は、第4ポート105dと第3通路113を介して高圧室123に連通する。外側ベローズ107内は、第2ポート105bと第1連通路111を介して低圧室122に連通する。ケーシング105内は、第3ポート105cと第2連通路112を介してクランク室121内に連通する。また、ケーシング105内は、第1ポート105aとバルブプレート102の連通孔102aを介して低圧室122に連通する。
【0005】
杆状弁体108の一端側は、フランジ状部材109から内側ベローズ106の内方まで延出し、その延出端部に頭部108aを有する。頭部108aの端面は、クランク室121内の圧力が低いとき、ケーシング105の一端内面の第4ポート105dの開口端と所定間隙Lを存して対向する。杆状弁体108の他端側は、第1ポート105a内にスライド自在にはまり、その他端部に第1ポート105aのテーパ面に対応するテーパ状頭部108bを有する。杆状弁体108がスライドすると、テーパ状頭部108bのテーパ面と第1ポート105aのテーパ面との間の開口面積は変化する。
【0006】
クランク室121内の圧力が低い場合には、ベローズ106,107は、第3連通路113と第4ポート105dを介して高圧室123から内側ベローズ106内へ導入される圧力の作用によって伸長する。これに伴って、杆状弁体108は低圧室122側(図5中左方)に移動した状態に至り、第1ポート105aのテーパ面と杆状弁体108のテーパ状頭部108bのテーパ面との間の開口面積は大きくなる(図5の状態)。
【0007】
この状態からクランク室121内の圧力が上昇すればする程、ベローズ106,107は第2連通路112と第3ポート105cを介してクランク室121からケーシング105内に導入される圧力の作用によって、内側ベローズ106内に導入される圧力に抗して低圧側122の反対側(図5中右方)に移動した状態に至る。したがって、第1ポート105aのテーパ面と杆状弁体108のテーパ状頭部108bのテーパ面との間の開口面積は小さくなる。
【0008】
【特許文献1】
実公昭63−32933号公報(第4頁第8欄第33行− 第5頁第10欄第10行、第7図 )
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
実公昭63−32933号公報は、容量制御弁と可変オリフィスとを備えた圧縮機を開示する。ここでは、容量制御弁によって吐出室とクランク室との連通を制御することによって吐出室からクランク室へ流れるガス量を制御して容量制御を行っている。可変オリフィスは、図5に記載のように、クランク室から吸入室へのガスの逃げ量を調節するためのもので、クランク室圧が高くなると、吐出室圧とクランク室圧との差圧が小さくなるので、オリフィス開口が小さくなるように構成されている。
【0010】
ところで、この従来例の構成では、圧縮機が停止した状態から起動した場合、滑らかな立ち上がり動作ができない欠点がある。その理由は、以下のとおりである。
【0011】
圧縮機が停止状態では、クランク室、吐出室、吸入室共に同じ圧力の状態にある。ということは、クランク室と吐出室の圧力に差がないから、オリフィス開口は最小となっている。この状態で、起動スイッチが入ると、圧縮機の主軸の回転が開始されるとともに、同時に電磁ソレノイドが通電され、容量制御弁は、電磁ソレノイドの働きにより、クランク室と吐出室との間の弁を閉じる。圧縮機の主軸の回転と共に、ピストンが最大容量で動作するためには、ピストン背圧が低いことを要し、したがって、クランク室のガス圧が外部へ逃げることが必要である。
【0012】
しかしながら、上記の従来技術では、オリフィス開口は最小の状態にあるから、クランク室のガスが排出される量は小さいため、ピストンの背圧はなかなか低下しない。このため、起動時は、圧縮機は最大容量で動作することができず、吐出容量が小さく抑えられる。この状態で、徐々に吐出室圧が高くなっていき、これに従ってオリフィス開口が徐々に開いていき、やがて最大開度になり、漸くクランク室圧が十分に低下して、最大吐出容量で動作することになる。
【0013】
本発明は、この問題を解決することを目的とする。
【0014】
本発明によれば、容量制御弁と可変オリフィス開口とを連動させているから、上記目的が達成されるばかりでなく、定常の容量制御動作においても、吸入圧が低下して容量制御弁が開いたとき、その開き角度と連動して、可変オリフィス開口も小さくなるので、クランク室圧がその分早めに上昇することになる。したがって、斜板の傾斜角の応答速度を向上させることができる。即ち、応答速度の高い容量制御を実現できる。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、次の手段を採用する。
【0016】
1.圧縮機の吐出容量を可変制御するための吐出室とクランク室とを連通する第1の通路に弁部を設け、当該弁部の開度を弁閉状態と最大弁開度にわたって制御することによって前記クランク室の圧力を調整する容量制御弁と、前記クランク室と吸入室とを連通する第2の通路に設けたオリフィスの開度を所定の最小オリフィス開度と最大オリフィス開度との間で制御することによって、前記クランク室から前記吸入室へ流れるガス量を制御する可変オリフィス機構とを有する可変容量圧縮機において、前記弁部が弁開状態の時に前記オリフィスが前記最大オリフィス開度になり、前記弁部が最大弁開度にある時に前記オリフィスは前記最小オリフィス開度となるように、前記容量制御弁と前記可変オリフィス機構とを連動させ、前記容量制御弁の弁部と前記可変オリフィス機構の可動部とが一体形成される容量制御弁を有する可変容量圧縮機。
【0017】
2.前記容量制御弁の弁部は弁ケーシングに設けられた弁室に配置され、前記弁室は前記クランク室と連通し、前記可変オリフィス機構の可動部は前記弁ケーシングに設けられた隔壁の孔を挿通し、前記隔壁を挟んで前記弁室と対向する圧力室は前記吸入室と連通し、前記可動部と前記隔壁の孔との隙間は前記第2の通路のオリフィスを形成し、前記可動部の移動に応じて前記オリフィスを通過する冷媒の流量が変化する前記1記載の容量制御弁を有する可変容量圧縮機。
【0018】
3.前記可動部にはロッドが延設され、前記ロッドに前記容量制御弁の弁部を閉じる方向に電磁力を作用させるソレノイド部を備える前記1記載の容量制御弁を有する可変容量圧縮機。
【0019】
4.前記ソレノイド部が消磁されているとき、前記容量制御弁の弁部を開くばねを備える前記3記載の容量制御弁を有する可変容量圧縮機。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例の形態例の容量制御弁を有する可変容量圧縮機について図1〜図3を参照して説明する。
【0023】
図1は、この圧縮機の断面図である。可変容量圧縮機50は、前後方向の一軸を中心とした円周上に併設された複数のシリンダボア51aを備えたシリンダブロック51と、シリンダブロック51の一端に設けられたフロントハウジング52と、シリンダブロック51に弁板装置54を介して設けられたリアハウジング53とを備えている。シリンダブロック51と、フロントハウジング52とによって規定されるクランク室55内を横断して、駆動軸56が設けられ、その中心部の周囲には、斜板57が配置されている。
【0024】
斜板57は、駆動軸56に固着されたロータ58と連結部(カム機構)59を介して結合している。
【0025】
駆動軸56の一端は、フロントハウジング52の外側に突出したボス部52a内を貫通して、外側まで延在しており、ボス部52aの周囲にベアリング60を介して電磁クラッチ70が設けられている。
【0026】
電磁クラッチ70は、ボス部52aの周囲に設けられたロータ71と、ロータ71内に収容された電磁石装置72と、ロータ71の外側一端面に設けられたクラッチ板73とを備えている。駆動軸56の一端は、ボルト等の固定部材74を介してクラッチ板73と連結している。
【0027】
駆動軸56とボス部52aとの間には、シール部材52bが挿入され、可変容量圧縮機50の内部と外部とを遮断している。また、駆動軸56の他端は、シリンダブロック51内にあり、支持部材78によって支持されている。なお、符号75,76,及び77は、ベアリングである。
【0028】
シリンダボ51a内には、ピストン62が配置され、ピストン62の内側の一端のくぼみ62a内には、斜板57の外周部の周囲が収容され、シュー63を介して、ピストン62と斜板57とが互いに連動するように構成されている。
【0029】
リアハウジング53には、吸入室65及び吐出室64が区画形成され、吸入室65は、シリンダボア51aとは、弁板装置54に設けられた図示しない吸入弁を介して連絡し、吐出室64は、シリンダボア51aとは、弁板装置54に設けられた吐出弁を介して連絡している。リアハウジング53の後壁の窪み内に容量制御弁20が設けられている。
【0030】
以上までの構成は、容量制御弁20を除いて、従来の技術と同様の構造である。
【0031】
可変容量圧縮機の圧縮容量を制御するために使用される本発明の2つの実施の形態例における容量制御弁について説明する。
【0032】
まず、第1実施の形態例の容量制御弁について図2と図3を参照して説明する。
【0033】
容量制御弁20は、弁ケーシング21と、弁ケーシング21の下部室21a内に配設され、内部が真空でコイルばね22aを収納するベローズ22と、ベローズ22の伸縮量を調整し、弁ケーシング21の下部に固定される調整部材23と、ベローズ22の上部に下端が当接して弁ケーシング21に摺動可能に支持される第1ロッド部24aと、第1ロッド部24aの上端に一体形成され、ベローズ22の伸縮に応じて可変容量圧縮機50のクランク室55と吐出室64とを連通する連通路66,68を開閉する弁部24bと、弁部24bの上部に形成される段差部(円錐台部)24cが挿通され、弁ケーシング21に固定される隔壁25と、段差部24cの上端に一体形成され、隔壁25から突出する第2ロッド部24dと、第2ロッド部24dが挿通し、弁ケーシング21に固定される固定鉄心26と、第2ロッド部24dの上部に固定されるプランジャ27と、固定鉄心26とプランジャ27との間に配置され、プランジャ27を開弁方向に押圧するコイルばね28と、固定鉄心26とプランジャ27とコイルばね28とを収容する非磁性体製の筒状部材29と、筒状部材29の外周部に配置される電磁コイル30と、電磁コイル30が収容され、弁ケーシング21にはまるハウジング31と、電磁コイル30の一端を閉塞し、磁路の一部を形成する閉塞部材32とから構成される。なお、電磁コイル30と閉塞部材32は、樹脂材料により一体成形されている。
【0034】
弁ケーシング21には、弁部24bが配置される弁室21bが形成される。弁室21bには、クランク室55の圧力が作用し、ベローズ22には、吸入室65の圧力が作用する。隔壁25を挟んで弁室21bと対向する圧力室21cは、下部室21aと連通路21dを介して連通しているため、圧力室21cには、吸入室65の圧力が作用する。段差部24cと、段差部24cが挿入抜出される隔壁25の孔25aとは、可変オリフィス機構を構成し、段差部24cは、可変オリフィス機構の可動部として機能する。段差部24cは隔壁25の孔25aとは接触せず、また、第2ロッド部24dは固定鉄心26の孔26aとは接触しない。第1ロッド部24aは弁ケーシング21に摺動可能に支持され、プランジャ27は筒状部材29に摺動可能に支持されている。弁部24bと第1ロッド部24aに作用する吐出圧力は、図2において上下方向にほぼ同等の面積に作用するため、相殺され、この結果、吐出圧力は、弁部24bの軸方向にはほとんど作用しない。したがって、弁部24bは、電磁コイル30の電磁力とベローズ22に作用する吸入室65の圧力に応じて開閉制御される。
【0035】
容量制御弁20の動作について説明する。電磁コイル30に所定電流を流すと、プランジャ27と固定鉄心26との対向面に電磁力が発生するので、プランジャ27を固定鉄心26側に吸引する力(閉弁方向の力)が作用する。この電磁力が所定値を越えると、弁部24bが連通路66,68を全閉するので、クランク室55と吐出室64との連通が遮断される。これにより、吐出室64の冷媒がクランク室55に導入されないので、クランク室55から可変オリフィス機構を介して吸入室65に向かう冷媒の流れが発生する。このとき、段差部24cの大径部が隔壁25の孔25aから外れるため、図3(a)に示されるように、段差部24cと隔壁25の孔25aとの隙間は大きくなる。したがって、ピストン62が冷媒を圧縮する際に発生するブローバイガスを吸入室65に流すのに必要十分な口径を可変オリフィス機構が有するため、クランク室55の圧力が速やかに低下して吸入室65の圧力と同等となる。よって、可変容量圧縮機50は最大容量に維持され、吸入室65の圧力が徐々に低下する。
【0036】
吸入圧力が所定値まで低下すると、ベローズ22が伸長するから、弁部24bが連通路66,68を開弁する。したがって、吐出室64の冷媒がクランク室55に導入されるから、クランク室55と吸入室65との圧力差が増加するので、吐出容量が減少する。これにより、吸入室65の圧力が上昇すると、ベローズ22が収縮するから、弁部24bの開度が減少する。したがって、クランク室55の圧力が速やかに低下するから、クランク室55と吸入室65との圧力差が減少するので、吐出容量が増加する。このようにして、電磁コイル30により固定鉄心26とプランジャ27との対向面に発生する電磁力が一定の場合では、吸入室65の圧力が所定値になるように、弁部24bが連通路66,68を開弁する程度が調整されるので、吐出容量が制御される。
【0037】
弁部24bが連通路66,68を開弁する程度が大きい領域、つまり吸入圧が低い領域では、段差部24cの大径部が隔壁25の孔25aに挿入されるから、図3(b)に示されるように、段差部24cと隔壁25の孔25aとの隙間は小さくなる。したがって、吸入室65への冷媒の逃げ量は少なく押さえられる。このため、クランク室55へ導入される吐出ガスの量は、弁部24bの開度と協働して、過剰とならず、適正な量に維持される。
【0038】
また、弁部24bが隔壁25に接触しないようにして、最小オリフィス開度を保証し、段差部24cと隔壁25の孔25aとの隙間が、可変のオリフィス開度を提供する。更に、第1ロッド部24a、弁部24b、段差部24c、第2ロッド部24d及びプランジャ27の結合系(1本の部材が構成される。)は、弁ケーシング21と筒状部材29との2箇所のみで摺動を支持される。したがって、摺動抵抗が小さいから、弁部24bはスムーズに移動する。よって、弁部24bによる連通路66,68の開閉は、電磁コイル30により固定鉄心26とプランジャ27との対向面に発生する電磁力、又は吸入室65の圧力の変化に正確に追従して高い精度で行われる。
【0039】
本発明においては、ベローズの代わりにダイヤフラム等を使用することもできる。
【0040】
なお、本発明においては、クランク室55と吸入室65とを連通する連通路66,67を圧力逃がし通路、クランク室65と吐出室64とを連通する連通路66,68を吐出圧力供給通路と、それぞれいう。
【0041】
次に、第2実施の形態例における容量制御弁について図4を参照して説明する。第2実施の形態例については、第1実施の形態例と同様な点の説明を省略し、相違する点の説明のみを行う。
【0042】
第2実施の形態例の容量制御弁40は、第1実施の形態例の容量制御弁20と対比して、クランク室55に連通する連通路66と吸入室65に連通する連通路67とが逆に変更された点で相違する。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、次の効果が奏される。
【0044】
1.最大容量時において、圧力逃がし通路の開度を確実に最大開度に設定することができるため、クランク室内の冷媒を速やかに吸入室に逃がすことができる。したがって、可変容量圧縮機の起動の際の立ち上がり特性が改善される。
【0045】
2.容量制御弁が可変オリフィス機構を内蔵するので、可変容量圧縮機の構造が簡素化される。
【0046】
3.容量制御弁の弁部の移動に伴う摺動抵抗が低減するので、可変容量圧縮機の吐出容量がスムーズに制御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態例の容量制御弁を有する可変容量圧縮機の断面図である。
【図2】同容量制御弁の断面図である。
【図3】同容量制御弁における可変オリフィス機構の断面図であり、(a)は弁部が全閉したときの状態、(b)は弁部が全開したときの状態を、それぞれ示す。
【図4】本発明の第2実施の形態例における容量制御弁の断面図である。
【図5】従来の可変容量圧縮機に使用される容量制御弁の断面図である。
【符号の説明】
20 容量制御弁
21 弁ケーシング
21a 下部室
21b 弁室
21c 圧力室
21d 連通路
22 ベローズ
22a コイルばね
23 調整部材
24a 第1ロッド部
24b 弁部
24c 段差部(円錐台部)
24d 第2ロッド部
25 隔壁
25a 孔
26 固定鉄心
26a 孔
27 プランジャ
28 コイルばね
29 筒状部材
30 電磁コイル
31 ハウジング
32 閉塞部材
40 容量制御弁
50 可変容量圧縮機
55 クランク室
62 ピストン
64 吐出室
65 吸入室
66 連通路
67 連通路
68 連通路

Claims (4)

  1. 圧縮機の吐出容量を可変制御するための吐出室とクランク室とを連通する第1の通路に弁部を設け、当該弁部の開度を弁閉状態と最大弁開度にわたって制御することによって前記クランク室の圧力を調整する容量制御弁と、前記クランク室と吸入室とを連通する第2の通路に設けたオリフィスの開度を所定の最小オリフィス開度と最大オリフィス開度との間で制御することによって、前記クランク室から前記吸入室へ流れるガス量を制御する可変オリフィス機構とを有する可変容量圧縮機において、
    前記弁部が弁開状態の時に前記オリフィスが前記最大オリフィス開度になり、前記弁部が最大弁開度にある時に前記オリフィスは前記最小オリフィス開度となるように、前記容量制御弁と前記可変オリフィス機構とを連動させ
    前記容量制御弁の弁部と前記可変オリフィス機構の可動部とが一体形成されることを特徴とする容量制御弁を有する可変容量圧縮機。
  2. 前記容量制御弁の弁部は弁ケーシングに設けられた弁室に配置され、前記弁室は前記クランク室と連通し、前記可変オリフィス機構の可動部は前記弁ケーシングに設けられた隔壁の孔を挿通し、前記隔壁を挟んで前記弁室と対向する圧力室は前記吸入室と連通し、前記可動部と前記隔壁の孔との隙間は前記第2の通路のオリフィスを形成し、前記可動部の移動に応じて前記オリフィスを通過する冷媒の流量が変化することを特徴とする請求項1記載の容量制御弁を有する可変容量圧縮機。
  3. 前記可動部にはロッドが延設され、前記ロッドに前記容量制御弁の弁部を閉じる方向に電磁力を作用させるソレノイド部を備えることを特徴とする請求項1記載の容量制御弁を有する可変容量圧縮機。
  4. 前記ソレノイド部が消磁されているとき、前記容量制御弁の弁部を開くばねを備えることを特徴とする請求項3記載の容量制御弁を有する可変容量圧縮機。
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