JPS63175987A - バ−コ−ド記録体 - Google Patents

バ−コ−ド記録体

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JPS63175987A
JPS63175987A JP62006193A JP619387A JPS63175987A JP S63175987 A JPS63175987 A JP S63175987A JP 62006193 A JP62006193 A JP 62006193A JP 619387 A JP619387 A JP 619387A JP S63175987 A JPS63175987 A JP S63175987A
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Masaru Hasegawa
勝 長谷川
Yoshio Abe
阿部 好夫
Michiei Nakamura
道衛 中村
Shiro Yamamiya
士郎 山宮
Yoshiyuki Zama
義之 座間
Shojiro Horiguchi
堀口 正二郎
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はバーコード記録体に関し、更に詳しくは肉眼で
は解読不能であり、且つ赤外線によってのみ読み取り可
能なバーコード記録体に関する。
(従来の技術) 従来、各種商品等の基体の多くにはバーコードが付与さ
れ、該バーコードとして記録された情報をバーコードリ
ーダーによって読み取ることによって、種々のデーター
が簡単且つ正確に収集できるため、生産管理、自動仕分
は管理、工程管理、受注管理、在庫管理、販売管理等に
広く利用されている。
(発明が解決しようとしている問題点)上記の如きバー
コードは各種基体に直接或いはラベル等を介して黒色の
インキにより囲み枠、スタートコード、細バー、太バー
、キャラクタ−、ストップコード等(以下単にバー部と
いう)を設け、それらのバー部同士の組み合せ、バー部
と白色の空白部との組み合せ等を作成し、これらの組み
合せによって表示されるデーターをバーコードリーダー
により光学的に読み取り、記憶或いは記録して前記の如
き各種管理やデーター処理に使用されるものである。
これらのバーコードは肉眼で判別できるため、専門家は
勿論、専門家でなくても成程度の知識が有れば一般の人
でも容易に内容を読み取ることが可能であり、秘密性が
要求されない分野では特に問題は無いが、秘密性が高度
に要求される分野では使用することができないという問
題がある。
従って一般的には肉眼では読み取り不能であって、特定
の手段によってのみ読み取り可能であるバーコード記録
体が要望されている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は上記従来技術の問題点を解決すべく鋭意研究
の結果本発明を完成した。
すなわち、本発明は、基体表面にバーコードを付与して
なるバーコード記録体において、細バーや太バー等のバ
ー部と、ギャップ等の空白部とを肉眼では識別不能に着
色し、赤外線によって識別可能としたことを特徴とする
バーコード記録体である。
次に本発明の一実施悪様を図解的に示す添付図面を参照
して更に具体的に説明する。
第1図は本発明により形成したバーコード記録体10を
示すものであり、図中の1はラベル等の基体であり、2
は細バー、大バー及びその他のバー部であり黒線で示さ
れている。3はバー部2が存在しないギャップ等の空白
部であり、斜線により示されている。
尚、第1図においては、バー部2及び空白部3は肉眼で
識別可能に示されているが、これは説明の都合上であっ
て、実際はバー部2及び空白部3は同一色相であり、肉
眼では識別不能である。
本発明のバーコード記録体10は、第1図示の如くバー
コード記録体10を構成するバー部2と空白部3とが肉
眼で識別不能であるが、赤外線によってのみ容易に識別
及び読み取り可能であることを特徴としている。
すなわち、バー部2と空白部3とを赤外線に対して一方
は反射性とし、他方は吸収性とすることにより、赤外線
の照射及び反射により、肉眼では識別不能であるバー部
2と空白部3との組み合わせにより記録されたデーター
を読み取ることができるものである。
以上の如き本発明のバーコード記録体10は、任意の基
体1、例えば、赤外線反射性色素を含む印刷インキ或い
はコーティングインキと赤外線吸収性色素を含む印刷イ
ンキ或いはコーティングインキを用意し、且つこれらの
印刷インキ或いはコーティングインキを同一色相、好ま
しくは黒色として、商品等の物体の表面、それらの包装
の表面或いはバーコード用ラベル等に任意の印刷方法に
より印刷して形成される。
以上の如き本発明において使用する赤外反射性色素は、
赤外線反射性である限りいずれの従来公知の色素も使用
できるが、本発明者の詳細な研究によれば、好ましい色
素は、アゾメチン基を有する残基を分子中に存するアゾ
系有機顔料或いは染料であり、具体的には、下記の一般
式で表わされるアゾメチン系発色団を含む残基(I)を
アゾ系色素のジアゾ成分サイド又はカップリング成分サ
イド或いはそれらの双方に有するアゾ系色素である。
但し、上記式中のArは芳香族或いは複素環式化合物の
残基であり、Xは水素原子又はハロゲン原子であり、m
はArの置換位置に起因する1ないし2以上の整数であ
る。
アゾメチン基を有するジアゾ成分は常法に従いジアゾ化
し、従来公知のカップリング成分或いはアゾメチン基を
有するカップリング成分とカップリング反応を行ない、
アゾメチン基を有するアゾ系色素とする。
また、従来公知のジアゾ成分をジアゾ化して、アゾメチ
ン基を有するカップリング成分とカップリング反応を行
わせ、アゾメチン基を有するアゾ系色素とすることがで
きる。
上記アゾメチン基を存する残基(I)において、Arは
芳香族或いは複素環式化合物の残基であり、例えば、ベ
ンゼン環、ナフタレン環、アンスラセン環、ピリジン環
等であり、1〜4個のハロゲン原子を置換基として有し
得る。特に置換基が塩素原子であり且つmが4であるア
ゾ色素が最も優れた赤外線反射性を示すので好ましい。
上記において、アゾメチン基を有するジアゾ成分は、例
えば、 3−(4’−アミノフェニルイミノ)−1−オキソ−4
,5,6,7−チトラクロルイソインドリン、 3−(3”−アミノフェニルイミノ)−1−オキソ−4
,5,6,7−チトラクロルイソインドリン、 3−(2”−アミノフェニルイミノ)−1−オキソ−4
,5,6,7−チトラクロルイソインドリ3−(4”−
アミノ−ジフェニル−4′−イミノ)−1−オキソ−4
,5,6,7−チトラクロルイソインドリン等 及びそれらのフェニレン基又はジフェニレン基にハロゲ
ン原子、メチル基、メトキシ基、エトキシ基、ニトロ基
等の置換基を1個ないしそれ以上有するアミノ化合物等
である。
このジアゾ成分をジアゾ化する方法は、従来の芳香族ア
ミンのジアゾ化方法がそのまま使用でき、例えば、該ジ
アゾ成分の鉱酸塩の冷水溶液に亜硝酸ナトリウム溶液を
使用してジアゾ化する方法や、 特公昭45−18383号公報、 特公昭46−37189号公報、 特公昭56−2102号公報、 特開昭49−120923号公報に開示の方法で行なう
ことができる。
上記のアゾメチン基を有するジアゾ成分とカップリング
するために使用される従来公知のカップリング成分とし
ては、例えば、 C,1,アゾイックカップリングコンポーネント1.2
.10.22.17.27,18.31.8.21.2
9.20.34.41.6.11.24.19.12.
23.14.30,46.4.7.40.3.32.3
6.25.13.15.16.5.35.13.19、 アセト酢酸アニライド、 アセト酢酸−2−メチルアニライド、 アセト酢酸−4−メチルアニライド、 アセト酢酸−2,4−ジメチルアニライド、アセト酢酸
−2−メチルアニライド、 アセト酢酸−2−クロルアニライド、 アセト酢酸−2−メトキシ−5−メチル−4−クロルア
ニライド、 アセト酢酸−2,5−ジメトキシ−4−クロルアニライ
ド、 アセト酢酸−4−クロル−2−ニドロアニライド等のア
セトアセティツクアリルアミド類:3−メチル−1−フ
ェニル−5−ピラゾロン、1−フェニル−5−ピラゾロ
ン−3−カルボン酸エチルエステル、 ヒドロキシナフトエ酸、 フェノール等である。
前記したアゾメチン基を有するカップリング成分として
は、例えば、 2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸、 2−ヒドロキシ−アンスラセン−3−カルボン酸、 3−ヒドロキシベンゾフラン−2−カルボン酸、2−ヒ
ドロキシカルバゾール−3−カルボン酸、2−ヒドロキ
シ−α−ベンゾカルバゾール−3−カルボン酸、 1−フェニル−5−ピラゾロン−3−カルボン酸、 アセト酢酸等のカップリングし得るカルボン酸類と前記
のアゾメチン基を有するジアゾ成分として挙げたアゾメ
チン基を有するアミノ化合物とを縮合反応することによ
り得られるもの等である。
上記のアゾメチン基を有するカップリング成分とカップ
リングさせるために使用される従来公知のジアゾ成分と
しては、例えば、 C,1,アゾイックジアゾコンポーネント44.2.3
.6.7.37.9.16.49.17.18.19.
26.33,46.11.32.34.12.8.10
.5.13.1.29.31.42.14.24.43
.41.40.20.15.38.51.21.23.
4.27.3゛9.48.22.47.35.45.3
6、アニリン、トルイジン、アニシジン、ナフチルアミ
ン等である。
上記した成分のジアゾ化、カップリング反応、精製、顔
料の場合の顔料化等は常法に従えばよい。その際、水性
或いは有機溶媒等の適当な媒体中にて実施する。
特に好ましいアゾメチン基を有するアゾ系色素は、例え
ば、 特開昭58−174446号公報、 特願昭59−4775号明細書、 特許第1063816号明細書、 特許第1052019号明細書、 特許第1141514号明細書、 特許第1141515号明細書のアゾ系色素及び特願昭
6()−168540号明細書、特願昭60−2779
29号明細書に使用されているアゾ系色素である。
特にカップリング成分として2−ヒドロキシ−α−ベン
ゾカルバゾール−3−カルボン酸アリルアミド及びその
誘導体を使用したアゾメチン基を有するアゾ顔料は、可
視光線下では暗緑色〜黒色の色調を示し、特に黒色にお
いては黒色度の高い鮮明な黒色を示した。しかるに赤外
線に対してはほとんど吸収を示さず、高い反射性を示し
た。
上記で述べたアゾメチン基を有するアゾ系色素は耐熱性
、耐光性、耐水性、耐薬品性に優れ、更に、高い着色力
を有している。
また、顔料タイプの色素では更に耐溶剤性に極めて優れ
た性質を示した。
以上は本発明において特に好ましく使用される赤外線反
射性色素の例であるが、本発明においては、その他の色
素や混合色、例えば、赤、青、黄色の染料を混合して得
られる配合色も赤外線反射性色素として使用することが
できる。
尚、本発明において「赤外線反射性色素」とは、その物
日体が赤外線を反射する場合と、その物日体は赤外線を
透過するが、色素が印刷された基体、例えば、紙や金属
等によって赤外線が反射され、再度印刷部分を透過して
赤外線を出す性質を有する色素の双方を意味するもので
ある。従って本発明においては赤外線透過性の色素も本
発明における「赤外線反射性色素」に包含される。
本発明において使用する赤外線吸収性色素としては、か
かる性質を有する従来公知の顔料又は染料がいずれも使
用でき、特に好ましいものは、例えば、カーボンブラッ
ク顔料、アニリンブラック顔料、酸化鉄ブラック顔料、
酸化チタン系ブラック顔料、スピネル型構造系ブラック
顔料等である。
また、上記の如き赤外線反射性色素には、調色等のため
に従来公知の色素が併用でき、例えば、有機顔料及び染
料としては、フタロシアニン系、アゾ系、アンスラキノ
ン系、ペリノン・ペリレン系、インジゴ・チオインジゴ
系、ジオキサジン系、キナクリドン系、イソインドリノ
ン系等であり、無機顔料としては、酸化チタン系、酸化
鉄系、焼成顔料系、金属粉顔料、体質顔料等である。
本発明において使用される基体としては、例えば、紙、
化学繊維混抄紙、合成紙、プラスチックフィルム、プラ
スチックシート、金属板(缶)等、従来公知の印刷或い
は塗布可能な基体が使用される。なかでも上質紙、アー
ト紙、コート紙、軽量コート紙、オフセット輪転印刷紙
、艶消しコート紙、更紙等用途に応じた各種の紙類が好
ましく使用できる。
上記基体にバーコードを形成する好ましい方法は、印刷
インキを使用する印刷方法であり、前記色素を含む印刷
インキとしては、凸版インキ、平版インキ、凹版のグラ
ビヤインキ、孔版のスクリーン印刷 ンキ、ソルベントインキ、水性インキ等である。
また、前記した色素を含む塗布用コーティングインキも
使用でき、該インキを使用する場合には、上記の基体に
適する従来公知のコーティング方式が使用されるもので
あり、水性系では水性溶液系、水性エマルジョン系、水
性分散液系、或いはそれらの混合系であり、油性系にお
いても、油性溶液系、油性エマルジョン系、油性分散液
系、或いはそれらの混合系等である。
それらの印刷インキ及びコーティングインキに使用され
る樹脂成分としては、従来公知のものであり、水性印刷
インキ及びコーティングインキ用樹脂としては、 カゼイン、 ヒドロキシエチルセルロース、 スチレン−マレイン酸エステル系共重合体の水溶性塩、 (メタ)アクリルエステル系(共)重合体の水溶性塩、 スチレン−(メタ)アクリルエステルラテックスの水溶
性塩、 水溶性アルキッド系樹脂、 スチレン−ブタジェン系共重合体ラテックス、(メタ)
アクリルエステル系共重合体ラテックス、 スチレン−(メタ)アクリルエステル系共重合体ラテッ
クス、 エチレン−酢酸ビニル系共重合体ラテックス、ポリエチ
レン系ディスパージョン、 エチレン系共重合体系ディスパージョン等が挙げられる
油性印刷インキ及びコーティングインキの樹脂成分とし
ては、 セルロースアセテートブチレート系樹脂、ニトロセルロ
ース系樹脂、 酢酸ビニル系(共)重合体、 スチレン系(共)重合体、 塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、 エチレン−酢酸ビニル系共重合体、 ポリビニルブチラール系樹脂、 アルキッド系樹脂、 フェノール変性アルキッド系樹脂、 スチレン化アルキッド系樹脂、 アミノアルキッド系樹脂、 ポリエステル系重合体、 ポリウレタン系重合体、 アクリルポリオールウレタン系重合体、可溶性ポリアミ
ド系重合体、 フェノール系樹脂、 ロジン変性フェノール系樹脂、 ロジン変性マレイン酸系樹脂等が挙げられる。
また、印刷方法としては、凸版印刷、平版印刷、凹版印
刷、グラビア印刷、スクリーン印刷等である。
コーティングインキの塗布方法としては、コーティング
インキに合せて従来公知の方法から選ばれるものであり
、ブレードコーター、ロッドコーター、ナイフコーター
、スクイズコーター、エアドクターコーター、グラビヤ
コーター、スプレィコーティング等である。
本発明のバーコード記録体10は上記の如き印刷インキ
又はコーティングインキにより、上記の如き方法により
、第1図示の如く基体1上にバー部2と空白部3とを印
刷することによって得られるが、バー部2と空白部3と
は同一色相であり、一方は赤外線反射性色素を含むイン
キで、且つ他方は赤外線吸収性色素を含むインキによっ
て印刷して形成するものである。
バー部2と空白部3とが、それぞれ赤外線吸収性色素を
含むインキ及び赤外線反射性色素を含むインキで形成さ
れれば、どちらのインキをバー部2または空白部3に使
用してもよい。またバー部2に赤外線吸収性色素を使用
すれば、基体の全体を赤外線反射性色素でベタ印刷して
もよい。
上記バーコード記録体10のバー部2及び空白部3の赤
外線に対する反射性或いは吸収性及びそれらの程度につ
いては、赤外線バーコードリーダーや赤外線写真等によ
って確認することができる。例えば、赤外線バーコード
リーダーでは、まず、 700〜900 nmの近赤外
線を出す半導体レーザーや790nm付近の赤外線を出
す赤外線発光ダイオードを利用する。こわらの赤外線は
そのまま或いは変調を加えて受光の感度を高めた形ちで
照射する。バーコード記録体10のバーブ2または空白
部3で反射した赤外線は赤外線受光センサーにて受光し
、以下従来のバーコードリーダーの場合と同様に、例え
ば、電気信号に変換し、記録あるいは記憶されてバーコ
ードデーターとして識別される。 ゛ (作用・効果) 以上の如き本発明によれば、本発明のバーコード記録体
はバー部と空白部とが同一色相であるので記録されたデ
ーターを肉眼で識別することができず、赤外線によって
のみ識別可能である。
従って高い秘密性が要求される物品のバーコード記録体
として非常に有用である。
次に、実施例をあげて、本発明を具体的に説明する。尚
、文中、部又は%とあるのは特に断りのない限り重量基
準である。
実施例1 3−(4’−アミノフェニルイミノ)−1−オキソ−4
,5,6,7−チトラクロルイソインドリンをジアゾ化
し、2−ヒドロキシ−α−ベンゾカルバゾール−3−カ
ルボ−(2′−メチル−4′−メトキシ)アニライドと
カップリング反応を行い、アゾメチン基を有するアゾ顔
料を得た。
該アゾ顔料は黒色を呈し、360℃の分解点を有してい
た(以下黒色顔料R−1と云う)。
下記の処方にてオフセット平版印刷用黒色インキ(以下
黒色インキR−1という)を調製した。
上記で得た黒色顔料R−130,0部 オフセット平版インキ用調合フェス61.7部ドライヤ
ー             0.8部ンキソルベント
          7.5合   計       
  100.0部上記においてオフセット平版インキ用
調合フェスは、ロジン変性フェノール樹脂、乾性油変性
イソフタル酸アルキッド及び乾性油を主成分とし、イン
キソルベント及びアルミニウムキレートを加えたもので
ある。
別に下記の処方にてオフセット平版印刷用黒色インキ(
以下黒色インキA−1と云う)を調製した。
ファーネスタイプカーボンブラック顔料(以下黒色顔料
A−1と云う。)23.0部オフセット平版インキ用調
合ワニス71.2部ドライヤー           
  0.8部ン ツルベン           5.
00合   計           100.0部上
記で得た黒色インキR−1及び黒色インキA−1を用い
て、2枚のアート紙にオフセット印刷機にて、スクリー
ン線数を150線で平網濃度100%にて夫々全面に印
刷し、2枚の黒色の印刷紙を得た。
上記の各々の印刷物の可視光線及び赤外線に対する性質
を見るために、紫外部−可視部−近赤外部の反射率を日
立製作新製330型自記分光光度計にて測定した。各波
長おける反射率は下記の表の通りであフた。
反肚皇u1      反肚!]L 上記の表において、波長はナノメーターで示し、R−1
は黒色インキR−1にて印刷した印刷物であり、A−1
は黒色インキA−1にて印刷した印刷物である。また、
印刷物の反射率の測定は裏からアルミナ白板を当てて測
定した。
黒色インキR−1を用いた印刷物は紫外線及び可視部に
おいてほとんど反射を示さず吸収しているので当然黒色
を示すものであるが、近赤外部においては非常に高い反
射を示している。
それに対して、黒色インキA−1を用いて印刷した印刷
物は紫外部、可視部及び近赤外部のいずれに3いても反
射がなく、完全に吸収していることを示している。
以上のことから黒色インキa−tの印刷物及び黒色イン
キA−1の印刷物は共に肉眼で見た際には黒色を示し、
識別不能であるが、近赤外線の照射に対しては黒色イン
キA−1の印刷物が吸収して何らの反射を示さないのに
比べ、黒色インキR−1の印刷物は白色印刷物とほぼ同
じような反射を示すものであり、この両者の性質の差異
は非常に大きい。
次に上記の知見に基づいて黒色インキR−1を用いてバ
ーコード用ラベルに全面ベタ印刷を施した後、その上に
黒色インキA−1により、第1図示の如き各種のバー部
を印刷して本発明のバーコード記録体を得た。このバー
コード記録体は外観は全体が黒一色であり、バー部と空
白部は肉眼では識別不能であったが、赤外線バーコード
リーダーによれば明瞭なデーター読み取りが可能であフ
た。
上記の赤外線バーコードリーダーは、赤外線発光ダイオ
ード(例えば、東京芝浦電気■製TLM105)により
赤外線を発生させ、これに変調を加えて受光を高め、バ
ーコード記録体で反射した赤外線は赤外線受光センサ−
(例えば、東京芝浦電気■製TPS 105 )にて受
光し、反射の有無、反射の程度を電気信号に変換し、デ
ーターを認識できるようにしたものである。
実施例2 3−(4’−アミノフェニルイミノ)−1−オキソ−4
,5,6,7−チトラクロルイソインドリンをジアゾ化
、2−ヒドロキシ−α−ベンゾカルバゾール−3−カル
ポー(4′−メトキシ)−アニライドとカップリング反
応を行なフて得た黒色顔料を使用して得た黒色インキを
実施例1の黒色インキR−1の代りに使用し、他は実施
例1と同様にして本発明のバーコード記録体を得た。こ
のバーコード記録体も実施例1と同様に肉眼では識別不
能であるが、赤外線バーコードリーダーによって読み取
り可能であった。
実施例3 3−(4’−アミノ−3’、6’−ジメトキシフェニル
イミノ)−1−オキソ−4,5,6,7−チトラクロル
イソインドリンをジアゾ化し、2−ヒドロキシ−3−ナ
フトエ酸アニライドとカップリング反応を行なって紫色
顔料を得た。
別に、3−(4’−アミノフェニルイミノ)−1−オキ
ソ−4,5,6,7−チトラクロルイソインドリンをジ
アゾ化し、アセトアセティツク−(2′−クロル)アニ
ライドとカップリング反応を行なフて黄色顔料を得た。
上記で得た紫色顔料と黄色顔料を配合して黒色インキを
調製した。実施例1の黒色インキR−1の代りに使用し
て実施例1と同様にして本発明のバーコード記録体を得
た。このバーコード記録体も実施例1と同様に肉眼では
識別不能であるが、赤外線バーコードリーダーによって
読み取り可能であった。
実施例4〜11 実施例1と同様な方法で下記のジアゾ成分及びカップリ
ング成分を用いて一般式(I)の残基を含むアゾ色素を
合成し、他は実施例1と同様にして本発明のバーコード
記録体を調製したところ実流側1と同様な結果が得られ
た。
災五億A 2ヱメ広±;3−(2’、5’−ジクロル−4′−アミ
ノフェニルイミノ)−1−オキソ−4,5,6,7−チ
トラクロルイソインドリン 1工1ユヱグル遣;2−ヒドロキシ−N−(2′−メチ
ル−4′−メトキシフェニル)−11−H−ベンゾ(a
)−カルバゾール−3−カルボキシアミド 叉五偲互 2二l蕪±;3−(2’、s’−ジメチル−4′−アミ
ノフェニルイミノ)−1−オキソ−4,5,6,7−チ
トラクロルイソインドリン Lムエユ之fl遣;2−ヒドロキシ−N−(2′−エチ
ルフェニル)−11−H−ベンゾ(a)−カルバゾール
−3−カルボキシアミド 夾施廻旦 z1メ威分、3−(2’−メチル−5′−クロル−4′
−アミノフェニルイミノ)−1−オキソ−4,5,6,
7−チトラクロルイソインドリン 立エエユヱl底芳:2−ヒドロキシ−9−クロル−N−
(4”−メトキシフェニル)−11−H−ベンゾ(a)
−力ルバゾール−3−カルボキシアミド 叉五廻ユ zLl底分: 3− (3’、3″−ジメチルー41−
アミノビフェニル−4−イルイミノ)−1−オキソ−4
,5,6,7−チトラクロルイソインドリン 立エヱ丈λグ五分:ビスー2−ヒドロキシ−N−(3′
−メチルフェニル)−11−H−ベンゾ(a)−カルバ
ゾール−3−カルボキシアミド 夾施廻互 2ヱメ底分;3−(3’、3“−ジクロル−41−アミ
ノビフェニル−4−イルイミノ)−1−才キソー4,5
,6.7−チトラクロルイソインドリン 友しエユλグ爪分:1,4−ビス〔2′−ヒドロキシ−
11−H−ベンゾ(a)−力ルバゾール−3−カルボニ
ルアミノコベンゼン 尖施■旦 d分;3−(3’−アミノフェニルイミノ)−1−オキ
ソ−4,5,6,7−チトラクロルイソインドリン 6?エユヱグル±;2−ヒドロキシ−N−(4′−メト
キシフェニル)−11−H−ベンゾ(a)−カルバゾー
ル−3−カルボキシアミド 叉應虐り艮 乏ヱメ瓜分;3  (5’−クロル−3′アミノフエニ
ルイミノ)−1−オキソ−4,5゜6.7−チトラクロ
ルイソインドリン Lエエユ之グル遣:2−ヒドロキシ−N−(2′−メチ
ル−4′メトキシフエニル)−11−H−ベンゾ(a)
−カルバゾール−3−カルボキシアミド 夾施斑■ ンヱノ底分;3−(4’−アミノフェニルイミノ)−1
−オキソ−4,7−ジクロルイソインドリン L工1ユ2グ羞±:2−ヒドロキシ−N−(2′−エチ
ルフェニル)−11−H−ベンゾ(a)−カルバゾール
−3−カルボキシアミド
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のバーコード記録体を示す。 1:基体 2:パ一部 3:空白部 10:バーコード記録体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体表面にバーコードを付与してなるバーコード
    記録体において、細バーや太バー等のバー部と、ギャッ
    プ等の空白部とを肉眼では識別不能に着色し、赤外線に
    よって識別可能としたことを特徴とするバーコード記録
    体。
  2. (2)バー部と空白部とが共に黒色であり、バー部が赤
    外線吸収性色素により形成され、空白部が赤外線反射性
    色素により形成されている特許請求の範囲第(1)項に
    記載のバーコード記録体。
  3. (3)バー部と空白部が共に黒色であり、バー部が赤外
    線反射性色素により形成され、空白部が赤外線吸収性色
    素により形成されている特許請求の範囲第(1)項に記
    載のバーコード記録体。
  4. (4)全体が赤外線反射性色素により着色され、バー部
    が赤外線吸収性色素により形成されている特許請求の範
    囲第(1)項に記載のバーコード記録体。
  5. (5)赤外線反射性色素が、下記の一般式で表わされる
    アゾメチン基を有する残基を分子中に有するアゾ系有機
    顔料或いは染料である特許請求の範囲第(1)項に記載
    のバーコード記録体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、上記式中のArは芳香族或いは複素環式化合物
    の残基であり、Xは水素原子又はハロゲン原子であり、
    mはArの置換位置に起因する1ないし2以上の整数で
    ある。)
  6. (6)Xが塩素原子であり、mが4である特許請求の範
    囲第(5)項に記載のバーコード記録体。
  7. (7)赤外線吸収性色素が、カーボンブラック顔料、ア
    ニリンブラック顔料、酸化鉄ブラック顔料、酸化チタン
    系ブラック顔料及びスピネル型構造系ブラック顔料から
    なる群から選ばれた一種又は二種以上のブラック顔料で
    ある特許請求の範囲(1)項に記載のバーコード記録体
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