JPS631756Y2 - - Google Patents

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JPS631756Y2
JPS631756Y2 JP9674682U JP9674682U JPS631756Y2 JP S631756 Y2 JPS631756 Y2 JP S631756Y2 JP 9674682 U JP9674682 U JP 9674682U JP 9674682 U JP9674682 U JP 9674682U JP S631756 Y2 JPS631756 Y2 JP S631756Y2
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JP
Japan
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window
draining
frame
outdoor
water
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JP9674682U
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  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、一般住宅の天窓その他の回転窓の防
水装置に関するものである。
(背景技術およびその解決すべき問題) 従来、一般住宅などの建物に天窓を設けること
は一般に知られているが、従来の天窓は開閉でき
ないものが多かつた。また、天窓以外には、回転
窓が広く用いられているが、窓と枠体とがこれら
の一方に固定した水密材を介して当接する部分
に、雨水などが吹付けられ、この部分よりも建物
内側の窓と窓枠との間に水が侵入することを、確
実に防止することが困難であるという問題があつ
た。
(考案の開示) 本考案は、前述した問題を解決して、天窓を含
む回転窓において、窓が枠体にヒンジ機構によつ
て支持された一辺部以外の三辺部の窓と枠体とが
水密材を介して当接する部分に、雨水が吹付けら
れることを防止して、防水性を長期間にわたつて
確保できる、回転窓の防水装置を提供することを
目的としている。
即ち、本考案は、窓1の上辺部をヒンジ機構2
0によつて開閉可能に枠体2に嵌合、支持し、前
記窓1の外周部に設けて枠体2の外周面を覆う水
切板14と枠体2の外周部との間に、屈曲した水
切用間隔部27を、前記窓1と枠体2とがこれら
の一方に固定した水密材13を介して当接する部
分から前記水切板14の建物側端までにわたつ
て、前記上辺部以外の三辺部に形成し、枠体2の
外周に水切突条15eを突出させて、前記水切用
間隔部27の幅を狭くすると共に、前記水切突条
15eに先端側が建物側に位置するような傾斜を
設けた回転窓の防水装置である。
(考案を実施するための最良の形態) 第1図乃至第3図は本考案を天窓に適用した一
実施例を示す。これらの図において、1は窓、2
は枠体である。
窓1は、屋外側部材3の内面と屋内側部材4の
断面ほぼ角筒状の外周部4aの外面が2枚の互に
平行な断熱材5によつて内部に断熱空間6を形成
して連結され、前記屋外側部材3と屋内側部材4
の内周側にこれらで挾着して窓ガラス7が張られ
ている。すなわち、窓1の屋外側部材3の内周部
3aと、屋内側部材4の下框内周部4bおよび下
框以外の框の内周部4cに固定された化粧板8と
の間に、スペーサ9を介して内、外窓ガラス7が
これらの外周部間にもスペーサ10を設けて挾着
され、内、外窓ガラス7間には断熱空間11が形
成され、スペーサ9内周側の屋外側部材3に断面
コ字形に形成した内周縁部3bと外窓ガラス7
間、およびスペーサ9内周側の下框の屋外側部材
3ならびに化粧板8に断面コ字形に形成した内周
縁部3cならびに8cと内窓ガラス7間に、それ
ぞれコーキング材12が充填されている。
窓1の屋外側部材3の断熱材5より外周側の内
面には水密材13が嵌合固定され、屋外側部材3
の下框、両側框の水密材13より外周側の外周部
3cには水切板14が固定され、水切板14は屋
根側に突出している。
前記枠体2は、屋外側部材15の内周部と屋内
側部材16の外周部が2枚の互に直交する断熱材
17によつて内部に断熱空間18を形成して連結
され、屋内側部材16の内周部16aの外面には
水密材19が固定されている。
前記枠体2の上枠に窓1の上框がヒンジ機構2
0で回動可能に取付けられて、窓1が枠体2に開
閉可能に嵌合されている。前記ヒンジ機構20
は、枠体2の上枠を構成している屋外側部材15
の外周部の反屋根側に突条15aが突設され、こ
の突条15aに受部材21の立上り部21a屋根
側端部に設けた溝部21bが嵌着され、前記立上
り部21aの中間部内周面が屋外側部材15の断
熱空間18外周側に突設した断面逆L形部15b
に支持固定され、この部分より反屋根側に位置し
て断面円弧状の受部21cが立上り部21a内周
面に形成され、立上り部21aの反屋根側端部か
ら内周側に覆い部21dが突設され、覆い部21
dの先端部に可撓性材料からなる防水ひれ22の
基端部が抱持固定され、この防水ひれ22が屋根
側に突出されている。
窓1の上框を構成する屋外側部材3の外面に回
動部材23の取付部23aが固定され、これらの
間に毛細管現象による侵水防止用の空隙24が複
数本形成され、前記取付部23aの外周端部から
立上り部23bが突設され、立上り部23bと一
体に形成された断面ほぼ筒状の軸部23cが前記
受部21cに回動可能に嵌合支持されている。
立上り部23bから突出した突出部23dの屈
曲先端部は前記防水ひれ22に圧接され、軸部2
3cと受部21cとが防水ひれ22から離れた位
置で、受部材21、防水ひれ22および回動部材
23に囲まれた内部に収容されている。また、断
熱空間18の外周側に屋外側部材15と受部材2
1で囲まれた空間部25が形成され、屋外側部材
15の逆L形部15bに抱持固定されてシール材
からなる閉塞用ブロツク26が、枠体2および窓
1の屋外側部材15および3の上両側隅部間に介
在されている。
そして、窓1の閉時には、窓1の屋外側部材3
に設けた水密材13が枠体2の屋外側部材15の
断熱空間18の反屋根側に突出した断面〓形の支
持部15cに四周にわたつて当接され、当接部よ
り屋内側で枠体2の屋内側部材16に設けた気密
部材19が窓1の屋内側部材4の外周部4a内面
に四周にわたつて当接されている。
また、窓1の屋外側部材3および水切板14
と、枠体2の屋外側部材15の断熱空間18外側
部分との間に屈曲した水切用間隔部27が上辺以
外の三辺に形成されている。この間隔部27は、
枠体2の屋外側部材15から断熱空間18の外周
側に突出した取付部15dに近接した位置に開口
し、支持部15cが水密材13に当接する部分に
達している。
水切用間隔部27に、枠体2の屋外側部材15
の断熱空間18外周から水切突条15eが突出
し、水切突条15eが水切用間隔部27の開口す
なわち屋根側に先端が位置するように傾斜し、か
つ屋外側部材15の断熱空間18の外側隅角部1
5fが水切突条15eより水密材13側に位置し
て突出していることにより、水切板14が曲げら
れていることと相まつて、水切用間隔部27の中
間部の2個所に幅狭部が形成されている。
さらに、一般住宅の傾斜した屋根および天井部
に天窓用穴28が形成され、この穴28の周囲に
木材製の取付台29が配置され、取付台29は垂
木30上に固定されている。前記取付台29上に
枠体2の屋外側部材15の取付部15dおよび屋
内側部材16の内周部16aがシール板31を介
して支持されている。
取付台29の外周面に垂木30上に葺いた屋根
材32の立上り部32aが添着固定され、屋外側
部材15の取付部15dから屋根側に突出する覆
い部15gで屋根材32の立上り部32aの外周
側が隙間33を設けて覆われ、覆い部15gの屋
根側端部と屋根材32の立上り部32aとの間に
コーキング材34が充填されている。
取付台29の内周面上部が屋内側部材16の内
周部16aから屋内側に突出する固定部16bで
覆われ、固定部16bが木ねじなどで取付台29
に固定され、取付台29の内周面下部には固定部
16bと連接する額縁35が嵌合固定され、固定
部16bの内周側に図示しないブラインドの設置
空間36が形成されている。
前記窓1の屋内側部材4の下框内周部4bに手
動ハンドル式の開閉操作機構37が連結され、こ
の操作機構37は、額縁35の内周側に配置され
た操作機構本体37aがブラケツト38を介して
枠体2の屋内側部材16の固定部16bと共に取
付台29に固定されている。そして、この開閉操
作機構37の操作によつて、図示しないチエーン
機構、例えばノーベンドバツクチエーン、即ち直
線方向に対しては屈曲しない構成で、曲線個所に
対してのみ屈曲するチエーン機構を作動させて、
天窓1の開閉を司るものである。
なお、窓1および枠体2は、アルミニウムの型
材からなる一体成形品に、液状の断熱材を流込ん
で固化成形した後、前記成形品からなる窓1、枠
体2の一部を切除して、屋外側部材3,15と屋
内側部材4,16に分離させ、これらが2個所で
断熱材5,17を介して連結され、かつ内部に断
熱空間6,18が形成されるようにしたものであ
る。前記水密材13、気密材19は適宜の弾性物
質で構成することが好ましい。
また、水切板14は、第4図に示すように、屋
外側部材3の外周部3cに凹溝3c1と、凹溝3c1
の開口部に対向して突出する突出部3c2,3c3
形成し、一方の突出部3c2の長手方向に所定間隔
で凹溝3c1の底側への塑性変形部3c4を予め設け
ておき、屋外側部材3の端面から凹溝3c1内に水
切板14の基端部両側に突出する長、短突出部1
4a,14bを圧挿し、長突出部14aを屋外側
部材3の一方の突出部3c2の塑性変形部3c4と凹
溝3c1の底で挾持し、短突出部14bの小突条1
4cをもつ端部を他方の突出部3c3と凹溝3c1
底とで挾持することにより、アルミニウムの型材
などからなる水切板14の基端部の弾性を利用し
て、これを屋外側部材3に固定することが好まし
い。
以上のように構成された本考案の一実施例の回
転窓は、開閉操作機構37のハンドル操作によ
り、窓1の下框部を突上げると、窓1が軸部2c
を中心に回動し、これを開くことができる。ま
た、開閉操作機構37のハンドル操作により、窓
1の下框部を引下げると窓が閉じる。
(変形例) 前記実施例では水密材13を窓1に設け、気密
材19を枠体2に設けたが、本考案は水密材およ
び気密材を窓と枠体の一方に設け、これらの他方
に当接させるようにすればよく、気密材を省略し
てもよい。また、本考案の窓1および枠体2は、
屋外側部材3,15と屋内側部材4,16を一体
に成形した型材で構成してもよい。さらに、本考
案は、天窓以外の回転窓にも適用できる。
(必須要件項の効果) 本考案は、窓1の上辺部をヒンジ機構20によ
つて開閉可能に枠体2に嵌合、支持し、前記窓1
の外周部に設けて枠体2の外周面を覆う水切板1
4と枠体2の外周部との間に、屈曲した水切用間
隔部27を、前記窓1と枠体2とがこれらの一方
に固定した水密材13を介して当接する部分から
前記水切板14の建物側端までにわたつて、前記
上辺部以外の三辺部に形成し、枠体2の外周に水
切突条15eを突出させて、前記水切用間隔部2
7の幅を狭くすると共に、前記水切突条15eに
先端側が建物側に位置するような傾斜を設けたの
で、ヒンジ機構20を設けた以外の三辺部からの
雨水などの吹込みによる侵入を確実に防止でき
る。
すなわち、水切用間隔部27に雨水が吹込んで
も、水切突条15eに当つて雨水がこれより水密
材13側に導かれることが少なく、また残された
水が水切突条15eによつて幅狭になつた部分か
ら水切用間隔部の幅が広い部分に入ると、風の流
速が低下すると共に、前記間隔部には屈曲部があ
るために、水切突条より水密材側に侵入した少量
の水適も水密材を介しての窓と枠体との当接部ま
ではほとんど導かれることがなく、したがつて水
密材によるシールと相まつて、水密材より屋内側
への水の侵入を確実に防止できる。
そして、前記水切突条15eは、先端側が建物
側に位置するように傾斜しているので、風力の減
衰に有効である上に、水切突条より屋内側に侵入
した水の排出も円滑にでき、このため水密材の老
化を遅らせて、長期間にわたつて良好な防水機能
を維持させることができるという効果がある。な
お、本考案において、ヒンジ機構を設けた辺の防
水は適宜の手段で行なうものとする。
(実施態様項の効果) 枠体2の外周隅角部15fを、水切突条15e
より水密材13側に位置させて、水切用間隔部2
7内に突出させて、この間隔部27に2個所の幅
狭部を形成したことにより、風の流速が低下する
部分が2個所にできるため、水滴の分離がより良
好になされ、水密材に達する水滴をなくす機能を
向上上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図および第3図は第1図のA−A線およびB−B
線に沿う断面図、第4図は水切板の取付部の拡大
断面図である。 1……窓、2……枠体、2c……軸部、3……
屋外側部材、3a……内周部、3b,3c……内
周縁部、3c1……凹溝、3c2,3c3……突出部、
c4……塑性変形部、4……屋内側部材、4a…
…外周部、4b……下框内周部、4c……下框以
外の框の内周部、5……断熱材、6……断熱空
間、7……窓ガラス、8……化粧板、9,10…
…スペーサ、11……断熱空間、13……水密
材、14……水切板、14a,14b……長、短
突出部、15……屋外側部材、15a……突条、
15b……断面逆L形部、16……屋内側部材、
16a……内周部、16b……固定部、17……
断熱材、18……断熱空間、19……気密材、2
0……ヒンジ機構、21……受部材、21a……
立上り部、21b……溝部、21c……断面円弧
状の受部、21d……覆い部、22……防水ひ
れ、23……回動部材、23a……取付部、23
b……立上り部、23c……軸部、24……空
隙、25……空間部、26……閉塞用ブロツク、
27……水切用間隔部、28……穴、29……取
付台、30……垂木、31……シール板、32…
…屋根板、35……額縁、36……ブラインドの
設置空間、37……開閉操作機構、38……ブラ
ケツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 窓1の上辺部をヒンジ機構20によつて開閉
    可能に枠体2に嵌合、支持し、前記窓1の外周
    部に設けて枠体2の外周面を覆う水切板14と
    枠体2の外周部との間に、屈曲した水切用間隔
    部27を、前記窓1と枠体2とがこれらの一方
    に固定した水密材13を介して当接する部分か
    ら前記水切板14の建物側端までにわたつて、
    前記上辺部以外の三辺部に形成し、枠体2の外
    周に水切突条15eを突出させて、前記水切用
    間隔部27の幅を狭くすると共に、前記水切突
    条15eに先端側が建物側に位置するような傾
    斜を設けたことを特徴とする回転窓の防水装
    置。 (2) 枠体2の外周隅角部15fを、水切用間隔部
    27の水切突条15eより水密材13側に突出
    させて、前記間隔部27の2個所に幅が狭い部
    分を形成した実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載した回転窓の防水装置。
JP9674682U 1982-06-29 1982-06-29 回転窓の防水装置 Granted JPS592893U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9674682U JPS592893U (ja) 1982-06-29 1982-06-29 回転窓の防水装置

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JP9674682U JPS592893U (ja) 1982-06-29 1982-06-29 回転窓の防水装置

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Publication Number Publication Date
JPS592893U JPS592893U (ja) 1984-01-10
JPS631756Y2 true JPS631756Y2 (ja) 1988-01-18

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ID=30230432

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JP9674682U Granted JPS592893U (ja) 1982-06-29 1982-06-29 回転窓の防水装置

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