JPS6317154B2 - - Google Patents

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JPS6317154B2
JPS6317154B2 JP55127424A JP12742480A JPS6317154B2 JP S6317154 B2 JPS6317154 B2 JP S6317154B2 JP 55127424 A JP55127424 A JP 55127424A JP 12742480 A JP12742480 A JP 12742480A JP S6317154 B2 JPS6317154 B2 JP S6317154B2
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resist
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dyes
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dyeing
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Shozo Shigita
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Japan Exlan Co Ltd
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Japan Exlan Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明はさし色染料にカチオン染料を用い防染
剤としてポリビニルピロリドン(以下PVPと略
記する。)あるいは/およびノニオン系界面活性
剤を用いて、地染染料に防染剤で防染可能なアニ
オン染料を用いて防染可能な特定の強塩基性基含
有アクリル繊維または該繊維と蛋白繊維からなる
繊維成形物(たとえば編物、織物等)の鮮明多彩
な着色防染物を得ることに関するものである。
その目的とするところは、鮮明でちらつきが無
く、染色堅牢性に優れかつ多彩な前記繊維成形物
の着色防染物の提供およびその着色防染法を提供
するにある。
着色防染法は地染染料とさし色染料とを多様に
組み合わせて複雑で多彩な色および柄が可能であ
り、フアツシヨン性に富んだ染色物を得るために
最適な方法である。しかし工程が複雑であり、被
染物、染料および脱色剤等の選択の面で制約が多
い。
すなわち地染染料は防染のための防染剤で防染
が容易であり、さし色染料は防染剤で変色しない
ことが不可欠の条件であり、また得られた染色物
は堅牢性も充分実用性に耐えるものでなければな
らない。しかしこれらの条件を充分満足し所望の
染色物を得るための被染物、染料および防染剤の
選択は容易でない。
従来、アクリル繊維の着色防染はカチオン染料
を用いる場合はカチオン染料可染型繊維を、アニ
オン染料を用いる場合はアニオン染料可染型繊維
からなる成形物を選択する。アクリル繊維と蛋白
繊維の混交品の着色防染はアクリル繊維として通
常アニオン染料可染型アクリル繊維を用い、かつ
地染染料およびさし色染料としてアニオン染料
を、また防染剤として還元脱色剤を選択して使用
するが、アニオン染料は、かなり限定されたもの
しか用いることが出来ない。すなわちアニオン染
料は鮮明な色を持つものが少なく、さらに鮮明な
色を有するアニオン染料は概して染色堅牢度とく
に湿潤堅牢度が悪い欠点を有しており、色の選択
が限られる。またさし色染料にアニオン染料を用
いる時は、地染染料の防染に使用する脱色還元剤
の種類と、その使用量および蒸熱発色固着処理時
の蒸気条件の変化等によつて染色物の色変化が大
きく、色相の再現性が困難であり、安定な工業生
産を阻害しているのが実情である。
ほかにアクリル繊維としてカチオン染料可染型
アクリル繊維の選択も考えられる。しかしカチオ
ン可染型アクリル繊維と蛋白繊維との混交品の染
色はカチオン染料のみによる時はカチオン可染型
アクリル繊維のみに染料が選択吸着され、蛋白繊
維への染料の吸着が少なく、ちらつきの多い染料
物しか得られない。また別方法として考えられる
カチオン染料とアニオン染料を混合して用いる場
合は染料がコンプレツクスを形成するため沈澱防
止剤の併用が検討されているが、加工コストなど
の経済性に劣り、また染料堅牢度が悪く、脱色剤
との併用による着色防止には事実上工業的には不
可能である。
上記の理由により、アクリル系繊維と羊毛など
の蛋白繊維からなる成形品の防染あるいは抜染
は、染色堅牢度、濃色性、鮮明性等の品質上ある
いは経済性から問題が多く、かゝる欠点を排除し
た鮮明性に富んだ該繊維成形品の染色物が要望さ
れている。
こゝにおいて本出願人によつて特定のアニオン
染料がカチオン染料可染性アクリル繊維に捺染可
能であり、かつPVPおよび/あるいはノニオン
系界面活性剤によつて防染される技術が特公昭52
―25474及び特公昭53―1397によつて開示されて
いる。しかしかゝる技術は染料が限定されること
及びアクリル系繊維と蛋白繊維混交品の防染には
殆んど効果が得られなかつたのである。
本発明の目的は、かゝる従来からの各種問題点
を解消した防染可能な特定のアクリル繊維および
該繊維と蛋白繊維との混合成形物の染色法を提供
するにある。
さらに詳しくは、防染をするにあたり、鮮明な
色相を発現させ、堅牢性の良いちらつきのないか
つ、工程中でスベツク等の欠点が無く加工工程が
容易であり、経済性に富んだアクリル繊維とその
成形物および該アクリル繊維と羊毛、絹あるいは
プロミツクス繊維等の蛋白繊維からなる混交品と
その染色および染色物を提供することにあり、鋭
意検討の結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明の目的は、強酸性解離基を20
〜50ミリモル/Kg含有するアニオン染料可染性ア
クリル系繊維または該繊維と蛋白繊維からなる繊
維成形物をカチオン染料と防染剤としてポリビニ
ルピロリドンあるいは/およびノニオン系界面活
性剤を用いて捺印すること、ならびにアニオン染
料を用いて地染めすることにより達成される。
ここで、本発明で使用する上記アクリル系繊維
は、アクリロニトリル(以下ANという)少なく
とも85モル%と一般式() (ただし、R1は水素またはメチル基、R2およ
びR3はメチル基あるいはエチル基を、nは2〜
5の整数を示す。)で示される塩基性基含有不飽
和単量体および/または一般式() (ただし、R4は水素またはメチル基、R5は炭
素数2〜4のアルキレン、ヒドロキシアルキレン
あるいは(−CH2CH2OCH2CH−)基、R6、R7
およびR8はメチル、エチルあるいはプロピル基、
Xは陰イオンを示す。)で示される塩基性基含有
不飽和単量体とを主成分としてなる単量体混合物
を、通常の重合開始剤を用い水系媒体中で共重合
せしめてなる強酸性解離基を20〜50ミリモル/Kg
含有するものである。
なお、塩基性基含有不飽和単量体()およ
び/または()の使用量としては、重合体中に
重量で0.5〜10%、好ましくは1〜5%含有させ
ることが望ましい。また、強酸性基を含有させる
手段としては、メタアリルスルホン酸、アリルス
ルホン酸およびスチレンスルホン酸ならびにこれ
らの塩を共重合させたり、重合開始剤として過硫
酸塩、スルホキシ化合物等を用いることによつて
重合体分子末端に硫酸基、スルホン酸基、それら
の塩等を導入する方法等が挙げられる。さらに、
必要に応じて、繊維物性の改良等のために他のモ
ノエチレン系不飽和単量を共重合させてもよく、
かかる単量体としては、例えばアクリル酸もしく
はメタクリル酸のメチル、エチル、プロピルまた
はブチル等のエステル類、蟻酸ビニルもしくは酢
酸ビニール等のカルボン酸のビニルエステル類、
アクリルアミドもしくはメタクリルアミドまたは
その誘導体があげられる。
ここにおいて上記一般式()および/または
()で示される単量体を共重合体中に重量で0.5
%に満たない量しか含有しない繊維では実用上ア
ニオン染料可染に必要な染色性が得られず、また
10%をこえる量を含有することは繊維の物理的性
質を悪くするだけで何ら利益がない。
かゝる繊維による成形品は強酸性解離基を有す
るにもかかわらず、浸染においては塩基性基にブ
ロツクされ事実上アニオン染料のみに染着され、
カチオン染料に染着不可能であつた。しかるに驚
くべきことに該繊維はパツド染色および捺染では
充分なカチオン染料染着性を有することを見出し
た。すなわち、捺染の如く色糊を使用し、蒸熱を
加える染色法を用いる着色防染においてカチオン
染料が安定なPH2〜7好ましくはPH3〜6で充分
な染着性を有し、しかも染色物がカチオン染料特
有の鮮明な色相を有し、とくにさし色染料におい
て該染剤によつて変色されないで、かつ堅牢性に
秀れたものとなり得ることを見出した。また、か
かる強塩基性基含有アクリル繊維と蛋白繊維(た
とえば羊毛)からなる混合成形物はPH2〜7好ま
しくは、PH3〜6に調整されたカチオン染料
PVPおよび/あるいはノニオン系界面活性剤を
含む防染糊を用いて定法により着色防染すること
により、スペツク防止剤などの特別な助剤を添加
することなくカチオン染料のみで着色防染可能で
経済性に秀でており、得られた染色物はカチオン
染料特有の鮮明な色相を有し、しかも、ちらつき
がなく、堅牢性に優れた防染物となり得ることが
出来た。
一方、該アクリル繊維および蛋白繊維はアニオ
ン染料によつても容易に染色可能であり、他染染
料にアニオン染料を用いて定法により地染染色が
可能である。
こゝで該アクリル繊維が有する強酸性解離基量
は20ミリモル/Kg〜50ミリモル/Kgの範囲が必要
であり、これを越えると羊毛とのカチオン染料に
対する染着性差を生じ、同色性が得られ難く、さ
らにまた20ミリモル/Kgに満たないときは、カチ
オン染料の吸着が不充分であり、濃色が得られ難
い。こゝで使用するカチオン染料は、親和力の大
きい方が望ましい。このように所定量の強度酸性
基を含有するが故に、本発明に係る着色防染法が
可能となるのである。
さらにまた、地染染料にアニオン染料を、さし
色染料にカチオン染料を用いるため、それぞれの
染料の特性を生かした組合せが容易となることも
本発明の大きな特徴である。たとえば、アニオン
染料はPVPおよび/あるいはノニオン系界活性
剤による防染性が良好(地染用染料としての選択
性)であり、カチオン染料は該防染剤に対する耐
変色性が良好であり、かつ鮮明で堅牢性も良好
(さし色用染料としての選択性)であり、以て着
色防染物に多様な色彩を付与し得ることができ
る。
また防染剤として用いるPVPおよび/あるい
はノニオン系界面活性剤を含む防染糊は還元剤を
用いる通常の防染剤を含む防染糊に比してブリー
ドが殆んど無く従つて細線による捺染が可能であ
り、又地染染料濃度によるブリードの変化が殆ん
ど無い効果を有しており、鮮明な防染柄を得るこ
とが可能なのである。かゝる如く特定のアニオン
染料可染性アクリル系繊維または該繊維と蛋白繊
維からなる繊維成形物をさし色染料としてカチオ
ン染料を、防染剤としてPVPあるいは/および
ノニオン系界面活性剤をさらに地染染料としてア
ニオン染料を用いることを一体として本願の目的
が達せられるのである。
また、本発明においてアクリル系繊維製品に適
用する防染糊は、ポリビニルピロリドンあるい
は/またはノニオン系界面活性剤を糊剤に添加、
混合せしめることにより得られるが、その他必要
に応じてグリセリン、エチレングリコール、尿素
等の吸湿剤:酒石酸、酢酸等のPH調節剤:チオジ
エチレングリコール等の染料溶解剤等を防染糊に
添加してもよい。
かくの如く防染剤として使用されるポリビニル
ピロリドンとは、通常のビニルピロリドンの重合
体であつて、本発明においては該重合体の分子量
が高くなる程より優れた防染効果を奏し、一般に
10000以上、好ましくは100000以上の分子量のポ
リビニルピロリドンが好適に使用される。
また、ポリビニルピロリドンと共に使用され、
あるいは単独で優れた防染効果を達成するノニオ
ン系界面活性剤には、高級アルコールエチレンオ
キシド付加物、アルキルフエノールエチレンオキ
シド付加物、脂肪酸エチレンオキシド付加物、多
価アルコール脂肪酸エステルエチレンオキシド付
加物、高級アルキルアミンエチレンオキシド付加
物、脂肪酸アミドエチレンオキシド付加物、油脂
のエチレンオキシド付加物、ポリプロビレングリ
コールエチレンオキシド付加物、グリセロール脂
肪酸エステル、ペンタエリスリトールの脂肪酸エ
ステル、ソルビトール又はソルビタンの脂肪酸エ
ステル、シヨ糖の脂肪酸エステル、多価アルコー
ルのアルキルエーテル、アルカノールアミン類の
脂肪酸アミド等があり、これらの中でHLB値が
5〜18、特に8〜15のものが好適に用いられる。
なお、かかるポリビニルピロリドン又は/ある
いはノニオン系界面活性剤からなる防染糊中の割
合は、一般に0.1重量%以上、好ましくは0.5〜20
重量%、更に好ましくは1〜8重量%である。
更に、本発明においては防染剤として特殊な薬
品を使用するものではないため、防染糊の調製に
際して糊剤には何等の制限もなく、一般に海藻類
(主としてアルギン酸ソーダ)、澱粉、加工澱粉、
セルローズ系半合成糊料、クリスタルガム、ロー
カストビーン形系ガム若しくはその変性ガム、又
はエマルジヨン糊等の公知の捺染用糊料が用いら
れる。
先防染法では、カチオン染料およびPVPある
いは/又ノニオン界面活性剤を含むPH2〜7、好
ましくはPH3〜6に調整されたさし色用の色糊を
前述の該繊維成形物に印捺し、必要に応じて乾燥
し、その上に防染性を有するアニオン染料を含む
色糊を全面印捺し、乾燥後蒸熱処理を施し、ソー
ピング、水洗を行うことにより前述のすぐれた防
染染色物が得られた。後防染法では先防染とは逆
に、すなわち防染性を有するアニオン染料を含む
色糊を全面印捺し、必要に応じて乾燥し、その上
にカチオン染料および該防染剤を含むPH2〜7、
好ましくはPH3〜6に調整されたさし色用の色糊
を印捺し、乾燥後蒸熱処理を施し、ソーピングお
よび水洗を行うことにより前述のすぐれた防染染
色物が得られた。
以上の説明によつて明らかなごとく、本発明の
強塩基性基含有アクリル繊維(所定量の強酸性基
量含有)および該繊維と蛋白繊維(たとえば羊
毛)からなる成形物を地染染料にアニオン染料を
用い、かつ、さし色染料にカチオン染料を用いた
防染染色物はちらつきがなく、鮮明でかつ染色堅
牢度が良く、経済的に価値ある方法で得ることが
出来た。またアニオン染料、あるいはカチオン染
料のみによる防染に比較して地染にアニオン染料
を用い、さし色にカチオン染料を用いるため色相
および色彩の選択が容易、かつ広範囲となりフア
ツシヨン性に富んだ染色物が得られることも本発
明の大きな効果である。
なお、オーバープリント又は、パツテイングに
よる地染めに際し、繊維製品全体を地染めする
他、防染糊印捺部の周辺部分のみを地染めする方
法も採用されることは言うまでもない。
次に記載する実施例および比較例は本発明をよ
り具体的に説明するものであり、本発明の範囲を
限定するものではない。なお、これら具体例に示
される%および部は特に断わりのない限り、すべ
て重量基準によるものとする。
実施例 (1) AN90%、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト3.0%、および酢酸ビニール7.0%を含有し、通
常の水系媒体中で塩素酸ナトリウム―亜硫酸ナト
リウム系の重合開始剤を用いて重合、紡糸した強
酸性解離基を30ミリモル/Kg含む強塩基性基含有
アクリル繊維(A繊維)からなる48番手双糸を用
いて天竺編地を編成した。
下記処方: C.I.Basic Vioiet27 ……2(部) ポリビニルピロリドン ……5 チオジエチレングリコール ……2 酢酸(80%) ……2 友禅糊 ……60 グリセリン ……5 水 ……24 100(部) よりなるPH3.5に調整された着色防染糊を辻井鉄
工製オートスクリーン捺染機を使用して上記天竺
編地に水玉に印捺した後、C.I.Acid Blue127 2
部、チオジエチレングリコール2部、メイプロガ
ムNP(12%)60部および水36部からなる地染め
用捺染糊にて全面プリントした。
しかる後、100℃×40分の湿熱処理を施し、更
に水洗、ソーピング、水洗、乾燥からなる仕上げ
処理を施した。
得られた捺染物は青地に赤色の水玉模様がくつ
きりと浮きあがつた鮮明な色相を示した。染色堅
牢度は良好であつた。
実施例 (2) AN89%、2―ヒドロキシ―3―メタクリルオ
キシプロピルトリメチルアンモニウムフロリド
4.0%およびアクリル酸メチル7.0%を含有し、通
常の水系媒体中で過硫酸アンモニウム―酸性亜硫
酸ナトリウム系の重合開始剤を用いて重合、紡糸
した強酸性解離基を38ミリモル/Kg含む、強塩基
性基含有アクリル繊維(B繊維)からなる52番手
単糸を用いて平織物を製織した。
下記処方: C.I.Basic Yellow36 ……2(部) POE(5)ソルビタンステアレート
……3 チオジエチレングリコール ……2 酢 酸(80%) ………2 メイプロガムNP(12%) ……65 グリセリン ……5(部) 水 ……21 100(部) よりなるPH3.5に調整された着色防染糊を辻井鉄
工製オートスクリーン捺染機を使用して上記平織
物に花柄に印捺した後、C.I.Acid Red158 2部、
チオジエチレングリコール2部、酢酸(80%)1
部、メイプロガムNP(12%)60部、および水35
部からなる地染め用捺染糊にて全面プリントし
た。しかる後100℃×30分の湿熱処理を施し、更
に水洗、ソーピング、水洗、乾燥からなる仕上げ
処理を施した。
得られた捺染物は、赤地に黄色の花柄模様がく
つきりと浮きあがつた鮮明な色相を示した。染色
堅牢度は良好であつた。
実施例 (3) 実施例(1)と同じA繊維を用いて48番手単糸を紡
績し天竺編地を編成した。
下記処方: C.I.Basic Yellow21 ……2(部) ポリビニルピロリドン ……3 POE(10)ラウリルアミン ……2 チオジエチレングリコール ……2 酒石酸 ……2 メイプロガムNP(12%) ……60 グリセリン ……5 水 ……24 100(部) よりなるPH3.5に調整された着色防染糊を辻井鉄
工製オートスクリーン捺染機を使用して、上記天
竺編地に水玉に印捺、乾燥した後、C.I.Acid
Blue202 2部チオジエチレングリコール2部、
フアインガムG―5(12%)60部および水36部か
らなる地染め用捺染糊にて全面プリントした。
しかる後105℃×20分の湿熱処理を施し、更に
水洗、ソーピング、水洗、乾燥からなる仕上げ処
理を施した。
得られた捺染物は、紺地に黄色の水玉模様がく
つきりと浮きあがつた鮮明な色相を示した。染色
堅牢度は良好であつた。
実施例 (4) 実施例1と同じA繊維70%と羊毛30%を用いて
48番手単糸を紡績し、製織し、平織物を作成し
た。
下記処方: C.I.Basic Red14 ……2(部) POE(10)ステアリルアミン ……3 チオジエチレングリコール ……2 酢 酸(80%) ……1 酒石酸 ……1 友禅糊 ……65 グリセリン ……5 水 ……21 100(部) よりなるPH3.5に調整された着色防染糊を辻井鉄
工製オートスクリーン捺染機を使用して上記平織
物に花柄に印捺した後、C.I.Acid Black 138 4
部、チオジエチレングリコール4部、メインプロ
ガムNP(12%)60部および水32部からなる地染
め用捺染糊にて全面プリントした。
しかる後100℃×30分の湿熱処理を施し、更に
水洗、ソーピング、水洗、乾燥からなる仕上げ処
理を施した。
得られた捺染物は、黒地に赤色の花柄模様がく
つきりと浮きあがつた鮮明な色相を示した。染色
堅牢度は良好であつた。
実施例 (5) 実施例例(2)と同じB繊維70%と羊毛30%を用い
る他は実施例(4)と同じ条件で防染捺処理した。
得られた捺染物は、実施例(4)と同様に黒地に赤色
の花柄模様がくつきりと浮きあがつた鮮明な色相
を示した。
染色堅牢度も良好であつた。
実施例 (6) 実施例(1)と同じA繊維70%と羊毛30%を用いて
44番手単糸を紡績し天竺編地を編成した。
下記処方: C.I.Basic Violet7 ……2(部) ポリビニルピロリドン ……3 POE(10)ラウリルアミン ……2 チオジエチレングリコール ……2 酢 酸(80%) ……1 酒石酸 ……1 友禅糊 ……60 グリセリン ……5 水 ……24 100(部) よりなるPH3.5に調整された着色防染糊を辻井鉄
工製オートスクリーン捺染機を使用して上記天竺
編地に水玉に印捺、乾燥した後、C.I.Acid
Yellow111 2部、チオジエチレングリコール2
部、酢酸(80%)1部、フアインガムG―5(12
%)60部および水35部からなる地染め用捺染糊に
て全面プリントした。
しかる後100℃×30分の湿熱処理を施し、更に
水洗、ソーピング、水洗、乾燥からなる仕上げ処
理を施した。
得られた捺染物は、黄地に赤色の水玉模様がく
つきりと浮きあがつた鮮明な色相を示した。
染色堅牢度は良好であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 強酸性解離基を20〜50ミリモル/Kg含有する
    アニオン染料可染性アクリル系繊維または該繊維
    と蛋白繊維からなる繊維成形物をPH2〜7に調整
    されたカチオン染料と防染剤としてポリビニルピ
    ロリドンあるいは/およびノニオン系界面活性剤
    を用いて印捺すること、ならびにアニオン染料を
    用いて地染めすることを特徴とするアクリル系繊
    維成形品の防染捺染法。
JP55127424A 1980-09-12 1980-09-12 Resist style printing of acrylic fiber molded article Granted JPS5751886A (en)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55127424A JPS5751886A (en) 1980-09-12 1980-09-12 Resist style printing of acrylic fiber molded article

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JPS5751886A JPS5751886A (en) 1982-03-26
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ID=14959609

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JP55127424A Granted JPS5751886A (en) 1980-09-12 1980-09-12 Resist style printing of acrylic fiber molded article

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