JPS6317100Y2 - - Google Patents

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JPS6317100Y2
JPS6317100Y2 JP14588383U JP14588383U JPS6317100Y2 JP S6317100 Y2 JPS6317100 Y2 JP S6317100Y2 JP 14588383 U JP14588383 U JP 14588383U JP 14588383 U JP14588383 U JP 14588383U JP S6317100 Y2 JPS6317100 Y2 JP S6317100Y2
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JP
Japan
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cassette
opening
magnetic tape
recording
guard
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JP14588383U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気テープカセツト、特に、所謂フイ
リツプスタイプのものとほぼ同等の大きさの新規
なコンパクトカセツトに関するものである。
近年、カセツトテープレコーダーの小型化及び
軽量化が進み、これに使用される磁気テープカセ
ツトも小型化され、長時間にわたる高品質でかつ
高密度の記録再生に適応し得るものが強く望まれ
るようになつて来ている。
しかし、従来、オーデイオ等に一般に使用され
ているコンパクトカセツトは、アナログ信号によ
つて記録再生を行つており、高密度の記録再生を
望むとき、このアナログ方式ではおのずと限界が
あつた。このような状況下において、入力信号を
パルスに変換して記録再生を行うパルスコードモ
ジユレーシヨン(PCM)の如きデジタル方式を
用いることにより、信号通信経路及び記録媒体の
質に影響されることなく高密度の記録再生が行え
ることが知られている。
又、最近の研究開発によつて、フイリツプスタ
イプに用いられる程度の幅狭な磁気テープにもマ
ルチ・トラツクの如き高密度の記録再生を行い得
る磁気ヘツドが開発されるに至り、その結果、フ
イリツプスタイプと同程度のコンパクトカセツト
にもマルチ・トラツクの記録再生が可能となつて
来た。
前記コンパクトカセツトに固定ヘツド方式によ
るマルチ・トラツクの記録を行つた場合、例え
ば、往復36トラツクの記録を行うものとすると、
1つのトラツク幅が100μm程度になり、従来のフ
イリツプスタイプのカセツトにおける4トラツク
の場合に比べて夫々のトラツク幅が極めて狭くな
る。そのため、磁気ヘツドの記録トラツクと各ト
ラツクとの実効的な摺接面が減少し、磁気テープ
に付着し、その摺接面間に入り込んだ塵埃による
記録再生特性への影響が従来に比べて極めて大き
くなる。
一方、高密度の記録再生を用いた磁気テープカ
セツトには、回転ヘツド方式を用いたビデオテー
プカセツトが一般に普及している。このビデオテ
ープカセツトは磁気テープの保護及び高密度の記
録再生を行うので塵埃の影響を防ぐために、カセ
ツト前方の開口部に回動自在なガードパネルが設
けられている。この回転ヘツド方式の場合、特殊
タイプのカセツトを除き記録再生は磁気テープの
一方向の走行に対してのみ行い得るものであり、
そのカセツトケースはA面及びB面の使用が可能
な所謂、表裏使用可能な構造を必要としなかつ
た。さらに、回転ヘツド方式は、通常2ケの磁気
ヘツドが磁気テープに該テープ走行方向に対し一
定角傾いて回転しながら互換いに摺接するので、
磁気ヘツドが塵埃を掃き出すような作用を有し、
固定ヘツド方式に比べて塵埃による記録再生特性
への影響が少なかつた。
しかしながら、本考案の対象とする磁気テープ
カセツトは、フイリツプスタイプのように固定ヘ
ツド方式を用いかつ、多数の記録トラツクを有す
るものであり、記録再生が磁気テープの上下半分
づつ使用するもの、所謂、カセツト表裏の使用が
できるものである。該カセツトは固定ヘツド方式
の場合は、前述のように回転ヘツド方式に比べて
塵埃による記録再生特性への影響が出やすくなる
ので、前記ビデオテープカセツトのガードパネル
よりもさらに確実な防塵効果を有するガードパネ
ルが必要となる。
本考案は上記問題に鑑み、防塵効果が確実なガ
ードパネルを有し、カセツト全体が表裏対称形で
且つマルチ・トラツクの記録再生が可能な新規の
磁気テープカセツトを提供することを目的とする
ものである。
本考案のかかる目的は、磁気テープを巻装した
一対のハブが内蔵されたカセツトケースの前面
に、磁気ヘツドが挿入される開口部を有する磁気
テープカセツトにおいて、前記開口部の後方且つ
カセツトケース上下外面に、カセツトケース左右
方向に沿つて形成したスライド溝と、垂直断面形
状が略コ字状で前記スライド溝に係合するスライ
ド部を備え前記開口部を閉塞するスライダブルな
一対のガードパネルと、両ガードパネル間に装架
されて該両ガードパネルを前記開口部の閉塞方向
に付勢する引張りバネとから成り、さらにカセツ
ト全体が表裏使用可能であることを特徴とする磁
気テープカセツトにより達成される。
以下、本考案を図面に例示する実施態様に基づ
いて詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施態様を示す斜視図であ
る。
第1図において、磁気テープカセツト1は、従
来のフイリツプスタイプと同程度の大きさに構成
されたコンパクトカセツトである。前記磁気テー
プカセツト1は、そのカセツトケース本体2の前
面の中央部分が矩形状にカセツト後方に後退した
開口部3に構成されている。前記開口部3の僅か
に後方のカセツトケース上下外面には、カセツト
ケース左右方向に沿つて直列に2つの形成したス
ライド溝11が設けられており、前記開口部3を
閉塞する一対のガードパネル4が前記スライド溝
11に係合してカセツト左右方向に夫々スライド
して開くように装着されている。
なお、前記開口部3は記録再生装置の記録再生
ヘツド、消去ヘツド、ピンチローラ、キヤプスタ
ンが入り込む部分である。
前記カセツトケース本体2内には、一対のハブ
(図示しない)に巻装された磁気テープTが、前
記開口部3を左右に横切つて走行できるように収
納されている。なお、前記ハブは記録再生装置の
駆動シヤフトが入り込む一対のシヤフト挿入孔5
に対応して従来と同様に配設されている。又、前
記開口部3には、図示しないが、記録再生時の外
部ノイズを遮断するシールド板、前記磁気テープ
Tと磁気ヘツドとの摺接を確実にするプレツシヤ
ーパツドを備えた板バネが設けられていてもよ
い。
前記ガードパネル4は、第2図に示すように前
面壁6と上下両端片7とから成つており、その垂
直断面形状が略コ字状であつて前記開口部3を覆
うように構成されている。又、前記上下両端片7
の先端部の夫々には、前記ガードパネル4の左右
方向に沿つて突出したスライド部8が互に向き合
うように形成されており、該スライド部8は前記
スライド溝11にスライド可能に係合する。
前記上下両端片7の先端部の一方のカセツト中
央寄りの部分には、バネ取り付け切欠部10が形
成されており、該バネ取り付け切欠部10内に
は、引張りバネ13が係合する突起14が設けら
れている。前記引張りバネ13は、前記両ガード
パネル4の突起14間に装架されることにより、
該両ガードパネル4同士を相互に引き合うように
付勢する。
右側の前記ガードパネル4は、前記引張りバネ
13の引張り力で前記スライド部8の下方のカセ
ツト中央寄りの端部が右側の前記スライド溝11
の左終端部に当接することにより、前記開口部3
を閉塞するように位置規制されている。左側の前
記ガードパネル4も同様にして閉塞位置に規制さ
れている。又、前記スライド部8の下方のカセツ
ト中央寄りになる部分は、切欠部15が形成さ
れ、前記両ガードパネル4同士が確実に合わさる
ようになされている。このように前記スライド溝
11及び前記スライド部8を構成することで、前
記ガードパネル4は、カセツト左右方向にずれる
ことなく前記開口部3を確実に閉塞することがで
きる。
前記ガードパネル4の前面壁6の上下縁16の
中央部には、上下対称に凹部9が形成されてい
る。該凹部9は前記磁気テープカセツト1が記録
再生装置に装填されたとき、該記録再生装置のカ
セツト挿入部に設けられた開動手段20が、前記
ガードパネル4を夫々左右方向にスライド移動さ
せるための係合部分である。
このように構成した前記磁気テープカセツト1
は、記録再生装置に装填されたとき、前記ガード
パネル4が前記カセツト挿入部に設けられた前記
開動手段20により開かれる。以下、前記開動手
段20による前記ガードパネル4の動作を説明す
る。
前記開動手段20は前記ガードパネル4の凹部
9に係合する嵌合部22を先端に有したプレート
状の一対のアーム21と、アーム引張りバネ24
とか成つている。前記アーム21はそのほぼ中央
でX字状に交差し、その交差部23を支点にして
回動自在に設けられており、前記アーム引張りバ
ネ24が前記嵌合部22の反対側の先端部を相互
に引き合うように取り付けられている。前記開動
手段20は記録再生装置のカセツト挿入部内の上
側あるいは下側に設けられている。又、前記開動
手段20は前記嵌合部22がカセツト挿入口の方
向に向けられ、かつ前記両ガードパネル4の凹部
9の間隔と前記嵌合部22の間隔とが一致する
ようになされている。
従つて、前記磁気テープカセツト1をカセツト
挿入部に押し込む(矢印A方向)中段において、
前記嵌合部22と前記凹部9とが嵌合する。その
後、さらに前記磁気テープカセツト1を押し込む
ことにより、前記両アーム21が前記嵌合部22
の間隔を広げるように開き、前記ガードパネル4
はそれぞれ左右(B方向及びC方向)にスライド
移動して開かれる。なお、前記ガードパネル4
は、前述の如く上下対称に前記凹部9が形成され
ているので、前記磁気テープカセツト1を表裏
(A面あるいはB面)どちらの向きに装填しても
開くことができる。
このように前記ガードパネル4が左右に開き、
前記開口部3が開放されることにより、前記磁気
テープTへの記録再生が可能となる。又、前記磁
気テープカセツト1を記録再生装置から再び取り
出すと、前記ガードパネル4が前記引張りバネ1
3の力により自動的に閉じ、前記開口部3は完全
に閉塞される。
前記カセツトケース本体2の材質は、従来用い
られているポリアセタール、ABS樹脂等のプラ
スチツク樹脂でよく、特に限定するものではな
い。又、前記ガードパネル4の材質は、ポリアセ
タール等のプラスチツク樹脂あるいは金属でもよ
いが、前記カセツトケース本体2へ容易に装着で
きるように適度の弾性を有していることが望まし
い。
前記磁気テープTは、強磁性酸化鉄や二酸化ク
ロム系のテープでもよいが、メタルテープあるい
は蒸着テープ等の高密度の記録再生に適したもの
が好ましい。
上記実施態様における前記引張りバネ13は、
カセツト外部に露出した構造であるが、本考案は
必ずしもこのような形態に限るものではない。例
えば、第3図に示すように変更することも出来
る。以下、第3図に基づいて前記ガードパネル4
の変更例を説明する。
第3図に示すガードパネル30は、上下両端片
7の一方の内側に引張りバネ13の収納溝31が
設けられている。該収納溝31内には、前記引張
りバネ13を取り付ける突起32が形成されてい
る。前記突起32及び前記引張りバネ13は、前
記ガードパネル30のスライド移動時に支障のな
いように、前記収納溝31を形成した壁面から突
出しないようになされている。
前記開口部3に装着した左右の前記ガードパネ
ル30は、前記引張りバネ13により、上記態様
と同様に相互に引き合うように重なり合い該開口
部3を閉塞する。
なお、第3図において、第2図の前記ガードパ
ネル4と同様の構成部分は同符号で示してある。
以上の如く構成した前記磁気テープカセツト1
は、その保存時において、前記ガードパネル4及
び30が前記開口部3を完全に閉塞するので、前
記開口部3に位置している前記磁気テープTを保
護すると共に、カセツト内に塵埃が進入するのが
防止され、前記磁気テープTの損傷および記録再
生特性の低下が防止される。
又、本考案によれば、前記ガードパネル4及び
30が左右対称にスライドして前記開口部3を開
放するので、前記磁気テープカセツト1は、表裏
使用可能となり固定ヘツド方式によるマルチ・ト
ラツクの記録再生を行うのに適している。
又、前記磁気テープカセツト1は前記ガードパ
ネル4及び30が前記引張りバネ13により相互
に引き合うように付勢されているので、付勢手段
が1つですみ、付勢構造が極めて簡略である。
さらに、前記ガードパネル4は、前記開動手段
20の如き極めて簡単な構造のもので開動するこ
とが出来るので、記録再生装置の複雑化を招くこ
とがない。
本考案は、先に、従来のコンパクトカセツトと
同程度の大きさの磁気テープカセツトに適用する
と述べたが、必ずしもこれに限るものではなく、
他の種々の磁気テープカセツトにも適用し得るも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施態様を示す斜視図、第
2図は第1図のガードパネルの内側を示す斜視
図、第3図はガードパネルの変更例を示す斜視図
である。 1……磁気テープカセツト、2……カセツトケ
ース本体、3……開口部、4,30……ガードパ
ネル、5……シヤフト挿入孔、6……前面壁、7
……上下両端片、8……スライド部、9……凹
部、10……バネ取り付け切欠部、11……スラ
イド溝、13……引張りバネ、14,32……突
起、15……切欠部、16……上下縁、20……
開動手段、21……アーム、22……嵌合部、2
3……交差部、24……アーム引張りバネ、31
……収納溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気テープを巻装した一対のハブが内蔵された
    カセツトケースの前面に、磁気ヘツドが挿入され
    る開口部を有する磁気テープカセツトにおいて、
    前記開口部の後方且つカセツトケース上下外面
    に、カセツトケース左右方向に沿つて形成したス
    ライド溝と、垂直断面形状が略コ字状で前記スラ
    イド溝に係合するスライド部を備え前記開口部を
    閉塞するスライダブルな一対のガードパネルと、
    両ガードパネル間に装架されて該両ガードパネル
    を前記開口部の閉塞方向に付勢する引張りバネと
    から成り、さらにカセツト全体が表裏使用可能で
    あることを特徴とする磁気テープカセツト。
JP14588383U 1983-09-16 1983-09-22 磁気テ−プカセツト Granted JPS6054278U (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14588383U JPS6054278U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 磁気テ−プカセツト
US06/649,582 US4614270A (en) 1983-09-16 1984-09-12 Magnetic tape cassette
DE19843433705 DE3433705A1 (de) 1983-09-16 1984-09-13 Magnetbandcassette

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14588383U JPS6054278U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 磁気テ−プカセツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6054278U JPS6054278U (ja) 1985-04-16
JPS6317100Y2 true JPS6317100Y2 (ja) 1988-05-16

Family

ID=30324891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14588383U Granted JPS6054278U (ja) 1983-09-16 1983-09-22 磁気テ−プカセツト

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JPS6054278U (ja) 1985-04-16

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