JPH0138192Y2 - - Google Patents

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JPH0138192Y2
JPH0138192Y2 JP10081983U JP10081983U JPH0138192Y2 JP H0138192 Y2 JPH0138192 Y2 JP H0138192Y2 JP 10081983 U JP10081983 U JP 10081983U JP 10081983 U JP10081983 U JP 10081983U JP H0138192 Y2 JPH0138192 Y2 JP H0138192Y2
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JP
Japan
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mortar wall
board
hole
synthetic resin
base material
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JP10081983U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は躯体上に特殊構造の下地材、ラス材、
およびモルタル壁材の順に積層したモルタル壁構
造に関する。 建築、構築物の外装壁材としてモルタル壁が一
般的である。しかしながら、モルタル壁は熱伝導
率が0.47Kcal/mh℃であり、ガラスウール、ロ
ツクウールに比し、相当に高いものである。その
ため、断熱性の強化、表面結露、および内部結露
の阻止、または躯体の変動による亀裂抑制などの
観点から何等かの改善が迫られていた。そこで、
例えばガラスウールをモルタル壁の下地材とする
工法が採られているが、耐アルカリ性に欠け、か
つ吸湿性、吸水性があるため、断熱材としての性
能が劣化し、かつ吸湿性のためぬれ雑巾となり、
結果的にモルタル壁の木ずり板の間に空隙を形成
する欠点があつた。 本考案はこのような欠点を除去するため、防水
性、吸湿性、高断熱性および非吸湿性であると共
に、独立気泡組織の合成樹脂発泡体と、防水性の
防水シートとボードとを一体に形成し、かつボー
ド面を開口とした瓶状のめくら穴を有する下地材
を、モルタル壁の躯体上に防水シートを接触させ
て固定し、かつ下地材のボードの全面にラス材を
固定せしめ、その上にモルタル壁材を塗布してモ
ルタル壁の剥落と亀裂防止、断熱性、防水性、防
湿性、モルタル壁材の付着力を強化すると共に、
躯体の変形(地震などによる振動をモルタル壁に
伝導すること。)を低減したモルタル壁構造を提
供するものである。 以下に図面を用いて本考案に係るモルタル壁構
造の一実施例について詳細に説明する。第1図は
本考案に係るモルタル壁構造を示す斜視図であ
り、1は躯体で主柱、あるいは間柱2と胴縁3か
らなるものである。は下地材で第3図、および
第4図に示すようにボード5と合成樹脂発泡体6
と防水シート7とを一体に形成し、かつボード5
に貫通孔8、合成樹脂発泡体6にめくら穴状の下
穴9を同軸的に、しかも貫通孔8の口径Dを下穴
9の口径dよりも小さく多数個、穿設したもので
ある。さらに説明すると、ボード5は合板、スレ
ート、石こうとスラグからなる高強度、耐水性の
ある不燃板、石こうをマトリツクスとする繊維補
強複合材からなる板体、合成樹脂含浸石こうボー
ドの1種からなり、その板体の全面に貫通孔8を
多数個、例えば同一口径、異径で、しかも円形に
限らず楕円形、長方形、正方形、菱形、その他の
形状の1種または2種以上に形成したものであ
る。また、貫通孔8の口径としては2〜30mm位、
貫通孔8間の中心距離は5〜50mm位である。さら
に、合成樹脂発泡体6は例えばポリウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、フエノール樹脂、ポリスチレ
ン樹脂等の原料から形成されるポリウレタンフオ
ーム、ポリイソシアヌレートフオーム、エポキシ
フオーム、フエノールフオーム、ポリスチレンフ
オームなどの1種、もしくは2種以上を積層した
ものであり、気泡組織は防水性、防湿性、強度か
らみて独立気泡組織のものである。また、合成樹
脂発泡体6には上記ボード5に穿設したと同じ位
置に貫通孔8の口径Dより大きい口径dのめくら
穴状の下穴9を穿設したものである。なお、下穴
9は貫通孔8より大口径に形成したのは、後記す
るモルタル壁材を充填した際に下孔9の空間体積
をモルタル壁材の充填により拡張され、結合力を
より大幅に強化できるからである。さらに、合成
樹脂発泡体を裏打ちしたのは、軽量で、断熱性、
防水性、防湿性、およびクツシヨン性に富み、し
かも下穴9の形成がドリル1本で、かつボード5
面から1回の穿設でD<dの瓶状のめくら穴が形
成できるからである。その他、発泡合成樹脂体は
製造法によつて、原料を接着剤として利用するこ
ともできるからである。前記防水シート7は防水
処理された紙、アスフアルトフエルト、合成樹脂
フイルム、金属箔(Pb,Al,Fe)の1種、また
は2種以上をラミネート、もしくは蒸着したもの
である。10はラス材でワイヤラス、リブラス等
からなり、11はモルタル壁材である。 次に実施例につき説明する。 まず、ボード5としては板厚7mmの合板を用
い、防水シート7としてはアルミニウム箔とクラ
フト紙をラミネートしたものを用い、合成樹脂発
泡体6としてはポリウレタンフオーム原料をボー
ド5上に吐出し、その上に防水シート7を積層し
て上記原料を発泡させて厚さ17mmに一体にし、D
=15mm,d=20mm、深さh=12mm、貫通孔8間の
ピツチを50mmとした。とこで、躯体上に下地材
4の防水シート7面を積層し、釘で固定する。次
にラス材10をステープルでボード上に固定し、
その上にモルタル壁材11を塗布して厚さ20mmの
モルタル壁を形成したものである。このように形
成したモルタル壁構造の熱貫流率は0.9以下であ
つた、また、吸音特性はボード5と合成樹脂発泡
体6の相乗効果で相当にあつた。さらに、モルタ
ル壁材と接触する下地材の芯材が緩衝性を有す
るため躯体の振動、変位を抑制してモルタル壁
材11に伝達されることによりモルタル壁材の亀
裂、剥落を大幅に低減できた。しかも、第2図に
示すように貫通孔8、下穴9、およびラス材10
に対してモルタル壁材11が強力に付着一体化さ
れるのでモルタル壁材の剥落を防止できた。勿
論、下地板は複合板、特にサンドイツチ構造の
ため、ソリ、変形もなくモルタル壁材11の剥
落、亀裂の発生を低減していた。 以下、説明したのは本考案に係るモルタル壁構
造の一実施例にすぎず、第3図において2点鎖線
で示すように防水シート7の2辺を下地材より
突出し、下地材相互間の継目の防水性をより強
化することもできる。また、合成樹脂発泡体6内
に石こう、スラグなどの水硬性物質粉、繊維など
を添加し、よりモルタル壁材11との結合を強化
することもできる。 上述したように、本考案に係るモルタル壁構造
によれば、断熱性、耐久性、耐水性、防音性、施
工性にすぐれ、しかもモルタル壁材の剥落、亀裂
を大幅に低減できる特徴がある。また、モルタル
下地から断熱材、防水シートまで一体に形成され
ているため、施工期間を大幅に短縮できる特徴が
ある。さらに、モルタル壁は下地材に緩衝性を具
備するため耐震性にすぐれた特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るモルタル壁構造の一実施
例を示す斜視図、第2図は第1図の一部を断面し
て示す説明図、第3図、第4図は上記モルタル壁
に使用する下地材を示す説明図である。 ……躯体、……下地材、8……貫通孔、1
0……ラス材、11……モルタル壁材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 躯体上に、ボードと防水シート間に独立気泡組
    織の合成樹脂発泡体を一体に介在させ、かつ上記
    ボードに貫通孔、合成樹脂発泡体にめくら孔状の
    下孔を同軸に設けると共に、めくら孔が貫通孔よ
    り大きい径に穿設した下地材の防水シート面を接
    触して固定し、該下地材のボード上全面にラス材
    を固定せしめ、その上にモルタル壁材を積層する
    と共に、前記貫通孔および下穴にも上記モルタル
    壁材を充填したことを特徴とするモルタル壁構
    造。
JP10081983U 1983-06-28 1983-06-28 モルタル壁構造 Granted JPS608326U (ja)

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JP10081983U JPS608326U (ja) 1983-06-28 1983-06-28 モルタル壁構造

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JPS608326U JPS608326U (ja) 1985-01-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065456Y2 (ja) * 1986-08-27 1994-02-09 株式会社アイジー技術研究所 段葺きモルタル壁
JPH065457Y2 (ja) * 1986-08-27 1994-02-09 株式会社アイジー技術研究所 段葺きモルタル壁
ATE507356T1 (de) * 2003-07-03 2011-05-15 Owen Derek Barr Mehrlagige abdeckung

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JPS608326U (ja) 1985-01-21

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