JPS63166055A

JPS63166055A - ピンチロ−ラの支持機構

Info

Publication number: JPS63166055A
Application number: JP31344286A
Authority: JP
Inventors: Masao Ito; 征夫伊藤; Hideaki Muramatsu; 村松　秀哲
Original assignee: Clarion Co Ltd
Current assignee: Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Priority date: 1986-12-26
Filing date: 1986-12-26
Publication date: 1988-07-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明はオーディオ、ビデオ等のテーププレーヤのピン
チローラの支持機構に関し、特にピンチ［１−ラの支持
手段に改良を施して、ピンチ【］−ラとキャプスタン軸
の正確な圧着を確保するためのものである。

（従来の技術）近年技術の革新に伴い、オーディオ、ビデオ等のテープ
プレーヤの高性能化が進んでいる。そのためテープを挟
持して走行させるキャプスタン軸とピンチローラの圧着
精度の良否は、画質及び音質面において大きな影響を及
ぼしている。即ち、テーププレーヤにおいてはキャプス
タン軸がモータで駆動され、これに圧着されたピンチロ
ーラがキャプスタン軸に従動することでテープを走行さ
せているが、ピンチローラをキャプスタン軸に圧着させ
た際に、ピンチローラの取付角度が狂っていると、ピン
チローラ仝面がキャプスタン軸表面に完全に倣って圧着
できず、テープ全幅にわたっての均等な送りが得られず
テープ走行が不安定となる。

（発明が解決しようとする問題点）前記の問題点を解消するためにピンチローラとこれを支
持している軸との間に若干の隙間を設け、ピンチローラ
の軸とキャプスタン軸とに多少の狂いがあっても、キャ
プスタン軸にピンチローラを倣わＶることができる様に
した自動調心タイプのピンチローラが提案されている。

しかし、ピンチローラの円滑な回転のためには、軸とピ
ンチローラの間に設ける隙間にもある程度の限界がおり
、ピンチローラの角度がある程度以上ずれていると、こ
の手段は役に立たない。その上、自動調心タイプでは、
圧着方向の傾きはピンチローラに加わる圧着力で修正さ
れるが、圧着方向と直交する方向の狂い（傾き）は修正
が不可能である。

本発明は上記の様な従来のピンチローラの支持機構の欠
点を解消するために提案されたもので、その目的は、自
動調心タイプでは補えない大きな狂い、及びピンチロー
ラの圧着方向と直交方向の狂いに対しても修正が可能で
、キャプスタン軸にピンチローラを完全に圧着でき、走
行させることのできるピンチローラの支持機構を提供す
ることにある。

「発明の構成」（問題点を解決するための手段）本発明のピンチローラの支持機構は、ピンチローラを支
持部材に支持させると共に、このピンチローラ支持部材
を保持するコ字型保持枠を支軸に対し回動自在に設け、
前記コ宇型保持枠の挿入孔をピンチローラの圧着方向に
沿った長孔とし、この長孔内で支軸を移動可能としたも
のである。また、本発明は、ピンチローラ支持部材の中
間部にピンチローラの圧着方向に対し直交方向に延びる
長孔を形成し、この長孔内に前記支軸を挿入すると共に
、ピンチローラの設置位置とは支軸を挟んで反対側に、
ピンチローラ支持部材とコ宇型保持枠とを牽引するよう
にスプリングを設け、前記スプリングに逆らってピンチ
ローラ支持部材とコ字型保持枠とを開離させる方向に作
用する調整ネジを設けたものである。

（作用）本発明のピンチローラの支持機構は、ピンチローラの圧
着力によって支軸に対しコ字型保持枠が圧着方向に移動
することにより、ピンチローラの圧着方向に対しての角
度修正が行なわれる。また、調整ネジを締めたり緩めた
りすることにより、コ字型保持枠とピンチローラ支持部
材との取付角度を調整し、ピンチローラの圧着方向に対
して直角方向の角度調整が行なわれる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を、第１図乃至第３図を参照し
て具体的に説明する。

第１図乃至第３図において、テーププレーヤの基板上を
移動する板に支軸１が設けられ、この支軸１に上面及び
下面に挿入孔を有するコ字型保持枠２が回動自在に設け
られている。このコ字型保持枠２に設けられた上方の挿
入口は、ピンチローラの圧着方向に沿った長孔２ａとし
て形成され、この長孔２ａ内を支軸１が移動可能に設け
られている。なお、下方の挿入孔は通常の丸孔である。

コ字型保持枠２には、ピンチローラ支持部材３が、係合
ピン４によって上下方向に回動自在に保持されている。

このピンチローラ支持部材３の中央部には、ピンチロー
ラの圧着方向に対し、直交方向に延びる長孔３ａが形成
され、この長孔３ａ内に前記支軸１が移動可能に挿入さ
れている。このピンチローラ支持部材３の一端にピンチ
ローラ５が軸６に対し回転自在に設（プられている。ま
た、ピンチローラ５の設置位置に対して支軸１を挟んで
反対側に、コ字型保持枠２とピンチローラ支持部材３と
を牽引するようにスプリング７が設けられ、このスプリ
ング７に逆らってコ字型保持枠２とピンチローラ支持部
材３とを開離させる方向に作用する調整ネジ８が設けら
れている。

上記の様な構成を有する本実施例の作用は次の通りであ
る。

第２図において、ピンチローラ抑圧部材９によってキャ
プスタン軸１０に対し、ピンチローラ５が押圧されると
、たとえ、ピンチローラ５がその圧も方向に傾いていて
も、口字型保持枠２上部の長孔２ａ内を支軸１が移動す
ることにより、ピンチローラ支持部材３の圧着方向への
角度が調整され、ピンチローラ５仝体がキャプスタン軸
１０に完全に圧着される。

また、第３図に示すように、コ字型保持枠２に設けられ
た調整ネジ８が締められることによりピンチローラ支持
部材３の調整ネジ係合部を押し下げ、スプリング７の付
勢力に抗して力が下向きにかかり、その結果、支軸４が
支点になり、ピンチローラ支持部材３がシーソーの様に
動き、ピンチローラ５が上方向へ移動する。また、逆に
調整ネジ８を緩めると、スプリング７に付勢されながら
力が上向きにかかり、支軸４が支点になりピンチローラ
５が下方向へ移動することにより、ピンチローラ５の圧
着方向に対して直交方向の角度か調整され、キャプスタ
ン軸１０に完全にピンチローラ５を圧着ざμる。なお、
この様なピンチローラ支持部材３の移動の際、支持部材
３と支軸１とは長孔３ａで挿入されているので、支持部
材３の移動が妨げられることはない。

［発明の効果］以上述べた様に、本発明によれば、ピンチローラの圧着
方向に対し直交方向の両角度の狂いにも修正が可能で、
キャプスタン軸にピンチローラを完全に圧着でき、テー
プを正確に走行させることのできるピンチローラの支持
機構が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のピンチローラ支持機構の一実施例を示
す斜視図、第２図は第１図の実施例におけるピンチロー
ラの圧着方向の角度調整を示す側面図、第３図は第１図
の実施例におけるピンチローラの圧着方向に対する直交
方向の角度調整を示す正面図である。１・・・支軸、２・・・コ宇型保持枠、３・・・ピンチ
ローラ支持部材、４・・・係合ピン、５・・・ピンチロ
ーラ、６・・・軸、７・・・スプリング、８・・・調整
ネジ、９・・・ピンチローラ押圧部材、１０・・・キャ
プスタン軸。

Claims

【特許請求の範囲】テーププレーヤにおいて、ａ、上面及び下面において挿入孔を有するコ字型保持枠
を支軸に対し回動自在に支持させる。ｂ、前記コ字型保持枠の挿入孔をピンチローラの圧着方
向に沿った長孔とし、この長孔内に移動可能に支軸を挿
入する。ｃ、コ字型保持枠にピンチローラ支持部材をピンチロー
ラの圧着方向に対し直交方向に回動自在に保持する。ｄ、ピンチローラ支持部材の中間部にピンチローラの圧
着方向に対し、直交方向に延びる長孔を形成し、この長
孔内に前記支軸を挿入する。ｅ、ピンチローラ支持部材の一端に設けた軸にピンチロ
ーラを回転自在に取付ける。ｆ、ピンチローラ支持部材のピンチローラの設置位置と
は支軸を挟んで反対側に、支持部材とコ字型保持枠とを
牽引するスプリングを設ける。ｇ、ピンチローラ支持部材とコ字型保持枠とに、前記ス
プリングに逆らって両者を開離させる方向に作用する調
整ねじを設ける。以上ａ〜ｇの構成要件を特徴とするピンチローラの支持
機構。