JPS63164935A

JPS63164935A - 内視鏡の吸引装置

Info

Publication number: JPS63164935A
Application number: JP61311891A
Authority: JP
Inventors: 岩越　恵一; 満佐藤; 楳田　弘行; 西沢　敏則
Original assignee: Toshiba Corp; Machida Endoscope Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp; Machida Endoscope Co Ltd
Priority date: 1986-12-27
Filing date: 1986-12-27
Publication date: 1988-07-08
Also published as: US4973311A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］〈産業上の利用分野）本発明は、医療用電子内視鏡における吸引装置の改良に
関し、さらに詳しくは、操作部の吸引ボタンを押し続け
た状態で、自動的に断続吸引動作を行なうことのできる
内視鏡の吸引装置に関するものである。

（従来の技術）電子内視鏡は、十二指腸、直腸、大腸、食道、耳鼻、お
よび膀胱などの生体の治療や検査に広く用いられている
。

そして、内視鏡の吸引装置は、術中に内視鏡先端の観察
光学系の視野を良好な状態に保持するために機能する。

Ｖなわち内視鏡を用いて患部、特に消化器官内の検査・
治療を行なう場合には、患部内の粘液、食物残渣、およ
び汚物などの障害物が先端観察光学系の視野を阻害する
ために、吸引装置により障害物を吸引し、体外へ排出す
る必要があるのである。

そして、この吸引作業は、一般の内視鏡を用いる検査・
治療において、必須でかつ頻度の高い作業となっている
。

従来、内視鏡の吸引装置は、内視鏡の体内挿入部、特に
先端部に設けた吸引ノズルを、内視鏡本体外に設けた吸
引ポンプおよび吸引ボトルと連結してなり、この吸引装
置の操作は、前記吸引ポンプを常時作動しつつ、術者が
操作部に設けた吸引ボタンを必要に応じてＯＮＬで、汚
物などの障害物を吸引ボトルへと取除くことにより行な
われていた。

（発明が解決しようとする問題点）しかるに、上述した従来の内視鏡の吸引装置を使用する
際には、吸引操作時に、先端の吸引ノズルが患部の管壁
などにしばしば吸着するという不具合があった。

このような吸着が起った場合には、先端の観察光学系が
管壁などに極端に接近するため、ｖＡ察視野の維持が不
能となるばかりか、とくに大腸のように、管壁が薄い患
部の場合には、内視鏡先端による息部管壁突孔の危険を
招く恐れがある。

一方、従来の内視鏡の吸引装置は、吸引操作用の吸引ボ
タンをＯＮＬでいる間、吸引ノズルが連続吸引する形式
であるため、術者は上述した管壁吸着の危険を回避する
ために、吸引ボタンを押してはすぐ離すという断続操作
を行なわざるを得ず、操作が面倒で、術者の指の疲労を
高めるという問題があった。

本発明は上述した従来の内視鏡の吸引装置が有する問題
点を解決するために検討した結果、達成されたものであ
る。

したがって本発明の目的は、術中において吸引ボタンを
ＯＮした状態で、自動的に断続吸引動作を行なうことが
可能な、内？ｆｌ鏡の吸引装置を提供覆ることにある。

Ｕ発明の構成］〈問題点を解決するための手段）すなわち本発明は、内視鏡先端の吸引ノズルを、吸引管
路を介して吸引ポンプおよび吸引ボトルと連結した内視
鏡の吸引装置において、吸引ボタンをＯＮした状態で、
前記吸引管路の開放と閉鎖を交互に繰返し可能な断続吸
引手段を、前記吸引管路の途中に設けたことを特徴とす
る。

（作用）本発明の内視鏡の吸引装置は、吸引ノズルと吸引ボトル
を連結する吸引管路の途中に、吸引ボタンをＯＮした状
態で、自動的に吸引管路の断続開閉動作を行なうことの
できる断続吸引手段を設けたため、吸引ボタンを断続切
替操作せずとも、吸引ボタンを単にＯＮするだけで、断
続吸引動作が可能であり、術者の負担が極めて軽減する
。

したがって、本発明の内視鏡の吸引装置によれば、術者
の疲労や患部の管壁吸着などを起こりことがなく、内視
鏡による検査・治療を一層確実かつ効率的に行なうこと
ができる。

（実施例）以下、本発明の内視鏡の吸引装置の実施例について図面
を用いて詳細に説明する。

第１図は本発明の内視鏡の吸引装置の概略を示す斜視説
明図、第２図は第１図における内視鏡先端部の部分拡大
斜視図であり、第３図は本発明の内視鏡の吸引装置の第
１実施例における管路・回路接続説明図、第４図は同第
２実施例における管路・回路接続説明図、第５図は同第
２実施例における吸引管路内の圧力状態説明図である。

第１図において、１は内視鏡であり、これは先端から後
端にかけて、固体搬像索子（以下ＣＣＤと略称する）お
よび観察光学系などを内蔵する先端部２、術者の操作で
上下左右動する屈曲部３、導中部４および操作部５から
構成される装置そして、操作部５は吸引ボタン６３や、
屈曲部３を作動覆る操作ノブおよびその他図示していな
い種々の操作ボタンや電源部などを具備しており、吸引
管路６６が接続されている。

さらに、吸引管路６６の一端は吸引ポンプ６２を具＠す
る吸引ボトル６１に連結され、他端は第２区に示した内
視鏡先端部の吸引ノズル２５に接続されている。

なお、第２図において、２１はＣＯＤ等を内蔵るレンズ
窓から構成される観察光学系、２２ａ１２２ｂは照明用
ファイバー、２３は送液ノズル、２４送気ノズル、２５
は吸引ノズル、２６は生検などに利用する鉗子口であり
、前記送液ノズル２３および送気ノズル２４は、術中に
おいて観察光学系２１表面に付着した汚物などを洗浄、
除去するために使用される。

そして、上述の構成からなる本発明の内視鏡の吸引装置
は、吸引管路６６の途中、例えば操作部５の内部に設け
た断続吸引手段、すなわち電磁開閉弁およびこの電磁開
閉弁と操作部の吸引ボタンとを連結する回路に設りた電
磁開閉弁制御部との組合せ、の作用により、吸引ボタン
６３のＯＮ状態において、電磁開閉弁を自動断続開閉可
能に構成したことを特徴とする。

すなわち、第３図に示した第１実施例において、本発明
の内視鏡の吸引装置における断続吸引手段６は、吸引ポ
ンプ６２および吸引ボトル６１と吸引ノズル２５とを連
結する吸引管路６６の途中に設けた電磁開閉弁６５およ
びこの電磁開閉弁６５と吸引ボタン６３とを連結する回
路〈点線）に設けた電磁開閉弁制御部６４から構成され
ている。

上記電磁開閉弁制御部６４としては、吸引ボタン６３が
ＯＮの状態で、電磁開閉弁６５の断続開閉および断続開
閉パルスの調整が可能な一般的な回路を用いることがで
きる。

なお、第３図において、６７は吸引管路６６から分岐し
て設けられたチェックバルブであり、吸引圧力の均一化
に寄与し、さらにはこのヂｆツクバルブ６７の孔を指で
塞ぐことによって、手動的に吸引動作を行なうことがで
きるようになっている。そして、場合によっては、この
チェックバルブ６７を吸引管路６６の途中に、分岐させ
ずに直接設けることもできる。

この第１実施例に示した内視鏡の吸引装置を使用する場
合には、まず内視鏡１の先端部２を体内の４ｇ部へ挿入
し、吸引ポンプ６２を作動させて、吸引管路６６Ｃを介
して吸引ボトル６１内を常時負圧状部にしておく。

この状態では、電磁開開弁６５は開鎖しており、吸引ボ
トル６１内の負圧はチェックバルブ６７で均一化されて
いる。

この術中において、術者が必要に応じて吸引ボタン６３
を押すと、電磁開閉弁６５が電磁開閉弁制御部６４の作
用で自動的に断続開閉し、患部周辺の汚物などの障害物
は、吸引管路６６ａ１電磁開閉弁６５および吸引管路６
６ｂを通って、吸引ボトル６１へと取り出される。

そして、このような断続吸引は、常時吸引の場合のよう
に、急激に管壁を吸着することがないので、管壁吸着の
危険性が小さく、術者の精神的、肉体的負担が減少し、
さらには検査・治療の安全性も向上する。

ここで、患部の状態などに応じて電磁開閉弁６５の開放
状態および閉鎖状態の断続保持時間を、予め電磁開閉弁
制御部６４に記憶させておくことにより、術者は吸引ボ
タン６３を押し続けるという一動作のみで、効率的な吸
引を行なうことができ、良好な観察視野を保持すること
が可能となる。

なお、上記吸引ボタン６３は、押しボタン式に限らずシ
ーソスイッチ式を採用づることうできる。

また第４図に示した第２実施例において、本発明の内視
鏡の吸引装置にｄ３ける断続吸引手段６は、吸引管路６
６の途中に設けた第１の電磁開開弁６５Ａ、この第１の
電磁開閉弁６５Ａと吸引ポンプ６２との間の吸引管路６
５ｃに連結し、他端６６ｄが大気中へ開口した連通路６
８、この連通路６８に設けた第２の電磁開閉弁６５Ｆ３
および前記第１の電磁開閉弁６５Ａ、前記第２０゛心磁
間ｉｌｌ弁６５Ｂおよび吸引ボクン６３を連結する回路
（点線）に設けた電磁開閉弁制御部６４から構成される
装リ、前記電磁開閉弁制御部６４は、吸引ボタン６３の
ＯＮ状態において、前記第１の電磁開閉弁６５Ａの開放
および前記第２の電磁開閉弁６５Ｂの交互断続開閉を指
示する点が上述した第１実施例と相違している。

したがって、この第２実施例において、内視鏡先端の吸
引ノズルが体内管壁に吸着した状態を想定すると、吸引
管路内の圧力状態は第５図に示した如く変化づることに
なる。

すなわち、第５図に示したように、第１の電磁開閉弁６
５Ａが開放し、第２の電磁開閉弁６５Ｂが開鎖した状態
では、吸引ポンプ６２の作用により、管壁吸着後の吸引
ノズル２５内の負圧は上界し、そのままでは図中の２点
鎖線をたどって、管壁突孔の危険が生ずることになる。

ところが、電磁開閉弁制御部６４の作用により、吸引ボ
タン６３がＯＮされている間、すなわち第１の電磁開閉
弁６５Ａが開放した状態で、第２の電磁開閉弁６５Ｂを
断続開閉させると、第２の電磁開閉弁６５Ｂの開放時に
、吸引管路６６内は、連通管６８を介して大気と連通す
るため、吸引管路６６内の負圧は急激に解消することに
なる。

次に第２の電磁開閉弁６５Ｂが閉鎖すると、吸引管路６
６内の負圧は再度上昇するが、第２のＩＦ磁開開閉弁６
５Ｂ開閉保持時間を適当に選択づることにより、吸引管
路６６内の負圧を、管壁突孔の危険がない低いレベルに
抑えることが可能となるのである。

したがって、この第２実施例によっても、上述した第１
実施例と同様の効果を得ることがぐきる。

なお、第４図において、６７はチェックバルブ、６９は
エアフィルター、７０は圧力スイッチである。

また、第４図に示した第２実施例においては、第１の電
磁開閉弁６５Ａの代りに、通常のメカニカルバルブ−等
の開閉弁を用い得ることは言うまでもない。

［発明の効果コ以上、実施例により訂細に説明したように、本発明の内
視鏡の吸引装置は、吸引ノズルと吸引ボトルを連結する
吸引管路の途中に、吸引ボタンをＯＮＬ／た状態で、自
動的に吸引管路の断続開閉動作を行なうことのできる断
続吸引手段を設けたため、吸引ボタンを断続切替操作せ
ずとも、吸引ボタンを単にＯＮするだけで、断続吸引動
作が可能であり、術者の負担が極めて軽減する。

したがって、本発明の内視鏡の吸引装置によれば、術者
の疲労や忠部の管壁吸着などを起こすことがなく、内視
鏡による検査・治療を一層確実かつ効率的に行４にうこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の内視鏡の吸引装置の概略を示す斜視説
明図、第２図は第１図における内視鏡先端部の部分拡大
斜視図であり、第３図は本発明の内視鏡の吸引装置にお
ける管路・回路接続説明図、第４図は同第２実施例にお
ける管路・回路接続説明図、第５図は同第２実施例にお
ける吸引管路内の圧力状態説明図である。１・・・内視鏡５・・・操作部６・・・断続吸引手段２１・・・観察光学系２５・・・吸引ノズル６１・・・吸引ボトル６２・・・吸引ポンプ６３・・・吸引ボタン６４・・・電磁開閉弁制御部６５・・・電磁開閉弁６５Ａ・・・第１の電磁開閉弁６５Ｂ・・・第２の電磁開閉弁６６・・・吸引管路６７・・・チェックバルブ６８・・・連通管

Claims

【特許請求の範囲】

（１）内視鏡先端の吸引ノズルを、吸引管路を介して吸
引ポンプおよび吸引ボトルと連結した内視鏡の吸引装置
において、吸引ボタンをＯＮした状態で、前記吸引管路
の開放と閉鎖を交互に繰返し可能な断続吸引手段を、前
記吸引管路の途中に設けたことを特徴とする内視鏡の吸
引装置。
（２）断続吸引手段が、吸引管路の途中に設けた電磁開
閉弁およびこの電磁開閉弁と吸引ボタンを連結する回路
に設けた電磁開閉弁制御部からなり、この電磁開閉弁制
御部により、吸引ボタンのＯＮ状態における電磁開閉弁
の交互断続開閉を可能に構成したことを特徴とする特許
請求の範囲第（１）項に記載の内視鏡の吸引装置。
（３）断続吸引手段が、吸引管路の途中に設けた第１の
電磁開閉弁、この第１の電磁開閉弁と吸引ポンプとの間
の吸引管路に連結し、他端が大気中へ開口した連通路、
この連通路に設けた第２の電磁開閉弁および前記第１の
電磁開閉弁、前記第２の電磁開閉弁および吸引ボタンを
連結する回路に設けた電磁開閉弁制御部からなり、この
電磁開閉弁制御部により、吸引ボタンのＯＮ状態におい
て、前記第１の電磁開閉弁が開放すると共に、前記第２
の電磁開閉弁が交互断続開閉するように構成したことを
特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の内視鏡の
吸引装置。