JPS63164834A - フイリング等の定量供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、パイ生地の間にフィリングを入れ、内包物入
りの食品の製造装２に関し、特に、エクルスケーキ等の
ような比較的もろい内包物を、パイ生地に対して所定の
間隔で供給出来るようにする装置に関する。

（従来の技術） 一般にエクルスケーキと呼ばれる食品は、通常のパイの
場合と同様に、小麦粉の層とバター等のような油脂の層
とが交互に多重に折り畳まれた生地を用い、その生地の
上にフィリングを載置し、さらに、その上に生地を折り
畳んだ状態で被覆し、円形に型抜きを行って成形し、該
製品をオーブンで焼成することによって、ケーキとして
完成されるような種類の食品である。

このようなケーキの内部に挿入されるフィリングは、バ
ター、砂糖、リンゴ等の皮と芯を取除いた果物、果物の
皮、干しブドウ、クローブ・ナツメグ等のスパイス類、
レモン・オレンジ等のジュース等により製造される。

（発明が解決しようとする１２ｇ題点）上記したような
組成を有するフィリングは、圧縮した場合には一定の形
状のものとなるが、比較的もろいという性質を有し、そ
れを機械的な装置で定量供給を行うことがむずかしいも
のである。

したがって、エクルスケーキを受部１産を行う場合には
、職人が手でフィリングを生地の上に所定のωずつ供給
し、その後で生地の他方を折り重ねる作業を行うことで
、充分であるものの、人聞生産を自動的に行うことが出
来ないという欠点を有しているものであった。

しかしながら、最近の菓子パン等の高級品化、潤費者の
嗜好の多用性客の要求があり、エクルスケ−４のような
日本では一般的に普及していない種類の食品に対しても
、需要が発生しており、そのような需要に応じる必要が
出てきた。

（発明の目的） 本発明は、上記したような切り刻んだ果物、ブドウ等の
集合体のような比較的もろい素材を、所定の速度で搬送
される生地の上に一定の間隔で、一定石ずつ供給出来る
ような装置を提供することを目的としている。

（問題点を解決するための手段および作用）本発明のフ
ィリングの定石供給装置は、ホッパーの途中にルーツ羽
根による押込み装置を設け、該押込み装置の下部を下部
室として構成し、該下部室のｔ部にフィリング定石分割
装置を設け、前記フィリング定石分割装置を、軸を中心
にして回転される回転体と、該回転体に対して所定の間
隔で配ｔされたピストン装置と、該ピストン装置のピス
トンをシリンダに対して摺動させるためのカムとを設け
ている。

そして、前記ピストン装置が軸を中心にして回転される
際に、該ピストン装置が下部室に面する時にピストン装
置のピストンを移動させ、その先端部に形成される収容
空間にホッパー内の材料を吸引し、下部で排出するよう
に構成している。

また、本発明のフィリング等の定ｍ供給装匠においては
、ホッパーのフィリング定石分割装置の回転方向に押し
込み装置を設け、該押し込み装置をピストンによってＭ
４成し、該フィリング定埴分割装置の位置に移動したピ
ストン装置に対して、材料を押込む動作を行わせている
。

さらに、本発明のピストン装置のピストンには、ぞの後
部にカムフォロワーを設け、該カムフォロワーがカム部
材に摺動することによって、シリンダ内で移動するよう
に構成され、前記ピストン装置が下部室の下部に位置す
る時に、ピストンを回転体の軸方向に移動させて、該ピ
ストンの先端部に材料を吸引し、該ピストン装置が排出
部に移動する途中で押し込み装置により材料の押込みの
動作を行い、排出部に移動するとピストンを外側に押し
出すような動作を行い、フィリングを生地の上に供給す
る動作が自動的に行なわれるものとなる。

したがって、本発明のフィリング等の定量供給装置にお
いては、フィリングの性質が比較的ジュース成分に富ん
でいたとしでも、該フィリングに対して無理な圧力を加
えることなしに、一定の形状の製品として生地シート上
に排出させることが可能になる。

また、本発明の装置において、フィリング定量分割装置
を構成づる回転体を長い円筒状の部材で構成し、その周
囲に所定の間隔で多数のビスＩ・ン装置を配列すること
によって、幅の広い生地シートに対するフィリングの供
給の動作を行い得るものとなり、■クルスケーキのよう
な食品を大苗に製造することを可能にするものである。

（実施例） 図示された実施例に従って、本発明のフィリング等の定
量供給装置の構成を説明する。　第１図に示されるよう
に、定量供給装置は、ホッパー１と、該ホッパー１の下
部に設けられるフィリング定量分割装置１０により構成
される。本発明のホッパー１には、その内部に一対のル
ーツ羽根２．２ａが設けられてＪ３す、ホッパー１の一
トに投入されるフィリングの材料を、ルーツ羽根の回転
によって７１％ツバ−下部の下部室３に向けて搬送でき
るようになっている。

前記ホッパー１の下部に設けられるフィリング定植分割
装置１０は、図示を省略した駆動装置によって、軸１２
を中心にして時ｔ１方向に回転される回転体１１と、該
回転体１１の内部に配置され、装置本体のフレームに固
定されたカム７ｆｉ材１３とから構成されるが、１１４
記回転体１１には、その周囲に所定の間隔でピストン装
置１５が設けられている。

ピストン装置１５は、回転体１１に対してラジアル方向
に配置されたシリンダ１６と、シリンダ１６の内部で摺
動可能に設けられたピストン１７とから構成され、該ピ
ストン１７の軸１２方向の端部には、カム部材１３に摺
！Ｉ］するカムフォロワー１８を設け、前記カム部材の
形状にしたがって、ピストン１７を出没させるように構
成している。

したがって、ピストン１７が引き込まれた場合には、ピ
ストンの上の部分に収容空間１９が形成されるが、ピス
トンが押し出される際には、そのピストンの上面は回転
体１１の外周面と同一の面として形成される。

また、本発明のホッパー１の側部には、フィリング定石
分割装置の回転方向に導入部４を設けている。この導入
部４は、ホッパー１の本体の側部に所定のアールで円弧
面を形成するか、あるいは、ピストン装Ｍ１５に対応す
る部分のみを凹んだ形状に構成するもので、該導入部４
に対応させて詰込み部２０を設けている。

前記詰込み部２０は、ピストン２４とシリンダ２５とか
ら構成される押し込み装ｆｆ１２１を設けており、該ピ
ストン２４が駆動＠２２によりロッド２３を介し工駆動
される。このピストン２４の駆動は、下部室３の部分で
材料がピストン装置１５の収容空間１９に吸引され、該
ピストン装置１５が所定の角度（図示される実施例の場
合は、約３０°）回転されると、その位置で待機してい
る押し込み装置２１が作動されて、導入部４に導入され
ている材料をピストン２４によって詰込むようにする。

図示される本発明の実施例において、回転体１１の下端
部の手前の部分（カム１３の５時の部分）に排出部３０
を設けている。そして、この部分で、ピストン１７が最
大に突出され、収容空１７！１１９内に収容されている
フィリングを落下させるようにする。さらに、排出部３
０の端部にピアノ線カッター３１を設け、ピストン１７
の先端にフィリングが付着している場合には、そのピア
ノ線カッター３１によって削り落すようにする。

前記ピアノ線カッター３１は、装置のフレームに軸３３
とスプリング３４を介して、揺動可能に設けられたアー
ム３２に支持されており、該スプリング３４によって所
定の圧力で回転体１１の表面に接するようにされている
。

次に、前記した構成を有する本発明の定量供給装置にお
いて、フィリングを供給する動作を説明する。なお、以
下に説明するフィリングは、エクルスケーキのパイ皮の
間に挿入されるもので、前記従来例に示したものと同一
の組成を右する材料である。

第２図に示されるように、ホッパー１の上部に供給され
るフィリングの材料は、一対のルーツ羽根２．２ａが矢
印方向に回転されることによって、下部室３に送り込ま
れる。その際に、下部室３内での圧力が高いと、材料は
一対のルーツ羽根２．２ａの間に形成されている隙間か
ら、上方に向けて移動するようになっており、材料とと
もに下部室３に取込まれた空気も、同様にして隙間から
排出されるようになる。

そして、比較的内部圧力が上背された状態になっている
下部室３に対して、ピストン装置１５が移動され、該下
部室３の端部（時ｄ１方向で説明すると１０時の位置）
から、カム部材１３によって引き込まれるピストン１７
は、その上部に形成される収容空間１９に材料を吸引す
る動作を行う。

そして、該ピストン装δ１５が１時の位置に達すると、
詰込み部２０の押し込み装δ２１が作動される。その際
に、駆動軸２２が駆動されてロッド２３を介して、ピス
トン２４をピストン装置１５に向けて突出させ、導入部
４内部に収容されている材料を、収容空間１９に向けて
押圧し、吸引によって、該空間に収容されている材料に
対してさらに詰込むようにする。

その後で、ピストン装置１５はフレームの内面に形成さ
れている案内面に沿って摺動され、３時の位置の手前部
分まで、収容空間１９に収容された材料が押圧された状
態で移動する。そして、前記位置で案内面から解放され
るが、該ピストン装置１５のピストン１７に設けたカム
フォロワー１８が、カム部材１３の３時から４時の位置
に移動する間に、回転体１１の外側に向けて移動される
ので、収容空間１９に収容された材料（以下フィリング
と呼ぶ）が次第に押し出される状態になる。

そして、前記４時から６時に至る間の所定の位置でフィ
リングは落下し、フィリング等の定Ｍ供給装置の下部に
設けられているコンベヤベルト４２上の生地シート４３
上に、フィリング４１として、所定の間隔で排出される
ことになる。その後で、ピストンの表面に付着して残る
材料をピアノ線カッター３１によって清關するようにな
る。

なお、前述した本発明の実施例においては、回転体１１
にはイの周囲に９０′間隔で、ピストン装置１５を配置
した例を示しているが、このピストン装置は、円筒状の
回転体１１の長さ方向に複数列設けられているもので、
生地シート４２に対して複数列にフィリング４１を４３
！　ｉ出来るようにされる。

また、ピストン’Ａ　７１からのフィリングの１１出位
Ｙは、族フィリングの性質によって一定の位置に設定さ
れるもので、１地シート上でフィリングの落下位置にバ
ランｔが発生することがないようにコントロールされる
。

前述したようにして、生地シート４２上に載置されたフ
ィリング４１は、第３図に示されるように、そのフィリ
ング４１の間隔に対応して設けられた切断刃４５によっ
て、一定の幅に切断され、イの後で、折畳みガイド４６
によって２つに折畳む動作が行われで、フィリング４１
を内部に包みこんだシート４３が形成される。

そして、前記シート４３に対して、円形の切断刃４７に
よって切断し、製品５０を切り頗すようにする。さらに
、フィリングの周囲の部分に対しては、」：下の生地シ
ート間に隙間が発生することを防止するために、押し部
材を用いて押圧し、製品５０をオーブンで焼いた場合に
、エクルスケーキの製品１ｉｌｌｉｌｉｉＩを低ドさせ
ることがないようになっている。なお、Ｌ記切断刃４７
に押圧部材を一体に設けて、切断と同時に、上下のシー
トを接４するような構成のものとしても良い。

（発明の効果） 本発明のフィリング等の足部供給装置は、上記したよう
な構成を有するものであるから、比較的成型が困難な材
料に対しても、一定の形状に成型を行うとともに、生地
シート上に一定の間隔で載置することが可能になり、エ
クルスケーキのような製品を連続的にｖｌＪ造すること
が可能になる。

また、本発明のフィリング等の定Ｒ供給装置においては
、ホッパーに収容される材料を回転体に設けたシリンダ
の収容空間に吸引させた後で、詰込み部によって押し込
むことにより、フィリングの状態を一定に維持させるこ
とが出来るものとなり、フィリングの組成が多少変化し
たとしても、イの取扱を性格に行い得るものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のフィリング等の定量供給装置の構成を
示す説明図、第２図は本発明の装置の動作の説明図であ
り、第３図は製品の製造状態を示す平面図である。 図中の符号 １・・・・・・ホッパー、２・・・・・・ルーツ羽根、
３・・・・・・下部室、４・・・・・・導入部、１０・
・・・・・フィリング定Ｍ分割装置、１１・・・・・・
回転体、１２・・・・・・軸、１３・・・・・・カム部
材、１５・・・・・・ピストン装置、１６・・・・・・
シリンダ、１７・・・・・・ピストン、１８・・・・・
・カムフォロワー、１９・・・・・・収容空間、２０・
・・・・・詰込み部、２１・・・・・・押し込み装置、
２２・・・・・・軸、２３３・・・・・・［１ツド、２
４・・・・・・ピストン、２５・・・・・・シリンダ、
３０・・・・・・初出部、３１・・・・・・ピアノ線カ
ッター、３２・・・・・・アーム、３３・・・・・・軸
、３４・・・・・・スプリング、４０・・・・・・生地
シート、４１・・・・・・フィリング、４２・・・・・
・ベルト。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ホッパーの途中にルーツ羽根による押し込み装置
   を設け、該押し込み装置の下部を下部室として構成し、
   該下部室の下部にフィリング定量分割装置を設け、 前記フィリング定量分割装置を、軸を中心にして回転さ
   れる回転体と、該回転体に対して所定の間隔で配置され
   たピストン装置、該ピストン装置のピストンをシリンダ
   に対して摺動させるためのカム装置により構成し、 前記ピストン装置が軸を中心にして回転される際に、下
   部室に面する時に、該ピストン装置のピストンを移動さ
   せ、その先端部に形成される収容空間にホッパー内の材
   料を吸引し、下部で排出するように構成し、連続的に移
   動される生地シートの上に、フィリングを供給するよう
   に構成したことを特徴とするフィリング等の定量供給装
   置。
2. （２）ホッパーのフィリング定量分割装置の回転方向端
   部に設けた導入部に対応させて、押し込み装置を設け、
   該押し込み装置をピストンによって構成し、該フィリン
   グ定量分割装置の位置に移動したピストン装置に対して
   材料を押込むような動作を行うことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載のフィリング等の定量供給装置。
3. （３）ピストン装置のピストンには、その後部にカムフ
   ォロワーを設け、該カムフォロワーがカム部材に摺動す
   ることによって、シリンダ内で移動されるように構成さ
   れ、前記ピストン装置が下部室の下部に位置する時に、
   ピストンを回転体の軸方向に移動させて、該ピストンの
   先端部に材料を吸引し、該ピストン装置が排出部に移動
   した際に、ピストンを外側に押し出すような動作を行わ
   せるような構成を有することを特徴とする特許請求の範
   囲第１項または第２項記載のフィリング等の定量供給装
   置。