JPS63161476A

JPS63161476A - 画像記録装置

Info

Publication number: JPS63161476A
Application number: JP30799386A
Authority: JP
Inventors: Kaoru Seto; 瀬戸　薫
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1986-12-25
Filing date: 1986-12-25
Publication date: 1988-07-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は複写機やレーザービームプリンター等の画像記
録装置に関する。

（従来の技術）従来、この種の装置としては、次に示すようなものがあ
る。すなわち、一様に帯電された感光ドラム上にレーザ
ービーム等によって画像を露光して静電潜像を形成し、
この静電潜像を現像器によって現像する。この現像像は
、所定のタイミングで給送される転写紙に転写された後
、定着器により加熱定着される。この定着器は、ヒータ
を有する加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ロ
ーラとの間のニップ部に転写紙を挟持搬送することによ
り、転写紙上に画像を定着する。上記ヒータには常時通
電されており、加熱ローラの表面温度をサーミスタ等に
より検出してヒータへの通電を制御することにより、加
熱ローラの表面温度を常に一定の温度に保持している。

ところで、上記加熱ローラおよび加圧ローラは、第３図
に示すように、画像記録時にのみ回転駆動され、スタン
バイ時には停止している。

（発明が解決しようとする問題点）しかし、係る従来技術の場合には、次のような問題点を
有している。すなわち、加熱ローラ等はスタンバイ時に
は停止しているため、スタンバイ時間が掻くなると、他
方の加圧ローラと接触している部分のみが放熱量が多く
、該加熱ローラの周方向に偏熱が生じ、ローラの表面温
度がその周方向に均一でなくなる。そのため、定着温度
にムラを生じ定着ムラが生じるとともに、不均一な熱膨
張によって加熱ローラ等が変形し、ニップ圧が変動し定
着特性が悪化するという問題点があった。

上記の問題点を解決するため、スタンバイ時間が所定時
間以上続いた場合には、加熱ローラ等を約手周分回転さ
せて停止させるようにすることも考えられる。

しかし、この場合には、加熱ローラを半周分回転させて
も加熱ローラの直径方向の両端部のみが加熱されるため
、ローラの偏熱を防止することはできず、やはり定着ム
ラや定着不良等が生じる。

また、定着ローラが突然回転するため、そばにいるオペ
レータに不測の驚きを与えるという問題点があった。

そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、定着器
のローラに偏熱が生じるのを防止し、定着ムラが生じる
のを防止可能な画像記録装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上記の目的を達成するために、記録部材上に
形成された画像を、一対のローラを圧接させた定着器に
よって定着して画像を記録する画像記録装置において、
上記ローラをパルスモータによって回転駆動するととも
に、非記録時に、上記ローラを記録時より低速で回転駆
動するように構成されている。

（作　　　用）本発明においては、非記録時においても定着器のローラ
を回転駆動することにより、ローラの偏熱を防止し、定
着性を向上させる。

（実　施　例）以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。

第１図は本発明に係る画像記録装置の一実施例としての
レーザービームプリンタを示すものである。図において
、１は矢印方向に回転する感光ドラム、２は感光ドラム
１を一様に帯電させる一次帯電器、３は画像露光を行な
うレーザービーム、４はレーザービーム３によって形成
された静電潜像を現像する現像器、５は感光ドラムｌ上
に形成されたトナー像を記録部材としての転写紙Ｓ上に
転写する転写帯電器、６は感光ドラム１上の残留トナー
を除去するクリーナである。

上記、レーザービーム３による画像露光は、次のように
行なわれる。すなわち、７は光源としての半導体レーザ
ーであり、該半導体レーザー７は、画像信号によりオン
−オフ変調されたレーザービーム３を出射する。８はレ
ーザービーム３を反射して走査を行なうための回転多面
鏡であり、モータ９によって定速回転される。なお、レ
ーザービーム３は折り返しミラー１０により反射されて
から感光ドラム１上に結像される。

前記転写紙Ｓは、給紙力セラ）１１から給紙ローラ１２
によってレジストローラ１３まで搬送され、該給紙ロー
ラ１２は、転写紙Ｓを搬送するたびに間欠的に回転する
。上記転写紙Ｓは、転写紙ガイド、１４を介してレジス
トローラ１３に送られるが、給紙ローラ１２は転写紙Ｓ
の先端部がレジストローラ１３の間隙部に到達するタイ
ミングよりも所定時間遅れて回転を停止する。こうする
ことによって、レジストローラ１３の間隙部に一定量の
転写紙Ｓのたるみを作り、給紙ローラ１２と転写紙Ｓと
のスリップ等による給紙タイミングのズレや斜行を吸収
するものである。しかる後に、ホストコンピュータ（図
示せず）に画像要求信号を送信し、これに応じてホスト
コンピュータが送信する画像信号によって半導体レーザ
ー７が駆動される。この半導体レーザー７からは、画像
信号によって変調されたレーザービーム３が回転多面鏡
８および折り返しミラー１０を介して感光ドラムｌ上に
画像露光が開始される。この露光開始タイミングから一
定時間後にレジストローラ１３が回転を開始し、転写紙
Ｓは、ガイド１５を介して転写部に導かれ、感光ドラム
１上に形成された可視像は、転写帯電器５により転写紙
Ｓ上に転写される。その後、転写紙Ｓ上に転写された画
像は、ハロゲンヒータ１６を内蔵した加熱ローラ１７と
加圧ローラ１８とからなる定着器１９によって定着され
、印字が終了する。上記加熱ローラ１７は、その表面温
度がサーミスタ２０によって検知され、ハロゲンヒータ
１６への給電を制御することにより一定温度に保持され
るようになっている。

上記加熱ローラ１７は、パルスモータ２１によって回転
駆動され、該パルスモータ２１は、ドライバ２２により
制御される。このドライバ２２には、２つの発振回路Ｘ
ｉ　、Ｘ２から異なった基準周波数が供給されるように
なっており、再発振回路Ｘｉ　、Ｘ２は、切換手段ＲＬ
により切り換えられる０発振回路ｘ１の発振周波数は、
パルスモータ２１を所定の速度で回転させるものであり
、また発振回路ｘ２の発振周波数は、パルスモータ２１
を極低速で回転させるものである。

２３はＣＰＵで、転写紙Ｓの給紙あるいは搬送の制御等
を行なうとともに、切換手段ＲＬの切り換えを行なうも
のである。本実施例では、プリンタが印字中の場合には
、発振回路ｘ１が選択され、スタンバイ時には発振回路
ｘ２が選択される。

以上の構成において、本実施例に係る画像記録装置では
、次のようにして定着器のローラの回転速度が制御され
る。すなわち、装置のスタンバイには、第２図に示すよ
うに、切換手段ＲＬが発振回路ｘｚ側に切り換わり、加
熱ローラ１７は、例えば５分間で一回転する程度、さら
に好ましくは１０〜３０分間に１回転する程度の極低速
で回転駆動される。そのため、加熱ローラ１７は、スタ
ンバイ時にあっても回転しているため、一部のみが常に
加熱されて偏熱が生じ、加熱ローラ１７が変形したりす
ることがない。一方、印字中は、切換手段ＲＬが発振回
路ｘｌ側に切り換わり、加熱ローラ１７は、所定の画像
定着に必要な回転速度で回転駆動される。

このように、スタンバイ時が長く続いた場合でも、加熱
ローラ１７等に変形が生じることがないため、常に良好
な定着特性が得られる。また、加熱ローラ１７は、スタ
ンバイ時に一見停止している程度の極低速で回転してい
るため、オペレータに対して危険となることはない。

ところで、本実施例では加熱ローラ１７をパルスモータ
２１で駆動するようにしたが、該加熱ローラ１７をＤＣ
モータで駆動した場合には、非記録時に低速で加熱ロー
ラ１７を駆動するといっても、定格回転数の嵐程度以下
で安定して回転させるのは困難であり、特に目で見て回
転しているのがわからないくらいの極低速で回転させる
のは非常に困難である。また、ＤＣモータで通常の速度
と低速の２速に切換える場合は、単に回転指令制御を切
換えるだけでなく、位相補償の定数も合わせて切換える
必要があり、構成上も複雑となる。

これに対して、パルスモータを用いた場合には、入力パ
ルスの周期を変化させればいくらでも極低速回転（例え
ば１０分間で１回転）させることが容易に可能であり、
構成も複雑化することがない、従って、パルスモータを
使用することにより、加熱ローラを１０〜３０分間で１
回転させる如き本実施例の意図にも十分対応可能である
。

（発明の効果）本発明は以上の構成および作用よりなるもので、定着器
のローラに偏熱を生じるのを防止することができ、定着
ムラが生じるのを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る画像記録装置の一実施例としての
レーザービームプリンタを示す構成図、第２図は動作を
示すタイムチャート、第３図は従来の装置の動作を示す
タイムチャートである。符号の説明Ｓ・・・転写紙　　　　　　１７・・・加熱ローラ１８
・・・加圧ローラ　　　１９・・・定着器２１・・・パ
ルスモータ　　２２・・・ドライバ２３・・・ＣＰＵ　
　　　　　ＸＩ、Ｘ２・・・発振回路ＲＬ・・・切換手
段

Claims

【特許請求の範囲】

記録部材上に形成された画像を、一対のローラを圧接さ
せた定着器によって定着して画像を記録する画像記録装
置において、上記ローラをパルスモータによって回転駆
動するとともに、非記録時に、上記ローラを記録時より
低速で回転駆動することを特徴とする画像記録装置。