JPS63157365A - 物理アドレス変換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は物理アドレス変換装置に関し、特にハードディ
スク装置を備えた計算機又は入出力装置のハードディス
ク装置に対する物理アドレス変換装置に関する。

（従来の技術） 従来のハードディスク装置を備えた計算機において、ハ
ードディスク装置に対して入出力を行おうとする場合に
は、入出力要求は入出力制御装置から論理アドレスで行
い、これを物理アドレスに変換してハードディスク装置
をアクセスするのが一般的である。

従来はこの物理アドレス変換を次のような二つの方式で
行っていた。

第１の方式は、入出力制御装置に物理アドレス変換装置
を設け、入出力要求である論理アドレスを固定的に物理
アドレスに変換してハードディスり装置をアクセスする
方式である。この方式はハードディスク装置の種類によ
り、シリンダ数、ヘッド数、セクタ数等の固有情報が異
なるため、全ての種類のハードディスク装置に対する物
理アドレスを得ることができず、制御できるハードディ
スク装置が制限されるという問題があった。

第２の方式は全てのハードディスク装置のシリンダ数、
ヘッド数、セクタ数等の固有情報を記憶装置に記憶し、
該固有情報を参照して入出力要求である論理アドレスを
物理アドレスに変換する方式である。この方式は全ての
種類のハードディスク装置の固有情報を記憶装置に記憶
させるため、大容量のメモリを必要とする問題があった
。

（発明が解決しようとする問題点） 従来装置は、前述のように制御できるハードディスク装
置が制限されるという問題あるいは大容量のメモリを必
要とするという聞届があった。

また、ハードディスク装置には一般に前記シリンダ数、
ヘッド数、セクタ数等の固有情報が記憶されているが、
これを有効に利用していないという欠点があった。

本発明の目的は、ハードディスク装置が有しているシリ
ンダ数、ヘッド数、セクタ数等の固有情報を有効に利用
することにより、前記した従来技術の問題点を除去する
ことにある。

（問題点を解決するための手段および作用）本発明の特
徴は、ハードディスク装置を備えた計算機等の物理アド
レス変換装置において、論理アドレスで行う入出力制御
装置と、システム起動時に前記ハードディスク装置から
読み出された固有情報を保持するディスク情報格納メモ
リと、該ディスク情報格納メモリに保持された固有情報
をもとにして前記論理アドレスを物理アドレスに変換す
る物理アドレス発生装置とを具備し、システム起動時の
初期化時に前記ハードディスク装置から該ハードディス
ク装置のシリンダ数、ヘッド数、セクタ数等の固有情報
を前記ディスク情報格納メモリに読み込み、該物理アド
レス発生装置は該固有情報をもとにして前記論理アドレ
スを物理アドレスに変換するようにした点にある。

（実施例） 以下に、本発明を実施例を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例のブロック図を示す。

図において、１は計算機等の入出力制御装置、２は本発
明の要部である物理アドレス変換装置、３はハードディ
スク制御装置、４は該ハードディスク制御装置３によっ
て制御されるハードディスク装置、５はシステムの起動
を制御する起動制御装置である。また、前記物理アドレ
ス変換装置２は前記ハードディスク装置４から読み出さ
れた固有情報が一時的に保持されるディスク情報格納メ
モリ２０と、該固有情報をもとに論理アドレスを物理ア
ドレスに変換する物理アドレス発生装置２１から構成さ
れている。

次に、上記のような構成を有する本実施例の動作を第２
図のフローチャートを参照して説明する。

該第２図は前記物理アドレス発生装置２１の機能を説明
するためのフローチャートを示す。

まず、電源が投入されてシステムが起動されると（ステ
ッ、ブＳ１）、起動制御装置５により物理アドレス発生
装置２１に通知され、物理アドレス発生装置２１はハー
ドディスク制御装置３を介してハードディスク装置４か
ら該ハードディスク装置４が存しているシリンダ数、ヘ
ッド数、セクタ数等の固有情報を読取り、該固有情報を
ディスク情報格納メモリ２０に読込む（ステップＳ２）
。

次いで、入出力制御装置１から入出力要求が論理アドレ
スで物理アドレス発生装置２１に渡されると（ステップ
Ｓ３がイエス）、物理アドレス発生装置２１はディスク
情報格納メモリ２０から該固有情報すなわち変換情報を
取出す（ステップＳ４）。そして、該変換情報の内容を
参照して接続されているハードディスク装置４に対応し
た物理アドレスを既知の方法により発生する（ステップ
Ｓ５）。

その後、物理アドレス発生装置２１はハードディスク制
御装置３へ変換した物理アドレスを出力する（ステップ
Ｓ６）。続いて、電源がオフにされてシステムの動作が
終了するまでステップ８３〜Ｓ６の動作を繰り返し行う
。

前記の実施例では、システムの起動時に、前記物理アド
レス発生装置２１がり制御装置３にハードディスク装置
４の固有情報をディスク情報格納メモリ２０に読込むよ
うに指令を出す例で説明したが、本発明はこれに限定さ
れず、図示されていない他の制御装置がこれを行っても
よいことは勿論である。

以上のように、本実施例によれば、ハードディスク装置
４に保持されているシリンダ数、ヘッド数、セクタ数等
の固有情報を一旦ディスク情報格納メモリ２０に読みだ
し、該固有情報にもとずいて入出力要求の論理アドレス
を物理アドレスに変換しているので、ハードディスク装
置４が保持している固有情報を有効に利用できるという
効果がある。

（発明の効果） 本発明によれば、前記したようにハードディスク装置が
保持している固有情報を有効に利用できるので、全ての
種類のハードディスク装置の固有情報をメモリに保持し
ておく必要がない。このため、ディスク情報格納メモリ
は小容量のメモリですみ、安価に構成できるという効果
がある。

また、常に、ハードディスク装置が保持している固有情
報を用いて物理アドレスに変換出来るので、変換装置を
交換しなくても全ての種類のハードディスク装置を利用
できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は物理
アドレス発生装置の機能を示すフローチャートである。 １・・・入出力制御装置、２・・・物理アドレス変換装
置、３・・・ハードディスク制御装置、４・・・ハード
ディスク装置、５・・・起動制御装置、２０・・・ディ
スク情報格納メモリ、２１・・・物理アドレス発生装置 代理人　弁理士　平木通人　外１２ 第　　１　　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ハードディスク装置を備えた計算機等の物理アド
   レス変換装置において、入出力要求を論理アドレスで行
   う入出力制御装置と、システム起動時に前記ハードディ
   スク装置から読み出された固有情報を保持するディスク
   情報格納メモリと、該ディスク情報格納メモリに保持さ
   れた固有情報をもとにして前記論理アドレスを物理アド
   レスに変換する物理アドレス発生装置とを具備したこと
   を特徴とする物理アドレス変換装置。
2. （２）前記物理アドレス発生装置は、システム起動時に
   、前記ハードディスク装置からその固有情報を前記ディ
   スク情報格納メモリに読み込む機能を行うようにしたこ
   とを特徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の物理ア
   ドレス変換装置。